JP3206296U - 飲料容器の栓体 - Google Patents

飲料容器の栓体 Download PDF

Info

Publication number
JP3206296U
JP3206296U JP2016003088U JP2016003088U JP3206296U JP 3206296 U JP3206296 U JP 3206296U JP 2016003088 U JP2016003088 U JP 2016003088U JP 2016003088 U JP2016003088 U JP 2016003088U JP 3206296 U JP3206296 U JP 3206296U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouth
base member
locked
locking portion
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016003088U
Other languages
English (en)
Inventor
イシャン ル
イシャン ル
Original Assignee
寧波立羊真空器皿有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寧波立羊真空器皿有限公司 filed Critical 寧波立羊真空器皿有限公司
Priority to JP2016003088U priority Critical patent/JP3206296U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206296U publication Critical patent/JP3206296U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】簡単な操作でベース部材に対する口部材の着脱を行うことができ、ベース部材に取り付けた口部材が簡単に外れることがない飲料容器の栓体を提供する。【解決手段】容器本体に装着される口栓部材10と、口栓部材10に開閉可能に取り付けられた蓋部材20とを備え、口栓部材10は容器本体の口部に装着されるベース部材11とベース部材11に着脱自在に取り付けられる口部材12と、ベース部材11に対する口部材12の着脱を行う着脱機構とを備えている。ベース部材11は第1係止部11a、第2係止部を有し、口部材12は第1係止部11a、第2係止部に係止されることでベース部材11に対する口部材12の上下方向への抜け止めを行う第1被係止部12a、第2被係止部を有し、着脱機構は、ベース部材11に形成された第3係止部11cと、第3係止部11cに係止される、口部材12に設けられた保持部材17とを有している。【選択図】図11

Description

この考案は、携帯用魔法瓶や水筒等の携帯用飲料容器に採用されている、容器本体に装着される口栓部材にヒンジを介して蓋部材が開閉可能に取り付けられた、直飲みタイプの飲料容器の栓体に関する。
この種の栓体としては、例えば、特開2015−98352号公報に開示されたものがある。この栓体は、図14及び図15に示すように、容器本体61に装着される口栓部材62と、この口栓部材62の後部にヒンジを介して片開き可能に取り付けられた蓋部材65とを備えており、口栓部材62は、容器本体61の口部に螺着されるベース部材63と、ベース部材63に着脱自在に取り付けられる口部材64とを有している。
前記ベース部材63の内面側には、前後に第1の係止部63a及び第2の係止部63bがそれぞれ形成されており、口部材64の外面側には、第1の係止部63a及び第2の係止部63bにそれぞれ係合することで口部材64をベース部材63に固定する第1の被係止部64a及び第2の被係止部64bが形成されている。
図16(a)に実線で示すように、ベース部材63の下方から口部材64を内側へ挿し入れ、同図に二点鎖線で示すように、口部材64を傾けるように回動させることで、第1の被係止部64aが第1の係止部63aの上側に、第2の被係止部64bが第2の係止部63bの下方に配置された状態とした後、口部材64の傾きを無くす起回動操作を行うと、同図(b)に示すように、第2の被係止部64bが、第2の係止部63bを下から上へ乗り越え、第1の被係止部64a及び第2の被係止部64bが第1の係止部63a及び第2の係止部63bにそれぞれ係合して口部材64がベース部材63に取り付けられる。
このように口部材64がベース部材63に取り付けられた状態で、口部材64の第2の被係止部64b側を押し下げると、第2の被係止部64bが第2の係止部63bを上から下へ容易に乗り越えるので、第1の被係止部64aを第1の係止部63aから下方へ外すと、口部材64をベース部材63から取り外すことができる。
特開2015−98352号公報
ところで、上述したように、第1の被係止部64a及び第2の被係止部64bを第1の係止部63a及び第2の係止部63bにそれぞれ係合させることによって、口部材64をベース部材63に取り付けている従来の栓体は、ベース部材63に対する口部材64の着脱を容易に行うことができるという利点があるが、逆に、口部材64の第2の被係止部64b側を押し下げるだけで口部材64がベース部材63から簡単に外れてしまうので、意図していないにも拘わらず、誤操作により口部材64が外れてしまうおそれがある。
そこで、この考案の課題は、簡単な操作でベース部材に対する口部材の着脱を行うことができ、しかも、ベース部材に取り付けた口部材が意図せずに簡単に外れることがない飲料容器の栓体を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る考案は、容器本体の口部に装着される口栓部材と、前記口栓部材にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材とを備え、前記口栓部材は、前記容器本体の口部に装着されるベース部材と、前記ベース部材に着脱自在に取り付けられる口部材と、前記ベース部材に対する前記口部材の着脱を行う着脱機構とを備え、前記ベース部材は、第1係止部と第2係止部とを有し、前記口部材は、前記第1係止部に係止されることで前記ベース部材に対する前記口部材の上方向への抜け止めを行う第1被係止部と、前記第2係止部に係止されることで前記ベース部材に対する前記口部材の下方向への抜け止めを行う第2被係止部とを有し、所定位置において前記ベース部材に嵌合させた前記口部材を保持位置まで正回転させることで、前記第1被係止部が前記第1係止部に係止されると共に、前記第2被係止部が前記第2係止部に係止されるようになっており、前記着脱機構は、前記ベース部材に形成された第3係止部と、前記口部材を保持位置まで正回転させたときに前記第3係止部に係止され、前記口部材を前記ベース部材に対して回転不能な状態に保持する、前記保持位置において前記第3係止部に対する係止を解除可能に前記口部材に設けられた保持部材とを有しており、前記保持状態において、前記第3係止部に対する前記保持部材の係止を解除すると、前記口部材が前記ベース部材に対して所定位置まで逆回転可能な状態となることを特徴とする飲料容器の栓体を提供するものである。
また、請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案の飲料容器の栓体において、前記保持部材は、上方向に付勢された状態で上下方向に移動可能に前記口部材に取り付けられており、前記保持部材を押し下げることで、前記第3係止部に対する前記保持部材の係止が解除されるようになっていることを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る考案の飲料容器の栓体は、所定位置においてベース部材に嵌合させた口部材を保持位置まで正回転させることで、口部材に形成された第1被係止部及び第2被係止部が、ベース部材に形成された第1係止部及び第2係止部にそれぞれ係止されると共に、口部材に形成された保持部材がベース部材に形成された第3係止部に係止され、これによって、ベース部材に対する口部材の上下方向への抜け止めを行うと共に口部材をベース部材に対して回転不能な状態に保持するようになっており、保持状態において、第3係止部に対する保持部材の係止を解除すると、口部材がベース部材に対して所定位置まで逆回転可能な状態となるので、所定位置においてベース部材に口部材を嵌合させ、口部材を保持位置まで正回転させるという簡単な操作で、口部材をベース部材に装着することができ、この装着状態において、保持部材の第3係止部に対する係止を解除し、口部材を所定位置まで逆回転させるという簡単な操作で、口部材をベース部材から取り外すことができる。従って、この飲料容器の栓体では、ベース部材に対して口部材を簡単に着脱することができる。
しかも、ベース部材に装着された口部材の所定位置を押し下げるだけで口部材がベース部材から簡単に外れてしまう従来の栓体とは異なり、保持部材の第3係止部に対する係止を解除した後、口部材を所定位置まで逆回転させるという2段階動作を行わなければ、ベース部材から口部材を取り外すことができないので、意図していないにも拘わらず、誤操作により口部材が外れてしまうというおそれもない。
特に、請求項2に係る考案の飲料容器の栓体は、保持部材を押し下げることで、第3係止部に対する保持部材の係止が解除されるようになっているので、第3係止部に対する保持部材の係止解除操作に煩わしさを感じることもない。
この考案に係る栓体の一実施形態が容器本体に装着された飲料容器を示す正面図である。 図1のX−X線に沿った部分断面図である。 同上の栓体の蓋部材を開いた状態を示す平面図である。 同上の栓体の蓋部材を開いた状態を示す左側面図である。 同上の栓体の蓋部材を開いた状態を示す縦断面図である。 (a)は同上の栓体の口栓部材を構成しているベース部材を示す平面図、(b)、(c)は同上の栓体から口部材を取り外した状態を示す縦断面図である。 (a)が同上の口部材から保持部材を取り外した状態を示す平面図、(b)は同上の口部材を示す左側面図、(c)は同上の口部材を示す右側面図である。 (a)は同上の保持部材を示す斜視図、(b)は同上の保持部材を示す分解斜視図である。 (a)〜(c)は同上のベース部材に対する口部材の装着方法を説明するための説明図である。 同上の栓体におけるベース部材の第2係止部と口部材の第2被係止部との係合状態を示す縦断面図である。 操作ボタンを押し下げて第3係止部に対する操作ボタンの第3被係止部の嵌合を解除した状態を示す断面図である。 同上の栓体における開閉手段による蓋部材の位置決めを解除した状態を示す縦断面図である。 (a)は同上の栓体を構成している開閉操作部材とロック操作部材との関係(ロック解除状態)を示す部分横断面図、(b)は同上の栓体を構成している開閉操作部材とロック操作部材との関係(ロック状態)を示す部分横断面図である。 従来の栓体における蓋部材を開いた状態を示す斜視図である。 従来の栓体が容器本体に装着された飲料容器を示す部分断面図である。 (a)、(b)は、従来の栓体における口部材の装着方法を説明するための説明図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この考案に係る栓体1が容器本体CBに装着された飲料容器を示している。
前記栓体1は、図1〜図5に示すように、容器本体CBに装着される口栓部材10と、この口栓部材10にヒンジ1aを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材20と、この蓋部材20を開閉させる開閉機構30と、蓋部材20を閉状態にロックするロック機構40とを備えており、蓋部材20はヒンジ1a部分に取り付けられた一対のねじりバネによって、常時、開方向に付勢されている。
前記口栓部材10は、同図に示すように、容器本体CBの小径の口部に螺合される円筒状のベース部材11と、このベース部材11に着脱自在に嵌着された、上下に区画する隔壁13を有する筒状の口部材12とを備えており、隔壁13には、その前面側に容器本体CB内の液体飲料を注出するための注出孔14が形成されている。
前記口栓部材10を容器本体CBの口部に装着した状態では、口部材12の下半部が、容器本体CBの口部内に入り込んでおり、口部材12の下部外周面に形成されたフランジ部15と、容器本体CBの口部の基端部との間にリング状のパッキン16を挟み込むことによって、口栓部材10の口部材12と容器本体CBとがシールされるようになっている。
前記ベース部材11は、図6(a)〜(c)に示すように、上端開口部の周縁における前部領域及び後部領域から内側に張り出す円弧状の突条からなる第1係止部11aと、上端開口部の周縁における両側部領域から内側に張り出す円弧状の突条からなる第2係止部11bと、着脱機構を構成する、後部側の第1係止部11aの中間部を所定幅で切り欠くことによって形成された第3係止部11cとを有しており、第1係止部11aは同一高さ位置に形成されている。
図6(b)、(c)に示すように、前記第2係止部11bは第1係止部11aよりも下側に位置しており、正面から見て左側の第2係止部11bは、その上面が後方に向かって前上がりに傾斜した状態で後部側の第1係止部11aにおける左側の前端部下面に接続されていると共に(同図(c)参照)、正面から見て右側の第2係止部11bは、その上面が前方に向かって前上がりに傾斜した状態で前部側の第1係止部11aにおける右側の後端部下面に接続されている(同図(b)参照)。
前記口部材12は、図3、図5及び図7(a)〜(c)に示すように、ベース部材11に設けられた第1係止部11aに係止されることでベース部材11に対する口部材12の上方向への抜け止めを行う、正面から見て口部材12の外周面における前部から左側部に至る領域及び後部から右側部に至る領域に形成された第1被係止部12aと、ベース部材11に設けられた第2係止部11bに係止されることでベース部材11に対する口部材12の下方向への抜け止めを行う、正面から見て口部材12の外周面における両側部にそれぞれ形成された第2被係止部12bと、ベース部材11に設けられた第3係止部11cに係止されることでベース部材11に対する口部材12の回転を阻止する、着脱機構の構成要素である保持部材17とを有しており、第1被係止部12a及び第2被係止部12bは、口部材12の外周面から外側に張り出す円弧状の突条によって形成されている。
図7(b)、(c)に示すように、前記第1被係止部12aは、一端から他端にわたって同一高さ位置に形成されており、正面から見て口部材12の左側に形成された第2被係止部12bは、正面から見て口部材12の前部から左側部に至る領域に形成された第1被係止部12aの後端部から後方に向かって第2係止部11bの上面の傾斜角度と同一の傾斜角度で前上がりに形成されていると共に(同図(b)参照)、正面から見て口部材12の右側に形成された第2被係止部12bは、正面から見て口部材12の後部から右側部に至る領域に形成された第1被係止部12aの前端部から前方に向かって第2係止部11bの上面の傾斜角度と同一の傾斜角度で前上がりに形成されている(同図(c)参照)。
前記保持部材17は、図3、図5及び図8(a)、(b)に示すように、口部材12の後部に形成された嵌合凹部12cに抜止めされた状態で押し下げ可能に嵌入された操作ボタン18と、この操作ボタン18を上方側に付勢する弾性部材19とから構成されており、操作ボタン18は、ベース部材11に設けられた第3係止部11cに嵌合可能に後方側に張り出した第3被係止部18aを有している。
前記弾性部材19は、シリコンゴムによって形成された有底筒状であり、操作ボタン18の下端から下方側に突出して嵌合凹部12cの底面に当接するように操作ボタン18に取り付けられている。
以上のように構成された口部材12をベース部材11に取り付けるには、図9(a)に示すように、まず、口部材12を正面から見てその外周面に第1被係止部12a及び第2被係止部12が形成されていない左後方部分及び右前方部分が、ベース部材11の左右の第2係止部11bにそれぞれ対応するように、保持部材17がベース部材11の第3係止部11cに対応する位置(以下、保持位置という。)から反時計回りに30度程度回転させた所定位置で口部材12をベース部材11に下方側から嵌合させると、口部材12の第1被係止部12a及び第2被係止部12bの双方がベース部材11の第1係止部11aの下面に当接した状態となる。このとき、保持部材17の操作ボタン18は、第3被係止部18aがベース部材11の第1係止部11aの下面に当接し、下方側に押し下げられた状態となっている。
続いて、口部材12を時計回りに回転させる(以下、時計回りの回転を正回転という。)と、同図(b)に示すように、口部材12の第2被係止部12bがベース部材11の第2係止部11bの上側を移動していき、正面から見て左側の第2被係止部12bの後端部が後部側の第1係止部11aにおける左側の前端面に、正面から見て右側の第2被係止部12bの前端部が前部側の第1係止部11aにおける右側の後端面にそれぞれ当接し、保持位置で口部材12の回転が停止する(同図(c)参照)。
このようにして、口部材12を保持位置まで回転させた状態では、図5及び図10に示すように、ベース部材11の第1係止部11aの下側に口部材12の第1被係止部12aが、ベース部材11の第2係止部11bの上側に口部材12の第2被係止部12がそれぞれ位置しており、これによって、ベース部材11に嵌合させた口部材12が上下方向に位置決めされると共に、操作ボタン18の第3被係止部18aがベース部材11の第3係止部11cに対応する位置に移動しており、弾性部材19の付勢力によって押し上げられた操作ボタン18の第3被係止部18aがベース部材11の第3係止部11cに嵌合することで係止され、口部材12が回転不能な状態となるので、口部材12がベース部材11に取り付けられた状態に保持される。
逆に、口部材12をベース部材11から取り外す場合は、図11に示すように、操作ボタン18を押し下げることによって、ベース部材11の第3係止部11cに対する操作ボタン18の第3被係止部18aの嵌合を解除し、口部材12を所定位置まで逆回転させると、口部材12の第1被係止部12a及び第2被係止部12bの双方がベース部材11の第1係止部11aの下側に位置した状態となり、ベース部材11に対する口部材12の下方側への抜止め状態が解除されるので、口部材12をベース部材11の下方側に引き抜けばよい。
前記蓋部材20は、図1〜図5に示すように、円形状の天板の周縁部に周壁が連設された蓋本体21と、この蓋本体21の天板の内面に固着された、蓋部材20を閉じたときに口栓部材10の口部材12内に入り込む閉塞部22と、この閉塞部22に嵌着されるパッキン23とを備えており、蓋部材20を閉じたときに、パッキン23が嵌着された閉塞部22によって、口部材12の隔壁13に形成された注出孔14が密閉されるようになっている。
前記開閉手段30は、図1〜図3及び図5に示すように、蓋部材20における蓋本体21の周壁の前面側に突出する正面視門型形状の区画壁21aによって下部を除く三方が囲われた蓋側開閉操作領域の下端部に形成された係止爪31と、蓋本体21の区画壁21aに対向するように、口栓部材10におけるベース部材11の前面側に突出する正面U字状の区画壁11dによって上部を除く三方が囲われたベース側開閉操作領域内で、上下が前後方向に揺動するように区画壁11dに軸支された、係止爪31に係合可能な係合凹部33を上部に有する開閉操作部材32と、ベース側開閉操作領域と開閉操作部材32との間に配設された、開閉操作部材32における揺動軸34よりも下側部分を外側(前方側)に付勢するコイルバネ35とを備えており、係止爪31は、蓋本体21の蓋側開閉操作領域内の左半部に形成されていると共に、蓋側開閉操作領域内の右半部は前後方向に開放されている。
前記係合凹部33は、蓋本体21の蓋側開閉操作領域内の左半部に形成された係止爪31に対応するように、開閉操作部材32の左半部に形成されており、その係合凹部33が形成された開閉操作部材32の上部がベース部材11のベース側開閉操作領域の上方側に張り出している。
従って、開いた状態の蓋部材20を閉じると、口栓部材10に取り付けた開閉操作部材32の係合凹部33よりも上端側が、蓋部材20に形成された係止爪31に接触することによって、開閉操作部材32の上端部が外側に押し広げられながら係止爪31を乗り越えて係合凹部33が係止爪31に係合し、これによって蓋部材20が全閉位置に位置決めされるようになっている(図2参照)。
また、蓋部材20が全閉位置に位置決めされた状態で、図12に示すように、コイルバネ35の付勢力に抗して開閉操作部材32の下部を押し込むと、係止爪31に対する係合凹部33の係合が解除されるので、ねじりバネの付勢力によって、蓋部材20が全開位置まで開くようになっている(図5参照)。
前記ロック機構40は、図1及び図3に示すように、蓋本体21における蓋側開閉操作領域の右外側に形成された、区画壁21aと区画壁21bとによって囲まれたロック操作領域内に、ロック位置とロック解除位置との間で周方向にスライド可能に支持されたロック操作部材41と、ロック位置にスライドさせたロック操作部材41の左端部が係合可能な、開閉操作部材32における上部の右半部に形成された係合部45とを備えており、蓋部材20を全閉にした状態、即ち、開閉操作部材32の係合凹部33が係止爪31に係合した状態で、ロック操作部材41をロック位置にスライドさせると、ロック操作部材41の左端部が蓋本体21における蓋側開閉操作領域内の右半部に進入して、開閉操作部材32の係合部45に係合することで、開閉操作部材32の押込操作を阻止するようになっている(図13(a)、(b)参照)。
以上のように、この飲料容器の栓体1は、所定位置においてベース部材11に口部材12を嵌合させ、口部材12を保持位置まで正回転させるという簡単な操作で、口部材12をベース部材11に装着することができ、この装着状態において、操作ボタン18の第3係止部11cに対する係止を解除し、口部材12を所定位置まで逆回転させるという簡単な操作で、口部材12をベース部材11から取り外すことができるので、ベース部材11に対して口部材12を簡単に着脱することができる。
しかも、ベース部材11に装着された口部材12の所定位置を押し下げるだけで口部材がベース部材から簡単に外れてしまう従来の栓体とは異なり、操作ボタン18を押し下げて操作ボタン18の第3係止部11cに対する係止を解除した後、口部材12を所定位置まで逆回転させるという2段階動作を行わなければ、ベース部材11から口部材12を取り外すことができないので、意図していないにも拘わらず、誤操作により口部材12が外れてしまうというおそれもない。
特に、この飲料容器の栓体1は、操作ボタン18を押し下げることで、第3係止部11cに対する操作ボタン18の係止が解除されるようになっているので、第3係止部11cに対する操作ボタン18の係止解除操作に煩わしさを感じることもない。
本考案は、携帯用魔法瓶や水筒等の携帯用飲料容器等の飲料容器の栓体として利用することができる。
1 栓体
1a ヒンジ
10 口栓部材
11 ベース部材
11a 第1係止部
11b 第2係止部
11c 第3係止部
11d 区画壁
12 口部材
12a 第1被係止部
12b 第2被係止部
12c 嵌合凹部
13 隔壁
14 注出孔
15 フランジ部
16 パッキン
17 保持部材
18 操作ボタン
18a 第3被係止部
19 弾性部材
20 蓋部材
21 蓋本体
21a、21b 区画壁
22 閉塞部
23 パッキン
30 開閉機構
31 係止爪
32 開閉操作部材
33 係合凹部
34 揺動軸
35 コイルバネ
40 ロック機構
41 ロック操作部材
CB 容器本体

Claims (2)

  1. 容器本体の口部に装着される口栓部材と、
    前記口栓部材にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材とを備え、
    前記口栓部材は、
    前記容器本体の口部に装着されるベース部材と、
    前記ベース部材に着脱自在に取り付けられる口部材と、
    前記ベース部材に対する前記口部材の着脱を行う着脱機構とを備え、
    前記ベース部材は、第1係止部と第2係止部とを有し、
    前記口部材は、前記第1係止部に係止されることで前記ベース部材に対する前記口部材の上方向への抜け止めを行う第1被係止部と、前記第2係止部に係止されることで前記ベース部材に対する前記口部材の下方向への抜け止めを行う第2被係止部とを有し、
    所定位置において前記ベース部材に嵌合させた前記口部材を保持位置まで正回転させることで、前記第1被係止部が前記第1係止部に係止されると共に、前記第2被係止部が前記第2係止部に係止されるようになっており、
    前記着脱機構は、前記ベース部材に形成された第3係止部と、前記口部材を保持位置まで正回転させたときに前記第3係止部に係止され、前記口部材を前記ベース部材に対して回転不能な状態に保持する、前記保持位置において前記第3係止部に対する係止を解除可能に前記口部材に設けられた保持部材とを有しており、
    前記保持状態において、前記第3係止部に対する前記保持部材の係止を解除すると、前記口部材が前記ベース部材に対して所定位置まで逆回転可能な状態となることを特徴とする飲料容器の栓体。
  2. 前記保持部材は、上方向に付勢された状態で上下方向に移動可能に前記口部材に取り付けられており、
    前記保持部材を押し下げることで、前記第3係止部に対する前記保持部材の係止が解除されるようになっている請求項1に記載の飲料容器の栓体。
JP2016003088U 2016-06-29 2016-06-29 飲料容器の栓体 Expired - Fee Related JP3206296U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016003088U JP3206296U (ja) 2016-06-29 2016-06-29 飲料容器の栓体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016003088U JP3206296U (ja) 2016-06-29 2016-06-29 飲料容器の栓体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3206296U true JP3206296U (ja) 2016-09-08

Family

ID=56856031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016003088U Expired - Fee Related JP3206296U (ja) 2016-06-29 2016-06-29 飲料容器の栓体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3206296U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6027647B1 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP6681745B2 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP4798553B2 (ja) 飲料容器
JP2005193944A (ja) 飲料用容器の栓体
JP2014218258A (ja) 飲料用容器の栓体
JP2007161288A (ja) 蓋体ロック構造
JP2011093544A (ja) 飲料容器の二重ロック構造
JP2007126186A (ja) 蓋体ロック構造
JP2017007742A (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP3173973U (ja) 飲料容器の栓体
JP7090489B2 (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP3206296U (ja) 飲料容器の栓体
JP6621163B1 (ja) 飲料容器のロック機構
JP3178393U (ja) 飲料容器の栓体
JP2011251706A (ja) 飲料容器の蓋構造
JP6466387B2 (ja) キャップユニット及び飲料用容器
JP2022180974A (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP3224167U (ja) 飲料容器の栓体
JP3193262U (ja) 飲料容器の栓体
JP3206294U (ja) 飲料容器の栓体
JP3222647U (ja) 飲料用容器の栓体
JP6754189B2 (ja) 飲料容器の蓋体ロック構造
JP7161339B2 (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JPS6024Y2 (ja) 密栓の給湯装置
JP2024030700A (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3206296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20170331

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees