JP3206204B2 - スロットルポジションセンサ - Google Patents

スロットルポジションセンサ

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JP3206204B2 JP08874393A JP8874393A JP3206204B2 JP 3206204 B2 JP3206204 B2 JP 3206204B2 JP 08874393 A JP08874393 A JP 08874393A JP 8874393 A JP8874393 A JP 8874393A JP 3206204 B2 JP3206204 B2 JP 3206204B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のスロットル
バルブの回転軸に取り付けられ、スロットルバルブの開
度を検出するスロットルポジションセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関のスロットルバルブ
の開度(スロットル開度)を検出するスロットルポジシ
ョンセンサとして、特開昭64−37607号公報,特
開平2−298802号公報等に開示されているよう
に、スロットルバルブの回転軸の先端に、1個又は一対
の磁石を取付け、この磁石により形成される回転軸の軸
心に直交する磁界の方向を磁電変換素子を用いて検出す
ることにより、回転軸の回転角度、延いてはスロットル
開度を検出するように構成された磁気検知方式のスロッ
トルポジションセンサが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のス
ロットルポジションセンサにおいては、磁電変換素子が
検出する磁界の方向が、外部からの磁界に影響されるこ
とのないように、磁電変換素子を含む磁石の周囲を、鉄
等の磁性体で囲むようにされている。
【0004】このため従来のスロットルポジションセン
サにおいては、磁石に対する磁電変換素子の位置がずれ
ると、磁電変換素子が受ける磁界の強度が大きく変化し
てしまうといった問題があった。例えば、図16(a)
は、一対の磁石152,154を用いてスロットル開度
を検出する場合に、磁石152,154により形成され
る磁界を表しているが、この図から明らかなように、従
来のスロットルポジションセンサおいては、その周囲に
設けられた磁性体156の影響を受けて、磁界が外部に
膨らみ、磁石の中心位置から外方向にかけて磁界強度が
低下してしまうのである。
【0005】従って、従来のスロットルポジションセン
サにおいて、検出精度を確保するには、磁電変換素子
を、磁石152,154間の中心位置Oに正確に位置合
わせする必要があり、このためには、これら各部を同一
ハウジング内に組み込まなければならず、その構成が複
雑になると共に、スロットルバルブへの組付けが面倒で
あるといった問題があった。
【0006】つまり、磁石と磁電変換素子とを同一ハウ
ジング内に組み込む場合、磁石をスロットルバルブと共
に回転可能にする必要があるため、磁石や磁石をスロッ
トルバルブに固定する固定部材等を回転可能に保持する
ための軸受機構が必要となり、スロットルポジションセ
ンサの構成が複雑になってしまうのである。またこのよ
うに磁石と磁電変換素子とを同一ハウジング内に組み込
んだスロットルポジションセンサを内燃機関に取り付け
る際には、磁石をスロットルバルブの回転軸に固定する
と同時に、ハウジングをスロットルボディに取り付けな
ければならず、その取付け作業が面倒になるのである。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、上記のように磁石と磁電変換素子とを用いてスロ
ットル開度を磁気的に検出する磁気検知方式のスロット
ルポジションセンサにおいて、スロットル開度の検出精
度を低下させることなく、磁石と磁電変換素子とを各々
別体で形成して、スロットルバルブに簡単に取り付ける
ことができるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた請求項1に記載のスロットルポジショ
ンセンサは、中空円筒状に形成され、中空部において中
心軸と直交する所定方向に予め着磁された円筒状磁石
と、上記スロットルバルブの回転軸先端部分に、上記円
筒状磁石の中心軸が該回転軸の軸心と一致するように、
上記円筒状磁石を固定する第1の固定部材と、外部から
受ける磁界の方向に応じた検出信号を発生する磁電変換
素子と、上記第1の固定部材とは別体で形成され、上記
磁電変換素子を保持して上記円筒状磁石の中空部に位置
決めする第2の固定部材と、を備えたことを特徴として
いる。
【0009】また請求項2に記載のスロットルポジショ
ンセンサは、上記円筒状磁石を、半円筒状に形成された
2個の磁石を所定の間隙を介して対向配設することによ
り形成してなることを特徴としている。また更に請求項
3に記載のスロットルポジションセンサは、上記第1の
固定部材が、上記円筒状磁石と略同径の中空円筒状に形
成され、壁面に上記円筒状磁石を嵌入固定可能な孔部を
有する、合成樹脂製のリテーナと、該リテーナを嵌入固
定可能な中空部を有する筒状に形成され、該中空部の一
端の内周面に周方向に形成された溝部を有する、磁性体
からなるロータと、該ロータの溝部と、上記スロットル
ポジションセンサの回転軸の外周面に形成された溝部と
の間に嵌合して、上記ロータを上記スロットルポジショ
ンセンサの回転軸に固定するサークリップと、を備えた
ことを特徴としている。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載のスロットルポジションセンサにおいては、磁
石に、中空円筒状に形成された円筒状磁石が用いられ、
この磁石を第1の固定部材を介してスロットルバルブの
回転軸先端部分に固定するようにされている。また磁電
変換素子は、第1の固定部材とは別体に形成された第2
の固定部材に保持され、この第2の固定部材を介して、
円筒状磁石の中空部に位置決めされる。
【0011】このため、請求項1に記載のスロットルポ
ジションセンサによれば、磁石と磁電変換素子とを個々
にスロットルバルブに取り付けることができ、その構成
を簡素化して、スロットルバルブへの組付け作業の作業
性を向上できる。また中空円筒状の磁石においては、図
16(b)に示す如く、周囲の磁性体に影響されること
なく、中空部において磁界が形成されるため、図16
(a)に示した従来のように、磁電変換素子がその中心
位置Oからずれても、検出結果が大きく変化することは
なく、スロットル開度の検出精度を確保することができ
る。
【0012】次に、請求項2に記載のスロットルポジシ
ョンセンサにおいては、円筒状磁石を、半円筒状に形成
された2個の磁石を所定の間隙を介して対向配設するこ
とにより形成している。このように形成された円筒状磁
石では、図16(c)に示す如く、間隙において磁界が
外方向に膨らむため、中空部においては、磁界が間隙か
ら中心位置O方向に膨らみ、中心位置O付近の磁界強度
が大きくなる。
【0013】このため、請求項2に記載のスロットルポ
ジションセンサにおいては、この中心位置O付近で磁電
変換素子が受ける磁界強度が、請求項1に記載のスロッ
トルポジションセンサに比べて安定し、検出精度をより
向上することができる。また次に請求項3に記載のスロ
ットルポジションセンサにおいては、円筒状磁石が、合
成樹脂製のリテーナに保持されて、ロータ内に固定さ
れ、更にこのロータに形成された溝部とスロットルバル
ブの回転軸に形成された溝部との間に嵌合するサークリ
ップを介して、スロットルポジションセンサの回転軸に
固定される。このため、円筒状磁石のロータへの組付け
を接着剤を用いることなく簡単に行なうことができ、円
筒状磁石のスロットルバルブの回転軸への組付け作業が
簡単になる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本実施例のスロットルポジションセン
サの内部構成を表す断面図である。
【0015】図1に示す如く、本実施例のスロットルポ
ジションセンサは、Nd−Fe−B系等の希土類からな
り、半円筒形状に形成されたN,S一対の永久磁石(以
下,単に磁石という。)2a,2bを、互いに対向配設
することにより円筒状磁石を形成し、これをスロットル
バルブの回転軸4の先端に固定する、第1の固定部材と
してのケーシング6と、合成樹脂により中空に形成さ
れ、その中空部中央に2個のホール素子8a,8bを保
持した、第2の固定部材としてのハウジング10とを備
えている。
【0016】ここで、ケーシング6は、図2に示す如
く、上記のように半円筒状に形成されたN,S一対の磁
石2a,2bと略同径の中空円筒状に形成され、しかも
壁面に各磁石2a,2bを間隙を介して対向配設するた
めの孔部12a,12bが形成された樹脂製のリテーナ
12と、このリテーナ12を嵌入可能な中空部14aを
有する中空円筒状に形成された鉄製のロータ14と、こ
のロータ14の下方内周面に刻設された図3(b)に示
す溝14bとスロットルバルブの回転軸4の周囲に刻設
された溝4aとに同時に嵌合可能なサークリップ16
と、から構成されている。
【0017】またスロットルバルブの回転軸4の先端
は、溝4aが刻設された部分の外周より小径で、相対す
る2箇所の円弧面が平面状に切り欠かれており、更にこ
の先端部分から溝4aが刻設された部分に至る部分は、
径が除々に大きくなるようにテーパ状に形成されてい
る。
【0018】そしてリテーナ12の回転軸4側端部で
は、上記のように相対する2箇所の円弧面が平面状に切
り欠かれた回転軸4の先端に嵌合可能に、その内周面の
対向する2箇所が平面状に形成されている。このように
構成されたケーシング6は、次のように使用される。
【0019】即ち、まず上記一対の磁石2a,2bを、
リテーナ12の孔部12a,12bに組む。そしてこの
リテーナ12を、ロータ14に圧入して、ロータ14の
上部を加締めることにより、リテーナ12の抜け止めを
行なう。次に、ロータ14の内周面に刻設された溝14
bにサークリップ16を組み込む。そして最後に、リテ
ーナ12の回転軸4側端部と回転軸4の先端とを位置合
わせしつつ、ロータ14を回転軸4に圧入して、図3
(b)に示す如くサークリップ16を回転軸4に刻設さ
れた溝4aに嵌合させる。
【0020】この結果、図3(a)に示す如く、磁石2
a,2bが、回転軸4の先端に、回転軸4の軸心Oを中
心にしっかりと固定されることとなる。なお、図3
(a)は図1に示すF−F線に沿った断面図であり、図
3(b)は図1に示すG−G線に沿った断面図である。
【0021】次にハウジング10は、スロットルボディ
に取り付けられて、スロットルバルブの回転軸4に固定
された磁石2a,2bの中心位置にホール素子8a,8
bを位置決めすると共に、各ホール素子8a,8bにて
得られた回転軸4の回転角度に対応した検出信号を処理
して外部装置に出力するためのものである。
【0022】以下、このハウジング10内に組付けられ
た各部の構成について、図1及び図4〜図6を用いて説
明する。なお、図4は図1におけるA−B−C−A線に
沿った断面図、図5は図1におけるD−E−C−A線に
沿った断面図、図6は図4に示すH−H線に沿った断面
図である。
【0023】図に示す如く、ハウジング10の中空部内
では、4個の貫通コンデンサ18がはんだ等により電気
的に接続固定され、中央にホール素子8a,8bを下方
に突出させるための孔部20aが形成され、更に周囲に
ハウジング10への取付孔が形成された、非磁性の導電
材からなるケース20が配設されている。またハウジン
グ10内の上記ケース20より上方には、ホール素子8
a,8b,上記信号処理用の各種回路素子23,及び4
個のターミナル24が実装されると共に、ホール素子8
a,8bを収納しているホルダ25が固定されたプリン
ト基板27が配設されている。そしてこれらケース20
及びプリント基板27は、スクリュ29にてハウジング
10内に固定されている。
【0024】ホルダ25は、ホール素子8a,8bをプ
リント基板27に固定すると共に、ハウジング10をス
ロットルボディに固定した際に、ホール素子8a,8b
の中心がスロットルバルブの回転軸4に取り付けられた
磁石2a,2bの中心位置となるように位置決めするた
めのものであり、図6に示す如く、ホール素子8a,8
bは、ホルダ25のラッチ25aにより、ホルダ25の
壁に押し付けられて、固定及び位置決めされる。
【0025】次にハウジング10には、スロットルポジ
ションセンサを外部装置と接続するためのコネクタ部3
1が形成されており、このコネクタ部31には、4個の
コネクタターミナル32が設けられている。このコネク
タターミナル32は、ケース20に固定された4個の貫
通コンデンサ18と、プリント基板27に実装された4
個のターミナル24とを夫々接続するためのもので、こ
れにより、プリント基板27に実装された各種回路素子
23に外部から電源供給を行ない回路素子23を動作さ
せると共に、この動作によって得られる検出信号を外部
に取り出すことができるようになる。
【0026】またプリント基板27より上方のハウジン
グ開口部10bには、ゴムパッキン34が設けられ、更
にその上に磁性材のカバー35を設けて、ハウジング開
口部10bの周縁を熱かしめすることにより、これら各
部が固定されている。またプリント基板27の上方に
は、ヒューミシールのような防湿剤36が充てん又は塗
布され、ゴムパッキン34により密閉された内部を湿気
から保護するようにされている。またハウジング10に
は、ブッシュ38が埋設された一対の取付部10cが形
成され、この取付部10cを介して、スロットルボディ
に固定できるようにされている。
【0027】このように構成された本実施例のスロット
ルポジションセンサにおいては、まずN,S一対の磁石
2a,2bをケーシング6を介してスロットルバルブの
回転軸4の先端に固定し、その上からハウジング10を
被せてスロットルボディに固定することにより、ホール
素子8a,8bを磁石2a,2bにて形成された中空部
に配設する。するとスロットルバルブの回転軸4の回転
に伴い、磁石2a,2bがホール素子8a,8bの周り
を回転し、ホール素子8a,8bの感磁面に対する磁界
方向が変化する。この結果、ホール素子8a,8bの感
磁面に対する磁界の入射角度をθとすると、各ホール素
子8a,8bからの出力VH は、次式(1) の如く変化
し、 VH =VA ・sinθ …(1) 図7に示す如く、回転軸4が−90°から+90°へ回
転する間に、−VA から+VA へと正弦波上を連続的に
変化する。
【0028】次にこうした出力特性が得られるホール素
子8a,8bを動作させて、検出信号を取り出すための
センサ回路は、プリント基板27に形成された回路パタ
ーンとプリント基板に実装された回路素子23とによ
り、図8に示す如く構成されている。
【0029】図8に示す如く、プリント基板27には、
センサ回路として、ホール素子8a用センサ回路50と
ホール素子8b用センサ回路60とが各々独立して形成
されており、上記4個のターミナル24の内、2つのタ
ーミナル24a,24bが、各センサ回路50,60か
らの検出信号出力端子として使用され、他の2つのター
ミナル24c,24dが、電源供給用端子、即ち電源電
圧(Vcc)供給用の端子及び接地(Gnd)用の端子とし
て使用される。
【0030】そしてこの電源供給用端子となるターミナ
ル24c、24dからの電源供給ライン、即ちVccライ
ン及びGndラインは、プリント基板27上で回路素子に
接続される前に2つに分割され、上記各センサ回路5
0,60に個別に電源供給を行なうようにされている。
尚図においてコンデンサC1は、電源供給ライン上のノ
イズを除去するためのコンデンサである。
【0031】次に上記各センサ回路50,60は、夫
々、以下のように構成されている。即ち、まずホール素
子8a用センサ回路50は、正の温度特性を有する感温
抵抗器R1と抵抗器R2〜R6とからなり,ホール素子
8a駆動のための基準電圧V11を発生する温度補償回路
51、演算増幅器OP1と抵抗器R7とからなり,温度
補償回路51からの基準電圧V11に基づきホール素子8
aを定電流駆動する駆動回路52、演算増幅器OP2,
OP3と抵抗器R8〜R10とからなり,ホール素子8
aの各出力端子電圧を通過させるバッファ回路53、演
算増幅器OP4とトランジスタTR1と抵抗器R11〜
R17とからなり,バッファ回路53を通過してきた各
出力端子電圧を差動増幅する差動増幅回路54、演算増
幅器OP5と抵抗器R18,R19とからなり,抵抗器
R18,R19により電源電圧Vccを分圧した基準電圧
V12により差動増幅回路54の増幅出力電位を増加させ
る基準電圧生成回路55、及び、コンデンサC2と抵抗
器R20,R21とからなり,差動増幅回路54からの
増幅出力をスロットルバルブの開度を表す検出信号V1
(負荷抵抗RL1両端の電圧)として外部に出力するフ
ィルタ回路56により構成されている。
【0032】またホール素子8b用センサ回路60は、
ホール素子8a用センサ回路50と同様、正の温度特性
を有する感温抵抗器R31と抵抗器R32〜R36とか
らなり基準電圧V21を発生する温度補償回路61、演算
増幅器OP11と抵抗器R37とからなり基準電圧V21
に基づきホール素子8bを定電流駆動する駆動回路6
2、演算増幅器OP12,OP13と抵抗器R38〜R
40とからなるバッファ回路63、演算増幅器OP14
とトランジスタTR11と抵抗器R41〜R47とから
なる差動増幅回路64、演算増幅器OP15と抵抗器R
48,R49とからなり基準電圧V22を生成して差動増
幅回路64の増幅出力電位を増加させる基準電圧生成回
路65、及び、コンデンサC12と抵抗器R50,R5
1とからなり、差動増幅回路64からの増幅出力をスロ
ットルバルブの開度を表す検出信号V2(負荷抵抗RL
2両端の電圧)として外部に出力するフィルタ回路66
により構成されている。
【0033】この結果、上記各センサ回路50,60か
らは、スロットルバルブ開度に対応した図9に実線で示
す如き検出信号V1,V2が出力されることとなり、こ
の検出信号V1,V2からスロットルバルブの開度を知
ることができる。尚図9に実線で示す検出信号V1,V
2の特性は、スロットルバルブ開度が0度のときの磁界
方向に対して各ホール素子8a,8bの感磁面を−30
度オフセットさせたときの出力特性であり、次式(2) の
如く記述できる。
【0034】 V1,V2=K・sin(θ−30)+VM …(2) 即ち、本実施例では、このように構成することにより、
ホール素子8a,8bが出力する図7に示す正弦波信号
の内、できるだけリニアに変化する領域の信号を検出信
号V1,V2として出力できるようにしているのであ
る。
【0035】尚、上記(2) 式において、Kはセンサ回路
50,60の増幅特性に対応した定数であり、VMは基
準電圧生成回路55,65によるオフセット電圧(V1
2,V22)である。以上説明したように、本実施例のス
ロットルポジションセンサにおいては、磁石2a,2b
を保持してスロットルバルブの回転軸4に固定するため
のケーシング6と、ホール素子8a,8bやプリント基
板27を保持したハウジング10とを各々別体で形成し
ている。このため、従来のようにハウジング内に磁石を
回転自在に固定するための軸受を設ける必要がなく、セ
ンサの構成を簡素化できると共に、上記各部をスロット
ルバルブに個々に取り付ければよいため、スロットルバ
ルブへの組付け作業の作業性を向上できる。
【0036】また本実施例では、スロットルバルブの回
転軸4の軸心に直交する磁界を形成するための磁石に、
N,S一対の半円筒状の磁石2a,2bを使用し、これ
をリテーナ12により間隙を介して対向配設させて、ス
ロットルバルブの回転軸4の先端に固定するようにされ
ているため、ケーシング6とハウジング10との位置ず
れにより、ホール素子8a,8bの中心が磁石2a,2
bの中心位置からずれたとしても、検出結果が大きく変
化することはなく、スロットル開度の検出精度を確保す
ることができる。
【0037】つまり、本実施例のように半円筒状の磁石
2a,2bを間隙を介して対向配設することにより形成
された円筒状磁石では、前述した図16(c)のよう
に、一方の磁石から他方の磁石に至る磁界が、間隙にお
いて外方向に膨らみ、その中空部においては、中心位置
O方向に膨らむため、中心位置O付近の磁界強度が大き
くなって、ホール素子8a,8bの位置ずれによる検出
誤差を抑制することができるのである。
【0038】なお、この効果を裏付けるために、図10
(a)に示す如く、円筒状の鉄製ロータ内にN,S一対
の半円筒状磁石を間隙を介して対向配設し、その中空部
において、ホール素子を中心から磁界に沿った方向(x
方向)及び磁界に直交する方向(y方向)に移動させた
場合のホール素子出力と、図11(a)に示す如く、円
筒状の鉄製ロータ内にN,S一対の平板状磁石を対向配
設し、その間で、ホール素子を中心から磁界に沿った方
向(x方向)及び磁界に直交する方向(y方向)に移動
させた場合のホール素子出力と、を夫々測定した。
【0039】この結果、本実施例のように半円筒状磁石
を用いた場合には、図10(b)に示す如く、ホール素
子の中心からの所定範囲内の移動量に対する出力変化率
を4%以下に抑えることができるのに対し、従来のよう
に単に2つの平板状磁石を対向配設した場合には、図1
1(b)に示す如く、ホール素子の中心からの所定範囲
内の移動量に対する出力が−4〜+9%の範囲で変化し
た。
【0040】この測定結果からも明らかなように、本実
施例では、N,S一対の半円筒状の磁石を間隙を介して
対向配設することにより、円筒状磁石を形成し、その中
空部内にホール素子を位置決めしてスロットル開度を測
定するようにしているため、磁石とホール素子との位置
決めを行なうためにこれら各部を同一のハウジング内に
収納する必要はなく、上記のようにこれら各部を別々に
スロットルバルブに取り付けることができるようになる
のである。
【0041】また本実施例では、磁石2a,2bをスロ
ットルバルブの回転軸4に固定するために、リテーナ1
2,ロータ14,サークリップ16からなるケーシング
6を用い、サークリップ16をロータ14の内周面に形
成された溝14bと回転軸4の外周面に形成された溝4
aとの間に嵌合させることにより磁石2a,2bを回転
軸4に固定し、更にリテーナ12の回転軸側端部と回転
軸の先端とを嵌合させることにより磁石2a,2b間の
磁界方向に対する回転軸4の角度位置を所望の位置に位
置決めしている。このため、磁石2a,2bのケーシン
グ6内への組付け及びスロットルバルブの回転軸4への
取付けを簡単且つ正確に行なうことができる。
【0042】つまり、まず鉄製のロータ内に磁石を固定
する場合、従来では、エポキシ系の接着剤が用いられて
いたが、これでは、接着剤の塗布作業が面倒であり、ま
た炉に入れて接着剤を固める必要があるため、作業コス
トが高くつく上、時間がかかり、量産性に乏しい。しか
し、本実施例では、磁石2a,2bをロータ14内に圧
入固定する際、樹脂製のリテーナ12が磁石2a,2b
に加わる応力を吸収するため、従来のように接着剤を使
用することなく、磁石2a,2bをロータ14内に簡単
に組付けることができる。
【0043】また、磁石が発生する磁界の方向に対する
スロットルバルブの回転軸の角度位置を所望の位置に位
置決めするために、従来では、磁石とロータ及びロータ
と回転軸の相対位置を、夫々、治具やピンで位置決めし
ていたが、本実施例では、リテーナ12の回転軸側端部
を回転軸の先端に嵌合可能に形成しているので、ケーシ
ング6を回転軸4に固定する際に、磁石2a,2bの位
置決めを同時に行なうことができ、これにより加工作業
の工数削減及び取付け精度の向上を図ることができる。
【0044】一方、本実施例のスロットルポジションセ
ンサにおいては、ハウジング10内に2個のホール素子
8a,8bと、各ホール素子8a,8bを夫々動作させ
て検出信号を出力する2個のセンサ回路50,60とを
組み込み、スロットルバルブ開度に対応した2つの検出
信号V1,V2を出力するようにされている。
【0045】このため本実施例のスロットルポジション
センサからの検出信号V1,V2に基づきエンジン制御
等を行なう制御装置側では、これら各検出信号V1,V
2を比較することにより、スロットルポジションセンサ
の故障診断を行なうことが可能となる。
【0046】つまりスロットルポジションセンサの故障
としては、センサ構造の不具合による機械的な故障と、
センサ回路内での断線・短絡,ホール素子や回路素子の
不具合等による電気系の故障に大別でき、機械的な故障
は、安全率を高く設定することにより故障率を0に近づ
けることが可能である。しかし電気系の故障は、その原
因がホール素子や回路素子等の部品不良やはんだ付不良
等であるから、故障率を0にするのは不可能であり、ま
た部品不良等によって、センサ回路から図9に点線A,
Bで示すような故障診断が困難な検出信号が出力される
ことがある。このため、従来のように一つの検出信号を
出力するスロットルポジションセンサにおいては、その
出力信号から故障診断を行なうことができない。しかし
本実施例のスロットルポジションセンサにおいては、上
記のように2つの検出信号V1,V2を出力するように
構成されているため、各検出信号V1,V2を比較する
ことにより、スロットルポジションセンサの故障診断を
確実に行なうことができるようになるのである。
【0047】また本実施例では、磁石2a,2bに、N
d−Fe−B系等の希土類からなる永久磁石を使用して
いるが、これは希土類からなる永久磁石が大きな磁界強
度を得ることができるためであり、これにより、使用す
る永久磁石を小型化して、スロットルポジションセンサ
の小型・軽量化を図ることができる。
【0048】また次に本実施例では、プリント基板27
のターミナル24と貫通コンデンサ18とをコネクタタ
ーミナル32にて接続しているため、貫通コンデンサ1
8によりコネクタターミナル32から侵入するノイズを
遮断して、スロットルバルブ開度の検出精度を向上でき
る。
【0049】また更に本実施例では、ホール素子8a,
8bを、ホルダ25に収納してプリント基板27に固定
しているため、ホール素子8a,8bの位置決めが容易
であり、しかもホルダ25により、長時間の使用に伴う
温度・振動ストレスによるホール素子8a,8bのリー
ドのシャフト回転方向へのねじれを防止することができ
るため、センサ自体の耐久性を向上することもできる。
【0050】以上、本発明を適用したスロットルポジシ
ョンセンサの一実施例について説明したが、次に上記実
施例のスロットルポジションセンサを用いて実際にエン
ジン制御を行なう場合の具体例について説明する。ま
ず、図12は上記実施例のスロットルポジションセンサ
70が取り付けられたスロットルバルブ72周辺の構成
を表す斜視図であり、図13はこのスロットルポジショ
ンセンサ70を含む各種センサからの検出信号に基づき
内燃機関74を制御するエンジン制御系全体の構成を表
す概略構成図である。
【0051】図12に示すように、スロットルバルブ7
2は、内燃機関74の吸気通路74aを貫通するスロッ
トル軸76に固着されており、スロットル軸76の回動
に伴って吸気通路74a内を開放及び閉塞することによ
り吸入空気量を調整する。そして、スロットルバルブ7
2周囲には、スロットルバルブ72をDCモータ78で
電気的に開閉するためのモータ駆動機構80と、スロッ
トルバルブ72をアクセル操作に連動して機械的に開閉
するためのアクセル連動機構90とが設けられている。
なお、以下の説明において、スロットルバルブ72が吸
気通路74a内を開放するときのスロットル軸76の回
動方向を開方向、スロットルバルブ72が吸気通路74
aを閉塞するときのスロットル軸76の回動方向を閉方
向という。
【0052】ここで、モータ駆動機構80を説明する
と、スロットル軸76の両端は吸気通路74aより左右
(図において左右方向)に突出し、その左端にはストッ
パレバー81が固着されている。ストッパレバー81に
はL字状の折曲部81aが設けられ、この折曲部81a
には2本の弁バネ82が連結されて、スロットル軸76
を常に開方向に付勢している。また、折曲部81aの近
接位置には全閉位置ストッパ83が配設され、この全閉
位置ストッパ83はスロットルバルブ72が全閉位置ま
で回動したときにストッパレバー81の折曲部81aに
当接して、それ以上の回動を規制する。
【0053】また、スロットル軸76の右部には、ベア
リング84を介して4分の1円形状の従動ギア85が回
動自在に軸着され、この従動ギア85は、減速用の大小
一対の中間ギア86を介して駆動ギア87と噛合してい
る。駆動ギア87はDCモータ78の出力軸78aに固
着され、DCモータ78は駆動ギア87及び中間ギア8
6を介して従動ギア85を閉方向に回転駆動する。従動
ギア85の一側には掛止部85aが突出形成され、この
掛止部85aに連結されたリターンバネ88は従動ギア
85を常に開方向、つまり、DCモータ78の駆動方向
と反対側に付勢している。
【0054】従動ギア85の右側において、スロットル
軸76には掛止レバー89が固着され、掛止レバー89
にはL字状の折曲部89aが設けられている。この折曲
部89aは従動ギア85の掛止部85aの閉側に位置
し、弁バネ82によりスロットル軸76が開方向に回動
付勢されることで掛止部85aに当接している。したが
って、DCモータ78が通電されてトルクを発生する
と、リターンバネ88及び弁バネ82の付勢力に抗し
て、従動ギア85が閉方向に回転され、係止レバー89
及びスロットル軸76と共にスロットルバルブ72が閉
方向に回転駆動される。また、DCモータ78の通電が
中止されると、弁バネ82によりスロットルバルブ72
が開方向に付勢されるとともに、リターンバネ88によ
り従動ギア85が開方向に付勢される。
【0055】なお、スロットル軸76の右端には、スロ
ットルポジションセンサ70が取り付けられており、ス
ロットルバルブ72の開度に応じた検出信号V1,V2
を出力する。次に、アクセル連動機構90を説明する
と、スロットル軸76の左方には、同軸上に位置するよ
うにガード軸91が回動可能に支持されており、このガ
ード軸91に固着されたアクセルレバー92は、コント
ロールケーブル92aを介して車両のアクセルペダル9
3と連結されている。ガード軸91の右端にはガードレ
バー94が固着され、このガードレバー94は、ガード
バネ95により常に閉方向に付勢されている。なお、こ
のガードバネ95の付勢力は、前記した2本の弁バネ8
2の付勢力より充分に強く設定されている。そして、運
転者によりアクセルペダル93が踏込操作されると、コ
ントロールケーブル92aを介してアクセルレバー92
と共にガード軸91及びガードレバー94が、ガードバ
ネ95の付勢力に抗しながら開方向に回転操作される。
【0056】アクセルペダル93にはアクセルポジショ
ンセンサ96が設置され、後述するスロットル開度制御
によって、このアクセルポジションセンサ96にて検出
されたアクセル操作量Apに基づき、DCモータ78に
よりスロットルバルブ72が開閉駆動される。このとき
のスロットル開度θthの特性は、大略的にはアクセル操
作量Apの増加に伴って増加するものであるため、アク
セル操作が行なわれると、一方でDCモータ78の駆動
により電気的にスロットルバルブ72が開閉され、他方
でコントロールケーブル92aの伝達により機械的にガ
ードレバー94が同一方向に回動する。
【0057】ガードレバー94にはL字状の折曲部94
aが設けられ、この折曲部94aは前記ストッパレバー
81の折曲部81aの開側に位置している。両折曲部9
4a,81aの間には所定量の遊びが設定されており、
スロットル軸76及びガード軸91が同一方向に回転し
たときには、この遊びが常に確保される。
【0058】また、後述するように、スロットルポジシ
ョンセンサ70の故障時のようなスロットル制御系の異
常やバルブロックの発生時には、DCモータ78の通電
が中止されるため、弁バネ82の付勢力によりスロット
ルバルブ72は開方向に回動操作される。このとき、ス
トッパレバー81の折曲部81aは、ガードレバー94
の折曲部94aに当接して、それ以上のスロットルバル
ブ72の開放を規制するため、スロットルバルブ72の
開度は、ガードレバー94の回動角度(以下、単にガー
ド位置という。)以下に規制される。そして、前記のよ
うにアクセル操作によりガード軸91が回動操作される
と、ガードレバー94と共にストッパレバー81が同一
方向に回動して、スロットルバルブ72が開閉される。
つまり、その後は、アクセル連動機構90によって機械
的にスロットルバルブ72が開閉され、車両の走行を継
続可能となる。なお、ガード軸91の左端にはガード位
置センサ97が設置されて、ガード位置θmgを検出す
る。
【0059】次に、ガードレバー94には、ガード軸9
1を中心とする円弧状の長孔94bが形成され、この長
孔94b内には、ダイヤフラムアクチュエータ98の操
作ロッド98aの先端が長孔94bに沿って移動可能に
嵌入している。通常走行時においては、図に示すよう
に、ダイヤフラムアクチュエータ98の操作ロッド98
aが伸長状態に保持され、ガードレバー94は長孔94
bにより許容されながらアクセル操作に応じて回動す
る。また、クルーズコントロール走行時においては、ダ
イヤフラムアクチュエータ98の操作ロッド98aが収
縮して、ガードレバー94を閉方向に回動操作する。し
たがって、アクセル操作されなくても、ガード位置が開
方向に大幅に変更されるため、DCモータ78にてスロ
ットルバルブ72を開方向に操作して、運転者の設定し
た走行速度を維持することが可能となる。
【0060】また、ガードレバー94に一体形成された
係合爪94cは、サーモワックス99の操作ロッド99
aに係合し、このサーモワックス99の操作ロッド99
aは内燃機関の冷却水温に応じて伸縮する。例えば、暖
機完了後のように冷却水温が高いときには、図に示すよ
うに操作ロッド99aが伸長して、アクセル操作による
ガードレバー94の回動を許容する。また、コールドス
タート時のように冷却水温が低いときには、操作ロッド
99aが収縮してガードレバー94を閉方向に回動操作
し、前記したクルーズコントロール走行時と同様に、D
Cモータ78によりスロットルバルブ72を開方向に操
作して、アイドルアップを行なうことが可能となる。
【0061】次に、図13に基づきエンジン制御系につ
いて説明する。図13に示す如く、内燃機関74には、
上述のスロットルポジションセンサ70、アクセルポジ
ションセンサ96、及びガード位置センサ97の他、エ
アクリーナ102を介して吸気通路74a内に導入され
る吸入空気の量(吸入空気量)Qaを検出するエアフロ
メータ104、内燃機関74のクランク軸74bの近接
位置に設けられ、クランク軸74bの30度毎にパルス
信号を発生するクランク角センサ106、内燃機関74
の冷却水温を検出する図示しない水温センサ、内燃機関
74から排気通路74cを介して外部に排出される排気
中の酸素濃度を検出する図示しない空燃比センサ等、内
燃機関74の運転状態を検出するための各種センサが取
り付けられている。なお、本実施例の内燃機関74は所
謂V型の6気筒エンジンである。
【0062】そして、これら各センサからの検出信号
は、電子制御回路110に入力され、内燃機関各気筒の
吸気ポート74dに設けられたインジェクタ108の開
弁時間(即ち燃料噴射量)や、上述のDCモータ78の
駆動量(即ちスロットル開度)等を制御するのに使用さ
れる。
【0063】次に、こうした燃料噴射量制御やスロット
ル開度制御を行なう電子制御回路110は、CPU11
2、ROM114、RAM116、A/D変換回路11
8、D/A変換回路120、インジェクタ駆動回路12
2、ランプ駆動回路124等から構成されている。
【0064】ここで、ROM112には、CPU112
において上記各制御を実行するためのための各種プログ
ラムが記憶されており、CPU112はそれらのプログ
ラムに従って処理を実行する。また、RAM116は、
CPU112がプログラムを実行するに当たって使用す
る処理データを一時的に記憶する。
【0065】CPU112には、クランク角センサ10
6からのパルス信号が直接入力されると共に、スロット
ルポジションセンサ70から出力されるスロットル開度
θthを表す検出信号V1,V2、アクセルポジションセ
ンサ96から出力されるアクセル操作量Apを表す検出
信号、ガード位置センサ97から出力されるガード位置
θmgを表す検出信号、エアフロメータ104から出力さ
れる吸入空気量Qaを表す検出信号等、各種アナログ信
号がA/D変換回路118によりデジタル値に変換され
て入力される。
【0066】そして、CPU112は、例えば、クラン
ク角センサ106からのパルス信号に基づき機関回転数
Neを算出し、その機関回転数Neとエアフロメータ1
04により検出された吸入空気量Qaとに基づいて、内
燃機関74が要求する燃料噴射量を算出し、その燃料噴
射量に対応するパルス幅の制御信号をインジェクタ駆動
回路122に出力する、といった手順で燃料噴射量制御
を実行する。また、CPU112は、スロットル制御系
の異常やバルブロックが発生したときには、燃料カット
気筒数Nfc(0〜6)を算出し、その燃料カット気筒数
Nfcに応じて特定の気筒への前記制御信号の出力を中止
する。
【0067】一方、CPU112から、こうした燃料噴
射量制御のための制御信号を受けるインジェクタ駆動回
路122は、その制御信号のパルス幅に対応する時間だ
けインジェクタ108を通電して、要求量の燃料を噴射
させると共に、CPU112から制御信号が入力されな
い特定の気筒については、燃料噴射を中止する。
【0068】また、CPU112は、スロットル開度θ
thを内燃機関74の運転状態に応じた目標値に制御する
ためのスロットル指令電圧Vcmd を設定し、その指令電
圧Vcmd をD/A変換回路120を介してDCモータ駆
動回路130に出力することにより、スロットル開度制
御を実行する。DCモータ駆動回路130は、PID制
御回路132、PWM(パルス幅変調)回路134、及
びドライバ136より構成されており、D/A変換回路
120からのスロットル指令電圧Vcdm はPID制御回
路132に入力される。PID制御回路132は、この
入力されたスロットル指令電圧Vcmd と、スロットルポ
ジションセンサ70から出力される実際のスロットル開
度θthを表す検出信号V1とに基づき、その偏差を縮小
すべく比例・積分・微分動作を実行して、DCモータ7
8の制御量を算出する。するとPWM回路134は、そ
の制御量を、対応するデューティ比信号に変換し、ドラ
イバ136は、そのデューティ比信号に応じてDCモー
タ78を通電する。なお、PWM回路134からのデュ
ーティ比信号はCPU112にも入力される。
【0069】また、CPU112は、こうしたスロット
ル開度制御実行時には、スロットルポジションセンサ7
0の異常判定を行ない、スロットルポジションセンサ7
0に異常が発生している場合には、ランプ駆動回路12
4及びPWM回路134に制御信号を出力して、車両の
運転席に設けられたウォーニングランプ126を点灯さ
せると共に、DCモータ78の駆動を停止させる。
【0070】以下、こうしたスロットル開度制御のため
にCPU112にて実行される処理について、図14を
用いて説明する。なお、図14は、CPU112におい
て燃料噴射量制御のための処理と共に繰返し実行される
スロットル制御ルーチンを表すフローチャートである。
【0071】図14に示す如く、スロットル制御ルーチ
ンが開始されると、まずステップ200にて、クランク
角センサ106からのパルス信号に基づき機関回転数N
eを算出すると共に、スロットルポジションセンサ70
から出力されるスロットル開度θthを表す2つの検出信
号V1,V2、及びアクセルポジションセンサ96から
出力されるアクセル操作量Apを表す検出信号を夫々読
み込む。
【0072】そして、続くステップ210では、上記読
み込んだスロットルポジションセンサ70からの検出信
号V1,V2の偏差△Vを求め、その偏差△Vの絶対値
が予め設定された基準値△Vo以下であるか否かを判断
し、その偏差△Vの絶対値が基準値△Voを越えている
場合には、スロットルポジションセンサ70に異常が発
生したと判断して、後述のステップ270に移行し、偏
差△Vの絶対値が基準値△Vo以下であれば、続くステ
ップ220に移行する。
【0073】次にステップ220では、スロットルポジ
ションセンサ70から出力される一方の検出信号V1
が、予め設定された下限ホールド電圧値V1Lから上限ホ
ールド電圧値V1Hまでの範囲内に入っているか否かを判
断する。そして、検出信号V1が下限ホールド電圧値V
1Lより小さいか、或は検出信号V1が上限ホールド電圧
値V1Hより大きければ、スロットルポジションセンサ7
0に異常が発生したと判断して、後述のステップ270
に移行し、そうでなければ、続くステップ230に移行
する。
【0074】またステップ230では、スロットルポジ
ションセンサ70から出力されるもう一方の検出信号V
2が、予め設定された下限ホールド電圧値V2L(=V1
L)から上限ホールド電圧値V2H(=V1H)までの範囲
内に入っているか否かを判断する。そして、検出信号V
2が下限ホールド電圧値V2Lより小さいか、或は検出信
号V2が上限ホールド電圧値V2Hより大きければ、スロ
ットルポジションセンサ70に異常が発生したと判断し
て、後述のステップ270に移行し、そうでなければ、
スロットルポジションセンサ70は正常に動作してお
り、その検出信号V1,V2はスロットル開度θthに対
応しているものと判断して、続くステップ240に移行
する。
【0075】ステップ240では、上記ステップ200
で求めた機関回転数Ne,アクセル操作量Ap等に基づ
き、スロットル開度制御の目標値であるスロットル開度
指令値θcmd を算出する。また、続くステップ250で
は、この算出したスロットル開度指令値θcmd から、D
Cモータ駆動回路130に指令値として入力するための
スロットル指令電圧Vcdm を算出する。そして、続くス
テップ260にて、この算出したスロットル指令電圧V
cmd をD/A変換回路120に出力することにより、D
/A変換回路120からこの指令電圧Vcmd に応じたア
ナログ電圧をDCモータ駆動回路130のPID制御回
路132に出力させ、当該スロットル制御ルーチンを一
旦終了する。
【0076】この結果、スロットルポジションセンサ7
0が正常に動作している場合には、DCモータ駆動回路
130は、スロットルポジションセンサ70からの検出
信号V1が指令電圧Vcmd となるようにDCモータ78
を通電制御することとなり、スロットル開度θthは、上
記ステップ240で算出されたスロットル開度指令値θ
cmd に制御される。
【0077】一方、ステップ210,ステップ220,
或はステップ230にて、スロットルポジションセンサ
70の異常が判定された場合には、ステップ270に
て、ランプ駆動回路124に制御信号を出力することに
より、ウォーニングランプ126を点灯し、スロットル
ポジションセンサ70の異常を車両運転者に報知する。
そして、続くステップ280にて、PWM回路134に
直接制御信号を出力することにより、PWM回路134
が出力するPWM信号のデューティ比を「0%」に設定
して(つまりPWM信号の出力を停止させて)、DCモ
ータ78の通電を中止し、当該スロットル制御ルーチン
を一旦終了する。
【0078】この結果、スロットルポジションセンサ7
0の異常時に、DCモータ駆動回路130が実際のスロ
ットル開度θthとは対応しない検出信号V1にてDCモ
ータ78を駆動して、スロットル開度θthが誤制御され
るのを防止できる。なお、このようにDCモータ78の
通電を中止した際には、スロットルバルブ72は弁バネ
82の付勢力により開方向に回動操作されるが、このと
きストッパレバー81の折曲部81aがガードレバー9
4の折曲部94aに当接して、スロットル開度θthはア
クセル連動機構90によって機械的に規制されるため、
運転者はアクセルペダル93の操作によってスロットル
バルブ72を機械的に開閉することができ、車両の走行
をそのまま継続することができる。
【0079】このように、スロットル開度を検出するた
めの磁電変換素子として2個のホール素子8a,8bを
備え、各ホール素子8a,8bによる検出結果を表す2
つの検出信号V1,V2を出力するように構成された上
記実施例のスロットルポジションセンサ70を用いてエ
ンジン制御を行なう場合には、従来より行なわれている
検出信号V1,V2のレベル判定(ステップ220,2
30)に加えて、検出信号V1,V2の偏差△Vの絶対
値と基準値△Voとの比較判定(ステップ210)を行
なうことにより、スロットルポジションセンサの異常判
定を正確に行なうことができるようになり、上記スロッ
トル開度制御等、各種エンジン制御の誤制御を確実に防
止して安全性を向上できる。
【0080】なお、上記実施例のスロットルポジション
センサにおいては、図8に示した如く、各センサ回路5
0,60に電源供給を行なう一対の電源供給ライン(V
ccライン,Gndライン)間にノイズ除去用のコンデンサ
C1を設け、各センサ回路50,60からの検出信号出
力ラインとGndラインとの間に検出信号V1,V2出力
用の負荷抵抗RL1,RL2を設けたが、これらコンデ
ンサC1,負荷抵抗RL1,RL2は、必ずしもスロッ
トルポジションセンサ内に設ける必要はなく、例えば図
15に示す如く、スロットルポジションセンサ70から
の検出信号を取り込んでエンジン制御を行なう電子制御
回路110側に負荷回路140として設けるようにして
もよい。また、負荷抵抗RL1,RL2は、各センサ回
路50,60からの検出信号出力ラインとVccラインと
の間に設けるようにしてもよい。
【0081】また更に、上記実施例のスロットルポジシ
ョンセンサにおいては、ホール素子を2個設けて2つの
検出信号V1,V2を出力するように構成したが、本発
明はホール素子等の磁電変換素子を1個設けて1種類の
検出信号を出力するようにしたスロットルポジションセ
ンサであっても、またホール素子等の磁電変換素子を3
個以上設けて3種類以上の検出信号を出力するようにし
たスロットルポジションセンサであっても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスロットルポジションセンサの内部構
成を表す断面図である。
【図2】ケーシング6の構成を表す分解斜視図である。
【図3】ケーシング6の組付け状態を表す断面図であ
る。
【図4】図1におけるA−B−C−A線に沿った断面図
である。
【図5】図1におけるD−E−C−A線に沿った断面図
である。
【図6】図4におけるH−H線に沿った断面図である。
【図7】ホール素子8a,8bの出力信号特性を表す線
図である。
【図8】センサ回路の構成を表す電気回路図である。
【図9】図7のセンサ回路により得られる検出信号特性
を表す線図である。
【図10】実施例のスロットルポジションセンサにおけ
るホール素子の位置ずれに伴う出力変化の測定結果を表
す説明図である。
【図11】従来のスロットルポジションセンサにおける
ホール素子の位置ずれに伴う出力変化の測定結果を表す
説明図である。
【図12】実施例のスロットルポジションセンサが取り
付けられたスロットルバルブ周囲の構成を表す斜視図で
ある。
【図13】実施例のスロットルポジションを使用したエ
ンジン制御系全体の構成を表す概略構成図である。
【図14】図12に示す電子制御回路にて実行されるス
ロットル制御ルーチンを表すフローチャートである。
【図15】電子制御回路側に負荷回路を設けた場合のセ
ンサ回路の概略構成を表す説明図である。
【図16】磁石の形状に対する磁界の違いを説明する説
明図である。
【符号の説明】
2a,2b…磁石 4…回転軸 6…ケーシング
(第1の固定部材) 8a,8b…ホール素子(磁電変換素子) 10…ハウジング(第2の固定部材) 12…リテーナ 12a,12b…孔部 14…ロ
ータ 4a,14b…溝 16…サークリップ 25…ホ
ルダ 27…プリント基板 50,60…センサ回路 70…スロットルポジションセンサ 72…スロット
ルバルブ 74…内燃機関 78…DCモータ 80…モータ
駆動機構 90…アクセル連動機構 110…電子制御回路
112…CPU
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 治彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−122205(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のスロットルバルブの開度を検
    出するスロットルポジションセンサであって、 中空円筒状に形成され、中空部において中心軸と直交す
    る所定方向に予め着磁された円筒状磁石と、 上記スロットルバルブの回転軸先端部分に、上記円筒状
    磁石の中心軸が該回転軸の軸心と一致するように、上記
    円筒状磁石を固定する第1の固定部材と、 外部から受ける磁界の方向に応じた検出信号を発生する
    磁電変換素子と、 上記第1の固定部材とは別体で形成され、上記磁電変換
    素子を保持して上記円筒状磁石の中空部に位置決めする
    第2の固定部材と、 を備えたことを特徴とするスロットルポジションセン
    サ。
  2. 【請求項2】 上記円筒状磁石を、半円筒状に形成され
    た2個の磁石を所定の間隙を介して対向配設することに
    より形成してなることを特徴とする請求項1に記載のス
    ロットルポジションセンサ。
  3. 【請求項3】 上記第1の固定部材が、 上記円筒状磁石と略同径の中空円筒状に形成され、壁面
    に上記円筒状磁石を嵌入固定可能な孔部を有する、合成
    樹脂製のリテーナと、 該リテーナを嵌入固定可能な中空部を有する筒状に形成
    され、該中空部の一端の内周面に周方向に形成された溝
    部を有する、磁性体からなるロータと、 該ロータの溝部と、上記スロットルポジションセンサの
    回転軸の外周面に形成された溝部との間に嵌合して、上
    記ロータを上記スロットルポジションセンサの回転軸に
    固定するサークリップと、 を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のスロットルポジションセンサ。
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