JP3206107U - スライドファスナーのスライダーカバーおよびスライダーセット - Google Patents
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Abstract
【課題】スライダーに装着したスライダーカバーがガタつかないようにすることができるスライドファスナーのスライダーカバーおよびスライダーセットを提供する。【解決手段】スライダー2の上下にそれぞれ装着する上装着板4および下装着板5、上装着板と下装着板の前部同士をスライダーの前方で連結する連結柱を備える。上装着板は、上翼板21に対して上方に配置される上板41であって引手を通すために上下方向に貫通する貫通穴41hが形成された上板、上板から下方に突出する上壁を備える。下装着板は、下翼板22に対して下方に配置される下板51、下翼板の外周の前方および左右側方を囲むと共に下板から上方に突出する下壁53を備える。上装着板と下装着板の少なくとも一方は、対応する上壁または下壁の内周面から突出すると共に対応する上翼板または下翼板の外周面の一部分に密接するための凸部7を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、スライドファスナーのスライダーに装着するスライダーカバー、およびスライダーカバーとスライダーとを備えるスライダーセットに関する。
従来のスライダーカバーの一例として、スライダーの上下にそれぞれ装着する上部構造および下部構造、上部構造と下部構造の前部同士をスライダーの前方で連結する前方結合部を備え、その内部にスライダーを収容するものが存在する(特許文献1)。より詳しくは、以下の通りである。
上部構造は、スライダーの上翼板の上方に配置される環状部と、環状部の左右から下方に突出する一対の壁部とを備えている。また一対の壁部は、その左右方向の内側に上翼板を収容するもので、上翼板の左右への変位を規制するものである。
下部構造は、下翼板の下に配置される板状の下部主部と、下部主部から前方に突出すると共に段差状に上方に突出させた下部副部とを備え、下部副部の後面を下翼板の形状に対応させて前方へ向かって凹んだ凹み部とするものである。
また特許文献1には記述はないが、スライダーカバーを設計する場合、一対の壁部および凹み部は、上翼板および下翼板の外周形状よりも僅かに大きく形成するのが、技術常識である。つまりスライダーカバーの内周面とスライダーの外周面との間には隙間が形成されるのが、技術常識である。
しかしながらスライダーカバーの内周面とスライダーの外周面との間に隙間があるので、スライダーを操作してスライドファスナーを開閉すると、スライダーの外側に装着したスライダーカバーがガタついて、音が発生する。
かといって音がしないように、スライダーカバーの内周面の形状をスライダーの外周面の形状に完全に一致させることは、製造技術上、困難である。
かといって音がしないように、スライダーカバーの内周面の形状をスライダーの外周面の形状に完全に一致させることは、製造技術上、困難である。
本考案は、上記実情を考慮したもので、スライダーを操作するときに、スライダーカバーができる限りガタつかないようにすることを目的とする。
本考案のスライダーカバーは、スライダーの上下にそれぞれ装着する上装着板および下装着板、上装着板と下装着板の前部同士をスライダーの前方で連結する柱状の連結柱を備える。上装着板は、スライダーの上翼板に対して上方に配置される上板であってスライダーの引手を通すために上下方向に貫通する貫通穴が形成された上板、上板から下方に突出する上壁を備える。下装着板は、スライダーの下翼板に対して下方に配置される下板、下翼板の外周の前方および左右側方を囲むと共に下板から上方に突出する下壁を備える。上装着板と下装着板の少なくとも一方は、対応する上壁または下壁の内周面から突出すると共に対応する上翼板または下翼板の外周面の一部分に密接するための凸部を備える。
「上装着板と下装着板の少なくとも一方は、対応する上壁または下壁の内周面から突出すると共に対応する上翼板または下翼板の外周面の一部分に密接するための凸部を備える」とは、1)上装着板は凸部を備え、下装着板は凸部を備えない場合、2)下装着板は凸部を備え、上装着板は凸部を備えない場合、3)上装着板および下装着板はいずれも凸部を備える場合の3つの場合が存在する。
上壁は、上板から下方に突出するものであり、その具体的な配置の好適な例としては、次のようにすることが望ましい。
すなわち上壁は、上翼板の外周の前方および左右側方を囲むと共に、貫通穴の前方および左右側方に配置されるようにすることである。
すなわち上壁は、上翼板の外周の前方および左右側方を囲むと共に、貫通穴の前方および左右側方に配置されるようにすることである。
凸部は上装着板、下装着板のいずれに備えられるかを問わないし、凸部の個数も問わないが、スライダーに対するスライダーカバーの装着状態を安定させるには、次の1)、2)のようにすることが望ましい。
1)下装着板は、下壁の内周面から左右対称的に突出する一対の凸部としての下凸部を備えることである。
2)上記した1)に加え、上装着板は、上壁の内周面から左右対称的に突出する一対の凸部としての上凸部を備えることである。
1)下装着板は、下壁の内周面から左右対称的に突出する一対の凸部としての下凸部を備えることである。
2)上記した1)に加え、上装着板は、上壁の内周面から左右対称的に突出する一対の凸部としての上凸部を備えることである。
この2)の場合に、スライダーの形状を利用して、スライダーに対するスライダーカバーの装着状態を安定させることもできる。たとえばスライダーの上翼板が、その左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる上幅狭部を備えているものであれば、次の2−1)のようにすることが望ましい。
2−1)上壁は、貫通穴の前方に配置される上前壁、貫通穴の左右側方に配置される一対の上側壁を備える。一対の上側壁は、その左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に狭くなるものである。一対の上凸部は、一対の上側壁の内周面から左右対称的に突出することである。
2−1)上壁は、貫通穴の前方に配置される上前壁、貫通穴の左右側方に配置される一対の上側壁を備える。一対の上側壁は、その左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に狭くなるものである。一対の上凸部は、一対の上側壁の内周面から左右対称的に突出することである。
上記したスライダーカバーは、取り付ける対象のスライダーを想定したものである。そして本考案のスライダーセットは、上記したスライダーカバーと、スライダーカバーを装着するスライダーとを備えるものである。スライダーは、上下に対向する上翼板および下翼板、上翼板および下翼板を互いの前部で連結すると共に左右のエレメント列を案内する案内柱、上翼板から上方に突出する引手取付部、引手取付部に取り付けられる引手を備えるものである。そしてスライダーカバーは、上壁が上翼板に対して隙間を介して沿う形状であると共に、下壁が下翼板に対して隙間を介して沿う形状であり、凸部が対応する上翼板または下翼板に密接するものである。
また本考案のスライダーセットは上記構成を前提とし、そのうえで上記した2−1)のスライダーカバーを用いる場合に、スライダーに対するスライダーカバーの装着状態を安定させるには、次のようにすることが望ましい。
すなわち、上翼板は、その左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる上幅狭部を備えており、一対の上凸部は上幅狭部の左右側面に密接し、一対の下凸部は下翼板に密接することである。
すなわち、上翼板は、その左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる上幅狭部を備えており、一対の上凸部は上幅狭部の左右側面に密接し、一対の下凸部は下翼板に密接することである。
本考案のスライダーカバーによれば、想定するスライダーに装着することにより、凸部が上翼板または下翼板の外周面の一部分に密接するので、凸部のないスライダーカバーに比べて、スライダーに対するスライダーカバーの装着状態が安定し、スライダーを操作したときに、スライダーカバーがガタつき難くなる。
また一対の凸部としての下凸部を下装着板が左右対称的に備えるスライダーカバーであれば、下翼板に対する下装着板の装着状態がより安定する。
また一対の凸部としての上凸部を上装着板が左右対称的に備えるスライダーカバーであれば、上翼板に対する上装着板の装着状態がより安定する。
また上壁が上前壁と一対の上側壁を備え、一対の上側壁の左右方向の間隔を後方に向かうにつれて徐々に狭くすると共に一対の上凸部を一対の上側壁の内周面から左右対称的に突出するスライダーカバーであれば、装着するスライダーの上翼板が、その左右方向の幅を後方に向かうにつれて徐々に狭くした上幅狭部を備えている場合、一対の上凸部が上翼板を左右から挟みながら前方へ押し付けるように作用するので、上翼板に対する上装着板の前後方向の装着状態がより安定する。しかも一対の下凸部が下翼板に密接するので、スライダーに対するスライダーカバーの装着状態が安定する。
また本考案のスライダーセットによれば、上記したスライダーカバーと同じ効果が得られる。
本考案の第一実施形態のスライダーカバー3が適用されたスライドファスナーFは、図11に示すように、平行に延長する一対のファスナーストリンガー1,1と、一対のファスナーストリンガー1,1の対向する側縁部に沿って移動可能なスライダー2と、スライダー2に装着するスライダーカバー3と、一対のファスナーストリンガー1,1が延長する長手方向の両端部においてスライダー2の移動範囲を定める第1及び第2の止具8,9とを備える。なおスライダー2とスライダーカバー3とが一体化したものは、スライダーセットと称する。
以後、方向を説明するに際して、長手方向のことを前後方向とも言う。前方向とは、図11の上方向であって、スライダー2が一対のファスナーストリンガー1,1を閉じる方向である。後方向とは、図11の下方向であって、スライダー2が一対のファスナーストリンガー1,1を開く方向である。また左右方向とは、長手方向(前後方向)と直交し且つ一対のファスナーストリンガー1,1を並べる方向のことであり、幅方向とも言う。左方向とは、図11の左方向であって、右方向とは、図11の右方向である。さらに前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向(厚み方向)と言う。上方向とは、図11の紙面に対して直交する方向、すなわち前後方向及び左右方向に直交する方向のうち手前側を向く方向である。下方向とは、図11の紙面に対して直交する方向のうち奥側を向く方向である。
一対のファスナーストリンガー1,1は、前後に延長すると共に左右に並べる一対のテープ11,11と、一対のテープ11,11における対向する左右の側縁部に沿って固定された一対のエレメント列12,12とを備えている。
テープ11は、前後に長い帯状であって、その厚み方向は上下方向である。
エレメント列12は、テープ11の対向する側縁部に沿って一列に配置された多数のエレメント13によって形成される。多数のエレメント13は、連続する一体物であっても良いし、別々に分離したものでも良い。
一対のファスナーストリンガー1,1を閉じる為にスライダー2を前方へ移動させると、一対のエレメント列12,12のエレメント13,13同士が噛合し、スライダー2が第1の止具8に衝突することによって、スライダー2の更なる前方への移動が阻止される。また一対のファスナーストリンガー1,1を開く為にスライダー2を後方へ移動させると、一対のエレメント列12,12のエレメント13,13同士が左右に分離し、スライダー2が第2の止具9に衝突することによって、スライダー2の更なる後方への移動が阻止される。
一対のファスナーストリンガー1,1を閉じる為にスライダー2を前方へ移動させると、一対のエレメント列12,12のエレメント13,13同士が噛合し、スライダー2が第1の止具8に衝突することによって、スライダー2の更なる前方への移動が阻止される。また一対のファスナーストリンガー1,1を開く為にスライダー2を後方へ移動させると、一対のエレメント列12,12のエレメント13,13同士が左右に分離し、スライダー2が第2の止具9に衝突することによって、スライダー2の更なる後方への移動が阻止される。
スライダー2は、一対のエレメント列12,12に係合すると共に前後に移動可能なスライダー胴体2Aと、スライダー胴体2Aに対して連結される引手2B(図3参照)とを備える。
スライダー胴体2Aは図1〜3に示すように、上下方向に間隔をおいて対向する上翼板21および下翼板22と、上翼板21および下翼板22の前部同士の対向する間を互いの左右方向中間部において連結する案内柱23であって一対のエレメント列12,12を案内する案内柱23と、上翼板21の上面側に突出する引手取付部24とを備えている。
上翼板21および下翼板22は、上下に対向する板状の上翼板本体部21aおよび下翼板本体部22aと、上翼板本体部21aと下翼板本体部22aの少なくとも一方(図示の例では両方)の左右端部から上下に対向する間隔を狭める方向に突出するフランジ部21b,22bとを備える。
上翼板本体部21aは、その前面がほぼ円弧状に膨らむと共にその前面の幅方向中央部が最も前方に突出する左右対称形状であり、その左右側面が前部においては左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなり、その左右側面が後部においては左右方向の幅がほぼ均一な形状となっている。
換言すれば、上面視において、上翼板本体部21の外形は、その幅が端から後方に向けて徐々に拡がり、最も広がった位置(前後方向の全長のほぼ中間位置)から更に後方に向かうにつれて徐々に狭くなり、ある程度狭くなってから後端までほぼ均一になっている形状である。なお、ここで上翼板本体部21の外形のうち幅が最も拡がった位置が、上翼板本体部21の前面と側面の境界部である。
上側のフランジ部21bの形状は、上翼板本体部21aから下方に突出する関係上、上翼板本体部21aの左右側面に対応する形状になっている。
上翼板本体部21aと上側のフランジ部21bの形状は、このように対応しており、上翼板本体部21aと上側のフランジ部21bを備える上翼板21の左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる部分を上幅狭部21sと称する。
換言すれば、上面視において、上翼板本体部21の外形は、その幅が端から後方に向けて徐々に拡がり、最も広がった位置(前後方向の全長のほぼ中間位置)から更に後方に向かうにつれて徐々に狭くなり、ある程度狭くなってから後端までほぼ均一になっている形状である。なお、ここで上翼板本体部21の外形のうち幅が最も拡がった位置が、上翼板本体部21の前面と側面の境界部である。
上側のフランジ部21bの形状は、上翼板本体部21aから下方に突出する関係上、上翼板本体部21aの左右側面に対応する形状になっている。
上翼板本体部21aと上側のフランジ部21bの形状は、このように対応しており、上翼板本体部21aと上側のフランジ部21bを備える上翼板21の左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる部分を上幅狭部21sと称する。
下翼板22は、上翼板21とほぼ上下対称的な形状をしているので、下翼板22のうち(下翼板本体部22aと下側のフランジ部22bのうち)左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる部分を下幅狭部22sと称する。
引手取付部24は、左右方向に貫通する貫通穴24aが形成されている。そしてこの貫通穴24aに引手2Bの一部を挿通することにより、引手2Bはスライダー胴体2Aに連結される。
またスライダー胴体2Aはその内部空間として、エレメント通路25と、一対のテープ溝26,26を備える。エレメント通路25には一対のエレメント列12,12が通され、各テープ溝26には対応する側のテープ11が通される。
エレメント通路25は、上翼板21と下翼板22の上下間において前後方向に貫通すると共に、その前部が案内柱23によって二又に分岐している。
一対のテープ溝26,26は、エレメント通路25に連通すると共に上翼板21と下翼板22の左右側部における上下間において左右に開口する。
エレメント通路25は、上翼板21と下翼板22の上下間において前後方向に貫通すると共に、その前部が案内柱23によって二又に分岐している。
一対のテープ溝26,26は、エレメント通路25に連通すると共に上翼板21と下翼板22の左右側部における上下間において左右に開口する。
第1の止具8は図11に示すように、一対のエレメント列12,12に対して前方において各テープ11に別々に固定されている。
第2の止具9は、図示の例では、いわゆる開離嵌挿具と称されるもので、2つのテープ11のうち一方に固定された蝶棒9aと、他方に固定された箱9bとを備える。
第2の止具9は、図示の例では、いわゆる開離嵌挿具と称されるもので、2つのテープ11のうち一方に固定された蝶棒9aと、他方に固定された箱9bとを備える。
本考案の第一実施形態のスライダーカバー3は図2,3に示すように、スライダー2の上下にそれぞれ装着する上部材3Aと下部材3Bの二部材から構成されるもので、上部材3Aと下部材3Bを互いの前部において上下方向に連結することにより一体化されるものである。また一体化された上部材3Aと下部材3Bは、スライダー2の上側に装着する上装着板4、スライダー2の下側に装着する下装着板5、上装着板4と下装着板5の前部同士をスライダー2の前方で連結する柱状の連結柱6を備えるものである。
上部材3Aは、上装着板4と、連結柱6の上部となる上部連結柱6Aであって上装着板4の前部における左右方向の幅中央部から下方に突出すると共に下部材3Bの前部に連結する上部連結柱6Aを備える。
上装着板4は図2,3,7,8に示すように、スライダー2の上翼板21に対して上方に配置される上板41であってスライダー2の引手取付部24と引手2Bを通すために上下方向に貫通する貫通穴41hが形成された上板41、上翼板21の外周の前方および左右側方を囲む上壁43であって貫通穴41hの前方および左右側方において上板41から下方に突出する上壁43、上壁43の内周面から突出すると共に上翼板21の外周面の一部分に密接するための一対の凸部7,7を備える。なお凸部7は、上装着板4だけでなく、後述する下装着板5も備えるものなので、説明の便宜上、区別する必要がある場合には、上装着板4の凸部7を上凸部71と称し、下装着板5の凸部7を下凸部72と称する。
上板41は、スライダー2の外形よりも前後左右方向に長いもので、より詳しくは、上翼板21の上に被せる上板本体部41aと、上板本体部41aの左右方向の中央部から前方に突出する上板副部41bとを備える。なお上板本体部41aは、上翼板21の外形よりも前後左右に長い形状であると共に、その下面を前後左右方向に延長する水平な面とする。
また貫通穴41hは、上板本体部41aにおいて上下方向に貫通すると共に、前後長を左右長よりも長くしたほぼ楕円状である。また貫通穴41hは、その上翼板21の外形よりも小さなもので、上板41の下に配置された上翼板21が上方に通過しないようにすると共に、引手取付部24および引手2Bが通過する形状にしてある。ちなみに図6の例では、貫通穴41hの外周を形成する上板41の内周部は、その内側(貫通穴41h)に引手取付部24を収容した状態で、上翼板21の前後を左右対称的に2カ所づつで、上から押さえるようになっている。つまり、上板41の内周部のうち上翼板21を上から押さえる4つの押さえ部41a1は、貫通穴41hの周方向に間隔をあけて配置される。
上壁43は、貫通穴41hの前方において上板41から下方に突出する上前壁44と、貫通穴41hの左右側方において上板41から上前壁44よりも下方に突出する左右一対の上側壁45,45とを備える。
上前壁44の後面および一対の上側壁45,45の内周面(右側の上側壁45の左側面、左側の上側壁45の右側面)は、上板41の下面に対してほぼ垂直に下方に突出する。なお上前壁44はその後面と下面との角部を面取りし、同様に一対の上側壁45,45もその内周面と下面との角部を面取りしてある。
上前壁44と一対の上側壁45,45は、協同して上翼板21の外周面の前および左右をわずかな隙間Gを介して沿うように取り囲むと共に、上翼板21の外周面の後方を取り囲むことなく開口するものである。
上前壁44は、上翼板本体部21aの外周の前方を隙間Gを介して囲むものである。したがって上前壁44の後面は図6に示すように、上翼板21の外周面の前面に沿う形状、より詳しくは、上翼板21の前面よりも僅かに大きな相似形状(図6の例ではほぼ半円状)であり、それにより上翼板21の前方への移動を規制する。
一対の上側壁45,45は、上前壁44の後端に連続して後方に延長するもので、上翼板本体部21aおよび上側のフランジ部21bの外周の左右側方を隙間Gを介して囲むものである。また一対の上側壁45,45は、上前壁44よりも上板41から下方に突出している。
より詳しくは、一対の上側壁45,45は、上板41の左右端部に沿って上板41の前端から貫通穴41hの後端よりも少し前側の範囲において延長している。そして一対の上側壁45,45の後部が上翼板本体部21aおよび上側のフランジ部21bの外周の左右側方を隙間Gを介して囲む。また一対の上側壁45,45の前部が前方に向かうにつれてその左右方向の間隔を上翼板21から徐々に離れるようにしてある。
一対の上側壁45,45の後部の内周面(左側の上側壁45の後部の右側面、右側の上側壁45の後部の左側面)は、上翼板21の外周面のうち左右側面(上幅狭部21sの左右側面)に沿う形状、より詳しくは上翼板21の左右側面よりも僅かに大きな相似形状である。つまり一対の上側壁45,45は、互いの内周面の左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に幅狭になる形状である。ちなみに図示の例では上側壁45は、貫通穴41hの内周面よりも左右方向内側に張り出すように突出する形状である。このような形状により上翼板21を左右にほとんど移動不能に規制すると共に、後方への移動を規制する。
上前壁44は、上翼板本体部21aの外周の前方を隙間Gを介して囲むものである。したがって上前壁44の後面は図6に示すように、上翼板21の外周面の前面に沿う形状、より詳しくは、上翼板21の前面よりも僅かに大きな相似形状(図6の例ではほぼ半円状)であり、それにより上翼板21の前方への移動を規制する。
一対の上側壁45,45は、上前壁44の後端に連続して後方に延長するもので、上翼板本体部21aおよび上側のフランジ部21bの外周の左右側方を隙間Gを介して囲むものである。また一対の上側壁45,45は、上前壁44よりも上板41から下方に突出している。
より詳しくは、一対の上側壁45,45は、上板41の左右端部に沿って上板41の前端から貫通穴41hの後端よりも少し前側の範囲において延長している。そして一対の上側壁45,45の後部が上翼板本体部21aおよび上側のフランジ部21bの外周の左右側方を隙間Gを介して囲む。また一対の上側壁45,45の前部が前方に向かうにつれてその左右方向の間隔を上翼板21から徐々に離れるようにしてある。
一対の上側壁45,45の後部の内周面(左側の上側壁45の後部の右側面、右側の上側壁45の後部の左側面)は、上翼板21の外周面のうち左右側面(上幅狭部21sの左右側面)に沿う形状、より詳しくは上翼板21の左右側面よりも僅かに大きな相似形状である。つまり一対の上側壁45,45は、互いの内周面の左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に幅狭になる形状である。ちなみに図示の例では上側壁45は、貫通穴41hの内周面よりも左右方向内側に張り出すように突出する形状である。このような形状により上翼板21を左右にほとんど移動不能に規制すると共に、後方への移動を規制する。
なお一対の上側壁45,45の外周面(右側の上側壁45の右側面、左側の上側壁45の左側面)は、上板41の左右側面に対して左右方向内側に凹むように形成されている。また一対の上側壁45,45の後端は左右方向に離れているので、一対の上側壁45,45の間の空間部は、後方に通じている。
一対の上凸部71,71は図6、7に示すように、上翼板21の外周面の一部分に密接するように一対の上側壁45,45の内周面から左右対称的に突出している。より詳しくは左側の上凸部71は、左側の上側壁45の内周面である右側面の前後方向中間部から右側に突出し、右側の上凸部71は、右側の上側壁45の内周面である左側面の前後方向中間部から左側に突出している。図示の例では、上下方向から視ると、上凸部71は上側壁45の前後方向の全長の途中から「く」の字状に突出しており、しかも上側壁45の内周面と上凸部71の内周面とが滑らかに連続する形状となっており、上凸部71は上側壁45の一部であるかのような形状となっている。また上下方向の長さに関して上凸部71は、上側壁45の上下方向の全長に亘って形成されている。
また一対の上凸部71,71の左右の間隔は、最も狭い部分では上翼板21の上幅狭部21sの対応する部分の左右の幅寸法よりも僅かに狭いものである。
また一対の上凸部71,71の左右の間隔は、最も狭い部分では上翼板21の上幅狭部21sの対応する部分の左右の幅寸法よりも僅かに狭いものである。
下部材3Bは図2,3に示すように、下装着板5と、連結柱6の下部となる下部連結柱6Bであって下装着板5の前部における左右方向の幅中央部から上下両方に突出すると共に上部材3Aの前部である上部連結柱6Aに連結する下部連結柱6Bとを備える。
下装着板5は図2,3,9,10に示すように、スライダー2の下翼板22に対して下方に配置される下板51と、下翼板22の外周の前方および左右側方を囲むと共に下板51から上方に突出する下壁53と、下壁53の内周面から突出すると共に下翼板22の外周面の一部分に密接するための一対の凸部7,7としての下凸部72,72と、下壁53の下面から下方に突出する複数の突起部57とを備える。
下板51は、平面視すると、左右対称形状で、左右側辺、左右側辺の後端同士を繋ぐ後辺、左右側辺の前端同士を繋ぐ前辺とを備える形状である。前辺は、左右方向の中央部から左右方向の両端へ向かうにつれて後方へ向かうように左右方向に対して傾斜している。左右側辺は、前端から後端へ向かうにつれて左右方向中央側へ向かうように前後方向に対して傾斜している。後辺は、左右方向に平行である。
また下板51は、その後部を下翼板22を載せる下板本体部51aとし、その前部(下板本体部51aよりも前側の部分)を、一対のエレメント列12,12の下側を載せる下板副部51bとする。下板本体部51aの上面は前後左右方向に延長する水平な面とする。
また下板51は、その後部を下翼板22を載せる下板本体部51aとし、その前部(下板本体部51aよりも前側の部分)を、一対のエレメント列12,12の下側を載せる下板副部51bとする。下板本体部51aの上面は前後左右方向に延長する水平な面とする。
下板副部51bは、下板本体部51aの前面の左右方向の全域から前方に突出している。また上部材3Aと下部材3Bとを連結した状態のスライダーカバー3を平面視すると、図1に示すように、下板副部51bは、上板副部41bよりも左右に張り出すと共に、上板本体部41aよりも前方に突出している。
下壁53は、下翼板22を載せる箇所の前側において下板51から上方に突出する下前壁54と、下翼板22を載せる箇所の左右外側において下板51から上方に突出する一対の下側壁55,55とを備える。
下前壁54の後面および一対の下側壁55,55の内周面(右側の下側壁55の左側面、左側の下側壁55の右側面)は、下板51の上面に対してほぼ垂直に上方に突出する。下側壁55は、下板51から下前壁54とほぼ同じ程度に上方に突出する。なお下前壁54はその後面と上面との角部を面取りし、同様に一対の下側壁55,55もその内周面と上面との角部を面取りしてある。
下前壁54と一対の下側壁55,55とは、協同して下翼板22の外周面を前および左右にわずかな隙間Gを介して沿うように取り囲むと共に、下翼板22の外周面の後方を取り囲むことなく開口するものである。
下前壁54は、下翼板本体部22aの外周の前方を隙間Gを介して囲むものである。したがって下前壁54の後面は図5に示すように、下翼板22の外周面の前面に沿う形状、より詳しくは、下翼板22の前面よりも僅かに大きな相似形状(図5の例ではほぼ半円状)であり、それにより下翼板22の前方への移動を規制する。
一対の下側壁55,55は、下前壁54の後端に連続して後方に延長するもので、下翼板本体部22aおよび下側のフランジ部22bの外周の左右側方を隙間Gを介して囲むものである。また一対の下側壁55,55の上端は、下前壁54の上端と同じ位置になっている。
一対の下側壁55,55の内周面(左側の下側壁55の右側面、右側の下側壁55の左側面)は、下翼板22の外周面のうち左右側面(上幅狭部21sの左右側面)に沿う形状、より詳しくは下翼板22の左右側面よりも僅かに大きな相似形状である。つまり一対の下側壁55,55は、互いの内周面の左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に幅狭になる形状である。このような形状により下翼板22を左右にほとんど移動不能に規制すると共に、後方への移動を規制する。
下前壁54は、下翼板本体部22aの外周の前方を隙間Gを介して囲むものである。したがって下前壁54の後面は図5に示すように、下翼板22の外周面の前面に沿う形状、より詳しくは、下翼板22の前面よりも僅かに大きな相似形状(図5の例ではほぼ半円状)であり、それにより下翼板22の前方への移動を規制する。
一対の下側壁55,55は、下前壁54の後端に連続して後方に延長するもので、下翼板本体部22aおよび下側のフランジ部22bの外周の左右側方を隙間Gを介して囲むものである。また一対の下側壁55,55の上端は、下前壁54の上端と同じ位置になっている。
一対の下側壁55,55の内周面(左側の下側壁55の右側面、右側の下側壁55の左側面)は、下翼板22の外周面のうち左右側面(上幅狭部21sの左右側面)に沿う形状、より詳しくは下翼板22の左右側面よりも僅かに大きな相似形状である。つまり一対の下側壁55,55は、互いの内周面の左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に幅狭になる形状である。このような形状により下翼板22を左右にほとんど移動不能に規制すると共に、後方への移動を規制する。
また前後方向の長さに関して一対の下側壁55,55は、下板51の左右端部に沿ってその全長に亘って延長している。
一対の下凸部72,72は図9、10に示すように、下翼板22の外周面の一部分に密接するように下前壁54の内周面から左右対称的に突出している。より詳しくは一対の下凸部72,72は、下前壁54の内周面である後面の左右方向中間部から後方に左右対称的に突出している。図示の例では、平面視すると、下凸部72は、円弧状である。また上下方向の長さに関して下凸部72は、下側壁55の上下方向の全長に亘って形成されている。
連結柱6は図3に示すように、上部連結柱6Aと下部連結柱6Bによって形成される。 上部連結柱6Aは、上板41の前部(上翼板21に被せる箇所よりも前方の部分)から下方に突出するもので、上板41から下方に延長する柱状の上柱61と、上柱61の下端面の中央部から下方に延長する上連結部62とを備える。
下部連結柱6Bは、下板51の前部(下翼板22を載せる箇所よりも前方の部分)であって左右方向中央部から上方および下方に突出する筒状の下柱65と、下柱65の内周面に形成される下連結部66であって上連結部62に連結するための下連結部66とを備える。
下柱65は、上下に貫通するものである。また下柱65と上柱61とは、上部材3Aと下部材3Bを連結したときには、下柱65の上面と上柱61の下面が上下に突き合わせるようになる。
下柱65は、上下に貫通するものである。また下柱65と上柱61とは、上部材3Aと下部材3Bを連結したときには、下柱65の上面と上柱61の下面が上下に突き合わせるようになる。
上連結部62と下連結部66は凹凸による噛み合わせによって連結するものである。
上連結部62は図7,8に示すように、上柱61の下端面から前後に間隔をあけて下方に突出する前小柱63と後小柱64と、前小柱63の前面において後方に凹む前側凹部63aと、後小柱64の後面において前方に凹む後側凹部64aとを備える。
下連結部66は図9,10に示すように、下柱65の内周面から後方と前方にそれぞれ突出する板状の前側凸部66aと後側凸部66bと、下柱65の内周面の左右側面から側方にそれぞれ突出する一対のガイド部66d,66dとを備える。
そして前側凸部66aと前側凹部63a、並びに後側凸部66bと後側凹部64aは、互いに噛み合って、上部連結柱6Aと下部連結柱6Bとを連結し、前小柱63と後小柱64の間に一対のガイド部66d,66dが挟まって上部連結柱6Aと下部連結柱6Bとの連結を強固にする。このようにして連結柱6が形成され、それによって上部材3Aと下部材3Bとを一体化する。
上連結部62は図7,8に示すように、上柱61の下端面から前後に間隔をあけて下方に突出する前小柱63と後小柱64と、前小柱63の前面において後方に凹む前側凹部63aと、後小柱64の後面において前方に凹む後側凹部64aとを備える。
下連結部66は図9,10に示すように、下柱65の内周面から後方と前方にそれぞれ突出する板状の前側凸部66aと後側凸部66bと、下柱65の内周面の左右側面から側方にそれぞれ突出する一対のガイド部66d,66dとを備える。
そして前側凸部66aと前側凹部63a、並びに後側凸部66bと後側凹部64aは、互いに噛み合って、上部連結柱6Aと下部連結柱6Bとを連結し、前小柱63と後小柱64の間に一対のガイド部66d,66dが挟まって上部連結柱6Aと下部連結柱6Bとの連結を強固にする。このようにして連結柱6が形成され、それによって上部材3Aと下部材3Bとを一体化する。
一体化された上部材3Aと下部材3Bとは図4に示すように、スライダー2のエレメント通路25と同様に、その内部空間として、上装着板4と下装着板5の間には連結柱6の左右で二本となり連結柱6の後方で一本となるカバー用エレメント通路3Sを備える。
また一体化された上部材3Aと下部材3Bとは、上装着板4と下装着板5の左右端部における上下間には、カバー用エレメント通路3Sに連通する一対のカバー用テープ溝3Tが形成される。カバー用エレメント通路3Sには一対のエレメント列12,12が通され、各カバー用テープ溝3Tには対応する側のテープ11が通される。
また一体化された上部材3Aと下部材3Bとは、上装着板4と下装着板5の左右端部における上下間には、カバー用エレメント通路3Sに連通する一対のカバー用テープ溝3Tが形成される。カバー用エレメント通路3Sには一対のエレメント列12,12が通され、各カバー用テープ溝3Tには対応する側のテープ11が通される。
上記した第一実施形態のスライダーカバー3は図1に示すように、取り付けることを想定した上記スライダー2に装着すれば、上板41側の凸部7(上凸部71)が上翼板21の前面の一部分に密接し、下板51の凸部7(下凸部72)が下翼板22の左右側面の一部分に密接するので、凸部のないスライダーカバー3に比べて、スライダー2に対するスライダーカバー3の装着状態が安定し、スライダー2を操作したときに、スライダーカバー3がガタつき難くなる。
しかも一対の上凸部71,71が上装着板4に左右から対称的に密着すると共に、一対の下凸部72,72が下装着板5に左右から対称的に密着するので、上翼板21に対する上装着板4の装着状態、および下翼板22に対する下装着板5の装着状態がより安定する。
しかも一対の上凸部71,71が上装着板4に左右から対称的に密着すると共に、一対の下凸部72,72が下装着板5に左右から対称的に密着するので、上翼板21に対する上装着板4の装着状態、および下翼板22に対する下装着板5の装着状態がより安定する。
また上壁43のうち一対の上側壁45,45の左右方向の間隔がスライダー2の上翼板21の上幅狭部21sの形状に合わせて、後方に向かうにつれて徐々に狭くしてあるので、一対の上凸部71,71が上翼板21を左右から挟みながら前方へ押し付けるように作用するので、上翼板21に対する上装着板4の前後方向の装着状態がより安定する。
またスライダーカバー3とスライダー2とが一体化したスライダーセットも、上記したスライダーカバー3と同じ効果が得られる。
本考案の第二実施形態のスライダーカバー3は図12に示すように、下部材3Bを第一実施形態のスライダーカバー3と相違させ、それ以外については第一実施形態のスライダーカバー3と一致させたものである。より詳しくは、一対の下凸部72,72は、一対の下側壁55,55の内面に左右対称的に形成されたものである。
本考案は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、スライダーカバー3は、前記実施形態では、上部材3Aと下部材3Bが別々の部品、つまり二部品で構成されていたが、上装着板4と下装着板5と連結柱6と一体となった一部品で構成されていても良い。この場合、連結柱6は、その上端、下端が上装着板4、下装着板5にそれぞれ繋がっている。
F スライドファスナー
1 ファスナーストリンガー
11 テープ
12 エレメント列
13 エレメント
2 スライダー
2A スライダー胴体
21 上翼板
21a 上翼板本体部
21b 上側のフランジ部
21s 上幅狭部
22 下翼板
22a 下翼板本体部
22b 下側のフランジ部
22s 下幅狭部
23 案内柱
24 引手取付部
24a 貫通穴
25エレメント通路
26 テープ溝
2B 引手
3 スライダーカバー
3A 上部材
3B 下部材
3S カバー用エレメント通路
3T カバー用テープ溝
4 上装着板
41 上板
41a 上板本体部
41a1 押さえ部
41b 上板副部
41h 貫通穴
43 上壁
44 上前壁
45 上側壁
5 下装着板
51 下板
51a 下板本体部
51b 下板副部
53 下壁
54 下前壁
55 下側壁
57 突起部
6 連結柱
6A 上部連結柱
6B 下部連結柱
61 上柱
62 上連結部
63 前小柱
63a 前側凹部
64 後小柱
64a 後側凹部
65 下柱
66 下連結部
66a 前側凸部
66b 後側凸部
66d ガイド部
7 凸部
71 上凸部
72 下凸部
8 第1の止具
9 第2の止具
9a 蝶棒
9b 箱
G 隙間
1 ファスナーストリンガー
11 テープ
12 エレメント列
13 エレメント
2 スライダー
2A スライダー胴体
21 上翼板
21a 上翼板本体部
21b 上側のフランジ部
21s 上幅狭部
22 下翼板
22a 下翼板本体部
22b 下側のフランジ部
22s 下幅狭部
23 案内柱
24 引手取付部
24a 貫通穴
25エレメント通路
26 テープ溝
2B 引手
3 スライダーカバー
3A 上部材
3B 下部材
3S カバー用エレメント通路
3T カバー用テープ溝
4 上装着板
41 上板
41a 上板本体部
41a1 押さえ部
41b 上板副部
41h 貫通穴
43 上壁
44 上前壁
45 上側壁
5 下装着板
51 下板
51a 下板本体部
51b 下板副部
53 下壁
54 下前壁
55 下側壁
57 突起部
6 連結柱
6A 上部連結柱
6B 下部連結柱
61 上柱
62 上連結部
63 前小柱
63a 前側凹部
64 後小柱
64a 後側凹部
65 下柱
66 下連結部
66a 前側凸部
66b 後側凸部
66d ガイド部
7 凸部
71 上凸部
72 下凸部
8 第1の止具
9 第2の止具
9a 蝶棒
9b 箱
G 隙間
Claims (7)
- スライダー(2)の上下にそれぞれ装着する上装着板(4)および下装着板(5)、前記上装着板(4)と前記下装着板(5)の前部同士を前記スライダー(2)の前方で連結する柱状の連結柱(6)を備え、
前記上装着板(4)は、前記スライダー(2)の上翼板(21)に対して上方に配置される上板(41)であって前記スライダー(2)の引手(2B)を通すために上下方向に貫通する貫通穴(41h)が形成された前記上板(41)、前記上板(41)から下方に突出する上壁(43)を備え、
前記下装着板(5)は、前記スライダー(2)の下翼板(22)に対して下方に配置される下板(51)、前記下翼板(22)の外周の前方および左右側方を囲むと共に前記下板(51)から上方に突出する下壁(53)を備え、
前記上装着板(4)と前記下装着板(5)の少なくとも一方は、対応する前記上壁(43)または前記下壁(53)の内周面から突出すると共に対応する前記上翼板(21)または前記下翼板(22)の外周面の一部分に密接するための凸部(7)を備えることを特徴とするスライドファスナーのスライダーカバー。 - 前記上壁(43)は、前記上翼板(21)の外周の前方および左右側方を囲むと共に、前記貫通穴(41h)の前方および左右側方に配置されることを特徴とする請求項1記載のスライドファスナーのスライダーカバー。
- 前記下装着板(5)は、前記下壁(53)の内周面から左右対称的に突出する一対の前記凸部(7,7)としての下凸部(72,72)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスライドファスナーのスライダーカバー。
- 前記上装着板(4)は、前記上壁(43)の内周面から左右対称的に突出する一対の前記凸部(7,7)としての一対の上凸部(71,71)を備えることを特徴とする請求項3記載のスライドファスナーのスライダーカバー。
- 前記上壁(43)は、前記貫通穴(41h)の前方に配置される上前壁(44)、前記貫通穴(41h)の左右側方に配置される一対の上側壁(45,45)を備え、
一対の前記上側壁(45,45)は、その左右方向の間隔が後方に向かうにつれて徐々に狭くなるものであり、
前記一対の前記上凸部(71,71)は、一対の前記上側壁(45,45)の内周面から左右対称的に突出することを特徴とする請求項4記載のスライドファスナーのスライダーカバー。 - 請求項1〜4の何れかに記載の前記スライダーカバー(3)と、前記スライダーカバー(3)を装着する前記スライダー(2)とを備えるスライダーセットであって、
前記スライダー(2)は、上下に対向する前記上翼板(21)および前記下翼板(22)、前記上翼板(21)および前記下翼板(22)を互いの前部で連結する案内柱(23)、前記上翼板(21)から上方に突出する引手取付部(24)、前記引手取付部(24)に取り付けられる引手(2B)を備え、
前記スライダーカバー(3)は、前記上壁(43)が前記上翼板(21)に対して隙間(G)を介して沿う形状であると共に、前記下壁(53)が前記下翼板(22)に対して隙間(G)を介して沿う形状であり、
前記凸部(7)は、対応する前記上翼板(21)または前記下翼板(22)に密接することを特徴とするスライダーセット。 - 請求項5記載の前記スライダーカバー(3)と、前記スライダーカバー(3)を装着する前記スライダー(2)とを備えるスライダーセットであって、
前記スライダー(2)は、上下に対向する前記上翼板(21)および前記下翼板(22)、前記上翼板(21)および前記下翼板(22)を互いの前部で連結する案内柱(23)、前記上翼板(21)から上方に突出する引手取付部(24)、前記引手取付部(24)に取り付けられる引手(2B)を備え、
前記上翼板(21)は、その左右方向の幅が後方に向かうにつれて徐々に狭くなる上幅狭部(21s)を備えており、
前記スライダーカバー(3)は、前記上壁(43)が前記上翼板(21)に対して隙間(G)を介して沿う形状であると共に、前記下壁(53)が前記下翼板(22)に対して隙間(G)を介して沿う形状であり、
一対の前記上凸部(71,71)は前記上幅狭部(21s)の左右側面に密接し、
一対の前記下凸部(72,72)は前記下翼板(22)に密接することを特徴とするスライダーセット。
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