JP3200849B2 - 土木用コンクリート製装飾壁材の製造方法 - Google Patents

土木用コンクリート製装飾壁材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は擁壁や橋脚等に使用されるコンクリート製の
装飾壁材の製造方法に関し、更に詳しくは外表面にモザ
イク模様等を形成した土木用コンクリート製装飾壁材の
製造方法に関する。
(従来の技術) 擁壁に使用されるコンクリート製の壁材は、従来は外
表面が平面となっており、模様等が施されていないのが
普通であった。
ところが、近年、自然環境に合致させると同時に美観
を呈する擁壁を設置することが要求されるようになり、
壁材の表面に種々の表面加工を施した土木用のコンクリ
ート製壁材が提案されつつある。
以下に、公知の表面加工を施した土木用コンクリート
製壁材の一例を図でもって説明する。
第4図を参照して、壁材は壁基材1とタイル等の装飾
パネル板2とからなっており、該壁基材1の外表面には
全面に渡って装飾パネル板2が隣接して埋設されてい
る。隣接する装飾パネル板2の間の間隙には目地貼り3
がなされている。
該壁材は第5図に示すような型枠を使用してプレキャ
ストで製造される。
第5図を参照して、型枠は鉄製や木製の底型枠4、側
型枠5、上型枠6からなっており、底型枠4の内面には
装飾パネル板2が嵌入設置される凹部7が隣接して形成
されている。
前記装飾パネル板付きの壁材は以下のようにして製造
される。
製造に当たって、先ず該底型枠4に凹部7を形成し、
該底型枠4の凹部7にタイル等の装飾パネル板2を嵌入
して配設する。そして、生コンクリートを投入して上型
枠6を被せ、投入されたコンクリートを固化させる。こ
のようにして得られた壁材では隣接する装飾パネル板2
の間に隙間ができているので、該隣接する装飾パネル板
2の隙間を目地貼り3して第4図に示す壁材を得る。
尚、装飾パネル板2として、色付き装飾パネル板を使
用する場合もあり、更には、装飾パネル板の上に模様等
を描く場合もある。
一方、建築用の壁パネルとして、第6図に示すような
ものも公知である。
即ち、壁パネルの基材11をプレキャストで製造し、そ
の後に該基材11の表面にモザイク模様状に溝加工する。
そして、該溝に装飾部材12をモルタルその他の糊剤で貼
付て装飾用の壁パネルとするものである。
(発明が解決しようとする課題) 土木用の壁材は大量に使用するものであるから、プレ
キャストで低コストかつ簡単に製造されるものでなけれ
ばならない。ところが、前記第4図に示す構造の土木用
壁材は、多数の高価な装飾用パネル板2を貼り付けてい
るため、材料費が高く、低コストが要求されている土木
用の壁材としては好ましいものではなかった。
更に、前記第5図に示すような製造方法では、多数の
装飾用パネル板2を底型枠4に設置しなければならず、
その作業に手間がかかるものとなっている。しかも、プ
レキャストした後に、隣接する装飾用パネル板2の間を
目地貼り3する作業にも手間取るため、長時間の作業を
必要とする上、高コストとなることの避けられないもの
であった。
そこで、本発明の目的は、表面に装飾の施されている
土木用の壁材を作業性良くかつ低コストで得る製造方法
を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、型枠の内部に生コンク
リートを投入して土木用コンクリート製壁材を製造する
方法において、所定厚の板状体からなり、模様状に配設
された抜き穴を有する模様付けマットを底型枠の上に配
設し、前記模様付けマットの抜き穴に装飾部材を配設
し、該装飾部材の配設された模様付けマットの上に生コ
ンクリートを投入し、上型枠を被せて固化させることを
特徴とする土木用コンクリート製装飾壁材を製造する方
法にあり、更には、前記模様付きマットに、模様状に配
設された抜き穴の他に模様状に形成された溝或は突起を
設けたところにある。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明の一実施例になる土木用の壁材21を示
すものであり、該壁材21の表面には装飾部材22がモザイ
ク模様状に突出して設けられている。又、装飾部材22の
設けられていない箇所には波形模様23や直線模様24が突
起状あるいは溝状に形成されている。
上記本発明になる壁材21は切り開いて造成された道路
や鉄道路線の両側の擁壁や、大型の橋脚の壁材として使
用されるものであり、該壁材21に付される模様は自然環
境にマッチングしたものにデザインされている。
上記構成の壁材21の製造方法の一例を第2図及び第3
図を参照して説明する。
型枠は底型枠25、側型枠26、上型枠27とからなってい
る。それぞれの型枠25、26、27は内面が平面となってい
る。底型枠25の上には模様付けマット28が配設される。
模様付けマット28には、第3図に示すように、所定の厚
みを有する板状体からなっており、抜き穴29や溝或は突
起30が模様状に形成されている。
製造に当たって、先ず模様状付けマット28を底型枠25
の上に配設する。そして、抜き穴29にモザイク模様等を
形成する装飾部材22を配置する。次いで、生コンクリー
トを投入して上型枠27を被せる。そして、投入された生
コンクリートが固化した後に取り出すと表面にモザイク
模様や直線、波形模様の施された壁材21が出来上がる。
この場合、装飾部材22の突出量は模様付けマット28の厚
さで定まるものとなる。
模様付けマット28を複数種準備しておけば、同一の型
枠で種々の模様付け壁材21を得ることができる。
尚、以上の説明において、直線模様や波形模様は必ず
しも必要ではなく、省略可能である。
又、直線模様や波形模様に代えて、その他の円弧模
様、螺旋模様等の幾何学的模様を施すこともできる。
又、模様付けマットの材料は、鉄等の金属の他、ゴ
ム、木等適宜の材料が選択可能である。
更に、装飾部材として、例えば木状の部材や、岩状の
部材を使用すると一層自然環境にマッチングした模様と
なる。
更に又、壁材21の表面をサンドブラスト等によって微
細な表面処理することにより、一層自然環境にマッチン
グしたものとすることもできる。
(発明の効果) 以上のように、構成された本発明による効果をあげる
と以下のとおりである。
模様付けマットを使用し、該模様付けマットに模様状
の抜き穴や溝或は突起を形成すれば良いので、従来の建
築用の壁パネルのようにプレキャスト製品の壁材に溝加
工等を施して装飾部材を貼付けて模様付けする作業と比
べて模様形成のための作業が迅速かつ簡単である。
壁材の表面の全面に装飾部材を貼付るものではないの
で、高価な装飾部材を用いたとしてもコストアップとな
るおそれがない。
同一の型枠を使用し、模様付けマットを複数種類準備
するだけで、その種類の数だけの装飾壁材を得ることが
できるので製造装置の汎用性がでて、この面でも低コス
トが得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の製造方法によって得られた装飾壁材の
一例を示す平面図、第2図は本発明の製造方法を示す断
面図、第3図は模様付けマットの一例を示す平面図、第
4図は従来公知の装飾パネル板付き土木用コンクリート
壁材を示す斜視図、第5図は第4図の壁材の製造方法を
示す断面図、第6図は建築用の装飾壁パネルを示す平面
図である。 21:壁材、22:装飾部材、23:波形模様 24:直線模様、25:底型枠、26:側型枠 27:上型枠、28:模様付けマット 29:抜き穴、30:溝或は突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠の内部に生コンクリートを投入して土
    木用コンクリート製壁材を製造する方法において、 所定厚の板状体からなり、摸様状に配設された抜き穴
    と、摸様状に形成された溝或いは突起とを有する模様付
    けマットを底型枠の上に配設し、前記摸様付けマットの
    抜き穴に装飾部材を配設し、該装飾部材の配設された摸
    様付けマットの上に生コンクリートを投入し、上型枠を
    被せて固化させることを特徴とする土木用コンクリート
    製装飾壁材を製造する方法。
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