JP3199389B2 - 点火装置用定電圧放電管及びその製造方法 - Google Patents

点火装置用定電圧放電管及びその製造方法

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JP3199389B2 JP00702191A JP702191A JP3199389B2 JP 3199389 B2 JP3199389 B2 JP 3199389B2 JP 00702191 A JP00702191 A JP 00702191A JP 702191 A JP702191 A JP 702191A JP 3199389 B2 JP3199389 B2 JP 3199389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火装置に
おける点火プラグと直列に接続されて使用される定電圧
放電管及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の点火装置における点火プラグ
の絶縁磁器体表面にカーボン,鉛化合物等が付着して必
要な電圧が点火プラグ電極のところで得られなくなるの
を防止するために、点火プラグと直列に放電管を接続す
ることが知られており、本出願人も此の種放電管を特開
平2−94278号公報他にて提案している。
【0003】図6は、その特開平2−94278号公報
に係る放電管の断面図を示したものであり、主電極33
を取りつけた金属封塞体32と主電極35を取りつけた
金属封塞体34とで封着ガラス36の溶着により中空円
筒外囲器31の両端開口を封塞し、中空部37内に所定
圧の不活性ガスを封入したものである。
【0004】その中空部37への不活性ガスの封入、封
鎖は、金属封塞体32,34のいずれか一方で封着ガラ
ス36の溶着により中空円筒外囲器31の一方の開口を
封塞し、中空円筒外囲器31の他方の開口にもう一方の
金属封塞体を載置して密閉容器内にそれをセットし、密
閉容器を排気し不活性ガスを封入することにより中空部
37に不活性ガスを封入した後、封着ガラスを加熱溶融
して他方の金属封塞体で中空円筒外囲器の他方の開口を
封鎖して行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の不活性
ガスの封入方法では、密閉容器内で封着されていない金
属封塞体を介して不活性ガスを封入した後、封着ガラス
を加熱溶融してその金属封塞体で開口を封塞するので封
着ガラスの一部分に穴が開くことがあり、製造歩留まり
の低下や長期におけるスローリーク等の問題を有してい
る。
【0006】これは、金属封塞体の全周に亘り封着ガラ
スで溶着する必要性から封着ガラスを比較的長時間加熱
溶融しなければならないこと及び封着ガラスと金属封塞
体との接触面積が大きいので、加熱溶着時には密閉容器
内の圧力よりも中空部内の圧力が大きくなり、その圧力
差により封着ガラスの一部分にガスの抜け穴ができるも
のと思われる。
【0007】したがって本発明は、係る問題点を解決し
た点火装置用定電圧放電管及びその製造方法を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の点火装置用定電
圧放電管は、中空部を有し両端が開口した絶縁材料から
なる中空円筒外囲器と、封着ガラス体の溶融により前記
両端の開口の端部に溶着されることによりこの両端の開
口を封塞する第1と第2のガラス封着体と、前記第1の
ガラス封着体に溶着によりこのガラス封着体を貫通して
取りつけられる棒状金属体を有して成る第1の主電極
と、前記第2のガラス封着体を貫通して取りつけられる
棒状金属体を有して成る第2の主電極と、前記第1と第
2のガラス封着体のいずれか一方に設けられると共に周
縁に予め封着ガラス体が加熱により溶着されている小孔
と、前記小孔を通して前記中空部を排気し、不活性ガス
を前記中空部に封入した後に前記周縁の封着ガラス体の
再加熱溶融によりこの封着ガラス体を介して前記小孔に
溶着されることにより前記小孔を封鎖する小孔ガラス封
鎖体とからなる。
【0009】このような構成の本発明の点火装置用定電
圧放電管は、中空部を有し両端が開口した絶縁材料から
なる中空円筒外囲器の前記両端の開口を、第1と第2の
主電極を構成する棒状金属体を予め溶着により取りつけ
ている第1と第2のガラス封着体を封着ガラス体の溶融
により前記中空円筒外囲器の両端口に溶着して封塞
し、前記第1と第2のガラス封着体のいずれか一方に設
けられると共に周縁に封着ガラス体が予め溶着されてい
小孔を通して前記中空円筒外囲器の前記中空部を排気
し、この中空部に不活性ガスを封入した後に前記周縁
の封着ガラス体を再溶融してこの封着ガラス体を介して
小孔ガラス封鎖体を前記小孔に溶着することによって前
記小孔を封鎖して作られる。
【0010】本発明の他の点火装置用定電圧放電管は、
中空部並びに両端開口を有した絶縁材料からなる中空円
筒外囲器と、第1の主電極を有し封着ガラス体の溶融に
より前記両端開口の一方の開口に溶着してこの一方の開
口を封鎖する第1の開口封塞体と、第2の主電極を有し
封着ガラス体の溶融により前記両端開口の他方の開口に
溶着してこの他方の開口を封鎖する第2の開口封鎖体と
を備えた点火装置用定電圧放電管において、前記中空部
に連通するように前記中空円筒外囲器に設けられると共
に周縁に予め封着ガラス体が加熱により溶着されている
小孔と、前記小孔を介して前記中空部を排気し前記中空
部に不活性ガスを封入後に前記周縁の封着ガラス体の再
加熱溶融によりこの封着ガラス体を介して前記小孔に溶
着して前記小孔を封鎖する小孔ガラス封鎖体とからな
る。
【0011】このような本発明の他の点火装置用定電圧
放電管は、絶縁材料からなり中空部と前記中空部に連通
していると共に周縁に封着ガラス体が予め溶着されてい
る小孔とを有し両端が開口した中空円筒外囲器の一方の
開口を、第1の主電極を有した第1の開口封塞体を前記
一方の開口に封着ガラス体の溶融により溶着して封塞
し、前記中空円筒外囲器の他方の開口を、第2の主電極
を有した第2の開口封塞体を前記他方の開口に封着ガラ
ス体の溶融により溶着して封塞し、前記小孔に前記周縁
の封着ガラス体よりも高い融点を有した小孔ガラス封鎖
体を取りつけ、前記小孔を通して前記中空部を排気しこ
の中空部に不活性ガスを封入した後に、前記周縁の封着
ガラス体を加熱溶融してこの封着ガラス体を介して前記
小孔ガラス封鎖体を前記小孔に溶着することにより前記
小孔を封鎖して作られる。
【0012】
【作用】中空円筒外囲器の中空部の排気、不活性ガスの
封入は、主電極を構成する棒状金属体を溶着したガラス
封着体の一部または中空円筒外囲器に設けられている小
孔を介して行い、不活性ガスの封入後は、小孔ガラス封
鎖体を封着ガラス体の溶融によって前記小孔に溶着する
だけでよく、小孔封鎖のための小孔ガラス封鎖体の加熱
時間はきわめて短時間でよい。
【0013】
【実施例】(実施例1) 図1〜図3は、本発明の点火装置用定電圧放電管の第1
の実施例を示す図面であり、図1は完成断面図であり、
1は中空部を有し両端が開口した例えばセラミックであ
る絶縁材料より成る中空円筒外囲器であり、図2に示す
ようにセラミック粉末をプレス成型したものを焼成する
か又はセラミックの円柱を切削することにより作られる
半円筒部1−1,1−2を封着ガラス12により接合し
て作られる。
【0014】2はタングステン,タンタル等の棒状金属
体で、この先端にタングステン,タンタル等の一種また
は混合した金属粉末をプレス成型して焼結して作られる
焼結体4が取りつけられて第1の主電極が形成されてい
る。
【0015】3は、図3に示すように、小孔13を有し
棒状金属体2を予め溶着しておき、封着ガラス体8の加
熱溶着により中空円筒外囲器1の一方の開口の端部を封
塞するガラス封着体、5は第1の主電極の一部を構成す
る棒状金属体2と同材料より成り第2の主電極を形成す
る棒状金属体、6は図3(ロ)に示すように棒状金属体
5を予め溶着しておき、中空円筒外囲器1の他方の開口
の端部を封着ガラス体10の加熱溶着により封塞するガ
ラス封着体、7はアルゴン,窒素,キセノン,クリプト
ン等の一種または混合した不活性ガスが所定圧封入され
る中空円筒外囲器1の中空部、11は図3(ハ)に拡大
して示すように先端部14と台部15とより成り、周縁
に予め封着ガラス体9が溶着されている小孔13を封鎖
する小孔ガラス封鎖体である。
【0016】本発明の点火装置用定電圧放電管は、以上
の構成よりなり、中空円筒外囲器1は図2のように完成
品の略中央部で分離した形に作成の半円筒部1−1,1
−2を接合しているが、例えば図1のA−A線で二つに
分離した形に形成のものを封着ガラス12によって接合
して、中空円筒外囲器を作成してもよい。
【0017】また封着ガラス12を用いて半円筒部1−
1,1−2を接合せずとも予め中空部を有してプレス成
型し、これを加熱焼成してもよい。
【0018】かかる構成の定電圧放電管は、先端に焼結
体4を取りつけた棒状金属体2を加熱溶着したガラス封
着体3と棒状金属体5を加熱溶着したガラス封着体6と
を、封着ガラス体8,10の加熱溶融によって中空円筒
外囲器1の両端開口に溶着する。
【0019】次に、ガラス封着体3の小孔13の周縁部
にガラス封着体3より融点の低い封着ガラス体9を加熱
溶着し、封着ガラス体9より高い融点を有した材料で予
めプレス成型した小孔ガラス封鎖体11を図1のように
取りつけ、この状態で中空円筒外囲器1を図示しない密
閉容器にセットする。
【0020】尚、小孔13の周縁への封着ガラス体9
溶着は、ガラス封着体3を中空円筒外囲器1の開口に溶
着する前に行ってもよい。
【0021】中空円筒外囲器1を図示しない密閉容器に
セットした状態で、密閉容器内を排気することにより中
空部7は小孔13を通して排気され、排気後密閉容器内
に所定圧の不活性ガスを封入すれば、中空部7には小孔
13を通して所定圧の不活性ガスが封入される。
【0022】最後に、密閉容器の外部から、例えば公知
の高周波加熱装置によって小孔ガラス封鎖体11の周辺
を加熱すると、封着ガラス体9は再溶融され、小孔ガラ
ス封鎖体11は極めて短時間に封着ガラス体9を介して
小孔13に溶着されて小孔13が封鎖されて完成する。
【0023】(実施例2)図4は、本発明の定電圧放電
管の第2の実施例を示す断面図であり、前実施例と同図
番のものは同一であるので説明は省略する。
【0024】本実施例は、中空円筒外囲器16に小孔2
1を設け、この小孔を通して中空部20を排気し、不活
性ガスを封入した後、小孔ガラス封鎖体18を封着ガラ
ス体19の加熱溶融によって小孔21に溶着して小孔を
封鎖したものである。
【0025】本実施例の定電圧放電管は、まず、先端に
主電極を形成する焼結体4を取りつけた棒状金属体2を
予め溶着したガラス封着体17と主電極を形成する棒状
金属体5を予め溶着したガラス封着体6とを前実施例同
様に中空円筒外囲器16の両端開口部に溶着して両端開
口を封塞する。
【0026】なお、中空円筒外囲器16は前実施例で示
した半円筒部1−1,1−2のいずれか一方に小孔21
を設けてセラミック粉末をプレス成型またはセラミック
の円柱体を切削して作られる半円筒部を封着ガラスによ
り結合して、もしくはプレス成型により一体成型したも
のを加熱焼成して作られる。
【0027】次いで小孔21の周縁部に封着ガラス体1
9を加熱溶融して溶着し、小孔21に小孔ガラス封鎖体
18を取りつけて中空円筒外囲器16を前実施例と同様
に図示しない密閉容器にセットし、密閉容器を排気し不
活性ガスを密閉容器内に封入すれば、小孔21を通して
中空部20も排気されて不活性ガスが封入される。
【0028】最後に前実施例同様小孔ガラス封鎖体18
の周縁部を高周波加熱装置で密閉容器外部から加熱して
封着ガラス体19を溶融すれば、小孔ガラス封鎖体18
が小孔21に溶着するので小孔21は封鎖されて図示の
ような定電圧放電管が完成される。
【0029】以上第1と第2の実施例について説明した
が、小孔ガラス封鎖体11,18の周縁部は、高周波加
熱装置でなくとも例えば光ビームによって局部的に集中
加熱溶融してもよい。
【0030】また、封着ガラス体19は、ガラス封着体
6,17で両端開口が封鎖される前に小孔21の周縁に
溶着しておいても良い。
【0031】更に封着ガラス体8,9,10,19は、
ガラス封着体6,17及び小孔ガラス封鎖体11,18
より融点の低いものが用いられる。
【0032】ところでガラス封鎖体11,18は、図3
(ハ)に示す構成では、小孔ガラス封鎖体の寸法によっ
ては、小孔に取りつけた場合に小孔を塞いで排気、不活
性ガスの封入がスムーズに行われなくなる場合が考えら
れる。
【0033】図5はかかる点を考慮して、小孔を通して
の排気、不活性ガスの封入をスムーズに行わせるための
小孔ガラス封鎖体の他の実施例であり、同図(イ)は先
端部22と台部23に亘って溝24を設けたものであ
り、同図(ロ)は先端部25を円錐柱状にし、先端部2
5と台部26に亘って溝27を設けたものであり、同図
(ハ)は先端部28と台部29に亘って突起30を設け
たものである。
【0034】この図5(イ)〜(ハ)の構成にすること
により、このような小孔ガラス封鎖体を小孔に取りつけ
た時小孔を塞ぐ形になったとしても、溝24,27を通
して、また突起30と小孔との隙間を通して排気、不活
性ガスの封入がスムーズに行える。
【0035】またこの実施例では、溝,突起を1ヶ設け
ているが、2ヶ,3ヶと複数個設けても良い。
【0036】更に定電圧放電管としては、両端開口を封
塞するのにガラス封着体を用いたもので説明したが、図
6の従来の金属封塞体で開口を封塞する型のものでも、
図4の実施例で示したように中空円筒外囲器に小孔を設
けて定電圧放電管を作成することも勿論可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明の点火装置用定電圧放電管は、排
気、不活性ガスの封入、封鎖に際し、中空部を有した中
空円筒外囲器の両端開口を封着ガラスを介して封着され
るガラス封着体のいずれか一方に設けた小孔または中空
円筒外囲器の小孔に小孔ガラス封鎖体を取りつけこの小
孔を介して前記中空部を排気し不活性ガスを中空部に封
入した後、前記小孔周縁部に予め溶着した封着ガラス体
を再度加熱溶融して前記小孔に小孔ガラス封鎖体を溶着
して小孔を封鎖するだけで良いので、封鎖作業は極めて
短時間に行うことができ、且つ前記ガラス封着体または
金属封塞体を両端開口に溶着させる封着ガラス体に穴が
あく惧れも全くなく、またその作業も極めてスムーズに
行うことができる。
【0038】またこのようにして製造された定電圧放電
管は、小孔を封鎖したガラス封鎖体からのスローリーク
惧れも全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における定電圧放電管の
完成断面図
【図2】本発明の第1の実施例における中空円筒外囲器
外観図
【図3】(イ)第1の実施例における第1の主電極を取
りつけて成るガラス封着体の外観図 (ロ)第1の実施例における第2の主電極を取りつけて
成るガラス封着体の外観図
【図4】本発明の第2の実施例における定電圧放電管の
完成断面図
【図5】(イ)本発明の定電圧放電管に用いる小孔ガラ
ス封鎖体の第1の実施例である外観図 (ロ)本発明の定電圧放電管に用いる小孔ガラス封鎖体
の第2の実施例である外観図 (ハ)本発明の定電圧放電管に用いる小孔ガラス封鎖体
の第3の実施例である外観図
【図6】従来の定電圧放電管の完成縦断面図
【符号の説明】
1,16 中空円筒外囲器 2,5 棒状金属体 3,6,17 ガラス封着体 4 焼結体 7,20 中空部 8,9,10,19 封着ガラス体 11,18 小孔ガラス封鎖体 13,21 小孔 14,22,25,28 先端部 15,23,26,29 台部 24,27 溝部 30 突起
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−167387(JP,A) 特開 平3−165481(JP,A) 特開 平4−167388(JP,A) 実公 平2−16554(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01T 14/00 H01T 21/00 H01T 4/14 F02P 13/00 F02P 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空部を有し両端が開口した絶縁材料から
    なる中空円筒外囲器と、封着ガラス体の溶融により前記
    両端の開口の端部に溶着されることによりこの両端
    口を封塞する第1と第2のガラス封着体と、前記第1の
    ガラス封着体に溶着によりこのガラス封着体を貫通して
    取りつけられる棒状金属体を有して成る第1の主電極
    と、前記第2のガラス封着体を貫通して取りつけられる
    棒状金属体を有して成る第2の主電極と、前記第1と第
    2のガラス封着体のいずれか一方に設けられると共に周
    縁に予め封着ガラス体が加熱により溶着されている小孔
    、前記小孔を通して前記中空部を排気し、不活性ガス
    を前記中空部に封入した後に前記周縁の封着ガラス体の
    再加熱溶融によりこの封着ガラス体を介して前記小孔に
    溶着されることにより前記小孔を封鎖する小孔ガラス封
    鎖体とからなり、前記小孔ガラス封鎖体は前記小孔を通
    過しない大きさで前記周縁の封着ガラス体より高融点の
    材料で作られて成る点火装置用定電圧放電管。
  2. 【請求項2】中空部並びに両端開口を有した絶縁材料か
    らなる中空円筒外囲器と、第1の主電極を有し封着ガラ
    ス体の溶融により前記両端開口の一方の開口に溶着して
    この一方の開口を封鎖する第1の開口封塞体と、第2の
    主電極を有し封着ガラス体の溶融により前記両端開口の
    他方の開口に溶着してこの他方の開口を封鎖する第2の
    開口封鎖体とを備えた点火装置用定電圧放電管におい
    て、前記中空部に連通するように前記中空円筒外囲器に
    設けられると共に周縁に予め封着ガラス体が加熱により
    溶着されている小孔と、前記小孔を介して前記中空部を
    排気し前記中空部に不活性ガスを封入後に前記周縁の封
    着ガラス体の再加熱溶融によりこの封着ガラス体を介し
    て前記小孔に溶着して前記小孔を封鎖する小孔ガラス封
    鎖体とからなり、前記小孔ガラス封鎖体は、前記小孔を
    通過しない大きさで前記周縁の封着ガラス体よりも高い
    融点を有して成る点火装置用定電圧放電管。
  3. 【請求項3】中空部を有し両端が開口した絶縁材料から
    なる中空円筒外囲器の一方の開口を、溶着により取りつ
    けた棒状金属体を有した第1のガラス封着体を封着ガラ
    ス体の溶融により前記一方の開口に溶着して封塞し、
    記中空円筒外囲器の他方の開口を、溶着により取りつけ
    た棒状金属体を有した第2のガラス封着体を前記他方の
    開口に封着ガラス体の溶融により溶着して封塞し、前記
    第1と第2のガラス封着体のいずれか一方に設けられ周
    縁に予め封着ガラス体が溶着されている小孔にこの封着
    ガラス体よりも高い融点を有した小孔ガラス封鎖体を取
    りつけ、前記小孔を通して前記中空部を排気しこの中空
    部に不活性ガスを封入した後に、前記小孔の周縁の封着
    ガラス体を加熱溶融してこの封着ガラス体を介して前記
    小孔に前記小孔ガラス封鎖体を溶着して前記小孔を封鎖
    して作られて成る点火装置用定電圧放電管の製造方法。
  4. 【請求項4】絶縁材料からなり中空部と前記中空部に連
    していると共に周縁に封着ガラス体が予め溶着されて
    いる小孔とを有し両端が開口した中空円筒外囲器の一方
    の開口を、第1の主電極を有した第1の開口封塞体を前
    記一方の開口に封着ガラス体の溶融により溶着して封塞
    し、前記中空円筒外囲器の他方の開口を、第2の主電極
    を有した第2の開口封塞体を前記他方の開口に封着ガラ
    ス体の溶融により溶着して封塞し、前記小孔に前記周縁
    封着ガラス体よりも高い融点を有した小孔ガラス封鎖
    体を取りつけ、前記小孔を通して前記中空部を排気しこ
    の中空部に不活性ガスを封入した後に、前記周縁の封着
    ガラス体を加熱溶融してこの封着ガラス体を介して前記
    小孔に前記小孔ガラス封鎖体を溶着して前記小孔を封鎖
    して作られて成る点火装置用定電圧放電管の製造方法。
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