JP3199306B2 - プラズマ処理装置および方法 - Google Patents

プラズマ処理装置および方法

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JP3199306B2 JP8761596A JP8761596A JP3199306B2 JP 3199306 B2 JP3199306 B2 JP 3199306B2 JP 8761596 A JP8761596 A JP 8761596A JP 8761596 A JP8761596 A JP 8761596A JP 3199306 B2 JP3199306 B2 JP 3199306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、マイクロ波
などを印加して得られる高周波電界により励起される反
応性プラズマを用いて、半導体ウェハやLCD用ガラス
基板など被処理体に対して、薄膜形成やエッチング加工
が行われている。これらのプラズマ処理工程では、反応
性プラズマ中のラジカルが重要な役割を果たしている。
そして、近年、要求される加工精度が高度に微細化する
につれ、反応性プラズマ中のラジカルをより高精度にか
つ高速に制御する技術が要求されている。
【0003】この点、従来は、プラズマ源に印加される
電力、処理室内の圧力などの各種パラメータを制御する
ことにより、反応性プラズマ中のラジカルを間接的に制
御するように試みていた。しかし、これらのパラメータ
は相互に相対的に変化するため、ラジカルのみを高精度
に制御することは困難であった。また、間接的な制御方
法であるため、ラジカルの状態を高速に最適化すること
も困難であった。さらに、同一の処理条件であっても、
反応容器壁の汚れなどの原因によりプロセスの再現性は
難しく、かかる点からも、ラジカルの高精度な制御が困
難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のプラ
ズマ処理装置および方法が有する上記のような問題点に
鑑みて成されたものであり、処理室内の反応性プラズマ
中、若しくはリモートプラズマ中の粒子を、高い再現性
をもって高速にかつ高精度に制御することが可能な新規
かつ改良されたプラズマ処理装置および方法を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第1の観点によれば,プラズマ生成室にお
いてパルス変調可能な高周波電界により励起された反応
性プラズマをプラズマ処理室に導入して,プラズマ処理
室内に載置された被処理体をエッチング処理するプラズ
マ処理方法であって,プラズマ生成室及び/又はプラズ
マ処理室内に存在するプラズマ中の粒子密度及び/又は
組成を赤外吸収分光法により計測する工程と,計測され
た粒子密度及び/又は組成に応じて,高周波電界をパル
ス変調して,粒子密度及び/又は組成を所定値に制御す
る工程とを有し,パルス変調は,パルスの周期及び/又
は出力を変化させるものであると共に,前記プラズマ中
の粒子密度及び/又は組成の測定は,前記被処理体の直
上略5mmから略10mmの位置で行われる,ことを特
徴とするものである。
【0006】上記プラズマ処理方法において,パルス変
調の制御をする際には,請求項2に記載のように,前記
パルス変調の制御は,プラズマ処理室及び/又はプラズ
マ生成室のプラズマ中のラジカルの組成が一定となるよ
うに,パルスの周期及び/又はデューティ比及び/又は
パワーを変化させることが好ましい。また,反応性プラ
ズマは,請求項3に記載のように,少なくともフルオロ
カーボンを含む反応性ガスをプラズマ化して得られるも
のであることが好ましく,さらに,特定すれば,請求項
4に記載のように,反応性プラズマは,少なくともC
F,CF2,CF3,FのラジカルとCF+イオンを含
み,CF/FとCF+及び/又はCF2/FとCF+の
ラジカル及びイオンの組成が一定になるように前記パル
ス変調の制御を行うことが好ましい
【0007】本発明の第2の観点によれば,パルス変調
可能な高周波電界により反応性プラズマを励起するプラ
ズマ生成室と,そのプラズマ生成室と連通した載置台に
パルス変調可能な高周波電界を印加する機構と,該載置
台に載置された被処理体を処理するプラズマ処理室とを
備えたプラズマ処理装置が提供される。そして,このプ
ラズマ処理装置は,請求項に記載のように,プラズマ
生成室内の反応性プラズマ中及び/又はプラズマ処理室
の載置台の上部空間に存在するプラズマに所定波長の赤
外光を照射して,プラズマの粒子密度及び/又は組成を
測定する赤外吸収分光手段と,その赤外吸収分光手段に
より測定された粒子密度及び/又は組成に応じて,反応
性プラズマを励起する高周波電界及び載置台に印加する
高周波電界をパルス変調する制御器と,を有し,パルス
変調は,パルスの周期及び/又は出力を変化させるもの
であると共に,前記赤外吸収分光手段は,前記被処理体
の直上略5mmから略10mmの位置にある前記プラズ
マ中の粒子密度及び/又は組成の測定を行うように設置
される,ことを特徴としている。
【0008】かかるプラズマ処理装置の制御器は,請求
に記載のように,プラズマ処理室及び/又はプラズ
マ生成室のプラズマ中のラジカルの組成が一定となるよ
うに,パルスの周期及び/又はデューティ比及び/又は
パワーを変化させるものであることが好ましい。また,
反応性プラズマは,請求項に記載のように,少なくと
もSiH3ラジカル及び/又はCH3ラジカル及び/又
はClラジカルを含み,SiH3ラジカル及び/又はC
H3ラジカル及び/又はClラジカルの密度が一定にな
るよう前記パルス変調の制御が行われることが好まし
い。あるいは請求項に記載のように,反応性プラズマ
は,少なくともCF,CF2,CF3,Fのラジカルと
CF+イオンを含み,CF/FとCF+及び/又はCF
2/FとCF+のラジカル及びイオンの組成が一定にな
るように前記パルス変調の制御を行うことが好ましい
【0009】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら、
本発明にかかるプラズマ処理装置および方法をマイクロ
波を利用したECRプラズマ処理装置に適用した実施の
一形態について詳細に説明する。
【0010】図1に本発明を適用したECRプラズマ処
理装置の構成の一例を示す。同図中、1は、処理室を形
成する真空容器であり、この真空容器1の上部には、E
CR放電を発生する放電室2が連結されている。放電室
2には、例えば2.45GHzのマイクロ波を導入する
ための導波管3が石英などの誘電体から成る窓3aを介
して接続されている。さらに、導波管3はマイクロ波電
源4に接続されている。マイクロ波電源4は、パルス発
生装置5に接続され、これによりその出力はパルス状波
形から連続波形まで任意に制御可能である。また、例え
ばHe等の不活性ガスおよび三フッ化メタン(CHF
3)等の反応性ガス(A)を導入するための第1の導入
口6が放電室2に取り付けられている。7は放電室2の
外壁を水冷するために設けられた冷却機構であり、冷却
機構7の外側には、磁気コイル8が放電室2を取囲んで
取り付けられている。放電室2においてマイクロ波で放
電が生起し、その放電中で電子がサイクロトロン運動す
るように磁気コイル8により、例えば875ガウス程度
の磁界が与えられて高密度のプラズマが生成される。
【0011】一方、真空容器1の内部には、電極として
の載置台9が設置され、この載置台9上に静電チャック
10などの吸着手段を介して被処理体Wとしてのウェハ
等が載置されている。静電チャック10はポリイミド樹
脂などの絶縁材料製の薄膜間に板状電極10aを介装し
たもので、この電極10aに電源10bより直流の高圧
電流を印加することにより、被処理体Wをクーロン力に
より吸着できるものである。また、載置台9には、液体
窒素を循環させることが可能な冷却ジャケットなどの冷
却装置11やヒータ12などから成る温調手段が設けら
れており、被処理体Wを所望の温度に温調することがで
きる。13は、伝熱ガス供給機構であり、静電チャック
10に穿設された複数の孔からヘリウムなどのバックク
ーリングガスを被処理体Wの裏面に供給することによ
り、載置台9から被処理体Wに至る伝熱の効率を高める
ための機構である。
【0012】載置台9には、マッチング回路14を介し
てバイアス用高周波電力印加用の高周波電源15が接続
されている。高周波電源15には、パルス発生装置16
が接続され、これにより高周波電源15の高周波出力は
パルス状波形から連続波形まで任意に制御可能である。
従って、この電極9には、上記高周波の印加によりマイ
ナス数10〜マイナス300V程度のバイアスが生じ
る。また、真空容器1には、例えばHe等の不活性ガス
および三フッ化メタン(CHF3)等の反応性ガス
(B)を導入するための第2の導入口17が取り付けら
れるとともに、不図示の真空ポンプなどの真空排気装置
に通じる排気管18が接続されている。各ガス導入口
6、17から原料ガス、例えばフルオロカーボンを含む
反応ガスが一定量導入されるとともに、排気管18を介
して排気を行うことにより、装置真空容器1および放電
室2内は、所定のガス圧力に保たれる。
【0013】さらに、処理容器1の側壁には、石英など
の光透過性材料から成る少なくとも2つの窓19が相対
向する位置に設けられている。これらの窓を介して、所
定波長の赤外半導体レーザを出射するレーザ光源20a
と、このレーザ光源20aから出射され真空処理容器1
内を(従って、反応性プラズマ中を)通過した赤外半導
体レーザを検出する検出装置20bが設置されている。
このレーザ光源20aと検出装置20bは、赤外半導体
レーザ吸収分光装置20を成すもので、検出装置20b
により検出される赤外半導体レーザのスペクトルの変化
により、真空処理容器1内のプラズマ粒子、例えばラジ
カル、イオン、原子および分子などの密度や組成を計測
することが可能なものである。そして、検出装置20b
により計測された粒子の密度や組成に関する計測データ
は主制御器21に送られ、後述するように、パルス発生
装置5またはパルス発生装置16により、マイクロ波出
力またはバイアス用高周波出力をパルス変調するために
使用することができる。
【0014】さて、ガス導入口6を介して放電室2に導
入された三フッ化メタン(CHF3)は、マイクロ波に
よる高周波電界により反応性プラズマPになり、F、C
F、CF2、CF3等のラジカルおよびCF+等のイオ
ンが発生する。図示の例では、反応性プラズマPは、放
電室2から真空容器1内に向けて展開している。反応性
プラズマPに含まれるラジカルは、被処理体W上で重合
し、ポリマー薄膜が成長する。あるいは、被処理体Wに
高周波電源15より高周波出力を印加すれば、この高周
波により被処理体W表面にセルフバイアス電圧が誘起さ
れ、このバイアス電圧によりプラズマからイオンが引き
出されて被処理基板Wが衝撃される。従って、このイオ
ン衝撃により被処理体Wのエッチングが生じる。また、
高周波電源15の出力を適宜調整することにより、被処
理体W表面に高周波印加によるプラズマを発生させるこ
とも可能である。
【0015】さて、かかる構成によるプラズマ処理装置
によれば、マイクロ波電源4から発生するマイクロ波出
力をパルス発生装置5にて変調し、あるいは、高周波電
源15から発生する高周波出力をパルス発生装置16に
より変調し、あるいはマイクロ波出力および高周波出力
の印加を時分割し、適宜組み合わせることにより、真空
容器1内におけるラジカルの密度および組成を制御する
ことが可能である。その際に、本発明によれば、赤外半
導体レーザ吸収分光装置20により、反応性プラズマ中
の粒子、例えばラジカル、イオン、原子および分子の密
度や組成を計測し、その計測値を制御器21を介して、
マイクロ波電源4用のパルス発生装置5や高周波電源1
5用のパルス発生装置13にフィードバックしながら、
反応性プラズマ中の粒子、例えばラジカル、イオン、原
子および分子の密度や組成が所望の値になるように、マ
イクロ波出力あるいは高周波出力をパルス変調すること
ができる。すなわち、本実施の形態によれば、エッチン
グや薄膜形成に重要な影響を与えるラジカル組成をリア
ルタイムで計測し、計測値をパルス変調にフィードバッ
クしながらラジカルのみを高精度で制御できるため、再
現性に優れた高精度エッチングおよび薄膜形成が可能と
なる。
【0016】なお、本発明にかかるフィードバック制御
の目標値である反応性プラズマ粒子の密度や組成は、被
処理体の種類、プロセスの種類、プロセス条件などによ
って大きく異なるため、プロセスに応じてその都度実験
等により設定することが好ましい。また、パルス変調の
方法としては、マイクロ波電源4のマイクロ波出力、あ
るいは高周波電源15の高周波出力の周期やデューティ
比、さらにON/OFFのみではなく、パワーのHi/
Loなどを変化させることが可能であり、プロセスに応
じて最適なパルス変調方式を採用することができる。ま
た、パルス波形は方形波に限らず三角波あるいはノコギ
リ波であってもよい。
【0017】また、赤外半導体レーザ吸収分光装置20
により、反応性プラズマ中の粒子、例えばラジカル、イ
オン、原子および分子の密度や組成を計測する位置とし
ては、被処理体Wの反応面の直上が好ましく、例えば、
被処理体Wの5mm〜10mm上部の反応性プラズマ中
の粒子の密度および組成を計測することにより、プロセ
スに強い影響を与えるラジカルのより真値に近い値を計
測することが可能となり、より高精度のプロセス制御が
可能となる。
【0018】なお、プラズマ放電室2と真空容器1内で
は、プラズマの有するエネルギー(電子温度)が異なっ
ている(すなわち、前者のプラズマエネルギーは後者の
ものよりも高い。)。そのため、図示の実施の形態で
は、ガス導入口6、17から、エネルギーの異なるプラ
ズマに対して異なる種類のガスを導入することで、様々
なプラズマ条件を生じさせることができるように構成さ
れている。しかし、本発明はかかる例に限定されず、単
一の処理ガスを導入し、その処理ガスをプラズマ化する
ように構成することもできることは言うまでもない。
【0019】次に、図1に示すECRプラズマ処理装置
を用いて、シリコンあるいはシリコン窒化膜にシリコン
酸化膜が形成された半導体ウェハなどの被処理体を、少
なくともフルオロカーボンを含む反応ガスをプラズマ化
することによりエッチング処理する一実施例について説
明する。
【0020】まず、放電室2に少なくともフルオロカー
ボンを含む反応ガスを導入し、圧力0.4Paに保つ。
マイクロ波は、周期50μsecとし、パルス発生装置
5によりマイクロ波電源出力を時分割し、マイクロ波パ
ワー1000Wにて、デューティ比を1〜100%(連
続)まで変化させ、マイクロ波パワーの変調を行った。
この場合、被処理体Wとして、SiO2上に適当なエッ
チングパターンを形成したものを用いた。被処理体Wに
400KHzの高周波を引加し、バイアス250Vの電
圧を被処理体Wの表面に引加した。また、真空容器1に
設置した赤外半導体レーザ吸収分光装置20を用いて、
被処理体Wの10mm上部におけるCF、CF2、CF
3、Fのラジカル密度およびCF+イオン密度を測定し
た。
【0021】そして、赤外半導体レーザ吸収分光装置2
0の測定値に応じて、反応性プラズマ中のラジカルの組
成(CF/F、CF2/F)若しくはラジカルの組成と
イオンの組成が一定になるように、マイクロ波出力の周
期およびデューティ比を変化させた。その結果、本実施
例によれば、高精度にかつ高速に、反応性プラズマ中の
ラジカルの組成のみをフィードバック制御することがで
きた。
【0022】このエッチング特性を評価しところ、シリ
コン酸化膜のエッチング速度6000オングストローム
/secで、対シリコンエッチング選択比50、対シリ
コン窒化膜選択比25の高選択比エッチングが可能であ
った。シリコン酸化膜のエッチングパターン形状をSE
Mにより観測したところ、0.3μmまでの微細パター
ンに対してほぼ垂直であることが判った。
【0023】さらに、経時変化を調べるために、ウェハ
(5000枚)について酸化膜/シリコンのエッチング
特性を評価したところ、ラジカル組成のフィードバック
を行わない場合は、1000枚あたりからエッチング速
度、選択比のばらつきが生じ、エッチング再現性の低下
が観測された。一方、フィードバックを行った場合は、
5000枚のウェハすべてにおいて良好なエッチング特
性が得られ、高い再現性が得られる。
【0024】以上、本発明をマイクロ波プラズマ処理装
置に適用した実施の一形態について説明したが、本発明
はかかる例に限定されない。本発明は、真空容器内の反
応性プラズマをパルス変調制御することが可能な各種プ
ラズマ処理装置、例えば、平行平板型プラズマ処理装
置、誘導結合プラズマ処理装置などにも適用できること
は言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、エッチングおよび薄膜
形成に重要な影響を与える反応性プラズマ中のラジカル
の密度や組成を赤外半導体レーザ吸収分光装置によりリ
アルタイムで計測し、その計測値をフィードバックしな
がらパルス変調制御し、ラジカルのみを高精度で制御で
きるため、再現性に優れた高精度のエッチングおよび薄
膜形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をマイクロ波プラズマ処理装置に適用し
た実施の一形態を示し概略的な断面図である。
【符号の説明】
W 被処理体(半導体ウェハ) 1 真空容器(処理室) 2 プラズマ放電室 3 マイクロ波導波管 4 マイクロ波発生装置 5 パルス発生装置 6 ガス導入口 8 磁気コイル 9 電極(載置台) 14 マッチング回路 15 高周波電源 16 パルス発生装置 17 ガス導入口 18 排気孔 19 透過窓 20 赤外半導体レーザ吸収分光装置 20a レーザ源 20b 検出装置 21 主制御器 P 反応性プラズマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 輿水 地塩 東京都港区赤坂5丁目3番6号 東京エ レクトロン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−149965(JP,A) 特開 平7−94130(JP,A) 特開 平7−122543(JP,A) 特開 昭63−20484(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 C23C 16/52 C23F 4/00 G01N 21/35 H01L 21/205

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ生成室においてパルス変調可能
    な高周波電界により励起された反応性プラズマをプラズ
    マ処理室に導入して,前記プラズマ処理室内に載置され
    た被処理体をエッチング処理するプラズマ処理方法であ
    って, 前記プラズマ生成室及び/又はプラズマ処理室内に存在
    するプラズマ中の粒子密度及び/又は組成を赤外吸収分
    光法により計測する工程と, 前記計測された粒子密度及び/又は組成に応じて,前記
    高周波電界をパルス変調して,前記粒子密度及び/又は
    組成を所定値に制御する工程とを有し, 前記パルス変調は,前記パルスの周期及び/又は出力を
    変化させるものであると共に, 前記プラズマ中の粒子密度及び/又は組成の測定は,前
    記被処理体の直上略5mmから略10mmの位置で行わ
    れる, ことを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス変調の制御は,前記プラズマ
    処理室及び/又はプラズマ生成室のプラズマ中のラジカ
    ルの組成が一定となるように,パルスの周期及び/又は
    パワーを変化させるものであることを特徴とする,請求
    項1に記載のプラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記反応性プラズマは,少なくともフル
    オロカーボンを含む反応性ガスをプラズマ化して得られ
    るものであることを特徴とする,請求項1又は2に記載
    のプラズマ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記反応性プラズマは,少なくともC
    F,CF2,CF3,FのラジカルとCF+イオンを含
    み,CF/FとCF+及び/又はCF2/FとCF+の
    ラジカル及びイオンの組成が一定になるように前記パル
    ス変調の制御が行われることを特徴とする,請求項2又
    は3に記載のプラズマ処理方法。
  5. 【請求項5】 パルス変調可能な高周波電界により反応
    性プラズマを励起するプラズマ生成室と,前記プラズマ
    生成室と連通した載置台にパルス変調可能な高周波電界
    を印加する機構と,前記載置台に載置された被処理体を
    処理するプラズマ処理室とを備えたプラズマ処理装置で
    あって, 前記プラズマ生成室内の反応性プラズマ中及び/又は前
    記プラズマ処理室の載置台の上部空間に存在するプラズ
    マに所定波長の赤外光を照射して,前記プラズマの粒子
    密度及び/又は組成を測定する赤外吸収分光手段と, 前記赤外吸収分光手段により測定された粒子密度及び/
    又は組成に応じて,前記反応性プラズマを励起する高周
    波電界及び前記載置台に印加する高周波電界をパルス変
    調する制御器と,を有し, 前記パルス変調は,前記パルスの周期及び/又は出力を
    変化させるものであると共に, 前記赤外吸収分光手段は,前記被処理体の直上略5mm
    から略10mmの位置にある前記プラズマ中の粒子密度
    及び/又は組成の測定を行うように設置される, ことを
    特徴とする,プラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御器は,前記プラズマ処理室及び
    /又はプラズマ生成室のプラズマ中のラジカルの組成が
    一定となるように,パルスの周期及び/又はパワーを変
    化させるものであることを特徴とする,請求項に記載
    のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記反応性プラズマは,少なくともSi
    H3ラジカル及び/又はCH3ラジカル及び/又はCl
    ラジカルを含み,SiH3ラジカル及び/又はCH3ラ
    ジカル及び/又はClラジカルの密度が一定になるよう
    前記パルス変調の制御が行われることを特徴とする,請
    求項5又は6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記反応性プラズマは,少なくともC
    F,CF2,CF3,FのラジカルとCF+イオンを含
    み,CF/FとCF+及び/又はCF2/FとCF+の
    ラジカル及びイオンの組成が一定になるように前記パル
    ス変調の制御が行われることを特徴とする,請求項5又
    は6に記載のプラズマ処理装置。
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