JP6298867B2 - プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体素子のプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置に係り、特にプラズマ処理の高精度化のためにプラズマをパルス変調するプラズマ処理方法およびプラズマ処理装置に関する。
半導体素子の微細化とともにFin Field Effect Transistor (以下、Fin−FETと称する)と呼ばれる3次元構造のトランジスタが量産化開始されている。これに対応して微細化の鍵であるドライエッチング技術は、更なる微細化、高アスペクトおよび従来の2次元構造のトランジスタに無い複雑な形状の高精度のエッチングが要求され、ブレークスルー技術が必要になっている。
また、エッチング中のアスペクト比などの加工形状は時間とともに変化して、その形状に応じた最適のエッチング条件が存在するが、従来のエッチング方法の多くでは形状の変化に応じて条件を変えていない。
エッチング中に条件を変化させる先行技術として、例えば、特許文献1には、エッチングガスと有機堆積物形成ガスが交互に導入されて形成されるプラズマを用いてシリコン基板をエッチングする過程で、そのエッチングの開始時から所定時間、エッチングガス導入時の基板への印加電力を一定にする第1電力印加工程と、その所定時間が経過した後にエッチングガス導入時の基板への印加電力を時間と共に上昇させる第2電力印加工程とを有するシリコン構造体の製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、試料11のエッチング期間を、例えば、2つに分け、前半(数十秒)はパルス放電を用いた高電子温度のエツチング(モード1)を行ない、後半(数秒〜20秒)は通常の低ダメージエツチング(モード2)を行なうことが開示されている。
特開2009−239054号公報 特開平2−312227号公報
しかし、例えば、特許文献1はmicro electro mechanical system(以下、MEMSと称する)と呼ばれる微小な機械加工を目的としているため、寸法精度も数ミクロンのオーダの制御で、10nmレベルに達しようとしているトランジスタのゲート加工には適用できない。
また、特許文献2に記載されている技術はエッチング速度の向上を目的としているため、時間変化させる精度や放電の安定性すなわち電力を変える範囲などに対する考慮がされていない。つまり、プラズマに投入する電力を変化させるとある値で、プラズマがちらついたりして不安定になり、ある値の前後でエッチング速度などの特性が不連続的に変化する現象が生じる。これは投入電力の変化に伴い、プラズマ密度が変化して電磁波の伝導モードが変化したり、あるいはプラズマ中の電界分布が変化することに起因する。
また、エッチング中に連続的に印加する電力を変化させる技術では、エッチング速度などの特性がある程度、連続的に変化することを前提としており、不連続に変化すると制御が困難になり、所望の加工形状が得られなくなる。
本発明の目的は、10nmレベルの微細加工に対応するエッチング技術の提供である。さらに、エッチングの安定性を確保して、再現よい微細加工を実現することである。また、本発明は、これらを鑑みて、プラズマ処理時間の経過とともに漸次的にプラズマの解離状態を変化させることにより所望のプラズマ処理を行うことができるプラズマ処理方法およびプラズマ処理装置を提供する。
本発明は、試料がプラズマ処理されるプラズマ処理室と、プラズマ生成用の第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と、前記試料が載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源とを備えるプラズマ処理装置を用いたプラズマ処理方法において、第一のパルスにより前記第一の高周波電力を時間変調し、前記プラズマ処理の開始から終了までの間、プラズマ処理時間の経過とともに前記第一のパルスのオン期間の前記第一の高周波電力を変化させずに前記第一のパルスのデューティー比を漸次的に変化させることを特徴とする。
また、本発明は、試料がプラズマ処理されるプラズマ処理室と、プラズマ生成用の第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と前記試料が載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源を備えるプラズマ処理装置において、パルスにより前記第一の高周波電力が時間変調される場合、前記プラズマ処理の開始から終了までの間、プラズマ処理時間の経過とともに前記パルスのオン期間の前記第一の高周波電力を変化させずに前記パルスのデューティー比を漸次的に変化させる制御部さらに備えることを特徴とする。
本発明は、プラズマ処理時間の経過とともに漸次的にプラズマの解離状態を変化させることにより所望のプラズマ処理を行うことができる。
本発明のプラズマ処理方法を実施するためのプラズマエッチング装置の一例を示す概略断面図である。 電力制御部を示すブロック図である。 第一の高周波電源を変調するパルス波形を示す図である。 実施例1のプラズマエッチング結果を示す図である。 本発明に係るデューティー比の制御方法を示す図である。 実施例2のプラズマエッチング結果を示す図である。 パルス変調の繰り返し周波数を変化させることによりデューティー比を制御する例を示した図である。
最初に、本発明を実施するためのプラズマエッチング装置の一例を図面を参照しながら説明する。図1は、プラズマ生成手段にマイクロ波と磁場を利用したElectron Cyclotron Resonance(以下、ECRと称する)型プラズマエッチング装置の概略図である。
ECR型プラズマエッチング装置は、プラズマ処理室であり、内部を真空排気可能なチャンバ101と、試料であるウエハ102を載置する試料台103と、チャンバ101の上面に設けられた石英製のマイクロ波透過窓104と、その上方に設けられた導波管105と、マイクロ波を発振するマグネトロン106と、マグネトロン106に高周波電力を供給する第一の高周波電源113と、チャンバ101の周りに設けられたソレノイドコイル107と、試料台103に接続された静電吸着電源108および第二の高周波電源109とからなる。
ウエハ102は、ウエハ搬入口110からチャンバ101内に搬入された後、静電吸着電源108によって試料台103に静電吸着される。次に、プロセスガスがガス導入口111からチャンバ101内に導入される。チャンバ101内は、真空ポンプ(図示省略)により減圧排気され、所定の圧力(例えば、0.1Pa〜50Pa)に調整される。次に、第一の高周波電源113よりマグネトロン106に高周波電力を供給してマグネトロン106から周波数2.45GHzのマイクロ波が発振され、導波管105を介してチャンバ101内に伝播される。ここで、第一の高周波電源113は、連続的な高周波電力または時間変調された高周波電力のいずれかをマグネトロン106に供給できる。
マイクロ波とソレノイドコイル107によって発生された磁場との作用によって処理ガスが励起され、ウエハ102上部の空間にプラズマ112が形成される。一方、試料台103には、第二の高周波電源109によってバイアスが印加され、プラズマ112中のイオンがウエハ102上に垂直に加速され入射する。また、第二の高周波電源109は、連続的なバイアス電力または、時間変調されたバイアス電力を試料台103に印加することができる。プラズマ112からのラジカルとイオンの作用によってウエハ102が異方的にエッチングされる。
プラズマ生成用電力あるいはウエハバイアス用電力は、電力制御部114によって制御される。図2に電力制御部114の構成を示す。プラズマエッチング条件(以下、レシピと称する)は、マイコン201に入力される。電力の時間制御に関する部分のレシピは、エッチング時間Ts、時間変化の刻み幅ΔT、マイクロ波のパルス変調周波数Fmとその初期デュティー比Dms、エッチング終了時のデューティー比Dme、バイアスのパルス変調周波数Fb、その初期デューティー比Dbs、エッチング終了時のデューティー比Dbeの繰り返し周波数とデューティー比からなる。
マイコン201は、入力されたレシピからパルス変調されたマイクロ波のデューティー比の時間変化Dm(t)、およびパルス変調されたバイアスのデューティー比の時間変化Db(t)を計算する。時間変化は、多次元式や指数関数など任意の関数で変化させてよいが、通常は一次式、すなわち時間に比例して増減させる制御で十分である。
次に、デューティー比の時間変化は時間変換部202でマイクロ波のオンしている時間Tmon(t)とオフしている時間Tmoff(t)、バイアスのオンしている時間Tbon (t)とバイアスのオフしている時間Tboff(t)の値に変換されて、Tmon(t)とTmoff(t)が第一のパルス発生器203に送られ、Tbon(t)とTboff(t)が第二のパルス発生器204に送られる。
第一のパルス発生器203では受けた信号に従って第一の高周波電源113の出力をパルス変調する信号を発生し、第二のパルス発生器204は受けた信号に従って第二の高周波電源109の出力をパルス変調する信号を発生する。また、第一の高周波電源113と第二の高周波電源109の出力の同期をとるために、マスタークロック205が設けてある。マスタークロック205の発振周波数はパルス周波数よりも十分大きければいくつでもよいが、本実施例では400kHzとしている。
マスタークロック205の出力が第一のパルス発生器203と第二のパルス発生器204に入り、パルス波形を発生させるタイミングをマスタークロック205の周波数と同期させることにより、プラズマの変調とバイアスの変調の同期が取れる。さらにマスタークロック205の出力は第二の高周波電源109の周波数も兼ねており、第二のパルス発生器204とマスタークロック205の出力を掛け算した波形が第二の高周波電源109で増幅されて、ウエハ102に印加される。
次に、第一の高周波電源113から供給される高周波電力を変調するパルス波形206を図3により説明する。尚、図3のパルス波形および以下の動作説明では数値を説明用に簡略化している。図3はエッチング時間Tsを6s、時間変化の刻み幅Tdを1s、マイクロ波の変調周波数Fmを0.5Hz、初期デューティー比Dmsを100%、終了時のデューティー比Dmeを50%と設定した場合のパルス波形である。
このレシピによりマイコン201は、Ts/Td=6、すなわち6回に分けてデューティー比を100%から50%まで時間に比例して減少させる。すなわち、マイコン201は、1s毎にデューティー比を10%減少させることを算出する。パルス周波数Fmが0.5Hzなので、Tdが1sの間に2回パルスが発生する。すなわち、パルス波形は、最初1s間で2回デューティー比100%で発信し、次の1s間でデューティー比90%のパルスを2回、次の1s間でデューティー比80%のパルスを2回、以下繰り返して、最後の1s間でデューティー比50%のパルスを2回発信して終了する。
このパルスに従ってマグネトロン106は、その出力をオンオフして発信する。マグネトロンのオン期間の高周波電力Pmは別にレシピ入力して、例えばPmを1000Wと設定すると、平均高周波電力は、6s間で1000W から500W まで100W刻みで減少する。尚、平均高周波電力は、Pmとデューティー比の積により求められる値とする。
以上の動作は第一の高周波電源113から供給される高周波電力を変調する場合について説明したが、第二の高周波電源109から供給される高周波電力を変調する場合も同様な動作を行う。また、第一の高周波電源113から供給される高周波電力と第二の高周波電源109から供給される高周波電力は独立に制御できるので、第二の高周波電源109から供給される高周波電力はパルス変調しないで連続出力のままでもかまわない。
以上のようにマイクロ波の電力をエッチング時間内で変化させた場合の放電の安定性を測定した結果を表1に示す。表1では目視によるプラズマ発光強度の変化をちらつきの大小で評価している。ガスはCl2ガスとO2ガスとHBrガスの混合ガスを用い、圧力は0
.5Paである。Pmを1000Wにしてデューティー比を変えてマイクロ波電力を変える場合は全ての領域で放電は安定しているが、従来のようにPmを減少させた場合は700から800Wで放電不安定が発生する。すなわち、従来方法では高精度のエッチングができない。
また、Pmについては連続放電した時に安定に放電する値の範囲に設定すれば、デューティー比とともに変化させてもかまわない。放電不安定が生じるマイクロ波電力はガスの種類と圧力などの放電条件に依存するので、その都度、放電の安定性を測定する必要がある。
Figure 0006298867
ここで、○は放電安定、△は放電のチラツキが小、×は放電のチラツキが大を示す。
また、第一の高周波電源113にパルス波形とは別に第一の電源オンオフ信号発生器207の出力が入り、第二の高周波電源109には、パルス波形とは別に第二の電源オンオフ信号発生器208の出力が入る。これは安全のためで、電力制御部114に異常が発生して第一のパルス発生器203、第二のパルス発生器204から連続してオン信号が出てしまった場合にもそれとは独立して電力を遮断する目的である。
第一のオンオフ信号発生器207は、レシピから別系統でエッチング時間の情報が入り、第一の高周波電源113のオンオフを制御し、第一の高周波電源113は、第一のパルス発生器203のパルスがオンでかつ第一のオンオフ信号発生器207の信号がオンのときのみに出力する。また、第二のオンオフ信号発生器208は、レシピから別系統でエッチング時間の情報が入り、第二の高周波電源109のオンオフを制御し、第二の高周波電源109は、第二のパルス発生器204のパルスがオンでかつ第二のオンオフ信号発生器208の信号がオンのときのみに出力する。このような構成によってエッチング異常さらにはプラズマエッチング装置の破損事故を防ぐことができる。
本発明に係るプラズマエッチング方法の具体的な実施例を以下に説明する。本実施例のプラズマエッチング処理は、図1に示すマイクロ波ECRプラズマエッチング装置を用いて行った。また、本実施例は、ポリシリコン(Poly−Si)ゲートをプラズマエッチングにより形成した例である。
エッチング前のポリシリコンゲート構造は図4(a)に示すように、上から順次、第一の膜に窒素含有シリコン膜401と、第二の膜にポリシリコン膜402と、第三の膜に酸化膜403と、第四の膜にシリコン基板404とが積層された構造となっている。また、第一の膜の窒素含有シリコン膜401は、予め所望の寸法の溝パターンにパターニングされたマスクとして用いられる。
先ず表2に示すような第1ステップのエッチング条件により、図4(b)のように窒素含有シリコン膜401をマスクとしてポリシリコン膜402を酸化膜403が露出しない深さまでエッチングする。
Figure 0006298867
次に表3に示すような第2ステップとして、最初の10秒間は、パルス変調のオン期間のマイクロ波電力とデューティー比をそれぞれ、1000W、100%に設定してマイクロ波平均電力を1000Wとする。次の10秒間は、パルス変調のオン期間のマイクロ波電力とデューティー比をそれぞれ、1000W、90%に設定してマイクロ波平均電力を900Wとする。さらに次の10秒間は、パルス変調のオン期間のマイクロ波電力とデューティー比をそれぞれ、1000W、80%に設定してマイクロ波平均電力を800Wとする。
このように順次10秒毎にパルス変調のオン期間のマイクロ波電力を1000Wに維持したままデューティー比を低下させながら、最後の10秒間は、パルス変調のオン期間のマイクロ波電力とデューティー比をそれぞれ、1000W、50%に設定してマイクロ波平均電力を500Wとする。このようにデューティー比を調整しながら10秒ごとにマイクロ波平均電力を1000Wから500Wまで低下させて第1ステップ後におけるポリシリコン膜402の残りの膜をエッチングする。
Figure 0006298867
上述した第1ステップと第2ステップのエッチングを行った結果、図4(d)に示すように酸化膜403の削れを抑制し、且つスループットへの影響およびエッチング残りも無く処理できた。また、このような効果が得られた理由は以下のように考えた。
上述した第2ステップは、酸化膜403と選択比が高くとれる条件とする必要があるため、表4に示すように、10秒毎にデューティー比を100%に維持した状態でマイクロ波電力を1000Wから500Wまで段階的に減少させるエッチング条件にてエッチングを行うと図4(c)のようにポリシリコン膜402がエッチングされること無く残ってしまう箇所が発生した。ここで、酸化膜403との選択比を高くするためにマイクロ波電力を段階的に減少させた理由は、マイクロ波電力の1000Wだけでエッチングを行うと酸化膜403の削れを抑制するのが困難であり、マイクロ波電力の500Wだけでエッチングすると削れ抑制効果は大きいがエッチングレートが遅くなり、スループットに影響を与えてしまうためである。つまり、酸化膜403の削れ抑制とスループットに影響を与えないことを両立するためである。
Figure 0006298867
また、図4(c)のようにポリシリコン膜402を完全に除去できなかった理由は、表1に示すようにマイクロ波電力を減少させていく途中で放電が不安定となり、エッチングが進行しなかったためと考えられる。一方、表3に示すような第2ステップの場合、デューティー比の制御によりマイクロ波平均電力を段階的に減少させているため、第2ステップの期間におけるパルス変調のオン期間のマイクロ波電力は1000Wに維持されている。また、表1に示すように1000Wのマイクロ波電力は放電安定領域のマイクロ波電力値のため、マイクロ波電力を1000Wにすると放電が安定する。
このようなことから、表3に示すような第2ステップの放電は、マイクロ波平均電力を段階的に減少させても安定し続ける。よって、表3に示すような第2ステップによりエッチングすることにより、図4(d)のようなエッチング形状を得ることができる。
以上、本実施例は、マイクロ波電力を時間とともに漸次的に変化させる際、マイクロ波電力をパルス変調させ、パルス変調のオン期間のマイクロ波電力値をプラズマが安定する領域の値に設定してデューティー比を変えることでマイクロ波平均電力を制御するというプラズマ処理方法である。また、本実施例により、プラズマを安定させた状態を維持しながら、かつ漸次的にマイクロ波平均電力を変化させることができるので、安定して高精度なエッチングを行うことができる。
従来技術は、特許文献1に記載されているように主にMEMSに適用されている。従って、加工の寸法が0.5μm程度と現在20~30nmのレベルにある半導体素子の寸法に比べると大きい。本発明はもちろんMEMSにも適用できるが、20nm以下の微細なエッチングにも適用できる。本実施例では、アスペクト比が8であり、幅が20nmであるシリコンの溝に埋め込まれた酸化膜のエッチバック工程への適用例を示す。
近年、Fin−FETのような3次元構造のトランジスタが量産化されている。3次元構造素子のエッチングは、従来のプレーナ型のトランジスタとはその製造工程も大きく異なり、従来には無い技術が必要とされている。微細幅および高アスペクトの溝パターンのエッチバックもその一つである。本実施例ではシリコンをエッチングしないで微細幅および高アスペクトの溝内の酸化膜を除去する必要がある。
このようなエッチングでは、エッチング成分と堆積性分の微調整が可能なガス系が適しており、このようなガス系にCHF3ガスとH2ガスCOガスの混合ガスまたはC26ガスとH2ガスとCOガスの混合ガスがある。また、これらの混合ガスでのCOガスはCO2ガスでもよい。また、これらの混合ガスにArガス、Xeガス、Krガスなどの希ガスやN2ガスを添加してもよい。本実施例では、表5に示すようにArガスとCHF3ガスとCOガスとH2ガスの混合ガスを用い、圧力を0.5Paとした。また、表5でのToeは、オーバーエッチングの時間を表しており、本実施例では、最終デューティー比の状態を維持して30s間、オーバーエッチングを行うようになっている。
Figure 0006298867
マイクロ波電力は、パルス変調のオン期間のマイクロ波電力を800Wとし、デューティー比を初期100%から終了時51%までエッチング時間Tsである360sの期間、7.2s間隔で変化させる。また、バイアス電力は、パルス変調のオン期間のバイアス電力を200Wとし、デューティー比を初期20%から終了時49%までマイクロ波電力と同じ時間間隔で変化させる。この場合のマイクロ波電力とバイアス電力のデューティー比の時間変化を図5に示す。
マイクロ波電力のデューティー比は、7.2s毎に1%ずつ減少し、マイクロ波平均電力は800Wから408Wまで減少する。一方、バイアス電力のデューティー比は7.2s毎に0.5%ずつ増加し、バイアス電力の平均電力は16Wから98Wに増加する。表5に示すような方法でエッチングした結果、図6(b)に示すような所望のエッチング形状を得ることができた。ここで、図6(a)は、シリコン溝601に埋め込まれたエッチング前の酸化膜602の断面図である。
一方、初期状態からデューティー比を変えないでエッチングした場合は、図6(c)のようにエッチング時間を延長しても除去できないエッチ残り603が発生する。これは、エッチングが進行して溝のアスペクトがだんだん大きくなるとプラズマ中の付着係数が大きなラジカル(例えば、CHx、CHFxなど)が溝の底まで到達する前に溝の入口付近に堆積するので、エッチング初期と同じ特性を保てなくなる。
従って、本実施例のようにエッチング中に、エッチング形状の変化に応じてプラズマの解離やバイアスのエネルギーを変えて加工精度を上げる方法が有効になる。本実施例では時間とともにマイクロ波平均電力を小さくしてプラズマの解離を抑え、すなわち解離が進行してできる付着係数が大きなラジカルの割合を抑制し、かつ、バイアス電力の平均電力を次第に大きくして溝底までイオンが到達するようにすることで、高アスペクト比のエッチングを実現している。
なお、マイクロ波電力とバイアス電力の増減は、使用するガス系とエッチング形状に依存するので、本発明は本実施例に限られない。さらにバイアス電力に関しては、ECR型プラズマエッチング装置では放電の不安定性よりも形状と選択比の制御の役割が強いので、デューティー比を一定にしてパルス変調のオン期間の電力を変えるような制御も可能である。また、マイクロ波電力、バイアス電力を変えるとともにガス圧力、ガス組成を変化させるとより高精度なエッチングができる。
また、以上の実施例では、エッチング時間を予め設定しているが、プラズマ中の反応生成物の発光強度の変化からエッチングの終点を検出する場合もある。この場合は、エッチング時間Tsを設定せずに時間変化の刻み幅Tdとデューティー比の変化幅を設定して、デューティー比を変化させて発光強度からエッチング終了時間を決めればよい。予想されるエッチング終了時間より短い時間の期間だけデューティー比を変化させて、その後は一定のデューティー比を維持し、この間に発光強度によるエッチングの終点を検出するように設定してもよい。 さらにエッチングガスに電離エネルギーの異なる2種類以上の稀ガスを混合して、その混合比を時間経過とともに変えても良い。
次に、プラズマエッチング時の課題の一つである、チャージングダメージの解決手段について説明する。例えば、図4に示す酸化膜403が層間絶縁膜などのエッチストップ層である場合はチャージングダメージは問題にならないが、ゲート電極形成の場合には酸化膜403はゲート絶縁膜に相当する。ゲート絶縁膜には過度の電圧がかかると絶縁破壊が生じてチャージングダメージとなる。
放電をパルス変調することに伴いプラズマ密度も急激に変化する。このとき放電がオンからオフに切り替わる時にウエハにバイアス電力が印加されていると、ウエハにかかる電圧はプラズマ密度の急激な低下に伴いスパイク状に上昇する。このスパイク状に増加した電圧がゲート絶縁膜に印加されるのでチャージングダメージが発生する可能性がある。
これを防ぐためには、プラズマのオンオフとバイアスのオンオフを同期させるとともにプラズマがオフの時にはバイアスがオンにならないようすればよい。例えば、図5のように、バイアス電力のデューティー比は常にマイクロ波電力のデューティー比より小さく、プラズマがオフの時にバイアスがオンにならないようにデューティー比を時間的に変化させれば良い。
アスペクト比が高い溝や孔でエッチング速度が低下する現象は、一般に、Reactive Ion Etch−lag(以下、RIE−lagと称する)として知られており、異なったアスペクト比が混在するパタンの加工で障害となる現象である。本実施例では、このRIE−lagを改善するために本発明を適用した例について説明する。
エッチング時間の経過とともにパルス変調されたプラズマのデューティー比を変化させるとエッチング中にエッチング速度も変化する。この変化とRIE−lagが重畳するとエッチング速度の変化は、より複雑になり形状制御が困難になる恐れがある。したがって、デューティー比を変えてもエッチング速度の変化を抑制することが望ましい。これを実現するためには、プラズマ電力のデューティー比の増減とバイアス電力のデューティー比の増減を時間経過とともに反対方向に変化するように制御すればよい。
例えば、図5に示すようにプラズマ電力のデューティー比が時間経過とともに減少する (すなわちエッチング速度が低下する)方向に変化させる場合はバイアス電力を増加する(すなわちエッチング速度が増加する)方向に変化させて、エッチング速度の低下を相殺するようにする。また、プラズマ電力のデューティー比が増加する場合はバイアス電力のデューティー比を低減させる方向に変化させてエッチング速度の変化を相殺する。
次に、時間経過とともにデューティー比を変化させる方法について上述した実施例とことなる実施形態について説明する。実施例4ではRIE−lag抑性のため本発明を適用した例について述べたが、用途によってはRIE−lag対策よりも別の特性に重点を置く場合もある。
例えば、図7に示すようにプラズマのオン期間(Tmon)を一定にしてオフ期間(Tmoff)を時間経過とともに長くしていくと(すなわちパルス変調の周波数を小さくする)、プラズマのオン状態を一定に維持したまま、エッチング速度を低減できる。
通常、マイクロ波電源をオンにしてからプラズマ密度が安定するまでには時間遅れがある。安定するまでの時間をTlagとすると、プラズマのオン期間Tmonを変えてしまうとオン期間でTlagの占める割合(Tlag/Tmon)が変化してしまい、オン期間中のプラズマ状態が変わってしまう。従って、より安定なエッチングが必要な場合は、Tmonを一定にしてTmoffを変化させることによってデューティー比を変化させることにより再現性良く、エッチング速度を変えることができる。
この方法は、エッチングがほぼ終了(メインエッチング)してわずかに残った部分を除去する(オーバーエッチング)に切り替える時に徐々にエッチング速度を低下させてエッチングの連続性を良くすることに適している。また、ステップ状に急峻にプラズマを変化させることにより形状段差などの弊害が生じる場合にも本実施例で形状段差を抑えることができる。さらに、オフ期間を一定にしてオン期間を変化させることによってデューティー比を変える方法は、堆積性が強いガスでオフ期間のラジカルの堆積がオン期間のプラズマ状態よりも支配的になるプラズマによってエッチング速度を変化させる場合に適している。
尚、マイクロ波電力のパルス変調とバイアス電力のパルス変調のいずれにも本実施例は適用できる。
以上の実施例では、デューティー比の設定値などは事前の条件出しにて最適条件を決定してその条件を量産に適用する。一方、干渉などを利用したリアルタイムの膜厚計測器によるエッチング深さ、または、プラズマインピーダンス測定器の測定値とエッチング形状の相関を予め求めている場合などは、エッチング深さ、または、プラズマインピーダンスを計測しながらエッチング深さの計測値またはインピーダンスの計測値の少なくとも一つの計測値が所望の値となるようにデューティー比を制御することによってプラズマの解離状態を制御するようなフィードバック制御を行うと、チャンバ内の状態などのプラズマの環境が経時変化しても、一定の品質のエッチングが実現できる。
以上、上述した通り、本発明は、所望のプラズマ処理結果を得るためにプラズマ生成用の高周波電力のパルス変調またはバイアス電力のパルス変調の少なくとも一つのデューティー比をプラズマ処理時間の経過とともに漸次的に制御することによってプラズマの解離状態をプラズマ処理時間の経過とともに漸次的に制御することである。
また、実施例2では、プラズマ生成用の高周波電力のパルス変調のデューティー比をプラズマ処理時間の経過とともに漸次的に減少させ、バイアス電力のパルス変調のデューティー比をプラズマ処理時間の経過とともに漸次的に増加させる例であったが、実施例2のガス系と異なるガス系の場合は、プラズマ生成用の高周波電力のパルス変調のデューティー比をプラズマ処理時間の経過とともに漸次的に増加させ、バイアス電力のパルス変調のデューティー比をプラズマ処理時間の経過とともに漸次的に減少させることにより、所望のプラズマの解離状態に制御できる。
また、デューティー比の制御は、パルス変調の繰り返し周波数を一定にした状態でオン期間またはオフ期間を変えることによりデューティー比を制御する手段とパルス変調のオン期間またはオフ期間を一定にした状態でパルス変調の繰り返し周波数を変えることによりデューティー比を制御する手段のいずれでも良い。
さらに、本発明は、エッチング深さまたはプラズマ特性に基づいてデューティー比を制御することによってプラズマの解離状態を制御するフィードバック制御である。
本発明により、プラズマの解離状態を変える、すなわちエッチングガスの解離の度合いやプラズマ密度を変えると、エッチングに寄与するラジカルと堆積に寄与するラジカルの割合、およびその付着係数を変えることができる。エッチング中のラジカルは、半導体の微細な溝や孔などの側壁に衝突と吸着を繰り返して底に到達して、底部分のエッチングあるいは堆積に寄与する。付着係数が変わると到達できる深さ、あるいは側壁での吸着の分布が変わる。このラジカルの到達できる深さと側壁で吸着量の分布がエッチング形状を決める。従って、プラズマの解離状態をエッチング形状の時間変化に応じて変えることで、その形状に応じた最適のプラズマ状態を制御できる。
また、本発明の適用方法は、予め試験ウエハのエッチングにより試行錯誤的にエッチング条件を最適化して、最適化した条件を量産に適用する方法とエッチング深さあるいはプラズマの変化をモニタしてその状態に基づいて解離状態を変化させるようにリアルタイムに適用する方法などがある。
以上、各実施例では、マイクロ波を用いたECR方式のマイクロ波プラズマエッチング装置での適用例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、容量結合型、誘導結合型のプラズマ生成手段を用いたプラズマエッチング装置に適用しても良い。
101 チャンバ
102 ウエハ
103 試料台
104 マイクロ波透過窓
105 導波管
106 マグネトロン
107 ソレノイドコイル
108 静電吸着電源
109 第二の高周波電源
110 ウエハ搬入口
111 ガス導入口
112 プラズマ
113 第一の高周波電源
114 電力制御部
201 マイコン
202 時間変換部
203 第一のパルス発生器
204 第二のパルス発生器
205 マスタークロック
206 パルス波形
207 第一のオンオフ信号発生器
208 第二のオンオフ信号発生器
401 窒素含有シリコン膜
402 ポリシリコン膜
403 酸化膜
404 シリコン基板
601 シリコン溝
602 酸化膜
603 エッチ残り

Claims (12)

  1. 試料がプラズマ処理されるプラズマ処理室と、プラズマ生成用の第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と、前記試料が載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源とを備えるプラズマ処理装置を用いたプラズマ処理方法において、
    第一のパルスにより前記第一の高周波電力を時間変調し、
    前記プラズマ処理の開始から終了までの間、プラズマ処理時間の経過とともに前記第一のパルスのオン期間の前記第一の高周波電力を変化させずに前記第一のパルスのデューティー比を漸次的に変化させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 試料がプラズマ処理されるプラズマ処理室と、プラズマ生成用の第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と、前記試料が載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源とを備えるプラズマ処理装置を用いたプラズマ処理方法において、
    第一のパルスにより前記第一の高周波電力を時間変調し、
    前記プラズマ処理の開始から終了までの間、プラズマ処理時間の経過とともに前記第一のパルスのオン期間の前記第一の高周波電力を変化させずに前記第一のパルスのデューティー比を漸次的に増加させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  3. 請求項1に記載のプラズマ処理方法において、
    前記試料のエッチング形状に基づいてプラズマ処理時間の経過とともに前記デューティー比を漸次的に変化させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  4. 請求項2に記載のプラズマ処理方法において、
    前記試料のエッチング形状に基づいてプラズマ処理時間の経過とともに前記デューティー比を漸次的に増加させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理方法において、
    第二のパルスにより前記第二の高周波電力を時間変調し、
    前記第二のパルスは、前記第一のパルスのオン期間中にオンとなることを特徴とするプラズマ処理方法。
  6. 請求項1に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一のパルスのオン期間を維持しながら前記第一のパルスのオフ期間を変えることにより前記第一のパルスのデューティー比を変化させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  7. 請求項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一のパルスのオン期間を維持しながら前記第一のパルスのオフ期間を変えることにより前記第一のパルスのデューティー比を増加させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  8. 請求項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一のパルスのオフ期間を維持しながら前記第一のパルスのオン期間を変えることにより前記第一のパルスのデューティー比を変化させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  9. 請求項に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一のパルスのオフ期間を維持しながら前記第一のパルスのオン期間を変えることにより前記第一のパルスのデューティー比を増加させることを特徴とするプラズマ処理方法。
  10. 請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理方法において、
    前記プラズマは、CHF 3 ガスとCOガスとH 2 ガスとの混合ガス、CHF 3 ガスとCO 2 ガスとH 2 ガスとの混合ガス、C 2 6 ガスとCOガスとH 2 ガスとの混合ガスまたはC 2 6 ガスとCO 2 ガスとH 2 ガスとの混合ガスを用いて生成されることを特徴とするプラズマ処理方法。
  11. 試料がプラズマ処理されるプラズマ処理室と、プラズマ生成用の第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と、前記試料が載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源とを備えるプラズマ処理装置において、
    パルスにより前記第一の高周波電力が時間変調される場合、前記プラズマ処理の開始から終了までの間、プラズマ処理時間の経過とともに前記パルスのオン期間の前記第一の高周波電力を変化させずに前記パルスのデューティー比を漸次的に変化させる制御部をさらに備えることを特徴とするプラズマ処理装置
  12. 試料がプラズマ処理されるプラズマ処理室と、プラズマ生成用の第一の高周波電力を供給する第一の高周波電源と、前記試料が載置される試料台に第二の高周波電力を供給する第二の高周波電源とを備えるプラズマ処理装置において、
    パルスにより前記第一の高周波電力が時間変調され場合、前記プラズマ処理の開始から終了までの間、プラズマ処理時間の経過とともに前記パルスのオン期間の前記第一の高周波電力を変化させずに前記パルスのデューティー比を漸次的に増加させる制御部をさらに備えることを特徴とするプラズマ処理装置。
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