JP3192872B2 - 動きベクトル検出回路およびそれを用いた被写体追尾カメラ装置 - Google Patents

動きベクトル検出回路およびそれを用いた被写体追尾カメラ装置

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JP3192872B2 JP11646594A JP11646594A JP3192872B2 JP 3192872 B2 JP3192872 B2 JP 3192872B2 JP 11646594 A JP11646594 A JP 11646594A JP 11646594 A JP11646594 A JP 11646594A JP 3192872 B2 JP3192872 B2 JP 3192872B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は動きベクトル検出回路
およびそれを用いた被写体追尾カメラ装置に関し、特に
たとえば代表点マッチングを利用して被写体を自動的に
追従するビデオカメラなどに用いられる、動きベクトル
検出回路およびそれを用いた被写体追尾カメラ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の被写体追尾カメラ装置が、たとえ
ば特開平4−170870号公報(H04N 5/22
5)に開示されている。図22は、この従来技術を説明
するための図解図である。図22(A)の1はビューフ
ァインダの視野を、2は視野1内に枠で表示された動き
検出領域を示す。また、図22(B)は動き検出領域2
内の画素を縦横m×n個に分割したブロックB11〜Bmn
および各ブロックBの中央の画素に選定された代表点R
11〜Rmnを示す。さらに、図22(C)は、或る1つの
ブロックB ij内の代表点RijのデータRij00とその周囲
の画素のデータSijxyを示す。
【0003】1フレーム前のブロックBijの代表点Rij
のデータをRij00とし、現フレームのブロックBijの各
画素の水平方向の座標をx,垂直方向の座標をyとして
表した各画素のデータをSijxyとすると、その累積加算
値Dxyは数1で表される。
【0004】
【数1】
【0005】このDxyが最小であるxy座標値を1フレ
ームの間の被写体の動きベクトルであると判定する。こ
の動きベクトルは、代表点Rから見た方向と動き量とを
示しており、代表点Rを中心とするブロックBの大きさ
は、画像の動きを検出できる範囲を示している。累積加
算ブロック数が多いほど動きベクトル検出領域2内の被
写体の動きを平均化でき、動きベクトルの検出精度が向
上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
被写体の動きベクトルの検出精度を向上させるためには
動きベクトルの累積加算ブロック数を増やす必要がある
が、累積加算ブロック数を増やすと動きベクトル検出領
域の範囲が広くなるので、画面内での被写体の大きさが
動きベクトル検出領域に対して相対的に小さくなってし
まう場合がある。この場合には、動きベクトル検出領域
内の被写体の周りで被写体と関係のない画像データを検
出してしまうことがあるので、逆に検出精度が悪くなっ
てしまうという問題点があった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、動
きベクトルの検出精度を向上できる、動きベクトル検出
回路およびそれを用いた被写体追尾カメラ装置を提供す
ることである。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、動きベク
トル検出領域内に複数の検出ブロックを設け、各検出ブ
ロックに含まれる画素の色情報を利用して被写体の動き
ベクトルを検出する動きベクトル検出回路であって、検
出ブロック毎に画素の色情報を積算する積算手段、およ
び特定の検出ブロックの色情報と検出ブロック毎の色情
報の積算値との比較に基づいて被写体の動きベクトルを
検出する手段を備える、動きベクトル検出回路である。
【0010】第2の発明は、このような動きベクトル検
出回路を用いた、被写体追尾カメラ装置である。
【0011】
【0012】
【作用】第1の発明では、特定の検出ブロックを設定
し、その検出ブロック内で検出される色情報(複数の色
要素を含む)を追尾することによって被写体の移動を検
出する。このとき特定の検出ブロックのほかに複数の検
出ブロックを設け、特定の検出ブロックの色情報と他の
それぞれの検出ブロックの色情報との比較に基づいて色
情報の追尾を行う。なお、特定の検出ブロック以外の検
出ブロックは重なるように配置されてもよく、この場合
には特定の検出ブロックの色情報と比較されるその他の
検出ブロックの数が増加するので、色情報の追尾をより
高精度に行える。
【0013】
【発明の効果】第1の発明によれば、複数の色要素を含
む色情報を利用して検出ブロックの移動を検出するの
で、被写体の認識の度合いが高くなる。したがって、動
きベクトル検出領域の範囲を広くしないでも動きベクト
ルの検出精度を高くでき、ひいては被写体追尾を高精度
に行える。
【0014】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【実施例】図1に、動きベクトル検出回路40(図3参
照)を用いて構成した被写体追尾カメラ装置10を示
す。被写体追尾カメラ装置10は鏡筒12を含む。図2
にも示すように、鏡筒12の前部にはズームレンズ14
が、後部には撮像素子16が、それぞれ搭載されてい
る。鏡筒12は、軸20によってヨーイング方向に回動
できるように、第1のフレーム22で支持される。ま
た、第2のフレーム24は、第1のフレーム22を軸2
5によってピッチング方向に回動できるように、第1の
フレーム22を支持する。この第2のフレーム24は筐
体18に固着されており、したがって、鏡筒12は、ヨ
ーイング方向およびピッチング方向に回動できるよう
に、第1のフレーム22および第2のフレーム24を介
して筐体18に支持される。第1のアクチュエータ26
は、第1のフレーム22に固着されたコイル28と第2
のフレーム24に固着されたマグネット30とを含み、
鏡筒12を筐体18に対してヨーイング方向に回動駆動
する。第2のアクチュエータ32は、第1のフレーム2
2に固着されたマグネット34と鏡筒12に固着された
コイル36とを含み、鏡筒12を筐体18に対してピッ
チング方向へ回動駆動する。そして、被写体を撮像して
撮像素子16から出力される画像信号は画像処理回路3
8によって映像信号に変換される。動きベクトル検出回
路40は、この映像信号から、動きベクトル検出領域内
の画像の動き方向と大きさとを示す動きベクトルを検出
する。動きベクトル検出回路40については後で詳細に
説明する。
【0016】この動きベクトル検出回路40からの動き
ベクトルに応じて、アクチュエータ制御回路42はアク
チュエータ26および32を駆動制御し、被写体を追従
する。また、鏡筒12内に設けられたズーム位置検出回
路44は可変抵抗器を含み、ズームレンズ14の動きに
応じて可変抵抗の値が変化し、それに応じた電圧がアク
チュエータ制御回路42に与えられる。このようにし
て、ズーム位置検出回路44によってズーム位置が検出
される。また、動きベクトル検出回路40の動きベクト
ル検出領域の設定は、動きベクトル検出領域制御回路4
6によって行われる。さらに、撮影中の映像をモニタす
るビューファインダ48の画面内には、動きベクトル検
出領域重畳回路50によって動きベクトル検出領域が映
出される。すなわち、動きベクトル検出領域制御回路4
6,動きベクトル検出領域重畳回路50およびビューフ
ァインダ48で、ビューファインダ48内の画面上に動
きベクトル検出領域を設定する手段を構成し、動きベク
トル検出領域制御回路46で、ビューファインダ48内
に表示された動きベクトル検出領域に対応する動きベク
トル検出領域を動きベクトル検出回路40に設定する。
【0017】このような被写体追尾カメラ装置装置10
において、注目すべきは動きベクトル検出回路40であ
る。動きベクトル検出回路40は、たとえば代表点方式
を用いて図3に示すように構成される。ここでは、たと
えば図4に示すように、ビューファインダ48の画面5
2内に略正方形の動きベクトル検出領域54が設定さ
れ、動きベクトル検出領域54内に「○×△□」の合計
16個の代表点が含まれる場合について説明する。な
お、代表点はたとえば各検出ブロックの中心に設定され
る。
【0018】図3に示す動きベクトル検出回路40はA
/D変換器56を含む。A/D変換器56では、与えら
れた映像信号が画素毎のディジタルデータに変換され
る。このディジタルデータはたとえば輝度データであ
る。また、映像信号は、水平タイミング回路58および
垂直タイミング回路60に与えられる。映像信号は、水
平タイミング回路58のH−SYNC分離回路62およ
び水平アドレスカウンタ64に与えられる。水平アドレ
スカウンタ64は映像信号に応じて横方向の画素数をカ
ウントし、H−SYNC分離回路62からの水平同期信
号に基づいて1ライン毎にリセットされる。水平アドレ
スカウンタ64からの出力は水平デコーダ66に与えら
れ、水平デコーダ66からは後述するような5種類の水
平信号H0ないしH5が出力される。
【0019】また、映像信号は、垂直タイミング回路6
0のV−SYNC分離回路68および垂直アドレスカウ
ンタ70に与えられる。垂直アドレスカウンタ70は、
映像信号に応じて縦方向の画素数をカウントし、1フィ
ールド毎にV−SYNC分離回路68からの垂直同期信
号に基づいてリセットされる。垂直アドレスカウンタ7
0からの出力は垂直デコーダ72に与えられ、垂直デコ
ーダ72からは垂直初期信号Vi,および4種類の垂直
信号V0ないしV3が出力される。垂直初期信号Vi
は、被写体追尾カメラ装置10の追尾モードスイッチ
(図示せず)をオンすると、1フィールド期間出力され
る。
【0020】そして、映像信号のディジタルデータは、
水平信号H0ないしH5,垂直信号V0ないしV3,お
よび垂直初期信号Viに基づいて、ラッチ回路74,7
6aないし76dにラッチされる。すなわち、ラッチ回
路74に接続されるANDゲート78には、図5(A)
に示すような水平信号H0および垂直信号V0が与えら
れ、その結果ラッチ回路74によって16個の代表点の
データがラッチされる。
【0021】また、ラッチ回路76aに接続されるAN
Dゲート80には、図5(B)に示すような水平信号H
1,垂直信号V1およびインバータ81aを介して垂直
初期信号Viが与えられる。その結果ラッチ回路76a
によって、動きベクトル検出領域54内のうち「○」の
代表点をそれぞれ有する4つの検出ブロック82aのデ
ータがラッチされる。同様にして、ラッチ回路76bに
接続されるANDゲート84には、図5(C)に示すよ
うな水平信号H2,垂直信号V1およびインバータ81
bを介して垂直初期信号Viが与えられる。その結果ラ
ッチ回路76bによって、動きベクトル検出領域54内
の「×」の代表点をそれぞれ有する4つの検出ブロック
82bのデータがラッチされる。また、ラッチ回路76
cに接続されるANDゲート86には、図5(D)に示
すような水平信号H1,垂直信号V2およびインバータ
81cを介して垂直初期信号Viが与えられる。その結
果ラッチ回路76cによって、動きベクトル検出領域5
4内の「△」の代表点をそれぞれ有する4つの検出ブロ
ック82cのデータがラッチされる。また、ラッチ回路
76dに接続されるANDゲート88には、図5(E)
に示すような水平信号H2,垂直信号V2およびインバ
ータ81dを介して垂直初期信号Viが与えられる。そ
の結果ラッチ回路76dによって、動きベクトル検出領
域54内の「□」の代表点をそれぞれ有する4つの検出
ブロック82dのデータがラッチされる。
【0022】ここで注目すべきは、図4および図5を参
照してわかるように、検出ブロック82aないし82d
が重なって配置されていることである。ここでは、各検
出ブロック82aないし82dの面積は等しく設定され
ており、たとえば検出ブロック82aと82bとの重な
りの程度は、検出ブロック82a(または82b)の面
積の半分である。この重なりの程度は、各検出ブロック
82bと82d,82aと82c,82cと82d間で
も、それぞれの検出ブロックの面積の半分となる。この
ように検出ブロックの重なりの程度を各検出ブロックの
面積の半分にすると、一つの各画素は最高でも4個の検
出ブロック82aないし82bに含まれるだけであるの
で、検出ブロック82aないし82bに対応して必要と
されるラッチ回路,相関器等も4組で足りる。したがっ
て、この場合には、回路規模をさほど大きくすることな
く多くの代表点を確保することができる。検出ブロック
の重なりの程度は、水平タイミング回路58および垂直
タイミング回路60からそれぞれ出力される水平信号お
よび垂直信号を制御することによって調節される。
【0023】また、ラッチ回路74でラッチされた各検
出ブロック82aないし82dの各代表点のデータは、
代表点メモリ90に格納される。代表点メモリ90に
は、連続する2フィールド分の代表点のデータが格納さ
れ、したがって、前フィールドの代表点のデータはその
次のフィールドすなわち現フィールドにおいて読み出さ
れる。
【0024】そして、読み出された代表点のデータは、
ラッチ回路92aないし92dによってラッチされる。
すなわち、ラッチ回路92aに接続されるANDゲート
94には、図6(A)に示すような水平信号H3および
垂直信号V1が与えられ、その結果ラッチ回路92aは
「○」の4つの代表点のデータをラッチして相関器10
2aに与える。ラッチ回路92bに接続されるANDゲ
ート96には、図6(B)に示すような水平信号H4お
よび垂直信号V1が与えられ、その結果ラッチ回路92
bは「×」の4つの代表点のデータをラッチして相関器
102bに与える。同様に、ラッチ回路92cに接続さ
れるANDゲート98には、図6(C)に示すような水
平信号H3および垂直信号V2が与えられ、その結果ラ
ッチ回路92cは「△」の4つの代表点のデータをラッ
チして相関器102cに与える。また、ラッチ回路92
dに接続されるANDゲート100には、図6(D)に
示すような水平信号H4および垂直信号V2が与えら
れ、その結果ラッチ回路92dは「□」の4つの代表点
のデータをラッチして相関器102dに与える。
【0025】相関器102aでは1フィールド前の
「○」の4つの代表点のデータとラッチ回路76aから
の4つの検出ブロック82aのデータ、相関器102b
では1フィールド前の「×」の4つの代表点のデータと
ラッチ回路76bからの4つの検出ブロック82bのデ
ータ、相関器102cでは1フィールド前の「△」の4
つの代表点のデータとラッチ回路76cからの4つの検
出ブロック82cのデータ、相関器102dでは1フィ
ールド前の「□」の4つの代表点のデータとラッチ回路
76dからの4つの検出ブロック82dのデータについ
て、それぞれ差分絶対値を計算する。
【0026】相関器102aないし102dは、検出ブ
ロック毎に、検出ブロックの代表点のデータと検出ブロ
ック内の各画素のデータとの差分絶対値を演算する。累
積加算器104は、各検出ブロック内の各画素について
算出された差分絶対値を同じ座標にある画素毎に加算す
る。すなわち、累積加算器104は、検出ブロック内の
全画素の座標に対するアドレスを有し、各アドレスに
は、各検出ブロックの同じ座標の画素について算出した
差分絶対値の加算値が書き込まれることになる。したが
って、被写体が静止しているときは代表点に対応するア
ドレスの加算値が最小値となり、被写体が動いたとき
は、代表点から最小値のアドレスに対応する位置への方
向が動きベクトルの方向であり、その距離が動きベクト
ルの大きさとなる。
【0027】これを図7を参照して説明すると、1フィ
ールド前の検出ブロックの代表点のデータをR00とし、
現フィールドの検出ブロックの各画素の水平方向の座標
をx,垂直方向の座標をyとして表した各画素のデータ
をSxyとすると、検出ブロック毎に、各画素について
(R00−Sxy)を計算する。この差分絶対値を、累積加
算器104で全ての検出ブロック分加算し、累積加算器
104内の各アドレスの加算値とする。この実施例で
は、図6に示すように、検出ブロックは16個含まれ、
図7に示すように、検出ブロック内には16×16=2
56個の画素が含まれる。
【0028】そして、動きベクトル発生回路106に接
続されるANDゲート108に、図8に示すような水平
信号H5および垂直信号V3が与えられると、動きベク
トル発生回路106は、動きベクトル検出領域54の終
端を検出して、動きベクトルの演算を開始する。動きベ
クトル発生回路106は、累積加算器104での加算値
が最小であるアドレスに基づいて、1フィールドの間の
被写体の動きベクトルを得て、その動きベクトルを出力
する。この動きベクトルは、代表点から見た方向と動き
量とを示している。また、代表点を中心とする検出ブロ
ックの大きさは、被写体の動きを検出できる範囲を示し
ており、累積加算数が多いほど動きベクトル検出領域5
4内の被写体の動きを平均化でき、動きベクトルの検出
精度が向上する。動きベクトルに基づいて、被写体追尾
カメラ装置10の鏡筒12が移動される。
【0029】このように構成される動きベクトル検出回
路40の動作を、図9および図10を参照して説明す
る。図9におけるステップS1において、映像信号が入
力されると、A/D変換器56で画素毎のディジタルデ
ータに変換される。そして、ステップS3において、垂
直信号V0が出力されているとステップS5に進む。ス
テップS5において、水平信号H0が出力されていると
ステップS7に進む。ステップS7において、ラッチ回
路74からの各検出ブロックの代表点のデータが代表点
メモリ90に格納され、ステップS9に進む。ステップ
S3で垂直信号V0が出力されていないとき、ステップ
S5で水平信号H0が出力されていないときも、ステッ
プS9に進む。
【0030】次いで、ステップS9において、初期フィ
ールドであれば、次画素の処理に移る。ステップS9で
は、垂直デコーダ72から垂直初期信号Vi(これは1
フィールド期間中出力される)が出力されていると初期
フィールドであると判断されて、ラッチ回路76aない
し76dは非イネーブル状態となる。一方、垂直初期信
号Viが出力されていなければ初期フィールドでないと
判断されて、各ラッチ回路76aないし76dは他の水
平信号および垂直信号に基づいてイネーブル状態となり
得る。
【0031】ステップS9において、初期フィールドで
なければステップS11に進む。ステップS11におい
て、動きベクトル検出領域54内でなければ次画素の処
理へ移る。ステップS11では、ANDゲート78,8
0,84,86および88からの出力によって、ラッチ
回路74,76aないし76dが全て非イネーブル状態
であれば動きベクトル検出領域54外と判断される。こ
のとき、図3に示す動きベクトル検出回路40は作動せ
ず、次画素の処理へ移る。一方、ANDゲート78,8
0,84,86および88のいずれかからラッチ回路7
4,76aないし76dをイネーブル状態にするイネー
ブル信号が出力されていると、動きベクトル検出領域5
4内であると判断し、ステップS13に進む。
【0032】ステップS13において、垂直信号V1が
出力されているとステップS15に進み、ステップS1
5において、さらに水平信号H1が出力されているとス
テップS17に進む。ステップS17において、相関器
102aで「○」の代表点のデータとの差分絶対値を計
算した後、ステップS19に進む。ステップS15にお
いて、水平信号H1が出力されていないときもステップ
S19に進む。ステップS19において、水平信号H2
が出力されていれば、ステップS21において、相関器
102bで「×」の代表点のデータとの差分絶対値を計
算し、図10に示すステップS23に進む。ステップS
13において垂直信号V1が、ステップS19において
水平信号H2が、それぞれ出力されていないときもステ
ップS23に進む。
【0033】ステップS23において、垂直信号V2が
出力されていればステップS25に進み、ステップS2
5において、水平信号H1が出力されていれば、ステッ
プS27において、相関器102cにおいて「△」の代
表点のデータとの差分絶対値が計算され、ステップS2
9に進む。ステップS25において、水平信号H1が出
力されていないときもステップS29に進む。ステップ
S29において、水平信号H2が出力されていれば、ス
テップS31において、相関器102dで「□」の代表
点のデータとの差分絶対値が計算され、ステップS33
に進む。ステップS23において垂直信号V2が、ステ
ップS29において水平信号H2が、それぞれ出力され
ていないときもステップS33に進む。
【0034】ステップS33において、累積加算器10
4で差分絶対値を各検出ブロックの同じアドレス毎に加
算して、ステップS35に進む。ステップS35では、
動きベクトル発生回路106に接続されるANDゲート
108に水平信号H5および垂直信号V3がともに与え
られれば動きベクトル検出領域の終端と判断され、ステ
ップS37に進む。ステップS37において、動きベク
トル発生回路106で動きベクトルが発生され、ステッ
プS39においてその動きベクトルが出力され、次画素
の処理へ進む。ステップS35において、動きベクトル
検出領域54の終端が検出されないときも、次画素の処
理へ進む。
【0035】このような動きベクトル検出回路40を含
む被写体追尾カメラ装置10では、検出ブロックを重ね
て配置することができるので、検出ブロックの大きさに
拘わらず、代表点間隔を狭くすることができる。したが
って、動きベクトル検出領域54内での代表点の数が大
幅に増加する。その結果、検出ブロックが隣合って配置
される従来技術とは異なり、検出ブロック間隔と代表点
間隔とは一致しないので、代表点を増やしても検出ブロ
ック間隔だけ動きベクトル検出領域54が大きくなると
いうことはない。
【0036】また、被写体追尾カメラ装置10に、図1
1に示すような動きベクトル検出回路110を用いても
よい。図11に示す動きベクトル検出回路110は、代
表色方式を用いて構成されかつ検出ブロックを重ねない
場合である。ここでは、図12に示すように、動きベク
トル検出領域112が複数(この実施例では25個)の
検出ブロック114に分割され、その中心となるブロッ
ク114aの画素の色情報に基づいて動きベクトルを得
る場合について述べる。なお、色情報には、ここでは、
Y,R−Y,B−Yの3つの色要素が含まれる。また、
動きベクトル検出回路110に含まれる水平デコーダ6
6からは後述するような水平信号H0ないしH3が出力
され、垂直デコーダ72からは垂直初期信号Viおよび
後述するような垂直信号V0ないしV2が出力される。
【0037】動きベクトル検出回路110には映像信号
が入力され、A/D変換器56でディジタルデータに変
換された後、ラッチ回路116で動きベクトル検出領域
112内の各検出ブロック114のディジタルデータを
ラッチする。図12に示すような水平信号H0および垂
直信号V0が出力される初期フィールドでは、ANDゲ
ート118およびORゲート120を介してラッチ回路
116にイネーブル信号が与えられる。すると、ラッチ
回路116は、検出ブロック114aの各画素のデータ
をラッチして、ブロック積算回路122に与える。
【0038】ブロック積算回路122の動作を、図13
を参照して説明する。図13(A)に示す検出ブロック
114には、8×8=64個の画素が含まれる。各画素
の色情報を構成する3つの色要素のそれぞれの値を、図
13(A)に示すようにyij,(r−y)ij,(b−
y)ijとすると、代表色のデータは、数2のように表さ
れる。
【0039】
【数2】
【0040】この代表色のデータは代表色メモリ124
に格納される。なお、代表色メモリ124には、初期フ
ィールドの1フィールド分の代表色のデータが格納され
ており、初期フィールドのデータは次以降のフィールド
すなわち現フィールドで出力される。したがって、後述
する相関器136は、前フィールドの代表色のデータと
現フィールドの各検出ブロック114での積算値データ
とが演算される。
【0041】一方、初期フィールド以外のフィールドで
は、垂直初期信号Viは出力されないのでインバータ1
26を介した反転出力がANDゲート128に与えられ
る。さらに、ANDゲート128に、水平信号H1およ
び垂直信号V1が与えられると、ORゲート120を介
してイネーブル信号がラッチ回路116に与えられ、ラ
ッチ回路116はイネーブル状態となる。すると、ラッ
チ回路116は25個の全ての検出ブロック114の画
素のデータをラッチし、ブロック積算回路122に与え
る。ブロック積算回路122では、図12に示す25個
の検出ブロック114のそれぞれについて、色情報が積
算される。各検出ブロック114毎に、画素の色情報を
積算した積算値データは数3のように表される。
【0042】
【数3】
【0043】積算値メモリ130には、検出ブロック1
14の個数分(この実施例では25個分)の積算値デー
タが格納される。そして、ラッチ回路132に接続され
るANDゲート134に、図14に示すような水平信号
H2および垂直信号V2が与えられれば、代表色メモリ
124内の代表色のデータが相関器136に与えられ
る。また、ラッチ回路138に接続されるANDゲート
140に、図15に示すような水平信号H3および垂直
信号V2が与えられると、積算値メモリ130内の各検
出ブロック毎の積算値データがラッチされ、相関器13
6に与えられる。水平信号H3は、検出ブロック数分す
なわち25個出力される。相関器136では、初期フィ
ールドの代表色のデータと現フィールドの各検出ブロッ
ク毎の積算値データについて演算が行われる。すなわ
ち、数4によって、それぞれの色要素についての差分絶
対値の和Dxyが演算される。
【0044】
【数4】Dxy=|Rxy−R0|+|(R−Y)xy−(R
−Y)0|+|(B−Y)xy−(B−Y)0| これを、図13(B)に示すような各検出ブロック11
4毎に計算して、動きベクトル発生回路142でそれぞ
れの計算結果を比較し、Dxyが最小の値となる位置に検
出ブロック114の中心(114a)が移動したと判断
し、動きベクトルを得る。そして、動きベクトル発生回
路142からその動きベクトルを出力する。その結果、
次のフィールドでは、被写体追尾カメラ装置10の鏡筒
12が動きベクトルに基づいて移動される。
【0045】このような代表色方式の動きベクトル検出
回路110の動作を、図16を参照して説明する。図1
6に示すステップS51では、上述の実施例と同様、被
写体追尾カメラ装置10の追尾モードスイッチがオンさ
れ垂直初期信号Viが出力されていれば、初期フィール
ドと判断される。このとき、ANDゲート128からは
イネーブル信号は出力されない。
【0046】ステップS51において、初期フィールド
であればステップS53に進む。ステップS53におい
て、垂直信号V0が出力されていればステップS55に
進む。ステップS55において、水平信号H0が出力さ
れていれば、ステップS57においてブロック積算回路
122で代表色のデータが積算され、ステップS59に
おいて、そのデータが代表色メモリ124に格納され、
次画素の処理へ進む。ステップS53において垂直信号
V0が、ステップS55において水平信号H0が、それ
ぞれ出力されていなければ、次画素の処理へ進む。
【0047】一方、ステップS51において、初期フィ
ールドでなければステップS61に進む。ステップS6
1において、垂直信号V1が出力されていればステップ
S63に進む。ステップS63において、水平信号H1
が出力されていれば、ステップS65において、ブロッ
ク積算回路122で各検出ブロック114毎の色情報が
積算され、積算値メモリ130に積算値データが格納さ
れる。次いで、ステップS67において、動きベクトル
検出領域112の終端か否かが判断される。これは、ラ
ッチ回路132および138にイネーブル信号が入力さ
れたか否かで判断される。イネーブル信号が入力されて
いれば、ラッチ回路132および138から相関器13
6にそれぞれ代表色メモリ124の代表色のデータおよ
び各検出ブロック114の積算値データが与えられ、ス
テップS69において相関器136で差分絶対値が演算
される。
【0048】次いで、ステップS71において、動きベ
クトル発生回路142で動きベクトルが発生され、ステ
ップS73において動きベクトルが出力され、次画素の
処理へ移る。また、ステップS61において垂直信号V
1が、ステップS63において水平信号H1が、それぞ
れ出力されていないときや、ステップS67で動きベク
トル検出領域112の終端が検出されないときも、次画
素の処理へ移る。
【0049】動きベクトル検出回路110を用いた被写
体追尾カメラ装置10では、被写体の移動を動きベクト
ル検出領域112内の検出ブロック114aの移動とし
て検出し、その検出ブロック114aを追尾するように
鏡筒12(カメラ)の方向を制御するようにした。した
がって、ターゲットと同色の物体が画面52内に複数存
在するような場合でも、動きベクトル検出領域112内
に1つだけ存在すれば、目標とする被写体だけを良好に
追尾できる。
【0050】さらに、被写体追尾カメラ装置10に、図
17に示すような動きベクトル検出回路150を用いて
もよい。この動きベクトル検出回路150は、代表色方
式でありかつ検出ブロックを重ねた場合である。ここで
は、図18に示すように、図11実施例と同様の検出ブ
ロック114に重ねて、破線で示す検出ブロック152
を配置している。検出ブロック114は25個あり、検
出ブロック152は16個ある。各検出ブロック114
および152の面積はそれぞれ等しく、検出ブロック1
14と検出ブロック152との重なりの程度は、ここで
は、検出ブロック114(検出ブロック152)の面積
の1/4程度とされる。図18に示すように検出ブロッ
クを重ねると、中心の検出ブロック114aと上下左右
の各検出ブロック152との距離が均一になり、かつ検
出ブロック114aと左斜め上,右斜め上,左斜め下,
右斜め下の各検出ブロック152との距離が均一にな
る。すなわち、検出ブロック114aを中心として、上
下左右対称に検出ブロック152を配置できるので、動
きベクトルをいずれの方向においても同じ精度で検出で
きる。
【0051】この動きベクトル検出回路150は、図1
1に示す動きベクトル検出回路110にラッチ回路15
4,ブロック積算回路156,ANDゲート158およ
びインバータ160を付加して構成される。他の構成に
ついては動きベクトル検出回路110と同様であるの
で、その重複する説明は省略する。この動きベクトル検
出回路150では、ラッチ回路154がイネーブル状態
にされると、A/D変換器56からの各検出ブロック1
52のディジタルデータがラッチされ、ブロック積算回
路156で、上述したブロック積算回路122と同様の
演算が行われる。ブロック積算回路156での演算結果
である積算値データは積算値メモリ130に格納され
る。すなわち、垂直初期信号Viが出力されていない状
態で、ラッチ回路154に接続されるANDゲート15
8に、図18に示すような水平信号H2および垂直信号
V2が与えられると、ラッチ回路154はイネーブル状
態とされ、図18の破線で示す検出ブロック152のデ
ータがラッチされる。なお、水平デコーダ66からは水
平信号H0ないしH4が出力され、垂直デコーダ72か
らは垂直初期信号Vi,垂直信号V0ないしV3が出力
される。また、ラッチ回路132に接続されるANDゲ
ート134には、図19に示すように水平信号H3およ
び垂直信号V3がそれぞれ与えられ、ラッチ回路138
に接続されるANDゲート140には、図20に示すよ
うに水平信号H4および垂直信号V3がそれぞれ与えら
れる。水平信号H4は、検出ブロックの数だけ(この実
施例では25+16=41個)出力される。
【0052】この動きベクトル検出回路150の動作
を、図21を参照して説明する。図21に示すステップ
S101では、先の実施例と同様、垂直初期信号Viに
基づいて初期フィールドか否かが判断される。初期フィ
ールドであれば、垂直デコーダ72から垂直初期信号V
iが出力されているため、ANDゲート128および1
58からはイネーブル信号は出力されない。ステップS
101において、初期フィールドであればステップS1
03に進む。ステップS103において、垂直信号V0
が出力されていればステップS105に進む。ステップ
S105において、水平信号H0が出力されていればス
テップS107に進む。すなわち、ラッチ回路116が
イネーブル状態にされ、ブロック積算回路122で積算
され、ステップS109において、代表色のデータが代
表色メモリ124に格納され、次画素の処理へ移る。ス
テップS103において垂直信号V0が、ステップS1
05において水平信号H0が、それぞれ出力されていな
いときも次画素の処理へ移る。
【0053】一方、ステップS101において、垂直初
期信号Viが出力されておらず初期フィールドでなけれ
ば、ステップS111に進む。ステップS111におい
て、垂直信号V1が出力されているとステップS113
に進む。ステップS113において、水平信号H1が出
力されているとステップS115に進む。すなわち、ラ
ッチ回路116がイネーブル状態にされ、ブロック積算
回路122で演算される。これは、図18に実線で示す
25個の検出ブロック114毎の演算である。ここでの
積算値データがそれぞれ積算値メモリ130に格納され
る。
【0054】次いで、ステップS117において、垂直
信号V2が出力されていればステップS119に進む。
ステップS119において、水平信号H2が出力されて
いればステップS121に進む。すなわち、ラッチ回路
154がイネーブル状態にされ、ステップS121にお
いて、ブロック積算回路156で演算される。これは、
図18に破線で示す16個の検出ブロック152毎の演
算である。ここでの積算値データがそれぞれ積算値メモ
リ130に格納される。そして、ステップS123に進
む。
【0055】ステップS123において、動きベクトル
検出領域112の終端か否かが判断される。これは、ラ
ッチ回路132および138にそれぞれイネーブル信号
が与えられたか否かで判断される。これらのイネーブル
信号が与えられ、動きベクトル検出領域112の終端が
検出されると、ステップS125において、相関器13
6で差分絶対値が演算される。そして、ステップS12
7において、動きベクトル発生回路142で動きベクト
ルが発生され、ステップS129で動きベクトルが出力
され、次画素の処理へ進む。ステップS111で垂直信
号V1が、ステップS113で水平信号H1が、それぞ
れ出力されていないときや、ステップS123で動きベ
クトル検出領域112の終端が検出されないときにも、
次画素の処理へ進む。
【0056】このように、検出ブロック114に検出ブ
ロック152を重ねることによって、動きベクトルをよ
り高精度に検出できる。すなわち、図11に示す動きベ
クトル検出回路110は、図12に示す検出ブロック単
位で動きベクトルを検出するものであったが、動きベク
トル検出回路150では、それより細かく高精度に動き
ベクトルを検出できる。
【0057】上述のように代表色方式を用いた、図11
に示す動きベクトル検出回路110および図17に示す
動きベクトル検出回路150では、複数の色要素を含む
色情報を利用するので、たとえば輝度などの単一の情報
だけを利用する代表点方式よりも被写体を認識できる度
合いが高い。また、動きベクトル検出領域112を設定
するので、被写体以外の物体を被写体と誤認する度合い
が低い。さらに、数十ないし数百画素程度を1つの検出
ブロックとし、各検出ブロック毎の色情報の積算値デー
タを利用するので、計算量もメモリ量も比較的少なくて
済む。
【0058】なお、上述の実施例では、色情報として、
Y,R−Y,B−Yの3つの色要素を用いた。これはビ
デオ信号などを処理する場合に有効である。それ以外
に、原色系CCDなどの信号を処理する場合には、R,
G,Bの3つの色要素を用い、補色系でモザイクフィル
タを配したCCDなどを処理する場合には、Y,Cr
(=R−2G),Cb(=B−2G)の3つの色要素を
用いるのが好ましい。
【0059】また、R,G,BをそれぞれYで割った、
R/Y,G/Y,B/Yの3つの色要素を用いてもよ
い。このようにYで割って正規化することによって、照
明の差などによる明度の影響を取り除き、色相と彩度が
同じであれば同色とみなすようにすることができる。な
お、図3に示す動きベクトル検出回路40および図17
に示す動きベクトル検出回路150において、検出ブロ
ックは、水平方向または垂直方向の少なくともいずれか
一方で重なっていれば足りる。
【0060】また、上述の実施例では、動きベクトル検
出回路を被写体追尾カメラ装置10に適用した場合につ
いて述べたが、この発明の動きベクトル検出回路は手振
れ補正装置を有するビデオカメラにも適用できることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の被写体追尾カメラ装置の
一例を示すブロック図である。
【図2】図1の撮像部分を示す縦断面図である。
【図3】動きベクトル検出回路の一例を示すブロック図
である。
【図4】図3の動きベクトル検出回路で用いられる動き
ベクトル検出領域,代表点,水平信号および垂直信号を
示す図解図である。
【図5】図3のラッチ回路のデータの入力タイミングを
示す図解図である。
【図6】図3の他のラッチ回路の代表点データの入力タ
イミングを示す図解図である。
【図7】検出ブロックおよび画素を示す図解図である。
【図8】動きベクトル演算開始タイミングを示す図解図
である。
【図9】図3の動きベクトル検出回路の動作の一例を示
すフロー図である。
【図10】図9の動作の続きを示すフロー図である。
【図11】この発明の他の動きベクトル検出回路を示す
ブロック図である。
【図12】図11の動きベクトル検出回路で用いられる
動きベクトル検出領域,検出ブロック,水平信号および
垂直信号を示す図解図である。
【図13】(A)は図12の検出ブロックおよび画素を
示す図解図であり、(B)は動きベクトルの一例を示す
図解図である。
【図14】図11のラッチ回路の代表色データの入力タ
イミングを示す図解図である。
【図15】図11の他のラッチ回路の積算値データの入
力タイミングを示す図解図である。
【図16】図11実施例の動作の一例を示すフロー図で
ある。
【図17】この発明のその他の動きベクトル検出回路を
示すブロック図である。
【図18】図17の動きベクトル検出回路で用いられる
動きベクトル検出領域,検出ブロック,水平信号および
垂直信号を示す図解図である。
【図19】図17のラッチ回路の代表色データの入力タ
イミングを示す図解図である。
【図20】図17の他のラッチ回路の積算値データの入
力タイミングを示す図解図である。
【図21】図17実施例の動作の一例を示すフロー図で
ある。
【図22】従来技術を説明するための図解図である。
【符号の説明】
10 …被写体追尾カメラ装置 14 …ズームレンズ 16 …撮像素子 38 …画像処理回路 40 …動きベクトル検出回路 42 …アクチュエータ制御回路 46 …動きベクトル検出領域制御回路 48 …ビューファインダ 50 …動きベクトル検出領域重畳回路 58 …水平タイミング回路 60 …垂直タイミング回路 74,76a〜76d,92a〜92d,116,13
2,138,154…ラッチ回路 90 …代表点メモリ 102a〜102d,136 …相関器 104 …累積加算器 106,142 …動きベクトル発生回路 124 …代表色メモリ 130 …積算値メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 G06T 7/00 - 7/60 H04N 7/18 H04N 7/32 H04N 11/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動きベクトル検出領域内に複数の検出ブロ
    ックを設け、前記各検出ブロックに含まれる画素の色情
    報を利用して被写体の動きベクトルを検出する動きベク
    トル検出回路であって、 前記検出ブロック毎に画素の色情報を積算する積算手
    段、および特定の検出ブロックの色情報と前記検出ブロ
    ック毎の色情報の積算値との比較に基づいて前記被写体
    の動きベクトルを検出する手段を備える、動きベクトル
    検出回路。
  2. 【請求項2】前記色情報は異なる3種類の色要素を含
    む、請求項1記載の動きベクトル検出回路。
  3. 【請求項3】前記3種類の色要素は、Y,R−Y,B−
    Yである、請求項2記載の動きベクトル検出回路。
  4. 【請求項4】前記3種類の色要素は、Y,Cr,Cbで
    ある、請求項2記載の動きベクトル検出回路。
  5. 【請求項5】前記動きベクトル検出領域内の前記複数の
    検出ブロックを重ねて配置する配置手段を備える、請求
    項1ないし4のいずれかに記載の動きベクトル検出回
    路。
  6. 【請求項6】前記配置手段は、それぞれ異なる検出ブロ
    ック毎の映像信号を保持する複数のラッチ手段、および
    前記各ラッチ手段に保持される映像信号の検出ブロック
    が重なるようなラッチタイミングで前記各ラッチ手段を
    制御するタイミング手段を備える、請求項5記載の動き
    ベクトル検出回路。
  7. 【請求項7】前記複数の検出ブロックは水平方向または
    垂直方向の少なくともいずれか一方において重ねて配置
    される、請求項5または6記載の動きベクトル検出回
    路。
  8. 【請求項8】前記検出ブロックと隣接する検出ブロック
    との重なりは前記検出ブロックの面積の略1/4であ
    る、請求項5ないし7のいずれかに記載の動きベクトル
    検出回路。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかに記載の動き
    ベクトル検出回路を用いた、被写体追尾カメラ装置。
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