JP2862241B2 - 画像ぶれ検出装置 - Google Patents

画像ぶれ検出装置

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JP2862241B2 JP63092697A JP9269788A JP2862241B2 JP 2862241 B2 JP2862241 B2 JP 2862241B2 JP 63092697 A JP63092697 A JP 63092697A JP 9269788 A JP9269788 A JP 9269788A JP 2862241 B2 JP2862241 B2 JP 2862241B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオカメラ等の自動防振装置などに用いて
好適な画像ぶれ検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にビデオカメラ等においては、歩行しながらの撮
影、移動物体からの撮影等が行われることが多く、その
際の撮影状況,撮影被写体に応じて画面振れ(カメラ振
れ)が生じ、これを避けることは困難である。
この問題を解決するため、従来より画像ぶれ検出装置
が提案されているが、その方式はカメラの移動を物理的
に検出する加速度センサーを用い、その移動の方向及び
移動量等に応じて光学系の補正を行うもの、ビデオ信号
を利用して画面全体の平行移動量を動きベクトルで表わ
し、これにもとづいて光学系の補正を行うもの等が考え
られる。
〔発明の解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した加速度センサを用いる方式に
よると、装置が大型化し、スペース,重量とも大とな
り、また構成も複雑となり、小型・軽量が不可欠な民生
用ビデオカメラたとえばカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダには不向きである。
また、映像信号から画像の動きベクトルを算出する方
式によれば、撮影者による意図的なカメラの移動をも画
像のぶれと誤検出してしまうとともに、画像振れではな
い被写体の動きについても応答してしまう等、大きな問
題点を有しているものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した問題点を解決することを目的として
なされたもので、その特徴とするところは、映像信号に
基づいて、画面内における画像のぶれを検出する画像ぶ
れ検出装置であって、前記画面上に設定された第1の領
域に対応する映像信号より画像の変位を検出する第1の
検出手段と、前記画面上の前記第1の領域とは異なる第
2の領域に対応する映像信号より画像の変位を検出する
第2の検出手段と、前記第1の検出手段と、前記第2の
検出手段とを、画面内における被写体像の動き状態に応
じて切り換える切換手段とを備えた画像ぶれ検出装置に
ある。
また本発明の他の特徴は、映像信号に基づいて、画面
内における画像のぶれを検出する画像ぶれ検出装置であ
って、前記画面上に設定された第1の領域に対応する映
像信号より画像の変位を検出する第1の検出手段と、前
記画面上の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対応
する映像信号より画像の変位を検出する第2の検出手段
と、前記第1の領域と前記第2の領域内の鮮鋭度を検出
して比較する比較手段と、前記比較手段の出力に応じて
画像の変位を検出する前記第1または第2の領域を選択
する制御手段とを備えた画像ぶれ検出装置にある。
また本発明の他の特徴は、映像信号に基づいて、画面
内における画像のぶれを検出する画像ぶれ検出装置であ
って、前記画面上に設定された第1の領域に対応する映
像信号より画像の変位を検出する第1の検出手段と、前
記画面上の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対応
する映像信号より画像の変位を検出する第2の検出手段
と、映像信号中の所定の成分から、画面内における被写
体像の位置情報を検出する第3の検出手段と、前記第1
の検出手段と、前記第2の検出手段とを、前記第3の検
出手段によって検出された被写体像の位置情報に応じて
切り換える切換手段とを備えた画像ぶれ検出装置にあ
る。
〔実施例〕
以下本発明における画像振れ検出装置を各図を参照し
ながらその一実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明をたとえばカメラ一体型ビデオテープ
レコーダに適用した場合の一例を示す概略のブロツク図
である。
同図において、1は可変頂角プリズムで、たとえば2
枚の平行平板ガラス間に液体を充填してゴムベローズ等
で封入したもので、平行平板ガラスの角度を変化させる
ことによって頂角を可変し、画像ぶれ補正を行い得るよ
うに構成されている。そしてこの可変頂角プリズムは駆
動部8によってその周辺の所定箇所に負荷をかけられる
ことにより、光軸を上下,左右方向に傾斜し得るように
なされ、光学像のぶれをいずれの方向においても補正で
きる。11は可変頂角プリズム1とともに撮影光学系を構
成する撮影レンズ、2はCCD等の光電変換素子で、その
光電変換面に結像された被写体像をその被写体像に応じ
た電気信号に変換する。3はカメラ信号処理回路で、増
幅回路,マトリクス回路,γ補正回路,エンコーダ等か
ら構成されており、光電変換素子2から供給される信号
を輝度信号と搬送色信号に変換して出力する。4はVTR
信号処理回路で、輝度信号はFM変調、搬送色信号は低域
変換した後、多重して出力される。5は磁気ヘツドで、
磁気テープ6にVTR信号処理回路4より出力されたビデ
オ信号を記録する。7はクロツクパルス発生回路で、光
電変換素子2を駆動する為のクロツクパルスを発生する
とともに、画面ぶれ検出回路9に各種タイミング信号を
供給する。9の画面ぶれ検出回路については後述する
が、カメラのぶれを検出してそのぶれ補正信号をプリズ
ム駆動部8に供給する。また10は後述するようにカメラ
ぶれ補正モードを選択する操作スイツチ等を始めとする
各種操作スイツチを備えた操作部である。
この操作部10内には画面ぶれ検出,補正のON−OFFを
選択するスイツチSW1、画面ぶれ検出する検出領域にA1
を選択するモード1、検出領域A2を選択するモード2、
検出領域A1,A2を自動設定するモード3、検出領域A1,A2
の自動設定及び画面ぶれ検出のON−OFFを自動設定する
モード4を選択するスイツチSW2等が配されている。
ここで、本発明のカメラぶれ検出装置において、被写
体像の状況に応じた適切なぶれ検知を行うための基本原
理について説明する。
本発明のカメラぶれ検出装置によると、第4図
(a),(b)に示すように、ほぼ画面20の中央部に設
定された検出枠Aの内部の検出領域A1とその周囲の検出
領域A2とで、それぞれ画像の変位を検出することができ
る。
第4図(a)は画面中央部の検出領域A1において被写
体をとらえ背景を固定して撮影を行っている場合を示す
もので、この場合は画面の中央部付近で自由に移動する
被写体は無視し、周囲の検出領域A2のすなわち固定して
いる背景の画像に対応したビデオ信号により画面の変位
すなわちぶれを検出する。
第4図(b)は、たとえば比較的高速に移動する被写
体が常に画面中央部に位置するように被写体を追尾して
いる場合で、この場合は画面上においては被写体は相対
的には画面中央部の検出領域A2内にほぼ固定され、逆に
背景が流れる状態となるため、周辺検出領域A2を用いず
に、中央部の検出領域A1内の画像に対応するビデオ信号
により画面ぶれを検出する。また画面全体の画像が流れ
るときは画面ぶれの検出を行わない。
上記のモードの設定は操作部10内のモード選択スイツ
チSW1,SW2を操作することにより操作者が自由に選択す
ることができるが、自動設定することも可能であり、詳
しくは後述する。
第2図は画面ぶれ検出回路9の内部の構成を示すブロ
ツク図で、91はA/D変換回路で、カメラ信号処理回路3
より出力される輝度信号をデジタル信号に変換する。こ
のときのA/D変換は輝度信号を高精度に劣化なく再現す
る必要はなく、画像の移動が検出できる程度にパターン
化すればよいので、比較的粗いサンプリング周波数,量
子化ビツト数でよいであろう。92は撮影画面上の画像の
エツジ部分を検出するエツジ検出回路で、たとえば第3
図に示すようにA/D変換回路の数サンプルの遅延時間を
有する遅延回路92aと減算回路92bとで構成され、デジタ
ル信号に変換された入力輝度信号と該入力輝度信号を所
定時間遅延させた信号とを減算し、被写体像の輝度変化
の急激なエツジ部分を検出することができるものであ
る。上述のエツジ検出回路は後述するように検出領域A
1,A2のうち画像ぶれ検出を行う領域を自動選択するため
のものである。このエツジ検出回路については他の方法
をとることもでき、ようするに画像の高周波成分、ある
いは他の鮮鋭度を表するものであればこれに限るもので
はない。93はゲート回路で、制御用マイクロコンピユー
タ97から供給される制御信号にしたがって、第4図
(a),(b)に示す撮影画面上における中央検出領域
A1内に対応する映像信号と中央検出領域A1の周囲の検出
領域A2に対応する信号とを選択的に通過せしめるもので
ある。94は積分回路で、ゲート回路93によって通過され
た映像(輝度)信号出力を1フイールド期間にわたって
積分する。95はA/D変換回路91の出力を1フイールド期
間分記憶できるメモリで、96はメモリ95の書込み/読出
しクロツクパルス及びアドレスを発生するメモリ駆動部
で、制御用マイクロコンピユータ97により制御される。
ここで、映像信号を用いた上述の画面ぶれ検出回路9
によるぶれ検出方法について第8図を用いて説明する。
同図において、20は撮像画面、21,22はある時刻にお
ける被写体の位置を示すもので、Hはそのときの輝度信
号をA/D変換した信号レベルからもとめた水平方向にお
けるヒストグラム、Vは同じくそのときの輝度信号をA/
D変換した信号レベルからもとめた垂直方向におけるヒ
ストグラムである。また21′,22′は所定時間経過後の
被写体21,22の位置を示し、H′,V′はそれぞれそのと
きの水平,垂直方向の輝度信号レベル分布にもとづくヒ
ストグラムである。そして各時刻におけるヒストグラム
からもとめた水平,垂直方向にそれぞれにおける重心の
位置SH,SV,SH′,SV′をもとめ、時間の経過における各
重心の移動にもとづく動きベクトル▲▼,▲▼
を算出し、さらにその合成ベクトル=▲▼+▲
▼を算出する。この合成ベクトルが画面全体の移動
ベクトルとなり、即ちぶれの方向,大きさを表わす。
次に本発明における画面ぶれ検出装置の動作について
説明する。
撮影画像に応じた入射光は可変頂角プリズム1を介し
て撮像素子2の撮像面に結像されて光電変換され、映像
信号が出力される。撮像素子2より出力された影像信号
はカメラ信号処理回路3,VTR信号処理回路4を介して前
述した各信号処理を施された後、磁気ヘツド5に供給さ
れ、磁気テープ6上に記録される。またカメラ信号処理
回路3より出力された輝度信号はぶれ検出回路9へと供
給される。ぶれ検出回路9内では第2図に示すように、
入力映像信号がA/D変換回路91によって所定の周期でサ
ンプリングされてデジタル信号に変換され、エツジ検出
回路92へと供給されて画像のエツジ部分すなわちレベル
の急峻に変化する部分が検出される一方、メモリ95へと
供給され、1フイールド分の画像データが記憶される。
エツジ検出回路92の出力はゲート回路93へと供給さ
れ、制御用マイクロコンピユータ97によって第4図
(a)または第4図(b)に示す状況に応じて選択され
た検出領域内A1またはA2内のみのエツジ信号が抽出さ
れ、積分回路94によって1フィールド期間にわたって積
分された後、制御用マイクロコンピユータ97へと供給さ
れる。またメモリ95からには輝度信号を1画面分A/D変
換したデータが記憶され、その記憶されている画像情報
が制御用マイクロコンピユータ97へと出力される。
制御用マイクロコンピユータ97ではゲート回路93を制
御して各検出領域を選択し、その各領域におけるエツジ
の積分値を比較して、その値の大きい分の検出領域を求
め、その検出領域に相当する前記メモリ95内に記憶され
ている輝度信号データを読み出して第8図とともに前述
したように、水平,垂直方向におけるヒストグラムを作
る。そしてそのヒストグラムからその画面における重心
を算出し、これを所定時間経過後の画面の重心と比較
し、その時間経過にともなう画像の変位すなわちぶれの
大きさと方向を表わす動きベクトルを算出する。この
ベクトルのデータがプリズム駆動部8へと供給され、
その大きさ,方向を打ち消すようにプリズム1の頂角を
可変して、画像のぶれ,変位を補正することができるも
のである。
第5図は本発明の画面ぶれ検出装置において、操作者
が撮影画面を見ながら操作部10を操作してぶれ検出領域
A1,A2を手動で切り替える場合(モード1,モード2)の
アルゴリズムを示す。
操作部10には自動ぶれ検出及び補正動作をオン,オフ
するスイツチSW1、自動ぶれ検出動作を行うぶれ検出領
域A1,A2を手動で選択するモードと、ぶれ検出領域A1,A2
の選択を自動設定するモードとを切り換えるスイツチSW
2等が配されていることは前述の通りである。
同図において、まずステツプS1で画面ぶれ検出及び補
正を行うスイツチSW1がオンされているか否かを調べ、
スイツチSW1がオンされていなければステツプS2に進ん
で、画面ぶれ検出回路9をオフにして再びステツプS1へ
と戻る。ステツプS1でスイツチSW1がオンされていた場
合はステツプS3へと進み、スイツチSW2によって撮影画
面20の中央部の検出領域A1とその外側の検出領域A2のど
ちらかが選択されているかが判別される。外側の領域A2
が選択されていた場合にはステツプS4へと移行し、制御
用マイクロコンピユータ207は第4図に示す検出領域A2
における輝度信号データをメモリ95から取り込み、その
データにもとづいて第8図に示す水平及び垂直方向にお
けるヒストグラムを作り画像の重心SH2,SV2を算出す
る。続いて、ステツプS5へと進み所定時間前に算出され
た重心SH2″,SV2″との差を演算し、その重心の移動ベ
クトルを解析し、ステツプS6でプリズム駆動部8に画面
ぶれ補正データとして供給し、そのデータに応じて可変
頂角プリズム1を駆動してその頂角を制御し、画像の変
位を打ち消す方向に光軸を修正する(ステツプS7)。こ
の場合は第4図(a)に示すように、カメラを固定し、
中央部において被写体をとられ背景は固定して撮影して
いる場合に好適で、背景に対してカメラぶれを検出し、
これを補正することができる。
プリズム1の補正が行われた後は、ステツプS8に進
み、そのとき水平,垂直方向における重心SH2,SV2をそ
れまで記憶していた重心の値SH2,SV2に代えて次回の検
出時まで記憶し、再びステツプS1へと戻る。
一方、ステツプS3において、撮影画面の中央の検出領
域A1が選択されていた場合、すなわち第4図(b)に示
すように被写体が比較的高速で移動しており、且つ被写
体を中央の検出領域A1にほぼ入った状態で被写体を追尾
しているような場合はステツプS9へと移行し、被写体に
対してカメラぶれを検出するものである。ステツプS9で
は、制御用マイクロコンピユータ97は第4図に示す検出
領域A2における輝度信号データをメモリ95から取り込
み、そのデータにもとづいて第8図に示す水平,垂直方
向におけるヒストグラムを作り、画像の重心SH1,SV1を
もとめ、ステツプS5〜S7で行ったと同様に、前回のたと
えば前フイールドの重心SH2″とSV2″と比較してぶれ量
を検出して移動ベクトルを算出し(ステツプS10)、そ
のぶれ量の大きさ,方向をステツプS11でプリズム駆動
部8へと供給し、ステツプS12でプリズム1の光軸を修
正し、画面ぶれを補正する。この後、ステツプS13で現
在の画面の重心SH2,SV2を前回の重心の値に代えて記憶
し、ステツプS1へと復帰する。
以上の動作を繰り返すことにより、操作者が選択した
検出領域において、画面のぶれ量を補正することができ
る。
以上のフローは画面上におけるぶれ量検出領域A1,A2
を操作者が選択する場合について説明したものである
が、本発明によれば検出領域の選択動作を自動で行うこ
ともできる。
次にエツジ検出回路92,ゲート回路93,積分回路94によ
って画面内のぶれ量検出領域を被写体の状態に応じて自
動設定するようにした場合について第6図のフローチヤ
ートを用いて説明する。
撮影画面上のぶれ検出領域A1,A2を自動設定するため
には、操作部10のスイツチSW1,SW2を操作して自動画面
ぶれ検出及び領域自動設定の可能なモード3とする。
同図において、ステツプS21において画面ぶれ検出回
路9内の制御用マイクロコンピユータ97はゲート回路93
に画面20上の検出枠Aの外側の検出領域A2の信号のみを
通過するように制御する。これによってエツジ検出回路
92より枠外検出領域A2におけるエツジ情報が積分回路94
へと供給され、積分回路94において積分されたエツジ積
分値が制御用マイクロコンピユータ97へと取り込まれて
F2として記憶される。次にステツプS22においてはゲー
ト回路93を制御して画面の検出枠A内の検出領域A1の信
号を通過させ、同様にその検出領域A1内におけるエツジ
積分値をF1として制御用マイクロコンピユータ97内へと
取り込まれる。続いてステツプS23では、F2−F1が0以
上か否かが演算される。すなわち枠内外の検出領域A1,A
2のエツジ積分値が比較され、いずれの領域に画面ぶれ
検出に有効な被写体部分が多く存在するかが判断され
る。尚、ここで検出領域A1とA2の面積が異る場合、その
エツジ積分値を同等に比較できないため、必要に応じて
各領域の面積で正規化したり、適当な重み付けを行う等
の処置が行われる。
ステツプS23でF2−F1≧0であったとき、すなわち枠
外検出領域A2のエツジ積分値が中央検出領域A1のエツジ
積分値より大きいかあるいは等しい場合、ステツプS24
へと進み、検出領域A2が選択され、その検出領域A2に相
当するメモリ95内の記憶画像データが制御用マイクロコ
ンピユータ97へと取り込まれ、以下第5図のフローチヤ
ートのステツプS4〜S8と全く同様に、ステツプS24〜S28
によって検出領域A2の画像情報の重心SH2,SV2を求め、
記憶されている前回の検出時における画像情報の重心SH
2″,SV2″と比較してぶれ量を算出して移動ベクトルを
もとめ、そのぶれ量,ぶれの方向の情報をプリズム駆動
部8へ供給する。プリズム駆動部8はこの情報にもとづ
いて可変頂角プリズム1の頂角を可変し、画像ぶれを打
ち消す方向に光軸を補正する。プリズムの補正後は重心
SH2,SV2を新たな重心として次回の検出まで記憶する。
ステツプS23でF2−F1<0すなわち枠外検出領域A2の
エツジ積分値が枠内検出領域A1のエツジ積分値より小さ
い場合はステツプS29へと進み、中央の検出領域A1が選
択され、その検出領域A1に相当するメモリ95内の記憶画
像データが制御用マイクロコンピユータ97へと取り込ま
れ、第5図のフローチヤートで説明したステツプS9〜S1
3の動作と全く同様にして、中央の検出領域A1について
画面のぶれ量が検出され、そのぶれ量を補正すべく可変
頂角プリズム1が駆動される。
以上のように、本実施例によれば、検出領域A1,A2内
のエツジ積分値を比較し、画面のずれ量を検出する要素
であるエツジ成分の多い方の検出領域を自動的に選択
し、常に検出精度の高い方の状態で画面のぶれ量を検出
を行うことができる。
すなわち第4図(a)のような場合、背景が静止して
おり、且つ被写体は中央で移動しているため、高周波成
分,エツジ成分は背景に集中し、エツジ積分値は背景が
大となる。また第4図(b)のように背景が流れ、被写
体を相対的に中央の検出領域内にとらえている場合は、
中央の検出領域のエツジ積分値が大となる。したがっ
て、常にエツジ積分値の大きい方の検出領域を選択する
ことによって高精度で信頼性の高い画面ぶれ検知及び補
正を行うことができる。
第7図は本発明の第3の実施例を示すものである。本
実施例は画面ぶれ検出領域の自動設定に加えて、さらに
画面ぶれ検出動作を行うか否かを自動設定するようにし
たモード4の場合の制御動作を示すフローチヤートであ
る。この場合はスイツチSW2によって、検出領域A1,A2の
設定、画面ぶれ検出のON−OFFをすべて自動で行うモー
ドを選択する。
同図において、ステツプS41において、まず画面ぶれ
検出回路9内の制御用マイクロコンピユータ97は枠外検
出領域A2にゲートを設定すべくゲート回路93を制御し、
検出領域A2内のエツジ積分値を取り込んでF2とする。続
いてステツプS42へと進み、エツジ積分値F2が所定のレ
ベルTH1より大きいか否かを判定し、TH1以上のときはス
テツプS43〜S47を実行して検出領域A2について画面ぶれ
検出を行い、プリズム1を駆動して画面ぶれ補正を行
う。ステツプS42〜S47については第6図のフローチヤー
トにおけるステツプS24〜S28と全く同様の制御動作であ
り説明は省略する。
ステツプS42で検出領域A2内のエツジ積分値F2がTH1
下であった場合には、ステツプS48へと進み、制御用マ
イクロコンピユータ97で枠内検出領域A1にゲートを設定
すべくゲート回路93を制御し、検出領域A1内のエツジ積
分値を取り込んでF1とする。続いてステツプS49へと進
んでF1を所定のレベルTH2と比較し、F1がTH2以上であっ
た場合は、ステツプS51〜S55を実行して検出領域A1につ
いて画面ぶれ検出を行い、プリズム1を駆動して画面ぶ
れ補正を行う。ステツプS51〜S55については第6図のフ
ローチヤートにおけるステツプS29〜S33と全く同様の制
御動作であり説明は省略する。
また、ステツプS49においてF2≦TH2のときは、ステツ
プS50へと移行し、画面ぶれ検出,補正動作をOFFにして
動作せず、ステツプS41へと復帰する。
すなわち、枠外検出領域A2においてエツジ積分値が十
分得られ、画面ぶれ検出を行う得る場合には枠外検出領
域A2によって行い、枠外検出領域A2内の画像の情報が不
十分である場合は中央の枠内検出領域A1において画面ぶ
れ検出を行う。さらに枠内検出領域A1のエツジ積分値も
十分得られず、画面ぶれ検出が不可能、あるいは信頼性
のない場合は、画面ぶれを行わないように制御すること
ができる。すなわち、たとえばカメラがパンニング等を
行っている際、画面全体が背景も中央部の被写体も流れ
ていて、画面ぶれ検出及び補正を行わない方が良い場合
は画面全体の画像が移動しているため、高周波成分,エ
ツジ成分とも低下し、エツジ積分値も低下するため、こ
れによって画面ぶれ検知,補正を禁止することができ
る。
尚、画面にほとんど画像がない場合や、特徴のない平
面的な画面のように、ぶれ補正を行う必要のない場合も
同様にエツジ積分値が低下するため、画面ぶれ検知,補
正は同様に行わない。
以上のように、本発明によれば、画面ぶれ検出,補正
をあらゆる環境に対応して確実に行うことができ、その
モードも被写体の状態に応じて手動でも自動でも行うこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明における画像ぶれ検出装置
によれば、画面内における画像の変位を検出する領域及
びぶれ補正する領域を、そのときの被写体像の動き状態
や、被写体像の位置に応じて、選択、設定することがで
きる。
たとえば、被写体の状態に応じて被写体あるいは背景
の適している方の画像に対して画面ぶれを検出し、これ
を補正することができるので、移動する被写体を位置を
固定して撮影する場合、移動する被写体を追尾してカメ
ラも動かしている場合等、いずれの状況においても最適
のぶれ補正を行うことが可能である。
また、映像信号を用いて上述の動作を行うため、他の
自動焦点,自動露出,自動追尾等他の機能との混在が可
能である上に、検出領域の制御,切換等も特別にセンサ
を設けることなくすべて映像信号から行うことができる
等、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像ぶれ検出装置をカメラ一体型ビデ
オテープレコーダに適用した場合を示すブロツク図、 第2図は画像ぶれ検出回路の内部構成を示すブロツク
図、 第3図は画像ぶれ検出回路の一部を構成するエツジ検出
回路のブロツク図、 第4図(a),(b)は撮影画面上におけるぶれ検出領
域を説明するための図、 第5図は画像ぶれ検出及び補正動作アルゴリズムの第1
の例を示すフローチヤート、 第6図は画像ぶれ検出及び補正動作アルゴリズムの第2
の例を示すフローチヤート、 第7図は画像ぶれ検出及び補正動作アルゴリズムの第3
の例を示すフローチヤート、 第8図は画像ぶれ検出方法を説明するための図である。 符号の説明 1……可変頂角プリズム 2……撮像素子 3……カメラ信号処理回路 4……VTR信号処理回路 5……ヘツド 6……テープ 7……パルス発生回路 8……プリズム駆動部 9……画面ぶれ検出回路 10……操作部 91……A/D変換器 92……エツジ検出回路 93……ゲート回路 94……積分回路 95……メモリ 96……メモリ駆動回路 97……制御用マイクロコンピユータ 20……撮影画面 A……検出枠 A1……中央(枠内)検出領域 A2……外側(枠外)検出領域 SH,SV,SH′,SV′……重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 丘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 中島 敏之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−78571(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/225 H04N 5/232

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号に基づいて、画面内における画像
    のぶれを検出する画像ぶれ検出装置であって、 前記画面上に設定された第1の領域に対応する映像信号
    より画像の変位を検出する第1の検出手段と、 前記画面上の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対
    応する映像信号より画像の変位を検出する第2の検出手
    段と、 前記第1の検出手段と、前記第2の検出手段とを、画面
    内における被写体像の動き状態に応じて切り換える切換
    手段と、 を備えたことを特徴とする画像ぶれ検出装置。
  2. 【請求項2】映像信号に基づいて、画面内における画像
    のぶれを検出する画像ぶれ検出装置であって、 前記画面上に設定された第1の領域に対応する映像信号
    より画像の変位を検出する第1の検出手段と、 前記画面上の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対
    応する映像信号より画像の変位を検出する第2の検出手
    段と、 前記第1の領域と前記第2の領域内の鮮鋭度を検出して
    比較する比較手段と、 前記比較手段の出力に応じて画像の変位を検出する前記
    第1または第2の領域を選択する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像ぶれ検出装置。
  3. 【請求項3】映像信号に基づいて、画面内における画像
    のぶれを検出する画像ぶれ検出装置であって、 前記画面上に設定された第1の領域に対応する映像信号
    より画像の変位を検出する第1の検出手段と、 前記画面上の前記第1の領域とは異なる第2の領域に対
    応する映像信号より画像の変位を検出する第2の検出手
    段と、 映像信号中の所定の成分から、画面内における被写体像
    の位置情報を検出する第3の検出手段と、 前記第1の検出手段と、前記第2の検出手段とを、前記
    第3の検出手段によって検出された被写体像の位置情報
    に応じて切り換える切換手段と、 を備えたことを特徴とする画像ぶれ検出装置。
  4. 【請求項4】前記切換手段は、前記画面内における被写
    体像の位置情報に応じて前記第1,第2の検出手段のう
    ち、前記被写体像の位置を含む方に自動的に切り換える
    ように構成されていることを特徴とする請求項(3)に
    記載の画像ぶれ検出装置。
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