JP3191754B2 - 輻輳回避システム - Google Patents

輻輳回避システム

Info

Publication number
JP3191754B2
JP3191754B2 JP35199797A JP35199797A JP3191754B2 JP 3191754 B2 JP3191754 B2 JP 3191754B2 JP 35199797 A JP35199797 A JP 35199797A JP 35199797 A JP35199797 A JP 35199797A JP 3191754 B2 JP3191754 B2 JP 3191754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
congestion
packet
transfer
destination
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35199797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11177573A (ja
Inventor
基夫 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP35199797A priority Critical patent/JP3191754B2/ja
Priority to US09/157,471 priority patent/US6424620B1/en
Publication of JPH11177573A publication Critical patent/JPH11177573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3191754B2 publication Critical patent/JP3191754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/11Identifying congestion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5629Admission control
    • H04L2012/5631Resource management and allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5629Admission control
    • H04L2012/5631Resource management and allocation
    • H04L2012/5632Bandwidth allocation
    • H04L2012/5635Backpressure, e.g. for ABR

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻輳回避システム
に係わり、詳細にはコネクションレストラヒックを転送
する非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mod
e:ATM)網内で発生する輻輳を検出するとともにこれ
を自律的に回避する輻輳回避システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年イーサネット(Ethernet)のような
既存のLAN(Local Area Network)系の通信技術を
ベースに、ユーザが導入してきた端末などの資産を生か
し、高速通信技術あるいはスケーラビリティのある広帯
域伝送技術としてATM通信が注目されている。このA
TM通信は宛先情報などの転送制御情報を付加して転送
データとともに固定長に区切ったセルを転送単位として
おり、このようなセルを各ATMスイッチで中継しなが
ら宛先となるネットワークに転送するようになってい
る。
【0003】しかし、情報通信等の分野でこのようなA
TM通信が多用されると、転送情報量の増大や特定ノー
ドへの負荷集中による輻輳によって転送データの廃棄な
どの不都合が生じるようになり、このような輻輳を回避
する技術の重要性が増している。
【0004】このような輻輳を回避するために、ATM
網内などのネットワークへの転送パケットが流入する入
り口において、ATM網内から通知された輻輳状態によ
り対応するコネクションに対してトラヒック制御を行う
ような輻輳回避システムが知られている。このようなシ
ステムでは、同じ転送経路上に確立される複数の仮想パ
ス識別子(Virtual Path Identifier:VPI)と仮
想チャネル識別子(Virtual Channel Identifier:V
CI)で一意に決まる仮想的な通信路をコネクショング
ループとして定義する。ATM通信では1本の物理回線
や仮想パスの中に複数本のVPIとVCIで一意に決ま
る仮想的な通信路を確立することができるので、輻輳が
発生したコネクションに対して最小限のセル廃棄に抑え
つつ効率的な資源活用を行うことができる。
【0005】図14はこのような従来提案された輻輳回
避システムの原理を説明するための説明図である。この
輻輳回避システムでは、各転送パケットは複数のコネク
ション111,112,113からコネクション群12を
経由してネットワーク13に流入している。コネクショ
ン監視手段141,142,143は各コネクション1
1,112,113からコネクション群12に流入する
転送パケットを監視し、転送パケットの流量を監視する
ようになっている。さらに、コネクション群監視手段1
5は、コネクション群12に転送される転送パケットを
監視し、コネクション群定義手段16によって定義され
たコネクションのグループごとにその転送パケットの流
量を監視する。
【0006】制御手段17は監視モードと制御モードと
いう2モードの制御を切り換えることができ、コネクシ
ョン監視手段141,142,143とコネクション群監
視手段15の制御を行う。監視モードは転送パケットの
流量が予め設定した閾値を越えるか否かを監視する動作
モードであり、制御モードは転送パケットの流量がこの
閾値を越えたときに超過したパケットを廃棄したり、セ
ル損失優先表示(CellLoss Priority:CLP)により
廃棄の優先度の制御を行う動作モードである。
【0007】非輻輳状態では、コネクション監視手段1
1,142,143を監視モードで動作させ、コネクシ
ョン群監視手段15を制御モードで動作させる。すなわ
ちコネクション群12からネットワーク13に流入する
パケットを制御して、コネクション群単位でパケット流
量を規制し、ネットワーク13内で輻輳が発生しないよ
うにしている。また、輻輳状態では、コネクション11
1,112,113それぞれのパケットの流量を監視して
いるコネクション監視手段141,142,143の監視
結果に基づいて、パケット流量が閾値を越えているコネ
クションを認識する。そして、そのコネクションに対応
するコネクション監視手段141,142,143のいず
れかを制御モードに切り換えるようになっている。すな
わち輻輳の発生しているコネクションに対してのみ、パ
ケット流量を規制するようになっている。
【0008】このような輻輳回避システムのネットワー
クの入口でポリシングと呼ばれるトラヒックの流入規制
を行う輻輳回避に関する技術は、例えば特開平9−14
9046号公報の「パケット流量監視制御方式」に開示
されている。
【0009】また、このようなネットワークの入口でト
ラヒックの流入規制を行わず、ネットワーク内に分散配
置されたATMスイッチ内で動的にトラヒックの規制を
行う技術が、例えば特開平8−204721号公報の
「非同期転送モード網における輻輳制御方式」に開示さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来提案さ
れた輻輳回避システムは、ネットワークの入口あるいは
ATMスイッチ内でのみ転送流量を監視して輻輳を回避
しているにすぎず、ネットワーク全体の資源を効率的に
運用しているとすることはできない。
【0011】すなわち特開平9−149046号公報に
開示されている技術では、ネットワークの入口でトラヒ
ックの流入規制を行っているが、予想されるトラヒック
ごとにコネクショングループとして定義する必要がある
ため、コネクションレストラヒックのように動的に容量
が変更し、かつ性質を規定することが困難なトラヒック
に対しては、適用することが困難である。また、仮に適
用してもネットワーク資源を効率的に割り当てるために
複雑な処理が必要となる。
【0012】また特開平8−204721号公報に開示
されている技術では、ATMスイッチ内でのみ動的にト
ラヒックの規制を行うため、ネットワーク全体において
トラヒックを監視して輻輳を回避する制御を行うために
は、付加装置と分散配置されたATMスイッチ同士の転
送状況からそれを最適に制御するための複雑な処理が必
要であり、ネットワーク全体に拡張することは困難であ
る。
【0013】また、ATMフォーラムにより、既に定め
られた固定の経路上において、この経路上のネットワー
クの資源を各トラヒックに動的に割り当てる技術として
ATM網におけるABR規定が勧告されている。しかし
このABR(Available BitRate)規定では端末間のフ
ロー単位にトラヒックを管理する必要があり、複雑な網
内装置やエッジ装置の構築が必須となる。また、経路を
動的に変更する方式や経路変更を実施する条件の規定が
なされていないため、ネットワーク資源を動的に、かつ
効率的に運用することができないか、あるいは仮に運用
できたとしても複雑で高度な処理が必要になる。
【0014】そこで本発明の目的は、このようなコネク
ションレストラヒックに対して簡易な構成でATM網内
に発生する輻輳を検出してこれを回避し、ネットワーク
資源を効率的に活用するようにした輻輳回避システムを
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)非同期転送モードの転送パケットを送信する
送信元ユーザネットワークと、(ロ)この送信元ユーザ
ネットワークからの転送パケットの宛先となる宛先ユー
ザネットワークと、(ハ)送信元ユーザネットワークか
らの転送パケットの宛先ごとに送信元ユーザネットワー
クから流入する転送パケットの平均流入速度を計測する
平均流入速度計測手段と、(ニ)この平均流入速度計測
手段によって計測した平均流入速度を第1の輻輳管理パ
ケットによって通知され、送信元ごとの平均流入速度の
総和が宛先ユーザネットワークへの転送速度より大きい
ときに発生する第1の輻輳を検出する第1輻輳検出手段
と、(ホ)平均流入速度の総和と転送速度に基づいて送
信元ユーザネットワークから流入する転送パケットを許
容する平均流入速度としての許容流入速度を算出する許
容流入速度算出手段と、(へ)第1輻輳検出手段が第1
の輻輳を検出したとき第1の輻輳管理パケットに対応し
て返送する第2の輻輳管理パケットを受信し、送信元ユ
ーザネットワークから流入するパケットの平均流入速度
を許容流入速度以下で流入させる流入速度変更手段とを
輻輳回避システムに具備させる。
【0016】すなわち請求項1記載の発明では、非同期
転送モードにおいて送信元ユーザネットワークから宛先
ユーザネットワークへの転送パケットについて、平均流
入速度計測手段によって送信元ユーザネットワークから
流入する転送パケットの平均流入速度を計測するように
している。そして送信元ごとに測定した平均流入速度の
総和が宛先ユーザネットワークへ送出する転送速度より
大きいときに発生する第1の輻輳を第1輻輳検出手段で
検出し、許容流入速度算出手段によってこの送信元ごと
の平均流入速度の総和と宛先ユーザネットワークへの転
送速度により許容流入速度を算出する。さらに、第1の
輻輳が検出されたときには送信元ユーザネットワークか
ら流入するパケットの平均流入速度がこの算出した許容
平均流入速度以下になるようにパケットの流入速度を変
更するようにしている。ここで、第1の輻輳を検出する
ための平均流入速度の計測結果と第1の輻輳の検出結果
の通知をそれぞれ第1および第2の輻輳管理パケットに
よって行うようにしている。
【0017】請求項2記載の発明では、(イ)非同期転
送モードの転送パケットを送信する送信元ユーザネット
ワークと、(ロ)この送信元ユーザネットワークからの
転送パケットの宛先となる宛先ユーザネットワークと、
(ハ)送信元ユーザネットワークに対応して設けられ、
送信元ユーザネットワークからの転送パケットを、分散
配置された複数の中継ノードの任意のものを中継するこ
とによって得られる複数の経路のいずれかに送り出すた
めの送信元エッジ装置と、(ニ)経路の合流側に位置
し、送信元エッジ装置から送り出された転送パケットを
経路のいずれかを経て受信し宛先ユーザネットワークに
送り出す宛先エッジ装置と、(ホ)送信元エッジ装置の
それぞれから転送パケットの転送されるネットワークに
対して宛先ごとに送信元ユーザネットワークから流入す
る転送パケットの平均流入速度の総和を計測する平均流
入速度計測手段と、(へ)平均流入速度の総和が宛先エ
ッジ装置における宛先ユーザネットワークへの転送速度
より大きいときに発生する第1の輻輳を検出する第1輻
輳検出手段と、(ト)平均流入速度の総和と転送速度に
基づいて送信元ユーザネットワークから流入する転送パ
ケットを許容する平均流入速度としての許容流入速度を
算出する許容流入速度算出手段と、(チ)第1輻輳検出
手段によって第1の輻輳が検出されたときには送信元ユ
ーザネットワークから流入する転送パケットの平均流入
速度を許容流入速度以下で流入させる流入速度変更手段
と、(リ)複数の中継ノードのそれぞれについてそれら
の受信側で受信した転送パケットの転送速度が送信側の
転送速度より大きいときに発生する内部ノード輻輳を検
出する内部ノード輻輳検出手段と、(ヌ)平均流入速度
計測手段によって計測された送信元エッジ装置ごとの転
送パケットの平均流入速度についての情報を組み込み第
1の輻輳管理パケットとして中継ノードを中継しながら
宛先エッジ装置に送出する第1の輻輳管理パケット送出
手段と、(ル)第1の輻輳管理パケット送出手段によっ
て送出された第1の輻輳管理パケットが宛先エッジ装置
に受信されたとき、第1輻輳検出手段の検出結果と許容
流入速度を表わした情報を組み込んで送信元エッジ装置
に第2の輻輳管理パケットとして送り返す第2の輻輳管
理パケット送出手段と、(ヲ)送信元ユーザネットワー
クから宛先ユーザネットワークへの転送に対応して転送
経路を表わす転送経路情報を格納する転送経路データベ
ースと、(ワ)内部ノード輻輳検出手段によって内部ノ
ード輻輳が検出され、かつ第2の輻輳管理パケットによ
って第1輻輳検出手段が第1の輻輳を検出しないときに
第2の輻輳を検出する第2輻輳検出手段と、(カ)この
第2輻輳検出手段が第2の輻輳を検出したとき内部ノー
ド輻輳が発生した中継ノードを回避して送信元エッジ装
置から宛先エッジ装置に至る経路を転送経路データベー
スから検索する第2の輻輳時転送経路検索手段と、
(ヨ)第2輻輳検出手段が第2の輻輳を検出したとき第
2の輻輳時転送経路検索手段の検索した経路が選択され
るように各中継ノードで次に進む経路を選択させるため
の情報を送信元エッジ装置から送出される転送パケット
に組み込むルーズソースルーティング手段とを輻輳回避
システムに具備させる。
【0018】すなわち請求項2記載の発明では、非同期
転送モードにおいて送信元ユーザネットワークから宛先
ユーザネットワークへの転送パケットについて、平均流
入速度計測手段によって送信元ユーザネットワークから
流入する転送パケットの平均流入速度を計測する。そし
て、これら送信元ごとに測定した平均流入速度の総和が
宛先ユーザネットワークへ送出する転送速度より大きい
ときに発生する第1の輻輳を第1輻輳検出手段で検出す
るようにしている。さらに、許容流入速度算出手段によ
ってこの送信元ごとの平均流入速度の総和と宛先ユーザ
ネットワークへの転送速度より許容流入速度を算出し
て、第1の輻輳が検出されたときには送信元ユーザネッ
トワークから流入するパケットの平均流入速度がこの算
出した許容平均流入速度以下になるようにパケットの流
入速度を変更するようにしている。また、送信元ユーザ
ネットワークと宛先ユーザネットワーク間の転送パケッ
トを中継する中継ノードにおいて発生する内部ノード輻
輳を検出し、第1の輻輳が発生していないときにこの内
部ノード輻輳が検出されたときには第2の輻輳の発生を
検出するようにしている。この第2の輻輳の発生が検出
されたときには、転送経路データベースに基づいて、こ
の第2の輻輳が発生したパケットの転送経路上の内部ノ
ード輻輳が検出された中継ノードを転送経路として避け
るように新たな転送経路に変更するようにしている。
に請求項2記載の発明では、第2の輻輳時転送経路検索
手段を使用して、第2の輻輳が検出されたときには内部
ノード輻輳が発生した中継ノードを回避して送信元エッ
ジ装置から宛先エッジ装置に至る経路を転送経路データ
ベースから検索するようにしている。そして、ルーズソ
ースルーティング手段が、第2の輻輳時転送経路検索手
段の検索した経路が選択されるように各中継ノードで次
に進む経路を選択させるための情報を送信元エッジ装置
から送出される転送パケットに組み込むようにしてい
る。これにより、各中継ノードが有するルーティングテ
ーブルの情報を変更することなく、ルーズソースルーテ
ィングによって転送パケットの任意の転送経路を容易
に、かつ柔軟に変更することができるようになる。
【0019】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
輻輳回避システムで、送信元ユーザネットワークから前
記宛先ユーザネットワークへの転送に割り当てるリソー
スを変更するリソース変更手段と、前記第2輻輳検出手
段によって第2の輻輳が検出され前記転送経路制御手段
によって転送経路を変更しても前記第2の輻輳が解消し
ないときにはこのリソース変更手段に対してリソースの
割り当て変更を要求するリソース変更要求手段とを更に
具備することを特徴としている。
【0020】すなわち請求項3記載の発明では、第2輻
輳検出手段によって第2の輻輳が検出されて転送経路制
御手段によって転送経路を変更しても第2の輻輳が解消
しないときには、ネットワークに割り当てられるリソー
スを変更するリソース変更手段に、リソースの割り当て
変更を要求するようにしている。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の輻輳回避システムで、許容流入速度は全
ての流入速度変更手段が同じ速度であることを特徴とし
ている。
【0022】すなわち請求項4記載の発明では、すべて
の送信元ユーザネットワークから流入する平均流入速度
を同じ許容流入速度で規制するようにしている。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】
【0030】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の一実施例における輻輳回避
システムの構成の概要を表わしたものである。この輻輳
回避システムでは、ATM網20と、送信元ユーザLA
N(Local Area Network)21と、宛先ユーザLAN
22のネットワークが構成されている。ATM網20と
送信元ユーザLAN21との境界には送信元エッジ装置
23が、ATM網20と宛先ユーザLAN22との境界
には宛先エッジ装置24がそれぞれ配置されている。A
TM網20内にはノード装置251,…,25Nが分散配
置されており、送信元エッジ装置23と宛先エッジ装置
24間の転送パケットを中継するようになっている。こ
れらエッジ装置23、24とノード装置251,…、2
Nは、ATM網20において半永久的なVP(Virtual
Path)により接続されており、コネクションレスデー
タ転送用のネットワークを公衆ATM網にオーバーレイ
させることができる。すなわち、公衆ATM網は、コネ
クションレスデータ転送用のネットワークに一部のVP
リンクリソースを与えることができるようになってい
る。
【0032】また各エッジ装置23,24は送信元ユー
ザLAN21や宛先ユーザLAN22等のユーザLAN
側のLANインタフェースを終端し、ATM網側のAT
Mインタフェースを終端する。
【0033】さらに、この輻輳回避システムはネットワ
ーク監視装置26を有しており、ATM網内の輻輳状況
を監視し、このネットワーク監視装置26と送信元エッ
ジ装置23は接続され、ATM網20内の監視と輻輳状
況の通知そして輻輳時の転送経路を通知することができ
るようになっている。
【0034】このような輻輳回避システムの各エッジ装
置23,24と各ノード装置251,…,25Nには、A
TM網20内でのみ定義されるコネクションレスアドレ
スが与えられている。送信元エッジ装置23には送信元
エッジアドレスが、宛先エッジ装置24には宛先エッジ
アドレスが、各ノード装置251,…,25Nにはノード
アドレスがそれぞれ与えられている。ノード装置2
1,…,25Nには、それぞれにルーティングテーブル
を有しており、半固定的な転送経路が定義されている。
したがって、送信元ユーザLAN21から発生したユー
ザパケットが送信元エッジ装置23を介してATM網2
0に流入すると、各ノード装置251,…,25Nでは流
入したユーザパケットの持つ宛先エッジアドレスからそ
れぞれのルーティングテーブルを参照する。そして、こ
のルーティングテーブルに基づいて次の転送先を決定し
ながらいくつかのノード装置を経て、宛先エッジ装置2
4に到達するようになっている。宛先エッジ装置24に
到達したユーザパケットは、このユーザパケットの宛先
である宛先ユーザLAN22に送出される。
【0035】次に、このような輻輳回避システムの把握
を容易にするために、このシステムが検出する輻輳を特
定して回避する原理について説明してから、この輻輳回
避システムの各構成要部について説明を行う。
【0036】この輻輳回避システムが特徴とするところ
は、ATM網上のコネクションレストラヒックを転送す
るときに発生する輻輳を検出し、これを回避するところ
にある。まず、この輻輳回避システムが検出する輻輳に
ついて説明する。
【0037】この輻輳回避システムでは検出する輻輳を
2種類に分類しており、それぞれ外部ブロッキングと内
部ブロッキングと呼ぶ。
【0038】外部ブロッキングは、ATM網から宛先エ
ッジ装置に流入するトラヒックが、宛先エッジ装置から
宛先ユーザLANに流出可能な転送速度より大きい場合
に輻輳として発生する。
【0039】図2はこのような外部ブロッキングによる
輻輳の発生原理を説明するための説明図である。外部ブ
ロッキングについての説明を簡略にするために、ATM
網27上のユーザネットワークとの境界に送信元エッジ
装置281,…,284と宛先エッジ装置29と、ノード
装置301,302とから構成されているものとする。そ
して、各送信元エッジ装置281,…,284がそれぞれ
収容する送信元ユーザLANからは宛先エッジ装置29
が収容する宛先ユーザLANに対してユーザパケットが
転送されるものとする。ここで、送信元エッジ装置28
1からノード装置301を経由するトラヒック速度をVI
1、送信元エッジ装置282からノード装置301を経
由するトラヒック速度をVIN2、送信元エッジ装置2
3からノード装置302を経由するトラヒック速度をV
IN3、送信元エッジ装置284からノード装置302
経由するトラヒック速度をVIN4と表わす。さらに、
宛先エッジ装置29から宛先ユーザLANに転送可能な
LAN速度をVOUTと表わすと、ATM網27から宛
先エッジ装置29に流入するトラヒックの総和31は、
VIN1〜VIN4の総和であるから、外部ブロッキング
が発生する条件は次の(1)式で表わすことができる。
【0040】
【数1】
【0041】また内部ブロッキングは、上述のような外
部ブロッキングが発生しない条件のもとで、ATM網内
で発生する輻輳のことをいう。
【0042】図3はこの内部ブロッキングによる輻輳の
発生原理を説明するための説明図である。図2に示す外
部ブロッキングの発生原理説明図と同一要素部分には同
一符号を付し、説明を適宜省略している。ここでユーザ
パケットの転送経路途中のノード装置301に着目す
る。内部ブロッキングは外部ブロッキングが発生しない
条件のもとで、ATM網内で発生する輻輳のことである
から、このノード装置301から流出可能な速度33を
Vlinkと表わすと、ノード装置301へ流入する
トラヒックの総和32がこのノード装置301から流出
可能な速度Vlinkより大きく、ATM網27から
宛先エッジ装置29に流入するトラヒックの総和34が
宛先エッジ装置29から宛先ユーザLANへ転送可能な
LAN速度VOUTより小さい場合に、ノード装置30
1で内部ブロッキングが発生する。すなわち、内部ブロ
ッキングが発生する条件は次の(2)および(3)式で
表わすことができる。
【0043】
【数2】
【0044】これらのような輻輳を検出して回避するた
めに、この輻輳回避システムではユーザパケットとは別
にネットワーク内にRM(Resource Management)パケ
ットとBRM(Backward Resource Management)パケ
ットを定義している。RMパケットは各送信元エッジ装
置23から定期的に宛先エッジ装置24に転送するよう
になっている。一方、BRMパケットは宛先エッジ装置
24においてこのRMパケットの応答パケットして送信
元エッジ装置23に返送するようになっている。RMパ
ケットおよびBRMパケットはユーザパケットと同様に
宛先情報に基づいて各ノード装置251,…,25Nで中
継されながら転送される。
【0045】さらに送信元エッジ装置23では送信元ユ
ーザLAN21からATM網20に流入するトラヒック
の平均流入速度をトラヒックの宛先エッジ装置24ごと
に計測し、RMパケットに記入するようになっている。
また、宛先エッジ装置24では、個々の送信元エッジ装
置から送られてくるRMパケットに記入されている平均
流入速度を監視するようになっている。
【0046】これまで説明した外部ブロッキングは送信
元エッジ装置23で測定した平均流入速度をRMパケッ
トで通知することによって宛先エッジ装置で検出するこ
とができる。すなわち、宛先エッジ装置24はRMパケ
ットにより通知された平均流入速度より(1)式で表わ
される外部ブロッキングを検出する。そしてこの外部ブ
ロッキングの発生通知と宛先エッジ装置で許容可能な平
均流入速度をBRMパケットで送信元エッジ装置23に
通知して送信元エッジ装置23において平均流入速度を
規制するようにすれば、外部ブロッキングによる輻輳を
解消することができるようになる。
【0047】一方、内部ブロッキングは送信元エッジ装
置23で検出することができる。各ノード装置251
…,25Nで(2)式で表わされる輻輳を検出して輻輳
情報としてRMパケットで通知し、宛先エッジ装置24
からBRMパケットで返送する。そして送信元エッジ装
置23において、BRMパケットにより上述の(3)式
に基づく外部ブロッキングの発生通知と各ノード装置2
1,…,25Nにおける輻輳情報により内部ブロッキン
グの発生を検出することができる。内部ブロッキングは
ネットワーク全体のリソース使用状況に依存するため、
ネットワーク装置26に転送経路の変更や網内リソース
の割り当て変更の依頼を通知することによって、内部ブ
ロッキングによる輻輳を解消することができるようにな
る。
【0048】図4はこのようなRMパケットのフォーマ
ット構成を表わしたものである。このRMパケット35
は、従来のATMパケットと同様のパケットヘッダ36
と、ペイロード37から構成されている。RMパケット
のペイロード37には、送信元エッジ装置を識別する送
信元エッジアドレス38と、宛先エッジ装置を識別する
宛先エッジアドレス39と、送信元エッジ装置で計測さ
れたATM網に流入するトラヒックの平均流入速度40
と、ノード装置内で発生する輻輳の発生有無とノード装
置を識別するノードアドレスと輻輳レベルからなる輻輳
情報41が記入されるようになっている。送信元エッジ
装置はこのようなRMパケットを定期的に送出する。こ
のようなRMパケットを受け取った宛先エッジ装置は、
応答パケットとしてBRMパケットを返送する。
【0049】図5はこのBRMパケットのフォーマット
構成を表わしたものである。このBRMパケット42
は、従来のATMパケットと同様のパケットヘッダ43
と、ペイロード44から構成されている。BRMパケッ
トのペイロード44には、送信元エッジ装置を識別する
送信元エッジアドレス45と、宛先エッジ装置を識別す
る宛先エッジアドレス46と、送信元エッジ装置で計測
されたATM網に流入するトラヒックの平均流入速度4
7と、外部ブロッキングの発生の有無と送信元エッジ装
置に外部ブロッキングが発生しない許容可能な平均流入
速度である許容流入速度48と、輻輳情報49とから構
成されている。輻輳情報49には、輻輳発生の有無や輻
輳発生箇所のノード装置のノードアドレスや輻輳レベル
情報が記入されている。
【0050】次にこのようなRMパケットやBRMパケ
ットを用いて輻輳を検出して回避する輻輳回避システム
の各要部構成について詳細に説明を行う。
【0051】図6は、図1に示した輻輳回避システムの
送信元エッジ装置の構成の要部を具体的に表わしたもの
である。この送信元エッジ装置60は、平均流入速度制
御部61と、トンネリング制御部62と、RMパケット
挿入部63と、BRMパケット検出部64と、輻輳監視
部65とを有している。送信元ユーザLAN21からA
TM網20に流入するトラヒック66は、この送信元エ
ッジ装置60の平均流入速度61に入力され、宛先エッ
ジ装置からBRMパケットに記入された許容流入速度6
7を越えないように、このトラヒック66の平均流入速
度が規制される。また、許容流入速度67を越えるトラ
ヒックは廃棄される。また、平均流入速度制御部61で
は、宛先エッジアドレスごとに流入パケットの平均流入
速度が計測され、平均流入速度計測結果68がRMパケ
ット挿入部63に通知されるようになっている。平均流
入速度制御部61によって平均流入速度が規制されたト
ラヒックは、トンネリング制御部62に入力される。
【0052】平均流入速度制御部61からのトラヒック
が入力されたトンネリング制御部62は内部ブロッキン
グによる輻輳発生時のみ機能する。内部ブロッキングに
よる輻輳発生時はこのトンネリング制御部62によって
内部ブロッキングの発生している経路を通過するトラヒ
ックに対してパケット単位にルーズソースルーティング
が実行され、RMパケット挿入部63に転送される。こ
のルーズソースルーティングによれば、経由するノード
装置のノードアドレスのリストを転送パケットに付与す
ることによって、転送経路の変更を実現することができ
る。転送パケットに付与するノード装置のノードアドレ
スリスト69は、ネットワーク監視装置26から輻輳監
視部65を介してこのトンネリング制御部62に通知さ
れる。また内部ブロッキングの発生している経路を通過
しないトラヒックは、ルーズソースルーティングされ
ず、そのままRMパケット挿入部63に転送される。な
お、ルーズソースルーティングについての詳細は後述す
る。
【0053】RMパケット挿入部63は、平均流入速度
制御部61で計測された平均流入速度68を、RMパケ
ットの図4に示したRMパケットフォーマット構成の平
均流入速度40のフィールドに記入するとともに、宛先
エッジアドレスにより分類されたトラヒック単位に定期
的にこのRMパケットを挿入するようになっている。こ
のRMパケット挿入部63からの送出トラヒック70
は、ATM網20に流入し、ノード装置251,…,2
Nを介して宛先エッジ装置22に到達することにな
る。
【0054】ATM網20から送信元ユーザLAN21
へのトラヒック71は、BRMパケット検出部64に入
力され、トラヒック71のBRMパケットを検出し、図
5に示したBRMパケットフォーマット構成の送信元ア
ドレス45と宛先アドレス46と許容流入速度48と輻
輳情報49に記入されている輻輳回避のための情報を輻
輳検出情報72として輻輳監視部65に通知するように
なっている。この輻輳監視部65は輻輳検出情報72を
監視し、外部ブロッキングの発生時は、輻輳検出情報7
2から許容流入速度67を平均流入速度制御部61に通
知する。これまで説明したように平均流入速度制御部6
1は、この許容流入速度67に基づいて送信元ユーザL
AN21からATM網20に流入するトラヒックを制御
するようになっている。さらに輻輳監視部65は、この
輻輳検出情報72を参照して、外部ブロッキングの発生
は無いがトラヒックの経路上のノード装置で輻輳発生の
通知があるときには、ネットワーク監視装置26に内部
ブロッキング輻輳情報73を通知するようになってい
る。この内部ブロッキング輻輳情報73は、輻輳検出情
報72より抽出した送信元エッジアドレスと宛先エッジ
アドレスと輻輳が発生したノードアドレスより構成され
る。
【0055】図7は、図1に示した輻輳回避システムの
宛先エッジ装置の構成の要部を具体的に表わしたもので
ある。この宛先エッジ装置75は、平均流入速度監視部
76と、許容流入速度判定部77と、BRMパケット挿
入部78とを有している。ATM網20から宛先ユーザ
LAN22に流出するトラヒック79は、この宛先エッ
ジ装置の平均流入速度監視部76に入力され、定期的に
転送されてくるRMパケットを抽出する一方、それ以外
のユーザパケットを宛先ユーザLAN22へのトラヒッ
ク80としてそのまま転送する。抽出したRMパケット
は、このRMパケットの応答パケット81としてBRM
パケット挿入部80へ送出されるとともに、RMパケッ
トの図4に示すRMパケットフォーマット構成の平均流
入速度40のフィールドを参照して、送信元エッジ装置
23から流入する平均流入速度82を許容流入速度判定
部77に通知するようになっている。
【0056】許容流入速度判定部77は、このようにし
て通知された平均流入速度82の総和をとるようになっ
ている。この総和が宛先ユーザLAN22に送出するリ
ンク速度VOUTより大きい場合、外部ブロッキングに
よる輻輳が発生したと判断し、それぞれの送信元エッジ
装置23に対して許容する許容平均流入速度を決定する
ようになっている。例えば、M個の送信元エッジ装置か
らこの宛先エッジ装置にトラヒックを転送中であるとき
には、M個の全ての送信元エッジ装置には同じ許容平均
流入速度を与えるようにすることができる。このときに
は許容流入速度判定部77では、「許容平均流入速度=
VOUT÷M」として許容平均流入速度を決定すること
になる。さらに許容流入速度判定部77は、この外部ブ
ロッキング発生の有無と上述のように決定した許容平均
流入速度を輻輳通知情報83としてBRMパケット挿入
部78に通知するようになっている。
【0057】BRMパケット挿入部78は、平均流入速
度監視部76より受信したRMパケットの応答パケット
81をBRMパケットに変更して、図5に示したBRM
パケットフォーマット構成の許容流入速度48のフィー
ルドには、許容流入速度判定部77による外部ブロッキ
ング発生の有無と許容平均流入速度からなる輻輳通知情
報83を記入して送信元エッジ装置23に送り返すよう
になっている。
【0058】図8は、図1に示した輻輳回避システムの
ノード装置の構成の要部を具体的に表わしたものであ
る。このノード装置86は、N本の入力インタフェース
が入力されるスイッチング部87と、輻輳検出部88
と、ルーティングテーブル89と、N本の出力インタフ
ェースにそれぞれ対応したインタフェース部901
…,90Nとを有している。また、インタフェース部9
1,…,90Nそれぞれには、RMパケット書換部91
1,…,91Nを有している。
【0059】輻輳検出部88は、ノード装置内で発生す
る輻輳を監視し、輻輳発生の有無とこのノード装置のノ
ードアドレスと輻輳レベルからなる自ノード輻輳情報9
2を、輻輳の影響を受けるインタフェース部に対応する
RMパケット書換部に通知するようになっている。RM
パケット書換部911,…,91Nは、通過するRMパケ
ットに対して、この自ノード輻輳情報92を記入する。
【0060】スイッチング部87は、入力インタフェー
スから入力される転送パケットに付与されている宛先エ
ッジアドレスからルーティングテーブル89に基づい
て、次の転送先のノード装置もしくは宛先エッジ装置を
決定して対応する出力インタフェースから送出するよう
に転送経路を切り換えるようになっている。
【0061】図9はこのようなノード装置のルーティン
グテーブルの構成を表わしたものである。このルーティ
ングテーブル100は、半固定で、宛先エッジアドレス
101に対応する転送リンク102を格納するように構
成されている。ノード装置にパケットが流入すると、ル
ーティングテーブル100を参照して、例えばパケット
に付加されている宛先エッジアドレス“a”に対応する
転送リンクを求め、この場合転送リンク“1”に対応す
る出力インタフェースからパケットが送出されるように
なっている。
【0062】図10は、図1に示した輻輳回避システム
のネットワーク監視装置の構成の要部を具体的に表わし
たものである。このネットワーク監視装置103は、エ
ッジ装置インタフェース部104と、経路判定部105
と、経路データベース106と、ATM管理インタフェ
ース部107とを有している。エッジ装置インタフェー
ス部104は、図1に示すようにネットワーク監視装置
26と送信元エッジ装置23とを接続するインタフェー
スであり、送信元エッジ装置23から検出した輻輳発生
の有無と輻輳情報が通知され、このネットワーク監視装
置103からは経路変更通知が送信元エッジ装置のトン
ネリング制御部62へ通知されるようになっている。
【0063】経路判定部105は、このエッジ装置イン
タフェース部104を介して送信元エッジ装置23から
送られてきた内部ブロッキング輻輳情報73より輻輳箇
所を特定して、その輻輳箇所を回避するように転送経路
の変更を行う。経路データベース106は、この経路判
定部105が経路変更のために検索するデータベースで
あり、送信元エッジアドレスから宛先エッジアドレスへ
の転送経路情報を有している。
【0064】図11はこのようなネットワーク監視装置
の経路データベースの構成を表わしたものである。この
経路データベース110は、送信元エッジ装置を識別す
る送信元エッジアドレス111と、宛先エッジ装置を識
別する宛先エッジアドレス112と、この送信元エッジ
アドレス111と宛先エッジアドレス112を組として
対応する複数の経路を識別する経路候補番号113と、
この送信元エッジアドレス111と宛先エッジアドレス
112との組に対応してそれぞれの経路上にあるノード
装置のノードアドレスをリスト形態とするトンネリング
アドレス1141,1142,…,114Nを格納するよ
うに構成されており、帳票の構造をもつ。経路候補番号
113にある“default”は、各ノード装置が有
するデフォルトのルーティング情報である。しかし他の
経路候補の経路情報は、ルーズソースルーティングによ
りユーザパケットを任意の経路に転送するために、転送
経路上の1番目のノード装置のノードアドレス、2番目
のノード装置のノードアドレス、…、最後のノード装置
のノードアドレスというリスト形態となる。このトンネ
リングアドレスは、必ずしも転送経路上の全てのノード
装置のノードアドレスリストである必要はなく、必要な
一部のノード装置のノードアドレスリストのみでよい。
【0065】経路判定部105は、送信元エッジ装置よ
り内部ブロッキングによる輻輳の発生が通知されると、
このような経路データベース106を送信元エッジアド
レスと宛先エッジアドレスの組を検索キーとして検索す
る。この検索によって、通知された内部ブロッキングに
よる輻輳が発生したノード装置を回避できる経路を1つ
選択して、エッジ装置インタフェース部104を介して
送信元エッジ装置に通知するようになっている。
【0066】ATM管理インタフェース部107は、こ
のような経路変更で輻輳が回避できない場合、ATM網
20内のコネクションレスデータの転送に割り当てられ
ている網内リソースを変更する必要があるため、ATM
網の図示しない管理システムに対してこの網内リソース
の変更(例えばVPリンク速度)要求を出力するインタ
フェースである。
【0067】次に、このような転送経路情報のトンネリ
ングアドレス1141,1142,…,114Nを用いる
ルーズソースルーティングについて説明する。このルー
ズソースルーティングを実行すれば、送信元エッジ装置
23のトンネリング制御部62において、これまで説明
したようなリスト形態の転送経路のノードアドレスリス
トをもとに、各ノード装置251,…,25Nに設定され
ている転送経路情報を変更することなくATM網20の
転送経路を柔軟に変更することができるようになる。ソ
ースルーティングが経路上の全てのノード装置のノード
アドレスを各転送パケットに付加するのに対して、ルー
ズソースルーティングは必要な一部のノード装置のノー
ドアドレスのみを付加すればよい。ルーズソースルーテ
ィングでは、必要なノード装置のノードアドレスのリス
トと、ノードアドレスのリスト中のどのノードアドレス
まで転送が進んでいるかを示すポインタが各転送パケッ
トに付与されるようになっている。そして、ノード装置
は各パケットの転送においてノードアドレスのリストの
中からポインタで示されるノードアドレスを取り出し、
そのノードアドレスに基づいてルーティングテーブルを
参照して転送経路を決めるようになっている。この際、
自ノード装置のノードアドレスが参照されるノードアド
レスと一致したときにはポインタを1つ進めてノードア
ドレスリストの次のノードアドレスを取り出して、同様
にノードアドレスに基づいてルーティングテーブルより
転送経路を決定する。
【0068】このようにルーズソースルーティングによ
れば、各ノード装置には通常のパケット転送で使用する
ルーティングテーブルを備え、送信元エッジ装置におい
て転送パケットにルーズソースルーティングの情報を付
与することによって、ノード装置が有するルーティング
テーブルの情報を変更することなく、転送パケットの任
意の転送経路を容易に、かつ柔軟に変更できるようにな
る。
【0069】送信元エッジ装置23で検出された内部ブ
ロッキングによる輻輳の発生をエッジ装置インタフェー
ス部104経由で通知されたネットワーク装置26は、
経路判定部105において経路データベース106に基
づいて内部ブロッキングによる輻輳が発生したノード装
置を回避できる転送経路を検索する。そしてこの検索結
果を、これまで説明したようなルーズソースルーティン
グで用いるノードアドレスリストとして送信元エッジ装
置23のトンネリング制御部62に通知する。このよう
に内部ブロッキングによる輻輳の発生時には、送信元エ
ッジ装置23のトンネリング制御部62は通知されたノ
ードアドレスリストを転送パケットに付与してATM網
に転送することによって、ルーズソースルーティングに
よりこの内部ブロッキングによる輻輳が発生したノード
装置を回避するような転送経路への変更を行うようにな
っている。
【0070】このようなルーズソースルーティングに関
する技術は、例えば特願平9−202591号公報「A
TM網におけるIPパケットのルーズソースルーティン
グ方式」に開示されている。この技術では、ルーズソー
スルーティングをセルベースでそれぞれのノードアドレ
スに対応してBOM(Beginning Of Message)を追加
するようにして実現しているが、他に従来のIPパケッ
トベースのルーズソールルーティングに関する技術も知
られている。
【0071】次にこれまで説明した要部構成を有する本
実施例における輻輳回避システムの動作について説明す
る。
【0072】図12は、これまで説明したようなRMパ
ケットおよびBRMパケットによる輻輳の検出と回避を
行う輻輳回避システムの動作原理を説明するための説明
図である。この輻輳回避システムでは、ATM網120
と、第1の送信元ユーザLAN1211と、第2の送信
元ユーザLAN1212と、宛先ユーザLAN122と
を有している。ATM網120と第1の送信元ユーザL
AN1211との境界には送信元エッジ装置1231が、
ATM網120と第2の送信元ユーザLAN1212
の境界には送信元エッジ装置1232が、ATM120
と宛先ユーザLAN122との境界には宛先エッジ装置
124が、それぞれ配置されている。ATM網120内
の送信元エッジ装置1231,1232それぞれと宛先エ
ッジ装置124との間には中継ノードとしてノード装置
1251,1252が接続されている。
【0073】送信元エッジ装置1231,1232はこれ
まで説明したように図6で表わされる要部構成である。
また宛先エッジ装置124もこれまで説明したように図
7で表わされる要部構成である。さらにノード装置12
1,1252もこれまで説明したように図8で表わされ
る要部構成である。
【0074】このような輻輳回避システムにおいて、送
信元ユーザLAN1211,1212それぞれからATM
網120を介して宛先ユーザLAN122に対してユー
ザパケットが転送され、最初の時点では送信元エッジ装
置1231,1232においては内部ブロッキングによる
輻輳が発生していないものとする。
【0075】送信元ユーザLAN1211,1212から
ユーザパケットを送出するときには、そのパケットヘッ
ダ部にIP(Internet Protocol)アドレスを付与して
送出するようになっている。送信元ユーザLAN121
1,1212を収容するそれぞれの送信元エッジ装置12
1,1232は、このように送信元ユーザLANから送
出されたユーザパケットを中間フレームに収容し、この
中間フレームにおいて定義されているヘッダ位置に、転
送先となる宛先エッジ装置124に割り当てられている
宛先エッジアドレスと、それぞれの送信元エッジ装置1
231,1232に割り当てられている送信元エッジアド
レスを書き込む。
【0076】図13はこのようなユーザLANから送出
されるユーザパケットがATMセルに変換されるそれぞ
れのフォーマット構成を表わしたものである。図13
(a)に示すユーザパケット140は、IPv4(Inte
rnet Protocol Version 4)の送信元アドレス(Sour
ce Address:SA)141と宛先アドレス(Destinatio
n Address:DA)142と、データ領域143とを有
している。送信元ユーザLANから送出されたユーザパ
ケット(IPv4)140は、送信元エッジ装置におい
て図13(b)に示す中間フレーム144に収容される
が、このときユーザパケットの有する送信元IPアドレ
ス141と宛先IPアドレス142に対応する送信元エ
ッジアドレス145と宛先エッジアドレス146が、中
間フレーム内のヘッダ部に定義されるようになってい
る。ユーザパケット(IPv4)140のデータ領域1
43は、そのまま中間フレーム(IPv6)144のデ
ータ領域147になる。この中間フレーム(IPv6)
は、図13の(c)に示すATMアダプテーション・レ
イヤ(ATM Adaptation Layer:AAL)のタイプ5で
CPCS−PDU(Common Part Convergence Subla
yer-Protocol Data Unit)148の構成にトレイラ1
49を付加することによって変換される。そしてこのC
PCS−PDU構成のデータを図13の(d)に示す固
定長のセル1501,1502,…,150Nに分解し、
それぞれのBOM151とCOM(Continuation Of
Message)152、EOM(End Of Message)153
にはヘッダ1541,1542,…,154Nを付加して
ATM網に転送する。
【0077】図12に戻って説明を続ける。以下では、
このような中間フレームをパケットと呼び、ユーザLA
N上のユーザパケットと区別する。
【0078】送信元ユーザLANからの1211,12
2それぞれからの宛先ユーザLAN122へのユーザ
パケットを収容した送信元エッジ装置1231,1232
において、これまで説明したような中間フレームのパケ
ットに変更された後ATM網120に流入する。なお、
この時点では内部ブロッキングによる輻輳は発生してい
ないとしたので、トンネリング制御部62を素通りす
る。その後、それぞれの宛先エッジアドレスに基づいて
ノード装置1251,1252の図9で示したようなルー
ティングテーブルにより決定されたパケット転送経路を
経由し、宛先エッジ装置124に到着後ユーザパケット
に戻されてから宛先ユーザLAN122に送出される。
【0079】ところで、それぞれの送信元エッジ装置1
231,1232では、その要部を構成するRMパケット
挿入部63によって、このパケットの宛先となる宛先エ
ッジ装置124に対して定期的にRMパケット12
1,1262が転送されるようになっている。このRM
パケット1261,1262の図4で示したRMパケット
フォーマット構成の平均流入速度40のフィールドに
は、それぞれの送信元エッジ装置の図6に示す平均流入
速度制御部61がパケットの宛先エッジ装置ごとに測定
した平均流入速度1271,1272がRMパケット挿入
部によって書き込まれている。この平均流入速度制御部
61で測定されたATM網へ流入するパケットの平均流
入速度は、これまで説明した外部ブロッキングや内部ブ
ロッキングによる輻輳の発生の検出に用いられる。
【0080】それぞれのノード装置1251,1252
は、転送されてくるパケットに付与されている宛先エッ
ジアドレスに基づき、次の転送先のノード装置あるいは
エッジ装置を決定しパケットを転送する。このとき、ノ
ード装置1251,1252の図8に示す輻輳検出部88
では、自ノード装置内部の輻輳状況を監視し、輻輳の影
響を受けるインタフェース部のRMパケット書換部が輻
輳発生の有無と自ノード装置のノードアドレスと輻輳レ
ベルからなる輻輳情報1281,1282を通過するRM
パケットの図4に示す輻輳情報41に書き込む。例え
ば、ノード装置1251内で輻輳を検出したとすると、
この輻輳の影響を受けるインタフェース部のRMパケッ
ト書換部にノード装置1251内での輻輳発生とノード
装置1251のノードアドレスと検出した輻輳の輻輳レ
ベルからなる輻輳情報1281を通知し、通過するRM
パケットの輻輳情報フィールド41に書き込む。
【0081】このようにして宛先エッジ装置124に到
達したパケットは、宛先エッジ装置124の図7に示す
平均流入速度監視部76によってRMパケットが検出さ
れ、RMパケット以外のパケットはそのまま宛先ユーザ
LAN122に送出されるようになっている。この平均
流入速度監視部76によって検出されたRMパケット
は、宛先エッジ装置124の図7に示すBRMパケット
挿入部78に送られて、それぞれBRMパケット129
1,1292として送信元エッジ装置1231,1232
送り返されるようになっている。また平均流入速度監視
部76は、RMパケットのフィールド40を参照して、
各送信元エッジ装置1231,1232から転送されてく
るトラヒックの平均流入速度を許容流入速度判定部77
に通知する。
【0082】宛先エッジ装置124は中央処理装置(Ce
ntral Processing Unit:CPU)130を有してお
り、許容流入速度判定部77に通知された個々の送信元
エッジ装置の平均流入速度より、この宛先エッジ装置1
24に流入するトラヒックの総和を求めるようになって
いる。許容流入速度判定部77では、この総和が宛先ユ
ーザLAN122に送出するリンク速度として所定のV
OUTより大きい場合、外部ブロッキングによる輻輳が
発生したと判断する。
【0083】外部ブロッキングによる輻輳を回避するた
めには、宛先ユーザLAN122に転送可能なリンク速
度VOUTをネットワーク運用中に増加させることがで
きないので、ATM網側から宛先エッジ装置124に流
入するトラヒックの総和を下げるようにする必要があ
る。そこで、この外部ブロッキングによる輻輳の発生が
判断されると、許容流入速度判定部77においてこれま
で説明したような許容平均流入速度を決定し、BRMパ
ケット挿入部78に外部ブロッキングの発生の有無とと
もに通知するようになっている。ここで決定する許容平
均流入速度は、これまで説明したように例えばM個の送
信元エッジ装置に対して同じ平均許容平均流入速度を与
えるときには、「許容平均流入速度=VOUT÷M」と
して決定することができる。
【0084】宛先エッジ装置124の図7に示すBRM
パケット挿入部78は、平均流入速度監視部76から受
信したRMパケットをBRMパケットに変更して送信元
エッジ装置に送り返すが、この際にBRMパケットの図
5に示すフォーマット構成の許容流入速度フィールド4
8に、許容流入速度判定部77より通知される外部ブロ
ッキングの発生の有無と許容流入速度を記入するように
なっている。
【0085】このようにしてRMパケットと同じ経路を
逆にたどって送り返されてきたBRMパケット12
1,1292は、送信元エッジ装置1231,1232
図6で示すBRMパケット検出部71に入力され、BR
Mパケットのフィールド48に記入されている外部ブロ
ッキングの発生の有無と許容流入速度(1311,13
2)をそれぞれの輻輳監視部65に通知する。輻輳監
視部65では、外部ブロッキングの発生が通知されたと
きには、BRMパケット検出部71より通知された許容
平均流入速度を平均流入速度制御部61に通知し、この
通知を受けた平均流入速度制御部61は宛先エッジ装置
へのトラヒックの平均流入速度が通知された許容平均流
入速度を越えない(宛先エッジ装置へのトラヒックの平
均流入速度が通知された許容平均流入速度以下になる)
ように規制するようになっている。
【0086】このように宛先エッジ装置124に流入す
るトラヒックの総和は、各送信元エッジ装置1231
1232に流入するトラヒックの平均流入速度がフィー
ドバック制御されることによって、宛先エッジ装置12
4から宛先ユーザLAN122に転送可能なリンク速度
VOUT以下になり、外部ブロッキングによる輻輳を自
律的に解消することができるようになる。
【0087】また、BRMパケットが送り返されてきた
送信元エッジ装置1231,1232では、BRMパケッ
トの図5に示す平均流入速度のフィールド48を参照し
て外部ブロッキングによる輻輳の発生通知が無く、同様
に図5に示す輻輳情報のフィールド49を参照して転送
経路上のノード装置内部において輻輳の発生通知がある
ときには、内部ブロッキングによる輻輳が発生したと判
断するようになっている。
【0088】内部ブロッキングによる輻輳は、これまで
説明したように送信元エッジ装置1231,1232から
宛先エッジ装置124の間のトラヒックを下げても解消
するとは限らない。これは送信元エッジ装置1231
1232から宛先エッジ装置124へのATM網120
の経路上において輻輳が発生していることであるため、
この経路上に割り当てられているリンク速度などのネッ
トワークリソースを増加させるか、経路自身を変更する
などネットワーク全体のリソース変更を行う必要があ
る。そこで、図12に示していない(図1参照)ネット
ワーク監視装置は、ATM網120全体を監視して制御
しており、送信元エッジ装置1231に送り返されたB
RMパケット1291はBRMパケット検出部64によ
り、BRMパケットに記入されている送信元エッジアド
レスと宛先エッジアドレスと内部ブロッキングの発生に
よる図5に示す輻輳情報49輻輳監視部65に通知す
ようになっている。
【0089】このように内部ブロッキングの発生を通知
されたネットワーク監視装置は、図10に示す要部構成
をしており、エッジ装置インタフェース部104を介し
て個々の送信元エッジ装置より輻輳情報が通知される。
ネットワーク監視装置の経路判定部105は、通知され
た内部ブロッキングによる輻輳情報から送信元エッジア
ドレスおよび宛先エッジアドレスの組を検索キーとして
経路データベース106を検索し、複数の経路情報から
この通知された輻輳が発生した経路を避けるような経路
を選択して、送信元エッジ装置にのみ通知するようにな
っている。これまで説明したように、この輻輳回避シス
テムではルーズソースルーティングにより、送信元エッ
ジ装置にのみノード装置のノードアドレスリストを通知
すれば、ノード装置に有するルーティングリストを変更
することなく、柔軟に転送経路を変更することができる
ようになっている。以降この送信元エッジアドレスから
宛先エッジアドレスへのパケットは、この変更された新
しい経路で転送される。
【0090】このネットワーク監視装置からノード装置
にノードアドレスリストが通知された送信元エッジ装置
は、図6に示す輻輳監視部65を介してトンネリング制
御部62において、内部ブロッキングによる輻輳が発生
している宛先エッジアドレス宛てのパケットに関して、
この通知されたノードアドレスリストを付与してATM
網120に転送する。
【0091】しかしこのように経路データベースで検索
した経路に変更しても輻輳を回避できないときには、A
TM網120内のコネクションレスデータの転送に割り
当てられているATM網内のリソースを変更する必要が
あり、ネットワーク監視装置は図10に示すATM管理
部インタフェース部107を介して図示しないATM網
の管理システムに網内リソース(例えばVPリンク速
度)の変更を要求するようになっている。
【0092】このように送信元エッジ装置は、宛先エッ
ジ装置で検出した外部ブロッキングによる輻輳の発生の
検出結果と、転送経路上のノード装置内で発生した輻輳
をBRMパケットにより知ることができるため、内部ブ
ロッキングによる輻輳の発生を判断することができるよ
うになる。そして、内部ブロッキングによる輻輳の発生
とその輻輳情報を、ネットワーク全体を監視するネット
ワーク監視装置に通知することによって、内部ブロッキ
ングによる輻輳が発生した経路を避けるような経路候補
を検索して、送信元エッジ装置にルーズソースルーティ
ングによって転送経路を変更させることによって内部ブ
ロッキングによる輻輳を回避することができるようにな
る。また、経路変更によって内部ブロッキングによる輻
輳を回避することができない場合は、さらにネットワー
クの管理システムに対してネットワークのコンフィギュ
レーションを変更するように要求することによって、内
部ブロッキングによる輻輳を動的に回避して、この輻輳
を解消することができるようになる。
【0093】なお本実施例では、輻輳を検出して回避す
るために、特定のパケットをRMパケットおよびBRM
パケットとして定義したが、セルとしてRMセルおよび
BRMセルとして定義することもできる。
【0094】また本実施例では、送信元エッジ装置と宛
先エッジ装置を機能的に区別して記載しているが、同じ
エッジ装置として統合することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、送信元ユーザネットワークから宛先ユーザネ
ットワークへ転送するパケットに対して、送信元ユーザ
ネットワークから流入するパケットの平均流入速度を計
測するようにした。そして送信元ごとの平均流入速度の
総和を求め、宛先ユーザネットワークへの転送速度より
大きいときには第1の輻輳として検出するようにした。
また、この第1の輻輳を検出すると、送信元ごとの平均
流入速度の総和と宛先ユーザネットワークへの転送速度
より算出した許容流入速度を通知して、送信元ユーザネ
ットワークから流入する転送パケットの速度をこの通知
された許容流入速度を越えないように規制するようにし
た。これにより、ユーザネットワークとコネクションレ
スデータを転送するATM網の境界で発生する外部ブロ
ッキングによる輻輳を簡易な演算で検出することができ
るようになる。さらに許容流入速度を算出して、ユーザ
ネットワークからATM網へのパケットの流入速度を規
制するようにしたので、この輻輳回避システムによれば
外部ブロッキングによる輻輳の検出ができるばかりでな
く、自律的に外部ブロッキングによる輻輳を簡易な構成
で回避することができるようになる。しかも請求項1記
載の発明では、第1の輻輳を検出するための平均流入速
度の計測結果と第1の輻輳の検出結果の通知をそれぞれ
第1と第2の輻輳管理パケットによって行うようにし
た。これにより、ユーザパケットに混ぜて輻輳管理パケ
ットを転送することができるので、輻輳回避のために複
雑で膨大なネットワーク設備を不要とし、簡易な構成で
外部ブロッキングによる輻輳を自律的に回避する輻輳回
避システムを実現することができるようになる。
【0096】また請求項2記載の発明によれば、非同期
転送モードにおいて送信元ユーザネットワークから宛先
ユーザネットワークへの転送パケットについて、送信元
ユーザネットワークから流入する平均流入速度を計測す
るようにし、送信元ごとの平均流入速度の総和と宛先ユ
ーザネットワークへの転送速度を比較することによって
第1の輻輳を検出するようにした。また、この平均流入
速度の総和と宛先ユーザネットワークへの転送速度によ
り許容流入速度を算出して、第1の輻輳が検出されたと
きには送信元ユーザネットワークから流入するパケット
の平均流入速度が算出した許容流入速度を越えないよう
に規制するようにした。さらに、送信元ユーザネットワ
ークと宛先ユーザネットワーク間の転送パケットを中継
する中継ノードにおいて発生する内部ノード輻輳を検出
し、第1の輻輳が発生していないときにこの内部ノード
輻輳が検出されたときには第2の輻輳の発生を検出する
ようにしている。この第2の輻輳の発生が検出されたと
きには、転送経路データベースに基づいて、この第2の
輻輳が発生したパケットの転送経路上の内部ノード輻輳
が検出された中継ノードを転送経路にしないような新た
な転送経路に変更するようにした。これによりユーザネ
ットワークとコネクションレスデータを転送するATM
網の境界で発生する外部ブロッキングによる輻輳を検出
し、算出した許容流入速度に基づいてユーザネットワー
クからATM網へのパケットの流入速度を規制するよう
にしたので、外部ブロッキングによる輻輳の検出が簡易
な演算でできるばかりでなく、自律的に外部ブロッキン
グによる輻輳を回避することができるようになる。さら
にこのようなATM網の中継ノード内で発生する内部ノ
ード輻輳を検出し、第1の輻輳が検出されないときには
第2の輻輳として内部ブロッキングによる輻輳を検出す
ることができるようになる。そして、この内部ブロッキ
ングによる輻輳が検出されたときに転送経路データベー
スに登録されている複数の転送経路情報から、内部ノー
ド輻輳が発生した中継ノードを避けるような転送経路を
検索し、転送経路を変更するようにしたので、内部ブロ
ッキングによる輻輳を検出できるばかりでなく、自律的
に内部ブロッキングによる輻輳を回避することができる
ようになる。しかも請求項2記載の発明によれば、第2
の輻輳時転送経路検索手段を使用し て、第2の輻輳が検
出されたときには内部ノード輻輳が発生した中継ノード
を回避して送信元エッジ装置から宛先エッジ装置に至る
経路を転送経路データベースから検索するようにし、ル
ーズソースルーティング手段が、第2の輻輳時転送経路
検索手段の検索した経路が選択されるように各中継ノー
ドで次に進む経路を選択させるための情報を送信元エッ
ジ装置から送出される転送パケットに組み込むようにし
たので、各中継ノードが有するルーティングテーブルの
情報を変更することなく、ルーズソースルーティングに
よって転送パケットの任意の転送経路を容易に、かつ柔
軟に変更することができるようになる。
【0097】さらに請求項3記載の発明によれば、第2
の輻輳は転送経路を変更しただけでは解消されない場合
があるため、ネットワーク全体を監視してネットワーク
のリソース割り当てを行うリソース変更手段に対してリ
ソースの割り当てを要求することによって、転送経路の
変更だけでは解消できない第2の輻輳としての内部ブロ
ッキングによる輻輳を自律的に解消できるようになる。
【0098】さらに請求項4記載の発明によれば、すべ
ての送信元ユーザネットワークから流入する平均流入速
度を同じ許容流入速度で規制するようにしたので、許容
流入速度を簡易な演算で算出することができ、算出処理
による負荷を軽減することができる。
【0099】
【0100】
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における輻輳回避システム
の構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】 外部ブロッキングによる輻輳の発生原理を説
明するための説明図である。
【図3】 内部ブロッキングによる輻輳の発生原理を説
明するための説明図である。
【図4】 本実施例におけるRMパケットのフォーマッ
ト構成図である。
【図5】 本実施例におけるBRMパケットのフォーマ
ット構成図である。
【図6】 本実施例における送信元エッジ装置の構成の
要部を表わしたブロック図である。
【図7】 本実施例における宛先エッジ装置の構成の要
部を表わしたブロック図である。
【図8】 本実施例におけるノード装置の構成の要部を
表わしたブロック図である。
【図9】 本実施例におけるノード装置のルーティング
テーブルの格納内容を説明するための説明図である。
【図10】 本実施例におけるネットワーク監視装置の
構成の要部を表わしたブロック図である。
【図11】 本実施例におけるネットワーク監視装置の
経路データベースの格納内容を説明するための説明図で
ある。
【図12】 本実施例におけるRMパケットおよびBR
Mパケットによる輻輳の検出と回避の原理を説明するた
めの説明図である。
【図13】 本実施例におけるユーザパケットのフォー
マット構成を表わした説明図である。
【図14】 従来提案された輻輳回避システムの原理を
説明するための説明図である。
【符号の説明】
20 ATM網 21 送信元ユーザLAN 22 宛先ユーザLAN 23 送信元エッジ装置 24 宛先エッジ装置 251〜25N ノード装置 26 ネットワーク監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モードの転送パケットを送信
    する送信元ユーザネットワークと、 この送信元ユーザネットワークからの転送パケットの宛
    先となる宛先ユーザネットワークと、 前記送信元ユーザネットワークからの転送パケットの宛
    先ごとに前記送信元ユーザネットワークから流入する転
    送パケットの平均流入速度を計測する平均流入速度計測
    手段と、この平均流入速度計測手段によって計測した平均流入速
    度を第1の輻輳管理パケットによって通知され、 送信元
    ごとの前記平均流入速度の総和が前記宛先ユーザネット
    ワークへの転送速度より大きいときに発生する第1の輻
    輳を検出する第1輻輳検出手段と、 前記平均流入速度の総和と前記転送速度に基づいて前記
    送信元ユーザネットワークから流入する転送パケットを
    許容する平均流入速度としての許容流入速度を算出する
    許容流入速度算出手段と、前記第1輻輳検出手段が第1の輻輳を検出したとき前記
    第1の輻輳管理パケットに対応して返送する第2の輻輳
    管理パケットを受信し、 前記送信元ユーザネットワーク
    から流入するパケットの前記平均流入速度を前記許容流
    入速度以下で流入させる流入速度変更手段とを具備する
    ことを特徴とする輻輳回避システム。
  2. 【請求項2】 非同期転送モードの転送パケットを送信
    する送信元ユーザネットワークと、 この送信元ユーザネットワークからの転送パケットの宛
    先となる宛先ユーザネットワークと、前記送信元ユーザネットワークに対応して設けられ、送
    信元ユーザネットワークからの転送パケットを、分散配
    置された複数の中継ノードの任意のものを中継すること
    によって得られる複数の経路のいずれかに送り出すため
    の送信元エッジ装置と、 前記経路の合流側に位置し、送信元エッジ装置から送り
    出された転送パケット を前記経路のいずれかを経て受信
    し前記宛先ユーザネットワークに送り出す宛先エッジ装
    置と、 前記送信元エッジ装置のそれぞれから前記転送パケット
    の転送されるネットワークに対して 宛先ごとに前記送信
    元ユーザネットワークから流入する転送パケットの平均
    流入速度の総和を計測する平均流入速度計測手段と、前記平均流入速度の総和が前記宛先エッジ装置における
    宛先ユーザネットワークへの転送速度より大きいときに
    発生する第1の輻輳を検出する第1輻輳検出手段と、 前記平均流入速度の総和と前記転送速度に基づいて前記
    送信元ユーザネットワークから流入する転送パケットを
    許容する平均流入速度としての許容流入速度を算出する
    許容流入速度算出手段と、 前記第1輻輳検出手段によって第1の輻輳が検出された
    ときには前記送信元ユーザネットワークから流入する
    パケットの前記平均流入速度を前記許容流入速度以下
    で流入させる流入速度変更手段と、前記複数の中継ノードのそれぞれについてそれらの受信
    側で受信した前記転送パケットの転送速度が送信側の転
    送速度より大きいときに発生する内部ノード輻輳を検出
    する内部ノード輻輳検出手段と、 前記平均流入速度計測手段によって計測された送信元エ
    ッジ装置ごとの転送パケットの平均流入速度についての
    情報を組み込み第1の輻輳管理パケットとして前記中継
    ノードを中継しながら宛先エッジ装置に送出する第1の
    輻輳管理パケット送出手段と、 第1の輻輳管理パケット送出手段によって送出された第
    1の輻輳管理パケットが前記宛先エッジ装置に受信され
    たとき、前記第1輻輳検出手段の検出結果と前記許容流
    入速度を表わした情報を組み込んで前記送信元エッジ装
    置に第2の輻輳管理パケットとして送り返す第2の輻輳
    管理パケット送出手段と、 前記送信元ユーザネットワークから前記宛先ユーザネッ
    トワークへの転送に対応して転送経路を表わす転送経路
    情報を格納する転送経路データベースと、前記内部ノード輻輳検出手段によって前記内部ノード輻
    輳が検出され、かつ前記第2の輻輳管理パケットによっ
    て第1輻輳検出手段が前記第1の輻輳を検出し ないとき
    に第2の輻輳を検出する第2輻輳検出手段と、 この第2輻輳検出手段が第2の輻輳を検出したとき内部
    ノード輻輳が発生した中継ノードを回避して前記送信元
    エッジ装置から宛先エッジ装置に至る経路を前記転送経
    路データベースから検索する第2の輻輳時転送経路検索
    手段と、 前記第2輻輳検出手段が第2の輻輳を検出したとき第2
    の輻輳時転送経路検索手段の検索した経路が選択される
    ように各中継ノードで次に進む経路を選択させるための
    情報を前記送信元エッジ装置から送出される転送パケッ
    トに組み込むルーズソースルーティング手段 とを具備す
    ることを特徴とする輻輳回避システム。
  3. 【請求項3】 前記送信元ユーザネットワークから前記
    宛先ユーザネットワークへの転送に割り当てるリソース
    を変更するリソース変更手段と、前記第2輻輳検出手段
    によって第2の輻輳が検出され前記転送経路制御手段に
    よって転送経路を変更しても前記第2の輻輳が解消しな
    いときにはこのリソース変更手段に対してリソースの割
    り当て変更を要求するリソース変更要求手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項2記載の輻輳回避システム。
  4. 【請求項4】 前記許容流入速度は全ての流入速度変更
    手段が同じ速度であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の輻輳回避システム。
JP35199797A 1997-12-08 1997-12-08 輻輳回避システム Expired - Fee Related JP3191754B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35199797A JP3191754B2 (ja) 1997-12-08 1997-12-08 輻輳回避システム
US09/157,471 US6424620B1 (en) 1997-12-08 1998-09-21 Congestion control system capable of detecting congestion occurring in an asynchronous transfer mode network and autonomously avoiding the congestion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35199797A JP3191754B2 (ja) 1997-12-08 1997-12-08 輻輳回避システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11177573A JPH11177573A (ja) 1999-07-02
JP3191754B2 true JP3191754B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=18421075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35199797A Expired - Fee Related JP3191754B2 (ja) 1997-12-08 1997-12-08 輻輳回避システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6424620B1 (ja)
JP (1) JP3191754B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6856627B2 (en) * 1999-01-15 2005-02-15 Cisco Technology, Inc. Method for routing information over a network
US7023800B1 (en) * 1999-06-01 2006-04-04 Microsoft Corporation Congestion avoidance within aggregate channels
JP4078755B2 (ja) * 1999-06-02 2008-04-23 株式会社日立製作所 帯域監視方法
US6628610B1 (en) 1999-06-28 2003-09-30 Cisco Technology, Inc. Methods and apparatus for managing a flow of packets using change and reply signals
US8161182B1 (en) * 2000-01-26 2012-04-17 Cisco Technology, Inc. Managing network congestion using dynamically advertised congestion status
JP3731435B2 (ja) 2000-02-09 2006-01-05 三菱電機株式会社 意思決定経路制御システム及び意思決定経路制御方法
JP3498666B2 (ja) 2000-02-28 2004-02-16 日本電気株式会社 データ転送装置、データ転送システム、データ転送方法及び記憶媒体
US7730201B1 (en) * 2000-04-13 2010-06-01 Alcatel-Lucent Canada, Inc. Method and apparatus for congestion avoidance in source routed signaling protocol communication networks
US7415025B1 (en) 2000-12-29 2008-08-19 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for clearing a large number of connections in an ATM network
US7295516B1 (en) 2001-11-13 2007-11-13 Verizon Services Corp. Early traffic regulation techniques to protect against network flooding
US7570584B1 (en) 2002-03-29 2009-08-04 Cisco Technology, Inc. Network-wide congestion control of SPVC signaling messages
WO2004049650A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 Fujitsu Limited ルータ及びそのトラフィック量制御方法,通信システム並びにトラフィック制御用プログラム及びトラフィック制御用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US20050122957A1 (en) * 2002-11-22 2005-06-09 Michiko Ambe Router, traffic volume control method therefor, communication system, and traffic control program recorded computer-readable recording medium
GB2405740B (en) * 2003-09-03 2005-08-31 Hanpin Electron Co Ltd Dual-use audio signal player for analogue record and digital CD
US7403496B2 (en) * 2004-09-28 2008-07-22 Motorola, Inc. Method and apparatus for congestion relief within an ad-hoc communication system
US9185036B2 (en) * 2005-03-23 2015-11-10 Alcatel Lucent Method and apparatus for flow control of data in a network
US8045454B2 (en) * 2005-09-12 2011-10-25 Cisco Technology, Inc. Multimedia data flow dropping
JP2008289185A (ja) * 2008-07-04 2008-11-27 Japan Science & Technology Agency ネットワーク経路処理方法及びネットワーク経路処理装置
JP5397331B2 (ja) * 2010-06-30 2014-01-22 富士通株式会社 通信端末、経路選択方法及び通信方式
WO2022130623A1 (ja) * 2020-12-18 2022-06-23 日本電信電話株式会社 トラヒック制御装置、トラヒック制御方法、通信システムおよびプログラム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63193640A (ja) 1987-02-05 1988-08-10 Mitsubishi Electric Corp パケツト迂回方式
US5251209A (en) * 1991-03-28 1993-10-05 Sprint International Communications Corp. Prioritizing attributes in integrated services networks
JPH05153155A (ja) 1991-11-29 1993-06-18 Nec Corp Atm端末トラヒツク制御システム
US5313454A (en) 1992-04-01 1994-05-17 Stratacom, Inc. Congestion control for cell networks
CA2094896C (en) * 1992-04-27 1999-09-14 Nobuyuki Tokura Packet network and method for congestion avoidance in packet networks
JPH07221770A (ja) 1994-02-08 1995-08-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Atmセル流量計数方式
JPH0818569A (ja) 1994-07-05 1996-01-19 Hitachi Ltd 輻輳制御方法及びatm交換装置
JPH08204721A (ja) 1995-01-27 1996-08-09 Fujitsu Ltd 非同期転送モード網における輻輳制御装置
US6226265B1 (en) * 1995-07-25 2001-05-01 Fujitsu Limited Packet flow monitor and control system
JP3652759B2 (ja) 1995-11-27 2005-05-25 富士通株式会社 パケット流量監視制御方式
US5898669A (en) * 1996-03-22 1999-04-27 Shimony; Ilan ATM traffic management device
US5745697A (en) * 1996-03-27 1998-04-28 Digital Equipment Corporation Network flow control having intermediate node scalability to a large numbers of virtual circuits
JP2927340B2 (ja) * 1996-05-15 1999-07-28 日本電気株式会社 Atm網におけるレート制御方法
JP3409966B2 (ja) * 1996-06-21 2003-05-26 株式会社日立製作所 パケット交換機およびパケット転送制御方法
JP2930023B2 (ja) * 1996-07-19 1999-08-03 日本電気株式会社 Atm網における仮想送信端末/仮想受信端末
JP3132395B2 (ja) * 1996-08-22 2001-02-05 日本電気株式会社 Upc装置
US6188671B1 (en) * 1997-07-03 2001-02-13 At&T Corp Traffic management for frame relay switched data service
US5991268A (en) * 1997-07-07 1999-11-23 Nortel Networks Corporation Flow control mechanism of ABR traffic in ATM networks

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
信学技報SSE97−36

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11177573A (ja) 1999-07-02
US6424620B1 (en) 2002-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3191754B2 (ja) 輻輳回避システム
US5519689A (en) Traffic control apparatus and method of user-network interface of asynchronous transfer mode
US6738352B1 (en) Transfer destination determining process apparatus
EP1135962B1 (en) System and method for prioritizing multicast packets in a network service class
US6411617B1 (en) System and method for managing data traffic associated with various quality of service principles using a conventional network node switch
JP3686493B2 (ja) Atm交換機におけるフィードバック制御方法および装置
US5870384A (en) Method and equipment for prioritizing traffic in an ATM network
US6041038A (en) Packet switching device and cell transfer control method
US6226265B1 (en) Packet flow monitor and control system
US6314098B1 (en) ATM connectionless communication system having session supervising and connection supervising functions
JPH09102787A (ja) ネットワーク接続制御装置及びその方法
JPH11127195A (ja) 通信資源管理方法及びノード装置
US7092359B2 (en) Method for distributing the data-traffic load on a communication network and a communication network for implementing this method
JPH08237279A (ja) トラフィック制御装置
JP3608939B2 (ja) Mbeaを利用したatmネットワークのユーザトラフィック制御装置
JP3220112B2 (ja) Atm交換機の輻輳制御方式
US7002906B1 (en) Method for extending the crankback procedure to any Asynchronous Transfer Mode system
US8369320B2 (en) Multiplexing apparatus and cell discard method
JPH1065687A (ja) Atm網輻輳制御システム
EP1006752A2 (en) Monitoring links in ATM networks
Smith et al. Available bit rate—a new service for ATM
KR19990087607A (ko) Atm 네트워크를 통한 atm 셀의 전송 방법
JPH11275079A (ja) 非同期転送ネットワークシステムおよび非同期転送ネットワークシステムにおけるサービス品質管理方法
JP3973044B2 (ja) Atm交換機におけるフィードバック制御方法および装置
JP3132842B2 (ja) ラベル交換網におけるコネクションレス型通信方式とコネクション型通信方式との多重方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140525

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees