JP3190224B2 - ステンレスクラッド鋼用潜弧溶接ワイヤ - Google Patents

ステンレスクラッド鋼用潜弧溶接ワイヤ

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステンレス鋼の潜弧溶接
ワイヤに係わり、特にクラッド鋼の溶接を経済的且つ能
率的に行い、しかも容易に健全な溶接金属が得られるこ
とを可能とする溶接材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のステンレスクラッド鋼の潜弧溶接
は合わせ材側のステンレス鋼の溶接、母材の炭素鋼(軟
鋼または低合金鋼等)側の溶接および合わせ部分と母材
との異材溶接とそれぞれ分けて溶接を行う必要があり、
それぞれの部所の溶接に適した溶接材料を選定し、ソリ
ッドワイヤと溶融型フラックス又は焼成型フラックスと
を組み合わせそれぞれの適正溶接条件で溶接施工を行っ
ていた。溶接施工に際し、それぞれの部所に合った溶材
を使用するため溶接材料の取り替え作業が煩雑で能率
的、経済的に問題があった。また、異材部分の溶接部は
溶接金属の割れ、耐食性の劣化等の問題点が発生しやす
く、特に溶接材料の選定および溶接施工方法には注意が
必要である。
【0003】ステンレス鋼および異材の溶接では溶接金
属の耐割れ性を確保するために溶接金属がフェライトを
数%含有するように溶接材料の選定を行うが、潜弧溶接
は大電流を使用するため母材の希釈が大きく、必要なフ
ェライト量の確保が困難となる事がある。その対策とし
て低電流溶接により母材の希釈を少なくする方法がある
が、潜弧溶接の最大の特長である高電流による高能率溶
接が出来なくなるばかりでなく溶接欠陥が発生し易くな
るなどの問題があった。またフェライトを確保するため
のCr,Mo等の合金成分を溶接材料から補充添加する
方法があるが、フラックスからの合金成分添加では合金
成分が酸化消耗し、安定して合金が歩留まらず溶接金属
に目標量のフェライトが含有されないという問題があっ
た。
【0004】一方、ワイヤからフェライトを確保するた
めのCr,Mo等の合金を添加する場合、ソリッドワイ
ヤでは鍛造性、伸線性が劣化するためその添加量には限
界があり生産性および経済的にも問題があった。その他
の合金添加法として、合金成分等を含有するフラックス
を金属外皮に充填する充填ワイヤがある。目的の合金成
分を比較的容易に添加でき生産性も良好で、すでにステ
ンレス鋼用の充填ワイヤとして開発されているものもあ
り、潜弧溶接用充填ワイヤとして例えば、特開平1−1
97098号で記述するワイヤ中に合金剤を充填するこ
とにより、溶接電流を低くしても良好な溶接作業性を有
し母材の希釈を少なくすることを特徴とする溶接方法が
提案されている。この方法は肉盛潜弧溶接に関するもの
であり、この方法は溶接電流を低くして母材の希釈率を
低下させることが目的であるので、大電流による能率的
な溶接は困難であり経済的な溶接を行うことはできな
い。
【0005】また、特開昭58−135793号で記述
するステンレス管状パイプ内にスラグ剤と25%以下の
ステンレス粉末を主体とする金属粉からなる充填剤を充
填することにより溶接作業性を改善し、溶接金属の成分
が調整できる潜弧溶接用ワイヤが開示されている。これ
はワイヤ中に合金剤を充填するのではなく、充填剤がス
ラグ剤から構成されており、溶接作業性の改善を目的と
しているものであるため、このワイヤを用いても合金の
添加が十分できず目的とする合金成分の溶接金属を得る
ことは困難である。さらに、特開平2−197397号
に本発明者等が低Cのオーステナイト系ステンレス鋼の
外皮中にOを含有せしめた金属粉を充填したワイヤを開
示しているが、この充填ワイヤは低Cステンレス鋼の溶
接を主目的としたもので、炭素鋼を母材としたクラッド
鋼のような母材の希釈を大きくうける異材溶接への適用
は困難である。
【0006】また、本発明者の一部は特願平6−129
932号にステンレスクラッド鋼管の多電極内面潜弧溶
接方法を出願している。この溶接方法は合わせ材側の開
先形状を規制し、2極以上の電極で溶接することによ
り、内面溶接金属の特性を得るための方法であり、溶接
材料については従来の市販されているソリッドワイヤを
使用している。この溶接方法では母材側と合わせ材側の
溶接を同一溶接材料で行えず、本発明ワイヤを用いるこ
とにより、両面を同一溶接材料で施工することが可能で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクラッド鋼の
潜弧溶接において、オーステナイト系ステンレス鋼の外
皮中に成分を調整した金属粉を充填したワイヤを用いる
ことにより、合わせ材の溶接、母材の溶接、異材部の溶
接とそれぞれに適した溶接材料で溶接施工していたのを
同一溶接材料による施工を可能とし、合わせ材部溶接金
属の耐食性、異材部および母材部の溶接金属の耐割れ性
が良好で経済的且つ能率的な溶接が可能となるステンレ
スクラッド鋼の潜弧溶接ワイヤを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等はステンレス
クラッド鋼の潜弧溶接ワイヤについて種々検討を行うた
め、オーステナイト系ステンレス鋼の外皮を用い、溶接
金属が目標成分になるよう配合した金属粉を充填したワ
イヤを試作し、市販されているフラックスと組み合わせ
て溶接実験を行った。その結果、成分を特定範囲に制御
することおよびCr当量/Ni当量を特定範囲に調整し
たワイヤを用いて溶接をすることにより、合わせ材のス
テンレス鋼と母材の炭素鋼とを同時に溶接しても溶接金
属の耐食性は、耐食性能評価方法の一例である下式
(2)のPID値(通常>25で良好とされている)を
十分満足し、さらに、溶接金属にσ脆化が起こらない程
度にフェライトを晶出させて割れが存在しない健全な溶
接金属が得られるという知見を得た。また、母材側の炭
素鋼を溶接した際、母材の希釈が大きくなっても溶接金
属にマルテンサイトの析出を防止するとともに、適量の
フェライトを含有させることにより、耐割れ性が良好な
溶接金属を容易に得ることができるという知見も得た。 PID=Cr+3.3Mo+16N (2)
【0009】本発明はこれらの知見によりなされたもの
であって、すなわち、本発明の要旨は (1)オーステナイト系ステンレス鋼製外皮中に合金剤
で構成されるフラックスを充填してなる充填ワイヤにお
いて、ステンレス鋼外皮とフラックスの一方、または両
方に含有する成分の合計量として、ワイヤ重量比で、
C:0.02〜0.10%、Si:0.05〜1.0
%、Cr:20〜40%、Mo:5.0〜11.5%、
Mn:0.3〜5.0%、Ni:6〜16%、N:0.
005〜0.25%を含有し、残部がFeおよびステン
レス鋼外皮に通常含有される他の不可避的成分からな
り、かつ、下式(1)に示す値Aが2.0〜5.0にな
るよう調整されたことを特徴とするステンレスクラッド
鋼用潜弧溶接ワイヤ、 A=Cr当量(Cr+Mo+1.5Si+0.5Nb) /Ni当量(30C+0.5Mn+Ni+0.4Cu+30N) (1) (2)Nb:0.02〜4.0%、Cu:0.05〜
2.0%の1種又は2種を含有することを特徴とする前
記(1)記載のステンレスクラッド鋼用潜弧溶接ワイヤ
にある。
【0010】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。まず外皮につ
いて説明する。外皮をオーステナイト系ステンレス鋼に
制限した理由について述べると、オーステナイト系ステ
ンレス鋼はフェライト系、マルテンサイト系等のステン
レス鋼に比べ加工性が良好であり、又、添加合金成分を
多く含有しているため充填率を低くすることが可能とな
り、溶接金属に成分偏析が発生しにくく、生産性も良好
である。フェライト系やマルテンサイト系ステンレス鋼
の外皮は基本的に加工性が悪く、しかも合金材を多く添
加する必要があるため、充填率が高くなり断線が多発し
生産性が非常に悪い。従って、外皮としてはオーステナ
イト系ステンレス鋼を用いる。
【0011】つぎに、ステンレス系外皮と充填フラック
スの一方、または両方に含有する成分の合計量の限界理
由について述べる。
【0012】C:0.02〜0.10% Cは母材側の炭素鋼の強度、耐割れ性を確保するために
0.02%以上必要である。しかし0.10%を超える
と合わせ材側のステンレス鋼の耐食性を劣化させる。従
って、Cを0.02〜0.10%に制限する。
【0013】Si:0.05〜1.0% Siは溶接作業性、特にビード形状およびビード外観を
改善するために有効である。0.05%未満では効果が
なく、1.0%を超えると溶接金属の耐割れ性が劣化す
る。従って、Siを0.05〜1.0%に制限する。
【0014】Mn:0.3〜5.0% MnはNi同様オーステナイト相を安定化するために有
効である。ワイヤ重量比で0.3%未満ではその効果が
認められず、5%を超えると溶接金属中のフェライトの
析出を妨げて耐割れ性を劣化させる。従って、Mnを
0.3〜5.0%に制限する。
【0015】Ni:6〜16% Niはオーステナイト相を安定化し、非酸化性酸の酸に
対し有効である。ワイヤ重量比で6%未満になると充分
な耐食性が得られず、16%を超えるとその効果が飽和
するばかりでなく溶接金属中のフェライトの析出を妨げ
て耐割れ性を劣化させる。従って、Niを6〜16%に
制限する。
【0016】Cr:20〜40% Crはステンレス鋼の基本成分であり、不動態の酸化膜
を形成し酸化性酸に対し有効である。耐食性を確保する
ためにはワイヤ重量比で20%以上必要であり、40%
を超えるとσ相の析出で溶接金属が脆化する。従って、
Crを20〜40%に制限する。
【0017】Mo:5.0〜11.5% MoはCr,Ni等と共存の形で高い耐食性を得るため
に極めて有効である。ワイヤ重量比で5.0%未満では
充分な耐食性が得られず、11.5%を超えるとCrと
同様にσ相が析出し溶接金属が脆化する。従って、Mo
を5.0〜11.5%に制限する。
【0018】N:0.005〜0.25% NはCr,Ni,Mo等と共存の形で高い耐食性を得る
ために極めて有効である。また、オーステナイト相を安
定化するためにも有効である。ワイヤ重量比で0.00
5%未満ではその効果がなく、0.25%を超えると溶
接金属に気泡が発生し健全な溶接金属が得られなくな
る。従って、Nを0.005〜0.25%に制限する。
【0019】Nb:0.02〜4.0% Nbは合わせ材側のステンレス鋼のCを固定し耐食性を
改善する。また固溶強化し強度向上に有効である。0.
02%未満では効果がなく4.0%を超えると溶接金属
の耐割れ性が劣化する。従って、Nbを0.02〜4.
0%に制限する。
【0020】Cu:0.05〜2.0% Cuは非酸化性酸に対する耐食性を向上させるために有
効である。0.05%未満ではその効果はなく、2.0
%を超えるとその効果は飽和する。従って、Cuを0.
05〜2.0%に制限する。
【0021】その他不純物と許容範囲 その他S,P,O,Ti,Na,W等の不純物は溶接金
属性能を確保するため2.5%以下が好ましい。
【0022】Cr当量(Cr+Mo+1.5Si+0.
5Nb)/Ni当量(30C+0.5Mn+Ni+0.
4Cu+30N):2.0〜5.0 Cr当量/Ni当量は溶接金属の高温割れを防止するフ
ェライトの生成に大きく影響を及ぼし2.0未満ではフ
ェライトが生成せず耐割れ性が劣化する。5.0を超え
るとフェライトが過剰となりシグマ相が発生して溶接金
属が脆化する原因となる。従って、Cr当量/Ni当量
を2.0〜5.0に制限する。
【0023】充填する金属粉は金属単体を用いるほうが
充填率を低くするために有利であり、目的成分により金
属Cr,金属Ni,金属Mo,金属Mn等を配合できる
が、Nを添加する時は窒化Cr,窒化Fe−Cr,窒化
Fe−Mn等で添加できる。
【0024】充填剤は金属粉を配合、混合したままの状
態と水ガラスにより微粒に造粒した状態があり、どちら
の充填剤を使用してもその効果はかわらないが、外皮が
パイプの場合は造粒して充填するほうが充填性が良い。
造粒した充填剤を使用した場合、造粒する際に使用する
珪酸ソーダ,珪酸カリ等の水ガラスは添加量が10%を
超えると粗粒となり充填性が悪くなり、所定の充填率が
得られなくなる。また、合金剤の成分的な観点からは充
填剤は造粒後乾燥するため水分の混入は殆どなく、水ガ
ラスの固質量が混入するが固質量が5%以内であれば溶
接作業性、溶接金属性能に影響しない。水ガラスの固質
量は30%〜40%程度が一般的で固質量の点から12
%程度まで許容される。造粒性および固質量から水ガラ
スの添加量は10%以下にするのが望ましい。
【0025】なお、充填率が40%を超えると伸線時に
断線することがあるため充填率は40%以下が望まし
い。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、ワイヤはオ
ーステナイト系の外皮に充填剤を充填した後に4.0mm
φまで線引きして試験に供した。表1に試験に供した外
皮の組成を示す。表2に試験に供した充填剤の組成を示
す。表3に使用した潜弧溶接用フラックス組成を示す。
表4に試験に供したステンレスクラッド鋼の合わせ材お
よび母材の化学成分を示す。表5に溶接条件を示す。表
6に表1の外皮に表2の充填剤を30%の充填率で充填
したワイヤの化学成分を示す。表6のワイヤと表3の潜
弧フラックスとを組み合わせ、図1の開先形状に加工し
た表4の鋼板を表5の溶接条件で両面1パスの突き合わ
せ溶接を行ない、溶接金属性能の確性試験を実施した。
表7に合わせ材側の溶接金属の化学成分、腐食試験結
果、フェライト量測定結果および継手溶接金属のX線透
過試験および側曲げ試験結果を示す。腐食試験はX線透
過試験で合格したものについて孔食試験(JISG05
77)を行い、判定は30℃で孔食が発生したものを不
合格とした。フェライト量はフェライトメーターで測定
した。溶接金属の健全性はX線透過試験(JISZ31
06)および側曲げ試験(JISZ3122)により判
定した。
【0027】以上の結果から、本発明例のワイヤ記号
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
2および13を用いて溶接した溶接金属は0.8〜1
7.2%のフェライトを含有しており、X線透過試験に
おいて割れやブローホール等の溶接欠陥が認められず、
側曲げ試験においても良好な曲げ延性を示し溶接部に割
れの発生がなく健全な溶接金属が得られた。また、合わ
せ材側の耐食性も孔食試験において孔食の発生は認めら
れず良好な耐食性が得られた。
【0028】これに対し比較例のワイヤ記号14はワイ
ヤ中のNiが過多でCr当量/Ni当量が小さすぎ、記
号15はワイヤ中のNi,Nが過多で、Moが不足し、
Cr当量/Ni当量が小さすぎ、記号16はワイヤ中の
Moが過多、記号17はワイヤ中のNbが過多、記号1
8はワイヤ中のSiが不足し、Cuが過多、記号19は
ワイヤ中のCrが不足し、Nbが過多、記号20はワイ
ヤ中のCrが過多で、Moが不足し、記号21はワイヤ
中のSiが過多で、Mnが不足し、記号22はワイヤ中
のC,Siが過多でMoが不足し、記号23はワイヤ中
のC,Siが不足し、Mnが過多で記号24はワイヤ中
のC,Si,Ni,Nが不足し、Moが過多でCr当量
/Ni当量が大きすぎ、記号25はワイヤ中のC,S
i,Ni,Mo,Nが不足し、Cr過多でCr当量/N
i当量が大きすぎる等の理由によりそれぞれに腐食試
験、X線透過試験、側曲げ試験等で問題が発生し良好な
溶接金属が得られなかった。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【表4】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のステンレ
スクラッド鋼潜弧溶接用ワイヤを用いることにより、ス
テンレスクラッド鋼の溶接を同一溶接材料で実施しても
健全な溶接金属を容易に得ることができ、さらに経済的
且つ能率的に溶接施工を行う事を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステンレスクラッド鋼の継手溶接用開先形状を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−178375(JP,A) 特公 昭37−6614(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/368 B23K 35/30 B23K 35/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーステナイト系ステンレス鋼製外皮中
    に合金剤で構成されるフラックスを充填してなる充填ワ
    イヤにおいて、ステンレス鋼外皮とフラックスの一方、
    または両方に含有する成分の合計量として、ワイヤ重量
    比で、 C :0.02〜0.10%、 Si:0.05〜1.0%、 Mn:0.3〜5.0%、 Ni:6〜16%、 Cr:20〜40%、 Mo:5.0〜11.5%、 N :0.005〜0.25% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、
    かつ、下式(1)に示す値Aが2.0〜5.0になるよ
    うにすることを特徴とするステンレスクラッド鋼用潜弧
    溶接ワイヤ。 A=Cr当量(Cr+Mo+1.5Si+0.5Nb) /Ni当量(30C+0.5Mn+Ni+0.4Cu+30N) (1)
  2. 【請求項2】 ワイヤ重量比で、 Nb:0.02〜4.0%、 Cu:0.05〜2.0% の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項1記
    載のステンレスクラッド鋼用潜弧溶接ワイヤ。
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