JP3189821U - 処理液供給配管回路 - Google Patents

処理液供給配管回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3189821U
JP3189821U JP2014000239U JP2014000239U JP3189821U JP 3189821 U JP3189821 U JP 3189821U JP 2014000239 U JP2014000239 U JP 2014000239U JP 2014000239 U JP2014000239 U JP 2014000239U JP 3189821 U JP3189821 U JP 3189821U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid supply
intermediate tank
processing
processing liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2014000239U
Other languages
English (en)
Inventor
智伸 古庄
智伸 古庄
卓志 佐々
卓志 佐々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2014000239U priority Critical patent/JP3189821U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189821U publication Critical patent/JP3189821U/ja
Priority to TW104200566U priority patent/TWM514103U/zh
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】貯留機構を使って処理液供給配管回路内に滞留する処理液中の溶存気体の脱気処理の機会を増やすと共に、フィルタのフィルトレーション回数を増やすことによってトラップ液中異物を濾材でトラップさせてクリーン度を向上させることを連続的に行える処理液供給配管回路を提供する。【解決手段】液処理装置において、液供給部から供給配管72を通じて供給される処理液を一旦貯留する中間タンク74と、中間タンクの上方に接続され内部の処理液を減圧して脱気させるための排気配管と、中間タンクの出口側から処理液を吸液し吐出動作を連続させる送液ポンプと、送液ポンプの吐出側となる送液ポンプ二次側配管と液供給ノズルとの間の配管に設けられ液供給ノズル側に向かう処理液の流れの開閉を行なう開閉バルブと、開閉バルブの一次側の配管から分岐されて中間タンクに連通して処理液を循環する循環配管116と、循環配管の処理液の流れを開閉する循環バルブ117とを備える。【選択図】図1

Description

この考案は、例えば半導体ウエハやFPD(フラットパネルディスプレー)基板等の製造プロセスにおいて、現像液等の処理液を供給する処理液供給配管回路に関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造においては、例えば半導体ウエハやFPD基板等(以下にウエハ等という)にレジスト液を塗布し、マスクパターンを露光処理して回路パターンを形成させるために、フォトリソグラフィ技術が利用されている。このフォトリソグラフィ技術においては、スピンコーティング法によりウエハ等にレジスト液を塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に回路パターンが形成されている。
このようなフォトリソグラフィ工程においては、一般にレジストの塗布・現像を行う塗布・現像装置に、露光装置を接続した塗布・現像処理システムが用いられている。この塗布・現像処理システムにおいては、現像液やシンナー等の処理液を、このシステムに配設された各処理ユニット、例えばレジスト塗布処理ユニット、現像処理ユニット等に供給する必要がある。
従来のこの種の処理液供給配管回路として、プロセス処理を行う処理液を処理ユニットに供給するために、処理液供給源から供給された処理液を一旦貯留すると同時に、処理液内に溶存しているガスを発泡させて排出することにより脱気を行っている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の処理液供給配管回路においては、供給圧力を得るためにベローズ式ポンプやダイアフラム式ポンプで加圧し供給ノズルまで圧送している。
特開2000−114154号公報(特許請求の範囲、図6)
従来の処理液供給配管回路においては、貯留機構の貯留容器内の処理液や配管中の処理液の脱気が不十分でフィルタ内で発泡したり、基板上に処理液を吐出したときに発泡したりすることで、吐出量の精度不良やフィルタの機能の低下が懸念される。例えば、処理液の発泡がフィルタの濾過前であればフィルタ濾材にトラップされて目詰まりを起こし、濾材通過後であれば供給ノズルまで流れてしまい塗布不良の原因となることが懸念される。
また、従来の処理液供給配管回路においては、一旦貯留機構に貯留され、貯留機構から吐出される処理液は、処理ユニットに供給される間にフィルタによって処理液中の異物が除去されるが、フィルタは1回の通過であるため、経時変化した処理液中の変成した異物が通過してしまう恐れもある。この様な異物が吐出されてしまう場合にはパターンの微細化の処理に悪影響を及ぼす懸念がある。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、貯留機構を使って処理液供給配管回路内に滞留する処理液中の溶存気体の脱気処理の機会を増やすと共に、フィルタのフィルトレーション回数を増やすことによってトラップ液中異物を濾材でトラップさせてクリーン度を向上させることを連続的に行なえる処理液供給配管回路を提供することを目的とする。
前記問題を解決するために、この考案の処理液供給配管回路は、基板の表面に液供給ノズルから処理液を供給して処理を施すための液処理装置に設けられ、前記液供給ノズルと前記処理液の液供給部との間に構成される処理液供給配管回路において、液供給部から供給配管を通じて供給される処理液を一旦貯留する中間タンクと、前記中間タンクの上方に接続され内部の前記処理液を減圧して脱気させるための排気配管と、前記中間タンクの出口側から前記処理液を吸液し吐出動作を連続させる送液ポンプと、前記送液ポンプの吐出側となる前記送液ポンプ二次側配管と前記液供給ノズルとの間の配管に設けられ、前記液供給ノズル側に向かう処理液の流れの開閉を行なう開閉バルブと、前記開閉バルブの一次側の配管から分岐されて前記中間タンクに連通して前記処理液を循環する循環配管と、前記循環配管の前記処理液の流れを開閉する循環バルブとを備えていることを特徴とする(請求項1)。この場合、前記送液ポンプは、マグネットポンプであることが好ましい(請求項2)
この様に構成することにより、液供給部から供給される処理液は中間タンクに所定量が貯留されて脱気されるが、循環配管により送液ポンプから処理液を中間タンクに戻すことにより、中間タンクで脱気させる機会を増やすことができる。また、送液ポンプはマグネットポンプとすることで発塵させることなく連続使用できる。
また、請求項1または請求項2の考案において、前記中間タンクと前記送液ポンプとの間の配管にフィルタが設けられていることを特徴とする(請求項3)。または、前記送液ポンプ二次側配管にフィルタを設けても良い(請求項4)。
この様に構成することにより、送液ポンプを常時駆動させていても処理液はフィルタを通過して循環しているので濾材の通過回数も増やすことができる。
また、請求項1ないし請求項4の考案において、前記循環配管に分岐する手前に前記処理液の流量を検知する流量計または圧力を検知する圧力計が設けられて、検出値が所定の設定を保つように前記送液ポンプの駆動部を制御する制御部を有することを特徴とする(請求項5)。
この様に構成することにより、循環させる処理液の液量もしくは送液圧力を送液ポンプの回転数を制御することで自在に調整することができる。
また、前記循環バルブと中間タンクとの間には、中間タンクに処理液を流す流路と前記中間タンクを介さないで前記中間タンクの出口側の配管と接続されるバイパス流路とを切り換えるバイパスバルブが設けられていることを特徴とする(請求項6)。
この様に構成することにより、中間タンクに循環するレジスト液が入らないので中間タンクに新たにレジスト液の供給をするときに供給停止のタイミングを決める上限液面センサの誤検知を防止できる。
本考案によれば、処理液中に含まれる可能性のある溶存気体を効率的に除去可能であると共に吐出量を自在にコントロール出来る。また、異なる処理ユニットの同種処理液の供給元を共有することが出来る。
本考案の実施の形態に係わる塗布ユニットの処理液供給配管図を示す回路図である。 本考案の実施の形態に係わる循環配管路の実施形態を示す回路図である。 本考案の一部である循環回路の実施例を示す回路図である。 本考案の実施で使用されるマグネットポンプの構造を説明する構成図である。 本考案の実施に係わる液処理装置の平面図である。 本考案の実施に係わる液処理装置の正面図である。 本考案の実施に係わる液処理装置の背面図である。
以下に、この考案の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この考案に係る処理液供給配管回路の一例を示す概略図、図2と図3は、この考案における処理液供給配管回路の別の一例を示す概略図、図4は、本考案に用いる処理液を循環させるためのマグネットポンプについて構造を説明する構成図である。
上記処理液供給配管回路は、図1に示すように、処理液供給源(液供給部)例えばレジスト液が入った液供給ボトル71から処理液を供給する。この液供給ボトル71からのレジスト液を経路の途中で一旦貯留する中間タンク74を配設する。この液供給ボトル71と中間タンク74とを繋ぐ配管72の途中にはレジスト液の流入の開閉を行なう中間タンク供給バルブ73が設けられている。なお中間タンク74の詳細および機能については別途後述する。
中間タンク74の底部側はフィルタ一次配管77でフィルタ98の一次側(上流側)と接続され、フィルタ98の二次側(下流側)はフィルタ二次配管113を介してマグネットポンプ114の吸液側となる一次側の吸入口204に接続される。このフィルタ98によりレジスト液中の異物が濾過されることになり、このフィルタ98内で発泡して蓄積した気体を抜くためにフィルターベント配管78が設けられており、定期的にフィルタベントバルブ79を開けてエア抜きが行なわれる。
マグネットポンプ114の吐出側となる吐出口205に接続される先の経路として、ポンプ二次側配管99が流量を計測するフローメータ119と接続され、このフローメータ119の手前にはディスペンス元バルブ118が設けられており、これより先へのレジスト液の流れを開閉するものである。
上記ポンプ二次側配管99とディスペンス元バルブ118との間には、他方に分岐するための分岐管部115があり、他方には中間タンク74までレジスト液を戻す流路として循環させるための循環配管116が設けられる。この循環配管116の途中経路には循環の流れを開閉する循環バルブ117が設けられる。
次に、フローメータ119から先の経路について説明する。先ず、図1中のX−Yで示す一点鎖線は、図7で詳細を後述するが例えばレジスト塗布モユニット10,11のようにレジスト塗布ユニットが異なることを示すものである。この異なるレジスト塗布ユニット10、111を塗布ユニットA、Bとして記載している。この塗布ユニットA,Bの夫々の液供給ノズル132a、132bはレジスト液の供給される供給元側が共用化されてフローメータ119の二次側に分岐点を有して接続をされている。
そして、液供給ノズル132a、132bとフローメータ119との間のノズル供給管131a、131bの途中経路には、それぞれディスペンスバルブ130a、130bが設けられており制御部300により開閉のタイミングが制御される。
図1に示す中間タンク74は、レジスト液の貯留レベルを認識するための例えば静電容量式の液面センサを上限量位置と下限量位置に設けている。上限位置は、液供給ボトル71から供給されるレジスト液を上限液面センサ111で検出すると中間タンク供給バルブ73が閉じられて供給が停止される位置である。下限位置は、中間タンク74内の液面が使用されることで下がって下限液面センサ112がオフになると中間タンク供給バルブ73が開かれてレジスト液が供給される位置である。
この中間タンク74内のレジスト液面の上方には空間が出きる様に設定されており、この空間の気体を排気することで陰圧としてレジスト液中に含まれる溶存された気体、例えば窒素、酸素などを脱気する様に中間タンクベント管75と中間タンクベントバルブ76が設けられている。中間タンクベント管75は図示しない吸引排気元に接続される。
前述した循環配管116は、中間タンク74の上限液面センサ111と下限液面センサ112の検出位置に影響を及ぼさない位置で中間タンク74の内部壁面上に沿ってレジスト液が流れ落ちる様に配置される。これにより、循環されるレジスト液は中間タンク74内で脱気が繰り返されるのでレジスト液中の溶存気体が配管中や吐出した基板上で発泡することが無い。また、この循環配管116の途中には、循環配管116の開閉を行なう循環バルブ117が設けられている。
次に、マグネットポンプ114についての構造例を説明する。図4は、この考案の一実施例に係るマグネットポンプ114の要部を示す断面図である。フロントケーシング201とリアケーシング202とで形成されるポンプ室203には、その前面にレジスト液の吸込口204が形成され、その上面にレジスト液の吐出口205が形成されている。ポンプ室203の内部には、回転体206が収容されている。回転体206は、リアケーシング202の中央からポンプ室203に向けて突設された支持軸207に回転可能に支持されている。回転体206は、支持軸207の外周と摺動可能に接触する円筒状の軸受211と、この軸受211の外周に形成され、外周部にリング状の従動マグネット212を配置したマグネットキャン213と、このマグネットキャン213の前面に装着されて回転によってレジスト液を吸込口204からポンプ室203の内部に導入し、吐出口205から吐出させるインペラ214と、このインペラ214の裏面に装着されて空運転時などに支持軸207の先端部とピンポイント接触するスラスト軸受215と、インペラ214の前面に装着されたマウスリング216とにより構成されている。また、インペラ214の前面のマウスリング216と対向するフロントケーシング201の部分には、インペラ214が前面に移動したときに摺接するライナーリング217が装着されている。
一方、リアケーシング202を介してマグネットキャン213の従動マグネット212と対向する位置には、回転駆動手段を構成する駆動回転体221のリング状駆動マグネット222が従動マグネット212と磁気結合されて配置されている。駆動回転体221は、駆動軸223を介してサーボモータMにより駆動される。なお、駆動回転体221は、ポンプ室203からは隔離され、リアケーシング202と駆動体ケーシング部224との間の空間に収容されている。軸受211は、非粘着材、例えばPTFEによって形成されている。
このマグネットポンプ114によれば、サーボモータMが回転軸223を介して駆動回転体221を回転駆動して駆動マグネット222が回転すると、これと磁気結合された従動マグネット212も回転する。これにより、軸受211は支持軸207の周りを摺動し、インペラ214が回転して吸込口204からポンプ室203の内部にレジスト液が導入される。導入されたレジスト液は、殆どが吐出口205を介してポンプ二次配管99側に送液される。
この様な構成にて中間タンク74内のレジスト液は、フィルタ98を通過しマグネットポンプ114で供給圧力を加えられて配管の分岐管部115で循環配管116側に流れて再び中間タンク74に向かうレジスト液循環が行なわれる。
次に、レジスト液ディスペンスについて説明すると、液供給ノズル132a、132bに向けてレジスト液を送液して基板上にレジスト液を供給する場合には、フローメータ119の一次側と循環配管116の分岐管部115との間に設けられたディスペンス元バルブ118を開けてレジスト液をフローメータ119以降に送液することになり、滴下処理される塗布ユニットA、Bの対応するいずれかのディスペンスバルブ130a、130bが開かれることで液処理が行われることとなる。なお、この時に循環バルブ117は閉じられて循環配管116側にレジスト液が流れない様に制御される。
フローメータ119は、ノズル供給管131a、131b側に流れる流量をモニターしておりディスペンスバルブ130aまたは(及び)ディスペンスバルブ130bの開閉のタイミングにより変動する液量がレジストのディスペンスレートである時間あたりの吐出流量に合う様にマグネットポンプ114のサーボモータMの回転数を制御する。これにより、例えば吐出動作が重なったり単独であったりなどの様なレジストの吐出タイミングによる液量の変動を抑えることができる。液流量の代わりに圧力センサを設けて液圧力をモニターしても良いし、液流量と液圧力の両方をモニターして制御に利用しても良い。
なお、図2に示す様にフローメータ119が分岐管部115よりも手前に設けられて循環動作中の液流量を常時監視できる位置に設けられていても前述同様にマグネットポンプ114の制御が出来る。また、マグネットポンプ114の配置はフィルタ98の一次側に設けられていても良い。
循環配管116においても図3に示す様に中間タンク74と循環配管116との間に設けられる循環バルブ117の二次側に3方弁となるバイパスバルブ125を設ける。このバイパスバルブ125は、中間タンク74に接続する配管とは別に中間タンク74のアウト側の配管となるフィルタ一次側配管77(図1)との間にバイパス分岐部127を設けてバイパス配管126で接続される。バイパスバルブ125は、中間タンク74を通さずに循環させる様に切り換えることが出来る。切り換え信号は、例えば中間タンク74の下限液面センサ112が検知されて液供給ボトル71からの中間タンク74へレジスト液の供給が開始される信号と同期してバイパスバルブ125を切り換えてバイパス配管126側に接続する。次に、上限液面センサ111が検知後にレジスト液の供給を停止すると同時にバイパスバルブ125を元に戻す切り換えを行い中間タンク74側に接続する。また、別の例として、塗布ユニットA、Bで液処理を行わない待機状態が所定時間経過した場合や複数の液供給ノズル132a、132bのうちで使用されない液供給ノズル132a、132bが待機している時間が所定時間経過した場合などにおいて制御部からバイパス配管126側に切り換える信号が出される。また、同期してマグネットポンプ114のサーボモータMの回転数を落としてレジスト液の循環総量を少なくさせる。これにより、フィルタ98のフィルトレーション量を無駄に多くさせずにレジスト成分の変質を抑えることが出来る。
次に、この考案に係る処理液供給システムをレジスト塗布・現像処理システムに適用した一例について簡単に説明する。図5は、レジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図、図6は、レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図、図7は、レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。
上記レジスト塗布・現像処理システム1は、図5に示すように、例えば25枚のウエハWを収容するカセットCに対してウエハWを搬入出するカセットステーション2と、このカセットステーション2に隣接して設けられ、塗布現像工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理ユニットを多段配置してなる処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置(図示せず)との間でウエハWの受け渡しをするインターフェース部4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2は、カセット載置台5上の所定の位置に、複数のカセットCを水平のX方向に一列に載置可能となっている。また、カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に沿って移動可能なウエハ搬送アーム7が設けられている。ウエハ搬送アーム7は、カセットCに収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウエハWに対して選択的にアクセスできるように構成されている。
また、ウエハ搬送アーム7は、Z軸を中心としてθ方向に回転可能に構成されており、後述するように処理ステーション3側の第3の処理ユニット群G3に属するトランジション装置(TRS)31に対してもアクセスできるように構成されている。
処理ステーション3は、複数の処理ユニットが多段に配置された、例えば5つの処理ユニット群G1〜G5を備えている。処理ステーション3の正面側には、カセットステーション2側から第1の処理ユニット群G1,第2の処理ユニット群G2が順に配置されている。また、処理ステーション3の背面側には、カセットステーション2側から第3の処理ユニット群G3,第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5が順に配置されている。第3の処理ユニット群G3と第4の処理ユニット群G4との間には、第1の搬送機構110が設けられている。第1の搬送機構110は、第1の処理ユニット群G1,第3の処理ユニット群G3及び第4の処理ユニット群G4に選択的にアクセスしてウエハWを搬送するように構成されている。第4の処理ユニット群G4と第5の処理ユニット群G5との間には、第2の搬送機構120が設けられている。第2の搬送機構120は、第2の処理ユニット群G2,第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5に選択的にアクセスしてウエハWを搬送するように構成されている。
第1の処理ユニット群G1には、
図6に示すように、ウエハWに所定の処理液を供給して処理を行う液処理ユニット、例えばウエハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布処理装置を有するレジスト塗布ユニット(COT)10,11,12、露光時の光の反射を防止するための紫外線硬化樹脂液を塗布して反射防止膜を形成するボトムコーティングユニット(BARC)13,14が下から順に5段に重ねられている。第2の処理ユニット群G2には、ウエハWに現像処理を施す現像処理ユニット(DEV)21〜24が下から順に4段に重ねられている。
なお、第1の処理ユニット群G1及び第2の処理ユニット群G2の最下段には、各処理ユニット群G1及びG2内の前記液処理ユニットに各種現像液を供給するためのケミカル室(CHM)25,26がそれぞれ設けられている。このケミカル室(CHM)25.26に、この考案に係る処理液供給システムが組み込まれている。また、第3の処理ユニット群G3には、図7に示すように、下から順に、温調ユニット(TCP)30、ウエハWの受け渡しを行うためのトランジション装置(TRS)31及び精度の高い温度管理下でウエハWを加熱処理する熱処理ユニット(ULHP)32〜38が9段に重ねられている。第4の処理ユニット群G4では、例えば高精度温調ユニット(CPL)40、レジスト塗布処理後のウエハWを加熱処理するプリベーキングユニット(PAB)41〜44及び現像処理後のウエハWを加熱処理するポストベーキングユニット(POST)45〜49が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理ユニット群G5では、ウエハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えば高精度温調ユニット(CPL)50〜53、露光後のウエハWを加熱処理するポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)54〜59が下から順に10段に重ねられている。
また、第1の搬送機構110のX方向正方向側には、図5に示すように、複数の処理ユニットが配置されており、例えば図7に示すように、ウエハWを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット(AD)80,81、ウエハWを加熱する加熱ユニット(HP)82,83が下から順に4段に重ねられている。また、第2の搬送機構120の背面側には例えばウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光ユニット(WEE)84が配置されている。
また、図6に示すように、カセットステーション2、処理ステーション3及びインターフェース部4の各ブロックの上部には、各ブロック内を空調するための空調ユニット90が備えられている。この空調ユニット90により、カセットステーション2,処理ステーション3及びインターフェース部4内は、所定の温度及び湿度に調整できる。また、図7に示すように、例えば処理ステーション3の上部には、第3の処理ユニット群G3、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5内の各装置に所定の気体を供給する、例えばFFU(ファンフィルタユニット)などの気体供給手段である気体供給ユニット91がそれぞれ設けられている。気体供給ユニット91は、所定の温度、湿度に調整された気体から不純物を除去した後、当該気体を所定の流量で送風できる。
インターフェース部4は、図5に示すように、処理ステーション3側から順に第1のインターフェース部100と、第2のインターフェース部101とを備えている。第1のインターフェース部100には、ウエハ搬送アーム102が第5の処理ユニット群G5に対応する位置に配設されている。ウエハ搬送アーム102のX方向の両側には、例えばバッファカセット103(図5の背面側),104(図5の正面側)が各々設置されている。ウエハ搬送アーム102は、第5の処理ユニット群G5内の熱処理装置とバッファカセット103,104に対してアクセスできる。第2のインターフェース部101には、X方向に向けて設けられた搬送路105上を移動するウエハ搬送アーム106が設けられている。ウエハ搬送アーム106は、Z方向に移動可能で、かつθ方向に回転可能であり、バッファカセット104と、第2のインターフェース部101に隣接した図示しない露光装置に対してアクセスできるようになっている。したがって、処理ステーション3内のウエハWは、ウエハ搬送アーム102,バッファカセット104,ウエハ搬送アーム106を介して露光装置に搬送でき、また、露光処理の終了したウエハWは、ウエハ搬送アーム106,バッファカセット104,ウエハ搬送アーム102を介して処理ステーション3内に搬送できる。
なお、上記実施形態では、この考案に係る処理液供給システムを半導体ウエハの塗布・現像処理システムのレジスト液の配管回路に適用する場合について説明したが、洗浄液であるシンナーや純水の供給ラインや現像処理に用いられる現像液の供給ラインにも適用できる。また、半導体ウエハ以外の被処理基板、例えばFPDでも適用できる。
A、B 塗布ユニット
71 液供給ボトル
74 中間タンク
76 中間タンクベントバルブ
98 フィルタ
111 上限液面センサ
112 下限液面センサ
114 マグネットポンプ
116 循環配管
117 循環バルブ
118 ディスペンス元バルブ
119 フローメーター
125 バイパスバルブ
126 バイパス配管
130a、b ディスペンスバルブ
132a、b 液供給ノズル

Claims (6)

  1. 基板の表面に液供給ノズルから処理液を供給して処理を施すための液処理装置に設けられ、前記液供給ノズルと前記処理液の液供給部との間に構成される処理液供給配管回路において、
    液供給部から供給配管を通じて供給される処理液を一旦貯留する中間タンクと、
    前記中間タンクの上方に接続され内部の前記処理液を減圧して脱気させるための排気配管と、
    前記中間タンクの出口側から前記処理液を吸液して吐出動作を連続させる送液ポンプと、
    前記送液ポンプの吐出側となる前記送液ポンプ二次側配管と前記液供給ノズルとの間の配管に設けられ、前記液供給ノズル側に向かう処理液の流れの開閉を行なう開閉バルブと、
    前記開閉バルブの一次側の配管から分岐されて前記中間タンクに連通して前記処理液を循環する循環配管と、
    前記循環配管の前記処理液の流れを開閉する循環バルブと、
    を、備えていることを特徴とする処理液供給配管回路。
  2. 前記送液ポンプは、マグネットポンプであることを特徴とする請求項1に記載の処理液供給配管回路。
  3. 前記中間タンクと前記送液ポンプとの間の配管にはフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の処理液供給配管回路。
  4. 前記送液ポンプ二次側配管にはフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の処理液供給配管回路
  5. 前記循環配管に分岐する手前に前記処理液の流量を検知する流量計または前記処理液の圧力を検知する圧力計が設けられて、検出値が所定の設定を保つように前記送液ポンプの駆動部を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の処理液供給配管回路。
  6. 前記循環バルブと中間タンクとの間には、中間タンクに処理液を流す流路と前記中間タンクを介さないで前記中間タンクの出口側の配管と接続されるバイパス流路とを切り換えるバイパスバルブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の処理液供給配管回路。
JP2014000239U 2014-01-20 2014-01-20 処理液供給配管回路 Expired - Lifetime JP3189821U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000239U JP3189821U (ja) 2014-01-20 2014-01-20 処理液供給配管回路
TW104200566U TWM514103U (zh) 2014-01-20 2015-01-14 處理液供給配管迴路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014000239U JP3189821U (ja) 2014-01-20 2014-01-20 処理液供給配管回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3189821U true JP3189821U (ja) 2014-04-03

Family

ID=55409061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014000239U Expired - Lifetime JP3189821U (ja) 2014-01-20 2014-01-20 処理液供給配管回路

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3189821U (ja)
TW (1) TWM514103U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107785289A (zh) * 2016-08-25 2018-03-09 东京毅力科创株式会社 基板处理方法、基板处理装置以及记录介质
KR20220011866A (ko) * 2020-07-22 2022-02-03 세메스 주식회사 기판 처리 장치, 처리액 공급 장치 및 처리액 공급 방법
KR20220165196A (ko) 2021-06-07 2022-12-14 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리액 공급 장치, 처리액 공급 방법 및 기억 매체

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6685754B2 (ja) 2016-02-16 2020-04-22 株式会社Screenホールディングス ポンプ装置および基板処理装置
TWI800623B (zh) * 2018-03-23 2023-05-01 日商東京威力科創股份有限公司 液處理裝置及液處理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107785289A (zh) * 2016-08-25 2018-03-09 东京毅力科创株式会社 基板处理方法、基板处理装置以及记录介质
KR20220011866A (ko) * 2020-07-22 2022-02-03 세메스 주식회사 기판 처리 장치, 처리액 공급 장치 및 처리액 공급 방법
KR20220165196A (ko) 2021-06-07 2022-12-14 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리액 공급 장치, 처리액 공급 방법 및 기억 매체

Also Published As

Publication number Publication date
TWM514103U (zh) 2015-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4879253B2 (ja) 処理液供給装置
US11342198B2 (en) Processing liquid supplying apparatus and processing liquid supplying method
JP3189821U (ja) 処理液供給配管回路
JP4697882B2 (ja) 処理液供給装置及び処理液供給方法並びに処理液供給用制御プログラム
US8216390B2 (en) Cleaning and drying-preventing method, and cleaning and drying-preventing apparatus
US10268116B2 (en) Processing liquid supplying apparatus and method of supplying processing liquid
US9732910B2 (en) Processing-liquid supply apparatus and processing-liquid supply method
JP5018255B2 (ja) 薬液供給システム及び薬液供給方法並びに記憶媒体
US10121685B2 (en) Treatment solution supply method, non-transitory computer-readable storage medium, and treatment solution supply apparatus
KR101873073B1 (ko) 액처리 장치, 액처리 방법 및 액처리용 기억 매체
KR100877472B1 (ko) 기판의 처리방법 및 기판의 처리장치
KR101760310B1 (ko) 현상 처리 장치, 현상 처리 방법 및 컴퓨터 기억 매체
JP2010171295A (ja) 処理液供給システムにおける液切れ制御方法
JP2003347205A (ja) 処理液供給機構および処理液供給方法
WO2003103030A1 (fr) Dispositif et procede de traitement de substrat, et injecteur y relatif
JP2002329657A (ja) 処理液の濃度を変更する方法及び処理液供給装置
JP2003218005A (ja) 処理方法
JP2001137766A (ja) 処理液供給方法及び処理液供給装置
JP3708880B2 (ja) 基板の処理方法及び基板の処理装置
JP3340394B2 (ja) 薬液供給システムおよび基板処理システムおよび基板処理方法
JP2008274841A (ja) 処理液供給システム
JP2010040811A (ja) 処理液供給システム
JP7190291B2 (ja) フィルタユニット、液処理システム及び液処理方法
KR20240030864A (ko) 기판 처리 장치의 제어 방법 및 기판 처리 방법
JP3778495B2 (ja) 現像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3189821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term