JP3185209U - 防草シートによって害獣の感電が阻害されない電気柵 - Google Patents

防草シートによって害獣の感電が阻害されない電気柵 Download PDF

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Abstract

【課題】電気柵の網の下方の草の成長を抑制して草刈に要する労力を大幅に削減でき、しかも衝撃電圧電源より発生した衝撃電流が害獣の体内を通り効果的に害獣に衝撃を与えられる電気柵を提供する。
【解決手段】導電帯3を最下部に設け、その導電帯3の上部に絶縁体2と導電帯3を交互に配置して電気柵の網4を形成し、地表7に敷設した防草シート9の上に重ねて最下部の導電帯3を敷設し、電気柵の網4の残りの部分を防草シート9の長さ方向の中心線上で支柱1により鉛直に張設する。そして下から数えて奇数番目の導電帯3を衝撃高圧電源5のマイナス側に、下から数えて偶数番目の導電帯3を衝撃高圧電源5のプラス側に接続する。
【選択図】図4

Description

考案の詳細な説明
本考案は、畑の周囲に導電性の網を設置しその導電部に衝撃高圧を印加して、侵入しようとする猿、猪、ハクビシンなどの害獣を感電させることによって撃退する電気柵に関するものである。
近年山間地域の畑において猿、猪、ハクビシンなどの害獣の侵入による被害が多発しているため、畑の作物の周囲に電気柵を設置することが行なわれている。電気柵とは畑の周囲に導電性の網を設置しその導電部に衝撃高圧を印加して、侵入しようとする害獣を感電させることによって撃退するものである。
この電気柵は図1に示すように、立設された絶縁物の支柱1により、絶縁帯2と導電帯3を交互に配置した網4を畑の周囲に張設し、その導電帯3に衝撃高圧電源5より発生する6,000V〜7,000Vの衝撃高圧を印加するものである。
図2において猪6などの害獣が田畑に侵入しようとしてこの張設された網4の導電帯3に触れると、矢印のように、衝撃高圧電源5→網4の導電帯3→猪6→地表7→アース棒8→衝撃高圧電源5 のルートで衝撃電流が流れて猪6は感電する。
しかしながら導電帯3の下の地表7に草が生えて成長し導電帯3に接触すると、草を通じて漏れ電流が流れるために導電帯3にかかる衝撃電圧が減少するので、猪6に有効に衝撃電流を流せなくなる。それを防ぐために導電帯3の下方の草を刈り取る作業が必要となるが、地表7と導電帯3の距離は20cm程度なので夏のような草の成長が速い季節には2週間毎に草刈をしなければならない。
導電帯3の下方の地表7に草が生えることを防止する有効な手段は、図3のように地表7に防草シート9を敷設することである。防草シート9とは化学繊維を織って作られたシートであって、成長する草の芽が防草シート9を通過し難いことと日光を遮断して草が光合成を行うことを妨害することによって草の成長を抑えることができる。
しかしながらこの防草シート9は化学繊維を織って作られているので、それ自体が電気的絶縁物である。図3のように猪6が防草シート9の上に乗ってしまうと猪6は地表7から電気的に絶縁されるので、猪6が導電帯3に触れても導電帯3から地表7に向かって衝撃電流が流れないので猪6は感電しなくなり、電気柵本来の目的を果たせなくなってしまう。
そこで本考案が解決しようとする課題は、猪や猿などの害獣の田畑への侵入を防止する目的の電気柵において、防草シート9により電気柵の網4の下方の草の成長を抑制して草刈に要する労力を大幅に削減でき、しかも衝撃高圧電源5より発生した衝撃電流が害獣の体内を通り効果的に害獣に衝撃を与えられる電気柵を提供することにある。
図4に示すように、導電帯3を最下部に設けその導電帯3の上部に絶縁体2と導電帯3を交互に配置して電気柵の網4を形成し、地表7に敷設した防草シート9の上に重ねて最下部の導電帯3を敷設し、電気柵の網4の残りの部分を防草シート9の長さ方向の中心線上で支柱1により鉛直に張設する。そして下から数えて奇数番目の導電帯3を衝撃高圧電源5のマイナス側に、下から数えて偶数番目の導電帯3を衝撃高圧電源5のプラス側に接続する。
このようにすれば猪6などの害獣が田畑に侵入しようとしてこの張設された網4に近づく時には、必ず電気柵の網4の最下部の導電帯3の上に立っているので、猪6などの害獣が下から数えて2番目の導電帯3に触れれば感電する。
図4のように地表7に敷設した防草シート9に重ねて本考案の電気柵の網4の最下部の導電帯3を敷設し、電気柵の網4の残りの部分を防草シート9の長さ方向の中心線上で支柱1により鉛直に張設すれば、猪6などの害獣を確実に感電させることができるし、また防草シート9により草の成長が阻害されるので草刈の労力を大幅に削減できる。
電気柵の網4の幅は2.5mで最下部の導電帯3の幅は0.6m、防草シート9の幅は1mが適当である。最下部の導電帯3の網目は、猪6などの害獣が必ず踏むように5cm以下にするのが望ましい。
既存の電気柵の正面図である。 既存の電気柵の鉛直方向の断面図である。 既存の電気柵に防草シートを敷設した場合の鉛直方向の断面図である。 本考案の電気柵の鉛直方向の断面図である。
1 支柱、 2 絶縁帯、 3 導電帯、 4 電気柵の網、 5 衝撃高圧電源、 6 猪、 7 地表、 8 アース棒、 9 防草シート

Claims (1)

  1. 田畑の周囲に導電性の網を設置しその導電部に衝撃高圧を印加して、侵入しようとする猿、猪、ハクビシンなどの害獣を感電させることによって撃退する電気柵において、以下のように構成した電気柵
    (ア)導電帯を最下部に設け、その導電帯の上部に絶縁体と導電帯を交互に配置して 電気柵の網を形成する。
    (イ)地表に敷設した防草シートの上に重ねて電気柵の網の最下部の導電帯を敷設し 、電気柵の網の残りの部分を防草シートの長さ方向の中心線上で支柱により鉛 直に張設する。
    (ウ)下から数えて奇数番目の電気柵の網の導電帯を衝撃高圧電源のマイナス側に、 下から数えて偶数番目の導電帯を衝撃高圧電源のプラス側に接続する。
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