JP3185208U - 猿、猪、ハクビシンに有効な電気柵 - Google Patents

猿、猪、ハクビシンに有効な電気柵 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的安価で、猿、猪、ハクビシンに有効な電気柵を提供する。
【解決手段】最下部のロープ4を導電性とし、その導電性ロープ4の上部に隣接させて導電帯5を設け、その導電帯5の上部に絶縁体2と導電帯5を交互に配置して電気柵の網9を形成し、その電気柵の網9を地表6から最下部の導電性ロープ4までの距離を5cm〜10cmに保つように張設する。そして下から数えて奇数番目の導電帯5を衝撃高圧電源10のプラス側に、下から数えて偶数番目の導電帯5を衝撃高圧電源10のマイナス側に接続する。
【選択図】図5

Description

考案の詳細な説明
本考案は、畑の周囲に導電性の網を設置しその導電部に衝撃高圧を印加して、侵入しようとする猿、猪、ハクビシンなどの害獣を感電させることによって撃退する電気柵に関するものである。
近年山間地域の畑において猿、猪、ハクビシンなどの害獣の侵入による被害が多発しているため、畑の作物の周囲に電気柵を設置することが行なわれている。電気柵とは畑の周囲に導電性の電線や網を設置しその導電部に衝撃高圧を印加して、侵入しようとする害獣を感電させることによって撃退するものである。
出願者が居住する千葉県南部では、30年前から猿の被害が、10年前から猪の被害が、また3年前からハクビシンの被害が目立ち始めた。出願者は表1に示すような各種の電気柵を試行したが、それぞれに一長一短がある。
例えば図1に示す電線タイプは、猪とハクビシンに有効であるが猿はジャンプして飛び越えてしまう。
図2に示す網タイプの電気柵は猿と猪に有効であるが、歯の鋭いハクビシンは衝撃高圧が印加されない網の最下部のロープ1やロープ1の上部に隣接する絶縁帯2の撚線を噛み切ってしまう。一旦最下部のロープ1が切られると猿がロープ1を持ち上げて侵入してしまうし、絶縁帯2の撚線を噛み切られた部分からは猪が侵入してしまう。
図3に示す「網+金網」タイプの電気柵は猿には有効であるが、ハクビシンは土を掘って金網3の下を潜り抜けてしまうし、猪は土を掘り金網3を持ち上げて侵入してしまい、猪が侵入した穴から猿も侵入してしまう。
図4に示す「網+L型金網」タイプの電気柵は猿とハクビシンには有効であるが、猪は土を掘り金網3を持ち上げて侵入してしまい、猪が侵入した穴から猿とハクビシンも侵入してしまう。
つまり昨今では猿、猪、ハクビシンが全て出没するので、特定の害獣のみに有効な電気柵は他の害獣に突破されてしまう。そしてその突破が電気柵の破壊による突破であれば、突破された箇所から猿、猪、ハクビシンの全ての害獣が侵入してしまう。したがって猿、猪、ハクビシンの全ての害獣に有効な電気柵が望まれるわけだが、それには「網+金網」タイプの電気柵の金網を猪に突破されない頑丈な鉄柵にしなければならず、その設置に時間がかかりしかも高価である。
そこで本考案が解決しようとする課題は、猿、猪、ハクビシンに対して有効でかつ比較的設置が容易で安価な電気柵を提供することにある。
網タイプの電気柵は、ハクビシンに突破されなければ猪も猿も突破できない。そこでハクビシンに噛み切られない網タイプの電気柵を考案すれば、猿、猪、ハクビシンに対して有効な電気柵となる。
図5に示すように最下部のロープ4を導電性とし、その導電性ロープ4の上部に隣接させて導電帯5を設け、その導電帯5の上部に絶縁体2と導電帯5を交互に配置して電気柵の網9を形成し、地表6から最下部の導電性ロープ4までの距離を5cm〜10cmに保つように網9を張設する。そのために網9を保持する絶縁物製の支柱7の他に、地表6から最下部の導電性ロープ4までの距離を5cm〜10cmに保つために絶縁物製の補助支柱8を立設する。そして下から数えて奇数番目の導電帯5を衝撃高圧電源10のプラス側に、下から数えて偶数番目の導電帯5を衝撃高圧電源10のマイナス側に接続する。
このようにすれば、猿はこの網9によじ登れば導電帯5に触れて感電することを学習して知っているので、網9の下をくぐり抜けようとする。そのために猿は地表6から5cm〜10cmの高さにある導電性ロープ4を掴んで持ち上げるので感電し撃退される。
猪は不審な物を見つけるとまず鼻で触って確認する習性があるので、網9に近づくと鼻で導電帯5に触って感電し撃退される。
ハクビシンは、地表6と導電性ロープ4までの5cm〜10cmの隙間を通り抜けようととして導電性ロープ4に触れて感電し撃退される。導電性ロープ4とそれに隣接する導電帯5には衝撃高圧が印加されているので、ハクビシンはこれらを噛み切ることはできない。
図5のように本考案の電気柵の網9を地表6から最下部の導電性ロープ4までの距離を5cm〜10cmに保つように張設すれば、猿、猪、ハクビシンに対して感電させて撃退することができる。この電気柵は金網の布設を必要としないので、既存の網タイプの電気柵と同程度の労力と費用で設置することができる。
電気柵の網9の幅は2mで、支柱7と補助の支柱8の地上部の長さは2.2m、支柱7同志の間隔は5m、支柱7と補助の支柱8の間隔及び補助の支柱8同志の間隔は1mが適当である。
地表6に草が生えて導電帯5に触れ漏電して衝撃高圧が弱くなるのを防ぐために、図6のように地表6に防草シート11を敷設すれば草刈の労力を軽減できる。しかしながらこの防草シート11は化学繊維を織って作られているのでそれ自体が電気的絶縁物であり、猪12などの害獣が防草シート11の上に乗ってしまうと猪12などの害獣は地表6から絶縁されるので、導電帯5に触れても感電しなくなり電気柵本来の目的が果たせなくなってしまう。それを防ぐために防草シート11の上に網目2cm程度の亜鉛メッキ亀甲金網13を敷設して、止め金具14で地表6に固定する。このようにすれば亜鉛メッキ亀甲金網13は、止め金具14により地表6に電気的に接続されるので、亜鉛メッキ亀甲金網13の上に立っている猪12などの害獣は導電帯5に触れれば感電する。
電線タイプの電気柵の正面図である。 網タイプの電気柵の正面図である。 「網+金網」タイプの電気柵の鉛直方向の断面図である。 「網+L型金網」タイプの電気柵の鉛直方向の断面図である。 本考案の電気柵の正面図である。 防草シートと亜鉛メッキ亀甲金網を地面に敷設した場合の本考案の電気柵の鉛直方向の断面図である。
1 ロープ、 2 絶縁帯、 3 金網、 4 導電性ロープ、 5 導電帯、 6 地表、 7 支柱、 8 補助支柱、 9 電気柵の網、 10 衝撃高圧電源、 11 防草シート、 12 猪、 13 亜鉛メッキ亀甲金網、 14 止め金具

Claims (1)

  1. 田畑の周囲に導電性の網を設置しその導電部に衝撃高圧を印加して、侵入しようとする猿、猪、ハクビシンなどの害獣を感電させることによって撃退する電気柵において、以下のように構成した電気柵
    (ア)最下部のロープを導電性とし、その導電性ロープの上部に隣接させて導電帯を 設け、その導電帯の上部に絶縁体と導電帯を交互に配置して電気柵の網を形成 する。
    (イ)その電気柵の網を地表から最下部の導電性ロープまでの距離を5cm〜10c mに保つように張設する。
    (ウ)下から数えて奇数番目の電気柵の網の導電帯を衝撃高圧電源のプラス側に、下 から数えて偶数番目の導電帯を衝撃高圧電源のマイナス側に接続する。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180057560A (ko) * 2016-11-21 2018-05-30 시라사키 코포레이션 야생 동물 침입 방지 네트
CN109805000A (zh) * 2019-03-29 2019-05-28 福建锦特新材料科技有限公司 一种带电防护网与其生产方法及应用其的帐篷

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