JP3196083U7 - - Google Patents

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本考案は、下端部にフランジが設けられた上ポールと、この上ポールの下側に配置され上端部にフランジが設けられた下ポールとを備え、前記上ポールと前記下ポールとが前記フランジを介して固定ボルトで固定されるコンクリートポールに関する。
コンクリートポールは、電力、通信および鉄道等の分野にて電線を支持する構造物として広く用いられている。
このようなコンクリートポールにおいて、運搬性や狭隘な場所での施工性を考慮して、上ポールと、この上ポールの下側に配置される下ポールとが、施工現場でフランジを介してボルトで固定されて設置される連結式の構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−101325号公報
上述の特許文献1のような連結式のコンクリートポールにおいてアース線を配線するには、上ポールの上端部から上ポールの内部に配設されたアース線が、上ポールの中間部分にて内部の空洞部分から上ポールの外部へ露出され、上ポールの外周面の一部から下ポールの外周面の一部にわたって配設され、下ポールの中間部分にて内部へ挿入されて地面に接地される。
そして、上ポールと下ポールとの連結部分、すなわち、フランジが設けられた部分では、アース線をフランジの外形に沿って折り曲げ加工する必要がある。
また、アース線の折り曲げ加工した箇所ができるだけフランジに密着した状態を保持するために、折り曲げ加工した箇所のやや上方およびやや下方を固定バンドにてコンクリートポールに固定する必要がある。
したがって、連結式のコンクリートポールでは、上ポールと下ポールとの連結部分におけるアース線の配線作業が煩雑であり、アース線を容易に配線できるコンクリートポールが求められていた。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、アース線を容易に配線できるコンクリートポールを提供することを目的とする。
請求項1記載のコンクリートポールは、下端部にフランジが設けられた上ポールと、この上ポールの下側に配置され上端部にフランジが設けられた下ポールとを備え、前記上ポールと前記下ポールとが前記フランジを介して固定ボルトで固定されるコンクリートポールであって、アース線の一部が外部に露出した状態で前記上ポールの外周面および前記下ポールの外周面に沿って配設され、前記フランジは、前記上ポール側から前記下ポール側へ前記アース線を挿通可能な挿通部を有し、前記挿通部には、前記アース線と前記挿通部との接触による前記アース線の破損を防止するための保護パイプが取り付けられ、前記保護パイプは、内部に前記アース線を挿通可能で可撓性を有する略筒状の直胴部と、この直胴部の周方向の一部に設けられた開口部とを有し、前記直胴部を撓ませることにより縮経して前記挿通部に挿入可能であるものである。
請求項2記載のコンクリートポールは、請求項1記載のコンクリートポールにおいて、挿通部は、フランジの上面側から下面側へ貫通した挿通孔または挿通切り欠きであるものである。
本考案によれば、フランジが上面側から下面側へアース線を挿通可能な挿通部を有するため、アース線を容易に配線できる
本考案の一実施の形態に係るコンクリートポールの側面図である。 同上コンクリートポールの平面図である。 同上コンクリートポールにおける保護パイプを示す側面図である。
本考案の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、コンクリート電柱等として利用されるコンクリートポール1は、プレストレストコンクリート製で略円筒状の上ポール2の下側に、プレストレストコンクリート製で略円筒状の下ポール3が連結されて構成されている。
また、コンクリートポール1には、落雷の際に雷を地面へ逃がすためのアース線4が、このアース線4の一部がコンクリートポール1の外部に露出した状態で上ポール2の外周面および下ポール3の外周面に沿って配設されて配線されている。
上ポール2は、内部が空洞である上ポール本体5の下端部に、所定の突出幅で突出したフランジ6が上ポール本体5の周方向に沿って連続して設けられている。
また、上ポール本体5には、内部の空洞部分から外部へアース線4を引き出すための図示しない貫通孔が設けられている。
下ポール3は、内部が空洞である下ポール本体7の上端部に、所定の突出幅で突出したフランジ8が下ポール本体7の周方向に沿って連続して設けられている。
また、下ポール本体7には、外部から内部の中空部へ貫通しアース線4を挿入可能な貫通孔9が設けられている。
そして、アース線4は、上ポール2の上端部から上ポール本体5内部に配設され、上ポール本体5の貫通孔から上ポール2の外部へ引き出される。また、上ポール2の外部へ引き出されて外部に露出したアース線4は、上ポール2の外周面に沿って下方へ這わせるように上ポール2の外周面から下ポール3の外周面にわたって配設され、下ポール本体7の貫通孔9から下ポール本体7の中空部内へ引き込まれて、地面に接地されている。
ここで、フランジ6には、上ポール2側である上面11側から下ポール3側である下面12側へ貫通し、互いに離間して配置された複数のボルト孔13が設けられている。
また、フランジ6の複数のボルト孔13間のうちの一部には、フランジ6の上ポール2側から下ポール3側へ貫通し、アース線4を挿通可能な挿通部としての挿通孔14および挿通切り欠き15が設けられている。
フランジ8には、上ポール2側である上面16側から下ポール3側である下面17側へ貫通し、フランジ6のボルト孔13の間隔に対応するように互いに離間して配置された複数の図示しないボルト孔が設けられている。
また、フランジ8の複数のボルト孔間のうちの一部には、フランジ6の挿通孔14および挿通切り欠き15の位置に対応するように挿通部としての挿通孔19および図示しない挿通切り欠きが設けられている。
挿通孔14,19は、アース線4よりも大径の円形状の孔であり、コンクリートポール1の施工の際にアース線4を上ポール2側から下ポール3側に挿通可能である。
挿通切り欠き15は、フランジ6,8の端縁部から内側へ向かって切り欠かれて形成されており、アース線4の直径よりも幅寸法が大きく、コンクリートポール1の施工の際にアース線4を上ポール2側から下ポール3側に挿通可能である。
また、挿通切り欠き15が設けられた構成では、フランジ6,8の強度の低下を防止するために、アース線4を配線した後に挿通切り欠き15の開口された端部を覆うようにフランジ6,8の端縁部に図示しない補強部材を設けることが好ましい。
そして、上ポール2と下ポール3とは、ボルト孔13の位置とボルト孔の位置とが対応し、挿通孔14の位置と挿通孔19の位置とが対応し、挿通切り欠き15の位置と挿通切り欠きの位置とが対応した状態で、ボルト孔13およびボルト孔に固定ボルトを挿入し、図示しないナットを締結させることによって、連結された状態で固定される。
また、上ポール2の貫通孔から外部へ引き出されたアース線4を、上ポール2の外周面および下ポール3の外周面に沿って下ポール3の貫通孔9まで配設する際には、アース線4を挿通孔14,19または挿通切り欠き15に挿通させて、上ポール2から下ポール3側へ配線する。すなわち、アース線4は、挿通孔14を通ってフランジ6の上面11側から下面12側へ挿通されるとともに、挿通孔19を通ってフランジ8の上面16側から下面17側へ挿通されるか、または、挿通切り欠き15を通ってフランジ6の上面11側から下面12側へ挿通されるとともに、挿通切り欠きを通ってフランジ8の上面16側から下面17側へ挿通される。
なお、挿通孔14,19および挿通切り欠き15は、アース線4が挿通された状態にて、縁部や内周面にアース線4が接触することによって、アース線4が破損してしまう可能性がある。
そこで、挿通孔14,19や挿通切り欠き15には、図3に示すような略円筒状の保護部材としての保護パイプ21が設置される。すなわち、挿通孔14,19や挿通切り欠き15は、保護パイプ21が取り付けられた状態で保護パイプ21内にアース線4が挿通される。
保護パイプ21は、例えばポリエチレン等の可撓性を有し、コンクリートより表面が平坦な素材で形成されている。
また、保護パイプ21は、内部にアース線4を挿通可能な略円筒状の直胴部22と、この直胴部22の上端部から外側へ突出した突出部23と、これら直胴部22および突出部23の周方向の一部に設けられた空洞状の開口部24とを有している。
すなわち、直胴部22および突出部23は、周方向の両縁部が離間して開口部24が形成されており、開口部24へ向かって押圧して両縁部を接近させるように撓ませることで縮径する。
そして、保護パイプ21は、直胴部22を撓ませて縮径させた状態で、挿通孔14,19や挿通切り欠き15内に挿入され、突出部23がフランジ6の上面11やフランジ8の上面16に引っ掛けられて取り付けられる。
次に、上記一実施の形態における作用等を説明する。
コンクリートポール1にアース線4を配線する際には、上ポール本体5の内部を通すように配線し、貫通孔から上ポール本体5の外部へ引き出す。
上ポール2から引き出されたアース線4は、上ポール本体5の外周面に沿って下方へ這わせるように下ポール3側へ配線する。
また、フランジ6,8では、挿通孔14,19にアース線4を挿通して、上ポール2側から下ポール3側へ配線する。すなわち、挿通孔14にアース線4を挿通して、フランジ6の上面11側から下面12側へ配線するとともに、挿通孔19にアース線4を挿通してフランジ8の上面16側から下面17側へ配線し、下ポール本体7の外周面に沿って這わせるように下方へ配線する。
なお、アース線4は、挿通孔14,19ではなく挿通切り欠き15に挿通させて、上ポール2側から下ポール3側へ配線する構成にしてもよい。
下ポール本体7の外周面に沿って這わせるように配線したアース線4は、下ポール本体7の貫通孔9に挿入されて、下ポール本体7の内部を通して配線され、地面に接地される。
そして、上記コンクリートポール1によれば、フランジ6が挿通孔14や挿通切り欠き15を有し、フランジ8が挿通孔19や挿通切り欠きを有するため、アース線4を配線する際に、上ポール2の外周面に沿って這わせるように下方へ配線したアース線4を挿通孔14,19または挿通切り欠き15に挿通して下ポール3側へ配線できる。すなわち、アース線4を、従来のようにフランジ6,8の外形に沿って折り曲げ加工せずに、挿通孔14,19または挿通切り欠き15に挿通するだけで上ポール2から下ポール3にわたって配設できる。したがって、一部がコンクリートポール1から外部に露出するアース線4を容易に配線できる。
また、挿通孔14,19や挿通切り欠き15に保護パイプ21が取り付けられることにより、挿通孔14,19および挿通切り欠き15の内周面や縁部にアース線4が接触することによるアース線4の破損を防止できる。
なお、上記一実施の形態では、フランジ6に挿通孔14および挿通切り欠き15が設けられ、フランジ8に挿通孔19および挿通切り欠きが設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、フランジ6,8には、挿通孔14,19および挿通切り欠き15のいずれかのみが設けられた構成にしてもよい。
また、挿通孔14,19および挿通切り欠き15の形状や大きさは適宜選択でき、アース線4を上ポール2側から下ポール3側へ挿通可能な構成であればよい。
保護パイプ21は、アース線4と挿通孔14,19および挿通切り欠き15との接触によるアース線4の破損を防止できる構成であれば、その形状や素材は適宜選択できる。
1 コンクリートポール
2 上ポール
3 下ポール
4 アース線
6 フランジ
8 フランジ
11 上面
12 下面
14 挿通部としての挿通孔
15 挿通部としての挿通切り欠き
16 上面
17 下面
19 挿通部としての挿通孔
21 護パイプ
22 直胴部
24 開口部

Claims (2)

  1. 下端部にフランジが設けられた上ポールと、この上ポールの下側に配置され上端部にフランジが設けられた下ポールとを備え、前記上ポールと前記下ポールとが前記フランジを介して固定ボルトで固定されるコンクリートポールであって、
    アース線の一部が外部に露出した状態で前記上ポールの外周面および前記下ポールの外周面に沿って配設され、
    前記フランジは、前記上ポール側から前記下ポール側へ前記アース線を挿通可能な挿通部を有し、
    前記挿通部には、前記アース線と前記挿通部との接触による前記アース線の破損を防止するための保護パイプが取り付けられ、
    前記保護パイプは、内部に前記アース線を挿通可能で可撓性を有する略筒状の直胴部と、この直胴部の周方向の一部に設けられた開口部とを有し、前記挿通部を撓ませることにより縮経して前記挿通部に挿入可能である
    ことを特徴とするコンクリートポール。
  2. 挿通部は、フランジの上面側から下面側へ貫通した挿通孔または挿通切り欠きであることを特徴とする請求項1記載のコンクリートポール。
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