JP3174495U - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ノブの操作によって可動ルーバの向きを調整して風向を変える際、良好なクリック節度感を得ることができるレジスタを提供する。
【解決手段】ケース本体に設けた空気吹出口の内側の通風路内に前可動ルーバが設けられる。前可動ルーバの前フィン41に操作ノブ6が摺動可能に外嵌される。操作ノブ6の回動操作に応じて、該前フィン41が回動する際、一定の角度間隔でクリック節度感を生じさせるために、節度感発生機構として、軸受部材45に凹部46が設けられ、前フィン41の端縁部には凸部が設けられる。
【選択図】図6

Description

本考案は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタに関し、特に、風向を調整する操作ノブを操作したとき、操作に応じたクリック節度感が得られるようにしたレジスタに関する。
自動車用の空調用レジスタとして、風向等を調整するために、ベゼル内に、前可動ルーバと後可動ルーバを、前後してクロスフィン状に配設し、後可動ルーバの上流側に、送風を止め或は風量を調整するダンパプレートを開閉可能に設けたレジスタが、使用されている(下記特許文献1を参照)。
このレジスタには、前可動ルーバの中央近傍の横フィンに操作ノブが、横フィンの長手方向に摺動可能に外嵌され、その操作ノブの後部にラック部が設けられるとともに、ラック部と噛合する歯車部が後可動ルーバの縦フィンの前部に設けられ、操作ノブを上下に回すことにより、前可動ルーバを上下に回動させて、風向を上下に変え、操作ノブを左右横方向にスライドさせることにより、後可動ルーバを左右に回動させて、風向を左右に変えるようになっている。
特開2007−90941号公報
しかしながら、この種の従来のレジスタは、操作ノブの操作によって、前可動ルーバまたは後可動ルーバの向きを変えることにより、風向を上下左右と任意の方向に変えることができるものの、操作ノブによるスライドまたは回動操作には、操作量に応じた適度な節度感(クリック感)がないため、微妙に風向を変える場合など、使用者には、風向調整操作による確認の手ごたえが得られにくい。このため、風向調整操作による確認の手ごたえを良好に得られるようにするとともに、レジスタの操作ノブの操作フィーリングを、さらに向上させることが要望されていた。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、操作ノブのスライド操作または回動操作によって可動ルーバの向きを調整して風向を変える際、良好なクリック節度感を得ることができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本考案のレジスタは、ケース本体に設けた空気吹出口の内側の通風路内に可動ルーバが設けられ、可動ルーバの向きを操作ノブにより変えて風向を変えるレジスタにおいて、操作ノブの操作に応じて一定の角度間隔またはスライド間隔でクリック節度感を生じさせる節度感発生機構が設けられ、該操作ノブを操作したとき、該節度感発生機構によって、連続した複数のクリック節度感を生じさせることを特徴とする。
この考案によれば、操作ノブをスライド操作または回動操作して風向を調整したとき、使用者には一定の角度間隔またはスライド間隔で、連続した複数のクリック節度感を生じさせ、微妙に風向を変える際でも、確かな手ごたえを感じさせ、操作ノブの操作フィーリングを向上させることができる。
ここで、上記レジスタにおいて、可動ルーバは前可動ルーバと該前可動ルーバの上流側に位置する後可動ルーバとから構成され、上記操作ノブは前可動ルーバの前フィンに長手方向に沿って摺動可能に外嵌され、前可動ルーバの前フィンは両端に設けた枢軸を通風路の壁部に回動可能に支持させて回動可能とされ、上記節度感発生機構は、該前フィンの端部と該通風路の壁部との間に、相互に係合可能な凹部と凸部とが設けられ、該前フィンの回動に応じて凹部と凸部が順に係合し、連続した複数のクリック節度感を生じさせる構成とすることができる。
この考案によれば、操作ノブの回動操作により、前可動ルーバの前フィンの回動角度を変えて風向を変える際、簡単な節度感発生機構によって、連続した複数のクリック節度感を生じさせ、操作フィーリングを向上させることができる。
また、上記レジスタにおいて、可動ルーバは前可動ルーバと該前可動ルーバの上流側に位置する後可動ルーバとから構成され、上記操作ノブは前可動ルーバの前フィンに長手方向に沿って摺動可能に外嵌され、後可動ルーバの後フィンは両端に設けた枢軸を通風路の壁部に回動可能に支持させて回動可能とされ、該操作ノブの後部が該後可動ルーバの後フィンの前部と係合して、該操作ノブを該前可動ルーバの前フィン上で摺動させたとき、該後フィンを枢軸の回りで回動させて後可動ルーバの向きを変えるように構成され、上記節度感発生機構は、該前フィンと該操作ノブとの間に、相互に係合可能な凹部と凸部とが設けられ、該後フィンの向きを調整したとき、該前フィン上での該操作ノブの摺動に応じて該凹部と凸部が順に係合し、連続した複数のクリック節度感を生じさせる構成とすることができる。
この考案によれば、操作ノブのスライド操作により操作ノブを前可動ルーバ上でスライドさせ、後可動ルーバの後フィンの角度を変えて風向を変える際、簡単な節度感発生機構によって、操作ノブのスライドに応じて、複数のクリック節度感を連続して生じさせ、操作フィーリングを向上させることができる。
また、上記レジスタにおいて、可動ルーバの上流側の通風路内にダンパプレートが回動可能に軸支され、該ダンパプレートを回動操作するためのダンパダイヤルが回動可能に設けられ、ダンパダイヤルの回動操作に応じてクリック節度感を生じさせる節度感発生機構が設けられ、該ダンパダイヤルを回動操作したとき、該節度感発生機構によって、連続した複数のクリック節度感を生じさせる構成とすることができる。
この考案によれば、ダンパダイヤルを回動操作したとき、回動角度に応じて連続した複数のクリック節度感を生じさせ、ダンパの開閉操作時の操作フィーリングを向上させることができる。
ここで、上記レジスタにおいて、上記節度感発生機構は、上記ダンパダイヤルの一部と上記ケース本体との間に、相互に係合可能な凹部と凸部とが設けられ、ダンパダイヤルの回動に応じて該凹部と凸部が順に係合するように構成することができる。
本考案のレジスタによれば、操作ノブのスライド操作または回動操作によって、可動ルーバの向きを調整して風向を変える際、簡単な節度感発生機構により、連続した複数のクリック節度感を得ることができ、操作ノブの操作フィーリングを向上させることができる。
本考案の一実施形態を示すレジスタの斜視図である。 同レジスタの縦断面図である。 同レジスタの横断面図である。 前可動ルーバの前フィン、操作ノブ、リンクバーの取付関係を示す部分斜視図である。 リンクバーを外した状態の前可動ルーバの前フィン、操作ノブの部分斜視図である。 前フィン、操作ノブの関係を示す背面側からの部分斜視図である。 前可動ルーバの軸受部材の斜視図である。 前フィン、操作ノブ、リンクバーの関係を示す背面側からの部分斜視図である。 操作ノブの分解斜視図である。 前可動ルーバの前フィンの背面から見た斜視図である。 ダンパダイヤルの部位の拡大斜視図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。図は車両のインストルメントパネルなどに装着される空調用のレジスタを示している。図1に示すように、レジスタの外殻を形成するケース本体1は、ダクト状に形成されたリテーナ2とリテーナ2の前部に嵌着されるベゼル3とからなり、リテーナ2の前部は、その下部が正面に突き出し、その上部が後方に後退した斜め形状に形成され、リテーナ2内には通風路9が形成されている。リテーナ2の前部に傾斜して取り付けられるベゼル3の前面部には、空気吹出口7とダンパダイヤル用の開口部が設けられている。
図3に示すように、リテーナ2内の前部またはベゼル3とリテーナ2の間の通風路9内に、前可動ルーバ4が配設され、前可動ルーバ4の上流側に後可動ルーバ5が配設され、さらに後可動ルーバ5の上流側にダンパプレート20が配設される。
前可動ルーバ4は、複数の前フィン41を一定の上下間隔で、左右横方向に配置し、各前フィン41は両側端の枢軸42を介してリテーナ2の前部に回動可能に保持される。リテーナ2前部の左右両側壁に、図6に示す如く、軸受部材45が取り付けられ、軸受部材45には複数の軸孔45aが所定の上下間隔で形成されている。前可動ルーバ4の各前フィン41の枢軸42は、軸受部材45の軸孔45aに回動可能に嵌挿されて支持されている。
また、図8、10に示すように、前可動ルーバ4の各前フィン41の一方の端部には、枢軸42から偏位した位置に連結軸44が突設され、連結軸44には、リンクバー43が連結される。リンクバー43は図4、8に示すように、棒状に形成され、連結軸44を嵌め込むための軸孔43aを一定間隔で設けて形成され、その軸孔43aに連結軸44が回動可能に嵌挿される。軸孔43aに嵌挿された連結軸44の先端はリンクバー43の反対側に僅かに突出し、その連結軸44の突出端が図8のように、クリック用の凸部44aとなって上記の如く軸受部材45の凹部46に係合する。つまり、両側の枢軸42を軸受部材45に軸支されて水平に支持された各前フィン41の連結軸44は、1本のリンクバー43により連結され、これにより、前可動ルーバ4の各前フィン41は連動して上下に回動可能となっている。
図6,7に示すように、軸受部材45には、上記節度感発生機構として、1つの軸孔45aの周囲に、複数の浅い円孔状の凹部46が円弧状に配置される。これらの凹部46には、軸受部材45に支持された前フィン41の一方の側端(リンクバー43が連結される側)に突設された連結軸44先端の凸部44aが当接し、前可動ルーバ4の前フィン41を上下に回動操作したとき、クリック節度感が生じるようになっている。
図8に示すように、リンクバー43の孔から僅かに突出した連結軸44の先端がクリック用の凸部44aとなり、軸受部材45の凹部46に当接することとなる。一方の側の軸受部材45の凹部46は、図7に示す如く、操作ノブ6を装着した前フィン41の連結軸44の軌跡に沿って、軸受部材45に設けられているが、他の前フィンの連結軸に対向して設けることもでき、或いは凹部と凸部を逆にすることもできる。
図2,3に示すように、通風路9内の前可動ルーバ4の上流側に後可動ルーバ5が配設される。後可動ルーバ5は、複数の後フィン51を一定の左右間隔で縦方向に配置し、各後フィン51は上下に突設された枢軸52を、リテーナ2の前部の上部と下部に設けた軸受部の軸孔に回動可能に軸支され保持される。また図2に示すように、各後フィン51の上端部に連結軸54が偏位して突設され、各後フィン51の連結軸54に1本のリンク部材55が連結され、全ての後フィン51が連動してその向きを左右に変え得る構造となっている。
さらに、右から2番目の後フィン51の前部に、棒状の係合部53が設けられ、操作ノブ6の後部に設けた二叉状の連係部63と係合部53が係合し、操作ノブ6を前フィン41上で左右方向に摺動させたとき、後可動ルーバ5の後フィン51を枢軸52の回りで回動させ、その向きを左右に変える構造となっている。この操作ノブ6を外嵌させた前フィン41には、図10に示すように、その背面側に縁部に、上記節度感発生機構として、複数のクリック用凹部67が長手方向に並設される。前フィン41のクリック用凹部67には、そこに外嵌される操作ノブ6のクリック用凸部64が当接し、操作ノブ6の摺動に応じて係合し、連続してクリック節度感を生じさせるようになっている。
操作ノブ6は、図9に示すように、後部に位置するノブ本体61とノブ本体61の前部に嵌着されるノブカバー62とからなり、前可動ルーバ3の略中央の前フィン41上に、前方に突き出す形態で摺動可能に外嵌されている。ノブ本体61の内側の両側に係合凸部69が突設され、この係合凸部69が前フィン41の背面側の係合溝49(図10)に係合し、所定の幅で操作ノブ6が前フィン41上を摺動可能としている。
ノブ本体61の内側中央に、上記節度感発生機構として、クリック用凸部64が突設される。ノブ本体61とノブカバー62を前フィン41上で摺動可能に組み付けたとき、クリック用凸部64が前フィン41の背面側に設けられたクリック用凹部67に当接する。これにより、操作ノブ6を前フィン41上で左右にスライドさせ、後可動ルーバ5の向きを左右に変えるように操作したとき、連続してクリック節度感を生じさせる。
操作ノブ6のノブカバー62の背面側には2対の係止爪66が設けられ、ノブ本体61に設けた係合孔に係止爪66を嵌め込むことにより、ノブカバー62をノブ本体61に対し嵌着し、前フィン41上で操作ノブ6を所定の範囲で摺動可能としている。操作ノブ6を前フィン41上で左右に摺動させたとき、図3のように、操作ノブ6の背面側に突設した連係部63が後可動ルーバ5の後フィン51の係合部53に係合し、後フィン51をその枢軸52の回りで回動させ、後可動ルーバ5の後フィン51の向きを左右に変える構造である。
図3に示すように、ダンパプレート20が、リテーナ2内の通風路9内上流側に配設され、送風を止め或は風量を調整するために、ダンパダイヤル10の回動操作により回動可能に軸支される。ダンパプレート20の一方の側部にダンパ軸部が突設され、このダンパ軸部は、リテーナ2の側壁に設けた凹部に回動自在に嵌合される。ダンパプレート20は板状に形成され、その縁部にスポンジシートなどの軟質縁部が取着され、閉鎖時にはその軟質縁部を通風路9の内周面に接触させて、密閉性を良好にしている。
ダンパプレート20の他方の側部には、リテーナ2の挿入孔に外側から挿入される、ダンパ支持軸21の先端部が嵌着され、ダンパプレート20は、このダンパ支持軸21と上記ダンパ軸部とにより回動可能に支持される。図1のように、ダンパ支持軸21の外側先端部には、ダンパレバー22が設けられ、このダンパレバー22に設けたガイド孔22aに、ダンパダイヤル10のダイヤルレバー13側のピン17が係合し、ダンパダイヤル10の回動操作に応じて、ダンパプレート20が開閉動作するようになっている。
図1、3に示すように、ダンパ支持軸21の外側端部には、その軸と直角方向にダンパレバー22が延設され、そのダンパレバー22にガイド孔22aが長手方向に沿って形成される。このガイド孔22aに、ダンパダイヤル10のピン17が係合し、ダンパダイヤル10の回動操作力をダンパレバー22に伝達する構造となっている。
一方、図1、3に示すように、リテーナ2の前部の右側面に、ダンパプレート20を回動操作するために、ダンパダイヤル10がダイヤル軸11により回動操作可能に軸支されている。ダンパダイヤル10は、略ホイール状のダイヤル本体を有し、そのダイヤル本体の前部に軟質表皮部を被覆形成して構成される。ダイヤル本体の略中央に設けたボス部12は軸孔を有し、ダンパダイヤル10はリテーナ2の側壁に突設したダイヤル軸11に、ボス部12の軸孔を嵌挿して取り付けられる。ダンパダイヤル10の前部はベゼル3の開口部から前方に露出し、送風量の調整のために、回動操作される。
さらに、図1,3に示す如く、ダンパダイヤル10の後半部に、上記節度感発生機構として、クリック形成部16が弾性変形可能にフレーム状に設けられ、そのクリック形成部16の外側に凸部16aが突設される。一方、そのクリック形成部16の凸部16aに対向したリテーナ2の側壁側には、クリック用の円弧部15が突設され、円弧部15には、複数の凸部15a、凹部15bが所定の角度間隔で交互に設けられ、ダンパダイヤル10の回動操作に応じて、クリック形成部16の凸部16aが、円弧部15の凸部15aと凹部15bに交互に接触しながら移動する。これにより、ダンパダイヤル10の回動操作時、その回動角度に応じて、連続してクリック節度感を生じさせるようになっている。また、ダンパプレート20の閉鎖時及び開放時、つまりダンパプレート20の回動端位置で、クリック形成部16の凸部16aが閉鎖時または開放時用の凹部15bに嵌合し、閉鎖位置または開放位置を保持する構造となっている。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路9から空気吹出口7を通して吹き出される。
送風方向を上または下に変える場合、操作ノブ6を上または下に操作すると、図2のように前可動ルーバ4の前フィン41が枢軸42を中心に回動して、その向きが上下に変化し、空気の吹出方向が上下に調整される。このとき、前フィン41の枢軸42を中心とする回動に伴い、図6のように、操作ノブ6を装着した前フィン41端部の連結軸44先端の凸部44aが、軸受部材45の複数の凹部46に接触しながら回動する。これにより、連結軸44先端の凸部44aが軸受部材45の複数の凹部46を連続して乗り越えるように回動し、このとき、操作ノブ6を操作する使用者には回動角度に応じて連続してクリック節度感が生じる。このため、使用者はクリック節度感によって操作角度を確認することができ、良好な操作フィーリングで前可動ルーバ4の回動操作を行うことができる。また、連続して生じるクリック節度感によって、前可動ルーバ4を希望する角度に容易に調整することができる。
一方、風向を左右に変える場合、操作ノブ6を前フィン41上で右または左にスライド摺動させるように操作する。このとき、操作ノブ6の背面側の連係部63が後可動ルーバ5の後フィン51の係合部53に係合して、後フィン51をその枢軸52の回りで回動させ、空気の吹出方向が左右に調整される。このとき、操作ノブ6内のクリック用凸部64が、前フィン41の背面のクリック用凹部67に接触しそれらを乗り越えるように動作し、操作ノブ6の左右の移動に伴い、連続してクリック節度感が発生する。このため、使用者は微妙な角度でも確かな操作フィーリングで後可動ルーバ5の回動操作を行うことができ、希望する角度に風向を容易に調整することができる。
他方、送風を止めまたは絞り或は逆に通風路9を開く場合、ベゼル3の正面右端に位置するダンパダイヤル10を指などで押して上または下に回動させる。このとき、ダンパダイヤル10はダイヤル軸11を中心に回動し、図11に示すように、クリック形成部16がダンパダイヤル10と共に回動する。これにより、クリック形成部16の凸部16aが固定側の円弧部15の凸部15aと凹部15bに連続して接触するように回動し、使用者にはダイヤル操作に応じてクリック節度感が連続して発生する。このように、ダイヤル操作に応じてクリック節度感が連続して発生するため、使用者はダンパの開度を微細に且つ容易に調整することができる。
ダンパダイヤル10の回動力は、ダイヤルレバー13からピン17、ガイド孔22a、ダンパレバー22、及びダンパ支持軸21を介してダンパプレート20に伝達され、ダンパプレート20は、通風路9の閉鎖方向に、或は開放方向に回動し、通風路9が閉鎖され、或いは開放されることとなる。
なお、本考案は、上記の実施態様に限定されるものではなく、以下のような態様でも実施可能である。
上記実施形態では、ダンパダイヤル10のクリック形成部16に凸部16aを設け、固定側の円弧部15に凸部15aと凹部15bを交互に並設したが、これとは逆に、クリック形成部16に凸部と凹部を交互に並設し、固定側の円弧部15に1個の凸部を設けて係合させることもできる。
また、上記では前フィン41に複数のクリック用凹部67を並設したが、前フィン41に1個のクリック用凸部を設け、それとは逆に、操作ノブ6の内側に複数のクリック用凹部を並設することもできる。
また、上記では軸受部材45に複数の凹部46を円弧状に配置し、前フィン41の端縁部に突設した連結軸44の先端を凸部として凹部46に係合させたが、それとは逆に、複数の凸部を軸受部材45側に円弧状に配置し、前フィン41の端部には1個の凹部を設けて係合させることもできる。
また、上記実施形態の可動ルーバは、前可動ルーバ4と後可動ルーバ5から構成したが、何れか一方のみの可動ルーバで構成することもできる。
1 ケース本体
2 リテーナ
3 ベゼル
4 前可動ルーバ
5 後可動ルーバ
6 操作ノブ
7 空気吹出口
9 通風路
10 ダンパダイヤル
11 ダイヤル軸
12 ボス部
13 ダイヤルレバー
15 円弧部
15a 凸部
15b 凹部
16 クリック形成部
16a 凸部
17 ピン
20 ダンパプレート
21 ダンパ支持軸
22 ダンパレバー
22a ガイド孔
41 前フィン
42 枢軸
43 リンクバー
43a 軸孔
44 連結軸
44a 凸部
45 軸受部材
45a 軸孔
46 凹部
49 係合溝
51 後フィン
52 枢軸
53 係合部
54 連結軸
55 リンク部材
61 ノブ本体
62 ノブカバー
63 連係部
64 クリック用凸部
66 係止爪
67 クリック用凹部
69 係合凸部

Claims (5)

  1. ケース本体に設けた空気吹出口の内側の通風路内に可動ルーバが設けられ、該可動ルーバの向きを操作ノブにより変えて風向を変えるレジスタにおいて、
    該操作ノブの操作に応じてクリック節度感を生じさせる節度感発生機構が設けられ、該操作ノブを操作することにより、連続した複数のクリック節度感を生じさせることを特徴とするレジスタ。
  2. 前記可動ルーバは前可動ルーバと該前可動ルーバの上流側に位置する後可動ルーバとから構成され、前記操作ノブは該前可動ルーバの前フィンに、長手方向に沿って摺動可能に外嵌され、該前可動ルーバの前フィンは両端に設けた枢軸を該通風路の壁部に回動可能に支持させて回動可能とされ、
    前記節度感発生機構は、該前フィンの端部と該通風路の壁部との間に、相互に係合可能な凹部と凸部とが設けられ、該前フィンの回動に応じて凹部と凸部が順に係合して、連続する複数のクリック節度感を生じさせることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記可動ルーバは前可動ルーバと該前可動ルーバの上流側に位置する後可動ルーバとから構成され、前記操作ノブは該前可動ルーバの前フィンに長手方向に沿って摺動可能に外嵌され、該後可動ルーバの後フィンは両端に設けた枢軸を該通風路の壁部に回動可能に支持させて回動可能とされ、該操作ノブの後部が該後可動ルーバの後フィンの前部と係合し、該操作ノブを該前可動ルーバの該前フィン上で摺動させたとき、該後フィンを該枢軸の回りで回動させて後可動ルーバの向きを変えるように構成され、
    前記節度感発生機構は、該前フィンと該操作ノブとの間に、相互に係合可能な凹部と凸部とが設けられ、該前フィン上の該操作ノブの摺動に応じて凹部と凸部が順に係合して、連続する複数のクリック節度感を生じさせることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  4. 前記可動ルーバの上流側の前記通風路内にダンパプレートが回動可能に軸支され、該ダンパプレートを回動操作するためのダンパダイヤルが回動可能に設けられ、ダンパダイヤルの回動操作に応じてクリック節度感を生じさせる節度感発生機構が設けられ、該ダンパダイヤルを回動操作したとき、連続した複数のクリック節度感を生じさせることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  5. 前記節度感発生機構は、前記ダンパダイヤルの一部と前記ケース本体との間に、相互に係合可能な凹部と凸部とが設けられ、該ダンパダイヤルの回動に応じて該凹部と凸部が順に係合することを特徴とする請求項4記載のレジスタ。
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