JP3173952B2 - 作業車のステアリング構造 - Google Patents

作業車のステアリング構造

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JP3173952B2
JP3173952B2 JP25788794A JP25788794A JP3173952B2 JP 3173952 B2 JP3173952 B2 JP 3173952B2 JP 25788794 A JP25788794 A JP 25788794A JP 25788794 A JP25788794 A JP 25788794A JP 3173952 B2 JP3173952 B2 JP 3173952B2
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pitman arm
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arm
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斉 青山
健蔵 後
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Kubota Corp
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタや乗用芝刈機
などの作業車における前輪のステアリング構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタのステアリング構造とし
ては、特開昭56‐95712号公報に示されように、
ピットマンアームと前輪のナックルアームとをパワーシ
リンダで連結したリンケージ形のセパレートタイプのパ
ワーステアリング装置を介して駆動するようにした構造
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、機体の横側部に、ピットマンアームと
ナックルアームとを連結するパワーシリンダが配設され
るため、ステアリングハンドルを大きく切ると、パワー
シリンダのピストンロッドに前輪が当たる為、前輪の切
れ角を余り大きく出来ない不都合がある。
【0004】本発明の目的は、前輪の切れ角を大きくす
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
第1の特徴構成は、左右一対の前輪をステアリング装置
を介して駆動する作業車であって、前輪の車軸よりも前
方の車体フレームの上下幅内、並びに左右のフレーム部
分の横幅内に位置する状態で、ピットマンアームの上部
に、ピットマンアームを駆動するステアリング装置のア
クチュエータ部を配設し、且つ、ピットマンアームを前
支点で左右揺動自在に構成するとともに、前記ピットマ
ンアームと前輪のナックルアームとをタイロッドを介し
て連動連結し、前記ピットマンアーム、アクチュエータ
部、タイロッドを前輪の前記車軸ケースの前方に配置し
て、前記ピットマンアームを車体フレームの下端より下
方に配設し、ピットマンアームの上部に前記タイロッド
を連結し、前記車体フレームの下端部にタイロッドが挿
通する切欠部を形成した点にある。
【0006】請求項2に係る本発明の第2の特徴構成
は、上記第1の特徴構成において、前記ピットマンアー
ムを駆動するステアリング装置のアクチュエータ部を、
車体フレームに対して斜めに配置して、前後方向と左右
方向の2方向から固定した点にある。
【0007】請求項3に係る本発明の第3の特徴構成
は、上記第1や第2の特徴構成において、前記車軸より
も前方且つ上方に前支点で左右揺動自在に前記ピットマ
ンアームを配設し、前記前輪の車軸ケースの前方に位置
してその車軸ケースを前後軸芯周りにローリング自在に
車体フレームに支持させる前部車軸ホルダーの上部に前
記ピットマンアームの後端を入り込み配置した点にあ
る。
【0008】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、前輪の前方
からピットマンアームを介して前輪をステアリング操作
可能に構成したから、ステアリング操作時に前輪がステ
アリング機構に接触することがなく、前輪の切れ角を大
きくし得る。
【0009】ピットマンアームを車体フレームの上下幅
内に位置する状態で配設するものでは、前輪の切れ角を
大きくするために長く延出されたピットマンアームが、
揺動に伴って車体フレームの側面に接当することとな
り、これを回避するために、車体フレームの側面に切欠
部を形成することとなるが、この切欠部が前後方向に長
いものとなる。然るに、ピットマンアームをフレームの
下端より下方に配設すると、フレーム側面に形成される
切欠部は、ピットマンアームと前輪のナックルアームと
を連動連結するタイロッドが挿通するに足りる小さな切
欠部で済む。
【0010】本発明の第2の特徴構成によれば、ピット
マンアームを駆動するパワーステアリング装置のアクチ
ュエータ部を、車体フレームに対して斜めに配置して、
車体フレームのコーナーに当て付けて前後方向と左右方
向の2方向から強固に固定支持することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の第1の特徴構成によれば、前輪
のステアリング操作時に、前輪の切れ角を大きくするこ
とができ、また、ピットマンアームを車体フレームの下
端より下方に配設することによって、車体フレームの強
度低下を招くことなく、前輪の切れ角を大きくし得る。
【0012】本発明の第2の特徴構成によれば、車体フ
レーム内に配設されたステアリング装置のアクチュエー
タ部を前後と左右の2方向から車体フレームに対して強
固に支持し得て、アクチュエータ部の支持強度がアップ
する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例をトラクタにおける前
輪のパワーステアリング装置に付いて説明する。
【0014】図1は、トラクタの全体を示し、このトラ
クタは、車体フレームが、エンジン2に直結のクラッチ
ハウジング3と機体後部のミッションケース5とを板金
製の筒状伝動ケース4で連結したモノコック式ボディか
らなり、エンジン2から前方に延出された車体フレーム
としてのフレーム1にバッテリー5、ラジエーター6を
搭載し、そのフレーム1の下方に前輪6の車軸ケース6
AがブラケットBを介して前後軸芯P周りにローリング
自在に装着されている。
【0015】前記ブラケットBは、図2、図3に示すよ
うに、車軸ケース6Aの前方に位置してその車軸ケース
6Aを前後軸芯P周りにローリング自在に車体フレーム
1に支持させる前部車軸ホルダーFHと、車軸ケース6
Aの後方に位置してその車軸ケース6Aを前後軸芯P周
りにローリング自在に車体フレーム1に支持させる後部
車軸ホルダーRHとを有する。
【0016】前記前輪6はインテグラル形のパワーステ
アリング装置Sを介して駆動されるものであって、前輪
6の車軸6aよりも前方のフレーム1に、図2及び図3
に示すように、フレーム1の横幅内に位置する状態でピ
ットマンアーム7と、ピットマンアームを駆動するパワ
ーステアリング装置のアクチュエータ部としてのコント
ローラ8、つまり、バルブとシリンダとが一体的に構成
されたコントローラ8を、コントローラ8がフレーム1
の上下幅内に位置する状態で、且つ、ピットマンアーム
7がフレーム1の下端より下方に位置する状態で、しか
も、ピットマンアーム7を前支点aにして左右揺動自在
に配設し、そのコントローラ8の回転軸であるウォーム
シャフト8aとハンドル9の回転軸9aとをジョイント
軸10を介して連動連結し、さらに、前記ピットマンア
ーム7と左右前輪6,6のナックルアーム11,11と
を夫々タイロッド12,12を介して連動連結してあ
る。なお、ピットマンアーム7は、車軸6aよりも前方
且つ上方に配設され、その後端は、前記前部車軸ホルダ
ーFHの上部、つまり、前部車軸ホルダーFHとフレー
ム1との上下間に入り込み配置されている。
【0017】前記コントローラ8は、フレーム1に対し
て前後方向に沿った左右中心線に対して40度の傾斜姿
勢で配置されており、フレーム1に対して前後方向と左
右方向の2方向からボルト固定してある。
【0018】つまり、左右のフレーム部分1a,1a同
士を補強連結する補強フレーム1bと左右フレーム部分
1a,1aの内の一方のフレーム部分1aに対してコン
トローラ8に設けたボス部8b,8bを当て付けて前後
方向と左右方向の2方向からボルト13,13を介して
固定してある。
【0019】前記フレーム1の側面には、ピットマンア
ーム7と前輪のナックルアーム11とを連動連結するタ
イロッド12が挿通するための小さな切欠部1cが設け
られている。
【0020】〔別実施例〕 パワーステアリング装置としては全油圧式のものであっ
ても良い。
【0021】車体フレームとしては、フレーム式ボディ
であっても良い。
【0022】作業車としては、乗用芝刈機であっても良
い。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの概略側面図
【図2】ステアリング装置の平面図
【図3】同、側面図
【符号の説明】
1 車体フレーム 6 前輪 6a 車軸 7 ピットマンアーム 8 アクチュエータ部 11 ナックルアーム 12 タイロッド a 前支点 S ステアリング装置 FH 前部車軸ホルダー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−273974(JP,A) 特開 昭60−76473(JP,A) 実開 平2−5380(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/26 B62D 5/10 B62D 7/00 - 7/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の前輪をステアリング装置を介し
    て駆動する作業車であって、前輪(6)の車軸(6a)
    よりも前方の車体フレーム(1)の上下幅内、並びに
    右のフレーム部分(1a)の横幅内に位置する状態で
    ピットマンアーム(7)の上部に、ピットマンアーム
    (7)を駆動するステアリング装置(S)のアクチュエ
    ータ部(8)を配設し、且つ、ピットマンアーム(7)
    を前支点(a)で左右揺動自在に構成するとともに、
    記ピットマンアーム(7)と前輪(6)のナックルアー
    ム(11),(11)とをタイロッド(12),(1
    2)を介して連動連結し、前記ピットマンアーム
    (7)、アクチュエータ部(8)、タイロッド(1
    2),(12)を前輪(6)の前記車軸ケース(6A)
    の前方に配置して、前記ピットマンアーム(7)を車体
    フレーム(1)の下端より下方に配設し、ピットマンア
    ーム(7)の上部に前記タイロッド(12)を連結し、
    前記車体フレーム(1)の下端部にタイロッド(12)
    が挿通する切欠部(1c)を形成してある作業車のステ
    アリング構造。
  2. 【請求項2】 前記ピットマンアーム(7)を駆動する
    ステアリング装置(S)のアクチュエータ部(8)を、
    車体フレーム(1)に対して斜めに配置して、前後方向
    と左右方向の2方向から固定してある請求項1に記載の
    作業車のステアリング構造
  3. 【請求項3】 前記車軸(6a)よりも前方且つ上方に
    前支点(a)で左右揺動自在に前記ピットマンアーム
    (7)を配設し、前記前輪(6)の車軸ケース(6A)
    の前方に位置してその車軸ケース(6A)を前後軸芯
    (P)周りにローリング自在に車体フレーム(1)に支
    持させる前部車軸ホルダー(FH)の上部に前記ピット
    マンアーム(7)の後端を入り込み配置してある請求項
    1又は2に記載の作業車のステアリング構造。
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JPH08119129A JPH08119129A (ja) 1996-05-14
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