JP3172844U - おろし器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】おろし器のおろし金を複数の穴を設けた両面構造とし、穴を通過させる事でスリおろしが可能なおろし刃とした。また、柄を設け、取り外し可能な食材コンテナを設ける事により、手で持つ、テーブル上で、テーブルで支えてのスリおろしを可能とした。
【選択図】図1
Description
特許文献2には、「本発明は、このような従来のおろし器の問題点に注目し、おろし金面に対する野菜の押し付け角度変更を行わずとも、極めて効率良く野菜をすりおろすことができるおろし器を提供することが技術的課題である。」で「この湾曲おろし面部2Bは前記平坦おろし面部2Aからおろし金面2の他側の端部側へ至る程湾曲度合いが徐々に強くなる湾曲形状に形成したことを特徴とするおろし器に係るものである。」とあるようにおろし金の湾曲度合いを徐々強くなる形状としたものであるとともに皿などの上に載せてスリおろすものである。
また、特許文献3には、「おろし板11の手前側部分11aを上方に凸となるように大きく湾曲させるとともに、おろし板11の向こう側部分11bを略平らとなるようにし、これらの向う側部分11bと手前側部分11aとを滑らかに連続させたこと。」とあるようにおろし面を湾曲変化させたものであると共に、箱状のおろし容器に載置した載置タイプのおろし器である。
おろし枠に手で握る柄を設けると共に、おろし枠におろし金でおろした食材を受ける食材コンテナ部を取り付け取り外し可能に設けた。
また、前記おろし金の両面におろし刃を設けると共に、おろし枠の両面から食材コンテナ部を取り付け取り外し可能とした。また、前記おろし刃の穴部の一方を、おろし金の板面から穴の周辺を屋根状に途出させドーム状とし、おろし金板面から下側に凹みを形成し、おろし食材ブロックの断面を形成し易くする呼び溝を設けた。さらに、前記おろし刃の穴を略円形が連なった略ひょうたん型、ハート型とした。また、前記おろし刃の穴部の周辺に棘状の突起部を設け、前記おろし刃の穴、及び、棘状の突起部の大きさ、形状をおろし金の表裏で異なるものとした。その上、前記おろし枠の先端側に滑りを防止したエラストマー素材やゴム素材の座面を形成した。また、前記柄の先端側におろし刃の穴の形状、または、食材をおろしたときに形成される食材の断面形状を形にしたことを特徴とするおろし器である。
従来のおろし器は、(a)(b)(c)(d)(e)に示し、本考案のおろし器の実施例を(f)(g)(h)に示す。(a)(b)は、おろし部と一体に容器部が付いたタイプで、おろした食材が先端部の容器部に溜まるもので、(a)に示すように手で持っておろす。(b)に示すように台に掛けておろす事が出来る。(c)は載置タイプで台の上に置いた容器部におろし部を載せる形態であり、おろし部からおろした食材が容器に流れ込む。(d)は、台の上に置いた容器部(皿など)の上におろし部をかざし、おろすタイプを示す。(e)は、容器部の底に凸部を設け、おろし部を設けたものを示す。(f)は、おろし部の下に容器部を設けたおろし器で、手に持ちおろし、容器部に食材を溜めるものを示す。(g)は台と手で支えおろし部を斜めにした状態で食材をおろし、容器に食材を溜めるものを示す。(h)はおろし部から容器部を外した状態を示す。このように、本考案では、手で持ちおろす。台に掛けておろす。食材をおろし器に付いた容器に溜められる。溜めた食材をおろし器から容器を外すことで取り出す事が出来ることが大きな特徴である。
以降、本考案の実施の形態について、以下、図に基づいて説明する。
図3は本考案のおろし器1を使用している状態を示し、(a)は片手で空中に持ち、食材12をスリおろしている状態を示す。テーブルなどにスペースがなくともスリおろす事が可能である。食材12(例えば大根)はおろし金面を図で右から左方向に押しながら移動することにより、おろし刃4の穴に大根が引掛かり、大根がおろし刃4の穴を通り、下部に押し出されるようにおろされるものである。さらに、おろされた大根は食材コンテナに落ちて溜まる。このため、スリおろした大根が回りに飛び散ったり、汁をこぼしたりが防止される。一方(b)はおろし器の先端をテーブルに当て、柄を片手で支え、スリおろしている状態を示す。一方をテーブルに当てて使用するために安定性が増すと共に力が入れやすくなる。省スペースでも操作が可能である。
また、この時に穴部8は穴の中心から徐々に狭く(図中矢印方向に)なり、斜めにスライスされる動きになり切れを促進する。このような事から穴部の穴の形状を楕円形とすることによりスライス切り効果が一層高まる、更に円と楕円形を組み合わせることも考えられる。これらは、本考案の応用範囲と考える。
(c)は、おろし金のおろし刃4aの方向を上面、下面に向かってそれぞれ設けたものを示し、上面、下面の両面でスリおろしが可能となるものである。更に、図で示すように上面の穴部8は略四角に、下面の穴部81の穴の形状は略丸形に、上面に比べ下面は小さめにすることにより、スリおろし食材の大きさや形状を変える事が出来るものである。
(d)は、(c)の穴部8を略円形としの突起頂点に、棘状突起9を設けたおろし刃4bで、スリおろし時に棘状の突起が先に食材に刺さり、切り分け、よりスムーズにスリおろしを推進するものである。ここでは棘は一本であるが、複数本でも良い。
図7は、おろし刃とスリおろされた食材の断面形状を説明するものである。(a)は穴部が略円形のものを示し、スリおろしの断面15の形状と通過経緯線16、16aを二点鎖線と破線で示す。断面の形状の下部は食材を押し付けられ、変形、扁平してスリおろされ、その後、変形、扁平が元の状態に戻る。このようなことから、破線で示すように経過線が他の経過線と平行で示していない。(b)は略円形の穴部を連ねた形状の穴を有したおろし刃4iを示し、略円形が連なったスリおろしの断面15となる穴部を設けた例を示す。幅広のスリおろし食材が得られる。(c)は、ハート型のスリおろしの断面15となる穴部を設けた例を示す。これにより食感ばかりか、このように見た目にも楽しいスリおろしした食材が得られる。
図8は、おろし器1の他の実施例を示し、柄の先端がハート型14を表した形状としている。おろし刃の形状や、スリおろした食材の断面形状を表現したもので、どのようなスリおろしが出来るかを表現する事が出来る。ここでは、形状で表したが、形状を印刷するなどでも良い。
Claims (10)
- 野菜やチーズなどをおろすおろし器において、
薄板状のおろし金の周囲におろし枠を設け、
おろし金に穴を設けて穴部としたおろし刃を複数設け、
おろし枠に手に握る柄を設け、
おろし枠におろし金でおろした食材を受ける食材コンテナ部を取り付け取り外し可能に設けたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1に記載のおろし器において、
前記おろし金の両面におろし刃を設けると共に、
おろし枠の両面から食材コンテナ部を取り付け取り外し可能としたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から2の何れか一項に記載のおろし器において、
前記おろし刃の穴部の一方を、おろし金の板面から穴の周辺を屋根状に途出させたドーム部を形成したことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から3の何れか一項に記載のおろし器において、
前記おろし刃穴部のドーム部の他方を、おろし金板面から下側に凹みを形成し、おろし食材ブロックの断面を形成し易くする呼び溝を設けたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から4の何れか一項に記載のおろし器において、
前記おろし刃の穴を略円形が連なった略ひょうたん形、ハート形、角形としたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から5の何れか一項に記載のおろし器において、
前記おろし刃の穴の大きさ、形状を、おろし金の表裏で異なるものとしたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から6の何れか一項に記載のおろし器において、
前記おろし刃の穴部の周辺に棘状の突起部を設けたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項7に記載のおろし器において、
前記おろし刃の棘状の突起部の大きさ、形状を、おろし金の表裏で異なるものとしたことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から8何れか一項に記載のおろし器において、
前記おろし枠の先端側に滑りを防止したエラストマー素材やゴム素材の座面を形成したことを
特徴とするおろし器。 - 請求項1から9何れか一項に記載のおろし器において、
前記柄の先端側におろし刃の穴の形状、または、食材をおろしたときに形成される食材の断面形状を形にしたことを
特徴とするおろし器。
Priority Applications (1)
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JP2011006258U JP3172844U (ja) | 2011-10-25 | 2011-10-25 | おろし器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011006258U JP3172844U (ja) | 2011-10-25 | 2011-10-25 | おろし器 |
Publications (1)
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JP3172844U true JP3172844U (ja) | 2012-01-12 |
Family
ID=48000160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011006258U Expired - Fee Related JP3172844U (ja) | 2011-10-25 | 2011-10-25 | おろし器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3172844U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5622962B1 (ja) * | 2014-06-27 | 2014-11-12 | 株式会社レーベン販売 | ドーム部が傾斜しているおろし器 |
JP3200343U (ja) * | 2015-07-29 | 2015-10-15 | 株式会社レーベン販売 | ミニおろし器 |
JP2015198900A (ja) * | 2014-08-27 | 2015-11-12 | 株式会社レーベン販売 | ドーム部が傾斜しているおろし器 |
JP2016129892A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 株式会社アマダホールディングス | 補助金型ユニット |
-
2011
- 2011-10-25 JP JP2011006258U patent/JP3172844U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015198889A (ja) * | 2014-06-27 | 2015-11-12 | 株式会社レーベン販売 | ドーム部が傾斜しているおろし器 |
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