JP3200343U - ミニおろし器 - Google Patents

ミニおろし器 Download PDF

Info

Publication number
JP3200343U
JP3200343U JP2015003809U JP2015003809U JP3200343U JP 3200343 U JP3200343 U JP 3200343U JP 2015003809 U JP2015003809 U JP 2015003809U JP 2015003809 U JP2015003809 U JP 2015003809U JP 3200343 U JP3200343 U JP 3200343U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
grater
grated
hole
bulging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015003809U
Other languages
English (en)
Inventor
高部 篤
篤 高部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leben Hanbai KK
Original Assignee
Leben Hanbai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leben Hanbai KK filed Critical Leben Hanbai KK
Priority to JP2015003809U priority Critical patent/JP3200343U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3200343U publication Critical patent/JP3200343U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

【課題】家庭において食材を簡便に所定の形状におろすためのおろし器を提供する。【解決手段】食材を摺動させておろすためのおろし面10bを備え、おろし面10bには、複数の第1刃部40と複数の第2刃部50とが形成され、おろし面10bは、前後方向における長さが60mm〜140mmである。【選択図】図6

Description

本考案は、おろし器に関する。
従来、おろし器には、食材を細かくおろして薬味等とするためのおろし器(例えば、特許文献1を参照)と、野菜等の食材を細長くおろして千切りとするためのおろし器(例えば、特許文献2を参照)がある。
実開平4−80447号公報 特公平4−50159号公報
上記のようなおろし器は、別々の商品として市販されているため、各家庭においては薬味用と千切り野菜用におろし器を2種類揃えなければならず、余分なコストと余分な収納スペースが取られてしまう。また、薬味と千切り野菜を同時に必要とする料理においても、二つのおろし器を使うことになり、作業スペースや段取り時間、洗浄の面でも経済的ではない。
また、上記のようなおろし器は、作業台やボール等に乗せておろし作業を行わなければならず、そのような作業台等がなく作業スペースも取れない場合もあり、簡便さにかける。
また、上記特許文献2に記載のおろし器は、食材が膨出部と透孔を通っておろされるが、膨出部の開口と透孔から構成される進入口の形状を調整できず、おろされた食材の断面形状を調整できないという問題がある。
また、同じ食材でも、その風味を十分に楽しむために、同時に異なる大きさや形状に切削して料理に用いる場合があるが、上記おろし器はこのようなニーズに応えられない。
本考案は、上記の課題の少なくとも一つを解決するためのもので、家庭において簡便に所定の形状に食材をおろすためのおろし器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るおろし器は、食材を摺動させておろすためのおろし面を備え、前記おろし面には、複数の第1刃部と複数の第2刃部とが形成され、前記おろし面は、前後方向における長さが60mm〜140mmである。
また、前記第1刃部は、前記おろし面から立てられて形成された突起刃群を含み、前記第2刃部は、前記おろし面に形成された貫通孔である潜り孔と、前記おろし面から幅を広げながら膨出し前記潜り孔の縁に至る膨出刃と、を含んでもよい。
また、前記第1刃部は、さらに、前記おろし面において前記突起刃群の近傍に形成された貫通孔である落下孔を含んでもよい。
また、前記第2刃部は、さらに、前記おろし面から幅を広げながら凹下し前記潜り孔の縁に至る凹下部を含んでもよい。
また、前記第1刃部と前記第2刃部とは、一方が前記おろし面の表面に形成され、他方が前記おろし面の裏面に形成されていてもよい。
また、前記第1刃部は、前記おろし面の表面及び裏面の両方に形成され、且つ、前記おろし面の表面及び裏面において前記突起刃群の突起刃の大きさが異なってもよい。
また、前記第2刃部は、前記おろし面の表面及び裏面の両方に形成され、且つ、前記おろし面の表面及び裏面において少なくとも前記膨出刃の大きさが異なってもよい。
また、前記おろし器は、前記おろし面に着脱可能に取り付けられ、おろされた食材を収納するためのトレーを備え、前記トレーは、少なくとも前後方向において後方から1/2を占める部分が椀状に形成され、残りの部分が前方に向かって傾斜状に形成されていてもよい。
本考案によれば、家庭において食材を簡便に所定の形状におろすためのおろし器を提供することができる。
実施形態1に係るおろし器を示す図である。 実施形態1に係るおろし器の第1刃部を説明するための図である。 実施形態1に係るおろし器の第2刃部を説明するための図である。 実施形態1の変形例1に係るおろし器を示す図である。 実施形態1の変形例1に係るおろし器の第2刃部を説明するための図である。 実施形態2に係るおろし器を示す図である。 実施形態2に係るおろし器の使用状態を説明するための図である。 実施形態2に係るおろし器の使用状態を説明するための図である。 実施形態3に係るおろし器を示す図である。 実施形態3に係るおろし器の第2刃部を説明するための図である。 本願に係るおろし器の他の例を示す図である。 本願に係るおろし器の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して本願に係るおろし器の実施形態の例を説明する。なお、本願においては、後述の柄に近い方向を後方とし、その反対方向を前方とする。また、後述のトレーが取り付けられる面を裏面とし、反対の面を表面とする。また、柄を下方にして表面に向かって左方向を左側とし、右方向を右側とする。
<実施形態1>
図1は実施形態1に係るおろし器1を示す図で、図1(a)はその平面図、図1(b)はその正面図である。おろし器1は、食材を摺動させておろすためのおろし面10と、おろし面10に接続して形成され、おろし器1を把持するための柄20と、おろし面10に着脱可能に取り付けられ、おろされた食材を収納するためのトレー30と、を備える。
おろし面10は、おろし金11とおろし金11を囲うように形成されたおろし枠12とを含む。おろし金11は、後述の突起刃群42を、例えば図2(b)で示すようにおろし金11の一部を屈曲させて形成する場合は、例えば、0.2〜0.5mmのステンレス鋼板が用いられる。一方、後述の突起刃群42を、例えば図2(a)で示すようにおろし金11から抉り起こして形成する場合は、例えば、0.5〜1.2mmの銅板が用いられる。
おろし金11には、部分的に板厚が異なる鋼板を用いてもよい。例えば、部分的にロールし薄くしたり、部分的に溶着などで厚い板を張り付けたりして、部分的に板厚が異なる金属板を得る。そして、薄い部分には、図2(b)に示したような突起群42や、後述の図3に示すような、潜らせるタイプの刃を形成する。厚い部分には、図2(a)で示したような突起群42を抉り起こして形成する。
おろし面10は、例えば、プラスチック樹脂やエラストマー樹脂等でおろし金11をインサート成型して形成される。おろし枠12は、表裏両面において、前方の左右両側にそれぞれ、一対の押さえ片と溝からなる係止溝13が形成される。また、おろし枠12は、後方中央に係止孔14が設けられる。
トレー30は、前方の左右両側に図示しない突起が設けられ、後方には二つの爪を有するフック31が設けられる。トレー30は、二つの突起がおろし枠12の係止溝13に挿着され、フック31の二つの爪がおろし枠12の係止孔14に嵌め込まれることによって、おろし枠12に着脱可能に取り付けられる。なお、おろし器1は、トレー30を用いずに、食材を調理用ボールや鍋などの中に、又は用いられる料理の上に、直接おろしてもよいことは言うまでもない。
おろし面10のおろし金11には、複数の第1刃部40と、第1刃部40と異なる形状の複数の第2刃部50とが形成される。複数の第1刃部40と複数の第2刃部50とは、おろし面10において、それぞれ異なる領域に形成される。図1には、複数の第1刃部40が前方領域に形成され、複数の第2刃部50が後方領域に形成されている例を示しているが、これに限定するものではなく、複数の第1刃部40が後方領域に形成され、複数の第2刃部50が前方領域に形成されてもよい。または、複数の第1刃部40が左側領域に形成され、複数の第2刃部50が右側領域に形成されてもよい。
第1刃部40は、食材がおろし面10において摺動する際に、食材に当接して当接した部分の食材を掻きおろすものである。第1刃部40は、おろし面に形成された貫通孔である落下孔41と、落下孔41の近傍においておろし面10から立てられて形成された突起刃群42と、を含む。落下孔41の近傍に形成される突起刃群42の突起刃の数は、適宜設定することができるが、好ましくは2〜15個程度である。
図2は、第1刃部40を説明するための図である。第1刃部40は、図2(a)に示すように、突起刃群42が落下孔41の同じ側に形成されてもよいし、図2(b)に示すように、突起刃群42が落下孔41を囲うように形成されてもよい。また、図2(a)に示すように、おろし金11から抉り起こして形成してもよいし、図2(b)に示すようにおろし金11の一部を屈曲させて形成してもよい。なお、図1に示す第1刃部40は、突起刃群42が落下孔41を囲うように形成され、おろし金11の一部を屈曲させて形成されたものである。
第2刃部50は、食材がおろし面10において摺動する際に、食材に当接して当接した部分の食材に切り込んでそれを潜(くぐ)らせておろす部分である。第2刃部50は、潜り孔51と、おろし金11から幅を広げながら膨出して潜り孔51の縁に至る膨出刃52と、を含む。
図3は、第2刃部50を説明するための図で、図3(a)はその平面図、図3(b)はその長軸方向における(A−A線)断面図、図3(c)はその短軸方向における(B−B線)断面図、図3(d)は使用状態を説明するためのである。図示のように、ここでは、膨出刃52はドーム形状に形成されている。
第2刃部50は、膨出刃52の縁53、即ち潜り孔51の縁の一部を盛り上げて形成された縁53が、刃となって食材に切り込む。図3(a)に示すように、平面視において、膨出刃52の縁53と、潜り孔51の縁54とで略円形状をなしている。また、図3(c)に示すように、膨出刃52の縁53は、側面視略半円形状をなしている。
おろし作業の際には、図3(d)に示すように、食材Fは摺動方向の前方において待ち構えている膨出刃52の縁53に当接し、切り込まれた後、さらに摺動方向に推し進められることによって、切り込まれて離断しつつある部分fが潜り孔51を潜ってそのまま裏面方向に進み、細長い千切りにおろされる。
複数の第1刃部40と複数の第2刃部50は、突起刃群42と膨出刃52とが、おろし金11の異なる面に形成される。図1には、突起刃群42が裏面側に形成され、膨出刃52が表面側に形成されている例を示しているが、この逆であってもよい。
これによって、千切り野菜をおろす場合は、おろし面10の表面を上にして、トレー30を裏面に取り付けた状態で、膨出刃52が形成されているおろし面10の後方領域において食材をおろすことができる。また、薬味等をおろす場合は、トレー30を逆方向に取り付けて、突起刃群42が形成されている面を表面として、おろし面10の前方領域において食材をおろすことができる。
このように、おろし器1を用いることによって、薬味と千切りを1つのおろし器でおろすことができ、2種類のおろし器を備えることによる余分なコストと余分な収納スペースを節約できる。また、薬味と千切り野菜を同時に必要とする料理においても、1つのおろし器で、手早く作業ができ、作業スペースや段取り時間、洗浄の面でも経済的である。
なお、突起刃群42と膨出刃52とがおろし金11の同じ面に形成され、前方領域においては薬味、後方領域においては千切りをおろすことができることは言うまでもない。また、以上では、トレー30を備えるものとして説明したが、トレー30を備えずに、おろし面10と柄20からなるおろし器をボール等に載せる等して用いてもよい。また、おろし面10のみからおろし器を構成してボール等に載せして用いてもよい。
また、第1刃部40は、例えば、突起刃群42をおろし金11から抉り起こして形成する場合等では、落下孔41を含めなくても良いことは、言うまでもない。
<実施形態1の変形例1>
図4は、実施形態1の変形例1に係るおろし器1aを示す図で、図4(a)はその平面図、図4(b)はその正面図である。図5は、おろし器1aの第2刃部を説明するための図で、図5(a)はその平面図、図5(b)はその長軸方向における(A−A線)断面図である。おろし器1aは、第1刃部及び第2刃部以外は、実施形態1に係るおろし器1と同様であるため、以下では異なる点を説明する。
おろし面10aには、落下孔の大きさ及び突起刃群の大きさが異なる2種類の第1刃部410、第1刃部420が形成される。第1刃部410の落下孔411は、第1刃部420の落下孔421より前後方向において幅広く形成され、第1刃部410の突起刃群412は、第1刃部420の突起刃群422よりピッチ及び高さが大きく形成される。また、突起刃群412及び突起刃群422は、一方がおろし面10aの表面に形成され、他方がおろし面10aの裏面に形成される。
また、おろし面10aには、潜り孔の大きさ及び膨出刃の大きさが異なる2種類の第2刃部510、第2刃部520が形成される。第2刃部510の潜り孔511は、第2刃部520の潜り孔521より前後及び左右方向において幅広く形成され、第2刃部510の膨出刃512は、第2刃部520の膨出刃522より前後及び左右方向において幅が広く形成される。また、膨出刃512及び膨出刃522は、一方がおろし面10aの表面に形成され、他方がおろし面10aの裏面に形成される。
図4及び図5には、第2刃部510の膨出刃512が裏面に形成され、第2刃部520の膨出刃522が表面に形成されている例を示しているが、この逆であってもよい。
これによって、おろし器1aは、上記効果以外に、さらに、食材を、大きさが異なる2種類の薬味、大きさが異なる2種類の千切りにおろすことができる。
<実施形態2>
図6は、実施形態2に係るおろし器1bを示す図で、図6(a)はその平面図、図6(b)はその正面図である。以下では実施形態1と共通する部分については同様な符号を用いてその説明を省略し、異なる点を説明する。
おろし器1bは、食材を摺動させる面であるおろし面10bと、おろし面10bに接続して形成され、おろし器1を把持するための柄20bと、おろし面10bに着脱可能に取り付けられ、おろされた食材を収納するためのトレー30bと、を備える。
実施形態1に係るおろし面10と異なり、おろし面10bにおいて、複数の第1刃部40と複数の第2刃部50とは、所定の間隔をおいて交互に形成される。第1刃部40と第2刃部50は、一方がおろし面10bの表面に形成され、他方がおろし面10bの裏面に形成される。図6に示すおろし器10bは、第1刃部40が裏面に形成され、第2刃部50が表面に形成されたものである。図6(a)には、前方から後方に向かって、1列の第1刃部40と2列の第2刃部50が交互に形成される例を示しているが、これに限定されるものではなく、1列の第1刃部40と1列の第2刃部50が交互に形成されてもよいし、2列の第1刃部40と3列の第2刃部50が交互に形成されてもよい。
おろし面10bは、手に収まる大きさに形成される。ここで、おろし面10bの前後方向における長さLgは60mm〜140mmの範囲に形成される。より好ましくは、おろし面10bの前後方向における長さLgは80mm〜120mmの範囲に形成される。また、好ましくは、おろし面10bの左右方向における幅Wは50mm〜120mmの範囲に形成される。また、おろし枠12bは、前方の枠部及び後方の枠部の幅が10mm〜20mmで、左方の枠部及び右方の枠部の幅が5mm〜10mm程度である。
柄20bは、末端21bが、表・裏面においても、左・右側においても丸味を帯びた形状に形成される。
トレー30bは、手に収まる大きさに形成される。トレー30bは、少なくとも前後方向において後方から1/2を占める部分が椀状に形成され、残りの部分が前方に向かって傾斜状に形成されている。より具体的には、例えば、図6(b)に示すように、トレー30bは、前後方向において後方から約2/3を占める部分が椀状の椀状部32bに形成され、残りの約1/3を占める部分が前方に向かって正面視傾斜状の傾斜部33bに形成される。トレー30bは、前後方向における長さLtが45mm〜125mmで、深さDtが15mm〜80mmである。
図7(a)に示すように、おろし作業の際には、おろし器1bは、おろし面10bが手に収まる大きさに形成され、裏面にトレー30bが取り付けられているため、手に載せて作業をするができる。これによって、上記記載効果以外に、さらに、作業台や作業スペースを必要とすることなく食材をおろすことができる。例えば、食卓において、各人が食材を好きな量だけ、好きな状態(薬味又は千切り)におろして利用することができる。特に、お年寄りや子供がいる家庭において、食材の大きさや食材の種類を調整しなければならない場合、便利である。
また、柄20bが表面、裏面においても、左側、右側においても丸味を帯びた形状に形成されているため、手首が柄20bに当たっても不快に感じることなく作業を行うことができる。また、トレー30bが、傾斜部33b及び椀状部32bが手にものを載せた自然な状態に近い形に形成されているため、疲れや痛みを感じることなく、片手でトレー30bを支持しながら、快適に作業をすることができる。
また、図7(b)に示すように、おろし作業の際に、空振りしたり、滑ったりした場合でも、おろし面10bから離れるため、怪我をすることがなく作業をすることができる。これによって、お年寄りや子供でも自ら食材をおろして利用することができる。
なお、おろし器1bは、図8に示すように、作業台や机等に載せておろし枠12bの前方部分で当接して、おろし作業を行えることは言うまでもない。おろし枠12b及び柄部30bにエラストマー樹脂を用いることによって、おろし器1bが作業の際に滑ることを防止することができる。
<実施形態3>
図9は、実施形態3に係るおろし器1cを示す図である。以下では実施形態1と共通する部分については同様な符号を用いてその説明を省略し、異なる点を説明する。
おろし器1cは、食材を摺動させておろすためのおろし面10cと、おろし面10cに接続して形成され、おろし器1cを把持するための柄20と、おろし面10cに着脱可能に取り付けられ、おろされた食材を収納するためのトレー30と、を備える。
おろし面10cには、複数の第1刃部40cと、第1刃部40cと異なる複数の第2刃部50cとが形成される。複数の第1刃部40cと複数の第2刃部50cとは、おろし面10において、それぞれ異なる領域に形成される。図9には、略中央領域に第2刃部50cが形成され、これを挟んで前方及び後方領域に第1刃部40cが形成される例を示している。
第1刃部40cは、落下孔の大きさ及び突起刃の大きさが異なる2種類の第1刃部410、第1刃部420に形成される。第1刃部410及び第1刃部420は、実施形態1の変形例1に係る第1刃部と同様であるため、ここでは説明を省略する。
第2刃部50cは、食材がおろし面10において摺動する際に、食材に当接して当接した部分の食材に切り込んでそれを潜らせておろす部分である。第2刃部50cは、潜り孔51cと、おろし金11cから幅を広げながら膨出し潜り孔51cの縁に至る膨出刃52cと、おろし金11から幅を広げながら凹下し潜り孔51cの縁に至る凹下部55cを含む。第2刃部50cは、膨出刃52cの開口を形成する縁53c、即ち潜り孔51cの縁の一部を盛り上げて形成された縁53cが、刃となって食材に切り込む。
図10は、第2刃部50cを説明するための図で、図10(a)はその平面図、図10(b)その長軸方向における(A−A線)断面図、図10(c)はその短軸方向における(B−B線)断面図である。図示のように、ここでは、膨出刃52cはドーム形状に形成されている。
図10(a)に示すように、平面視において、膨出刃52cの縁53cと、潜り孔51cの縁54cとで略円形状をなしている。また、図10(c)に示すように、膨出刃52cの縁53cと凹下部55cの縁とで、食材の進入口は円形状に近い形状をなしている。
これによって、実施形態1及びその変形例1に記載の効果が得られると共に、膨出刃53cと凹下部55cとで構成される食材の進入口を円形状に近い形状に形成することができ、おろされた食材の断面を円形状に近付けることができる。また、食材を誘導しやすくすることができる。
また、以上では膨出刃52cがドーム形状に形成される例を説明したが、膨出刃52cは正面視略三角形状や長方形状に形成されてもよい。また、凹下部55cも対応して略三角形状や長方形状に凹下して形成されてもよい。例えば三角形状にした場合には、食材の進入口を略菱形に形成することができ、おろされた食材の断面を菱形に近付けることができる。
以上、本考案に係るおろし器の実施形態を説明したが、これらは本考案の実施形態の一例に過ぎず、本考案はこれらに限定されるものではない。本考案には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
例えば、おろし金にはプラスチック樹脂が用いられても良い。
また、第1実施形態に係るおろし器は、図11に示すように、おろし面10を、前方領域において第1刃部410及び第2刃部510を含ませ、後方領域において第1刃部420及び第2刃部520を含ませるように形成することができる。図11に示す第1刃部410の突起刃群412及び第2刃部510の膨出刃512は、おろし面10の裏面に形成され、第1刃部420の突起刃群422及び第2刃部520の膨出刃522は、おろし面の表面に形成されている。第1刃部410及び420、第2刃部510及び520の構成については実施形態1の変形例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
このように、第1刃部と第2刃部を同じ領域に含めることによって、食材を一回のおろし作業で薬味と千切りにおろすことができる。これによって、例えば、薬味と千切りを同じ料理に同時に加えることができ、薬味で料理全体に広がる風味を楽しむと同時に千切りでさらに味を堪能することができる。
なお、第1刃部410の突起刃群412及び第2刃部510の膨出刃512が、おろし面10の表面に形成され、第1刃部420の突起刃群422及び第2刃部520の膨出刃522が、おろし面の裏面に形成されてもよい。
また、図12に示すように、本願に係るおろし器は、おろし面10dとおろされた食材を収納するための収納ケース60とを含み、おろし面10dが収納ケース60に着脱可能に載置されるように形成されてもよい。
1、1a、1b、1c おろし器
10、10a、10b、10c おろし面
11、11a、11b、11c おろし金
12、12b おろし枠
20、20b 柄
30、30b トレー
40、40c 第1刃部
41 落下孔
42 突起刃群
50、50c 第2刃部
51、51c 潜り孔
52、52c 膨出刃
55c 凹下部

Claims (8)

  1. 食材を摺動させておろすためのおろし面を備え、
    前記おろし面には、複数の第1刃部と複数の第2刃部とが形成され、
    前記おろし面は、前後方向における長さが60mm〜140mmである
    ことを特徴とするおろし器。
  2. 請求項1に記載のおろし器であって、
    前記第1刃部は、前記おろし面から立てられて形成された突起刃群を含み、
    前記第2刃部は、前記おろし面に形成された貫通孔である潜り孔と、前記おろし面から幅を広げながら膨出し前記潜り孔の縁に至る膨出刃と、を含む
    ことを特徴とするおろし器。
  3. 請求項2に記載のおろし器であって、
    前記第1刃部は、さらに、前記おろし面において前記突起刃群の近傍に形成された貫通孔である落下孔を含む
    ことを特徴とするおろし器。
  4. 請求項2又は3に記載のおろし器であって、
    前記第2刃部は、さらに、前記おろし面から幅を広げながら凹下し前記潜り孔の縁に至る凹下部を含む
    ことを特徴とするおろし器。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載のおろし器であって、
    前記第1刃部と前記第2刃部とは、一方が前記おろし面の表面に形成され、他方が前記おろし面の裏面に形成されている
    ことを特徴とするおろし器。
  6. 請求項2〜4のいずれか一項に記載のおろし器であって、
    前記第1刃部は、前記おろし面の表面及び裏面の両方に形成され、且つ、前記おろし面の表面及び裏面において前記突起刃群の突起刃の大きさが異なる
    ことを特徴とするおろし器。
  7. 請求項2〜4のいずれか一項又は請求項6に記載のおろし器であって、
    前記第2刃部は、前記おろし面の表面及び裏面の両方に形成され、且つ、前記おろし面の表面及び裏面において少なくとも前記膨出刃の大きさが異なる
    ことを特徴とするおろし器。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のおろし器であって、
    前記おろし器は、前記おろし面に着脱可能に取り付けられ、おろされた食材を収納するためのトレーを備え、
    前記トレーは、少なくとも前後方向において後方から1/2を占める部分が椀状に形成され、残りの部分が前方に向かって傾斜状に形成されている
    ことを特徴とするおろし器。
JP2015003809U 2015-07-29 2015-07-29 ミニおろし器 Expired - Fee Related JP3200343U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003809U JP3200343U (ja) 2015-07-29 2015-07-29 ミニおろし器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015003809U JP3200343U (ja) 2015-07-29 2015-07-29 ミニおろし器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3200343U true JP3200343U (ja) 2015-10-15

Family

ID=54330324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003809U Expired - Fee Related JP3200343U (ja) 2015-07-29 2015-07-29 ミニおろし器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3200343U (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5570593A (en) * 1978-11-07 1980-05-28 David Peter Harris Grater doubling as slicer for food
JPH08150085A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 I Kogyo Kk 野菜調理器及び野菜調理器による切削方法
JP3172844U (ja) * 2011-10-25 2012-01-12 株式会社レーベン販売 おろし器
JP3172843U (ja) * 2011-10-25 2012-01-12 株式会社レーベン販売 おろし器
JP3191402U (ja) * 2014-04-10 2014-06-19 株式会社レーベン販売 ドーム部の傾斜方向が異なるおろし器
JP5622962B1 (ja) * 2014-06-27 2014-11-12 株式会社レーベン販売 ドーム部が傾斜しているおろし器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5570593A (en) * 1978-11-07 1980-05-28 David Peter Harris Grater doubling as slicer for food
JPH08150085A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 I Kogyo Kk 野菜調理器及び野菜調理器による切削方法
JP3172844U (ja) * 2011-10-25 2012-01-12 株式会社レーベン販売 おろし器
JP3172843U (ja) * 2011-10-25 2012-01-12 株式会社レーベン販売 おろし器
JP3191402U (ja) * 2014-04-10 2014-06-19 株式会社レーベン販売 ドーム部の傾斜方向が異なるおろし器
JP5622962B1 (ja) * 2014-06-27 2014-11-12 株式会社レーベン販売 ドーム部が傾斜しているおろし器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3172843U (ja) おろし器
USD863873S1 (en) Food processor container
USD881634S1 (en) Appliance for cooking eggs and other foodstuffs
USD912463S1 (en) Utensil set handle
US20020017198A1 (en) Method and apparatus for deep frying a food product
US7638740B1 (en) Bite-sized waffle making assembly and bite-sized waffle produced thereby
JP3200333U (ja) 複合おろし器
USD941079S1 (en) Food slicer and grater device
JP3200343U (ja) ミニおろし器
JP3172844U (ja) おろし器
KR102655884B1 (ko) 기름배출이 용이하게 하는 곱창용 프라이팬
EP2591708A1 (en) Scoop used in cooking and/or portioning food
US10736467B1 (en) Cooking utensil
RU29827U1 (ru) Заготовка для бутерброда
JP3172247U (ja) まな板
JP3201627U (ja) 焼き網
US20050217496A1 (en) Method and apparatus for making pancakes
USD964092S1 (en) Lid for food processor
KR102261307B1 (ko) 재료 붙음 방지용 부엌칼
US20210386241A1 (en) Stuffed waffle utensil
USD532643S1 (en) Skewered food roaster
USD995195S1 (en) Cake serving and preserving utensil
CN214128228U (zh) 一种三明治机
USD1026529S1 (en) Barbecue grill
USD993708S1 (en) Food blender

Legal Events

Date Code Title Description
A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20150730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3200343

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees