JP3172399U - 携帯用枕 - Google Patents

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充代 杉若
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充代 杉若
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【課題】座席の背もたれ部に対して頸部を自然な状態で支持することができる携帯用枕を提供する。
【解決手段】携帯用枕1は、人の頸部の後方から装着可能に構成され、可撓性部材からなる密封袋体の内部に空気が充填されてなるものであって、人の頸部の後方に配置され、左右方向に延在する後方クッション部10と、後方クッション部10の左端部に連結され、人の頸部の左方に配置される左方クッション部20と、後方クッション部10の右端部に連結され、人の頸部の右方に配置される右方クッション部30とを備えている。後方クッション部10は、人の頸部の後方から装着されて座席の背もたれ部に人がもたれたときに、人の頸部と座席の背もたれ部との間に生じる隙間以下の直径で形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、座席で睡眠をとる際に人の頸部の後方から装着される携帯用枕に関する。
例えば、電車、自動車、飛行機などの乗り物で長距離移動するときなどのように、長時間座席に座る場合に睡眠をとることがある。このように座席で睡眠をとる際に、頭部の重みによって人の頸部が側方に傾いてしまうため、睡眠がとりづらいものであった。
そこで、睡眠をとり易くするため、人の頸部の側方を支持するものとして従来より携帯用枕が知られており、例えば下記特許文献1および特許文献2に開示されている。
この携帯用枕100は、図6(a)に示すように、全体的に略均等な太さで湾曲形状に形成されており、座席に座る際に人の頸部Nの後方から装着されるものである。
特開2004−275571号公報 実用新案登録第2588929号
しかしながら、従来の携帯用枕100は、人の頸部Nが側方に傾かないように支持するものの、図6(b)に示すように、座席Sの背もたれ部Saに携帯用枕100の後方部101が当接し、人の頭部Hが座席Sに背もたれ部Saから浮いて前のめりの状態になってしまう。特に、近年の座席は、頭部を支持する部分が前方に迫り出すように設計されている場合が多く、該座席で携帯用枕100を使用すると、頭部Hの前のめりの状態がよりきついものとなる。このため、人の頸部Nに負担がかかってしまい、これが原因で睡眠がとりづらいという問題があった。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされてものであって、座席の背もたれ部に対して頸部を自然な状態で支持することができる携帯用枕を提供することを目的とする。
本考案に係る携帯用枕は、上記の目的を達成するために、人の頸部の後方から装着可能に構成され、可撓性部材からなる密封袋体の内部に空気および/または柔軟性を有する中材が充填されてなるものである。この携帯用枕は、人の頸部の後方に配置され、左右方向に延在する後方クッション部と、後方クッション部の左端部に連結され、人の頸部の左方に配置される左方クッション部と、後方クッション部の右端部に連結され、人の頸部の右方に配置される右方クッション部とを備え、後方クッション部は、人が座席の背もたれ部にもたれたときに人の頸部と座席の背もたれ部との間に生じる隙間以下の直径で形成されていることを特徴とする。
これによれば、後方クッション部が人の頸部と座席の背もたれ部との間に生じる隙間以下の直径で形成されていることによって、人の頸部の後方から装着した際に後方クッション部が人の後頭部および背部より後方側に突出しないため、人の後頭部が座席の背もたれ部に当接し、座席の背もたれ部に対して頸部を自然な状態で支持することができる。
また、後方クッション部は、左方クッション部および右方クッション部の両後端部より前方側に設けられているのが好ましい。これによれば、後方クッション部が左方クッション部および右方クッション部の両後端部より前方側に設けられているため、人の頸部の後方から装着した際に人が座席の背もたれ部にもたれていくと、左方クッション部および右方クッション部の両後端部が座席の背もたれ部によって前方側に押し返される。これにより、左方クッション部および右方クッション部が後方クッション部を中心にして人の頸部を挟み込む態様で互いに近接方向に変形していくため、該左方クッション部および右方クッション部によって人の頸部の左右両側が挟まれ、人の頸部全体を安定して支持することができる。
また、後方クッション部は直径が3〜5cmの範囲内で形成されているのが好ましい。これによれば、多くの人の頸部の後側の形状に対応することができる。
また、後方クッション部、左方クッション部および右方クッション部の外周面全体を被覆するカバー部材が設けられ、該カバー部材は後方クッション部の上方位置または下方位置に、左方クッション部および右方クッション部を出し入れ可能な大きさの開口部が左右方向に延びる態様で形成されているのが好ましい。これによれば、本携帯用枕の外周面全体を被覆するカバー部材に対して本携帯用枕を容易に出し入れすることができる。
本考案によれば、後方クッション部が人の頸部と座席の背もたれ部との間に生じる隙間以下の直径で形成されていることによって、人の頸部の後方から装着した際に後方クッション部が人の後頭部および背部より後方側に突出しないため、人の後頭部が座席の背もたれ部に当接し、座席の背もたれ部に対して頸部を自然な状態で支持することができる。したがって、頭部が前のめりの状態にならないため、人の頸部に負担がかからず、睡眠をとり易くなる。また、人の頸部に負担がかからないため、寝起きに頸部を痛めることを防止することが可能になる。
本実施形態の携帯用枕を示す斜視図である。 携帯用枕を示す(a)平面図と、(b)正面図である。 携帯用枕の変形の状況を示す平面図である。 携帯用枕の使用状況を示す要部の側面図である。 カバー部材が設けられた携帯用枕の斜視図である。 従来の携帯用枕を示す(a)平面図と、(b)使用状況を示す側面図である。
次に、本考案に係る携帯用枕の一実施形態について図1〜図4を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る携帯用枕1は、図1に示すように、左右方向に延在する後方クッション部10と、後方クッション部10の左端部に連結される左方クッション部20と、後方クッション部10の右端部に連結される右方クッション部30とを備えている。
この携帯用枕1は、同一形状に切り抜かれた2枚の可撓性部材(例えば塩化ビニルなどの合成樹脂製シート材)を重ね合わせて、それらの周縁部をシール加工し、内部全体が連通した密閉袋体が形成される。この密封袋体の表面(ここでは後方クッション部10の上面)に設けられた空気注入口1aから内部に空気が充填されることによって、携帯用枕1は、図1に示すように、後方クッション部10、左方クッション部20および右方クッション部30の各々が膨らんだ状態となされる。
また、この携帯用枕1は、左方クッション部20および右方クッション部30が後方クッション部10について対照的に構成されており、人の頸部Nの後方から本携帯用枕1が装着されることによって、後方クッション部10が人の頸部Nの後方に配置され、左方クッション部20が人の頸部Nの左方に配置されるとともに、右方クッション部30が人の頸部Nの右方に配置される。このため、左方クッション部20および右方クッション部30によって、人の頸部Nが側方に傾かないように柔軟に支持することができる。
本実施形態に係る前記後方クッション部10は、図2(a)および図2(b)に示すように、左方クッション部20および右方クッション部30より細長い形状で形成され、人の頸部Nと座席Sの背もたれ部Saとの間に生じる隙間以下の直径dで形成されている。これにより、図4に示すように、本携帯用枕1を人の頸部Nの後方から装着した際に後方クッション部10が人の後頭部Haおよび背部Bより後方側に突出しないため、人が座席Sの背もたれ部Saにもたれたときに人の頭部Hが座席Sの背もたれ部Saに当接し、座席Sの背もたれ部Saに対して頸部Nを自然な状態で支持することができる。また、この後方クッション部10は、具体的に直径dが3〜5cmの範囲で形成されており、これにより多くの人の頸部Nの後側の形状に対応することができる。
ここで、後方クッション部10の直径dが3〜5cmの範囲で形成されることとしたのは、後方クッション部10が人の頸部Nと座席Sの背もたれ部Saとの間に生じる隙間に適度に挟まれて、人の頸部Nを座席Sの背もたれ部Saに対して安定した状態で支持することが可能になるからである。つまり、後方クッション部10の直径dを3cm以上としたのは、直径dが3cmより小さいと、人の頸部Nと後方クッション部10の間、あるいは後方クッション部10と座席Sの背もたれ部Saとの間に隙間が形成されてしまい、後方クッション部10が人の頸部Nを安定して支持できない場合が生じるからである。一方、後方クッション部10の直径dを5cm以下としたのは、直径dが5cmより大きいと、従来の携帯用枕のように後方クッション部10が人の後頭部Haおよび背部Bから後方側に突出する場合が生じるからである。
また、後方クッション部10は、図2(a)および図2(b)に示すように、左方クッション部20および右方クッション部30との連結位置から中央部に向かって次第に細くなる態様(くびれ状)で形成されている。これにより、人の頸部Nの後側の曲面(図2(a)中では頸部Nの上側から左右両側に亘る部分)に沿う態様で人の頸部Nの後側と接するため、本携帯用枕1を装着している人に違和感を与えることを防止することができる。
さらに、この後方クッション部10は、図2(a)に示すように、左方クッション部20および右方クッション部30の両後端部21、31より前方側に設けられている。これにより、左方クッション部20の後端部21および右方クッション部30の後端部31が、後方クッション部10より後方側に突出することとなる。したがって、図3に示すように、人の頸部Nの後方から装着した際に人が座席Sの背もたれ部Saにもたれていくと、左方クッション部20および右方クッション部30の両後端部21、31が座席Sの背もたれ部Saによって前方側に押し返される。このため、図3中の破線で示した形状から実線で示した形状に左方クッション部20および右方クッション部30が後方クッション部10を中心にして人の頸部Nを挟み込む態様で互いに近接方向に変形していく。これにより、人の頸部Nの左右両側が左方クッション部20および右方クッション部30によって挟まれ、人の頸部N全体を安定して支持することができる。
なお、上記の実施形態において、後方クッション部10の直径dが3〜5cmの範囲で形成されている場合について説明したが、直径dが3cm未満であってもよい。
また、後方クッション部10がくびれ状に形成されている場合について説明したが、くびれ状に形成されなくてもよい。
また、携帯用枕1は空気が充填されてなる場合について説明したが、柔軟性を有する中材が充填されてなるものであってもよい。この場合、携帯用枕は、例えば綿、羽毛、スポンジなどの柔軟性を有する中材を内部に充填してなるものが含まれる。また、空気および上記したような柔軟性を有する中材の両者を充填するようにしてもよい。
また、携帯用枕1は、図5に示すように、後方クッション部10、左方クッション部20および右方クッション部30の外周面全体を被覆するカバー部材40が設けられてもよい。このカバー部材40は、後方クッション部10の上方位置に、左方クッション部20および右方クッション部30を出し入れ可能な大きさの開口部41が左右方向に延びる態様で形成されている。カバー部材40の開口部41が上記のように構成されているため、本携帯用枕1の外周面全体を被覆するカバー部材40に対して本携帯用枕1を容易に出し入れすることができる。すなわち、本携帯用枕1の後方クッション部10は、人が座席Sの背もたれ部Saにもたれたときに人の頸部Nと座席Sの背もたれ部Saとの間に生じる隙間以下の直径dで形成されているが、そのような形状に適合して外周面全体を被覆するカバー部材40に対して本携帯用枕1を容易に出し入れすることができる。なお、開口部41は後方クッション部10の下方位置に設けられてもよい。
また、上記の場合、カバー部材40の素材を適宜変更することで、該素材に応じた効果を発揮させることができる。例えば、カバー部材40の素材に綿を採用することによって、人の汗を吸引することが可能になる。
以上、図面を参照して本考案の実施形態を説明したが、本考案は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本考案と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…携帯用枕
1a…空気注入口
10…後方クッション部
20…左方クッション部
21…左方クッション部の後端部
30…右方クッション部
31…右方クッション部の後端部
40…カバー部材
41…開口部
N…人の頸部
H…人の頭部
Ha…人の後頭部
B…人の背部
S…座席
Sa…背もたれ部

Claims (4)

  1. 人の頸部の後方から装着可能に構成され、可撓性部材からなる密封袋体の内部に空気および/または柔軟性を有する中材が充填されてなる携帯用枕であって、
    人の頸部の後方に配置され、左右方向に延在する後方クッション部と、
    前記後方クッション部の左端部に連結され、人の頸部の左方に配置される左方クッション部と、
    前記後方クッション部の右端部に連結され、人の頸部の右方に配置される右方クッション部とを備え、
    前記後方クッション部は、人が座席の背もたれ部にもたれたときに人の頸部と座席の背もたれ部との間に生じる隙間以下の直径で形成されていることを特徴とする携帯用枕。
  2. 前記後方クッション部は、前記左方クッション部および右方クッション部の両後端部より前方側に設けられている請求項1に記載の携帯用枕。
  3. 前記後方クッション部は直径が3〜5cmの範囲内で形成されている請求項1または請求項2に記載の携帯用枕。
  4. 前記後方クッション部、左方クッション部および右方クッション部の外周面全体を被覆するカバー部材が設けられ、該カバー部材は前記後方クッション部の上方位置または下方位置に、前記左方クッション部および右方クッション部を出し入れ可能な大きさの開口部が左右方向に延びる態様で形成されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の携帯用枕。
JP2011005841U 2011-10-05 携帯用枕 Expired - Lifetime JP3172399U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131428A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 西川産業株式会社 携帯用枕

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