JP3169958B2 - インクタンク - Google Patents

インクタンク

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JP3169958B2
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ink tank
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聖二 望月
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はノズルよりインク滴を吐出して記録紙に文字
等の記録を行うインクジェット記録装置のインクタンク
に係わり、更に詳細にはインクタンク内の空気室と外気
との連通構成に関する。
[従来の技術] 従来、ノズルよりインク滴を吐出して記録紙に文字等
の記録を行うインクジェット記録装置における、インク
タンク内の空気室と外気との連通構造は、第4図の如く
構成されている。タンクケース1内には多孔質のフォー
ム2が挿入されており、インク3が含浸されている。タ
ンクケース1の下端にはインク3の漏れ防止用にゴム栓
4が設けられている。印字ヘッド5にはインク3を導く
中空針6が設けられており、ゴム栓4を貫いてタンクケ
ース1内に挿入されている。印字ヘッド5は、プラテン
7上の図示していない記録紙等に記録情報に応じた文字
等の記録を行う。一方、タンクケース1の上部には上蓋
9が設けられ、上蓋9のリブ9dはフォーム2を押さえる
ように位置し、空気室8が設けられている。又、上蓋9
には、外気と空気室8を連通する通気孔9aが設けられて
いる。通気孔9aは、印字ヘッド5のインク3の消費にと
もない空気室8が負圧になり、良好な記録が出来なくな
るのを防止するために、外気と空気室8を連通してい
る。
[発明が解決しようとする課題] 前述の従来例では、上蓋9はプラスチック成形品で構
成されており、通気孔9aの寸法が製造上制約されてしま
い、穴径D=φ1mm程度の場合、長さL=10mm以下が一
般的である。又、インク3の蒸発を極力防止して、イン
ク成分の経時変化を抑えるためにはなるべく径の細いも
ので、長さが長いものがよい。ところが、D=φ1mm、
L=10mmにおいては、インク成分の経時変化が規定以上
になってしまい、良好な印字品質を得ることができない
という問題点を有していた。又、L=5mm以下の場合
は、タンクケース1の落下や減圧状態において、インク
3が通気孔9aから漏れ出てしまうという問題点も有して
いた。又、通気孔のためだけにインクタンクの高さ(外
形寸法)が大きくなってしまっていた。
そこで、本発明は上記のような問題を解決するもの
で、その目的とするとろこは、インク3の蒸発を極力防
止し、インク成分の経時変化を抑えるような連通構成に
することにより、良好な印字品質が維持できるインクタ
ンクを提供することにある。又、インクタンクの落下や
減圧状態においても、インク3が通気孔9aから漏れ出な
い構成にすることにより、信頼性と安全性の高いインク
タンクを提供することにある。又、インクタンクの高さ
(外形寸法)を小さくしたコンパクトなインクタンクを
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のインクタンクは、インクを収容し、かつ前記
インクが収容されている空間領域に連通する通気孔を備
えた容器と、前記容器の表面に形成され、かつ一端が前
記通気孔に連通し、他端が前記通気孔と異なる位置に延
びる非直線部を含む通気溝と、前記通気溝の開口面を封
止して前記容器のインクまたはインク蒸気の漏れ出しを
阻害する通路を形成するシール材と、を備えている。
〔作用〕
容器に形成された通気溝とシール材により通路を形成
して外気に連通され、またこの通路によりインクやイン
ク蒸気が外部に漏れ出すのを阻害できる。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す概略断面
図及び概略上面図である。タンクケース1内には多孔質
のフォーム2が挿入されており、インク3が含浸されて
いる。タンクケース1の下端にはインク3の漏れ防止用
にゴム栓4が設けられている。印字ヘッド5にはインク
3を導く中空針6が設けられており、ゴム栓4を貫いて
タンクケース1内に挿入されている。一方、タンクケー
ス1の上部には上蓋9が設けられ、上蓋9のリブ9dはフ
ォーム2を押さえるように位置し、空気室8が設けられ
ている。又、上蓋9には、通気孔9b及び通気溝9cが付属
している。空気室8と通気孔9bは連通し、通気孔9bと通
気溝9cは連通する構成になっている。シール10は通気孔
9b及び通気溝9cを覆い、又通気溝9cの1部が外気と連通
するように貼付されている。したがって、空気室8と外
気は連通する構成になっており、通気溝9cは距離の長い
通気孔を構成する状態になっている。本実施例では、通
気孔9bは穴径D1=φ1〜φ2mm、長さL1=3mm程度、通気
溝9cは幅W=0.8mm、溝深さH=0.6mm、長さL2=20〜50
mm程度であり、プラスチック成形品であっても容易に製
作できる。又、このようにしたことで通気孔9bの穴径D1
はφ1.5やφ2.0としてもよく、インク3の充填作業が容
易にできるという効果もでてくる。シール10は、第3図
に示すように、アルミ箔のラミネートフィルムとなって
おり、構成としては上蓋9に貼付されている側から、接
着層10a(厚さ0.1〜0.2mm)、ポリエステル層10b(厚さ
30〜100μm)、アルミ箔層10c(厚さ1〜30μm)、ポ
リエステル層10d(厚さ30〜100μm)となっており、印
刷部10eを施し、コーションラベルを兼ねている。又、
シール10はアルミ箔のラミネートフィルムに限定される
ものではなく、アルミ蒸着フィルム、ガスバリヤー性の
高いプラスチックフィルム(例えば、ポリビニルアルコ
ール系、ポリ塩化ビニリデン系、ナイロン系等のフィル
ム)、又はこれらの組合せによって構成されてもよい。
次に上記の構成の作用を説明すると、タンクケース1
内の多孔質のフォーム2のインク3は図示していないポ
ンプによって、中空針6を通り印字ヘッド5に導かれ
る。印字ヘッド5は、プラテン7上の図示していない記
録紙等に記録情報に応じた文字等の記録を行う。文字等
の記録を行うにしたがって、消費したインクは毛細管現
象によって、多孔質のフォーム2から印字ヘッド5に供
給される。この時、消費したインク3の体積分の外気
が、通気孔9b、通気溝9c及びシール10による空気室8と
外気の連通構成を介して、空気室8に導かれる。この様
にして、空気室8は常に外気と同じ圧力を持つので、空
気室8が負圧になり、印字ヘッド5へのインク3の供給
が不足し、良好な記録ができなくなることはない。又、
環境温度の変化により、空気室8の圧力が変化しても常
に外気と同じ圧力を保つので、印字ヘッド5へのインク
3の供給の過不足が生じないので、良好な記録を維持す
ることが可能である。空気室8と外気の連通構成おい
て、通気孔9b、通気溝9c及びシール10によって、距離の
長い通気孔を構成する状態になっているので、インク3
の蒸発は極力抑えることができ、又落下や減圧状態にお
いてもインク3が通気溝9cから漏れ出てしまうことはな
い。又、シール10はアルミ箔のラミネートフィルムとな
っているので、アルミ箔の高いガスバリヤー性によって
も、インク3の蒸発は極力抑えることができる。又、シ
ール10に印刷部10eを施し、コーションラベルを兼ねて
いるため、コストアップにならず目的を達成できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明においては、インクを収容
し、かつインクが収容されている空間領域に連通する通
気孔を備えた容器と、容器の表面に形成され、かつ一端
が通気孔に連通し、他端が通気孔と異なる位置に延びる
非直線部を含む通気溝と、通気溝の開口面を封止して容
器のインクまたはインク蒸気の漏れ出しを阻害する通路
を形成するシール材と、を備えたので、容器に形成され
た通気溝とシール材により通路を形成してタンク内部を
外気に連通させつつ、この通路によりインクやインク蒸
気が外部に漏れ出すのを阻害することができる。
また容器の広い面を利用して通路を長く形成すること
ができるため、タンクの形状に大きな突出部を形成する
ことなくインクやインク蒸気が外部に漏れ出すを確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクタンクの一実施例の概略断面
図。 第2図は本発明のインクタンクの一実施例の概略上面
図。 第3図は本発明のインクタンクの一実施例のシールの概
略断面図。 第4図は従来のインクタンクの概略断面図。 1……タンクケース 2……フォーム 3……インク 4……ゴム栓 5……印字ヘッド 6……中空針 7……プラテン 8……空気室 9……上蓋 9a……通気孔 9b……通気孔 9c……通気溝 9d……リブ 10……シール 10a……接着層 10b……ポリエステル層 10c……アルミ箔層 10d……ポリエステル層 10e……印刷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−76349(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを収容し、かつ前記インクが収容さ
    れている空間領域に連通する通気孔を備えた容器と、 前記容器の表面に形成され、かつ一端が前記通気孔に連
    通し、他端が前記通気孔と異なる位置に延びる非直線部
    を含む通気溝と、 前記通気溝の開口面を封止して前記容器のインクまたは
    インク蒸気の漏れ出しを阻害する通路を形成するシール
    材と、 を備えたインクタンク。
  2. 【請求項2】インクを保持する多孔質材が前記容器に収
    容されている請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】前記シール材が、アルミ箔を含むラミネー
    トフィルム、アルミが蒸着されたフィルム、またはこれ
    らフィルムを複数積層したフィルムのいずれかである請
    求項1また請求項2に記載のインクタンク。
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