JP3168087U - ナットの緩み防止機構 - Google Patents

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耕三 柴尾
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柴尾 幸弘
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基文 今北
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勝弘 土屋
勝弘 土屋
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Abstract

【課題】ナットの緩み防止のための手段を提供する。【解決手段】右ネジと左ネジを刻設したクロス雄ネジを設け、右ネジを刻設した右ネジナット4と左ネジを刻設した左ネジナット7を設けて、クロス雄ネジに双方のナットを重ねて締め込む場合において、一方のナット下面に設けた傾斜押圧部9と他方のナット上面に設けた垂直押圧部6とが相互に押圧接触することにより、ナットの相互固定をすることにてクロス雄ネジに対する各ナットの緩みを防止するよう組み合わせ構成したことを特徴とする。【選択図】図7

Description

この考案は、ナットの緩みを防止するための機構に関する。
従来より、ナットの緩みを防止するための種々の手段が利用されているが、本案にて示すように、互いに逆ネジとなるナットを用いるとともに、ナット相互間に傾斜の異なるテーパ面を設け、このテーパ面の押圧接触にて緩みを防止する手段は見あたらない。
なお、本案に対する先行技術文献として、下記特許文献1に、テーパ面を有する上ナットと下ナットを相互に締め付ける手段が表現されているが、テーパ面の傾斜は双方とも同一であり、本案に示すような線状押圧手段を有さず、本案とは異なっている。
特許第4495849号公報
ナットは物品固定用部品として多方面に用いられている。ナットを締め込んだ後のナット緩みを防ぐために種々の手段があり、スプリングワッシャやダブルナットなどが一般的で多用されている。ナットの緩む原因としては、接触部凹凸の平坦化、座面部の塑性変形、軸直角方向繰り返し外力による緩みなどいくつもの要因がある。これらの原因による緩み防止のために上述のような手段があり、とりわけダブルナット方式が多用されている。
これは、一つの雄ねじに対して2個のナットを用い、互いのナット間の押圧摩擦にて緩みを防止するものであるが、振動の多い場所ではこのダブルナットにても緩みの完全防止は得られず、根本的な解決手段が見あたらないのが現状である。
本案は、以上のような従来からのナット緩み防止手段に関わる課題を解決するために考案されたもので、シンプルな構成にて上述の目的を達することのできる新規かつ有用なる手段を提供することを目的としたものである。
課題を解決する手段として本案は以下の構成とした。
すなわち、右ネジと左ネジを刻設したクロス雄ネジを設け、右ネジを刻設した右ネジナットと左ネジを刻設した左ネジナットを設けて、クロス雄ネジに双方のナットを重ねて締め込む場合において、一方のナットに設けた傾斜押圧部と他方のナットに設けた垂直押圧部とが相互に押圧接触することにより、ナットの相互固定をすることにてクロス雄ネジに対する各ナットの緩みを防止するよう組み合わせ構成する。本考案は以上の構成よりなるナットの緩み防止機構である。
本案によれば、右ネジと左ネジを刻設したクロス雄ネジに対し、右ネジを刻設した右ネジナットと左ネジを刻設した左ネジナットを上下に重ねて締め込む場合において、傾斜面の傾斜押圧部に垂直押圧部が強固に線状押圧接触するので、ナットは相互に一体的関係となって、クロス雄ネジに対する各ナットの回転移動を防止して、各ナットの緩みを防止することのできる有用なる手段を得ることができる。
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1はクロス雄ネジである。このクロス雄ネジは、右ネジ2による雄ネジ部分に左ネジ3を刻設したものである。4は右ネジナットで、その中央に右雌ネジを刻設した略六角柱体である。この右ネジナットの外周近傍上面は一段上がった平面としての環状段部5が形成され、そこから直角に立ち上がる円柱状の垂直押圧部6が形成される。環状段部外径はナット幅と同一である。
7は左ネジナットで、その中央に左雌ネジを刻設した略六角柱体である。この左ネジナット下面の外周近傍には環状凸部8が形成される。該環状凸部の内面は下方に向かうにつれて内径が緩やかに大となる傾斜面を有する傾斜押圧部9が形成され、該傾斜押圧部下端内径は、前記の垂直押圧部外径よりわずかに大きく形成される。以上のクロス雄ネジ、右ネジナット、左ネジナットの組み合わせが本案の第1実施例である。
本案使用に際しては、まずクロス雄ネジに右ネジナットを螺合させて締め込む。次に左ネジナットをクロス雄ネジに螺合させ、右ネジナットに当接させる。この当接時においては、図に示すように垂直押圧部上端は環状凸部の内側に位置して傾斜押圧部面に接触している。このまま左ネジナットを締め込むと、この当接している垂直押圧部分は変形しつつ傾斜押圧部内部に入り込み、強い線状押圧を受けて、左ネジナットは回転不能となる。
この状態において、右ネジナットと左ネジナットは強固な押圧状態にて一体化的となり、従って、この一体化的となっている一組のナットは左右いずれかの方向に回転しようとしても、いずれかのナットにそれが阻止されてナットの緩みが防止される。
本案にては、相互のナット間に線状押圧によるきわめて少ない面積に強い圧力が加わるので、単位面積あたりの押圧力は強大となるため、各ナット相互の相対移動防止に高い効果を上げることができる。
図8〜図9は、前例と逆に上方の左ネジナットに垂直押圧部、下方の右ネジナットに傾斜押圧部を設けた例であり、効果は同様である。図10〜図11は下方の右ネジナットに環状凸部を設けた例であって、これも同様の効果を発揮することができる。
以上、本案について記したが、本案は右ネジナットと左ネジナットを上下に重ねてクロス雄ネジに螺合させ、線状押圧とするところにその特徴を有し、強固な緩み止め効果を有するものである。従来は、クロス雄ネジを用いない手段が利用されており、根本的な解決は難しかったが、本案にてこれが可能となったのである。
なお、既述の例では、一方のナットに垂直押圧部を、他方のナットに傾斜押圧部を設けて構成したが、垂直押圧部を傾斜押圧面を有する傾斜押圧部に代え、他方の傾斜押圧部を傾斜角度を変えて形成して、互いに線状押圧となるよう構成してもよい。
本案のナットにおいて、環状凸部下面と環状段部上面とは若干の距離を有している。
これは、ナット締め込み時の押圧にて、線状押圧部分の変形にて接触位置が移動することを考慮したもので、締め込み程度によりこの双方の距離は可変である。
以上述べたように、本案はクロス雄ネジを利用し、互いに線状押圧をする逆ネジナットを用いる方式のため、ナット締め込みによる双方ナットの固定にて各ナットの緩みを防止することのできる有用なる機構を提供することができる。
本考案の左ネジナットの正面図 本考案の左ネジナットの底面図 本考案の右ネジナットの平面図 本考案の右ネジナットの正面図 本考案の使用状態図 本考案の使用状態構造説明図 本考案の使用状態要部拡大説明図 本考案の別例による使用状態構造説明図 本考案の別例による使用状態要部拡大説明図 本考案の他例説明図 本考案の他例説明図
1 クロス雄ネジ
2 右ネジ
3 左ネジ
4 右ネジナット
5 環状段部
6 垂直押圧部
7 左ネジナット
8 環状凸部
9 傾斜押圧部
10 右ネジナット
11 左ネジナット

Claims (2)

  1. 右ネジと左ネジを刻設したクロス雄ネジを設け、右ネジを刻設した右ネジナットと左ネジを刻設した左ネジナットを設けて、クロス雄ネジに双方のナットを重ねて締め込む場合において、一方のナットに設けた傾斜押圧部と他方のナットに設けた垂直押圧部とが相互に線状押圧接触することにより、ナットの相互固定をすることにてクロス雄ネジに対する各ナットの緩みを防止するよう組み合わせ構成したことを特徴とするナットの緩み防止機構。
  2. 垂直押圧部を傾斜押圧部に代えて、他方のナットの傾斜押圧部の傾斜度に対し異なる傾斜度としてなる請求項1記載のナットの緩み防止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087947A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Riken Kogyo Kk クロスボルト緩み止め組み合わせナット
WO2021106228A1 (ja) * 2019-11-30 2021-06-03 合同会社Ysコーポレーション 緩み止めナット

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