JP3165651U - フォトスクラッチ印刷物 - Google Patents

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【課題】 秘匿画像を着色させて現出させ得るスクラッチ印刷物において、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物の提供。【解決手段】 酸化チタンを含む白インクによりベタ刷り印刷されたコート層の上には、濃淡画像(3)の基本階調(11)を形成するために酸化チタンを含む白インクにより網点印刷された第1網点印刷部と、濃淡画像(3)の基本階調よりも濃い階調(12)を形成するために第1網点印刷部上に酸化チタンを含む白インクにより網点印刷された第2網点印刷部と、濃淡画像(3)の最も淡い階調(13)を形成するために少なくともコート層上にニスによりベタ刷り印刷されたニス層と、を含む。【選択図】 図2

Description

本考案は、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物に関する。
スクラッチ印刷物は、金属硬貨などで特定部位を摩擦することで、目視できない「当たり」や「ハズレ」などといった文字や記号など(以下、「秘匿画像」と称する)を目視できるように現出させる印刷物である。
例えば、特許文献1では、紙媒体などの被印刷体の表面に秘匿画像を印刷し、この上にアルミニウムなどの金属粒子を含む光を透過しないペースト状の銀色インクを厚塗りして秘匿画像を目視できないようにしたスクラッチ印刷物が開示されている。銀色インクを金属硬貨などで摩擦して削り取ると、秘匿画像が現出する。同様に、特許文献2では、ペースト状の銀色インクに変えて、秘匿画像の上にやはり光を透過しないアルミニウムからなる金属箔を加熱・加圧し転写して与えたスクラッチ印刷物を開示している。かかる場合であっても、金属箔を金属硬貨などで摩擦して削り取ることで、秘匿画像が現出する。金属箔はペースト状の金属インクよりも剥がれ難く、意図しない摩擦で秘匿画像が表れてしまうことを防止できる。
ところで、特許文献1及び2のような秘匿画像の上に削り取り可能な上塗層を与えるスクラッチ印刷物は、上塗層の光透過率を抑えることで、更に効果的に秘匿画像の目視をできないようにでき得る。そこで、景品の授与のための「くじ」や、金券などの秘匿性の要求の高い用途に多く用いられている。その一方で、上塗層を削り取ったときに発生する削りかすによる衛生上及び美的上の問題点が指摘されている。
そこで、一般的な金属よりも硬度の高い材料からなる粒子、例えば、酸化チタンなどの無機材料粒子を含む白インクで紙媒体などの被印刷体の表面に秘匿画像を印刷したスクラッチ印刷物も提案されている。かかるスクラッチ印刷物では、白い紙媒体などの被印刷体の上では白インクにより印刷された秘匿画像は目視できないが、金属硬貨などで秘匿画像部分を摩擦すると、金属硬貨が無機材料粒子で削られて金属粉が生じ、白インクに吸着して着色させることから、秘匿画像を目視できるように現出させるのである。このような着色させて秘匿画像を現出させ得るスクラッチ印刷物は、削りかすを発生させず、上記したような衛生上及び美的上の問題点を解決できる。
同様に秘匿画像を着色させて現出させ得るスクラッチ印刷物として、例えば、特許文献3では、紙媒体などの被印刷体の表面に酸化チタン粒子を含む白色インクによりベタ印刷をして、その上に秘匿画像を象るようにオーバープリントニス(OPニス)を与えたスクラッチ印刷物が開示されている。つまり、秘匿画像はネガパターンとしてOPニスにより与えられる。また、特許文献4では、紙媒体などの被印刷体の表面に酸化チタン粒子を含む白色インクによりベタ印刷をして、その上に秘匿画像を象るようにオーバープリントニス(OPニス)を与え、更に、秘匿画像上に酸化チタン粒子を含む白色インクによる乗せ白層を与えたスクラッチ印刷物が開示されている。
特開平11−157265号公報 特開2002―187389号公報 特開2004−34384号公報 特許第4577909号公報
特許文献1及び2に開示されたスクラッチ印刷物では、上塗層により秘匿画像が透過してしまわない限り、濃淡画像からなる写真画像やカラー画像のような秘匿画像を上塗層の削り取りにより現出させ得る。一方、特許文献3及び4に開示されたスクラッチ印刷物では、カラー画像はもちろん、濃淡画像からなる写真画像でさえも秘匿画像として現出させ得るようにはできなかった。
そこで、本考案の目的とするところは、秘匿画像を着色させて現出させ得るスクラッチ印刷物において、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物を提供することである。
本考案によるフォトスクラッチ印刷物は、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物であって、酸化チタンを含む白インクによりベタ刷り印刷されたコート層と、前記濃淡画像の基本階調を形成するために前記コート層上に酸化チタンを含む白インクにより網点印刷された第1網点印刷部と、前記濃淡画像の基本階調よりも濃い階調を形成するために前記第1網点印刷部上に酸化チタンを含む白インクにより網点印刷された第2網点印刷部と、前記濃淡画像の最も淡い階調を形成するために少なくとも前記コート層上にニスによりベタ刷り印刷されたニス層と、を含むことを特徴とする。
かかる考案によれば、コート層により酸化チタンの含有量の高い白色インクによる網点印刷部を与えてもチョーキング(表面浮き)を防止できて、従来のスクラッチ印刷物に比較して、金属体による摩擦で白色インクをより黒く着色させ得る。つまり、かかる白インクで秘匿画像を網点印刷することで、網点の密度で濃淡画像を明瞭に現出させ得るのである。つまり、秘匿画像を着色させて現出させ得るスクラッチ印刷物において、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物を得られる。
上記した考案において、前記コート層は、第1コート層と、前記第1コート層よりも油分を多く含む第2コート層との複層からなることを特徴としてもよい。かかる考案によれば、コート層により酸化チタンの含有量の高い白色インクによる網点印刷部を与えてもパイリングやモットリングをより防止できる。つまり、秘匿画像を着色させて現出させ得るスクラッチ印刷物において、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物を得られる。
上記した考案において、前記ニス層は、複層からなることを特徴としてもよい。かかる考案によれば、ニス層を与えられた部分の着色を抑制し、より明瞭に濃淡画像を現出し得る。つまり、秘匿画像を着色させて現出させ得るスクラッチ印刷物において、金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物を得られる。
上記した考案において、前記第1網点印刷部と前記第2網点印刷部とは酸化チタンを同量含むことを特徴としてもよい。また、前記第1網点印刷部と前記第2網点印刷部とは異なる酸化チタンの量を含むことを特徴としてもよい。かかる考案によれば、写真様の濃淡画像を現出させたときの表現バリエーションを与え得る。
上記した考案において、前記濃淡画像は、前記被印刷体の少なくとも一部だけに与えられていることを特徴としてもよい。また、前記被印刷体は、地図印刷物であることを特徴としてもよい。かかる考案によれば、デザインの自由度を高めたフォトスクラッチ印刷物を提供できる。
本考案によるフォトスクラッチ印刷物の秘匿画像の現出前の外観を示す図である。 本考案によるフォトスクラッチ印刷物の秘匿画像の現出後の外観を示す図である。 本考案によるフォトスクラッチ印刷物の要部を示す断面図である。 本考案によるフォトスクラッチ印刷物の製造方法を示す工程図である。 本考案によるフォトスクラッチ印刷物の製造装置を示す図である。
本考案による1つの実施例のフォトスクラッチ印刷物について図1乃至図5を用いてその詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、スクラッチ印刷物1は、硬貨のような金属体でフォトスクラッチ部10を摩擦することで、例えば、犬の写真のような濃淡画像(秘匿画像)3を現出し得る紙媒体からなる印刷物である。ここで、印刷用紙2は、好ましくは、坪量180〜300g/m程度の厚さの紙媒体であり、表面を白く見せるために発光剤(蛍光増白剤)を含み得る。フォトスクラッチ部10以外の部分10’には、目視できるカラーや白黒の文字や写真などを印刷で与えておくことができる。
図3を合わせて参照すると、フォトスクラッチ部10は、印刷用紙2の表面上にベタ印刷により与えられる第1コート層4及び第2コート層5、網点印刷により与えられる第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7、ベタ印刷により与えられる第1ニス層8及び第2ニス層9からなる。
第1コート層4は、白色顔料である酸化チタン粒子を含む白色インクを用いてベタ印刷によりフォトスクラッチ部10の全面を覆うように与えられる。第2コート層5は、第1コート層4を与えた白色インクと比較して、油分をより多く含む白色インクを用いてベタ印刷により、第1コート層4の表面を覆うように与えられる。ここで、白色顔料である酸化チタン粒子を含む白色インクによる印刷用紙2の上のベタ印刷を、油分を変え白色インクからなる第1コート層4及び第2コート層5の2層で与えることにより、ベタ印刷のモットリングやパイリングを防止できるのである。つまり、第2コート層5の白色インク中の酸化チタン粒子の量を増やしても、良好な印刷が可能となる。
第1乗せ白部6は、第2コート層5の上に与えられ、秘匿画像としての写真様の濃淡画像3に対応する基本階調パターン11の部分に酸化チタン粒子を含む白色インクにより網点印刷で与えられる。詳細には、濃淡画像3の階調に合わせて網点の大きさ(密度)を変化させた網点印刷により与えられる。更に、第2乗せ白部7は、第1乗せ白部6の上にあって、基本階調パターン11のより強い階調の強階調パターン12に酸化チタン粒子を含む白色インクにより網点印刷で与えられる。これにより、第1乗せ白部6による写真様の濃淡画像3を更に強階調パターン12により詳細に表現でき得るのである。
ここで、第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7は、白色インクの酸化チタン粒子の含有量を従来以上に高めても、第1コート層4及び第2コート層5によりチョーキング(表面浮き)を防止できる。換言すれば、白色インク中の酸化チタン粒子の含有量を高めて第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7の印刷を行うことができる。これにより、第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7において、硬貨のような金属体で摩擦されたときに生ずる金属粉をより多く吸着させ得て、より黒く白色インクを着色させ得る。網点をより黒く発色させ得ることで、網点印刷における白黒の階調幅をより広く表現できるようになり、単調な濃淡のほとんど無い画像だけでなく、写真様の濃淡画像3であっても与え得るのである。
なお、第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7は、実質的に同じ量の酸化チタン粒子を含む白色インクにより与えられるが、第2乗せ白部7の白色インクの酸化チタン粒子の量を多くしても良いし、逆に、少なくしても良い。これにより、写真様の濃淡画像3を現出させたときの表現バリエーションを与え得る。
第1ニス層8は、基本階調パターン11を象るように、写真様の濃淡画像3の最も淡い階調部分となる抜きパターン13を埋めるようにベタ印刷により与えられる。抜きパターン13を白色で与えるのであれば、第1ニス層8は、例えば、マットメジウムに対して少量の硫酸カルシウム(焼石膏)からなる白色剤を添加して混合したマットニスが用いられ得る。第2ニス層9は、第1ニス層8の保護のために、その上から与えられる。これにより、硬貨のような金属体で摩擦されたときに抜きパターン13は着色せず、写真様の濃淡画像3を明瞭に現出させ得るのである。
上記した実施例によれば、第1コート層4及び第2コート層5により酸化チタン粒子の含有量の高い白色インクによる網点印刷からなる第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7を与えても、そのチョーキングを防止できる。つまり、従来のスクラッチ印刷物に比較して、金属体による白色インクの着色をより黒くできる。つまり、網点の密度で濃淡画像を明瞭に現出させ得て、フォトスクラッチ印刷物を得られるのである。また、従来の上塗層を与えて秘匿画像を目視できなくするスクラッチ印刷物に比較して、厚さを薄くできて取り扱いも容易である。
ここでスクラッチ印刷物1は地図であって、地図の一部である濃淡画像3は地図上の建造物や場所情報を示す写真などであってもよい。硬貨のような金属体で摩擦することで、かかる濃淡画像3が現出するのである。
次に、上記した本考案の1つの実施例によるフォトスクラッチ印刷物の製造方法について、図4に沿って、適宜、図1乃至3及び図5を参照して説明する。
図5に示すように、第1胴21、第2胴22、第3胴23及び第4胴24の4つの回転胴を有する印刷機20の第3胴23及び第4胴24の2つの胴を使用して、印刷用紙2の表面上に第1コート層4及び第2コート層5をそれぞれ重ねてベタ印刷する(ベタ印刷ステップ:S1)。なお、第1胴21及び第2胴22の白色インクによる汚染を防止すべく、印刷用紙2の下流に位置する第3胴23及び第4胴24を使用するが、仮に、第1胴21及び第2胴22を使用した場合では、後続のステップで第3胴23及び第4胴24をより念入りに清掃しなければならない。
詳細には、第3胴23のインクタンク(図示せず)には、酸化チタン粒子を添加した白色インクを充填して、第1コート層4をベタ印刷する。印刷用紙2の表面コートの状態にもよるが、典型的には、酸化チタン粒子を約30vol%(以下、%と記載する)程度含む白色インクが好適である。ここで酸化チタン粒子の量が多すぎると、パイリングを生じてムラが出やすくなる。そこで、酸化チタンをそれぞれ異なる量だけ添加して練肉した白色インクを複数用意し、これらを少しずつ混ぜ合わせながらインクタンクへ入れ、最終的な白色インクを調製する。
第4胴24のインクタンク(図示せず)には、第3胴23のインクタンクに充填した白色インクに約10%程度の油分を多く与えて流動性と転移性を向上させ第1コート層4のチョーキングの発生を抑制させ得る白色インクを充填して、第1コート層4の上に第2コート層5をベタ印刷する。この場合にあっても、第3胴23の白色インクと同様に、酸化チタン量の異なる複数の白色インクを混ぜながらインクタンクへ入れることが好ましい。
第1コート層4及び第2コート層5をベタ印刷した印刷用紙は、典型的には8時間ほど乾燥させる(乾燥ステップ:S2)。かかる乾燥を十分に行うことで、後段で印刷される第1乗せ白部6及び第2乗せ白部7のチョーキングを確実に防止できる。また、第1ニス層8及び第2ニス層9についても、食いつきをより良好にできる。
乾燥ステップS2に続いて、印刷機20の第1胴21、第2胴22、第3胴23及び第4胴24の各回転胴を洗浄した上で、第1胴21を使用し、秘匿画像としての写真様の濃淡画像3の濃淡に対応させた網点スクリーンを用いて基本階調パターン11として第1乗せ白部6を網点印刷する(第1乗せ白印刷ステップ:S3)。ベタ印刷ステップS1と同様に、酸化チタンを0〜50%の間で異なる量だけ添加して混練した白色インクを複数用意し、これらを少しずつ混ぜ合わせながらインクタンクへ入れ、最終的な白色インクを調製する。
また、印刷機20の第2胴を使用し、秘匿画像としての写真様の濃淡画像3の濃淡のうち特に濃い部分に対応させた網点スクリーンを用いて強階調パターン12として第2乗せ白部7を網点印刷する(第2乗せ白印刷ステップ:S4)。ベタ印刷ステップS1や第1乗せ白印刷ステップS3と同様に、酸化チタンを0〜50%の間で異なる量だけ添加して練肉した白色インクを複数用意し、これらを少しずつ混ぜ合わせながらインクタンクへ入れ、最終的な白色インクを調製する。
また、第3胴23を使用して、基本階調パターン11を象るように、最も淡い階調部分となる抜きパターン13として第1ニス層8をベタ印刷する(第1ニス印刷ステップ:S5)。ニスは目視によるフォトスクラッチ印刷部10の光沢や色を調整するように、マットメジウム及び焼石膏を加えたマットニスにOPニスを加えて用いる。典型的には、マットメジウム67%、焼石膏33%との比率で混合させてできたマットニスに光沢及び色を調整するためにOPニスを適量添加して調整される。
また、第4胴24を使用して、第1ニス層8の上にさらに第2ニス層9をベタ印刷する(第2ニス印刷ステップ:S6)。ここでもニスは目視によるフォトスクラッチ印刷部10の光沢や色を調整するように調整されるが、典型的には、第1ニス印刷ステップS5のニスに対して、更に、OPニスを適量添加して調整される。
上記した製造方法によれば、網点の密度で濃淡画像3を明瞭に現出させるフォトスクラッチ印刷物1を容易に得られる。
ここまで本考案による代表的実施例及びこれに基づく変形例について説明したが、本考案は必ずしもこれらに限定されるものではない。当業者であれば、添付した実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、種々の代替実施例及び改変例を見出すことができるだろう。
1 フォトスクラッチ印刷物
2 印刷用紙
3 濃淡画像
4 第1コート層
5 第2コート層
6 第1乗せ白部
7 第2乗せ白部
8 第1ニス層
9 第2ニス層
10 フォトスクラッチ部
11 基本階調パターン
12 強階調パターン
13 抜きパターン

Claims (7)

  1. 金属体により摩擦することで被印刷体に印刷された写真様の濃淡画像を現出し得るフォトスクラッチ印刷物であって、
    酸化チタンを含む白インクによりベタ刷り印刷されたコート層と、
    前記濃淡画像の基本階調を形成するために前記コート層上に酸化チタンを含む白インクにより網点印刷された第1網点印刷部と、
    前記濃淡画像の基本階調よりも濃い階調を形成するために前記第1網点印刷部上に酸化チタンを含む白インクにより網点印刷された第2網点印刷部と、
    前記濃淡画像の最も淡い階調を形成するために少なくとも前記コート層上にニスによりベタ刷り印刷されたニス層と、を含むことを特徴とするフォトスクラッチ印刷物。
  2. 前記コート層は、第1コート層と、前記第1コート層よりも油分を多く含む第2コート層との複層からなることを特徴とする請求項1記載のフォトスクラッチ印刷物。
  3. 前記ニス層は、複層からなることを特徴とする請求項1又は2記載のフォトスクラッチ印刷物。
  4. 前記第1網点印刷部と前記第2網点印刷部とは酸化チタンを同量含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちの1つに記載のフォトスクラッチ印刷物。
  5. 前記第1網点印刷部と前記第2網点印刷部とは異なる酸化チタンの量を含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちの1つに記載のフォトスクラッチ印刷物。
  6. 前記濃淡画像は、前記被印刷体の少なくとも一部だけに与えられていることを特徴とする請求項1乃至5のうちの1つに記載のフォトスクラッチ印刷物。
  7. 前記被印刷体は、地図印刷物であることを特徴とする請求項6記載のフォトスクラッチ印刷物。
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