JP4723851B2 - 複製画の製造方法 - Google Patents

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本発明は、日本画等の複製画の製造方法および複製画に関する。
例えば、日本画には金泥や銀泥等が多く使われているが、従来、日本画の複製画において、金色等の輝きと調子を再現するための製造方法は確立されていないのが現状である。
複製画の製造には、画質・色再現性の優位性、少ロット・多品種対応、オンデマンド等の大きな利点を持ったインクジェット方式が有望視されているが、インクジェットプリンターによる印刷では金色等の色目を出すことはできるものの、原画と比べた場合、光源を正反射にして見た時と乱反射にして見た時の輝きの変化が見られない。原画、特に日本画のもつ金色等の輝きとは、周囲の照明や光の反射によって輝度が変化すること、また、調子とは、金色等で描かれた絵柄の濃淡を表現することである。
このため、従来は、原画に用いられる本金等をにかわで溶いて手彩で対応していたが、階調表現が難しく、また、製造に時間と手間がかかるという問題があった。
また、特許文献1には、シート状基材の表面に、メタリック顔料、パール顔料、蛍光顔料等の特殊視覚効果を発生する原料を含んでなるインキを塗布して、特殊視覚効果層を形成し、この特殊視覚効果層上に透明性を有しかつインクジェットインキに対する受理性を有する樹脂を塗布して、インクジェットインキを受理する受理層を形成した記録用シートが開示されている。
特開2001−293943号公報
特許文献1に開示されている記録用シートによれば、インクジェットプリンターを用いても擬似的に特殊視覚効果印刷が施された印刷結果を得ることができる。しかしながら、特殊視覚効果層上にインクジェットインキの受理層を形成する必要があるため、工程が増えコストが高くなると共に、受理層の上にインクジェットプリンタを用いて画像を印刷しても、表面がテカテカしてしまい、原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現することは難しい。
そこで本発明は、本金等を使わずに、原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現し得ると共に、簡易な方法で且つ低コスト化を実現し得る複製画の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、複製画、特に金泥や銀泥等が多く使われている日本画の複製画の製造方法について鋭意検討を重ねた結果、スクリーン印刷とインクジェット方式の組み合わせにより、原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現し得ることを見出し、本発明を完成させるに到ったものである。
すなわち、本発明の複製画の製造方法は、インクジェットプリンターによる印刷適性を有するマット紙上に、スクリーン印刷によって平均粒径が10μm以上60μm以下のパール顔料を含有するパールインキを用いて、原画の金泥又は銀泥の絵柄部分に合わせてパール印刷層を形成すると共に、インクジェットプリンターによって原画の金泥又は銀泥の絵柄部分に合わせ、かつ原画の金色又は銀色の色目に合うように画像パターンを印刷して画像層を形成する、ことを特徴とする。
本発明の複製画の製造方法は、更なる特徴として、
「前記パール印刷層を形成した後、前記画像層を形成すること」、
「前記パール顔料が金色系もしくは銀色系のパール顔料であること」、
「前記パール顔料は、マイカを34.5%乃至38.5%、二酸化ケイ素を17%乃至21%、二酸化チタンを22%乃至26%、酸化鉄を18%乃至22%、酸化スズを0.3%乃至0.7%、含有する金色系のパール顔料であること」、
「前記パール顔料は、マイカを66%乃至72%、二酸化チタンを27%乃至33%、酸化スズを1%以下、含有する銀色系のパール顔料であること」
「前記パールインキは、メジウム100重量部に対し、前記パール顔料を1乃至4重量部、溶剤を20乃至50重量部、配合せしめたものであること」、
「前記マット紙が画材紙もしくは和紙であること」、
を包含する。
本発明によれば、金色等の輝きの階調表現の調整が容易で、かつ製造コストのかからないより原画に近い複製画を得ることができる。
本発明の複製画の製造方法は、インクジェットプリンターによる印刷適性を有するマット紙に、例えば原画の金泥等の絵柄部分にスクリーン印刷で適度に希釈した金色系等のパールインキを印刷すると共に、インクジェットプリンターで画像パターンを印刷して原画の金色等の色目(赤金、青金等)に合わせ色調整を行って、金色等の輝きと調子を出すものである。
本発明において、パール印刷層と画像層の形成順序はどちらを先にしても可能であるが、スクリーン印刷でパール印刷層を形成した後、インクジェットプリンターで画像層を形成するのが望ましい。インクジェットプリンターで形成した画像層の上にスクリーン印刷でパール印刷層を形成すると、インクジェットのドットにパール印刷層が被り、画像層が金色等のパール印刷層に負けてしまい、原画のもつ調子を十分に再現できない場合がある。一方、スクリーン印刷でパール印刷層を形成した後、インクジェットプリンターで画像層を形成した場合には、パール印刷層の上にインクジェットのドットが載るようになるため、金等の輝きが抑えられて穏やかに見え、より良い質感を得ることができる。
[印刷基材]
本発明で用いる印刷基材は、インクジェットプリンターによる印刷適性を有するマット紙であり、特に画材紙(上質紙)や和紙が好適に用いられる。マット紙とは、白紙光沢、印刷光沢が共に高いアート紙やコート紙に対して、白紙、印刷の両光沢を抑えたものである。アート紙やコート紙を用いた場合には、表面がテカテカしてしまい、原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現することはできない。
[パールインキ]
パール印刷層に用いるパールインキは、インキの濃度調整用メジウムにパール顔料と溶剤を含有するものである。
パール顔料としては、特に日本画に多く使われている金泥や銀泥等の輝きと調子を再現するためには、金色系もしくは銀色系(ホワイト系)のものが好適である。この金色系および銀色系のものは、雲母またはアルミナ、ガラスなどの板状結晶(厚みは概ね10μm以下)の表面に金属酸化物(主に酸化チタン)を反応により付着せしめて金色または銀色の真珠光沢を発するものである。これに対し、例えば金粉を用いた場合には、光輝感が出ずある一定の視野角度から以外は輝いて見えないため、原画のもつ金色の輝きと調子を再現することは難しい。
前記パール顔料の粒径(平均粒径)は、5μm以上100μm以下であることが好ましく、10μm以上60μm以下のものが特に好ましい。5μm未満のものでは原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現することが難しい。一方、100μmを超えるものでは粗すぎて質感が劣ったものとなり易い。
本発明で好適に用いられるパール顔料としては、金色系では例えば日本光研工業(株)製/MC−305R(粒径分布10〜60μm、平均粒径24μm)、銀色系では例えば日本光研工業(株)製/ME−100R(粒径分布7〜60μm、平均粒径19μm)が挙げられる。これらの成分含有量を表1に示した。
Figure 0004723851
パールインキの配合は、メジウム100重量部に対し、パール顔料1乃至4重量部(最適には2乃至4重量部)、溶剤20乃至50部(最適には30乃至40重量部)が好ましい。
パール顔料が1重量部未満であると金色等の濃度が薄くなりすぎて、原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現することが難しくなる。一方、4重量部を超えると金色等の濃度が濃くなりすぎて、インクジェットプリンターによって画像層を形成した際の調子効果が薄れ、濃度階調を出すのが難しい。
また、溶剤が20重量部未満であるとインキの粘度が高くなり、パール印刷層を形成した後にインクジェットプリンターによって画像層を形成する場合には、インクジェットプリンターのインクをはじく危険性が高くなる。一方、溶剤が50重量部を超えると金色等の濃度が薄くなりすぎて、原画のもつ金色等の輝きと調子を十分に再現することが難しくなる。
パール印刷層は、前述したパールインキを用いてスクリーン印刷で形成する。スクリーン印刷法は版の作成が容易であり、コスト的にも時間的にも優れており、インクジェット方式と同様に、少ロット・多品種対応、オンデマンド等の利点を有する。
[金泥表現技法]
本発明においては、例えば原画の金泥の絵柄部分にスクリーン印刷でパール印刷層を形成し、インクジェットプリンターで画像パターンを印刷して原画の金色の色目(赤金、青金等)に合わせ色調整を行って、金色の輝きと調子を出す。本発明における金泥表現技法の例を以下に簡単に説明する。
(金色ベタ調表現技法)
好ましくは250乃至300メッシュのベタ版(網点100%)を用いて、原画の金泥のベタ柄部分をスクリーン印刷する。そして、原画の金色の色目(赤金、青金)に合わせるため、インクジェットプリンターで色調整を行う。この時、金泥絵柄部分のスクリーン印刷との見当合わせが必要である。
(金色階調表現技法)
好ましくは250乃至300メッシュ、70乃至100線、網点70%の平網版を用いて、金泥階調柄部分をスクリーン印刷する。網点70%の平網版を使用することにより、ベタ版の時よりも、金色の調子が滑らかで安定した印刷再現が得られる。そして、ライト部の金色の濃度で全面ベタ印刷をした後、中間からシャドウ部にかけてはインクジェットプリンターによる階調で表現する。
また、特に金泥階調のシビアな絵柄部分には網点30〜100%の階調版を用いるのが好ましい。なお、スクリーン印刷ではライト側の調子再現が難しく、例えば、300メッシュ、100線の場合を例に挙げると、網点30%以下では再現性が乏しいため、トーンカーブによる調整(階調領域の移行)が必要であり、例えば網点20〜60%で表現される階調領域を網点40〜80%の階調領域に移行させるのがよい。
以上のように、原画の金泥等の絵柄部分にスクリーン印刷で適度に希釈した金色系等のパールインキを印刷すると共に、インクジェットプリンターで画像パターンを印刷して原画の金色等の色目(赤金、青金等)に合わせ色調整を行うことにより、金色等の輝きの階調表現の調整を容易に行うことができ、製造コストのかからないより原画に近い複製画を得ることができる。
以下に本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
本実施例では、スクリーン印刷によって金泥のベタ柄部分を印刷した後、インクジェットプリンターでグラデーションチャートを印刷して色調整を行い、本発明の製法による金色ベタ調表現の評価を行った例を示す。
インクジェットプリンターによる印刷適性を有する画材紙(ハーネミューレ)と和紙(特漉き2号紙)に、先ず250メッシュのベタ版(網点100%)を用いて以下に示す配合のパールインキによって金泥のベタ柄部分を印刷した。
(パールインキ)
・メジウム:十条ケミカル(株)製/スーパーグロスSG100
・金色系パール顔料:日本光研工業(株)製/MC−305R(粒径10〜60μm)
・配合比:メジウム100重量部/顔料2、4重量部/溶剤20、30、40、50重量部
続いて、インクジェットプリンターでグラデーションチャート(網点5、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%)を印刷して色調整を行った。この時の金色の輝きと調子等を評価した結果を表2に示す。
Figure 0004723851
表2の結果から分かるように、スクリーン印刷で金泥のベタ柄部分を印刷した後にインクジェットプリンターで画像層を形成することにより、金色の輝きと調子を表現することができる。そして、特にメジウム100重量部に対しパール顔料2乃至4重量部、溶剤30乃至40部を配合したパールインキを用いることにより、画材紙及び和紙のいずれについても金色の輝きと調子を良好に表現することができ、原画のもつ金色の輝きと調子を十分に再現することが可能である。
尚、スクリーン版に300メッシュのものを用いた以外は上記と同様にして本発明の製法による金色ベタ調表現の評価を行った場合にも、概ね同様の結果が得られた。
[実施例2]
本実施例では、スクリーン印刷によって通常の金泥階調柄部分を印刷した後、インクジェットプリンターでグラデーションチャートを印刷して色調整を行い、本発明の製法による金色階調表現の評価を行った例を示す。
インクジェットプリンターによる印刷適性を有する画材紙(ハーネミューレ)と和紙(特漉き2号紙)に、先ず250メッシュ、100線、網点70%の平網版を用いて実施例1と同様の配合のパールインキによって金泥階調柄部分を印刷した後、インクジェットプリンターでグラデーションチャートを印刷して色調整を行った。この時の金色の輝きと調子等を評価した結果を表3に示す。
Figure 0004723851
表3の結果から分かるように、スクリーン印刷で金泥階調柄部分を印刷した後にインクジェットプリンターで画像層を形成することにより、金色の輝きと調子を表現することができる。そして、特にメジウム100重量部に対しパール顔料2乃至4重量部、溶剤30乃至40部を配合したパールインキを用いることにより、画材紙及び和紙のいずれについても金色の輝きと調子を良好に表現することができ、原画のもつ金色の輝きと調子を十分に再現することが可能である。
尚、スクリーン版に300メッシュのものを用いた以外は上記と同様にして本発明の製法による金色階調表現の評価を行った場合にも、概ね同様の結果が得られた。
[実施例3]
本実施例では、実施例1とは逆の順序、即ちインクジェットプリンターによる印刷適性を有する和紙(特漉き2号紙)にインクジェットプリンターでグラデーションチャートを印刷した後、250メッシュのベタ版(網点100%)を用いて以下に示す配合のパールインキによって金泥のベタ柄部分を印刷した。この時の金色の輝きと調子等を評価した結果を表4に示す。
(パールインキ)
・メジウム:十条ケミカル(株)製/スーパーグロスSG100
・金色系パール顔料:日本光研工業(株)製/MC−305R(粒径10〜60μm)
・配合比:メジウム100重量部/顔料2重量部/溶剤20、30、40、50重量部
Figure 0004723851
表4の結果から分かるように、インクジェットプリンターで画像層を形成した後にスクリーン印刷で金泥のベタ柄部分を印刷した場合にも、金色の輝きと調子を表現することができる。
実施例1ではパール顔料を4重量部配合した場合にも良好な結果が得られているが、本実施例のようにインクジェットプリンターで形成した画像層の上にスクリーン印刷でパール印刷層を形成すると、インクジェットのドットにパール印刷層が被ることになり、パール顔料の配合が高いと画像層がパール印刷層に負けてしまい、原画のもつ調子を十分に再現できない。
なお、スクリーン版に300メッシュのものを用いて上記と同様にして金色ベタ調表現の評価を行ったところ、パール顔料を2重量部のみならず3重量部配合した場合にも、金色の輝きと調子を表現することができた。これは、250メッシュよりも300メッシュの版のほうがパール印刷層の厚みが薄く形成されたことによるものと考えられる。
[実施例4]
本実施例では、実施例2とは逆の順序、即ちインクジェットプリンターによる印刷適性を有する画材紙(ハーネミューレ)と和紙(特漉き2号紙)にインクジェットプリンターでグラデーションチャートを印刷した後、250メッシュ、100線、網点70%の平網版を用いて以下に示す配合のパールインキによって金泥階調柄部分を印刷した。この時の金色の輝きと調子等を評価した結果を表5に示す。
(パールインキ)
・メジウム:十条ケミカル(株)製/スーパーグロスSG100
・金色系パール顔料:日本光研工業(株)製/MC−305R(粒径10〜60μm)
・配合比:メジウム100重量部/顔料1、2重量部/溶剤30、40、50重量部
Figure 0004723851
表5の結果から分かるように、インクジェットプリンターで画像層を形成した後にスクリーン印刷で金泥階調柄部分を印刷した場合にも、金色の輝きと調子を表現することができる。
実施例2ではパール顔料を4重量部配合した場合にも良好な結果が得られているが、本実施例のようにインクジェットプリンターで形成した画像層の上にスクリーン印刷でパール印刷層を形成すると、インクジェットのドットにパール印刷層が被ることになり、パール顔料の配合が高いと画像層がパール印刷層に負けてしまい、原画のもつ調子を十分に再現できなかった。
なお、スクリーン版に300メッシュのものを用いて上記と同様にして金色階調表現の評価を行ったところ、パール顔料を1重量部及び2重量部のみならず3重量部配合した場合にも、金色の輝きと調子を表現することができた。これは、250メッシュよりも300メッシュの版のほうがパール印刷層の厚みが薄く形成されたことによるものと考えられる。
[実施例5]
本実施例では、奥村土牛画伯の作品「朝顔」の複製画を以下のようにして作製した。
インクジェットプリンターによる印刷適性を有する画材紙(ハーネミューレ)と和紙(特漉き2号紙)に、先ず300メッシュ、100線、網点40〜80%の階調版を用いて以下に示す配合のパールインキによって金泥階調柄部分を印刷した。
(パールインキ)
・メジウム:十条ケミカル(株)製/スーパーグロスSG100
・金色系パール顔料:日本光研工業(株)製/MC−305R(粒径10〜60μm)
・配合比:メジウム100重量部/顔料2、3、4重量部/溶剤35重量部
続いて、インクジェットプリンターで画像パターンを印刷した。この時の金色の輝きと調子等を評価した結果を表6に示す。
Figure 0004723851
表6の結果から分かるように、スクリーン印刷で金泥の金泥階調柄部分を印刷した後にインクジェットプリンターで画像層を形成することにより、画材紙及び和紙のいずれについても金色の輝きと調子を表現することができ、原画に近い複製画を得ることができる。

Claims (7)

  1. インクジェットプリンターによる印刷適性を有するマット紙上に、スクリーン印刷によって平均粒径が10μm以上60μm以下のパール顔料を含有するパールインキを用いて、原画の金泥又は銀泥の絵柄部分に合わせてパール印刷層を形成すると共に、インクジェットプリンターによって原画の金泥又は銀泥の絵柄部分に合わせ、かつ原画の金色又は銀色の色目に合うように画像パターンを印刷して画像層を形成することを特徴とする複製画の製造方法。
  2. 前記パール印刷層を形成した後、前記画像層を形成することを特徴とする請求項1に記載の複製画の製造方法。
  3. 前記パール顔料が金色系もしくは銀色系のパール顔料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複製画の製造方法。
  4. 前記パール顔料は、マイカを34.5%乃至38.5%、二酸化ケイ素を17%乃至21%、二酸化チタンを22%乃至26%、酸化鉄を18%乃至22%、酸化スズを0.3%乃至0.7%、含有する金色系のパール顔料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複製画の製造方法。
  5. 前記パール顔料は、マイカを66%乃至72%、二酸化チタンを27%乃至33%、酸化スズを1%以下、含有する銀色系のパール顔料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複製画の製造方法。
  6. 前記パールインキは、メジウム100重量部に対し、パール顔料を1乃至4重量部、溶剤を20乃至50重量部、配合せしめたものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の複製画の製造方法。
  7. 前記マット紙が画材紙もしくは和紙であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の複製画の製造方法。
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