JP3162094B2 - 放射線画像変換パネルおよびその使用方法 - Google Patents

放射線画像変換パネルおよびその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輝尽性蛍光体層を有す
る放射線画像変換パネルに関し、詳しくは輝尽性蛍光体
層が水分により劣化したときにも再生使用が可能な放射
線画像変換パネルおよびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば医療の分野においては、病気の診
断にX線画像のような放射線画像が多く用いられてい
る。放射線画像の形成方法としては、従来、被写体を透
過したX線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射し、こ
れにより可視光を生じさせてこの可視光を通常の写真を
撮るときと同じように、銀塩を使用したフィルムに照射
して現像する、いわゆる放射線写真法が一般的であっ
た。
【0003】しかるに、近年、銀塩を塗布したフィルム
を使用しないで蛍光体層から直接画像を取り出す方法と
して、被写体を透過した放射線を蛍光体に吸収させ、し
かる後この蛍光体を例えば光または熱エネルギーで励起
することにより、この蛍光体に吸収されて蓄積されてい
た放射線エネルギーを蛍光として放射させ、この蛍光を
検出して画像化する方法が提案されている。例えば米国
特許第 3,859,527号明細書、特開昭55− 12144号公報に
は、輝尽性蛍光体を用い、可視光線または赤外線を輝尽
励起光として用いた放射線画像変換方法が示されてい
る。この方法は、基板上に輝尽性蛍光体層を形成した放
射線画像変換パネルを使用するものであり、この放射線
画像変換パネルの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放
射線を当てて、被写体の各部の放射線透過度に対応する
放射線エネルギーを蓄積させて潜像を形成し、しかる後
にこの輝尽性蛍光体層を輝尽励起光で走査することによ
って各部に蓄積された放射線エネルギーを輝尽発光とし
て放射させ、この光の強弱による光信号を例えば光電変
換し、画像再生装置により画像化するものである。この
最終的な画像はハードコピーとして再生されるか、また
はCRT上に再生される。
【0004】このような放射線画像変換方法に用いられ
る輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルは、放
射線画像情報を蓄積した後、輝尽励起光の走査によって
蓄積エネルギーを放出するので、走査後に再度放射線画
像の蓄積を行うことができ、繰り返して使用することが
できる。しかるに、放射線画像変換パネルは、得られる
放射線画像の画質を劣化させることなく、長期間または
多数回にわたり繰り返して使用することができる耐久性
が必要とされる。この耐久性を高めるためには、放射線
画像変換パネルの輝尽性蛍光体層が、外部からの物理的
または化学的刺激から充分に保護されることが必要であ
る。特に、輝尽性蛍光体層は、水分により特性が劣化し
やすいので、水分から充分に保護されることが必要であ
る。
【0005】しかし、従来においては、輝尽性蛍光体層
を保護するために、輝尽性蛍光体層の表面を保護層によ
り被覆する手段が提案されている。この保護層は、例え
ば特開昭59− 42500号公報に記載されているように保護
層用の塗布液を輝尽性蛍光体層上に直接塗布して形成さ
れるか、またはあらかじめ別途形成した保護層を輝尽性
蛍光体層上に接着することによって設けられている。保
護層としては、一般的には、有機高分子からなり、膜厚
が10μm程度の薄い層が用いられている。しかしなが
ら、常用される有機高分子からなる保護層は、ある程度
の水分および/または湿気に対して透過性を示し、その
ため輝尽性蛍光体層が水分を吸収して、放射線感度が低
下したり、放射線の照射後に輝尽励起光の照射を受ける
までの間に蓄積エネルギーの減衰 (フェーディング) が
大きく、得られる放射線画像の画質がばらついたり、劣
化する問題がある。保護層における水分の透過を防止す
るためには、保護層を厚くすることが有効である。しか
し、保護層を単に厚くするだけでは、鮮鋭性が低下す
る。そこで、特開昭62−206017号公報に記載されている
ように、低屈折率層を設けることは、鮮鋭性を低下させ
ることなしに厚い保護層を用いることが可能となる点で
好ましいものである。この低屈折率層は、保護層と支持
体とをスペーサを用いて接着剤により固定して作られて
いる。また、水分の透過をさらに有効に防止するため
に、スペーサの外側に防湿材を兼ねる充填材を設ける技
術も提案されている(特開平2− 77700号公報) 。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の技術においても、放射線画像変換パネルを長期間
にわたり繰り返して使用する場合には、水分が徐々に
過していくために輝尽性蛍光体層が劣化し、放射線感度
等が低下する問題が依然として残っている。そこで、本
発明の目的は、輝尽性蛍光体層が水分により劣化したと
きにも容易に再生使用することができる放射線画像変換
パネルおよびその使用方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明の放射線画像変換パネルは、支持体と、こ
の支持体上に設けた輝尽性蛍光体層と、この輝尽性蛍光
体層上に設けた保護層と、支持体と保護層との間におい
て輝尽性蛍光体層の周縁を取り囲むよう設けられて当該
輝尽性蛍光体層を密閉するスペーサとを備えてなる放射
線画像変換パネルにおいて、前記支持体、保護層、スペ
ーサの少なくとも1ヶ所に、当該支持体、保護層および
スペーサにより区画された密閉空間の通気孔を設け、当
該通気孔を、硬化後の硬度が20〜85の接着剤を用い
て固定された脱着可能な封着部材により封着したことを
特徴とする。また、本発明の放射線画像変換パネルの使
用方法は、上記の構成の放射線画像変換パネルを使用し
た後、通気孔の封着部材を取り外して密閉空間内を乾燥
て、水分によって劣化した輝尽性蛍光体層から水分を
除去して輝尽性蛍光体層を再生し、その後、再び封着部
材により通気孔を封着して放射線画像変換パネルを繰り
返して使用することを特徴とする。
【0008】以下、本発明の構成を具体的に説明する。
図1および図2は、本発明の放射線画像変換パネルの一
例を示し、1は輝尽性蛍光体層、2は保護層、3は支持
体、4はスペーサ、5は低屈折率層、6は通気孔、7は
封着部材である。支持体3上に輝尽性蛍光体層1が設け
られ、この輝尽性蛍光体層1上には空気層からなる低屈
折率層5を介して保護層2が設けられている。支持体3
と保護層2との間において、輝尽性蛍光体層1の周縁を
取り囲むように、スペーサ4が接着剤により固定され、
このスペーサ4により輝尽性蛍光体層1が外部空間から
密閉されている。支持体3と、保護層2と、スペーサ4
とにより区画された密閉空間の通気孔6が、保護層2の
端部に設けられていて、この通気孔6は脱着可能な封着
部材7により封着されている。
【0009】通気孔6の数は特に制限されない。最低1
ヶ所に設けられていればよい。実用的には、1〜2ヶ所
が好ましい。通気孔6の断面積は、密閉空間 100cm3
り、0.05〜1.5 cm2 が好ましい。通気孔6の設ける位置
は、放射線画像の形成に支障のない位置であれば特に限
定されない。図1のように保護層2に設けるほか、図3
および図4に示すように支持体3の端部に設けてもよ
く、また図5および図6に示すようにスペーサ4の一部
に設けてもよい。
【0010】通気孔6は脱着可能な封着部材7により封
着されるが、ここで「脱着可能」とは、封着部材7を封
着した後、適宜の時期に被封着部を破壊することなく封
着部材7を剥がすことができ、さらに再び封着部材7を
被封着部に接着することができることを意味する。具体
的には、封着部材7は、当該封着部材7を脱着可能に固
定できる接着剤を用いて被封着部に固定されている。
【0011】そのような接着剤としては、封着部材7を
剥がすときには被封着部を破損することがなく、しかも
再度の封着時には充分な接着強度が得られるよう硬化
後の硬度が20〜85の接着剤が用いられる。具体的に
は、弾性エポキシ樹脂 (硬度70)、シリコーンゴム
(硬度50)、シリコーン樹脂 (硬度40)等が挙げら
れる。また、経時的な水分の透過を充分に防止する観点
から、接着剤の透湿度は30g/m2 ・24hr以下が
好ましい。ここで「硬度」とは、JIS Aに準じて測
定されたものをいう。また、「透湿度」とは、JIS
Z 0208−1976に準じて測定されたものをいう
(以下において同様)。
【0012】また、放射線画像の形成に支障を来さない
ようにし、かつ防湿性を充分なものとする観点から、通
気孔6の周縁から封着部材7の周縁までの最小距離、す
なわち外気が密閉空間へ進入する際の接着界面透湿距離
は1〜10mmが好ましい。封着部材7の材質は、被封着部
に適した材質を選択することが好ましく、特に被封着部
と同一の材質が好ましい。また、封着部材7の透湿度
は、防湿性の観点から、30g/m2・24hr以下が好まし
い。
【0013】保護層2は、輝尽性蛍光体層1を物理的に
または化学的に保護するために設けられるものである。
保護層2を低屈折率層5を介して設ける場合、当該保護
層2の構成材料としては、透光性がよく、シート状に成
形できるものが使用される。保護層2は、輝尽励起光お
よび輝尽発光を効率よく透過するために、広い波長範囲
で高い光透過率を示すことが望ましく、光透過率は80%
以上が好ましい。このような保護層2の材料としては、
石英、ホウケイ酸ガラス、化学的強化ガラス等の板ガラ
スや、ポリエチレンテレフタレート (PET) 、延伸ポ
リプロピレン (OPP) 、ポリ塩化ビニル等の有機高分
子化合物が挙げられる。例えばホウケイ酸ガラスは 330
nm〜2.6 μmの波長範囲で80%以上の光透過率を示し、
石英ガラスではさらに短波長においても高い光透過率を
示す。特に、高い光透過率を示し、かつ優れた防湿性を
示す点から、板ガラスが好ましい。
【0014】低屈折率層5を介して保護層2を設ける場
合には、保護層2の厚さは、透湿度を考慮して定められ
るが、通常は、50μm〜5mmであり、好ましくは 100μ
m〜3mmである。また、保護層2の透湿度は、30g/m
2 ・24hr以下、特に10g/m2 ・24hrであることが好ま
しい。さらに、保護層2の表面に、MgF2 等の反射防
止層を設けることにより、輝尽励起光および輝尽発光を
効率よく透過すると共に、鮮鋭性の低下を小さくする効
果もあり好ましい。保護層2の屈折率は特に限定されな
いが、実用的には、 1.4〜2.0 の範囲が好ましい。保護
層2は、必要に応じて2層以上の多層構成としてもよ
い。
【0015】支持体3の材料としては、各種の高分子材
料、ガラス、セラミックス、金属等が用いられる。高分
子材料としては、セルロースアセテート、ポリエステ
ル、ポリエチレンテレフタレート、、ポリアミド、ポリ
イミド、トリアセテート、ポリカーボネート等のフィル
ムが挙げられる。金属としては、アルミニウム、鉄、
銅、クロム等の金属シートもしくは金属板、またはこれ
らの金属の酸化物の被覆層を有する金属シートもしくは
金属板が挙げられる。ガラスとしては、化学強化ガラ
ス、結晶化ガラス等が挙げられる。セラミックスとして
は、アルミナあるいはジルコニアの焼結板等が挙げられ
る。
【0016】支持体3の透湿度は、防湿性の観点から、
保護層2の透湿度と同程度であることが好ましい。具体
的には、30g/m2 ・24hr以下であることが好ましい。
支持体3の厚さは、その材料等によって異なるが、一般
的には80μm〜5mmが好ましく、取扱いの便利性から、
特に 200μm〜3mmが好ましい。支持体3の表面は滑面
であってもよいし、輝尽性蛍光体層1との接着性を高め
る目的で、マット面としてもよい。また、支持体3の表
面は凹凸面としてもよいし、個々に独立した微小タイル
状板を密に配置した表面構造としてもよい。また、支持
体3の表面には、輝尽性蛍光体層1との接着性を高める
ために、下引層を設けてもよいし、必要に応じて光反射
層、光吸収層等を設けてもよい。
【0017】スペーサ4としては、輝尽性蛍光体層1を
外部雰囲気から遮断した状態で保持することができるも
のであれば特に限定されない。具体的には、ガラス、セ
ラミックス、金属、プラスチック等が用いられる。特
に、スペーサ4の材質は、支持体3の材質と同一のもの
が好ましい。スペーサ4の透湿度は、防湿性の観点か
ら、30g/m2 ・24hr以下が好ましい。また、スペーサ
4の厚さは、輝尽性蛍光体層1の厚さ以上であって5mm
以下が好ましい。スペーサ4の幅は、主として、スペー
サ4と支持体3および保護層2との密着部分の防湿性を
考慮して決定されるものであり、具体的には1〜30mmが
好ましい。また、スペーサ4と支持体3および保護層2
との密着部分の透湿度は、30g/m2 ・24hr以下が好ま
しい。
【0018】スペーサ4は、例えば接着剤により支持体
3および保護層2に固定される。かかる接着剤として
は、防湿性を有するものが好ましく、具体的には、エポ
キシ系樹脂、フェノール系樹脂、シアノアクリレート系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ウレタン
系樹脂、アクリル系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂、
オレフィン系樹脂、クロロプレン系ゴム、ニトリル系ゴ
ム等の有機高分子系接着剤や、シリコーン系接着剤、ア
ルミナ、シリカ等を主成分とする無機系接着剤等が挙げ
られる。また、スペーサ4と支持体3および保護層2と
の密着部分の接着性を高める観点から、スペーサ4と支
持体3および保護層2との接触面に下引層を設けたり、
粗面化処理を施してもよい。
【0019】低屈折率層5は、保護層2による鮮鋭性の
低下を防止する役割を果たすものである。この低屈折率
層5は、スペーサ4により外部雰囲気から遮断された状
態で存在するものであり、この低屈折率層5を設けるこ
とにより、保護層2を実質的に厚くすることができ、防
湿性をさらに高めることができる。低屈折率層5として
は、空気層のほか、窒素、アルゴン等の不活性気体から
なる層、真空層等の屈折率が実質的に1である層、エタ
ルール(屈折率1.36) 、メタノール (屈折率1.33) 、ジ
エチルエーテル (屈折率1.35) 等の液体からなる層等で
あってもよい。また、別の態様として、CaF2 (屈折
率1.23〜1.26) 、Na3 AlF6 (屈折率1.35) 、Mg
2 (屈折率1.38) 、SiO2 (屈折率1.46) 等の物質
からなる低屈折率層を保護層2に直接積層してもよい。
低屈折率層5の厚さは、実用的には0.05μm〜3mmであ
る。
【0020】低屈折率層5により鮮鋭性の低下を充分に
防止するためには、低屈折率層5は輝尽性蛍光体層1と
密着していることが必要であり、低屈折率層5が空気等
の気体層、真空層、液体層である場合はそのままで密着
状態が得られるが、CaF2 等からなる低屈折率層を保
護層2に直接積層する場合には、当該低屈折率層と輝尽
性蛍光体層1とを接着剤等により密着させることが好ま
しい。
【0021】輝尽性蛍光体層1は、例えば真空蒸着法、
スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法
等の気相堆積法、あるいは輝尽性蛍光体粉末を高分子バ
インダー中に分散した塗布液を塗布することにより形成
することができる。放射線感度、画像の鮮鋭性の観点か
らは、気相堆積法がより好ましい。
【0022】ここで「輝尽性蛍光体」とは、最初の光ま
たは高エネルギー放射線が照射された後に、光的、熱
的、機械的、化学的または電気的等の刺激(輝尽励起)
により、最初の光または高エネルギー放射線の照射量に
対応した輝尽発光を示す蛍光体をいうが、実用的な面か
らは、波長が 500nm以上の輝尽励起光によって輝尽発光
を示す蛍光体が好ましい。
【0023】輝尽性蛍光体層を構成する輝尽性蛍光体と
しては、以下のものを用いることができる。 (1)特開昭48− 80487号公報に記載の BaSO4 :Ax で表される蛍光体。(ただし、Aは、Dy,Tb,Tm
の少なくとも1種を表し、xは 0.001≦x<1モル%を
満たす数を表す。) (2)特開昭48− 80489号公報に記載の SrSO4 :Ax で表される蛍光体。(ただし、Aは、Dy,Tb, Tm
の少なくとも1種を表し、xは 0.001≦x<1モル%を
満たす数を表す。) (3)特開昭53− 39277号公報に記載の Li2 4 7 :Cu,Ag 等の蛍光体。
【0024】(4)特開昭54− 47883号公報に記載の Li2 O・(B2 2 ) x :Cu Li2 O・(B2 2 ) x :Cu,Ag 等の蛍光体。(ただし、xは2<x≦3を満たす数を表
す。) (5)米国特許第 3,859,527号明細書に記載の SrS:Ce,Sm SrS:Eu,Sm La2 2 S:Eu,Sm (Zn,Cd)S:Mn,X で表される蛍光体。(ただし、Xはハロゲンを表す。) (6)特開昭55− 12142号公報に記載の ZnS:Cu,Pb 等の蛍光体。
【0025】(7)同55− 12142号公報に記載の一般式
が BaO・xAl2 3 :Eu で表されるアルミン酸バリウム蛍光体。(ただし、xは
0.8≦x≦10を満たす数を表す。) (8)同55− 12142号公報に記載の一般式が MIIO・xSiO2 :A で表されるアルカリ土類金属ケイ酸塩系蛍光体。(ただ
し、MIIは、Mg,Ca,Sr,Zn,Cd, Baを表
し、Aは、Ce,Tb,Eu,Tm,Pb,Tl,B
i,Mnの少なくとも1種を表し、xは、 0.5≦x<2.
5 を満たす数を表す。) (9)特開昭55− 12143号公報に記載の一般式が (Ba1-x-y Mgx Cay )FX:eEu2+ で表される蛍光体。(ただし、Xは、Br,Clの少な
くとも1種を表し、x,y,eは、それぞれ、 0<x+
y≦0.6 、x・y≠0、10-6≦e≦5×10-2を満たす数
を表す。)
【0026】(10)特開昭55− 12144号公報に記載の
一般式が LnOX:xA で表される蛍光体。(ただし、Lnは、La,Y,G
d,Luの少なくとも1種を表し、Xは、Cl,Brの
少なくとも1種を表し、Aは、Ce,Tbの少なくとも
1種を表し、xは0<x<0.1 を満たす数を表す。) (11)特開昭55− 12145号公報に記載の一般式が (Ba1-x (MIIx )FX:yA で表される蛍光体。(ただし、MIIは、Mg,Ca,S
r,Zn,Cdの少なくとも1種を表し、Xは、Cl,
Br,Iの少なくとも1種を表し、Aは、Eu,Tb,
Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,Nd,Yb,Erの少
なくとも1種を表し、x,yは、0≦x≦0.6 、0≦y
≦0.2 を満たす数を表す。) (12)特開昭55− 84389号公報に記載の一般式が BaFX:xCe,yA で表される蛍光体。(ただし、Xは、Cl,Br,Iの
少なくとも1種を表し、Aは、In,Tl,Gd,S
m,Zrの少なくとも1種を表し、x,yは、0<x≦
2×10-1、0<y≦5×10-2を満たす数を表す。)
【0027】(13)特開昭55−160078号公報に記載の
一般式が MIIFX・xA:yLn で表される希土類元素付活2価金属フルオロハライド蛍
光体。(ただし、MIIは、Mg,Ca,Ba,Sr,Z
n,Cdの少なくとも1種を表し、Aは、BeO,Mg
O,CaO,SrO,BaO,ZnO,Al2 3 ,Y
2 3 ,La2 3 ,In2 3 ,SiO2 ,Ti
2 ,ZrO2 ,GeO2 ,SnO2 ,Nb2 5 ,T
2 5 ,ThO2 の少なくとも1種を表し、Lnは、
Eu,Tb,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,Nd,Y
b,Er,Sm,Gdの少なくとも1種を表し、Xは、
Cl,Br,Iの少なくとも1種を表し、x,yは、5
×10-5≦x≦0.5 、0<y≦0.2 を満たす数を表す。) (14)同55−160078号公報に記載の一般式が ZnS:A、(Zn,Cd)S:A、 CdS:A、 ZnS:A,X、 CdS:A,X で表される蛍光体。(ただし、Aは、Cu,Ag,A
u,Mnのいずれかを表し、Xは、ハロゲンを表す。) (15)特開昭59− 38278号公報に記載の下記一般式 xM3 (PO4 2 ・NX2 :yA M3 (PO4 2 ・yA で表される蛍光体。(式中、M,Nは、それぞれ、M
g,Ca,Sr,Ba,Zn,Cdの少なくとも1種を
表し、Xは、F,Cl,Br,Iの少なくとも1種を表
し、Aは、Eu,Tb,Ce,Tm,Dy,Pr,H
o,Nd,Yb,Er,Sb,Tl,Mn,Snの少な
くとも1種を表し、x,yは、0<x≦6、0≦y≦1
を満たす数を表す。)
【0028】(16)特開昭59−155487号公報に記載の
下記一般式 nReX3 ・mAX' 2 :xEu nReX3 ・mAX' 2 :xEu,ySm で表される蛍光体。(式中、Reは、La,Gd,Y,
Luの少なくとも1種を表し、Aは、Ba,Sr,Ca
の少なくとも1種のアルカリ土類金属を表し、X,X’
は、F,Cl,Brの少なくとも1種を表し、x,y
は、1×10-4<x<3×10-1、1×10-4<y<1×10-1
を満たす数を表し、n/mは、1×10-3<n/m<7×
10-1を満たす数を表す。) (17)特開昭61− 72087号公報に記載の一般式 MI X・aMIIX' 2 ・bMIII X''3 :cA で表されるアルカリハライド蛍光体。(ただし、M
I は、Li,Na,K,Rb,Csの少なくとも1種の
アルカリ金属を表し、MIIは、Be,Mg,Ca,S
r,Ba,Zn,Cd,Cu,Niの少なくとも1種の
2価の金属を表し、MIII は、Sc,Y,La,Ce,
Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,H
o,Er,Tm,Yb,Lu,Al,Ga,Inの少な
くとも1種の3価の金属を表し、X,X' , X''は、
F,Cl,Br,Iの少なくとも1種のハロゲンを表
し、Aは、Eu,Tb,Ce,Tm,Dy,Pr,H
o,Nd,Yb,Er,Gd,Lu,Sm,Y,Tl,
Na,Ag,Cu,Mgの少なくとも1種の金属を表
し、a,b,cは、0≦a<0.5 、0≦b<0.5 、0<
c≦0.2 を満たす数を表す。)
【0029】(18)特開昭60− 84381号公報に記載の
一般式 MII2 ・aMIIX'2:xEu2+ で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロ
ゲン化物蛍光体。(ただし、MIIは、Ba,Sr,Ca
の少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xおよび
X’は、Cl,Br,Iの少なくとも1種のハロゲンで
あって、かつX≠X’であり、a, xは、 0.1≦a≦1
0.0、0<x≦0.2 を満たす数を表す。) (19)特開昭63− 27588号公報に記載の一般式 MX2 ・aMX' 2 :bEu2+ で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロ
ゲン化物蛍光体。(ただし、Mは、Ca,Sr,Baの
少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xおよび
X’は、Cl,Br,Iの少なくとも1種のハロゲンで
あって、かつX≠X’であり、a, bは、 0.5≦a≦1.
8 、10-4≦b≦10-2を満たす数を表す。) (20)第51回応用物理学会学術講演会講演予稿集 (1990年秋季) 1086頁に記載されている一般式 BaX2 :Eu(Xはハロゲン) で表される二価ユーロピウム賦活ハロゲン化バリウム蛍
光体。
【0030】以上の中でも、特に、アルカリハライド蛍
光体は、真空蒸着、スパッタリング法等によって輝尽性
蛍光体層を形成するのが容易である点で好ましい。ただ
し、本発明においては、以上の蛍光体に限定されず、放
射線を照射した後、輝尽励起光を照射した場合に輝尽蛍
光を示す蛍光体であればその他の蛍光体をも用いること
ができる。
【0031】本発明においては、輝尽性蛍光体層1は、
前記の輝尽性蛍光体の少なくとも1種類を含む1つもし
くは2つ以上の層からなる輝尽性蛍光体層群であっても
よい。また、それぞれの輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽
性蛍光体は同一であってもよく、異なっていてもよい。
【0032】輝尽性蛍光体層1の層厚は、放射線感度を
高める観点から、バインダーを用いない場合には、10〜
1000μmであることが好ましく、特に20〜800 μmであ
ることが好ましい。また、バインダーを用いる場合に
は、20〜1000μmであることが好ましく、特に50〜500
μmであることが好ましい。
【0033】次に、本発明の使用方法について説明す
る。本発明の使用方法においては、放射線画像変換パネ
ルの使用後、適宜の時期において、通気孔6の封着部材
7を取り外して密閉空間内を乾燥した後、再び当該封着
部材7により通気孔6を封着して放射線画像変換パネル
を再生させて繰り返して使用する。密閉空間内の乾燥
は、温度40〜100 ℃で、 0.1〜3時間にわたり加熱乾燥
するのが好ましい。また、水分を確実に除去するために
減圧下で加熱乾燥するのが好ましい。減圧して乾燥した
場合は、乾燥後密閉空間内に低屈折率層5を構成する乾
燥空気等を充填して大気圧と同圧にし、その後直ちに通
気孔6を封着部材7により封着するのが好ましい。密閉
空間内に充填する乾燥空気は、含水量が50ppm 以下が好
ましく、特に20ppm 以下が好ましい。
【0034】図7は本発明の放射線画像変換パネルを用
いて構成された放射線画像変換装置の概略を示し、8は
放射線発生装置、9は被写体、10は放射線画像変換パ
ネル、11は輝尽励起光源、12は放射線画像変換パネ
ル10より放射された輝尽発光を検出する光電変換装
置、13は光電変換装置12で検出された信号を画像と
して再生する再生装置、14は再生装置13により再生
された画像を表示する表示装置、15は輝尽励起光と輝
尽発光とを分離し、輝尽発光のみを透過させるフィルタ
ーである。図7の放射線画像変換装置においては、放射
線発生装置8からの放射線Rは被写体9を通して放射線
画像変換パネル10に入射する。この入射した放射線R
Iは放射線画像変換パネル10の輝尽性蛍光体層1に吸
収され、そのエネルギーが蓄積され、放射線透過像の蓄
積像が形成される。次に、この蓄積像を輝尽励起光源1
1からの輝尽励起光で励起して輝尽発光として放射させ
る。放射される輝尽発光の強弱は、蓄積された放射線エ
ネルギー量に比例するので、この光信号を例えば光電子
増倍管等の光電変換装置12で光電変換し、再生装置1
3によって画像として再生し、表示装置14によって表
示することにより、被写体9の放射線透過像を観察する
ことができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 以下の工程に従って、図1および図2に示す構成の放射
線画像変換パネルを作製した。厚さが1mmで大きさが 4
00mm×500mm の結晶化ガラス板からなる支持体上に、R
bBr(輝尽性蛍光体)を蒸着して厚さが300μmの輝
尽性蛍光体層を形成した。保護層として、厚さが1mmの
ホウケイ酸ガラス板を用い、この保護層にあらかじめ、
10mm角の通気孔を設けた。前記支持体と前記保護層との
間において輝尽性蛍光体層の周縁を取り囲むように、ガ
ラスからなる厚さ1mmのスペーサをエポキシ系接着剤に
より固定した。これを1×10-2mmHgの減圧下において、
温度80℃で2時間にわたり加熱乾燥した後、含水量20pp
m の乾燥N2 (窒素)ガスで置換した。次いで、通気孔
を、保護層と同じ材質で厚さが1mmで20mm角のホウケイ
酸ガラス板からなる封着部材により弾性エポキシ系接着
剤(硬度50)により封着し、輝尽性蛍光体層の密閉空間
を形成した。封着部材と通気孔の周縁部との最小接着幅
は5mmとした。
【0036】このようにして得られた放射線画像変換パ
ネルを、温度60℃、相対湿度85%の環境条件下に放置し
て強制劣化させ、下記の方法により経時的な感度低下率
およびフェーディング低下率を求めた。また、支持体上
の輝尽性蛍光体層を保護層およびスペーサにより封着、
密閉(封止)して本発明により放射線画像変換パネルを
製造した場合の封止前後での感度低下率およびフェーデ
ィング低下率を調べ、放射線画像変換パネル製造時の性
能劣化を評価した。なお、封止前のプレートの性能は水
分の影響を除去するため、真空中で評価し、基準とし
た。
【0037】感度低下率:P 管電圧80kVP のX線を10mR照射し、t秒後に半導体
レーザ光( 780nm、20mW)で輝尽励起し、輝尽性蛍
光体層から放射される輝尽発光を光検出器(光電子増倍
管)で光電変換し、得られた電気信号の大きさを放射線
画像変換パネルの感度Sst(sec )とした。X線照射か
ら5秒後における、封着前の放射線画像変換パネルの感
度S05 sec )、封着後の強制劣化試験前の放射線画
像変換パネルの感度Sst(5 sec )および強制劣化試験
後の放射線画像変換パネルの感度S605 sec )から感
度低下率(P)を下記数1および数2により求めた。
【0038】製造時の感度低下率(Pm):
【数1】
【0039】強制劣化による感度低下率(Pr):
【数2】
【0040】フェーディング低下率:Q X線を照射してからレーザ光で信号を読取るまでの間に
おける蓄積エネルギーの減衰率、すなわちフェーディン
グ:Fは、下記数3により求められる。
【0041】
【数3】
【0042】ただし、S(120 sec )はX線照射から 1
20秒後の感度、S(5 sec )は5秒後の感度を表す。封
止前の放射線画像変換パネルのフェーディングF0 、封
止後の強制劣化試験前のフェーディングFstおよび強制
劣化試験後のフェーディングF60から下記数4および数
5によりフェーディング低下率(Q)を求めた。
【0043】製造時のフェーディング低下率(Qm):
【数4】
【0044】強制劣化によるフェーディング低下率(Q
r):
【数5】
【0045】さらに、放射線画像変換パネルの作製後90
日を経過した時に、通気孔の封着部材を剥がして、1×
10-2mmHgの減圧下において、温度80℃で2時間にわたり
加熱乾燥した後、含水量20ppm の乾燥N2 (窒素) ガス
で置換し、次いで、剥がした封着部材により通気孔を再
度封着して、放射線画像変換パネルを再生した。この再
生後の放射線画像変換パネルについて上記と同様にして
感度低下率およびフェーディング低下率を調べた。
【0046】さらに、作製後 180日を経過した時に、上
記と同様にして放射線画像変換パネルを再生し、上記と
同様にして感度低下率およびフェーディング低下率を調
べた。
【0047】実施例2 通気孔を支持体に設け、封着部材として支持体と同じ材
質である結晶化ガラス板を用いた以外は実施例1と同様
にして図3および図4に示す構成の放射線画像変換パネ
ルを作製した。この放射線画像変換パネルについて実施
例1と同様にして感度低下率およびフェーディング低下
率を調べた。
【0048】実施例3 通気孔をスペーサの一部に設け、その幅を10mmとし、封
着部材としてスペーサと同じ材質であるガラス (厚さ1
mm,幅 3.0mm, 長さ 400mm) を用いた以外は実施例1と
同様にして図5および図6に示す構成の放射線画像変換
パネルを作製した。この放射線画像変換パネルについて
実施例1と同様にして感度低下率およびフェーディング
低下率を調べた。
【0049】実施例4 保護層に延伸ポリプロピレン(厚さ1mm)を用い、封着
部材として、保護層と同じ材質である延伸ポリプロピレ
ンを用い、シリコーンゴム(硬度50)を用いた以外は実
施例1と同様にして放射線画像変換パネルを作製した。
この放射線画像変換パネルについて実施例1と同様にし
て感度低下率およびフェーディング低下率を調べた。
【0050】比較例1 保護層として、通気孔を設けていない厚さ10μmのポリ
エチレンテレフタレートを用い、スペーサとの固定に塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂を用いた以外は、実
施例1と同様にして比較用の放射線画像変換パネルを作
製した。この放射線画像変換パネルについて、再生を行
わなかった以外は実施例1と同様にして感度低下率およ
びフェーディング低下率を調べた。
【0051】比較例2 保護層として、通気孔を設けていない厚さ1mmのホウケ
イ酸ガラス板を用いた以外は、実施例1と同様にして比
較用の放射線画像変換パネルを作製した。この放射線画
像変換パネルについて、再生を行わなかった以外は実施
例1と同様にして感度低下率およびフェーディング低下
率を調べた。
【0052】比較例3 保護層および封着部材として厚さ10μmのポリエチレン
テレフタレートシートを用い、封着部材を通気孔に封着
するための接着剤として塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体樹脂(硬度90)を用いた以外は実施例1と同様にして
比較用の放射線画像変換パネルを作製した。この放射線
画像変換パネルについて、再生を行わなかった以外は実
施例1と同様にして感度低下率およびフェーディング低
下率を調べた。
【0053】比較例4 封着部材を通気孔に封着するための接着剤としてエポキ
シ系接着剤(硬度 100)を用いた以外は実施例1と同様
にして比較用の放射線画像変換パネルを作製した。この
放射線画像変換パネルについて実施例1と同様にして感
度低下率およびフェーディング低下率を調べた。なお、
この放射線画像変換パネルでは、封着部材の接着強度が
大きすぎるため、封着部材を剥がすことはできなかっ
た。以上の結果をまとめて後記表1および表2に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】表2より、実施例の放射線画像変換パネル
によれば、輝尽性蛍光体層が水分により劣化しても、感
度低下率およびフェーディング低下率が小さな初期の状
態に容易に再生して使用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の放
射線画像変換パネルによれば、輝尽性蛍光体層が水分に
よって劣化したときには、当該水分を容易に除去して輝
尽性蛍光体層を元の良好な状態に再生することができ
る。本発明の放射線画像変換パネルの使用方法によれ
ば、放射線画像変換パネルの使用寿命が格段に長くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線画像変換パネルの一例を示す縦
断断面図である。
【図2】本発明の放射線画像変換パネルの一例を示す平
面図である。
【図3】本発明の放射線画像変換パネルの他の例を示す
縦断断面図である。
【図4】本発明の放射線画像変換パネルの他の例を示す
平面図である。
【図5】本発明の放射線画像変換パネルのさらに他の例
を示す縦断断面図である。
【図6】本発明の放射線画像変換パネルのさらに他の例
を示す平面図である。
【図7】本発明の放射線画像変換パネルを用いて構成さ
れた放射線画像変換装置の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 輝尽性蛍光体層 2 保護層 3 支持体 4 スペーサ 5 低屈折率層 6 通気孔 7 封着部材 8 放射線発生装置 9 被写体 10 放射線画像変換パネル 11 輝尽励起光源 12 光電変換装置 13 再生装置 14 表示装置 15 フィルター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、この支持体上に設けた輝尽性
    蛍光体層と、この輝尽性蛍光体層上に設けた保護層と、
    支持体と保護層との間において輝尽性蛍光体層の周縁を
    取り囲むよう設けられて当該輝尽性蛍光体層を密閉する
    スペーサとを備えてなる放射線画像変換パネルにおい
    て、 前記支持体、保護層、スペーサの少なくとも1ヶ所に、
    当該支持体、保護層およびスペーサにより区画された密
    閉空間の通気孔を設け、 当該通気孔を、硬化後の硬度が20〜85の接着剤を用
    いて固定された脱着可能な封着部材により封着したこと
    を特徴とする放射線画像変換パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放射線画像変換パネル
    を使用した後、通気孔の封着部材を取り外して密閉空間
    内を乾燥して、水分によって劣化した輝尽性蛍光体層か
    ら水分を除去して輝尽性蛍光体層を再生し、その後、再
    封着部材により通気孔を封着して放射線画像変換パネ
    ルを繰り返して使用することを特徴とする放射線画像変
    換パネルの使用方法。
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