JP3160570B2 - 文字処理装置および文字処理方法 - Google Patents

文字処理装置および文字処理方法

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JP3160570B2
JP3160570B2 JP05472098A JP5472098A JP3160570B2 JP 3160570 B2 JP3160570 B2 JP 3160570B2 JP 05472098 A JP05472098 A JP 05472098A JP 5472098 A JP5472098 A JP 5472098A JP 3160570 B2 JP3160570 B2 JP 3160570B2
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邦雄 瀬戸
正基 浜田
ゆかり 谷口
昭史 白坂
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、文字または文字列
を指定された展開方法で変形して出力する文字処理装置
および文字処理方法に関するものである。 【0002】 【産業上の利用分野】本発明は、文字列を指定された展
開方法で出力する文字処理装置および文字処理方法に関
するものである。 【0003】また、写植入力システムにおいては、入力
された文字列における個々の文字変形について,長体/
平体,斜体,文字の回転等が指定可能な機種が提案され
ており、文字列の展開方法については、水平,垂直の箱
組,斜め組み,円周組み等が行えるように構成されてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の文字
処理装置(ワードプロセッサ等)においては、一般に内
蔵フォントデータがドットデータとして格納されている
ため、変形操作後の出力文字品質が著しく低下する。ま
た、文字列の展開方法が水平(横組み)または垂直(縦
組)に限定される等の制限があり、文字列のレイアウト
の表現形式が著しく制限される問題点があった。 【0005】また、後者の文字処理装置(写植入力シス
テム)においては、上述したように、個々の文字変形に
ついては、長体/平体,斜体,文字の回転等が指定可能
となっているが、文字列の展開方法が水平または垂直の
場合に限り、個々の文字の変形、即ち長体/平体,斜
体,文字の回転等が行えるだけなので、デザイン的要素
を必要とするPOP等、すなわち斜体文字を斜め組する
とか、斜体変形文字を円周組みすることができず、一見
して強烈な印象を与えることができるような、デザイン
性の高い文字を出力できず、限定された用途でしか使用
できない問題点があった。 【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、文字列に対する展開方法として斜めが
指定された場合、入力された複数行を、入力された展開
開始位置及び展開終了位置に基づき、斜めに出力するこ
とにより、複数の文字列を一括して所望とする位置かつ
所望とする傾きで出力でき、さらに、文字列に対する展
開方法として水平を指定可能である文字処理装置および
文字処理方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る文字処理装
置は、複数行の文字列を入力する文字入力手段と、前記
文字入力手段により入力される文字列に対する展開方法
として斜めを指定する指定手段と、前記文字入力手段に
より入力される文字列に対する展開開始位置及び展開終
了位置を入力する展開位置入力手段と、前記指定手段に
より文字列に対する展開方法として斜めが指定された場
合、前記文字入力手段により入力された複数行の文字列
を、前記展開位置入力手段により入力された展開開始位
置及び展開終了位置に基づき、斜めに出力する出力手段
とを有し、前記指定手段は、文字列に対する展開方法と
して水平を指定可能なものである。 【0008】 【0009】さらに、前記出力手段は、ディスプレイを
含むものである。 【0010】本発明に係る文字処理方法は、複数行の文
字列を入力する文字入力ステップと、前記文字入力ステ
ップにより入力される文字列に対する展開方法として斜
めを指定する指定ステップと、前記文字入力ステップに
より入力される文字列に対する展開開始位置及び展開終
了位置を入力する展開位置入力ステップと、前記指定ス
テップにより文字列に対する展開方法として斜めが指定
された場合、前記文字入力ステップにより入力された複
数行の文字列を、前記展開位置入力ステップにより入力
された展開開始位置及び展開終了位置に基づき、斜めに
出力させる出力ステップとを有し、前記指定ステップ
は、文字列に対する展開方法として水平を指定可能なも
のである。 【0011】 【0012】さらに、前記出力ステップは、ディスプレ
イに表示させるものである。 【0013】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す文字処理装置の構成を説明するブロック図であり、1
は文字変形入力部で、VRAM2を介してCRTディス
プレイ3上に文字変形指定画面(図3参照)を表示す
る。4は文字列展開方法入力部で、VRAM2を介して
CRTディスプレイ3上に文字列展開方法指定画面(図
4参照)を表示する。 【0014】5は展開位置座標入力部で、VRAM2を
介してCRTディスプレイ3上に文字を展開する領域を
示す用紙画面(図5参照)を表示する。6は文字列入力
部で、展開位置座標入力部5が用紙画面をCRTディス
プレイ3に表示した後、VRAM2を介してCRTディ
スプレイ3上に文字入力画面(図5参照)を表示する。 【0015】7はポインティングデバイスで、本発明の
展開方法を指定する指定手段として機能し、文字変形入
力部1がCRTディスプレイ3に表示した文字変形指定
画面に表示される文字変形情報(長体,平体,斜体等)
のうち、所望とする文字変形を指定することによりキー
ボード8から入力される文字列の各文字についての変形
を指令する。 【0016】また、ポインティングデバイス7は、文字
列展開方法入力部4がCRTディスプレイ3に表示した
文字列展開方法指定画面に表示される展開方法(水平,
垂直,斜め,円周)のうち、所望とする文字列展開方法
を指定することによりキーボード8から入力される文字
列の各文字についての展開方法を指令する。さらに、ポ
インティングデバイス7は、展開位置座標入力部5がC
RTディスプレイ3に表示した用紙画面に展開位置座標
(例えば任意の2点または3点)を指示する。 【0017】9はパラメータ記憶部で、ポインティング
デバイス7により指示された文字変形情報,展開情報等
を一時記憶する。10は座標値レジスタで、ポインティ
ングデバイス7に指示された展開位置座標(展開開始位
置座標,展開終了位置座標)を一時記憶する。11は文
字コード記憶部で、キーボード8から入力される文字列
に対応するコード情報を記憶する。 【0018】12は演算部で、パラメータ記憶部9に記
憶されている文字変形情報に基づいてキーボード8より
入力される文字列の各文字に対応する変形文字位置座標
を演算し、演算した変形文字位置座標をラインL2を介
して演算部13に送出する。演算部13は、演算部12
から送出されてくる変形文字位置座標に対してパラメー
タ記憶部9に記憶される文字列展開方法および座標値レ
ジスタ10に格納されている展開位置座標値に基づいて
決定される水平方向に対して任意の角度を有する線分上
または3点を通る円周上に変形文字列を展開するための
座標変換を行い、変換された座標位置に対応するVRA
M2上のアドレスに変形文字列の各文字を展開する。 【0019】なお、L1はラインで、文字列展開方法入
力部4がCRTディスプレイ3に文字列展開方法指定画
面で、垂直または水平が指定された場合に、ポインティ
ングデバイス7により指示される2点の座標のうち、x
座標またはy座標値を一致させる情報を展開位置座標入
力部5に入力し、ポインティングデバイス7により指示
されたxまたはy座標を強制的に一致させる。 【0020】図2は、図1に示した文字処理装置を有す
る文字処理システムを説明するシステム構成図であり、
図1と同一のもには同じ符号を付してある。 【0021】図において、21はシステム制御用のマイ
クロコンピュータで、MPU21a,内部メモリ(RO
M,RAM)21b,外部メモリとなるフロッピーディ
スク21c,カートリッジ21e,ディスク21d等か
ら構成され、MPU21aが演算部12,13を兼ね、
内部メモリ21bがパラメータ記憶部9,座標値レジス
タ10,文字コード記憶部11を兼ねている。 【0022】22は出力部で、レーザビームプリンタ等
の電気信号化された情報に基づいて記録材上に像記録す
る高速プリンタ22a,インタフェース回路22b等か
ら構成されている。23はイメージメモリで、VRAM
2に展開された画像情報を記憶でき、出力部22がこの
イメージメモリ23をアクセスすることにより画像情報
が読み出される。24はビットムーブユニット(BM
U)で、画像データの回転,移動を制御する。 【0023】次に図3〜図6を参照しながら本発明によ
る変形文字列出力動作について説明する。 【0024】図3〜図6は、本発明による変形文字列出
力指示動作を説明する模式図であり、図1,図2と同一
のものには同じ符号を付してある。 【0025】図3は図1に示したCRTディスプレイ3
に表示される文字変形画面の一例を示す図で、編集メニ
ュー31上の「文字種」をポインティングデバイス7で
指示した場合に、変形定義32をマルチウインドウで表
示した状態を示してあり、「文字種」は長体・平体,鏡
像反転,斜体,シャドウ,中塗り等から定義される。こ
の表示例では、ポインティングデバイス7により長体,
斜体が指示され、キーボード8によりその%が「50」
で、斜め方向がx方向で、+5が指定入力された状態で
ある。なお、この実施形態において、+5とは+15°
を意味する。 【0026】図4は、図1に示したCRTディスプレイ
3に表示される文字列展開方法指定画面の一例を示す図
で、編集メニュー31上の「文字種」をポインティング
デバイス7で指示した場合に、文字種テーブル33をマ
ルチウインドウで表示した状態を示してあり、文字種テ
ーブル33には、展開方法を指定するエリア34が設け
られており、この実施形態では「水平・垂直」,「斜
め」,「円周」,「箱組」等の展開方法が用意されてお
り、「斜め」がポインティングデバイス7により選択さ
れた場合を示してある。 【0027】なお、文字の回転を指定する場合には文字
回転35をポインティングデバイス7で指示し、さらに
キーボード8により回転量を入力することにより、キー
ボード8より入力される文字列を回転させることができ
る。 【0028】図5は、図1に示したCRTディスプレイ
3に表示される用紙画面および文字列入力画面の一例を
示す図であり、ポインティングデバイス7より展開位置
座標となる、展開開始位置座標Ps,展開終了位置座標
Peを指示した状態を示し、この展開開始位置座標P
s,展開終了位置座標Peがポインティングデバイス7
により指示されると、図5に示すようにCRTディスプ
レイ3上に、文字列入力画面となるエリア36および入
力モードエリア37を表示した状態を示してある。な
お、この実施形態では、キーボード8より文字列、例え
ば「あいうえお」,「かきくけこ」が入力された場合を
表示してある。 【0029】図6は、図1に示したCRTディスプレイ
3に表示される変形文字列表示画面の一例を示す図で、
文字列入力画面で入力された文字列38,39(「あい
うえお」,「かきくけこ」)を文字列展開方法指定画面
で指定された展開方法、すなわち「斜め」で、かつ文字
変形画面で指定された文字変形情報(長体,斜体)に基
づいて変形された文字列を展開開始位置座標Ps,展開
終了位置座標Peに基づいて表示した状態を示してあ
る。 【0030】まず、CRTディスプレイ3に図3に示し
た文字変形画面を表示し、ポインティングデバイス7に
より変形定義32中から所望とする文字変形情報、例え
ば長体,斜体を指示し、さらにキーボード8によりその
%を「50」と入力し、斜体量、すなわちx方向で、+
5を入力すると、変形定義32のスペースに変形文字3
2aが表示されるとともに、入力された各パラメータを
文字変形入力部1がパラメータ記憶部9に書き込む。 【0031】この書き込みが終了すると、図4に示した
文字列展開方法指定画面がCRTディスプレイ3に表示
され、ポインティングデバイス7を操作して文字種テー
ブル33中のエリア34に設けられる展開情報となる展
開方法を、例えば「斜め」を指示すると、文字列展開方
法入力部4がパラメータ記憶部9に展開方法「斜め」を
書き込む。 【0032】この書き込みが終了すると、図5に示した
用紙画面および文字列入力画面を表示し、ポインティン
グデバイス7による展開位置座標指定およびキーボード
8による文字列入力を待機する。ここで、ポインティン
グデバイス7によりキーボード8より入力される文字列
に対する展開位置座標となる展開開始位置座標Ps,展
開終了位置座標Peを指示し、キーボード8より文字
列、例えば「あいうえお」,「かきくけこ」がCRTデ
ィスプレイ3のエリア36に表示される。次いで、確定
した展開開始位置座標Ps,展開終了位置座標Peを展
開位置座標入力部5が座標値レジスタ10に書き込むと
ともに、文字列入力部6が文字コード記憶部11に対し
て「あいうえお」,「かきくけこ」に対応するコード情
報を書き込む。 【0033】一方、演算部12においては、パラメータ
記憶部9に記憶されている文字変形情報、例えば長体,
斜体および斜体量から変形文字位置座標を演算する。 【0034】なお、この実施形態では、各文字データが
文字画像の輪郭部分を主要点iとする配列から構成され
ており、その主要点の座標値(xi,yi)で1文字が
定義されている。ただし、iは0〜n−1とする。 【0035】そこで、座標値(xi,yi)に対する変
形文字値座標値(Xi,Yi)を下記第(1)式で求め
る。 ただし、上記第(1)式中のパラメータa1,a2,b
1,b2,c1,c2は、図3に示した文字変形画面で
表示した変形定義32中で選択または入力された数値に
基づいて図7に示すフローチャートで決定される。 【0036】次に、図7を参照しながら本発明によるパ
ラメータ設定動作について説明する。 【0037】図7は、本発明によるパラメータ設定動作
を説明するフローチャートである。なお、(1)〜
(9)は各ステップを示す。 【0038】パラメータa1に「1」,パラメータa2
に「0」,パラメータb1に「0」,パラメータb2に
「1」,パラメータc1に「0」,パラメータc2に
「0」をそれぞれセットする(1)。これにより、初期
設定が終了する。 【0039】次いで、演算部12がパラメータ記憶部9
を参照して長体指定がなされているかどうかを判断し
(2)、NOならばステップ(4)以降に進み、YES
ならばパラメータa1にステップ(1)で設定されたパ
ラメータa1にrx1を乗じた値をセット(a1=a1
*rx1)するとともに、パラメータb1にステップ
(1)で設定されたパラメータb1にrx1を乗じた値
セット(b1=b1*rx1)するとともに、パラメー
タc1にステップ(1)で設定されたパラメータc1に
rx1を乗じた値をセット(c1=c1*rx1)する
(3)。 【0040】次いで、演算部12がパラメータ記憶部9
を参照して平体指定がなされているかどうかを判断し
(4)、NOならばステップ(6)以降に進み、YES
ならばパラメータa2にステップ(1)で設定されたパ
ラメータa2にry1を乗じた値をセット(a2=a2
*ry1)するとともに、パラメータb2にステップ
(1)で設定されたパラメータb2にry1を乗じた値
をセット(b2=b2*ry1)するとともに、パラメ
ータc2にステップ(1)で設定されたパラメータc2
にry1を乗じた値をセット(c2=c2*ry1)す
る(5)。 【0041】次いで、演算部12がパラメータ記憶部9
を参照してx方向斜体指定がなされているかどうかを判
断し(6)、NOならばステップ(8)以降に進み、Y
ESならばステップ(1)またはステップ(3)で設定
されたパラメータa1にステップ(1)またはステップ
(5)で設定されたa2に対してrx2を乗じた値を加
算した値をセット(a1=a1+a2*rx2)すると
ともに、ステップ(1)またはステップ(3)で設定さ
れたパラメータb1にステップ(1)またはステップ
(5)で設定されたb2に対してrx2を乗じた値を加
算した値をセット(b1=b1+b2*rx2)すると
ともに、ステップ(1)またはステップ(3)で設定さ
れたパラメータc1にステップ(1)またはステップ
(5)で設定されたc2に対してrx2を乗じた値を加
算した値をセット(c1=c1+c2*rx2)する
(7)。 【0042】次いで、演算部12がパラメータ記憶部9
を参照してy方向斜体指定がなされているかどうかを判
断し(8)、NOならば制御を終了し、YESならばス
テップ(1)またはステップ(5)で設定されたパラメ
ータa2にステップ(1),(3),(7)のいずれか
で設定されたa1に対してry2を乗じた値を加算した
値をセット(a2=a2+a1*ry2)するととも
に、ステップ(1)またはステップ(5)で設定された
b2にステップ(1),(3),(7)のいずれかで設
定されたb1に対してry2を乗じた値を加算した値を
セット(b2=b2+b1*ry2)するとともに、ス
テップ(1)またはステップ(5)で設定されたパラメ
ータc2にステップ(1),(3),(7)のいずれか
で設定されたc1に対してry2を乗じた値を加算した
値をセット(c2=c2+c1*ry1)し(9)、制
御を終了する。 【0043】なお、上記rx1,ry1,rx2,ry
2はパラメータ記憶部9にあらかじめ記憶されている変
形情報で、変形情報rx1は、図8(a)に示す基本文
字パターン41の長体パターン41aの長体率に対応
し、変形情報ry1は図8(b)に示す基本文字パター
ン42の平体パターン42aの平体率に対応し、変形情
報rx2は、図8(c)に示す基本文字パターン43の
x方向斜体パターン43aのx方向斜体角度をθxとし
た場合の正接値(tan(θx))に対応し、変形情報
ry2は、図8(d)に示す基本文字パターン44のy
方向斜体パターン44aのy方向斜体角度をθyとした
場合の正接値(tan(θx))に対応している。 【0044】このようにして得られた変形文字値座標値
(Xi,Yi)を図4に示した文字列展開方法指定画面
で指示した、この実施形態では「斜め」(パラメータ記
憶部9に格納される)および図5で示した用紙画面およ
び文字列入力画面でポインティングデバイス7により指
示された展開開始位置座標Ps,展開終了位置座標Pe
に基づいて演算部13が変形文字列展開座標値を後述す
るように演算する。 【0045】図9(a)〜図9(c)は、図1に示した
演算部13による変形文字列展開座標値演算動作を説明
する模式図であり、図9(a)は変形文字パターンを示
し、図3に示した文字変形画面で指示された長体50
%,x方向斜体15°が指定された場合に、演算部12
で処理されたパラメータa1,a2,b1,b2,c
1,c2で決定されるパターンを仮想的に示してある。
図9(b)は、図9(a)に示した変形文字パターンを
水平方向に展開した状態を示し、P0(x0,y0)〜
Pn(xn,yn)は変形文字パターンの位置座標を示
し、W(0)〜W(n−1)は水平方向の展開幅を示
す。 【0046】なお、この演算は、個々の文字の変形パラ
メータに対して、c1=c1+W(i−1)を施すのみ
でよい。図9(c)は、図9(b)で示した変形文字パ
ターンを、図5で示した用紙画面でポインティングデバ
イス7により指示された展開開始位置座標Ps,展開終
了位置座標Peを結ぶ線分上に展開した状態を仮想的に
示してある。PSi(Xi,Yi)は展開開始位置座標
Ps,展開終了位置座標Peを結ぶ線分上に展開される
変形文字の位置座標を示し、後述する第(3)式で決定
されるパラメータA1,B1,C1およびパラメータA
2,B2,C2により決定される。 【0047】なお、図中のθsは展開開始位置座標P
s,展開終了位置座標Peを結ぶ線分と水平方向とのな
す回転角で、下記第(2)式で与えられる。 θs=arctan((ye−ys)/(xe−xs))……(2) なお、arctanは、((ye−ys)/(xe−x
s))で決定される値を正接値とする角度を求める逆三
角関数である。 【0048】 A1=a1*cos(θs)−a2*sin(θs) B1=b1*cos(θs)−b2*sin(θs) C1=c1*cos(θs)−c2*sin(θs)+xs A2=a1*sin(θs)+a2*cos(θs) B2=b1*sin(θs)+b2*cos(θs) C2=c1*sin(θs)+c2*cos(θs)+ys ……(3) 演算部12よりパラメータa1,a2,b1,b2,c
1,c2が演算部13に入力されると、座標値レジスタ
10に記憶されている展開開始位置座標Ps,展開終了
位置座標Peを結ぶ線分と水平方向とのなす回転角θs
を上記第(2)式に基づいて演算し、演算された回転角
θsから上記第(3)式に基づいてパラメータA1,B
1,C1およびパラメータA2,B2,C2を演算す
る。 【0049】次いで、図10に示すフローチャートに基
づいてキーボード8より入力された文字列中の個々の文
字に対する変形変数を、元となる文字画像の輪郭部分の
主要点座標値((xi,yi)、ただし、i=0〜n−
1)に対し演算することにより個々の文字データを最終
的な文字列上に展開された個々の文字の輪郭座標位置
((Xi,Yi)、ただし、i=0〜n−1)に変換す
る。 【0050】図10は、本発明に係る文字処理装置にお
ける輪郭座標位置演算処理手順を説明するフローチャー
トである。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。 【0051】まず、変数iに「0」をセットし、輪郭座
標位置Xi,Yiを下記第(4)式に基づいて演算する
(2)。次いで、変数iに「1」をインクリメントする
(3)。次いで、変数iが各文字の画像の輪郭部分の主
要点数nよりも小さいかどうかを判断し(4)、YES
ならばステップ(2)に戻り、NOならば制御を終了す
る。 【0052】 このようにして得られた輪郭座標位置Xi,Yiに基づ
いてキーボード8より入力された文字列がVRAM2に
展開され、CRTディスプレイ3上に変形された文字列
38,39、すなわち長体でかつ斜体の文字列38,3
9を仮想される斜線上に展開表示できるようになる。 【0053】なお、上記実施形態では、ポインティング
デバイス7により指示される2点、すなわち文字列の展
開開始位置座標Ps,展開終了位置座標Pe間を結ぶ線
上に仮想される位置に文字列を展開する場合について説
明したが、上記第(3)式を変形することにより、図4
に示した文字列展開方法指定画面で展開方法が「円周」
が選択された場合にも、ポインティングデバイス7で指
示される3点を通る仮想される円周上に変形文字列を展
開できることは言うまでもない。 【0054】また、上記実施形態では、ポインティング
デバイス7により指示される2点または3点で決定され
る曲線の始点から終点間に変形文字列を展開する場合に
ついて説明したが、ポインティングデバイス7に指示さ
れる2点または3点で決定される直線または曲線の始点
から終点間の任意の区間に対してのみ変形文字列を展開
させる場合にも本発明を適用でき、これによりきわめて
デザイン効果の高い文字列を表示または出力可能とな
る。 【0055】さらに、上記実施形態では変形文字列をV
RAM2を介してCRTディスプレイ3に表示させる場
合について説明したが、表示された変形文字列を図2に
示したイメージメモリ23に展開することにより、高速
プリンタ22aよりCRTディスプレイ3に表示された
変形文字列をイメージとして画像出力することも可能で
ある。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る文字
処理装置および文字処理方法によれば、文字列に対する
展開方法として斜めが指定された場合、入力された複数
行を、入力された展開開始位置及び展開終了位置に基づ
き、斜めに出力することにより、複数の文字列を一括し
て所望とする位置かつ所望とする傾きで出力でき、さら
に、文字列に対する展開方法として水平を指定可能であ
るという効果を奏する。 【0057】 【0058】 【0059】 【0060】 【0061】 【0062】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す文字処理装置の構成
を説明するブロック図である。 【図2】図1に示した文字処理装置を有する文字処理シ
ステムを説明するシステム構成図である。 【図3】本発明による変形文字列出力指示動作を説明す
る模式図である。 【図4】本発明による変形文字列出力指示動作を説明す
る模式図である。 【図5】本発明による変形文字列出力指示動作を説明す
る模式図である。 【図6】本発明による変形文字列出力指示動作を説明す
る模式図である。 【図7】本発明によるパラメータ設定動作を説明するフ
ローチャートである。 【図8】文字変形パラメータに従属する図形要素を説明
する模式図である。 【図9】図1に示した演算部による変形文字列展開座標
値演算動作を説明する模式図である。 【図10】本発明による輪郭座標位置演算処理手順を説
明するフローチャートである。 【符号の説明】 1 文字変形入力部 2 VRAM 3 CRTディスプレイ 4 文字列展開方法入力部 5 展開位置座標入力部 6 文字列入力部 7 ポインティングデバイス 8 キーボード 9 パラメータ記憶部 10 座標値レジスタ 11 文字コード記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白坂 昭史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−58853(JP,A) 特開 昭63−139391(JP,A) 特開 昭59−124856(JP,A) 特開 昭59−220365(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/24 G09G 5/22 G09G 5/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数行の文字列を入力する文字入力手段と、 前記文字入力手段により入力される文字列に対する展開
    方法として斜めを指定する指定手段と、 前記文字入力手段により入力される文字列に対する展開
    開始位置及び展開終了位置を入力する展開位置入力手段
    と、 前記指定手段により文字列に対する展開方法として斜め
    が指定された場合、前記文字入力手段により入力された
    複数行の文字列を、前記展開位置入力手段により入力さ
    れた展開開始位置及び展開終了位置に基づき、斜めに出
    力する出力手段とを有し、前記指定手段は、文字列に対する展開方法として水平を
    指定可能な ことを特徴とする文字処理装置。 2.前記出力手段は、ディスプレイを含むことを特徴と
    する請求項1記載の文字処理装置。 3.複数行の文字列を入力する文字入力ステップと、 前記文字入力ステップにより入力される文字列に対する
    展開方法として斜めを指定する指定ステップと、 前記文字入力ステップにより入力される文字列に対する
    展開開始位置及び展開終了位置を入力する展開位置入力
    ステップと、 前記指定ステップにより文字列に対する展開方法として
    斜めが指定された場合、前記文字入力ステップにより入
    力された複数行の文字列を、前記展開位置入力ステップ
    により入力された展開開始位置及び展開終了位置に基づ
    き、斜めに出力させる出力ステップとを有し、 前記指定ステップは、文字列に対する展開方法として水
    平を指定可能なことを特徴とする文字処理方法。 4.前記出力ステップは、ディスプレイに表示させるこ
    とを含むことを特徴とする請求項3記載の文字処理方
    法。
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