JP3160249U - 繊維クッション材 - Google Patents
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Abstract
Description
」が提供される。
なお、上述のポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分岐剤、艶消し剤、着色剤、その他各種の改良剤等も必要に応じて配合されていてもよい。
ここで、図2に示すように前記V字型溝が格子状に形成されていると、蒸れを軽減する効果や結露発生の抑制効果がさらに向上し好ましい。
Du Pont社製 熱示差分析計990型を使用し、昇温20℃/分で測定し、融解ピークをもとめた。融解温度が明確に観測されない場合には、微量融点測定装置(柳本製作所製)を用い、ポリマーが軟化して流動を始めた温度(軟化点)を融点とする。なお、n数5でその平均値を求めた。
オルトクロルフェノールを溶媒として35℃で測定した。なお、n数5でその平均値を求めた。
JIS L 1015に記載の方法により測定した。なお、n数5でその平均値を求めた。
熟練者10名が、クッション材用繊維成型体の上に座り、クッション性、座り心地について下記判定基準に基いて官能評価を行った。
4級:極めて良好(弾力性がある)、3級:やや良好(やや弾力性がある)、2級:やや不良(やや硬い)、1級:不良(硬い)
温度25℃、湿度65%RHの部屋の中で熟練者10名が10分間歩行運動をしたのち、クッション材用繊維成型体の上に座り、下記判定基準に基づいて官能評価を行った。
4級:極めて良好(蒸れない)、3級:やや良好(蒸れにくい)、2級:やや不良(やや蒸れる)、1級:不良(蒸れる)
温度15℃、湿度65%RHの部屋の中で金属板の上にタテ50cm、ヨコ50cmの繊維クッション材を設置した。次いで、この繊維クッション材の上に水を10重量%染み込ませたタテ30cm、ヨコ30cmの綿布の金巾3号を置き、その上から33℃に温度制御された熱板を被せ、1時間後に金属板表面の結露状態を評価した。
温度20℃、湿度65%の環境に24時間放置したクッション材用繊維成型体をタテ10cm、ヨコ10cmの大きさに切り重量を測定(A)。この繊維クッション材を1分間水中に浸漬後、遠心脱水機に1分間いれて水を切った後に重量を測定(B)。さらに温度20℃、湿度65%RHの雰囲気下に放置して1時間後の重量を測定(C)。以上の測定した重量を用いて以下の計算式により乾燥率を求めた。
乾燥率(%)=(1−(C−A)/(B−A))×100
繊維クッション材を厚さ方向に切断し、その断面において、厚さ方向に対して平行に配列されている繊維(図3において0°≦θ≦45°)の総本数を(T)とし、繊維クッシ
ョン材の厚さ方向に対して垂直に配列されている繊維(図3において45°<θ≦90°
)の総本数を(H)としてT/Hを算出した。なお、本数の測定は、任意の10ヶ所につ
いて各々30本の繊維を透過型光学顕微鏡で観察し、その数を数えた。T/Wが1.5以上の場合、「繊維が厚さ方向に配列している。」とした。
テレフタル酸とイソフタル酸とを80/20(モル%)で混合した酸成分とブチレングリコールとを重合し、得られたポリブチレン系テレフタレート38重量%を更にポリテトラメチレングリコール(分子量2000)62重量%と加熱反応させ、ブロック共重合ポリエーテルポリエステルエラストマーを得た。この熱可塑性エラストマーの融点は155℃であった。この熱可塑性エラストマーを鞘(シース)に、ポリブチレンテレフタレート(融点224℃)を芯(コア)に、シース/コアの重量比で70/70なるように紡糸して偏心シース・コア型複合繊維を得た。得られた複合繊維を2.0倍に延伸したのち、80℃で乾燥し捲縮を発現させたのち、油剤を付与し、51mmに切断することにより、熱接着性短繊維を得た。該熱接着性短繊維において、単糸繊度は7.3dtex、捲縮数は13個/2.54cm、捲縮率は30%であった。
得られた繊維クッション材はクッション性に優れ、蒸れにくく、結露抑制性があり、乾燥しやすいものであった。評価結果を表1に示す。
実施例1において積層する4枚の繊維構造体のうち2層目、3層目を実施例1と同じ熱接着性短繊維30重量%と、実施例1と同じ非弾性捲縮短繊維70重量%とを混綿し、通常のカード機でウエブを作製し通常のクロスレアーでウエブを重ね合わせた後、厚みを規定しながら、温度が200℃に設定された熱風サクション式熱処理機内に押し込み目付け460g/m2の繊維構造体に変更すること以外は実施例1と同様に繊維クッション材を作製した。
得られた繊維クッション材はクッション性が実施例1よりもやや劣るものの、蒸れにくく、結露抑制性があり、乾燥しやすいものであった。評価結果を表1に示す。
実施例1において繊維構造体を積層し加熱成型する際の下のプレートの繊維構造体が当設する面に100mm間隔に深さ15mmの刃を設けておいた。この刃により繊維構造体表面に切り込みが設けられた以外は実施例1と同様にクッション材用繊維成型体を作成した。
得られたクッション材用繊維成型体は実施例1、2よりもクッション性、結露抑制性、乾燥性で劣るものであった。評価結果を表1に示す。
実施例1においてポリエステル系繊維立体編物(商品名フュージョン(R)、品番AKE65710、目付け430g/m2)を積層しなかったこと以外は実施例1と同様に繊維クッション材を作製した。
得られた繊維クッション材は実施例1、2よりもクッション性、蒸れ防止性で劣るものであった。評価結果を表1に示す。
実施例1において積層する繊維構造体の中間層1枚を、生理食塩水に対する吸水倍率が自重の45倍、20℃、相対湿度80%の条件下での吸湿率が85重量%である吸湿吸水繊維(商品名ベルオアシス(登録商標)、単繊維繊度10dtex、繊維長51mm)40重量%と通常のポリエチレンテレフタレート繊維(単繊維繊度4.4dtex、繊維長51mm)60重量%を混綿し、カーディング、クロスレイ、ニードルパンチによる通常の処理を施して得た、目付け500g/m2、厚さ4mmの吸水及び/又は吸湿性不織布の両面に、目付け100g/m2の表皮用ポリエステル織布を置いてキルティング加工により一体化して得た吸水吸湿性繊維構造体に変更したこと以外は実施例1と同様にして繊維クッション材を作製した。
得られた繊維クッション材は実施例1、2よりもクッション性、乾燥性で劣るものであった。評価結果を表1に示す。
2:布帛
3:V字型溝
4:V字型溝
Claims (9)
- 非弾性捲縮短繊維と、該非弾性捲縮短繊維を構成するポリマーよりも25℃以上低い融点を有するポリマーが、熱融着成分としてその表面に配された熱接着性複合短繊維とが重量比率で90/10〜10/90となるように混綿され、該熱接着性複合短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点および/または該熱接着性複合短繊維と前記非弾性捲縮短繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在してなる繊維構造体を含み、かつ該繊維構造体の少なくとも1表面にV字型溝が形成されていることを特徴とする繊維クッション材。
- 前記繊維構造体の少なくとも1表面に、V字型溝が格子状に形成されている、請求項1に記載の繊維クッション材。
- 前記V字型溝において、深さが20〜30mmであり、かつ巾が30〜50mmであり、かつ隣りあうV字型溝の間隔がV字型溝の中心線間隔で50〜100mmの範囲内である、請求項2に記載の繊維クッション材。
- 前記非弾性捲縮短繊維または熱接着性複合短繊維が、繊維構造体の厚さ方向に配列している、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維クッション材。
- 前記非弾性捲縮短繊維がポリエステル系繊維である、請求項1〜4のいずれかに記載の繊維クッション材。
- 前記熱接着性複合短繊維を構成する熱融着成分がポリエステル系エラストマーである、請求項1〜5のいずれかに記載の繊維クッション材。
- 前記繊維構造体の厚さが50〜300mmであり、かつ密度が20〜50kg/m3の範囲内である、請求項1〜6のいずれかに記載の繊維クッション材。
- 前記繊維構造体において、V字型溝が形成されている表面とは反対側の表面に立体編物が積層されている、請求項1〜7のいずれかに記載の繊維クッション材。
- 繊維クッション材が寝具用または家具用または乗物座席用である、請求項1〜8のいずれかに記載の繊維クッション材。
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JP2010002328U JP3160249U (ja) | 2010-04-07 | 2010-04-07 | 繊維クッション材 |
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JP2010002328U JP3160249U (ja) | 2010-04-07 | 2010-04-07 | 繊維クッション材 |
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JP3160249U true JP3160249U (ja) | 2010-06-17 |
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JP (1) | JP3160249U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114592280A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-06-07 | 苏州爱美纤维科技有限公司 | 一种非织造材料及其应用 |
-
2010
- 2010-04-07 JP JP2010002328U patent/JP3160249U/ja not_active Expired - Lifetime
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CN114592280A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-06-07 | 苏州爱美纤维科技有限公司 | 一种非织造材料及其应用 |
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