JP3158147B2 - 地下構築物の構築方法 - Google Patents

地下構築物の構築方法

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優子 東方
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄筋コンクリート製の地下構築物の構築方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、鉄筋コンクリート製の地下構築物を構築する場
合には、地面に堀設せる穴の床部、壁部および屋根部に
相当する位置に鉄筋よりなる縦筋、横筋等の部材を配筋
とすると共に該筋材の両面に型枠用パネルを配設し、該
型枠用バネル間にコンクリートを打設して鉄筋コンクリ
ート製の床、壁および屋根を有する地下構築物を構築し
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の技術においては、作業のしにくい穴の内部
において、鉄筋よりなる縦筋、横筋等の筋材を配筋した
り、型枠用パネルを配設したりするのに手間がかかり、
更に加うるに、縦筋、横筋等の筋材を精度良く配筋しな
いと機械的強度にバラツキを生じ、更に又、地下構築物
の上部に地上建屋を構築する際にも強度上耐えられない
ことがあると言う問題もあった。
本発明は、上記従来の問題点を解消するために為され
たものであり、作業のしにくい穴の内部において、筋材
を配筋したり、型枠用パネルを配設したりする必要がな
く、従って、配筋精度に起因する機械的強度のバラツキ
を生ずるおそれもなく、更に又、地下構築物の上部に地
上建屋を構築する際にも強度上充分耐えることができる
地下構築物の構築方法を提供することを課題とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、複数枚のメッ
シュ状配筋体を間隔を隔てて並設一体化して配筋ユニッ
トとなし、一方、床部骨格および屋根部骨格を構成する
前記配筋ユニットの内面および外面の近傍に型枠用のパ
ネルを配設一体化して床パネル部材および屋根パネル部
材となし、他方、壁部骨格を構成する前記配筋ユニット
の上部全長にわたって補強梁用の配筋ユニットを並設一
体化すると共に該配筋ユニットの内面および外面の近傍
に型枠用パネルを配設一体化して壁パネル部材となし、
更に、地面に堀設せる穴の床部、壁部および屋根部に相
当する位置に前記床パネル部材、壁パネル部材および屋
根パネル部材を所望枚数連設すると共に前記型枠用パネ
ル間にコンクリートを打設して地下構築物を構築するこ
とを特徴とするものである。
〔実 施 例〕
以下、本発明を実施例として示した図面に基づいて更
に詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、複数枚のメッシュ状配筋体1、
1、・・・を間隔を隔てて並設一体化して形成せる配筋
ユニット2の異なった実施例を示し、第1図は鉄筋3、
3、・・・を縦横に格子状に配筋して溶接一体化して形
成せる複数枚のメッシュ状配筋体1、1、・・・を間隔
を隔てて並設し、該メッシュ状配筋体1、1、・・・の
上端部および下端部を鉄筋4、4、・・・を介して溶接
一体化して形成せる配筋ユニット2を示し、第2図は上
記と同様にして鉄筋3、3、・・・にて形成したメッシ
ュ状配筋体1、1、・・・の上端部および下端部を、鉄
筋を折曲加工して形成せる支持枠5、5、を介して溶接
一体化して形成せる配筋ユニット2を示し、第3図は多
数の孔を穿設した孔あき鋼板6よりなる複数枚のメッシ
ュ状配筋体1、1、・・・を間隔を隔てて併設し、該メ
ッシュ状配筋体1、1、・・・の上端部および下端部を
鉄筋7、7、・・・を介して溶接一体化して形成せる配
筋ユニット2を示す。
第4図および第5図は、床部骨格および屋根部骨格を
構成する前記配筋ユニット2の内面および外面の近傍に
型枠用パネル8、8を配設一体化して形成せる床パネル
部材9および屋根パネル部材10の異なった実施例を示
し、第4図は配筋ユニット2の内面11および外面12に面
したメッシュ状配筋体1、1の外側に型枠用パネル8、
8を配設一体化した床パネル部材9および屋根パネル部
材10を示し、第5図は配筋ユニット2の内面11および外
面12に面したメッシュ状配筋体1、1の内側に型枠用パ
ネル8、8を配設一体化した床パネル部材9および屋根
パネル部材10を示す。
第6図および第7図は、壁部骨格を構成する前記配筋
ユニット2の外側面部の上部全長にわたって補強梁用の
配筋ユニット2を並設一体化すると共に該配筋ユニット
2、2の内面および外面の近傍に型枠用パネル8、8を
配設一体化して形成せる壁パネル部材13の異なった実施
例を示し、第6図は配筋ユニット2、2の内面11および
外面12に面したメッシュ状配筋体1、1の外側に型枠用
パネル8、8を配設一体化した壁パネル部材13を示し、
第7図は背筋ユニット2、2の内面11および外面12に面
したメッシュ状配筋体1、1の内側に型枠用パネル8、
8を配設一体化した壁パネル部材13を示す。
又、壁部骨格を構成する配筋ユニット2の上部全長に
わたって補強梁用の配筋ユニット2を並設一体化する場
合には、両者の配筋ユニット2、2を構成するメッシュ
状配筋体1、1、・・・の並設枚数を必ずしも同一にす
る必要はなく、例えば、第6図および第7図に示すよう
に、両者の配筋ユニット2、2のメッシュ状配筋体1、
1、・・・の並設枚数を変えても良く、要は、所望する
強度に合わせてメッシュ状配筋体1、1、・・・の並設
枚数を任意に選択、決定し、前記と同様に溶接一体化す
れば良い。
又、前記のように型枠用パネル8、8を配設一体化す
る場合には、例えば、第4図乃至第7図に示すように、
型枠用パネル8、8を長尺ボルト14およびナット15を介
して締着したり、タッカーの如き取付部を使用して型枠
用パネル8、8をメッシュ状配筋体1、1に止着したり
すると、型枠用パネル8、8を確実に配設一体化するこ
とができるので、最適である。
第8図は、地面16に堀設せる穴の床部、壁部および屋
根部に相当する位置に前記床パネル部材9、壁バネル部
材13および屋根パネル部材10を所望枚数連設すると共に
前記型枠用パネル8、8間にコンクリート17を打設して
構築した地下構築物の一実施例を示す。
又、上記床パネル部材9、壁パネル部材13および屋根
パネル部材10を所望枚数連設する場合には、例えば、床
パネル部材9、壁パネル部材13および屋根パネル部材10
を構成する配筋ユニット2の側端部より第1図および第
2図に示すように結合片18、18、・・・を延出させ、第
9図に示すように該結合片18、18同志を重ね合わせて溶
接一体化することにより連設したり、第3図に示すよう
に孔あき鋼板6、6、・・・よりなる配筋ユニット2の
側端部に連結片19、19、・・・を溶接して突出させ、第
10図に示すように該配筋ユニット2、2の側端面部を突
き合わせ、前記連結片19、19、・・・を介して溶接一体
化することにより連設したりすれば良い。
又、前記のように型枠用パネル8、8間にコンクリー
ト17を打設するに際して、コンクリート17が打設しにく
い場合には、型枠用パネル8に注入孔を穿設し、該注入
孔によりコンクリート17を注入して打設したり、一部の
型枠用パネル8をコンクリート17を打設した後、配設し
たりするようにすれば良い。
又、前述のように複数枚のメッシュ状配筋体1、1、
・・・を並設一体化して配筋ユニット2を形成する際
に、第1図乃至第3図に示すように、2枚のメッシュ状
配筋体1、1の間に所望枚数のメッシュ状配筋体1を並
設一体化すると、該内方に併設したメッシュ状配筋体1
が主筋の作用を発揮する。
又、前記本発明にて構築された地下構築物は、床部、
壁部および屋根部の室内側の型枠用パネルを必要に応じ
て取り外した上、内装材を取り付けて内装仕上げをすれ
ば良い。
又、地下構築物の上部に地上建屋を構築する場合に
は、例えば、第8図に示すように、屋根パネル部材10
(又は壁パネル部材13の上端部)に地上建屋のアンカー
ボルト20、20、・・・を突設して地上建屋を構築する
と、地下構築物と一体に地上建屋を構築することがで
き、且、コンクリート17と一体になった補強梁用の配筋
ユニット2が地上建屋の地中梁としての作用を発揮する
ため、強度の大なる地上建屋を円滑に構築することがで
きる。
〔発明の効果〕
上記のように、本発明は、複数枚のメッシュ状配筋体
を間隔を隔てて並設一体化して配筋ユニットとなし、一
方、床部骨格および屋根部骨格を構成する前記配筋ユニ
ットの内面および外面の近傍に型枠用パネルを配設一体
化して床パネル部材および屋根パネル部材となし、他
方、壁部骨格を構成する前記配筋ユニットの上部全長に
わたって補強梁用の配筋ユニットを並設一体化すると共
に該配筋ユニットの内面および外面の近傍に型枠用パネ
ルを配設一体化して壁パネル部材となし、更に、地面に
堀設せる穴の床部、壁部および屋根部に相当する位置に
前記床パネル部材、壁パネル部材および屋根パネル部材
を所望枚数連設すると共に前記型枠用パネル間にコンク
リートを打設して地下構築物を構築しているので、上記
メッシュ状配筋体が縦筋、横筋等の筋材としての作用を
発揮し、且、メッシュ状配筋体よりなる配筋ユニットの
内面および外面の近傍に型枠用パネルを配設一体化して
床パネル部材、屋根パネル部材および壁パネル部材を形
成しているため、従来のように、作業のしにくい穴の内
部において、筋材を配筋したり、型枠用パネルを配設し
たりする必要がなく、従って、配筋精度に起因する機械
的強度のバラツキを生ずるおそれもなく、更に又、壁部
の上部全長にわたってコンクリートと一体になって形成
された補強梁用の配筋ユニットによって地下構築物の機
械的強度が著しく向上するため、地下構築物の上部に地
上建屋を構築する際にも強度上充分耐えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本発明の実施例を示し、第1図乃至
第3図は配筋ユニットの異なった実施例の斜視図、第4
図および第5図は床パネル部材および屋根パネル部材の
異なった実施例の要部拡大縦断面図、第6図および第7
図は壁パネル部材の異なった実施例の要部拡大縦断面
図、第8図は地下構築物の一実施例の要部縦断面図、第
9図および第10図は床パネル部材、壁パネル部材および
屋根パネル部材の連設状態を示す斜視図である。 1……メッシュ状配筋体、2……配筋ユニット、8……
型枠用パネル、9……床パネル部材、10……屋根パネル
部材、13……壁パネル部材、16……地面、17……コンク
リート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−230815(JP,A) 特開 昭57−85445(JP,A) 特開 昭59−106652(JP,A) 特開 昭62−21931(JP,A) 実開 平2−11847(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のメッシュ状配筋体を間隔を隔てて
    並設一体化して配筋ユニットとなし、一方、床部骨格お
    よび屋根部骨格を構成する前記配筋ユニットの内面およ
    び外面の近傍に型枠用パネルを配設一体化して床パネル
    部材および屋根パネル部材となし、他方、壁部骨格を構
    成する前記配筋ユニットの上部全長にわたつて補強梁用
    の配筋ユニットを並設一体化すると共に該配筋ユニット
    の内面および外面の近傍に型枠用パネルを配設一体化し
    て壁パネル部材となし、更に、地面に堀設せる穴の床
    部、壁部および屋根部に相当する位置に前記床パネル部
    材、壁パネル部材および屋根パネル部材を所望枚数連設
    すると共に前記型枠用パネル間にコンクリートを打設し
    て地下構築物を構築することを特徴とする地下構築物の
    構築方法。
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JPH0211847U (ja) * 1989-04-26 1990-01-25

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