JP3315492B2 - 床梁構法 - Google Patents

床梁構法

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JP3315492B2
JP3315492B2 JP24807893A JP24807893A JP3315492B2 JP 3315492 B2 JP3315492 B2 JP 3315492B2 JP 24807893 A JP24807893 A JP 24807893A JP 24807893 A JP24807893 A JP 24807893A JP 3315492 B2 JP3315492 B2 JP 3315492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は場所打ち鉄筋コンクリー
ト、またはプレキャスト鉄筋コンクリート造の壁に取り
つくハーフプレキャストコンクリートスラブを使用した
床梁構法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁aには梁bが設けられていて、
梁型cは梁幅が壁厚より大きく、また梁成においても床
dの厚さより大きくしているのが一般的である。(図1
0参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように壁面より梁
型が突出することは、施工時の鉄筋の組立、型枠の加
工、組立が複雑となる。また梁型が突出することによっ
て建物の使用時の障害となることがある。本発明は前記
従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、そ
の目的とする処は、梁型の突出をなくし、施工を容易な
らしめる床梁構法を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、壁に取り付く床梁を、梁成が床スラブ厚
と等しく、梁幅が水平に拡がる扁平な梁とし、スラブ下
まで鉄筋コンクリート壁を施工したのち、同壁を支持材
として相対する前記床梁を構成する薄肉のハーフプレキ
ャストコンクリート板を建て込み、同各ハーフプレキャ
ストコンクリート板における壁際位置に組み込まれた各
梁鉄筋における肋筋の立上り部を壁位置において互いに
抱合し、肋筋の交差部にこれと直交する梁主筋を配筋
し、同各ハーフプレキャストコンクリート板上に亘って
壁に付帯する梁鉄筋を組立てたのちコンクリートを打設
することを特徴とする。
【0005】また、本発明は、壁に取り付く床梁を、梁
成が床スラブ厚と等しく、梁幅が水平に拡がる扁平な梁
とし、鉄骨部材が埋設された壁をスラブ下まで施工した
のち、同壁を支持材として相対する前記床梁を構成する
薄肉のハーフプレキャストコンクリート板を同壁上に突
出する鉄骨部材を挟んで建て込み、同各ハーフプレキャ
ストコンクリート板上に亘って前記鉄骨部材を挟んで前
記壁に付帯する梁鉄筋を組立てたのちコンクリートを打
設することを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】本発明によれば、壁に取り付く床梁の梁成をス
ラブ厚と等しくし、梁幅が水平に拡がる扁平な梁とし
て、鉄筋コンクリート壁をスラブ下まで施工したのち、
同壁上に前記梁を構成する薄肉のハーフプレキャストコ
ンクリート板を建て込んで、同各板に亘って壁に付帯す
る梁鉄筋を組立ててコンクリートを打設することによっ
て、梁型が壁面より突出することがなく、梁型が使用に
際しての障害とならない室内空間が得られる。
【0008】また、本発明によれば、スラブ下まで施工
された壁を支持材として前記各ハーフプレキャストコン
クリート板を建て込んで、同各板における肋筋の立上り
部を壁位置において互いに抱合し、肋筋の交差部にこれ
と直交する梁主筋を配筋してコンクリートを打設するこ
とによって梁型が壁面に突出することがなく、壁上位置
における梁筋交差部の交差肋筋及び挿入主筋によってハ
ーフプレキャストコンクリート板の脱落が防止される。
【0009】また、本発明によれば、鉄骨部材が埋設さ
れた壁をスラブ下まで施工し、同壁を支持材として同壁
上に突出する鉄骨部材を挟んで前記各ハーフプレキャス
トコンクリート板を建て込み、同各ハーフプレキャスト
コンクリート板上に前記鉄骨部材を挟んで壁に付帯する
梁鉄筋を組立てたのちコンクリートを打設することをに
よって、前記の場合と同様に壁面に梁型が突出すること
なく、且つハーフプレキャストコンクリート板の脱落が
防止される。
【0010】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。図1及び図2に示すように、スラブ下まで壁Aを施
工する。なお同壁Aは現場打鉄筋コンクリート壁でもP
C鉄筋コンクリート壁であってもよい。次いで同壁Aに
取り付く、梁成が床スラブ厚と等しく、梁幅が水平に拡
がる扁平な床梁を構成する相対する一双の薄肉のハーフ
プレキャストコンクリート板Bを支持し、同各ハーフプ
レキャストコンクリート板Bの壁際に組込まれた梁を形
成する鉄筋のうち、肋筋1における梁幅際での立上り部
1aを壁A上において互いに交差抱着せしめ、同交差部
にプレキャストスラブの脱落防止を兼用する梁下端主筋
2c及び梁上端主筋3を配筋する。
【0011】図8及び図9は本方法の施工状態の詳細を
示すもので、図8は図1の拡大図、図9は本方法の適用
される建築物の基準階における平面図で、図中Fは柱、
Gは桁行梁、Bは薄肉のハーフプレキャストコンクリー
ト板、Dは扁平床梁、Cは床スラブ、Eは中空型枠ブロ
ック、4は前記ハーフプレキャストコンクリート板Bに
内蔵されたトラス筋である。
【0012】先ず現場施工によりSRC、RC構造の柱
F、SRC、RC構造又はPC構造よりなる梁G、RC
構造又はPC構造よりなる壁Aを構築し、相隣る同壁A
間に支持されたハーフプレキャストコンクリート板Bを
架設し、床梁となる扁平床梁筋を配筋して、ハーフプレ
キャストコンクリート板には中空スラブ工法によって床
スラブを施工する。
【0013】同中空スラブ工法は図9の右側と、図8の
左側半部に示すように、前記ハーフプレキャストコンク
リート板のY方向に亘って、一定間隔に成の高いトラス
筋4が内蔵され、相隣るトラス筋4の間に、同各トラス
筋4と平行して中空型枠ブロックEを載置して、スラブ
上筋15を配筋してコンクリート5を打設し、スラブC
を構築する。なお前記中空型枠ブロックEは発泡スチロ
ール、或いはプラスチックで成型される。
【0014】本方法においては前記したように、床スラ
ブCは中空スラブ工法を採用して、前記ハーフプレキャ
ストコンクリート板Bには予め梁成が床スラブの厚さと
等しく、梁幅が水平に拡がる扁平の床梁を構成するよう
に、梁肋筋1を相対して組み立てる梁肋筋と交差抱着す
るように配筋し、更に梁下主筋2をも配筋して前記の工
程により壁に支持して架設する。
【0015】次いで梁上梁3を梁下主筋の継手添筋2a
と柱内への定着添筋2bを配筋して床梁を形成し、前記
中空スラブ工法の施工手順に従って床スラブを構築す
る。なお図5は図9における中空スラブのX方向のスラ
ブ断面を示す。図6及び図7は本発明の他の実施例を示
し、鋼板ブレース6が内蔵されたプレキャストコンクリ
ート造の壁Aを建込み、同壁Aを支持部材として鋼板ブ
レース6を挟む両側に一双のハーフプレキャストコンク
リート板Bを建て込み、同各ハーフプレキャストコンク
リート板Bと壁Aと鋼板ブレース6の突出部との間にプ
レキャストスラブ脱落防止用のモルタルピース7、7を
挿入し、前記両ハーフプレキャストコンクリート板B、
B上に亘って肋筋8及び梁上端筋9並に梁下端筋10を
配筋し、前記両ハーフプレキャストコンクリート板B、
B上にコンクリートを打設して壁付帯梁D、床スラブC
を施工する。図中11はブレース本体である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、壁に取
り付く床梁を、梁成が床スラブ厚と等しく、梁幅が水平
に拡がる扁平な梁として、スラブ下まで施工した壁を支
持材として、前記床梁構成用薄肉のハーフプレキャスト
コンクリート板を建て込み、同各ハーフプレキャストコ
ンクリート板上に亘って、壁に付帯する梁鉄筋を組立て
たのちコンクリートを打設することによって梁型が突出
しない室内空間が施工され、施工の簡素化が図られる。
【0017】また、本発明によれば、前記各ハーフプレ
キャストコンクリート板における壁際位置に組み込まれ
た各梁鉄筋における肋筋の立上り部を壁位置において互
いに抱合して、同各肋筋の交差部にこれと直交する梁主
筋を配筋してコンクリートを打設することによって梁型
の出ない室内空間が施工され、壁上位置における交叉肋
筋及び挿入梁主筋によってハーフプレキャストコンクリ
ート板の脱落防止が図られ、施工上の安全性が向上され
る。
【0018】また、本発明によれば、スラブ下まで施工
された壁を支持部材として、壁上に突出する鉄骨部材を
挟んで前記各ハーフプレキャストコンクリート板を建て
込み、同各ハーフプレキャストコンクリート板上に前記
鉄骨部材を挟んで前記壁に付帯する梁鉄筋を組立てたの
ちコンクリートを打設することをによって、鉄骨部材が
埋設された壁を有する建造物においても梁型の出ない室
内空間が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床梁構法の一実施例の実施状況を
示す図3イ−イ矢視の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の実施状況を示す縦断面図
である。
【図3】図4のロ−ロ矢視縦断面図である。
【図4】図3の平断面図である。
【図5】図8のハ−ハ矢視の中空スラブ断面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の実施状況を示す縦断
面図である。
【図7】図6の横断面図である。
【図8】図1の拡張図で左側は中空スラブのトラス部を
示し、右側は中空型枠を示す。
【図9】建築物の基準階平面伏図で左半分はPCaスラ
ブ板に中空型枠を載置した伏図、右半分は壁Aと梁Gに
PCa板Bを取付けた伏図である。
【図10】従来構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 壁 A′ 上階の予想壁 B ハーフプレキャストコンクリート板 C 床スラブ D 壁付帯梁 E 中空型枠 e 中空部 F 柱 G 梁 1 肋筋 1a 立上り部 2 梁下端主筋(PCa板に内蔵) 2a 下端主筋継手添筋 2b 下端主筋定着添筋 2c 下端主筋 3 梁上端主筋 4 トラス筋 5 コンクリート(後打) 6 鋼板ブレース 7 モルタルピース 8 肋筋 9 梁上端筋 10 梁下端筋 11 ブレース本体 15 スラブ上端筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/43 E04B 5/38 E04B 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁に取り付く床梁を、梁成が床スラブ厚
    と等しく、梁幅が水平に拡がる扁平な梁とし、スラブ下
    まで鉄筋コンクリート壁を施工したのち、同壁を支持材
    として相対する前記床梁を構成する薄肉のハーフプレキ
    ャストコンクリート板を建て込み、同各ハーフプレキャ
    ストコンクリート板における壁際位置に組み込まれた各
    梁鉄筋における肋筋の立上り部を壁位置において互いに
    抱合し、肋筋の交差部にこれと直交する梁主筋を配筋
    し、同各ハーフプレキャストコンクリート板上に亘って
    壁に付帯する梁鉄筋を組立てたのちコンクリートを打設
    することを特徴とする床梁構法。
  2. 【請求項2】 壁に取り付く床梁を、梁成が床スラブ厚
    と等しく、梁幅が水平に拡がる扁平な梁とし、鉄骨部材
    が埋設された壁をスラブ下まで施工したのち、同壁を支
    持材として相対する前記床梁を構成する薄肉のハーフプ
    レキャストコンクリート板を同壁上に突出する鉄骨部材
    を挟んで建て込み、同各ハーフプレキャストコンクリー
    ト板上に亘って前記鉄骨部材を挟んで前記壁に付帯する
    梁鉄筋を組立てたのちコンクリートを打設することを特
    徴とする床梁構法。
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