JP3156906B2 - 魚釣用両軸受型リ−ル - Google Patents

魚釣用両軸受型リ−ル

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JP3156906B2
JP3156906B2 JP14525495A JP14525495A JP3156906B2 JP 3156906 B2 JP3156906 B2 JP 3156906B2 JP 14525495 A JP14525495 A JP 14525495A JP 14525495 A JP14525495 A JP 14525495A JP 3156906 B2 JP3156906 B2 JP 3156906B2
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朋宏 村山
信之 山口
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リ−ル本体の握持保
持性の向上を図った魚釣用両軸受型リ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の魚釣用両軸受型リ−ルは、リ−ル
本体の側板間のスフ−ル後方に指当て部材を架設し、釣
糸放出操作時のスプ−ルサミング操作を容易に行うよう
にしたものが、例えば実開平4−97573 号公報にも見ら
れるように従来より知られている。しかしながら、上面
に指当て可能な平面部を有する指当て部材がリ−ル側板
の後部外周より突出するように配設されているので、親
指先端部分を指当て部材の上面に載せて釣糸放出時のス
プ−ルのサミング操作を容易に行えるが、リ−ルを手の
平の中に入れて握持保持する際に手の親指の付け根部分
が側板の上部よりずれてスプ−ルフランジ外周又は釣糸
外周面に触れて巻取操作を円滑に行えなかったり、或い
は側板上部を安定して握持保持できないので、確実なフ
ッキング操作ができない等の課題が残されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、リ−ルを手の平の中に入れて握持保持する際に手
の親指の付け根部分が側板の上部よりずれてスプ−ルフ
ランジ外周又は釣糸外周面に触れて巻取操作を円滑に行
えなかったり、或いは側板上部を安定して握持保持でき
ないので、確実なフッキング操作ができない等のことで
ある。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、リ−ルを
握持保持する手の親指の保持位置が安定し、かつ親指に
よる支持が安定し、巻取り操作やフッキング操作時の保
持が確実に行える魚釣用両軸受型リ−ルを提供すること
である。
【0005】
【問題を解決するための手段】この発明は、かかる目的
を達成するために、請求項1に係わる発明は、リール本
体の側板間にスプールを回転自在に支持し、該スプール
後方のリール側板間に上面に指当て面を有する指当て部
材を架設した魚釣用両軸受型リールにおいて、前記指当
て部材をスプール後方のリール側板間において該リール
側板の後部外周より突出しないようにスプール側に向け
て指当て面を延設形成すると共に、前記指当て部材の上
面に親指載置面とリール本体のハンドルを設けた側枠側
に規制部とを夫々形成し、該規制部と反ハンドル側の側
枠の間に握持保持した手の親指の付け根の膨出部が嵌ま
るように載せられて親指の側方への移動を規制したこと
を要旨とするものである。
【0006】
【作用】請求項1に係わる魚釣用両軸受型リールによれ
ば、親指の付け根の膨出部が規制部7と側枠1bの間に
嵌まるように載せられて親指は規制部7の規制面7aで
側方への移動が規制されて保持されるので、親指による
支持が安定して巻取り操作やフッキング操作時の保持が
確実に行える。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図4は左ハンドルの第1実施例で、図1
は魚釣用両軸受型リ−ルの斜視図、図2は魚釣用両軸受
型リ−ルの背面図、図3は魚釣用両軸受型リ−ルの平面
図、図4は魚釣用両軸受型リ−ルの内側の要部断面側面
図である。
【0008】リ−ル本体Aは側枠1と側枠1の左右両側
枠1a、1bに取り付けられた左側側板2と右側側板3で構
成されている。側枠1は左右両側枠1a、1bと図示しない
支柱とリ−ル脚10の固定板1cが一体的に、かつ左右両側
枠1a、1bが平行に保持されている。両側枠1a、1b間には
スプ−ル4が回転可能に支持され、スプ−ル4が固定さ
れたスプ−ル軸11は側枠1a側に取り付けられた図示しな
い一方の軸受と側枠1b側に取り付けられた図示しない他
方の軸受で回転可能に軸承されている。スプ−ル軸11の
外周には図3のようにピニオン12が軸方向に移動自在に
嵌合されると共に、図示しないクラッチ機構でスプ−ル
軸11とピニオン12は係脱自在に構成されている。ピニオ
ン12には駆動歯車13が噛合されて駆動歯車13はハンドル
軸14に嵌合されると共に図示しないドラグ機構を介して
摩擦係合されている。左側側板2から外部に突出された
ハンドル軸14にハンドル15が取り付けられている。スプ
−ル4の釣糸巻回胴部4a外周に釣糸5が巻回され、釣糸
巻回胴部4aの両側にはフランジ部4b、4cが形成されてい
る。
【0009】両側枠1a、1b間のスプ−ル4より後方に指
当て部材6の親指載置板6aが両側枠1a、1bに一体的に固
定されて上面の親指載置面6bはスプ−ル4側に延設され
ている。親指載置板6a上のハンドル15を設けた側枠1a側
には親指の側方への移動を規制する規制部7が固定され
ている。親指載置板6a上の規制部7を除く上面は親指載
置面6bに形成されている。図面で規制部7は合成樹脂材
等で形成されているが、親指載置板6aと規制部を一体に
屈曲形成してもよい。規制部7には規制面7aと側枠1aの
外周より幾分低い外周面7bとで形成されている。外周面
7bは側枠1aの外周より突出しない等高面としてもよい。
【0010】魚釣用両軸受型リ−ルの動作は、図示しな
いクラッチ機構がON状態でスプ−ル4に釣糸5が巻回
される方向にハンドル15が回転されると、ハンドル軸14
と図示しないドラグ機構を介して駆動歯車13が回転され
てピニオン12とスプ−ル軸11とスプ−ル4が正回転され
る。魚釣用両軸受型リ−ルが右手で握持保持される時
は、指当て部材6の親指載置板6aの親指載置面6b上に親
指が載せられ、かつ規制部7と側枠1bの間に親指の付け
根の膨出部が嵌まるように載せられて保持される。スプ
−ル4の釣糸巻回胴部4a外周に巻回された釣糸5が繰り
出される時は、図2、図4のように親指が釣糸巻回胴部
4a外周に巻回された釣糸5の巻き外周5aやフランジ部4c
に当てられてサミング操作される。
【0011】魚釣用両軸受型リ−ルが右手で握持保持さ
れる時、指当て部材6の親指載置面6b上に親指が載せら
れ、かつ親指の付け根の膨出部が親指載置面6b上に載せ
られて保持されるので、親指による支持が安定する。更
に親指の付け根の膨出部が規制部7と側枠1bの間に嵌ま
るように載せられて親指は規制部7の規制面7aで側方へ
の移動が規制されて保持されるので、親指による支持が
安定する。親指による支持が安定すると、巻取り操作や
フッキング操作時の保持が確実に行える。
【0012】前記のように魚釣用両軸受型リ−ルが構成
されると、リ−ルを手の平の中に入れて握持保持する際
に親指の保持位置が安定し、巻取り操作やフッキング操
作時の保持が確実に行えて漁果を増大することが出来
る。更に親指の側方への移動を規制することで親指によ
る支持が安定し、巻取り操作やフッキング操作時の保持
が更に確実に行えて漁果を増大することが出来る。
【0013】図5、図6は右ハンドルの第2実施例で、
図5は魚釣用両軸受型リ−ルの斜視図、図6は魚釣用両
軸受型リ−ルの内側の要部断面側面図である。
【0014】第2実施例では、側枠1bに取り付けられた
右側側板3の外側にハンドル15が設けられている。両側
枠1a、1b間のスプ−ル4より後方に指当て部材6の親指
載置板6aが両側枠1a、1bに一体的に固定されて上面の親
指載置面6bはスプ−ル4側に延設されている。親指載置
板6a上のハンドル15を設けた側枠1b側には親指の側方へ
の移動を規制する規制部7が固定されている。規制部7
には規制面7cと側枠1bの外周より幾分低い外周面7bとで
形成されている。他の構成は前記第1実施例と略同一で
ある。
【0015】魚釣用両軸受型リ−ルの動作は、前記第1
実施例と同様に図示しないクラッチ機構がON状態でス
プ−ル4に釣糸5が巻回される方向にハンドル15が回転
されると、ハンドル軸14と図示しないドラグ機構を介し
て駆動歯車13が回転されてピニオン12とスプ−ル軸11と
スプ−ル4が正回転される。魚釣用両軸受型リ−ルが左
手で握持保持される時は、指当て部材6の親指載置板6a
の親指載置面6b上に親指が載せられ、かつ規制部7と側
枠1aの間に親指の付け根の膨出部が嵌まるように載せら
れて保持される。スプ−ル4の釣糸巻回胴部4a外周に巻
回された釣糸5が繰り出される時は、図6のように親指
が釣糸巻回胴部4a外周に巻回された釣糸5の巻き外周5a
やフランジ部4bに当てられてサミング操作される。
【0016】魚釣用両軸受型リ−ルが左手で握持保持さ
れる時、指当て部材6の親指載置面6b上に親指が載せら
れ、かつ親指の付け根の膨出部が規制部7と側枠1aの間
に嵌まるように載せられて親指は規制部7の規制面7cで
側方への移動が規制されて保持されるので、親指による
支持が安定する。
【0017】図7、図8は左ハンドルの第3実施例で、
図7は魚釣用両軸受型リ−ルの内側の要部断面側面図、
図8は魚釣用両軸受型リ−ルの斜視図である。
【0018】第3実施例では、両側枠1a、1b間のスプ−
ル4より後方に指当て部材6′が側枠1aに一体的に固定
されて側枠1bと指当て部材6′の間に隙間Bが形成され
ている。指当て部材6′は規制部6cと段部で親指載置板
6dが屈曲形成されている。親指載置板6d上面の親指載置
面6eはスプ−ル4側に延設されている。規制部6cの段部
の面が親指の側方への移動を規制する規制面6fに形成さ
れている。規制部6cの外周面6gは側枠1aの外周より突出
しない等高面に形成されている。両側枠1a、1b間のスプ
−ル4のスプ−ル軸11より前側の上方にパ−ミングプレ
−ト16が固定されている。他の構成は前記第1実施例と
略同一である。
【0019】魚釣用両軸受型リ−ルの動作は、前記第1
実施例と同様に図示しないクラッチ機構がON状態でス
プ−ル4に釣糸5が巻回される方向にハンドル15が回転
されると、ハンドル軸14と図示しないドラグ機構を介し
て駆動歯車13が回転されてピニオン12とスプ−ル軸11と
スプ−ル4が正回転される。魚釣用両軸受型リ−ルが右
手で握持保持される時は、指当て部材6′の親指載置板
6dの親指載置面6e上に親指が載せられ、かつ規制部6cと
側枠1bの間に親指の付け根の膨出部が嵌まるように載せ
られ、親指の先端はパ−ミングプレ−ト16の上に載せら
れて保持される。スプ−ル4の釣糸巻回胴部4a外周に巻
回された釣糸5が繰り出される時は、図7のように親指
が釣糸巻回胴部4a外周に巻回された釣糸5の巻き外周5a
やフランジ部4cに当てられてサミング操作される。
【0020】第3実施例において、指当て部材6′は両
側枠1a、1bに一体的に固定して隙間をなくしてもよい。
パ−ミングプレ−ト16は省略してもよい。規制部6cの外
周面6gは側枠1aの外周より幾分低く形成してもよい。
【0021】前記説明では、側枠1の左右両側枠1a、1b
と固定板1cが一体的に形成されたが、別体に形成して両
側枠1a、1bを平行に保持してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
握持保持する手の親指の側方への移動を規制して保持
ることで親指による支持が安定し、巻取り操作やフッキ
ング操作時の保持が更に確実に行えて漁果を増大するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左ハンドルの第1実施例で、魚釣用両軸受型リ
−ルの斜視図である。
【図2】同魚釣用両軸受型リ−ルの背面図である。
【図3】同魚釣用両軸受型リ−ルの平面図である。
【図4】同魚釣用両軸受型リ−ルの内側の要部断面側面
図である。
【図5】右ハンドルの第2実施例で、魚釣用両軸受型リ
−ルの斜視図である。
【図6】同魚釣用両軸受型リ−ルの内側の要部断面側面
図である。
【図7】左ハンドルの第3実施例で、魚釣用両軸受型リ
−ルの内側の要部断面側面図である。
【図8】同魚釣用両軸受型リ−ルの斜視図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体 2、3 側板 4 スプ−ル 6、6′ 指当て部材 6b、6e 親指載置面 6c、7 規制部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 89/015

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の側板間にスプールを回転自
    在に支持し、該スプール後方のリール側板間に上面に指
    当て面を有する指当て部材を架設した魚釣用両軸受型リ
    ールにおいて、前記指当て部材をスプール後方のリール
    側板間において該リール側板の後部外周より突出しない
    ようにスプール側に向けて指当て面を延設形成すると共
    に、前記指当て部材の上面に親指載置面とリール本体の
    ハンドルを設けた側枠側に規制部とを夫々形成し、該規
    制部と反ハンドル側の側枠の間に握持保持した手の親指
    の付け根の膨出部が嵌まるように載せられて親指の側方
    への移動を規制したことを特徴とする両軸受型リール。
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