JP3600571B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は魚釣操作時に於ける糸絡みの防止を図り、併せてリール全体を大型化することなくスプールの大口径化を可能とした魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平4−43017号公報または図に示すように、従来、多くの魚釣用スピニングリール1は、ロータ3に設けた一対の支持アーム5の先端部に、半環状のベール7がベール支持部材9,11を介して取り付けられており、ベール支持部材9,11は、支持アーム5の収容部13内に装着した反転制御装置15によって釣糸巻取り位置と釣糸放出位置に夫々振分け保持されている。
【0003】
そして、ベール7を釣糸放出位置へ倒して仕掛けを投擲すると、スプール17に巻回された釣糸がスパイラル状に繰り出され、また、ベール7を釣糸巻取り位置へ反転させて、ハンドル19の操作でロータ3を釣糸巻取り方向へ回転させると、ロータ3の回転に連動して前後方向へ往復動するスプール17に釣糸が巻回されるようになっている。
【0004】
しかし、図示するように上記スピニングリール1にあっては、ベール支持部材9,11が、収容部13を覆うカバー21から外方へ大きく突出して支持アーム5に軸着されているため、ベール支持部材9,11を含む支持アーム5全体の厚みが増して大型化してしまうと共に、魚釣操作中に釣糸がベール支持部材9,11に絡まってしまう虞があった。
【0005】
また、実開平3−74259号公報には、図10に示すようにロータ23に設けた支持アーム25の前周部に夫々嵌合溝27を形成し、当該嵌合溝27にベール支持部材29,31を嵌合してこれらを反転自在に軸支すると共に、ベール支持部材29,31と支持アーム25との結合部に於ける夫々の外側面を段差の少ない面に形成したスピニングリール33が開示されている。
【0006】
而して、斯かるスピニングリール33によれば、支持アーム25とベール支持部材29,31との結合部の外周が略面一となるため、図のスピニングリール1の如き糸絡みの問題は解消されることとなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、このスピニングリール33にあっては、ベール支持部材29,31を嵌合させる嵌合溝27を支持アーム25の前周部に設ける構造上、支持アーム25自体の厚みが増して、支持アーム25の外幅寸法Lが大きくなってしまう欠点が指摘されている。
【0008】
このため、一般にこの種のスピニングリールにあっては、スプールを大口径化することによって糸ぐせが付き難くサミング操作がし易くなる等の利点を有するが、斯様に支持アーム25自体が大型化したスピニングリール33に於てスプール35の大口径化を図ると、これに伴うロータの大型化によって支持アームがより一層大型化し、この結果、リール全体が大型,重量化して操作性が悪くなってしまう不具合が指摘されている。
【0009】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、魚釣操作時の糸絡みをなくして、魚釣り操作性の向上を図った魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ロータに設けた支持アームの先端側に、支持部材を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に装着した魚釣用スピニングリールに於て、上記支持アームに、支持部材の支持部を設けたカバー部材を装着し、当該支持部に支持部材の基部を軸着して支持部材を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に装着すると共に、支持部材の基部を、上記支持アームから外方へ突出しない肉厚を以って形成したことを特徴とする。
【0012】
(作用)
請求項1に係る発明によれば、支持アームに取り付く支持部材が釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転し、そして、支持部材を釣糸巻取り位置にセットして、ハンドルの操作でロータを釣糸巻取り方向へ回転させると、ロータの回転に連動して前後に往復動するスプールに釣糸が巻回されるが、支持部材の基部が、支持アームから外方へ突出しない肉厚を以って形成されているため、支持アーム外方への突出物がなくなり、釣糸の糸絡みが防止されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は請求項1の第一実施形態に係るスピニングリールに装着されるロータとスプールの要部切欠き平面図を示し、図に於て、37は図示しないリール本体の前端に回転可能に装着されるロータで、当該ロータ37には、これと一体に一対の支持アーム39,41がリール本体の前後方向に形成されている。そして、支持アーム39,41の先端部に、ベール支持部材(以下、「支持部材」という)43,45が釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に取り付き、両支持部材43,45間に図示しない半環状のベールが装着されている。
【0014】
また、リール本体には、上記ロータ37と同軸上にスプール47が装着されており、当該スプール47は、リール本体にトラバース運動可能に取り付くスプール軸に回転可能に支持されている。そして、スプール47とスプール軸は、スプール47に内蔵したドラグ装置によって摩擦結合されており、そのドラグ力は、スプール47の前端部に装着したノブの操作で任意に調節できるようになっている。
【0015】
更にまた、従来と同様、リール本体には釣糸巻取用のハンドルが装着されており、ハンドルの回転軸とロータ37はリール本体内に設けた周知のギヤ機構を介して連繋され、スプール軸とハンドルの回転軸は周知のトラバース機構によって連繋されている。
そして、上述した支持部材43,45は、図2に示すように支持アーム39に装着した振分け付勢装置49によって、図2の実線で示す釣糸巻取り位置と二点鎖線で示す釣糸放出位置とに振り分け保持され、また、釣糸放出位置にある支持部材43,45は、支持アーム41に装着した従来周知の復帰装置によって釣糸巻取り位置へ反転復帰するようになっている。そして、ベールを釣糸巻取り位置へ反転させた後、ハンドルの操作でロータ37を釣糸巻取り方向へ回転させると、ロータ37の回転に連動してトラバース運動するスプール47に釣糸が巻回されるようになっている。
【0016】
而して、本実施形態に係るスピニングリールは、上述の如き従来と同様の構成に加え、以下の如き特徴を有する。
図2は支持部材43の取付構造と振分け付勢装置49の詳細を示し、図中、51は振分け付勢装置49が収容,装着された凹状の収容部で、当該収容部51は、支持アーム39の周縁部に沿って立設した周壁53に囲繞されて形成されており、支持アーム39の先端側の周壁53には支持部材43の反転領域に亘って切欠き55が設けられている。
【0017】
そして、図1に示すように上記収容部51全体を覆ってカバー57が取り付けられており、カバー57の先端側内面に突設した円筒状の支持軸(支持部)59を、支持アーム39側に設けた係合孔61に係合してこれにスクリュー63をねじ込むことで、支持アーム39全体にカバー57が螺着されている。
而して、本実施形態は、支持アーム39の先端側の周壁53に設けた切欠き55に支持部材43の基部43aを挿通してこれを支持軸59に軸着するに当たり、基部43aを上記切欠き55を挿通し且つ支持アーム39の幅(収容部51)から外方へ突出しない薄肉な厚さを以って扁平状に成形したもので、斯様に基部43aを成形することで支持アーム39自体の薄肉化を図ると共に、当該基部43aをカバー57で覆って支持アーム39表面の突出物をなくし、糸絡みの防止を図っている。
【0018】
図2は振分け付勢装置49の詳細を示し、図中、65は支持部材43の基部43aに先端が係合ピン67を介して回動可能に連結されたストッパで、当該ストッパ65の後部は、収容部51の基端部に先端方向に向け一側に偏寄して設けられたコイルスプリング69先端に装着されて、当該コイルスプリング69のバネ力で支持部材43を常時付勢している。
【0019】
そして、支持部材43の基部43aの外周には、支持軸59を挟んでストッパ65との連結部の略反対側に段部71が形成されると共に、周壁53には支持軸59に向かってストッパ片73が突設されている。そして、支持部材43が実線で示す釣糸巻取り位置にあるとき、ストッパ65により反時計回りに付勢された基部43aの段部71がストッパ片73に圧接されて、支持部材43が位置決め保持されるようになっている。そして、切欠き55に沿って支持部材43が二点鎖線で示す釣糸放出位置に反転されると、コイルスプリング69の偏寄作用でストッパ65が基部43aとの連結部をストッパ片73に押圧して、支持部材43を釣糸放出位置に位置決め保持するようになっている。
【0020】
また、支持部材43が釣糸巻取り位置にあるとき、支持部材43の周壁53に設けた切欠き55を閉塞する閉塞部材75がストッパ65に設けられている。
閉塞部材75はストッパ65に一体成形された平板形状をなし、図2に示すように支持部材43が釣糸巻取り位置にあるとき、周壁53に設けた切欠き55を閉塞して異物の侵入を防止するようになっており、図2の二点鎖線で示すように切欠き55に沿って支持部材43が釣糸放出位置へ反転すると、切欠き55を開口させるようになっている。
【0021】
尚、支持アーム41側にも、支持アーム39側と同様、切欠きを有する周壁で囲繞された収容部が形成されると共に、当該収容部を覆ってカバー77が取り付けられている。
そして、支持部材45の基部が当該カバー77に突設した図示しない支持軸に軸着されて、支持部材45が切欠きに沿って釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に取り付くと共に、従来周知の図示しない復帰装置が収容部内に収容されているが、支持部材43の基部43aと同様、支持部材45の基部は支持アーム41の幅(収容部)から外方へ突出しない薄肉な厚さを以って扁平状に成形されており、斯様に支持部材45の基部を成形することで、支持アーム41自体の薄肉化を図ると共に、当該基部をカバー77で覆って支持アーム41表面の突出物をなくし、糸絡みの防止を図っている。
【0022】
更にまた、本実施形態は、上述した構成に加え、ロータ37に設けた支持アーム39,41の外幅寸法を従来のスピニングリールと同一寸法とすると共に、この外幅寸法に対し、スプール47の前側鍔部47aの外径寸法の比率を70%に設定してスプール47の大口径化を図ると共に、スプール47の釣糸巻回胴部47bを、スプール軸方向前方に向かって順次大径となるテーパ状(逆テーパ)に成形し、前側鍔部47aの外径寸法Aに対する釣糸巻回胴部47bの先端部の外径寸法Bの比率(B/A)を0.2〜0.9に設定して深溝タイプとしたことを特徴とする。
【0023】
このように本実施形態は、支持部材43,45の基部43aを、夫々、支持アーム39,41の幅から外方へ突出しない薄肉な扁平状に成形して、これをカバー57,77側に設けた支持軸59に軸着することで支持アーム39,41自体の薄肉化を図り、そして、当該支持アーム39,41の外幅寸法を従来のスピニングリールと同一寸法とすると共に、この外幅寸法に対するスプール47の前側鍔部47aの外径寸法の比率を70%に設定してスプール47の大口径化を図り、且つ各基部43aを夫々カバー57,77で覆ったので、釣糸が支持部材43,45に絡まることなく速い糸巻速度でスプール47に巻き取られることとなる。
【0024】
従って、本実施形態によれば、糸絡みを防止して操作性を向上させることができると共に、支持アーム39,41の薄肉化によってスプール47の大口径化が可能となるため糸巻速度が速まり、また、糸ぐせがつき難くなってサミング操作がし易くなる利点を有する。
更にまた、本実施形態によれば、スプール47を深溝タイプとして逆テーパ形状としたため、前側鍔部47aの外径寸法Aに対に対して釣糸を100%巻回しても、釣糸の放出時に釣糸の糸崩れが発生することがなく、十分な糸巻量を確保することができるし、切欠き55を閉塞する閉塞部材75によって収容部51内への異物の侵入を防止することができるので、使用環境の厳しい釣り場に於ても安心して使用することができる等の利点を有する。
【0025】
図3は請求項1の第二実施形態に係るスピニングリールに装着するロータとスプールの要部切欠き平面図を示し、図示するように本実施形態は、上記スプール47に代え、スプール79の前側鍔部79aの外径寸法Cを後側鍔部79bの外径寸法Dよりも大きくすると共に、釣糸巻回胴部79cを略ストレート形状として、前側鍔部79aの外径寸法Cに対する釣糸巻回胴部79cの外径寸法Eの比率(E/C)を0.2〜0.9に設定したもので、その他の構成は図1の実施形態と同一であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0026】
而して、本実施形態によっても、糸絡みを防止して操作性を向上させることができると共に、支持アーム39,41自体の薄肉化を図ってスプール79の大口径化が可能となるが、斯かる効果に加え、本実施形態によれば、釣糸巻回胴部79cに釣糸を後鍔79bの外径寸法Dと同程度巻回しても、スプール79の前側鍔部79aの方が後側鍔部79bより大きいために、釣糸がばらけることなく魚釣操作が行える利点を有するし、また、釣糸が大口径に巻回できるので、糸ぐせや糸よれ等の影響を極力防止することが可能である。
【0027】
図4は請求項1の第三実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図を示し、図中、81は支持アーム、83は当該支持アーム81の表面側にスクリュー85を介して取り付くカバーで、本実施形態は、カバー83に比し支持アーム81を短く成形して、カバー83の先端側の内面83aに支持部材87の基部87aを軸着する円筒状の支持軸(支持部)89を設けると共に、魚釣操作時に於ける糸絡みを防止するため、支持部材87の基部87aを支持アーム81との間に段差のない肉厚に成形して、当該基部87aを上記支持軸89にスクリュー91を介して軸着したもので、基部87aと支持アーム81は面一となっている。
【0028】
そして、図1の実施形態と同様、支持アーム81には、その周縁部に沿って周壁が立設されて収容部92が形成されており、支持部材87は支持アーム81の先端側の周壁に設けた切欠きに沿って釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転するようになっている。
尚、その他の構成は図1に示す実施形態と同様であるため、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0029】
而して、本実施形態によっても、魚釣操作時に於ける糸絡みの防止が可能となると共に、ロータ及びリール本体を大型化することなくスプールの大口径化が可能となる。
図5は請求項1の第四実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図を示し、図4に示す実施形態と同様、本実施形態も支持アーム95に設けた収容部96を覆うカバー93に比し当該支持アーム95を短く成形して、カバー93の先端側の内面93aに支持部材43の基部43aを軸着する筒状の支持軸97を設けると共に、当該基部43aを支持アーム95との間に段差のない肉厚に成形したものであるが、本実施形態は上記スクリュー91に代えて、ピン99で支持部材43を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に取り付けたものである。
【0030】
そして、本実施形態に於ても、基部43aは支持アーム95の先端側の周壁に設けた切欠きを挿通している。
即ち、上記支持軸97にはピン挿入孔101が形成されている。そして、基部43aの裏面には、ピン99の挿入側先端部にリテイナ103を装着させる切欠き105が成形されており、カバー93の表面側からピン99をピン挿入孔110に挿入してその挿入側先端部にリテイナ103を装着することで、支持部材43が、支持アーム95の先端側の周壁に設けた切欠きに沿って釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に取り付けられている。
【0031】
また、図6は請求項1の第五実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図を示し、本実施形態は図4の変形例で、支持部材43の基部43aを支持アーム81から外方へ突出しない肉厚を以って成形すると共に、支持軸89に支持部材43を軸着するスクリュー107の頭部107aを大径として、当該頭部107aで支持部材43の抜止めを図ったもので、本実施形態に於ても、基部43aは支持アーム81先端側の周壁に設けた切欠きを挿通して、支持部材43が当該切欠きに沿って釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能とされている。
【0032】
図5及び図6の実施形態はこのように構成されており、これらの実施形態によっても、上記各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
図7は請求項1の第六実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図を示し、図1の実施形態では、支持軸59を突設したカバー57を支持アーム39の表面側全体に取り付けたが、本実施形態は、支持アーム109の周縁部に立設した周壁で支持アーム109の内側に凹状の収容部111を設け、そして、当該収容部111全体をカバー57で覆って、カバー57に設けた支持軸59に支持部材43の基部43aを軸着することで、支持部材43を支持アーム109の先端側の周壁に設けた切欠きに沿って釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に取り付けたものである。
【0033】
また、図8は請求項1の第七実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図を示し、図4の実施形態では、支持軸89を突設したカバー83を支持アーム81の表面側に取り付けたが、本実施形態は、支持アーム113の内側にカバー83を装着し、そして、当該支持アーム113をカバー83よりも短く形成すると共に、支持部材87の基部87aを、支持アーム113との間に段差のない肉厚に成形して、カバー83に設けた支持軸89に支持部材87を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に取り付けたもので、本実施形態に於ても、基部87aは支持アーム113先端側の周壁に設けた切欠きを挿通して、支持部材87が当該切欠きに沿って釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能とされている。
【0034】
而して、これらの各実施形態によっても、魚釣操作時に於ける糸絡みの防止が可能となると共に、ロータ及びリール本体を大型化することなくスプールの大口径化が可能である。
【0040】
尚、既述した各実施形態の如くベールを装着したこの種のスピニングリールにあっては、支持アームに支持部材が装着されるが、従来、ベールを装着しないスピニングリールも多く存在する。
【0041】
そして、このような魚釣用スピニングリールでは、上記支持部材に相当する支持部材が支持アームに取り付けられてラインローラが装着されるが、本発明はこのような構造のスピニングリールにも適用できるものである。
又、上記各実施形態では、ロータの支持アームの外幅寸法に対するスプールの前鍔の外径寸法の比率を70%に設定したが、支持アームの薄肉化を図った本発明によれば、この比率を60%から80%の間に設定することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に係るスピニングリールによれば、支持アーム外方への突出物をなくして魚釣操作時の糸絡みを防止したので、従来に比し魚釣り操作性が一段と向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の第一実施形態に係るスピニングリールに装着するロータとスプールの要部切欠き平面図である。
【図2】図1に示すロータの要部切欠き側面図である。
【図3】請求項1の第二実施形態に係るスピニングリールに装着するロータとスプールの要部切欠き平面図である。
【図4】請求項1の第三実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図である。
【図5】請求項1の第四実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図である。
【図6】請求項1の第五実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図である。
【図7】請求項1の第六実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図である。
【図8】請求項1の第七実施形態に係るスピニングリールに装着するロータの要部断面図である。
【図9】従来のスピニングリールの要部切欠き側面図である。
【図10】従来の他のスピニングリールの要部切欠き側面図である。
【符号の説明】
39,41,81,95,109,113 支持アーム
43,45,87 支持部材
43a,87a 基部
47,79 スプール
51,92,96,111 収容部
53 周壁
55 切欠き
57,77,83,93 カバー
59,89,97 支持軸

Claims (1)

  1. ロータに設けた支持アームの先端側に、支持部材を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に装着した魚釣用スピニングリールに於て、
    上記支持アームに、支持部材の支持部を設けたカバー部材を装着し、当該支持部に支持部材の基部を軸着して支持部材を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能に装着すると共に、支持部材の基部を、上記支持アームから外方へ突出しない肉厚を以って形成したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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