JPH0238631Y2 - - Google Patents

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JPH0238631Y2
JPH0238631Y2 JP9354884U JP9354884U JPH0238631Y2 JP H0238631 Y2 JPH0238631 Y2 JP H0238631Y2 JP 9354884 U JP9354884 U JP 9354884U JP 9354884 U JP9354884 U JP 9354884U JP H0238631 Y2 JPH0238631 Y2 JP H0238631Y2
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JP
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spool
spring
fitted
protrusion
fitting tube
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JP9354884U
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JPS617961U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 本考案は両軸受型リールにおいて、釣糸の急激
な伸張力を吸収する装置の改良に関するものであ
る。
従来の技術 魚が釣針にかかり釣糸を引いたときの釣糸の切
断及び魚の口切れを防ぐために、釣糸繰り出し時
に巻バネのスプリング力を利用して急激な張力を
吸収することは既に米国特許第1366340号明細書
等で知られているが、従来の方式は釣糸の捲戻し
を緩衝する巻バネが釣糸の捲取り機能も兼ねてい
るので、長期間使用している間に釣糸捲取り時の
荷重で巻バネが変形又は疲労し緩衝作用を低下さ
せる欠陥がある。
考案が解決しようとする問題点 本考案はこのような欠陥を改善して釣糸の捲取
り時にはストツパー係止機構でスプールを回動
し、巻バネの緩衝作用に支障を来すことを防止す
ると共に捲戻し時には二本の巻バネを使用してス
プールが略2回転、回動し緩衝作用を一層助長す
るようにしたものである。
考案の構成 本考案は前記目的を達成するために、リール側
板間に回転自在に支承されかつハンドル軸と連動
したスプール軸に、第1巻バネと第2巻バネとを
嵌装すると共にこれら第1巻バネ及び第2巻バネ
の外側にスプールを嵌合し、前記第1巻バネの外
端をスプールに、内端を第2巻バネ外側のスプー
ル内部に嵌合した嵌合筒の底部に夫々係止し、嵌
合筒の口縁の内外側に係止突片を設け、内側係止
突片をスプール軸に係着したリングの突起と、外
側係止突片をスプールに設けた係合突起と夫々係
合自在に形成し、更に前記第2巻バネの内端を嵌
合筒の底部に、外端を前記リングに夫々係止した
ことを要旨とするものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、リ
ール側板1,2間に支承されたスプール軸33は
公知のようにその一側にピニオン4を係脱自在に
設け、該ピニオン4はハンドル軸5に設けられた
ドラグ機構6を有する駆動歯車7と噛合し、ハン
ドル8の回動をスプール軸3に伝達するように形
成されている。
前記スプール軸3にはスプール9が回転自在に
嵌合すると共にスプール9のリール側板2側の端
面中心部には、スプール軸3に嵌合した係止板1
0が係合嵌着し、該係止板10に外端を係止され
た第1巻バネ11はスプール軸3に嵌合してスプ
ール9の中空部の中央部に達している。
またリール側板1側のスプール9の端面中心部
には係合突起12を設けた欠円環状の回動規制凹
部13が設けられると共にスプール9のリール側
板1側の中空部内には、前記回動規制凹部13に
嵌合する係止鍔縁14を有する嵌合筒15が嵌合
しており、嵌合筒15の内端底部には前記第1巻
バネ11の内端と嵌合筒15内のスプール軸3に
嵌装された第2巻バネ16の内端とが夫々係止さ
れている。
前記第2巻バネ16の外端はスプール軸3の欠
円部3′に止めワツシヤー17′を介して係合嵌着
したリング17に係止されると共に該リング17
外側には嵌合筒15の鍔縁14の内側に突設され
た内側係止突片18の回動軌跡上に位置するよう
に突起19が設けられている。
また鍔縁14には前記内側係止突片18と対向
するように外側係止突片20が設けられ、該外側
係止突片20はスプール9の回動規制凹部13の
係合突起12と係合できるように形成されてい
る。
本考案実施例は上記のように構成されているの
で、釣糸を捲取るときには、スプール軸3を反時
計廻り方向に回動すると、これと一体に係着され
ているリング17は第2巻バネ16を巻き締めな
がらその突起19は嵌合筒14の内側係止突片1
8に係合して嵌合筒14を反時計廻り方向に回動
し、更に第1巻バネ11を巻き締めながらその外
側係止突片20がスプール9の係合突起12に係
合してスプール9を反時計廻り方向に回動して釣
糸をスプール9に捲着する。
また、釣糸が繰出されるときには、第4図の如
くスプール9が時計廻り方向に逆転すると、スプ
ール9は第1巻バネ11で緩衝されながら時計廻
り方向に回動すると共に第1巻バネ11の内端が
連結されている嵌合筒15も第5図のように随伴
回動し、その回動速度差によつてスプール9の係
合突起12は嵌合筒15の外側係止突片20に追
付き係合して第6図の如くスプール9は嵌合筒1
5と共に第2巻バネ16で緩衝されながら回動
し、更にこのスプール9と嵌合筒15とが時計廻
り方向に回動すると、嵌合筒15の内側係止突片
18はスプール軸3に一体的に係着されているリ
ング17の突起19に係止され、スプール9の逆
転は阻止されるものである。
考案の効果 本考案は釣糸を捲取るときには、スプール軸に
係着したリングの突起をスプール内部に嵌合した
嵌合筒の内側係止突片に係合せしめて嵌合筒を回
動し、更に該嵌合筒の外側係止突片をスプールの
係合突起に係合せしめてスプールを回動するよう
にしたので、従来のように巻バネで直接スプール
を回動せしめることがなく、従つて捲取り時の負
荷で巻バネが変形したり、長期使用している間に
弾力が低下したりして緩衝作用を阻害することが
ないと共に嵌合筒及びリングを介して二本の巻バ
ネを作用させることによりスプールは略2回転回
動して張力を緩衝するため、緩衝機能は円滑かつ
充分であつて釣糸の切断及び魚の口切れを確実に
防止することができ、引きが強く口元の弱い魚の
口切れ防止や細い釣糸の魚釣りにも充分に対応で
き、巾広い魚釣りができる優れた特徴と実用性を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の縦断正面図、第2図は第1図
A−A線断面図、第3図は第1図B−B線断面
図、第4図乃至第7図は夫々本考案要部の作動態
様を示す側面図、第8図は本考案要部の分解斜視
図である。 1,2……リール側板、3……スプール軸、5
……ハンドル軸、9……スプール、11……第1
巻バネ、12……係合突起、15……嵌合筒、1
6……第2巻バネ、17……リング、18……内
側係止突片、19……突起、20……外側係止突
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール側板間に回転自在に支承されかつハンド
    ル軸と連動したスプール軸に、第1巻バネと第2
    巻バネとを嵌装すると共にこれら第1巻バネ及び
    第2巻バネの外側にスプールを嵌合し、前記第1
    巻バネの外端をスプールに、内端を第2巻バネ外
    側のスプール内部に嵌合した嵌合筒の底部に夫々
    係止し、嵌合筒の口縁の内外側に係止突片を設
    け、内側係止突片をスプール軸に係着したリング
    の突起と、外側係止突片をスプールに設けた係合
    突起と夫々係合自在に形成し、更に前記第2巻バ
    ネの内端を嵌合筒の底部に、外端を前記リングに
    夫々係止した魚釣用両軸受型リール。
JP9354884U 1984-06-22 1984-06-22 魚釣用両軸受型リ−ル Granted JPS617961U (ja)

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JP9354884U JPS617961U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 魚釣用両軸受型リ−ル

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JPS617961U JPS617961U (ja) 1986-01-18
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JPS617961U (ja) 1986-01-18

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