JP3156582B2 - 内燃機関の触媒劣化判別装置 - Google Patents

内燃機関の触媒劣化判別装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガスを浄化す
べく内燃機関(エンジン)の排気通路に設けられた触媒
の劣化の有無を判別する装置(触媒劣化判別装置)に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用エンジンにおいて
は、排気ガス浄化対策として、排気ガス中の未燃成分
(HC,CO)の酸化と窒素酸化物(NOx )の還元と
を同時に促進する三元触媒が利用されている。そのよう
な三元触媒による酸化・還元能力を高めるためには、エ
ンジンの燃焼状態を示す空燃比(A/F)を理論空燃比
近傍(ウィンドウ)に制御する必要がある。そのため、
エンジンにおける燃料噴射制御においては、排気ガス中
の残留酸素濃度に基づき空燃比が理論空燃比よりもリッ
チかリーンかを感知するO2 センサ(酸素濃度センサ)
(図1参照)を設け、そのセンサ出力に基づいて燃料量
を補正する空燃比フィードバック制御が行われている。
【0003】かかる空燃比フィードバック制御では、酸
素濃度を検出するO2 センサをできるだけ燃焼室に近い
箇所、すなわち触媒コンバータより上流側に設けている
が、そのO2 センサの出力特性のばらつきを補償するた
めに、触媒コンバータより下流側に第2のO2 センサを
更に設けたダブルO2 センサシステムも実現されてい
る。すなわち、触媒下流側では、排気ガスは十分に攪拌
されており、その酸素濃度も三元触媒の作用によりほぼ
平衡状態にあることにより、下流側O2 センサの出力
は、上流側O2 センサよりも緩やかに変化し、従って混
合気全体のリッチ/リーン傾向を示す。ダブルO2 セン
サシステムは、触媒上流側O2 センサによるメイン空燃
比フィードバック制御に加え、触媒下流側O2 センサに
よるサブ空燃比フィードバック制御を実施するものであ
り、メイン空燃比フィードバック制御による空燃比補正
係数を、下流側O2 センサの出力に基づいて修正するこ
とにより、上流側O2 センサの出力特性のばらつきを吸
収し、空燃比制御精度の向上を図っている。
【0004】以上のような精密な空燃比制御を実施して
も、排気ガスの熱や鉛等の被毒の作用により触媒が劣化
してくると、十分な排気ガス浄化性能を得ることはでき
ない。そこで、従来より、種々の触媒劣化検出装置が提
案されている。その一つは、触媒下流側O2 センサによ
って暖機後のO2 ストレージ効果(過剰の酸素を保持し
未燃焼排気物の浄化に利用する機能)の低下を検出する
ことにより、触媒の劣化を診断するものである。すなわ
ち、触媒の劣化は、結果として暖機後の浄化性能の低下
を誘発するが、この装置は、O2 ストレージ効果の低下
を浄化性能の低下と推定し、下流側O2 センサの出力信
号を使用して、その軌跡長、フィードバック周波数等を
求め、O2 ストレージ効果の低下を検出し、触媒の劣化
を検出するものである。
【0005】例えば、特公平 7-26578号公報に開示され
た装置は、上記O2 ストレージ効果の低下を検出して触
媒の劣化を判別する装置である。すなわち、同装置は、
ダブルO2 センサシステムにおいて、空燃比フィードバ
ック制御中の下流側O2 センサ出力のリッチ/リーン反
転周期が所定値よりも短くなった場合に触媒が劣化した
と判別するものであり、その際、機関吸入空気量が所定
の劣化判別実行領域内にある場合にのみ触媒劣化判別を
行うようにしている。
【0006】一般に、触媒におけるO2 ストレージ能力
のレベルが同一であっても、触媒におけるO2 吸着・放
出量は、排気流量に応じて変化する。すなわち、排気流
量が大きければ、単位時間当たりにおける触媒のO2
着・放出量も大きくなる。そのため、排気流量が過大な
状態では、O2 ストレージ能力が低下していない正常触
媒であっても、流入排気空燃比がリッチ側に振れている
間に短時間でO2 を放出し尽くしてしまい、その後はO
2 を放出することができなくなる。また、同様に、排気
流量が過大な状態では、O2 ストレージ能力が低下して
いない正常触媒であっても、流入排気空燃比がリーン側
に振れている間に短時間でO2 吸着量が飽和してしま
い、その後はO2 を吸着することができなくなる。従っ
て、排気流量が過大な状態では、触媒が正常な場合であ
っても、下流側O2 センサ出力は上流側O2 センサ出力
と同様に変動するようになり、触媒劣化ありと誤判定さ
れる可能性がある。
【0007】また、逆に、排気流量が小さければ、単位
時間当たりにおける触媒のO2 吸着・放出量も小さくな
る。そのため、排気流量が過少な状態では、O2 ストレ
ージ能力が低下した劣化触媒であっても、流入排気空燃
比がリッチ側に振れている間に酸素を放出し尽くしてし
まうという状態には至りにくくなり、一方、流入排気空
燃比がリーン側に振れている間にO2 吸着量が飽和して
しまうという状態にも至りにくくなる。従って、排気流
量が過少な状態では、触媒が劣化している場合であって
も、下流側O2 センサ出力の変動は小さくなり、触媒劣
化なしと誤判定される可能性がある。上記特公平 7-265
78号公報に開示された装置は、排気流量にほぼ比例する
吸入空気量が所定の劣化判別実行領域内にある場合にの
み触媒劣化判別を行うことにより、かかる誤判定を防止
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年において
は、三元触媒が常に一定の安定した浄化性能を発揮しう
るように空燃比を制御する内燃機関も開発されている。
すなわち、O2 ストレージ能力は、排気ガスがリーン状
態にあるときに過剰分の酸素を吸着し、排気ガスがリッ
チ状態にあるときに不足分の酸素を放出することによ
り、排気ガスを浄化するものであるが、このような能力
は有限なものである。従って、O2 ストレージ能力を効
果的に利用するためには、排気ガスの空燃比が次にリッ
チ状態又はリーン状態のいずれとなってもよいように、
触媒中に貯蔵されている酸素の量を所定量(例えば、最
大酸素貯蔵量の半分)に維持することが肝要であり、そ
のように維持されていれば、常に一定のO2 吸着・放出
作用が可能となり、結果として触媒による一定の酸化・
還元能力が常に得られる。
【0009】このように触媒の浄化性能を維持すべくO
2 ストレージ量を一定に制御する内燃機関においては、
空燃比をリニアに検出可能な空燃比センサ(A/Fセン
サ)(図2参照)が用いられ、比例及び積分動作(PI
動作)によるフィードバック制御(F/B制御)が行わ
れる。すなわち、 次回燃料補正量=Kp *(今回の燃料差)+Ks *Σ
(これまでの燃料差) 但し、燃料差=(実際に筒内で燃焼せしめられた燃料
量)−(吸入空気をストイキとする目標筒内燃料量) 実際に筒内で燃焼せしめられた燃料量=空気量検出値/
空燃比検出値 Kp =比例項ゲイン Ks =積分項ゲイン なる演算により、フィードバック燃料補正量が算出され
る。
【0010】上記した燃料補正量の演算式からわかるよ
うに、その比例項は、O2 センサによるフィードバック
制御と同様に、空燃比をストイキに維持すべく作用する
成分であり、積分項は、定常偏差(オフセット)を消去
するように作用する成分である。すなわち、この積分項
の作用により、触媒におけるO2 ストレージ量が一定に
維持される結果となる。例えば、急加速等でリーンガス
が発生した場合には、かかる積分項の作用により、リッ
チガスが発生せしめられ、リーンガス発生の効果が相殺
される。
【0011】かかるO2 ストレージ量一定制御システム
においても、A/Fセンサの出力特性のばらつきを補償
するために、触媒下流側にO2 センサが設けられること
がある。従って、この場合にも、ダブルO2 センサシス
テムと同様に、触媒のO2 ストレージ効果の低下をO2
センサで検出することにより、触媒の劣化を検出するこ
とが考えられる。そして、その場合にも、前記した特公
平 7-26578号公報に開示されたように、排気流量にほぼ
比例する吸入空気量が所定の劣化判別実行領域内にある
場合にのみ触媒劣化判別を行うことにより、誤判定の防
止を図ることが好ましい。しかしながら、そのときに
は、以下に示されるような要因により、誤検出に至る可
能性がある。
【0012】一般に、触媒におけるO2 吸着・放出量
は、前述したように排気流量に依存するとともに、空燃
比の変動幅(又は機関空燃比の理論空燃比からの変位の
絶対値)にも依存する。すなわち、同一の排気流量であ
っても、空燃比の変動幅が大きい場合には、変動幅が小
さい場合に比較してO2 吸着・放出量は大きくなる。従
って、同一の排気流量であっても、空燃比の変動幅が大
きいほど、O2 ストレージ能力が限界に至る吸入空気量
は小さくなる、ということができる。
【0013】図3は、空燃比変動幅と触媒のO2 ストレ
ージ能力が限界に至る吸入空気量との関係を、正常触媒
の場合(曲線C1)及び劣化触媒の場合(曲線C2)に
ついて示す特性図である。曲線C1を越えるような吸入
空気量の領域では、たとえ正常触媒であっても、触媒劣
化ありと誤判定される。また、曲線C2は、換言すれ
ば、劣化触媒においてO2 ストレージ効果が現れる吸入
空気量を表し、曲線C2より低い吸入空気量の領域で
は、実際には劣化触媒であっても、触媒劣化なしと誤判
定される。
【0014】ダブルO2 センサシステムの場合には、吸
入空気量によらず、O2 センサがリッチを示すか又はリ
ーンを示すかに応じて、一定の燃料噴射量補正を行うこ
とにより、一定に空燃比を振る制御が行われるため、そ
の制御範囲は、図3に示されるように、空燃比変動幅a
0 からa1 までに示される狭い範囲となる。従って、触
媒劣化判定を実施すべき吸入空気量の領域は、同図に示
されるb0 を下限とし、b1 を上限とする一定の範囲と
することができる。
【0015】しかし、A/Fセンサの出力電圧に基づく
空燃比フィードバック制御においては、その出力電圧と
目標電圧(ストイキ相当電圧)との偏差が大きいほど燃
料補正量が大きくなるように制御されるため、走行状態
により空燃比の変動幅が大きく変化する。従って、誤検
出を防止すべく触媒劣化判定を実施すべき吸入空気量の
領域を一定の領域に限定することは、極めて困難であ
り、たとえ一定の領域を設定することができたとして
も、極めて狭い範囲であり、触媒の劣化を検出する機会
を著しく減少せしめることとなる。
【0016】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、排気
浄化触媒の上流側に排気ガス中の酸素濃度にほぼ比例す
る出力特性を有するA/Fセンサを設け、A/Fセンサ
の出力によって表される空燃比と理論空燃比との偏差に
基づいて空燃比が理論空燃比となるようにフィードバッ
ク制御する内燃機関において、触媒下流側O2 センサの
出力に基づき触媒劣化診断を行う場合に、その診断精度
の向上と診断機会の増大との両立を図ることにある。ひ
いては、本発明は、排気ガス浄化性能の向上を図り、大
気汚染防止に寄与することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、触媒劣化判定
を実施すべき吸入空気量の領域を空燃比変動幅(すなわ
ち、機関空燃比の理論空燃比からの変位)に応じて可変
にする、という基本的着想に基づき、以下に記載される
ような技術構成を採用することにより、上記目的を達成
するものである。
【0018】すなわち、本発明に係る、内燃機関の触媒
劣化判別装置は、内燃機関の排気通路に設けられた排気
浄化触媒の上流側に設けられ、排気ガス中の酸素濃度に
ほぼ比例する出力特性を有する上流側空燃比センサと、
前記排気浄化触媒の下流側に設けられた下流側空燃比セ
ンサと、少なくとも前記上流側空燃比センサの出力に基
づいて機関空燃比が理論空燃比となるようにフィードバ
ック制御する空燃比フィードバック制御手段と、機関吸
入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、前記空燃比
フィードバック制御の実行中において、前記機関吸入空
気量が所定の判別実行領域内にあるときに、少なくとも
前記下流側空燃比センサの出力に基づいて前記排気浄化
触媒の劣化の有無を判別する触媒劣化判別手段と、前記
上流側空燃比センサの出力と理論空燃比に相当する目標
出力との偏差に応じて、前記機関吸入空気量に関する判
別実行領域を設定する領域設定手段と、を具備する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0020】図4は、本発明の一実施形態に係る触媒劣
化判別装置を備えた電子制御式内燃機関の全体概要図で
ある。エンジンの燃焼に必要な空気は、エアクリーナ2
でろ過され、スロットルボデー4を通ってサージタンク
(インテークマニホルド)6で各気筒の吸気管7に分配
される。なお、その吸入空気流量は、スロットルボデー
4に設けられたスロットル弁5により調節されるととも
に、エアフローメータ40により計測される。また、吸
入空気温度は、吸気温センサ43により検出される。さ
らに、吸気管圧力は、バキュームセンサ41によって検
出される。
【0021】また、スロットル弁5の開度は、スロット
ル開度センサ42により検出される。また、スロットル
弁5が全閉状態のときには、アイドルスイッチ52がオ
ンとなり、その出力であるスロットル全閉信号がアクテ
ィブとなる。また、スロットル弁5をバイパスするアイ
ドルアジャスト通路8には、アイドル時の空気流量を調
節するためのアイドル回転速度制御弁(ISCV)66
が設けられている。
【0022】一方、燃料タンク10に貯蔵された燃料
は、燃料ポンプ11によりくみ上げられ、燃料配管12
を経て燃料噴射弁60により吸気管7に噴射される。
【0023】吸気管7では、空気と燃料とが混合され、
その混合気は、吸気弁24を介してエンジン本体すなわ
ち気筒(シリンダ)20の燃焼室21に吸入される。燃
焼室21において、混合気は、ピストン23により圧縮
された後、点火されて爆発・燃焼し、動力を発生する。
そのような点火は、点火信号を受けたイグナイタ62
が、点火コイル63の1次電流の通電及び遮断を制御
し、その2次電流が、点火ディストリビュータ64を介
してスパークプラグ65に供給されることによりなされ
る。
【0024】なお、点火ディストリビュータ64には、
その軸が例えばクランク角(CA)に換算して720°
CAごとに基準位置検出用パルスを発生させる基準位置
検出センサ50、及び30°CAごとに位置検出用パル
スを発生させるクランク角センサ51が設けられてい
る。なお、実際の車速は、車速を表す出力パルスを発生
させる車速センサ53によって検出される。また、エン
ジン本体(気筒)20は、冷却水通路22に導かれた冷
却水により冷却され、その冷却水温度は、水温センサ4
4によって検出される。
【0025】燃焼した混合気は、排気ガスとして排気弁
26を介して排気マニホルド30に放出され、次いで排
気管34に導かれる。なお、排気管34には、排気ガス
中の酸素濃度に基づき空燃比をリニアに検出するA/F
センサ45が設けられている。さらにそれより下流の排
気系には、触媒コンバータ38が設けられており、その
触媒コンバータ38には、排気ガス中の未燃成分(H
C,CO)の酸化と窒素酸化物(NOx )の還元とを同
時に促進する三元触媒が収容されている。こうして触媒
コンバータ38において浄化された排気ガスが大気中に
排出される。
【0026】また、このエンジンは、A/Fセンサ45
による空燃比フィードバック制御の制御中心を変動させ
ることによりA/Fセンサ45の出力特性のばらつきを
補償するサブ空燃比フィードバック制御を実施するエン
ジンであり、触媒コンバータ38より下流の排気系に
は、O2 センサ46が設けられている。
【0027】エンジン電子制御ユニット(エンジンEC
U)70は、燃料噴射制御(空燃比制御)、点火時期制
御、アイドル回転速度制御などに加え、触媒劣化判別処
理を実行するマイクロコンピュータシステムであり、そ
のハードウェア構成は、図5のブロック図に示される。
リードオンリメモリ(ROM)73に格納されたプログ
ラム及び各種のマップに従って、中央処理装置(CP
U)71は、各種センサ及びスイッチからの信号をA/
D変換回路75又は入力インタフェース回路76を介し
て入力し、その入力信号に基づいて演算処理を実行し、
その演算結果に基づき駆動制御回路77a〜77dを介
して各種アクチュエータ用制御信号を出力する。ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)74は、その演算・制御処
理過程における一時的なデータ記憶場所として使用され
る。また、バックアップRAM79は、バッテリ(図示
せず)に直接接続されることにより電力の供給を受け、
イグニションスイッチがオフの状態においても保持され
るべきデータ(例えば、各種の学習値)を格納するため
に使用される。また、これらのECU内の各構成要素
は、アドレスバス、データバス、及びコントロールバス
からなるシステムバス72によって接続されている。
【0028】以上のようなハードウェア構成を有する内
燃機関(エンジン)において実行されるECU70のエ
ンジン制御処理について、以下、説明する。
【0029】点火時期制御は、クランク角センサ51か
ら得られるエンジン回転速度及びその他のセンサからの
信号により、エンジンの状態を総合的に判定し、最適な
点火時期を決定し、駆動制御回路77bを介してイグナ
イタ62に点火信号を送るものである。
【0030】また、アイドル回転速度制御は、アイドル
スイッチ52からのスロットル全閉信号及び車速センサ
53からの車速信号によってアイドル状態を検出すると
ともに、水温センサ44からのエンジン冷却水温度等に
よって決められる目標回転速度と実際のエンジン回転速
度とを比較し、その差に応じて目標回転速度となるよう
に制御量を決定し、駆動制御回路77cを介してISC
V66を制御して空気量を調節することにより、最適な
アイドル回転速度を維持するものである。
【0031】以下では、空燃比制御(燃料噴射制御)及
び本発明に係る触媒劣化判別処理について詳細に説明す
べく、関連する処理ルーチンの手順を順次示す。
【0032】図6は、筒内空気量推定及び目標筒内燃料
量算出ルーチンの処理手順を示すフローチャートであ
る。本ルーチンは、所定のクランク角ごとに実行され
る。まず、本ルーチンの前回までの走行により得られて
いる筒内空気量MCi 及び目標筒内燃料量FCRi を更
新する。すなわち、第i(i=0,1,…,n−1)回
前のMCi 及びFCRi を、第“i+1”回前のMC
i+1 及びFCRi+1 とする(ステップ102)。これ
は、図7に示されるように、過去n回分の筒内空気量M
i 及び目標筒内燃料量FCRi のデータをRAM74
内に記憶し、今回新たにMC0 及びFCR0 を算出する
ためである。
【0033】次いで、バキュームセンサ41、クランク
角センサ51、及びスロットル開度センサ42からの出
力に基づいて、現在の吸気管圧力PM、エンジン回転速
度NE、及びスロットル開度TAを求める(ステップ1
04)。次いで、これらのPM、NE、及びTAのデー
タより、筒内に供給される空気量MC0 を推定する(ス
テップ106)。なお、一般に、筒内空気量は、吸気管
圧力PM及びエンジン回転速度NEから推定可能である
が、本実施例では、スロットル開度TAの値の変化より
過渡状態を検出し、過渡状態においても精密な空気量が
算出されるようにしている。
【0034】次いで、筒内空気量MC0 及び理論空燃比
AFTに基づき、 FCR0 ←MC0 /AFT なる演算を実行して、混合気をストイキとするために筒
内に供給されるべき目標燃料量FCR0 を算出する(ス
テップ108)。このようにして算出された筒内空気量
MC0 及び目標筒内燃料量FCR0 は、今回得られた最
新のデータとして、図7に示されるような形式でRAM
74内に記憶される。
【0035】図8は、メイン空燃比フィードバック制御
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。この
ルーチンは、所定のクランク角ごとに実行される。ま
ず、フィードバックを実行すべき条件が成立するか否か
を判定する(ステップ202)。例えば、冷却水温が所
定値以下の時、機関始動中、始動後増量中、暖機増量
中、A/Fセンサ45の出力信号変化がない時、燃料カ
ット中、等はフィードバック条件不成立となり、その他
の場合は条件成立となる。条件不成立のときには、フィ
ードバック制御による燃料補正量DFを0とし(ステッ
プ216)、本ルーチンを終了する。
【0036】フィードバック条件成立時には、本ルーチ
ンの前回までの走行により得られている燃料量差(実際
に筒内で燃焼せしめられた燃料量と目標筒内燃料量との
差)FDi を更新する。すなわち、第i(i=0,1,
…,m−1)回前のFDi を第“i+1”回前のFD
i+1 とする(ステップ204)。これは、過去m回分の
燃料量差FDi のデータをRAM74内に記憶し、今回
新たに燃料量差FD0 を算出するためである。
【0037】次いで、A/Fセンサ45の出力電圧値V
AFを検出する(ステップ206)。次いで、後述する
サブ空燃比フィードバック制御により算出されているA
/Fセンサ出力電圧補正量DVにより、 VAF←VAF+DV なる演算を実行して、A/Fセンサ出力電圧VAFを補
正する(ステップ208)。このような補正により、サ
ブ空燃比フィードバック制御において目標電圧に達する
まで、空燃比変動の中心が徐々にシフトしていくことと
なる。そして、このような補正後のVAFに基づき図2
の特性図を参照することにより、現在の空燃比ABFを
決定する(ステップ210)。なお、図2の特性図は、
マップ化されてROM73にあらかじめ格納されてい
る。
【0038】次に、筒内空気量推定及び目標筒内燃料量
算出ルーチンにより既に算出されている筒内空気量MC
n 及び目標筒内燃料量FCRn (図7参照)に基づき、 FD0 ←MCn /ABF−FCRn なる演算により、実際に筒内で燃焼せしめられた燃料量
と目標筒内燃料量との差を求める(ステップ212)。
なお、このようにn回前の筒内空気量MCn 及び目標筒
内燃料量FCRn を採用する理由は、現在A/Fセンサ
により検出されている空燃比と実際の燃焼との時間差を
考慮したためである。換言すれば、過去n回分の筒内空
気量MCi 及び目標筒内燃料量FCRi を記憶しておく
必要があるのは、そのような時間差のためである。
【0039】次いで、 DF←Kfp*FD0 +Kfs*ΣFDi なる演算により、比例・積分制御(PI制御)による燃
料補正量DFが決定される(ステップ214)。なお、
右辺第1項はPI制御の比例項であり、Kfpは比例項ゲ
インである。また、右辺第2項はPI制御の積分項であ
り、Kfsは積分項ゲインである。
【0040】図9は、サブ空燃比フィードバック制御ル
ーチンの処理手順を示すフローチャートである。このル
ーチンは、メイン空燃比フィードバック制御ルーチンの
場合よりも長い所定の時間周期で実行される。まず、メ
イン空燃比フィードバックの場合と同様に、サブ空燃比
フィードバック制御を実行すべき条件が成立するか否か
を判定する(ステップ302)。条件不成立の場合に
は、A/Fセンサ出力電圧補正量DVを0に設定し(ス
テップ312)、本ルーチンを終了する。
【0041】フィードバック条件成立時には、本ルーチ
ンの前回までの走行により得られている電圧差(実際に
検出されたO2 センサ出力電圧と目標O2 センサ出力電
圧との差)VDi を更新する。すなわち、第i(i=
0,1,…,p−1)回前のVDi を第“i+1”回前
のVDi+1 とする(ステップ304)。これは、過去p
回分の電圧差VDi のデータをRAM74内に記憶し、
今回新たに電圧差VD0を算出するためである。
【0042】次いで、O2 センサ46の出力電圧VOS
を検出する(ステップ306)。次いで、そのVOS及
び目標O2 センサ出力電圧VOST(例えば0.5V)
に基づいて、 VD0 ←VOS−VOST なる演算を実行することにより、最新の電圧差VD0
求める(ステップ308)。
【0043】最後に、 DV←Kvp*VD0 +Kvs*ΣVDi なる演算により、PI制御によるA/Fセンサ出力電圧
補正量DVを決定する(ステップ310)。なお、Kvp
及びKvsは、それぞれ比例項及び積分項のゲインであ
る。こうして求められた補正量DVは、前述したよう
に、メイン空燃比フィードバック制御ルーチンにおい
て、A/Fセンサによるフィードバック制御の制御中心
電圧を変化させるために使用される。
【0044】図10は、燃料噴射制御ルーチンの処理手
順を示すフローチャートである。このルーチンは、所定
のクランク角ごとに実行される。最初に、前述した筒内
空気量推定及び目標筒内燃料量算出ルーチンにおいて算
出された目標筒内燃料量FCR0 、及びメイン空燃比フ
ィードバック制御ルーチンにおいて算出されたフィード
バック補正量DFに基づき、 FI←FCR0 *α+DF+β なる演算を実行して、燃料噴射量FIを決定する(ステ
ップ402)。なお、α及びβは、他の運転状態パラメ
ータによって定まる乗算補正係数及び加算補正量であ
る。例えば、αには、吸気温センサ43、水温センサ4
4等の各センサからの信号に基づく基本的な補正が含ま
れ、また、βには、燃料の壁面付着量(過渡運転状態に
おいて吸気管圧力の変化に伴い変化する)の変化に基づ
く補正が含まれている。最後に、求められた燃料噴射量
FIを燃料噴射弁60の駆動制御回路77aにセットす
る(ステップ404)。
【0045】図11及び図12は、触媒劣化判別ルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。本ルーチン
は、所定の時間周期で実行される。まず、ステップ50
2では、劣化判定のための一般的モニタ条件が成立する
か否かを判定し、モニタ条件不成立の場合には本ルーチ
ンを終了し、モニタ条件成立の場合にはステップ504
に進む。このモニタ条件は、例えば、A/Fセンサ45
の出力に基づくメイン空燃比フィードバック制御中であ
ること、O2 センサ46の出力に基づくサブ空燃比フィ
ードバック制御中であること、機関負荷が所定値以上で
あること等である。
【0046】ステップ504では、A/Fセンサ45の
出力電圧VAF及びO2 センサ46の出力電圧VOSを
検出するとともに、エアフローメータ40の出力に基づ
き吸入空気量QA(体積流量)を検出する。次いで、ス
テップ506では、検出されたVAFとA/Fセンサ目
標電圧(すなわち理論空燃比相当電圧)VAFT(例え
ば3.3V)とに基づき、 ΔVAF←|VAF−VAFT| なる演算を実行して、出力電圧VAFと目標電圧VAF
Tとの偏差(絶対値)ΔVAFを求める。
【0047】次いで、ステップ508では、ΔVAFに
基づいて図13に示される如きマップを参照することに
より、偏差ΔVAFに応じた触媒劣化判別用吸入空気量
上限値QAH及び下限値QALを決定する。なお、この
マップは、あらかじめROM73に格納されている。図
3に関して先に説明したように、QAHの曲線は、正常
触媒においてO2 ストレージが限界に至る吸入空気量を
表し、一方、QALの曲線は、劣化触媒においてO2
トレージが出現する吸入空気量を表しており、QAHを
越えるようなときには、実際には正常触媒であっても触
媒劣化ありと誤判定され、また、QALを下回るような
ときには、実際には劣化触媒であっても触媒劣化なしと
誤判定される。そこで、ステップ510では、吸入空気
量QAが劣化判別実行領域内にあるか否か、すなわち、 QAL≦QA≦QAH が満足されるか否かを判定し、かかる吸入空気量条件が
不成立の場合には本ルーチンを終了し、成立の場合には
ステップ512に進む。
【0048】ステップ512では、VAFの軌跡長LV
AFを、 LVAF←LVAF+|VAF−VAFO| なる演算により更新する。次いで、ステップ514で
は、VOSの軌跡長LVOSを、 LVOS←LVOS+|VOS−VOSO| なる演算により更新する。次いで、ステップ516で
は、次回の実行に備え、 VAFO←VAF VOSO←VOS とする。なお、A/Fセンサの軌跡長LVAFの算出に
おいて、A/Fセンサ出力の最大値と最小値との差(振
幅)が瞬間的に閾値を超えた場合、軌跡長LVAF及び
LVOSの積算をストップ(積算値はホールド)し、閾
値以下となった時点で積算を再開するようにしてもよ
い。
【0049】次いで、ステップ518では、モニタ時間
を計測するためのカウンタCTIMEをインクリメント
し、ステップ520では、そのカウンタの値が所定値C
0 を超えたか否かを判定する。CTIME>C0 のとき
にはステップ522に進み、CTIME≦C0 のときに
は本ルーチンを終了する。ステップ522では、LVA
Fの値に基づいて図14に示される如きマップを参照す
ることにより、LVAFの値に応じた劣化判定基準値L
ref を決定する。なお、このマップは、あらかじめRO
M73に格納されている。同図に示されるように、この
ref は、LVAFが大きいほど、それに応じて大きく
なるような基準値である。
【0050】次いで、ステップ524では、O2 センサ
出力軌跡長LVOSがその劣化判定基準値Lref 以上か
否かを判定する。LVOS≧Lref のときには、触媒劣
化ありとみなし、所定のアラームフラグALMCCを1
にするとともに(ステップ526)、アラームランプ6
8(図4参照)を点灯する(ステップ528)。LVO
S<Lref のときには、触媒劣化なしとみなし、アラー
ムフラグALMCCを0とする(ステップ530)。ア
ラームフラグALMCCは、修理点検時に収集されるこ
とができるように、バックアップRAM79に格納され
る(ステップ532)。最後のステップ534では、次
回の触媒劣化判別に備え、CTIME,LVAF,LV
OSがクリアされる。
【0051】以上、本発明の実施形態について述べてき
たが、もちろん本発明はこれに限定されるものではな
く、様々な実施形態を案出することは当業者にとって容
易なことであろう。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、触媒のO2 ストレ
ージ量は、排気流量と機関空燃比の理論空燃比からの変
位とによって影響を受けるが、本発明によれば、排気流
量とほぼ比例する吸入空気量についての触媒劣化判別実
行領域が現在の空燃比変位に基づいて変更されるため、
触媒劣化診断処理における診断精度の向上と診断機会の
増大との両立が図られる。すなわち、本発明は、排気ガ
ス浄化性能を高め、ひいては大気汚染防止に寄与するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】空燃比とO2 センサ出力電圧との関係を示す特
性図である。
【図2】空燃比とA/Fセンサ出力電圧との関係を示す
特性図である。
【図3】空燃比変動幅と触媒のO2 ストレージ能力が限
界に至る吸入空気量との関係を、正常触媒の場合(曲線
C1)及び劣化触媒の場合(曲線C2)について示す特
性図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る触媒劣化判別装置を
備えた電子制御式内燃機関の全体概要図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るエンジンECUのハ
ードウェア構成を示すブロック図である。
【図6】筒内空気量推定及び目標筒内燃料量算出ルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】推定された筒内空気量及び算出された目標筒内
燃料量の記憶状態を説明するための図である。
【図8】メイン空燃比フィードバック制御ルーチンの処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】サブ空燃比フィードバック制御ルーチンの処理
手順を示すフローチャートである。
【図10】燃料噴射制御ルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】触媒劣化判別ルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャート(1/2)である。
【図12】触媒劣化判別ルーチンの処理手順を示すフロ
ーチャート(2/2)である。
【図13】A/Fセンサ出力電圧VAFと目標電圧VA
FTとの偏差ΔVAFに応じて触媒劣化判別用吸入空気
量上限値QAH及び下限値QALを決定するためのマッ
プを示す図である。
【図14】A/Fセンサ出力電圧軌跡長LVAFに応じ
てO2 センサ出力電圧軌跡長LVOSに関する劣化判定
基準値Lref を決定するためのマップを示す図である。
【符号の説明】
2…エアクリーナ 4…スロットルボデー 5…スロットル弁 6…サージタンク(インテークマニホルド) 7…吸気管 8…アイドルアジャスト通路 10…燃料タンク 11…燃料ポンプ 12…燃料配管 20…エンジン本体(気筒) 21…燃焼室 22…冷却水通路 23…ピストン 24…吸気弁 26…排気弁 30…排気マニホルド 34…排気管 38…触媒コンバータ 40…エアフローメータ 41…バキュームセンサ 42…スロットル開度センサ 43…吸気温センサ 44…水温センサ 45…A/Fセンサ 46…O2 センサ 50…基準位置検出センサ 51…クランク角センサ 52…アイドルスイッチ 53…車速センサ 60…燃料噴射弁 62…イグナイタ 63…点火コイル 64…点火ディストリビュータ 65…スパークプラグ 66…アイドル回転速度制御弁(ISCV) 68…アラームランプ 70…エンジンECU 71…CPU 72…システムバス 73…ROM 74…RAM 75…A/D変換回路 76…入力インタフェース回路 77a,77b,77c,77d…駆動制御回路 79…バックアップRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/08 - 3/38 F01N 9/00 - 11/00 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄
    化触媒の上流側に設けられ、排気ガス中の酸素濃度にほ
    ぼ比例する出力特性を有する上流側空燃比センサと、 前記排気浄化触媒の下流側に設けられた下流側空燃比セ
    ンサと、 少なくとも前記上流側空燃比センサの出力に基づいて機
    関空燃比が理論空燃比となるようにフィードバック制御
    する空燃比フィードバック制御手段と、 機関吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、 前記空燃比フィードバック制御の実行中において、前記
    機関吸入空気量が所定の判別実行領域内にあるときに、
    少なくとも前記下流側空燃比センサの出力に基づいて前
    記排気浄化触媒の劣化の有無を判別する触媒劣化判別手
    段と、 前記上流側空燃比センサの出力と理論空燃比に相当する
    目標出力との偏差に応じて、前記機関吸入空気量に関す
    る判別実行領域を設定する領域設定手段と、 を具備する、内燃機関の触媒劣化判別装置。
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