JP3155842B2 - 像ぶれ補正装置 - Google Patents

像ぶれ補正装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的に像ぶれ補正を
行う像ぶれ補正手段と、像ぶれ補正手段を駆動する駆動
手段を有する像ぶれ補正装置、特に、略軸まわりに揺動
することにより像ぶれ補正を行うぶれ補正手段を用いた
像ぶれ補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラに加わる振動を検出
し、可変頂角プリズムの頂角を制御することにより、防
振撮影を可能にする防振撮影装置を有するビデオカメラ
が提供されるようになった。
【0003】従来、このような防振撮影装置において、
可変頂角プリズムの頂角を変化させるための駆動手段と
して、例えば特開昭60−143330号公報に開示さ
れているような、可変頂角プリズムに固定されたコイル
(またはマグネット)と、それと対になるマグネット
(またはコイル)から構成され、そこに発生する電磁力
によって可変頂角プリズムを駆動する方法や、または、
特開昭62−153816号公報に開示されるような、
ウォームとウォームホイールにより駆動する方法があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記特開昭60−143330号公報に開示されている可
変頂角プリズムに固定されたコイル(またはマグネッ
ト)と、それと対になるマグネット(またはコイル)を
用いて、電磁力により可変頂角プリズムを駆動する技術
においては、コイルとマグネットとヨークより成るアク
チュエータが可変頂角プリズムの外径部に位置するため
に、装置がレンズ鏡筒の外径方向に大型となり、例えば
ビデオカメラに用いた場合には、ビデオカメラの携行性
をそこなうという欠点があった。また、可変頂角プリズ
ムは、その内部の流体に加わる重力の影響である頂角に
おいて力学的に安定状態になる。そして、その安定状態
となる安定頂角から頂角変化させた際に安定頂角にもど
ろうとする性質を有するために、前記特開昭60−14
3330号公報に開示された技術によると、可変頂角プ
リズムの頂角が安定頂角とは異なる頂角であるときは、
ビデオカメラに振動が加わっておらず、可変頂角プリズ
ムを駆動する必要のない場合にも、安定頂角にもどろう
とする復元力に抗して可変頂角プリズムをその頂角で維
持するためにアクチュエータへの通電は継続しなければ
ならず、電力源である電池の消耗を早めるという欠点が
あった。
【0005】さらに前記特開昭60−143330号公
報に開示された技術によると、防振撮影を行わない際
に、可変頂角プリズムが外部からの振動やフォーカス駆
動用モータの振動等によって頂角変化を起さないように
可変頂角プリズムを固定する機構が必要であり、装置が
大きくなり、重量が重くなるという欠点があった。
【0006】また、特開昭62−153816号公報に
開示された技術では、可変頂角プリズムにウォームホイ
ール部を設け、モータの出力軸上に設けたウォームによ
りこれを駆動する方式であるため、円滑な動作を得るに
は、ウォームとウォームホイール間に所定のバックラッ
シュが必要となる。このバックラッシュがあるため、特
開昭62−153816号公報に開示された技術では、
可変頂角プリズムの頂角が安定頂角近傍にあるときに
は、モータの回転に対する可変頂角プリズムの頂角変化
の応答性が悪化し、良好な防振撮影効果を得られないと
いう欠点があった。また、特開昭62−153816号
公報に開示された技術においても、モータが可変頂角プ
リズムの外径部に位置することになるため、装置が大型
になるという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光軸に垂直な
回転支持軸を有し該回転支持軸まわりに揺動することに
より光学的に像ぶれ補正を行う像ぶれ補正手段と、該像
ぶれ補正手段を駆動するためのものであって、回動軸を
有するモータと、該モータの前記回動軸と共に回動する
リードスクリューと、該リードスクリューの回動に伴い
直線移動する移動部材を有する移動手段と、該移動手段
の前記移動部材の直線移動を、前記像ぶれ補正手段の前
記回転支持軸まわりの揺動に変換する変換手段とを備
え、前記像ぶれ補正手段は、前記回転支持軸に同一平面
内で垂直な突出部を有し、前記移動手段の前記移動部材
は、前記光軸に垂直な突出部を有し、前記変換手段は、
一方側が前記像ぶれ補正手段の前記突出部に対し回転自
由度を持って連結され、他方側が前記移動部材の前記突
出部に対し回転自由度を持って連結されたレバー部材を
有することを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0009】(第1の実施例)図1乃至図5は本発明の
第1の実施例の防振装置に係る図であり、図1は防振装
置の機械的構成部分を示す分解斜視図、図2はその断面
及び電気ブロックを示す機構図、図3は図1に示した動
力伝達部分の要部断面図、図4及び図5はこの実施例に
おける防振装置の動作を示すフローチャートである。
【0010】上記図1乃至図3において、先ず機械的構
成部分について説明する。
【0011】1は可変頂角プリズム、2はカバー、3は
撮影レンズ、4は第1のステッピングモータ、5は第1
の動力伝達レバー、6は第2のステッピングモータ、7
は第2の動力伝達レバー、8は第1のフォトインタラプ
タ、9は第2のフォトインタラプタである。
【0012】上記可変頂角プリズム1は、第1のガラス
板1a、第2のガラス板1b、ベローズ1c、第1の保
持鏡筒1e、第2の保持鏡筒1kより成り、第1、第2
のガラス板1a、1bとベローズ1cと第1、第2の保
持鏡筒1e、1kによって密閉された内部には、例えば
シリコンオイルの様な透明な液体1dが充填されてい
る。
【0013】上記第1の保持鏡筒1eは例えばポリカー
ボネイト樹脂を成形して作られ、略円環形状を成してい
る。この第1の保持鏡筒1eの外周部分には、第1の軸
1g、第1の突出部1h、第2の軸1fが嵌合される第
1の穴1f′、及び、第2の突出部1jがそれぞれ設け
られており、前記第1の突出部1hの先端部1iは球状
を成している。又、第1及び第2の突出部1h、1j
は、第1の軸1gと第1の穴1f′を結んだ軸に対して
略垂直な方向に設けられている。
【0014】上記第2の保持鏡筒1kは例えばポリカー
ボネイト樹脂を成形して作られ、略円環形状を成してい
る。この第2の保持鏡筒1kの外周部分には、第4の軸
1qが嵌合される第2の穴1q′、不図示の第3の軸1
p(前記第1の軸1gと第2の軸1fの位置関係と同
様、前記第4の軸1qに対向した位置に設けられてい
る)、第3の突出部1r、及び、不図示の第4の突出部
1n(前記第1の突出部1hと第2の突出部1jの位置
関係と同様、第3の突出部1rに対向した位置に設けら
れている)がそれぞれ設けられており、前記第3の突出
部1rの先端部1mは球状を成している。又、第3及び
第4の突出部1r、1nは、不図示の第3の軸1pと第
4の軸1qを結んだ軸に対して略垂直な方向に設けられ
ている。
【0015】上記ベローズ1cは例えばポリエチレン樹
脂により作られ、いわゆる蛇腹形状を成している。
【0016】また、前記第1の保持鏡筒1eには、透明
なガラスで出来た第1のガラス板1aが隙間が生じない
様に接着により固定されており、前記第2の保持鏡筒1
kには、透明なガラスで出来た第2のガラス板1bが隙
間を生じない様に接着により固定されている。又、前記
ベローズ1cの一端は上記第1の保持鏡筒1eに隙間の
ない様に接着されており、他端は上記第2の保持鏡筒1
kに隙間のない様に接着されている。したがって、前述
した様に、第1の保持鏡筒1eと第1のガラス板1aと
ベローズ1cと第2の保持鏡筒1kと第2のガラス板1
bによって密閉された空間が形成され、ここにシリコン
オイルの様な液体1dが充填される。
【0017】上記カバー2は例えばポリカーボネイト樹
脂で作られ、略円環形状をなし、第1の軸受け部2a、
第2の軸受け部2b、第3の軸受け部2cと、第4の軸
受け部2d、第1のスリット部2e、第2のスリット部
2f、第1の穴2g、第2の穴2h、第1乃至第4の取
付けリブ2i、2j、2k、2r(2j、2k、2rは
2iと同一の形状をしており、図1では図示せず)、及
び、第1、第2のピン2m、2nを有する。
【0018】前記第1乃至第4の取付けリブ2i、2
j、2k、2rには、それぞれビス穴が設けられてい
る。また、第1の軸受け部2aと第2の軸受け部2bを
結んだ方向と、第3の軸受け部2cと第4の軸受け部2
dを結んだ方向は、光軸に垂直で且つ互いに垂直になる
様になっている。
【0019】また、前記第1の軸受け部2aは所定の深
さを有する穴であり、前記第2の軸受け部2bはカバー
2の内径側と外径側を貫通する穴である。そして、前記
第1の軸受け部2aには可変頂角プリズム1の第1の軸
1gが嵌合され、前記第2の軸受け部2bには可変頂角
プリズム1の第2の軸1f(尚、該第2の軸1fは第1
の穴1f′に圧入等の手段により固定される)が嵌合さ
れる。この様な状態において、前記第2の軸受け部2b
よりカバー2の外部へ露出した第2の軸1fの頭部は、
図2に示すように、カバー2の固定された第1の板バネ
1sによりその軸方向に付勢されている。この第1の板
バネ1sは、カバー2に設けられたピン2mにその穴1
s′が嵌合され、熱カシメを行う等の手段により固定さ
れている。
【0020】また、前記第3の軸受け部2cは上記第1
の軸受け部2aと同様に所定の深さを有する穴であり、
前記第4の軸受け部2dは上記第2の軸受け部2bと同
様にカバー2の内径側と外径側を貫通する穴である。そ
して、前記第3の軸受け部2cには可変頂角プリズム1
の第3の軸1p(不図示)が嵌合され、前記第4の軸受
け部2dには可変頂角プリズム1の第4の軸1q(尚、
該第4の軸1qは第2の穴1q′に圧入等の手段により
固定される)が嵌合される。この様な状態において、前
記第4の軸受け部2dよりカバー2の外部へ露出した第
4の軸1qの頭部は、上記第2の軸1fの頭部と同様、
カバー2に固定された第2の板バネ1tによりその軸方
向に付勢されている。この第2の板バネ1sは、カバー
2に設けられたピン2nにその穴1t′が嵌合され、熱
カシメを行う等の手段により固定されている。
【0021】上記第1のフォトインタラプタ8はカバー
2の第1の穴2gに嵌め込まれ、接着等の手段により固
定されている。そして、該第1のフォトインタラプタ8
のスリット部は可変頂角プリズム1の第1の保持鏡筒1
eに設けられた第2の突出部1jが通る様に構成されて
おり、更に該突出部1jは可変頂角プリズム1の水平方
向の頂角が0度の近傍でフォトインタラプタ8の発光部
と受光部の間を「遮光する」、「遮光しない」各状態に
切り換えることが可能な寸法形状となっている。
【0022】また、上記第2のフォトインタラプタ9は
カバー2の第2の穴2hに嵌め込まれ、接着等の手段に
より固定されている。そして、該第2のフォトインタラ
プタ9のスリット部は可変頂角プリズム1の第2の保持
鏡筒1kに設けられた不図示の第4の突出部1nが通る
様に構成されており、更に該突出部1nは可変頂角プリ
ズム1の垂直方向の頂角が0度の近傍でフォトインタラ
プタ9の発光部と受光部の間を「遮光する」、「遮光し
ない」各状態に切り換えることが可能な寸法形状となっ
ている。
【0023】以上の様な構成にすることにより、可変頂
角プリズム1の第1の保持鏡筒1eは第1及び第2の軸
1g、1fを介してカバー2により略垂直方向に軸支さ
れ、また、第2の保持鏡筒1kは第3、第4の軸1p、
1qを介してカバー2により略水平方向に軸支され、前
記第1の保持鏡筒1eの第1の突出部1hに光軸と平行
な方向の力が作用すると、可変頂角プリズム1の水平方
向の頂角(以下、ヨー角と記す)が変化し、又前記第2
の保持鏡筒1kに設けられた第3の突出部1rに光軸と
平行な方向の力が作用すると、可変頂角プリズム1の垂
直方向の頂角(以下、ピッチ角と記す)が変化する。
【0024】上記撮影レンズ3は、レンズ鏡筒3a、撮
影光学系3s、3t、3u、3v(図2参照)、絞り3
w、不図示の変倍用アクチュエータ、及び、不図示のピ
ント合せ用アクチュエータを有する周知の撮影レンズで
ある。
【0025】前記レンズ鏡筒3aの前方部分の外周部に
は第1乃至第4のフランジ3i、3j、3k、3r(3
iは不図示)が設けられ、これら第1n乃至第4のフラ
ンジ3i、3j、3k、3rには穴が設けられており、
不図示のビスをこれら穴に貫通させ、前記カバー2に設
けられた第1乃至第4の取付けリブ2i、2j、2k、
2r(図2i以外は不図示)に設けられたネジ穴に締め
る事により、前述の可変頂角プリズム1が装着されたカ
バー2は該レンズ鏡筒3aに固定されることになる。ま
た、該レンズ鏡筒3aには第1、第2のステッピングモ
ータ4、5を固定するための穴3b、3c、3d、3e
が設けられており、該穴3b、3c、3d、3eにビス
を介して第1及び第2のステッピングモータ4、6が固
定される。さらにレンズ鏡筒3aにはCCDホルダ部3
mが設けられ、固体撮像素子(CCD)が固定される。
【0026】上記第1のステッピングモータ4は、周知
のPM型ステッピングモータであるモータ部4a、該モ
ータ部4aのロータの回転軸に一体で設けられたリード
スクリュ4b、該リードスクリュ4bを軸支する軸受け
を有する取付けアングル4f、該取付けアングル4fに
固定されたガイドバー4c、及び、該ガイドバー4cと
嵌合するスリーブを有し且つ前記リードスクリュ4bと
嵌合するネジ部を有するリードナット部4dにより構成
されている。そして、前記リードナット4dは前記モー
タ部4aのロータの回転に応じて光軸方向に移動する。
【0027】上記第1の動力伝達レバー5は例えばポリ
アセタール樹脂を成形して作られており、第1の軸受け
部5aと第2の軸受け部5bを有する。
【0028】前記第1の軸受け部5aは、前述の第1の
ステッピングモータ4のリードナット部4dに設けられ
た球状をした先端部4eをガタなく軸支し、前記第2の
軸受け部5bは、前述の可変頂角プリズム1の第2の保
持鏡筒1kに設けられた第3の突出部1rの球形状を成
す先端部1mをガタなく軸支する。
【0029】ここで、図3により前記第1の動力伝達レ
バー5の第1及び第2の軸受5a、5bと可変頂角プリ
ズム1の第3の突出部1rの先端部1m、及び、第1の
ステッピングモータ4のリードナット部4dに設けられ
た球状の先端部4eの関係について説明する。
【0030】なお、図3においては、動力伝達レバー5
の第2の軸受け部5bと可変頂角プリズム1の第3の突
出部3rに設けられた球形の先端部1mの関係のみを示
しているが、動力伝達レバー5の第1の軸受け部5aと
第1のステッピングモータ4のリードナット部4dに設
けられた球状の先端部4eの関係も全く同様である。
【0031】図3に示す様に、動力伝達レバー5の第2
の軸受け部5bには、第1乃至第4のバネ部5b1 、5
2 、5b3 、5b4 (5b2 、5b4 は不図示)、球
面状の摺動部5b5 、及び、顎部5b6 が設けられてお
り、前記顎部5b6 の内径は可変頂角プリズム1の第3
の突出部1rの球状の先端部1mの外径よりも所定の量
だけ小さく、また、前記球面状の摺動部5b5 の径は上
記第3の突出部1rの球状の先端部1mの径と同じであ
る。
【0032】この様な寸法形状であるために、可変頂角
プリズム1の第3の突出部1rの先端部1mは、動力伝
達レバー5の第2の軸受け部5bに圧入により取付けら
れる。そして、組立て状態において、動力伝達レバー5
の第1乃至第4のバネ部5b1 、5b2 、5b3 、5b
4 は可変頂角プリズム1の第3の突出部1rの球状部1
mを該動力伝達レバー5の球面状の摺動部5b5 に付勢
する働きを持つ。
【0033】上記の様な構成であるために、動力伝達レ
バー5は可変頂角プリズム1の第3の突出部1rの先端
部1mを中心として、いずれの方向にも回転自由度を有
する。また、同様に、動力伝達レバー5は第1のステッ
ピングモータ4のリードナット部4dに設けられた球状
の先端部4eを中心として、いずれの方向にも回転自由
度を有する。
【0034】この様に、第1のステッピングモータ4の
リードナット部4dと可変頂角プリズム1の第2の保持
鏡筒1kが動力の損失を生じず、且つ、ガタなく連結さ
れるために、第1のステッピングモータ4の回転に応じ
たリードナット4dの光軸方向への駆動が正確に可変頂
角プリズム1の第3、第4の軸1p、1qまわりの回転
駆動に変換され、それにより可変頂角プリズム1のピッ
チ角が変化する。
【0035】上記第2のステッピングモータ6は、周知
のPM型ステッピングモータであるモータ部6a、該モ
ータ部6aのロータの回転軸に一体で設けられたリード
スクリュ6b、該リードスクリュ6bを軸支する軸受け
を有する取付けアングル6f、該取付けアングル6fに
固定されたガイドバー6c、及び、該ガイドバー6cと
嵌合するスリーブを有し且つ前記リードスクリュ6bと
嵌合するネジ部を有するリードナット部6dにより構成
されている。そして、前記リードナット6dは前記モー
タ6aのロータの回転に応じて光軸方向に移動する。
【0036】上記第1の動力伝達レバー7は例えばポリ
アセタール樹脂を成形して作られており、第1の軸受け
部6aと第2の軸受け部6bを有する。
【0037】前記第1の軸受け部6aは、前述の第2の
ステッピングモータ6のリードナット部6dに設けられ
た球状をした先端部6eをガタなく軸支し、前記第2の
軸受け部6bは、前述の可変頂角プリズム1の第1の保
持鏡筒1eに設けられた第1の突出部1hの球形状を成
す先端部1iをガタなく軸支する。
【0038】上記の様な構成であるために、動力伝達レ
バー7は可変頂角プリズム1の第1の突出部1hの先端
部1iを中心として、いずれの方向にも回転自由度を有
する。また、同様に、動力伝達レバー7は第2のステッ
ピングモータ6のリードナット部6dに設けられた球状
の先端部6eを中心として、いずれの方向にも回転自由
度を有する。
【0039】この様に、第2のステッピングモータ6の
リードナット部6dと可変頂角プリズム1の第1の保持
鏡筒1eが動力の損失を生じず、且つ、ガタなく連結さ
れるために、第2のステッピングモータ6の回転に応じ
たリードナット6dの光軸方向への駆動が正確に可変頂
角プリズム1の第1、第2の軸1g、1fまわりの回転
駆動に変換され、それにより可変頂角プリズム1のヨー
角が変化する。
【0040】次に、本発明の第1の実施例における防振
装置の回路構成について、図2を用いて説明する。
【0041】図2において、10、11は振動センサで
あるところの例えば第1、第2の振動ジャイロであり、
第1の振動ジャイロ10は、レンズ鏡筒3aもしくは不
図示のビデオカメラ本体に、図1に示すピッチ方向にレ
ンズが揺れた場合のみに該レンズが揺れる速度に応じた
電圧を出力するべく固定されており、第2の振動ジャイ
ロ11は、同じくレンズ鏡筒3aもしくは不図示のビデ
オカメラ本体に、図1に示すヨー方向にレンズが揺れた
場合のみに該レンズが揺れる速度に応じた電圧を出力す
るべく固定されている。
【0042】12は上記振動ジャイロ10、11からの
角速度信号がバッファアンプ15、16を介して入力さ
れるマイクロコンピュータ等の制御回路であり、第1乃
至第4の入力端子12a、12b、12c、12dと第
1乃至第4の出力端子12e、12f、12g、12h
を有する。
【0043】そして、前記第1の入力端子22aは前記
第1の振動ジャイロ10の出力を増幅するバッファアン
プ15の出力端子に接続されており、第2の入力端子1
2bは前記第2のフォトインタラプタ9の出力端子に接
続されている。又、前記第3の入力端子12cは前記第
2の振動ジャイロ11の出力を増幅するバッファアンプ
16の出力端子に接続されており、第4の入力端子12
dは前記第1のフォトインタラプタ8の出力端子に接続
されている。
【0044】また、前記制御回路12の第1の出力端子
12eは第1の駆動回路13の第1の入力端子13aに
接続され、第2の出力端子12fは第1の駆動回路13
の第2の入力端子13bに接続されている。又、制御回
路12の第3の出力端子12gは第2の駆動回路14の
第1の入力端子14aに接続され、第4の出力端子12
fは第1の駆動回路14の第2の入力端子14bに接続
されている。
【0045】前記第1の駆動回路23の第1乃至第4の
出力端子13c、13d、13e、13f(図2では1
3d〜13fは不図示)は第1のステッピングモータ4
に接続されている。また、第2の駆動回路24の第1乃
至第4の出力端子14c、14d、14e、14f(1
4d〜14fは不図示)は第2のステッピングモータ6
(図1には不図示)に接続されている。これら第1、第
2の駆動回路13、14は周知の駆動回路であり、第1
の入力端子13a、14aの出力がハイレベルかローレ
ベルかでステッピングモータの回転方向が決定され、第
2の入力端子13b、14bにパルスが入力する毎にス
テッピングモータを回転せしめるものである。
【0046】次に、上記構成における防振装置の本発明
に係る部分の動作について、図4及び図5のフローチャ
ートにしたがって説明する。なお、図4は本実施例の防
振装置の防振動作(以下、メインループと呼ぶ)を示す
フローチャートであり、図5は図4のメインループに割
込み、メインループの情報に基づいてモータ駆動させる
割込み処理を示すプログラムである。
【0047】図2に示す制御回路12に電源が投入され
ることにより、図4のステップ100からのピッチ、ヨ
ーのステッピングモータ4、6の制御を行う。 〔ステップ100〕 第1、第2の駆動回路13、14
を介してピッチ、ヨーのステッピングモータ4、6を初
期位置(リセット位置)に移動させる。このリセット動
作は、可変頂角プリズムを他の部材にぶつけないため
に、リセット位置からある所定の範囲内で可変頂角プリ
ズムを制御するために行う。また、防振を切る場合に
は、リセット位置に可変頂角プリズムを移動させ、リセ
ット位置に静止させる。 〔ステップ101〕 ピッチ、ヨーカウンタをリセット
する。 〔ステップ102〕 振動ジャイロ10、11よりバッ
ファアンプ15、16を通してヨー、ピッチ方向の角速
度信号を取り込み、内蔵するA/D変換部にてA/D変
換する。 〔ステップ103〕 上記ステップ102でA/D変換
したヨー、ピッチ方向の角速度信号を積分し、角変位信
号に変換する。
【0048】ここで、上記角変位信号はステッピングモ
ータ4、6の位置情報であり、これにしたがって該ステ
ッピングモータ4、6を駆動することにより、上記の様
にして可変頂角プリズム1のヨー角、ピッチ角が設定さ
れ、後述するようにして防振が可能となる。 〔ステップ104〕 ここではヨー方向の角変位信号と
ヨーカウンタの値とを比較し、等しければステップ10
8へ進み、等しくなければステップ105へ進む。 〔ステップ105〕 ここではヨー方向の角変位信号が
ヨーカウンタの値よりも大きいか否かを判別し、大きけ
ればステップ106へ進み、そうでなければステップ1
07へ進む。 〔ステップ106〕 ヨー方向の角変位信号がヨーカウ
ンタの値よりも大きいので、ヨー方向駆動用のステッピ
ングモータ6を時計回りに駆動する。そしてステップ1
09へ進む。 〔ステップ107〕 ヨー方向の角変位信号がヨーカウ
ンタの値に等しいか小さいため、ヨー方向駆動用のステ
ッピングモータ6を反時計回りに駆動する。そしてステ
ップ109へ進む。 〔ステップ108〕 ヨー方向の角変位信号とヨーカウ
ンタの値が等しいため、ヨー方向駆動用のステッピング
モータ6は所望の位置にあるとして、該ステッピングモ
ータ6を停止させる。そしてステップ109へ進む。 〔ステップ109〕 ここではピッチ方向の角変位信号
とピッチカウンタの値とを比較し、等しければステップ
113へ進み、等しくなければステップ110へ進む。 〔ステップ110〕 ここではピッチ方向の角変位信号
がピッチカウンタの値よりも大きいか否かを判別し、大
きければステップ111へ進み、そうでなければステッ
プ112へ進む。 〔ステップ111〕 ピッチ方向の角変位信号がピッチ
カウンタの値よりも大きいので、ピッチ方向駆動用のス
テッピングモータ4を時計回りに駆動する。そしてステ
ップ114へ進む。 〔ステップ112〕 ピッチ方向の角変位信号がピッチ
カウンタの値に等しいか小さいため、ピッチ方向駆動用
のステッピングモータ4を反時計回りに駆動する。そし
てステップ114へ進む。 〔ステップ113〕 ピッチ方向の角変位信号とピッチ
カウンタの値が等しいため、ピッチ方向駆動用のステッ
ピングモータ4は所望の位置にあるとして、該ステッピ
ングモータ4を停止させる。そしてステップ114へ進
む。 〔ステップ114〕 サンプリングタイム1msecを
経過したか否かを判別し、経過していなければこのステ
ップに留まり、経過することによりステップ102へ戻
り、再び同様の動作を繰り返す。
【0049】次に、図5を用いてピッチ、ヨー方向の駆
動を行うステッピングモータ4、6を実際に駆動する為
の信号を作成する割込み処理について説明する。
【0050】図5に示す割込み処理は、前述の通り、図
4に示されるメインループの情報によってモータを駆動
するクロックパルスを作ると共に、ヨー、ピッチのカウ
ンタをアップダウンカウントさせるものであり、図4に
示すメインループの任意のタイミングに所定の時間間隔
で発生する。なお、この図5はヨー方向の防振動作のみ
を示すフローチャートであるが、ピッチ方向の防振動作
も全く同様にして行われるため、ここでは省略してい
る。 〔ステップ200〕 ヨー方向駆動の割込みが入ったか
否かを判別し、割込みがあった場合にはステップ201
へ進む。 〔ステップ201〕 ヨー方向のメインループで作られ
た駆動情報がステッピングモータ6を停止させるべく情
報であるか否かを判別し、そうであった場合にはステッ
プ202へ進み、そうでなければステップ203へ進
む。 〔ステップ202〕 ここではヨー方向のメインループ
で作られた駆動情報がステッピングモータ6を停止させ
るべく情報であるため、該ステッピングモータ6を停止
させる。これは、図2の制御回路12の出力端子12f
から駆動回路13の入力端子13bへの駆動パルスを停
止することにより実現される。そしてステップ212へ
進む。 〔ステップ203〕 ここではヨー方向のメインループ
で作られた駆動情報がステッピングモータ6を駆動させ
るべく情報であるため、次にこの駆動方向が時計回りで
あるか否かの判別を行う。この結果、時計回りであれば
ステップ204へ進み、反時計回りであればステップ2
08へ進む。 〔ステップ204〕 ステッピングモータ6を時計回り
に回転させる。これは、制御回路12の出力端子12e
から駆動回路13の入力端子13aへ出力する駆動方向
信号をローレベルにし、制御回路12の出力端子12f
から駆動回路13の入力端子13bへ駆動パルスを出力
することにより実現される。 〔ステップ205〕 ヨー割込みカウンタを「1」アッ
プさせる。 〔ステップ206〕 上記ヨー割込みカウンタの値が任
意の定数Aに達したか否かを判別し、≠Aであるならば
ステップ213へ進み、任意の定数Aに達した、つまり
=Aであるならばステップ207へ進む。 〔ステップ207〕 ヨーカウンタの値を「1」アップ
させる。
【0051】上記ステップ203においてステッピング
モータ6を反時計回りに駆動させることが判別された場
合には、前述した様にステップ208へ進む。 〔ステップ208〕 ステッピングモータ6を反時計回
りに回転させる。これは、制御回路12の出力端子12
eから駆動回路13の入力端子13aへ出力する駆動方
向信号をハイレベルにし、制御回路12の出力端子12
fから駆動回路13の入力端子13bへ駆動パルスを出
力することにより実現される。 〔ステップ209〕 ヨー割込みカウンタを「1」アッ
プさせる。 〔ステップ210〕 上記ヨー割込みカウンタの値が任
意の定数Aに達したか否かを判別し、≠Aであるならば
ステップ213へ進み、任意の定数Aに達した、つまり
=Aであるならばステップ211へ進む。 〔ステップ211〕 ヨー駆動方向が反時計回りなの
で、ヨーカウンタの値を「1」ダウンさせる。 〔ステップ212〕 メインループで作られた駆動情報
(モータ駆動方向、モータ停止)を割込みプログラムに
取り込む。 〔ステップ213〕 ヨーモータを駆動するためのクロ
ックを作る次の割込みまでの時間を設定する。
【0052】以上の動作を割込みが入った毎に行う。ま
た、前述した様に、ピッチ方向の駆動もヨー方向とタイ
ミングのずれた同様の割込み処理によって行われる。
【0053】以上の図4及び図5の一連の動作を行う事
によって防振が行われるが、図6(a)、(b)を用い
て上記防振装置の動作を概説すると、以下の様になる。
【0054】図6(a)、(b)のそれぞれ横軸は時間
を、図6(a)の縦軸は電圧を、又図6(b)の縦軸は
可変頂角プリズム1の頂角(可動中心よりの変位角)
を、それぞれ表している。
【0055】ビデオカメラに手振れ等により振動が加わ
ると、第1又は第2の振動ジャイロ10、11は図6
(a)の様な電圧(角速度信号)を出力する。すると、
これを受ける制御回路12は内部で積分処理を行い、こ
れにて生成される変位信号を第1又は第2の駆動回路1
3、14へ出力し、時刻に対し図6(b)に実線で示す
位置に可変頂角プリズム1を動かす為に第1又は第2の
ステッピングモータ4、6を制御する。ことにより、図
6(b)に破線で示すように可変頂角プリズム1の頂角
が変化し、防振動作が行われる。
【0056】本実施例では、第1又は第2のステッピン
グモータ4、6の駆動制御にカウントを用いており、そ
して、この制御は該カウントのリセット値(可変頂角プ
リズムが可動中心時における値及びこれより防振動作中
に変化した値を含む)と角変位信号とによって行い、可
変頂角プリズムの頂角制御を行うようにしている。
【0057】以上述べて来た様に、この第1の実施例で
は、可変頂角プリズム1を振動センサ(振動ジャイロ1
0、11)の出力に基づいてステッピングモータ4、6
で動力伝達レバー5、7で動かし、防振を行う構成のた
め、撮影環境等の変化により可変頂角プリズム1を動か
すのに必要な力が変化しても制御系の発振を招くことな
く、防振撮影を行う事が可能である。
【0058】また、光軸と平行になる様に配設されたス
テッピングモータ4、6の回転を光軸方向の動きに変換
して可変頂角プリズム1を動かしているため、防振機能
を切った際には該モータに通電を行ったり、特別なロッ
ク機構を設けなくても、可変頂角プリズム1を所定の位
置(可動中心位置)に保持することが可能となる。
【0059】(第2の実施例)次に図7により、本発明
の第2の実施例について説明する。
【0060】図7において、図1、図2に示した本発明
の第1の実施例と共通な構成には同一の符号を付し、説
明を省略する。また、防振動作に関しては、前述の第1
の実施例と同じなので説明を省略する。さらにまた、図
7は画面の上下方向(以下ピッチ方向)の振動を抑制す
るための機構を示した図であるが、画面の水平方向(以
下ヨー方向)の振動を抑制するための機構も全く同様の
機構となる。
【0061】図7において、1は可変頂角プリズム、3
4は第1のステッピングモータ、35は第1の動力伝達
レバーである。可変頂角プリズム1の画面の上下方向に
光軸を変化させる機能を有する第2の保持鏡筒1kの突
出部1rには穴31が設けられている。第1のステッピ
ングモータ34は、モータ部34aと、該モータ部34
aのロータ(不図示)の回転軸に一体に設けられたリー
ドスクリュー34bと、該リードスクリュー34bと平
行に設けられたガイドバー34cと、前記リードスクリ
ュー34bと噛合するネジ部と、該ネジ部を前記リード
スクリュー34bに付勢するバネ部と、前記ガイドバー
34cと嵌合する第1の穴を有するリードナット34d
と、前記リードスクリュー34bを軸支し、前記ガイド
バー34cが固定されるハウジング34fよりなり、第
1のステッピングモータ34は、ビス止め等周知の手段
によりレンズ鏡筒3に固定されている。第1のステッピ
ングモータ34のリードナット34dには、第2の穴3
4eが設けられている。
【0062】第1の動力伝達レバー35は、例えばポリ
アセタール樹脂で作られ、比較的径の太い第1の伸長部
35aと、径の小さな第1のくびれ部35bと、比較的
径の太い第2の伸長部35cと、径の小さな第2のくび
れ部35dと、比較的径の太い第3の伸長部35eを有
する。第1の動力伝達レバー35の第1の伸長部35a
は、前述の可変頂角プリズム1の第2の保持鏡筒1kの
突出部1rに設けられた穴31に圧入により固定されて
いる。また、第1の動力伝達レバー35の第3の伸長部
35eは、前述の第1のステッピングモータ34のリー
ドナット34dに設けられた第2の穴34eに圧入によ
り固定されている。
【0063】次に図7に示した本発明の第2の実施例の
動作について説明する。
【0064】第1の実施例で述べた様に振動センサから
の出力に基づいて第1のステッピングモータ34が駆動
されると、リードナット34dがガイドバー34cの軸
方向に移動し、リードナット34dに固定された動力伝
達レバー35が可変頂角プリズム1の第2の保持鏡筒1
kの突出部1rを押し(または引き)可変頂角プリズム
1の第2の保持鏡筒1kは、軸1q(図7には不図示)
を中心として回転し、光軸の方向を変化させる。この
際、リードナット34dの移動の方向と可変頂角プリズ
ム1の第2の保持鏡筒1kの突出部1rの移動の方向は
一致しないが両者の差は、第1の動力伝達レバー35
が、第1及び第2のくびれ部35b、35dでたわむこ
とにより吸収され、ステッピングモータ34の回転に伴
い円滑に可変頂角プリズム1の頂角が変化させられる。
【0065】以上述べて来た様に本発明の第2の実施例
においては、小型で単純な機構によりモータの動力を可
変頂角プリズムの頂角変化に使用できるので、小型で安
価な防振撮影装置を提供することができる。
【0066】(第3の実施例)前述の第1、第2の実施
例においては、移動手段であるリードナットをガイドす
るガイドバーはモータに固定されていたが、該ガイドバ
ーをレンズ鏡筒に固定することもできる。また、移動手
段と可変頂角プリズムの保持鏡筒を連結するレバーに、
例えばリン青銅板の様な弾性体を使用することもでき
る。
【0067】次にガイドバーをレンズ鏡筒に固定し、移
動手段と可変頂角プリズムの保持鏡筒を連動させる動力
変換手段に弾性体を用いた本発明の第3の実施例につい
て、図8、図9に従い説明する。
【0068】図8において、前述の本発明の第1の実施
例と共通な構成には、同一の符号を付し、説明を省略す
る。また図8には、ピッチ方向の振動を抑制する機構を
示しているが、ヨー方向の振動を抑制する機構も同様の
機構である。
【0069】図8は本発明の第3の実施例の要部分解斜
視図であり、1は可変頂角プリズム、3はレンズ鏡筒、
40はステッピングモータ、41はラック、42は移動
片、43、44は第1、第2のガイドバー、45は連結
レバー、46、47は第1、第2のガイドバー支持突起
である。
【0070】ステッピングモータ40は周知のPM型ス
テッピングモータであるモータ部40a、該モータ部4
0aのロータ軸に一体で設けられたリードスクリュー4
0b、該リードスクリュー40bを軸支する軸受けを有
する取り付けアングル40cとにより構成されている。
【0071】ラック41及び移動片42の拡大図を図9
に図示する。次に図9により、ラック41及び移動片4
2について説明する。ラック41は例えばポリアセター
ル樹脂により作られ、付勢バネ部41aとネジ部41b
と図9において破線で示す穴41cを有する。移動片4
2は例えばポリカーボネート樹脂で作られ、穴42aと
長溝42bとボス42cを有する。図8に図示する組立
状態において、前記ステッピングモータ40はネジ止め
等の手段によりレンズ鏡筒3に固定され、前記ラックの
ネジ部41bは前記ステッピングモータ40のリードス
クリュー40bとかみ合い、付勢バネ部41aによりガ
タ取りがなされる。
【0072】第1及び第2のガイドバー43、44は例
えばステンレスで作られ、表面は高い精度で仕上げら
れ、高い摺動性を有している。
【0073】第1のガイドバー43は、移動片42の第
1の穴4aとラックの穴41cと嵌合する。第2のガイ
ドバー44は、移動片42の長溝42bと嵌合する。ま
た、第1及び第2のガイドバー43、44はレンズ鏡筒
3に一体に設けられた第1及び第2の支持突起46、4
7により、各々のガイドバーの軸が光軸と平行になるよ
うに支持される。以上の様な構成にすることにより、ス
テッピングモータ40が回転すると、移動片42が光軸
方向に移動する機構が得られる。ここで、ラック41と
移動片42を共通の第1のガイドバー43で支持し、さ
らに、移動片42を第2のガイドバー44でも支持して
いるのは、例えば本出願人による特開平4−14160
9号公報に開示された技術の応用であり、ステッピング
モータ40のリードスクリュー40bの振れが移動片4
2の動きに影響を及ぼすのを防止しているものである。
【0074】連結レバー45は例えばリン青銅板で作ら
れた弾性体であり、第1及び第2の穴45a、45bが
設けられている。連結レバー45は、連結レバー45の
第1の穴45aが移動片42の取り付けボス42cには
め込まれた後、熱カシメ等の手段を用いることで移動片
42に固定される。さらに連結レバー45は、連結レバ
ー45の第2の穴45bが可変頂角プリズム1の第2の
保持鏡筒1kに設けられた突出部1rのボス部1r′に
はめ込まれた後、熱カシメ等の手段を用いることで可変
頂角プリズム1の第2の保持鏡筒1kに固定される。こ
こで、移動片42の移動の方向と可変頂角プリズム1の
第2の保持鏡筒1kの突出部1r′の移動の方向は一致
しないが両者の差は、弾性材料より成る連結レバー45
がたわむことにより吸収され、ステッピングモータ34
の回転に伴い円滑に可変頂角プリズム1の頂角が変化さ
せられる。その際の連結レバー45のたわみ量は大きす
ぎても、小さすぎても円滑な駆動力の伝達が行われない
ので、連結レバー45の形状、厚さ等は、可変頂角プリ
ズムを駆動させる際の弾性変形量が適切になるように設
計されている。
【0075】以上述べて来た様に、本発明の第3の実施
例においては、ガイドバーをレンズ鏡筒に固定すること
により、レンズの外径方向に極めて小さなスペースで防
振撮影装置を構成することができ、また、弾性体で作ら
れたレバーという極めて簡単な部品により、動力変換を
行えるために、例えばビデオカメラに用いた際には、小
型で携行性に秀れた防振機能付ビデオカメラを安価に提
供することができる。
【0076】(第4の実施例)本発明の第1の実施例に
おいては、移動手段であるリードナットと動力変換手段
であるレバー及びレバーと可変頂角プリズムの保持鏡筒
との係合を球面軸受によって行っていたが、極めて小形
の球面軸受をバネチャージして使用しようとするとバネ
定数が大きくなり、安定したガタ取り効果が得にくい場
合があるが、その様な場合には、図10に示す本発明の
第4の実施例の様な構成にすれば、安定した効果を得る
ことができる。以下、図4に従い本発明の第4の実施例
を説明する。
【0077】図10において、50は第1のステッピン
グモータであり、51はリードナットである。52は動
力変換手段となるスライダーユニットであり、52aは
ハウジング、52bはガイドバー、52cはスライダー
である。
【0078】リードナット51は、前述の第1及び第2
の実施例のリードナットと同様にステッピングモータ5
0のリードスクリュ50aとかみ合い、ステッピングモ
ータ50のガイドバー50bにそって、ステッピングモ
ータ50の回転により移動する。
【0079】リードナット51には、バネ性を有する第
1〜第4の伸長部51aが設けられている。スライダー
ユニット52のハウジング52aには、ガイドバー52
bが固定されており、スライダー52cは、前記ガイド
バー52bによりガイドバー52bの軸方向に移動自在
に軸支されている。一方、可変頂角プリズム1の保持鏡
筒1kの突出部1rの先端部にもバネ性を有する第1〜
第4の伸長部1uが設けられている。
【0080】前述のスライダー52cには、第1の溝5
2dと第2の溝52eが設けられており、第1の溝52
dには前記リードナット5の伸長部51aが内側から外
側へ、そのバネ性により付勢しながらはめ込まれてお
り、スライダー52cの第2の溝52eには、前記可変
頂角プリズム1の保持鏡筒1kの伸長部1uが内側から
外側へ、そのバネ性により付勢しながらはめ込まれてい
る。また、ハウジング52aは、不図示のネジ止め等の
手段によりレンズ鏡筒3に固定されている。
【0081】以上の様な構成とすることにより、ステッ
ピングモータ50が回転するとリードナット51が略光
軸方向に移動し、それに伴いスライダー52cが略光軸
方向に移動し、動力が可変頂角プリズム1に伝達され、
可変頂角プリズム1の第2の保持鏡筒1kは、図10に
おいて破線で示す軸1qを中心として回転する。このと
き、可変頂角プリズム1の第2の保持鏡筒1kの伸長部
1uがスライダー52cの第2の溝52eの中でたわみ
ながらずれることにより、ステッピングモータ50の回
転は、可変頂角プリズム1の保持鏡筒1kに少ない損失
で伝達される。
【0082】以上述べて来た本発明の第4の実施例によ
れば、動力変換手段であるスライダーユニットをステッ
ピングモータをレンズ鏡筒に固定した後でスライダーユ
ニットをリードナットの伸長部と可変頂角プリズムの保
持鏡筒の伸長部をスライダーの溝にそれぞれはめ込み、
ハウジングをレンズ鏡筒に固定するという単純な作業で
組立てが行えるので、安定した性能の防振撮影装置を安
価に提供できるという効果がある。
【0083】(第5の実施例)以上述べて来た本発明の
第1〜第4の実施例においては、モータの軸は、光軸に
対して略平行な配置であったが、本発明による防振撮影
装置は、モータの配置に制約を受けるものではない。
【0084】次に、モータの軸を光軸に対し平行ではな
い配置とした本発明の第5の実施例について図11
(a)、図11(b)に従って説明する。図11
(a)、(b)においてもピッチ方向の振動を抑制する
ための機構のみを図示するが、ヨー方向についても同様
の機構を有している。
【0085】図11(a)、(b)において、1は可変
頂角プリズムであり、第2の保持鏡筒1kの突出部1r
の先端部1wは円柱形状を成している。レンズ鏡筒3に
は支柱部3vが設けられており、該支柱部3vの先端部
は軸部3xになっている。
【0086】60はモータであり、61はレバーであ
る。
【0087】モータ60はモータ部60aと、リードス
クリュー60bと、リードスクリュ60bを軸支する取
り付け板60cと、ガイドバー60dと、リードナット
60eを有し、モータ60の回転によりリードナット6
0eはガイドバー60dの軸方向に移動する。
【0088】リードナット60eには軸部60fが設け
られており、レバー60の第1のカム穴61cと嵌合し
ている。レバー61には支点穴61eが設けられてお
り、前述のレンズ鏡筒3の軸部3xと嵌合し、レンズ鏡
筒3の軸部3xの先端を熱カシメする等の周知の手段に
より、レバー61はレンズ鏡筒3の軸部3xにおいて、
レンズ鏡筒3の軸部3xを中心に回転可能にかつガタな
く軸支される。さらにレバー61には、第2のカム穴6
1dが設けられ、該第2のカム穴61dは前述の可変頂
角プリズム1の第2の保持鏡筒1kの軸部1wと嵌合し
ている。
【0089】上記構成とすることにより、モータ60が
回転すると、リードナット60eがモータ60のガイド
バーの軸方向に移動し、それに連動してレバー61が支
点穴61eを中心に回転し、該回転により、可変頂角プ
リズム1の第2の保持鏡筒1kの軸部1wがレバー61
の第2のカム穴61dの側面に押され、可変頂角プリズ
ム1の頂角が変化する。この様な構成にする際、レバー
61の第2のカム面が常に可変頂角プリズム1の第2の
保持鏡筒1kの軸部1wと垂直になる様に、レバー61
の第2のカム穴61dの周辺部61bに丸みをつけると
より円滑な動作が得られる。
【0090】以上述べてきた本発明の第5の実施例にお
いては、モータを光軸と平行に配置する必要がないため
に、例えばビデオカメラに登載した際にはビデオカメラ
側の部品をレンズ周辺に配置する自由度が高くできるた
めに、結果的にビデオカメラを小型に構成できるという
効果がある。
【0091】また、以上述べて来た本発明の実施例にお
いては、ステッピングモータを用いたオープンループ制
御の例を示したが、動力源としては周知の直流モータや
超音波モータを用いても良く、さらに、可変頂角プリズ
ムの頂角を検出して制御を行うクローズドループ制御と
しても良いのは当然である。
【0092】また、以上述べてきた本発明の実施例にお
いては、ビデオカメラに登載した場合の効果を述べた
が、本発明は銀塩カメラやまたは撮影を行わない望遠鏡
等の光学機器に用いた場合にも同様な効果が得られる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の像ぶれ補
正装置は、光軸に垂直な回転支持軸を有し該回転支持軸
まわりに揺動することにより光学的に像ぶれ補正を行う
像ぶれ補正手段と、該像ぶれ補正手段を駆動するための
ものであって、回動軸を有するモータと、該モータの前
記回動軸と共に回動するリードスクリューと、該リード
スクリューの回動に伴い直線移動する移動部材を有する
移動手段と、該移動手段の前記移動部材の直線移動を、
前記像ぶれ補正手段の前記回転支持軸まわりの揺動に変
換する変換手段とを備え、前記像ぶれ補正手段は、前記
回転支持軸に同一平面内で垂直な突出部を有し、前記移
動手段の前記移動部材は、前記光軸に垂直な突出部を有
し、前記変換手段は、一方側が前記像ぶれ補正手段の前
記突出部に対し回転自由度を持って連結され、他方側が
前記移動部材の前記突出部に対し回転自由度を持って連
結されたレバー部材を有するもので、像ぶれ補正動作時
に像ぶれ補正手段の動作の応答性を劣化させることな
く、また、像ぶれ補正手段固定のための専用の部材を
設けることなく、さらに、像ぶれ補正手段を固定するた
めに電力を消費することなしに像ぶれ補正非動作時に
ぶれ補正手段を固定することが可能になった。また、上
記のような変換手段により、駆動を行う移動手段の配置
の自由度が増し、機器を外径方向に小型化することが可
能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の防振装置の分解斜視
図。
【図2】本発明の第1の実施例の防振装置の要部断面図
及びブロック図。
【図3】図1の動力伝達レバーと可変頂角プリズムの突
出部との関係を示す断面図。
【図4】本発明の防振装置の防振動作を示すフローチャ
ート。
【図5】モータ駆動プログラムを示すフローチャート。
【図6】本発明の第1の実施例の防振装置の可変頂角プ
リズムの駆動制御を説明するための図。
【図7】本発明の第2の実施例の防振装置の要部断面
図。
【図8】本発明の第3の実施例の防振装置の分解斜視
図。
【図9】図8の動力伝達手段の斜視図。
【図10】本発明の第4の実施例の防振装置の要部断面
図。
【図11】本発明の第5の実施例の防振装置の要部構成
を示す図。
【符号の説明】
1 可変頂角プリズム 2 レンズ鏡筒 4、6、34、40、50、60 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/64 G03B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に垂直な回転支持軸を有し該回転支
    持軸まわりに揺動することにより光学的に像ぶれ補正を
    行う像ぶれ補正手段と、 該像ぶれ補正手段を駆動するためのものであって、回動
    軸を有するモータと、該モータの前記回動軸と共に回動
    するリードスクリューと、該リードスクリューの回動に
    伴い直線移動する移動部材を有する移動手段と、 該移動手段の前記移動部材の直線移動を、前記像ぶれ補
    正手段の前記回転支持軸まわりの揺動に変換する変換手
    段とを備え、 前記像ぶれ補正手段は、前記回転支持軸に同一平面内で
    垂直な突出部を有し、 前記移動手段の前記移動部材は、前記光軸に垂直な突出
    部を有し、 前記変換手段は、一方側が前記像ぶれ補正手段の前記突
    出部に対し回転自由度を持って連結され、他方側が前記
    移動部材の前記突出部に対し回転自由度を持って連結さ
    れたレバー部材を有することを特徴とする像ぶれ補正装
    置。
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