JP3143546B2 - コンセントレータ及びこれを用いた通信ネットワークと、その通信ネットワークにおける障害復旧方法 - Google Patents

コンセントレータ及びこれを用いた通信ネットワークと、その通信ネットワークにおける障害復旧方法

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JP3143546B2 JP05176773A JP17677393A JP3143546B2 JP 3143546 B2 JP3143546 B2 JP 3143546B2 JP 05176773 A JP05176773 A JP 05176773A JP 17677393 A JP17677393 A JP 17677393A JP 3143546 B2 JP3143546 B2 JP 3143546B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異なるトポロジーの通信
方式を複合した通信ネットワークとこれに用いるコンセ
ントレータ及び、その通信ネットワークにおける障害復
旧方法に関する。
【0002】
【従来技術】情報信号の大容量化やネットワークの広域
化に対応するため、伝送路として光ファイバを用いた光
LANが開発され、電気信号によるLANのバックボー
ンやワークステーション(WS)間をつなぐLANとし
て使用されるようになった。
【0003】光LANにはデータ系LANと映像系LA
Nがあるが、データ系の代表的なLANとして、FDD
I(Fiber Distributed Data
Interface)がある。FDDIのネットワーク
構成を図7に示す。これは、ステーション(ノード)間
を光ファイバ伝送路によるリンクで結んだ構成をとる。
ステーションは二重化局 511 と1重化局501 、502 、
・・・に分けられ、二重化局は2つのリンクにより二重
のリングを構成する。この二重のリングの一方541 が
実際のデータ伝送に使用され、もう一方 542は障害時に
使用される。一重化局は一つのリンクしか持たず、複数
の一重化局を接続できるコンセントレータ 521、522 、
523 に上り用光ファイバ 551 と下り用光ファイバ 561
により接続され、一重のリングを構成する。コンセン
トレータは配線専用のステーションであり、一重化局を
スター状に配置構成して、ループ型通信を行なう一重化
局の数を拡張する機能を有している。例えば、コンセン
トレータ522 は、523 からの光信号を1重化局 503へ送
出し、503 で折り返された信号を502 へ接続し、さらに
502 からの光信号を501 へ送出する。以下同様に配送さ
れ、コンセントレータ521 に接続する。このようにコン
セントレータは、入力された光信号を中継して、FDD
Iの光信号を各ノードに順次配送していく。
【0004】一方、映像系LANは大容量の情報を扱う
ため、超大容量の通信路が必要となり、一般オフィスで
使われるような低価格な装置はまだ開発されていない。
しかしながら、広域網においては光CATV、広帯域I
SDN(B−ISDN)等が検討されており、これはセ
ンター局を中心に加入者がスター状に接続され、センタ
ー局と各加入者、あるいは各加入者どうしで互いに映像
などの大容量情報の通信をできるようにしたものであ
る。
【0005】上記FDDIのようなループ型光LANで
は、ステーション(ノード)が扱う信号を伝送路の速度
に変換して分岐挿入する処理をおこなうため、映像信号
等の高速信号を多数チャンネル伝送する場合ステーショ
ンに大きな電気回路的負荷をもたらす問題点がある。
【0006】また、CATVのようなスター型光ネット
ワークは、時分割多重通信を行なう場合、信号の衝突回
避制御を行うため、アクセス時間が大きくなる問題点が
あった。
【0007】これらの問題点を解決するため、両者を統
合し、ループ型のLANには時分割信号などを伝送し、
スター型LANには大容量信号を伝送させるなど、信号
の種類によって回線を切り分けるようにしたループ型、
スター型混在のネットワークが検討されている。図8は
上記ネットワークの構成例であり、611,612,・・・615
はノード、621 はループ回線の伝送路、622 はループ回
線のバックアップ用伝送路、623 はスター回線の伝送路
である。ループ回線にはFDDIなどの時分割信号を伝
送し、スター回線には映像信号などの大容量信号を伝送
することにより、両者の欠点を補い合っている。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記ネットワークは伝送路をそれぞれ別々に配置するた
め、総伝送路長が長くなるという問題点や、拡張が困難
であるという問題点があった。また、ループ型伝送路は
伝送路の切断やノード装置の故障などの障害対策のため
通常伝送路を2重化しておくが、複数箇所の障害の場合
はネットワークが分断されるという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題の内の総伝送路
長が長くなってしまう点や、拡張の困難性を解決するた
めに本出願の発明者は、共通の回線に波長多重されたル
ープ回線と回線交換回線を複合して扱えるコンセントレ
ータとそれを用いた通信ネットワークを提案した(特開
平5−122637)。本出願はそれを更に改良し、ネ
ットワークの障害にも積極的に対応することを可能にす
るものであり、複数のポートを備え、該ポートから入力
した波長多重信号の一部を複数のポートに順送りに配送
する手段と、前記ポートから入力した前記波長多重信号
の残りを、少なくとも1つの任意のポートに接続する手
段と、接続された通信ネットワークのループ型通信路の
障害を検知する手段と、障害通知信号を接続された通信
ネットワークの回線交換型通信路に送出する手段と、障
害通知信号を受信する手段を備えたコンセントレータを
複数備え、各コンセントレータは互いに他の2つ以上の
コンセントレータと接続され、各コンセントレータの他
のコンセントレータが接続されていないポートにはノー
ドを接続することによって構成される通信ネットワーク
を提供することにより上記課題を解決する。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1,2、4は本発明の第1の
実施例を示す図である。図1は本発明のコンセントレー
タの一実施例を示し、図2はこれを用いた光通信ネット
ワークの構成例、図4は本発明のコンセントレータの光
交換部を示す図である。また、図3は上記光通信ネット
ワークにおいて好適に用いられるノードの構成例を示
す。まず、各図を用いてそれぞれの構成を説明する。
【0011】図1において、11はN個の入力端12
1、122、・・・、12NとN個の出力端131、1
32、・・・、13N及び制御信号用の入出力端12
0、130を有するN×Nの光交換部であり、120と
130、121と131、・・・は一組(一対)の入出
力端に対応している。光交換部11は光スイッチ及びス
ターカプラ等で構成され、入力信号を少なくとも1つの
任意の出力端に接続する事ができるものである。また,
141、142、・・・、14Nは第1の波長域と第2
の波長域を分離する光分波器であり、第2の波長域の出
力端は光交換部11の入力端に接続されており、各光分
波器の入力端は本実施例のコンセントレータ10の入力
ポート161、162、・・・、16Nとして使用され
る。次に、151、152、・・・、15Nは上記第1
の波長域と第2の波長域の光信号を合波する光合波器で
あり、第2の波長域の入力端は光交換部11の出力端に
接続されており、各光合波器の出力端は本実施例のコン
セントレータ10の出力ポート171、172、・・
・、17Nとして使用される。また、上記光分波器14
1、142、・・・、14N各々の第1の波長域の出力
端から出力された信号は、第1のスイッチ181、18
2、・・・、18N、中継器111、112、・・・、
11N、第2のスイッチ192、193、・・・、19
N、191を通り、所定の順序で配置されたポートのう
ちの次の順位のポートの光合波器の第1の波長域の入力
端に接続されている。すなわち、図1において、光分波
器141の第1の波長域の出力端は、第1のスイッチ1
81、中継器111、第2のスイッチ192を通って、
光合波器152の第1の波長域の入力端に接続され、光
分波器142の第1の波長域の出力端は、第1のスイッ
チ182、中継器112、第2のスイッチ193(図1
では省略されている)を通って、光合波器153の第1
の波長域の入力端に接続されており、以下同様にして、
第Nポートの光分波器14Nの第1の波長域の出力端
は、第1のスイッチ18N、中継器11N、第2のスイ
ッチ191を通って、第1ポートの光合波器151の第
1の波長域の入力端に接続されている。
【0012】経路制御部12は各中継器からの制御信号
により、第1、第2のスイッチ及び光交換部を制御し、
第1の波長域及び第2の波長域の信号の接続経路を制御
する。さらに、12は第1または第2の波長域の伝送路
に対し制御信号を送出する機能を持ち、第1の波長域の
伝送路に制御信号を送出する場合は、中継器111、1
12、・・・、11Nの任意の中継器から信号を送出さ
せ、第2の波長域の伝送路に制御信号を送出する場合
は、第2の波長域内の特定の波長で発光する電気信号−
光信号(E/O)変換器13より、光交換部11の入力
端120を通って信号を送出する。前記特定の波長の信
号は、光交換部11の出力端130から出力され、光信
号−電気信号(O/E)変換器14で電気信号に変換さ
れて、経路制御部12で処理される。
【0013】また、図2において、211、212、2
13、214は、図1を用いて構成例を説明した本実施
例のコンセントレータであり、各コンセントレータは少
なくとも2つのコンセントレータと少なくとも1つのノ
ードが接続される。231、232、・・・、241、
242、・・・、は、ノード221、222、・・・、
227とコンセントレータ接続する光ファイバ伝送路、
251、252、・・・、261、262、・・・、は
コンセントレータどうしを接続する光ファイバ伝送路で
ある。また、図3において、31、32はノード220
の出力端、入力端であり、光ファイバ伝送路を介してコ
ンセントレータ10の入出力ポートに接続される。33
は、図1のコンセントレータ10内の光合波器151、
152、・・・、15Nとほぼ同等の光合波特性を有す
る光合波器であり、その出力端はノード220の出力端
31に接続され、前記第1の波長域と第2の波長域の光
信号を合波する。34は、図1の光コンセントレータ1
0内の光分波器141、142、・・・、14Nとほぼ
同等の光分波特性を有する光分波器であり、その入力端
はノード220の入力端32に接続され、前記第1の波
長域と第2の波長域の光信号を分離する。35は光送信
装置(E/O)であり、第2の波長域内の光信号を送出
する光源を有し、光合波器33の第2の波長域の入力端
に接続されている。
【0014】本実施例では、前記第2の波長域内で更に
波長多重された光波長信号を送出する可変波長半導体レ
ーザを光源として用いており、信号送信時は上記の第2
の波長域内で波長多重された波長の中から適切な光波長
を選択して光信号を送出する。
【0015】また、36は光送信装置(E/O)であ
り、前記第1の波長域の光信号を送出する光源を有し、
光合波器33の第1の波長域の入力端に接続されてい
る。光送信装置36は、FDDI制御部に接続されてお
り、コンピュータ(図3では省略)からの信号を光信号
に変換する。37は、光受信装置(O/E)であり、光
分波器34の第1の波長域の出力端に接続されており、
第1の波長域の光信号を電気信号に変換してFDDI制
御部に送る。また、39は可変波長フィルタであり、そ
の入力端は光分波器34の第2の波長域の出力端に接続
されており、他ノードの光送信装置から送出された、第
2の波長域内で多重された複数の波長信号の中から任意
の波長信号を選択して透過し、光受信装置(O/E)3
8に送る。なお、図3には、ノードの中の光送信手段及
び光受信手段が特に示されており、他の部分は省略して
ある。また図4は図1の光交換部11の構成例であり、
411、412、・・・、41Nは前記第2の波長域内
の特定の波長の信号を分離する分波器、420、42
1、・・・、42Nは1×Nスターカプラ、430、4
31、・・・、43NはN個の光スイッチ群、440は
N×1スターカプラ、441、442、・・・、44N
は(N+1)×1スターカプラである。
【0016】次に、図1、2、3、4を用いて本実施例
のコンセントレータ及びこれを用いた光通信ネットワー
クの動作について説明する。以下では、コンセントレー
タ213の入力ポート161及び出力ポート171に、
上り用光ファイバ231及び下り用光ファイバ241で
接続されたノード221から光信号が送出される場合に
ついて述べる。
【0017】まず、FDDI制御部から送出された信号
は光送信装置36で前記第1の波長域の光信号に変換さ
れ、光合波器33を通過して出力端31から上り用光フ
ァイバ231に送出される。光ファイバ231で伝送さ
れ、コンセントレータ213の第1ポートの入力ポート
161に入力された上記光信号は、光分波器141で分
波され、第1のスイッチ181に入力する。第1のスイ
ッチ181は経路制御部12からの制御信号により、分
波器141または第2のスイッチ191からの信号のど
ちらかを選択して中継器111へ接続する。中継器11
1は入力した光信号を再生中継して第2のスイッチ19
2へ配送すると共に、入力信号の中の経路制御情報を経
路制御部12へ送る。第2のスイッチ192は経路制御
部12からの制御信号により、中継器111からの信号
を合波器152または第1のスイッチ182のどちらか
に接続する。通常、第1のスイッチは分波器からの信号
を選択して中継器に接続し、第2のスイッチは中継器か
らの信号を合波器へ接続しており、第1ポートの入力ポ
ート161から入力した信号は、隣接する第2ポートの
光合波器152に入力し、さらに出力ポート172に接
続された下り用光ファイバ242によりノード222に
伝送される。ノード222内では、光分波器34により
分波され、光受信装置37で電気信号に変換されてFD
DI制御部40に送られる。FDDI制御部では、受信
した信号の内容を解析して、必要な信号を光送信装置3
6に送出する。この信号は光送信装置36で第1の波長
域の光信号に変換され、光合波器33を経て、出力端3
1から上り用光ファイバ232に送出される。第2ポー
トに接続されたノード222から送出された、この第1
の波長域の光信号は、コンセントレータ213の第2ポ
ートの入力ポート162に入力され、光分波器142で
分波されて第1のスイッチ182、中継器112、第2
のスイッチ193(図1では省略)を通って、次の順位
の第3ポートの光合波器143に入力される。
【0018】以下同様にして、第1の波長域の光信号は
所定の順序で配置された複数のポートを順次配送され
る。従って、上記第1の波長域の光信号はコンセントレ
ータ213に接続された各ノード221、222、22
3を順に伝送されてからコンセントレータ214に入力
し、同様にノード224、225、さらにコンセントレ
ータ211、ノード226を通ってコンセントレータ2
12に入力する。コンセントレータ212は、コンセン
トレータ213に接続するポートへは信号が送出されな
いように第1、第2のスイッチが設定されており、コン
セントレータ211から入力した信号は、ノード227
へ送出し、折り返されてきた後、またコンセントレータ
211へ送出する。つまり、第Nポートにコンセントレ
ータ213へ接続する光ファイバが接続されているとす
ると、第2のスイッチ19Nは中継器からの信号を第1
のスイッチ18Nへ接続し、第1のスイッチ18Nは第
2のスイッチ19Nからの信号を中継器11Nへ接続す
るように設定されている。コンセントレータ211に入
力した信号はコンセントレータ214へ接続されるポー
トから送出され(213へ接続されるポートは遮断され
ている)、214に入力したその信号はコンセントレー
タ213に接続するポートより送出され、213に入力
される。213は211、212と同様に、211、2
12へ接続されるポートへは信号が送出されないように
第1、第2のスイッチが設定されており、213に入力
した信号はノード221へ接続されるポートより送出さ
れ、221に入力される。
【0019】以上のように、第1の波長域の光信号はル
ープ状の伝送回線を形成することになり、各ノード間で
ループ型の光通信を行なうことができる。
【0020】一方、ノード221の光送信装置35から
送出される第2の波長域の光信号は、光合波器33で第
1の波長域の光信号と合波されて出力端31から光ファ
イバ231に送出され、コンセントレータ213の第1
ポートの入力ポート161に入力される。そして、光分
波器141で第1の波長域の光信号と分離され、第2の
波長域の光信号のみが光交換部11の入力端121に入
力されて、少なくとも1つの任意の出力端131、13
2、・・・、13Nに配送される。
【0021】今仮に、ノード221からノード222と
224へ光信号を分配したい場合は,経路制御部12よ
り光交換部11を制御して、光スイッチ群431の2番
目と4番目のスイッチを接続する。入力端121より入
力した光信号は、分波器411を通りスターカプラ42
1に接続してN個に分配される。光スイッチ群431は
N個の入力信号の2番目と4番目の光信号を通過させ、
通過した一方の信号はスターカプラ442を通って出力
端132より送出され、もう一方の信号はスターカプラ
444を通って出力端134より送出される。132よ
り出力された光信号は、接続されている光合波器152
により第1の波長域の光信号と合波されて、出力ポート
172から下り用光ファイバ242に送出され、ノード
222に入力される。ノード222内では、光分波器3
4により第1の波長域の光信号と分離され、第2の波長
域の光信号のみが可変波長フィルタ39に入力される。
可変波長フィルタ39の透過波長をノード221から送
出された光信号の波長に設定することにより、光受信装
置38でこれを受信できる。光交換部11の出力端13
4に分配された光信号は、同様にしてコンセントレータ
214で受信することができる。214の経路制御部1
2はコンセントレータ213からの信号をノード224
へ接続させるように光交換部11を制御し、ノード22
1からの信号をノード224へ配送する。
【0022】また、前記通信が行なわれているときに,
さらに複数のノードからノード222へ通信を行う要求
が発生した場合は,それらのノードは第2の波長域内で
前記通信波長とそれぞれ異なる光波長信号を送出し、コ
ンセントレータはそれらの信号がノード222へ接続さ
れる様に光交換部を制御する。ノード222では可変波
長フィルタ39を用いて目的の波長信号を選択すること
により、混信することなく信号を受信することができ
る。このようにして、第2の波長域の光信号はコンセン
トレータ10の任意のポートに配送され、回線交換型の
光通信形態で伝送される。第2の波長帯の信号経路は任
意に選択することができ、例えばコンセントレータ21
3に接続されるノードからコンセントレータ214に接
続されるノードに信号を伝送する場合、伝送路251、
254あるいは、255を通る経路のどの経路でもよ
く、光交換部の接続経路を任意に設定すればよい。この
ように,第2の波長域内で更に波長多重を行なうことが
でき、多数の高速信号を同時に通信することが容易とな
る。
【0023】次に,上記ネットワークにおいて、伝送路
の切断などの障害が発生した場合の動作について,図
1、2、4を用いて説明する。光ファイバ伝送路の一部
が切断されると、第1及び第2の波長域の信号経路が切
断され通信ができなくなるが、第2の波長域での通信は
光交換部を制御して他の経路にて通信を再開できる。第
1の波長域での通信は、次の手順にて再開できる。今仮
に光ファイバ252が切断された場合を想定すると、コ
ンセントレータ内の各中継器に信号が入力されなくなる
ので、各経路制御部12は障害発生を検知する。各経路
制御部12は障害発生を知らせる信号を各中継器から送
出させると、障害が発生したポートの中継器はその信号
が入力されないため、コンセントレータ211の経路制
御部12は障害位置を認知することができる。そこで経
路制御部12はE/O変換器13より第2の波長域内の
特定の波長を用いて障害通知信号を送出させると共に、
光ファイバ252が接続されているポートの第1及び第
2スイッチを制御してそのポートへ信号が配送されない
ようにする。障害通知信号は光交換部11の入力端12
0より入力し、1×Nスターカプラ420でN個に分配
されて光スイッチ群430を通ってスターカプラ44
1、442、・・・、44Nに分配され、出力端13
1、132、・・・、13Nより送出される。ここで光
スイッチ群430は、通常はすべての入力信号を通過さ
せるように設定しておき、必要に応じて遮断するように
制御すればよい。光ファイバ253を伝送された障害通
知信号は、コンセントレータ212の第1ポート161
に入力され(第1ポートに光ファイバ253が接続され
ているとする)、分波器141を通って光交換部11の
入力121に入力する。光交換部では、121からの信
号の中から第2の波長域の信号の中の前記特定の波長の
障害通知信号を分離し、スターカプラ440を通って出
力端130より送出する。130からの光信号はO/E
変換器14で電気信号に変換され、経路制御部12に入
力する。12は障害位置を認知し、これまで信号を遮断
していた光ファイバ254、264が接続されているポ
ートの第1及び第2のスイッチを制御して、信号が配送
されるようにすると共に、障害通知信号をE/O変換器
13より送出させる。
【0024】以下同様にして、コンセントレータ213
及び214は障害位置を認知し、213は光ファイバ2
54、264が接続されているポートに信号が配送され
るように制御すると共に障害通知信号を送出させ、21
4は光ファイバ252、262が接続されているポート
へ信号が配送されないように制御する。このようにし
て、新たなループ回線経路が出来上がり、経路が分断さ
れることなく通信を行うことができる。
【0025】さらにこのとき、光ファイバ254が切断
された場合は、同様に光ファイバ255、265を通る
経路でループ回線を再構築することにより、ネットワー
クが分断されることなく通信を行うことができる。
【0026】また、コンセントレータとノードを接続す
る光ファイバが切断したときは、その光ファイバが接続
されるポートの第1及び第2スイッチを制御して、その
ポートの信号が配送されないようにすればよい。
【0027】以上説明したように、本実施例のコンセン
トレータに、上り用と下り用の共通の光ファイバを用い
てノードを接続するだけで、ループ型の光通信方式と回
線交換型の光通信方式を複合した波長多重光通信ネット
ワークを構成でき、かつ想定される障害箇所数よりも多
い数のコンセントレータどうしを接続しておくことで、
回線が分断されることなく通信を行うことができる。
【0028】また、本実施例では、ノードはループ型と
回線交換型の両方の光送信装置、光受信装置を持ってい
る場合について説明したが、回線交換型の光送信装置あ
るいは光受信装置の一方または両方を持っていなくても
ネットワーク運用上は差し支えない。
【0029】また、第2の波長域の光源、フィルタとし
て、可変波長光源、可変波長フィルタを用いた場合につ
いて説明したが、第2の波長域内で波長の異なる複数個
の固定波長光源や複数個の固定フィルタを用いることも
できる。
【0030】(実施例2)本発明の第2の実施例を図
5、6を用いて説明する。図5は本発明のコンセントレ
ータの第2の実施例の一構成例、図6は本発明のコンセ
ントレータの光交換部15の構成を示している。
【0031】本実施例のコンセントレータ710は、第
1の実施例で説明した第2の波長域の光信号を用いた回
線交換型の通信経路については全く同じであり、同じ部
分については同様の番号が付してある。異なるのは、ル
ープ型通信路を構成するにあたって、配送順序を任意に
決められるように、スイッチ機能を備えた光交換部を設
けた点である。この光交換部の一構成例を図6に示す。
821、822、・・・、82N、831、832、・
・・、83Nは1×N光スイッチ、841、842、・
・・、84Nは中継器であり、入力端721、722、
・・・、72Nより入力した光信号は任意の接続経路に
て出力端731、732、・・・、73Nに出力され
る。通常入力端721から入力した光信号は、1×N光
スイッチ821、832及び中継器842を通って出力
端732より出力されるように設定し、入力端722か
ら入力した光信号は、1×N光スイッチ822、833
及び中継器843を通って出力端733より出力される
ように設定する。以下同様に入力端72Nから入力した
光信号は、1×N光スイッチ82N、831及び中継器
841を通って出力端731より出力されるように設定
しておく。このようにすると、コンセントレータ710
の第1ポートの入力ポート161より入力した第1の波
長域の光信号は、分波器141で分波されて光交換部1
5の入力端721に入力し、出力端732より出力され
て合波器152で第2の波長域の信号と合波されて出力
ポート172より出力される。その信号はノードで折り
返されて入力ポート162より入力し、分波器142を
通って光交換部15の入力端722に入力し、出力端7
33より出力されて合波器153を通って出力ポート1
72より送出される。このように順次配送され、ループ
型通信路を形成する。上記のように光交換部15に入力
した信号を隣のポートに配送するように設定すると第1
の実施例と同じになり、設定を変えれば任意の順番でル
ープ回線が形成される。このコンセントレータを図2に
示す通信ネットワーク構成にすることにより、伝送路切
断などの障害が発生した場合に、実施例1と同様の手順
で障害復旧ができる。
【0032】本発明のコンセントレータの光交換部15
の構成は、これに限定されるものではなく、例えば1×
N光スイッチ831、832、・・・、83Nをスター
カプラにした構成や、図4の光交換部に中継器を設けた
構成等、N×Nの光交換機能を有するものであればよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本発明のコンセントレータに伝送路を介してノードを接
続することにより、ループ型の光通信と回線交換型光通
信を同時に行なうことが可能となる。また、本発明のコ
ンセントレータを少なくとも2つの他のコンセントレー
タと接続しておき、コンセントレータ間の伝送路が切断
された場合に他の経路を使ってループ回線を再構築させ
ることにより障害を復旧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のコンセントレータの構成例を示す図
【図2】本発明のコンセントレータを用いた通信ネット
ワークの構成例を示す図
【図3】ノードの構成例を示す図
【図4】実施例1のコンセントレータに用いる光交換部
の構成例を示す図
【図5】実施例2のコンセントレータの構成例を示す図
【図6】実施例2のコンセントレータに用いる光交換部
の構成例を示す図
【図7】従来の通信ネットワークの構成例を示す図
【図8】従来の通信ネットワークの構成例を示す図
【符号の説明】
10 実施例1のコンセントレータ 11 実施例1のコンセントレータに用いる光交換部 12 経路制御部 33、151、152、15N 合波器 34、141、142、14N、411、412、41
N 分波器 111、112、11N、841、842、84N 中
継器 181、182、18N 第1のスイッチ 191、192、19N 第2のスイッチ 220、221、227 ノード 420、421、42N、440、441、44N ス
ターカプラ 430、431、43N 光スイッチ群 821、822、82N、831、832、83N 1
×N光スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポートと、該ポートから入力した
    波長多重信号の一部を複数のポートに順送りに配送する
    手段と、前記ポートから入力した前記波長多重信号の残
    りを、少なくとも1つの任意のポートに接続する手段
    と、接続された通信ネットワークのループ型通信路の障
    害を検知する手段と、障害通知信号を接続された通信ネ
    ットワークの回線交換型通信路に送出する手段と、障害
    通知信号を受信する手段を備えたコンセントレータを複
    数備え、各コンセントレータは互いに他の2つ以上のコ
    ンセントレータと接続され、各コンセントレータの他の
    コンセントレータが接続されていないポートにはノード
    を接続することによって構成される通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信ネットワークに使わ
    れるコンセントレータにおいて、前記波長多重信号の一
    部を複数のポートに順送りに配送する手段として、ルー
    プ型に各ポートを接続する経路を有し、前記波長多重信
    号の残りを少なくとも1つの任意のポートに接続する手
    段として、回線交換部を設けることを特徴とするコンセ
    ントレータ。
  3. 【請求項3】 前記ループ型に各ポートを接続する経路
    の一部に回線交換手段を用いて任意の順序に各ポートを
    ループ接続出来る様にすることを特徴とする請求項2記
    載のコンセントレータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信ネットワークにおい
    て、ループ型通信路の障害を回線交換型通信路を用いて
    すべてコンセントレータに通知し、新たなループ型通信
    路を構築して通信を再開させるようにした障害復旧方
    法。
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