JP3142053B2 - 車両用ロック装置 - Google Patents
車両用ロック装置Info
- Publication number
- JP3142053B2 JP3142053B2 JP27130496A JP27130496A JP3142053B2 JP 3142053 B2 JP3142053 B2 JP 3142053B2 JP 27130496 A JP27130496 A JP 27130496A JP 27130496 A JP27130496 A JP 27130496A JP 3142053 B2 JP3142053 B2 JP 3142053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- base plate
- bead portion
- vehicle
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
置に保持する車両用ロック装置に関する。
おり、該ロック装置の噛合機構部は、例えば特開平3−
107081号のように、車体側に取付けられたストラ
イカと噛合う平板状のラッチと、該ラッチに係合してラ
ッチを閉扉位置に保持するラチェットとからなってい
る。特開平3−107081号に示されているように、
ラッチを閉扉時および開扉時に金属音が発生しないよう
に樹脂やゴムなどの緩衝部材で表面を覆うことは公知で
ある。また、車の衝突時の衝撃や変形が発生した場合
も、開閉体が開扉してしまわないようにロック装置の強
度・剛性を高める提案が種々なされており、例えば、特
開昭62−244985号がある。
−244985号では、図5のようにハウジングの強度
・剛性を高めることによりロック装置Aの強度・剛性を
高めているが、図6に示すように、ストライカBにより
P方向に大きな力が加わると、ラッチEのフォーク部F
が変形を起し、ベースハウジングCの底面Dに当接しな
がら、該底面Dも変形させる。ついには、ベースハウジ
ングCの底面Dに重合していたラッチEのフォーク部F
が底面Dからはずれてしまう。フォーク部Fが底面Dか
らはずれる直前でP方向の力は最大値を示す。また、図
7に示すように、ストライカBによりQ方向に大きな力
が加わると、ラッチEのフォーク部Fに曲げ力がかか
り、ついには破断してしまう。フォーク部Fが破断する
直前でQ方向の力は最大値をとる。本発明はP方向およ
びQ方向の力により耐えることができ、安全性の高い車
両用ロック装置を提供する。
体または車体のいずれか一方に取り付けられるベースプ
レートと、該ベースプレートに回動自在に軸支され開閉
体または車体のいずれか他方に取り付けられたストライ
カと噛合うラッチと、前記ベースプレートに回動自在に
軸支され前記ラッチを閉扉状態に保持するラチェットと
からなる車両用ロック装置において、前記ラッチは前記
ラチェットと係合する係合段部と、係止脚と回動脚とで
形成される前記ストライカと係合する噛合溝と、前記ラ
ッチの外表面のすくなくとも一部を被覆する緩衝部とを
有し、前記係止脚に前記緩衝部側に突出するビード部が
形成されている車両用ロック装置としたものである。ま
た、前記ビード部が前記係止脚の端部から前記ラッチの
回転中心近傍まで形成されている請求項1記載の車両用
ロック装置としたものである。また、前記ビード部の高
さが前記緩衝部の厚みより大きくなく形成されている請
求項1または請求項2記載の車両用ロック装置としたも
のである。また、前記ビード部が前記ラッチの前記ベー
スプレートの反対面側に形成されている請求項1ないし
請求項3記載の車両用ロック装置としたものである。
1は閉扉状態を示し、1はロック装置であり、開閉体ま
たは車体の一方に取付けられる。2はストライカであ
り、開閉体または車体の他方に取付けられる。ロック装
置1は、ベースプレート3と樹脂ボディ4でハウジング
を形成し、該樹脂ボディ4の凹部5にラッチ6およびラ
チェット7が収納され、該ラッチ6がストライカ2と噛
合い開閉体を閉扉位置に保持する。8はバックプレート
である。ラッチ6は、軸9で回転自在にベースプレート
3に取付けられており、ストライカ2と係合する噛合溝
10が係止脚11と回動脚12とにより形成され、ラチ
ェット7と係合する少なくとも1ケの係合段部13を有
する。ラチェット7は、回転自在にベースプレート3に
軸支14され、ラッチ6の係合段部13と係合しラッチ
6の回動を阻止する係合爪15を有する。ベースプレー
ト3には前記ストライカ2の進入溝22が設けられてい
る。
脂やゴム等の緩衝部16で被覆されており、前記ベース
プレート3の反対面17側に前記係止脚11の端部18
からラッチの回転中心19近傍に到るビード部20を設
ける。前記ビード部20の高さは前記緩衝部16の厚み
より大きくならない寸法にする。前記緩衝部16を、図
では、ラッチの外表面のうち前記係合段部13および前
記ビード部20の上面21側を除いた面に設けたが、必
要に応じて増減することができ、前記ビード部20の上
面21側を緩衝部16で被覆してもよい。前記樹脂ボデ
ィ4の前記凹部5の底面部23は前記ラッチ6および前
記ラチェット7の厚み方向のガタつきを防止できる深さ
に設定され、該ラッチ、ラチェットがガタつきなくスム
ースに回動できる隙間規制部を形成している。
トライカ2によりP方向の力が作用する場合を説明する
と、ストライカ2によるP方向の力はラッチ6の係止脚
11に全てかかり、ラッチ6は傾斜しベースプレート3
に当接した後、ラッチ6とともにベースプレート3を変
形させていく。このとき、ラッチ6の係止脚11はビー
ド部20により断面係数が大きくなっており、強度が大
きく変形量も少ないため、ベースプレート3と共働して
大きな力に耐えられる。また、P方向の力がラッチ6に
負荷されたとき、ラッチ6の係止脚11は、幅方向でビ
ード部20を除いた両端面がベースプレート3に当接
し、該ベースプレート3に負荷されるP方向の力は分散
する。
用した場合、Q方向の力はラッチ6の係止脚11に全て
かかるが、係止脚11のQ方向の断面係数がビード部2
0により大きくなっているため、大きな力に耐えること
ができる。また、ラッチ6は樹脂ボディ4の底面部23
とベースプレート3の間で回動するが、ラッチ6に設け
たビード部20がラッチ6の外表面を被覆している緩衝
部16の外面から突出していないため、ビード部20の
みが底面部23と当接することがなく、ラッチ6のスム
ースな回動が確保される。
P方向およびQ方向の高負荷に耐えることができ、車の
衝突時もロック装置が破損し、開閉体が開扉してしまう
ことを阻止でき、安全性が高まる。また、ビード部が緩
衝部より突出していないので、ラッチの回動はスムース
である。また、ビード部がベースプレートの反対面側に
設けられているので、P方向の力が作用したときに、ラ
ッチの係止脚の幅方向の両端面がベースプレート3に当
接し、ベースプレートはP方向の力を分散して受けもつ
ため大きな力に耐えられる。
状態を示す図。
ト、4…樹脂ボディ、5…凹部、6…ラッチ、7…ラチ
ェット、8…バックプレート、9…軸、10…噛合溝、
11…係止脚、12…回動脚、13…係合段部、14…
軸支、15…係合爪、16…緩衝部、17…反対面、1
8…端部、19…回転中心、20…ビード部、21…上
面、22…進入溝、23…底面部。
Claims (4)
- 【請求項1】 開閉体または車体のいずれか一方に取り
付けられるベースプレートと、該ベースプレートに回動
自在に軸支され開閉体または車体のいずれか他方に取り
付けられたストライカと噛合うラッチと、前記ベースプ
レートに回動自在に軸支され前記ラッチを閉扉状態に保
持するラチェットとからなる車両用ロック装置におい
て、前記ラッチは前記ラチェットと係合する係合段部
と、係止脚と回動脚とで形成される前記ストライカと係
合する噛合溝と、前記ラッチの外表面のすくなくとも一
部を被覆する緩衝部とを有し、前記係止脚に前記緩衝部
側に突出するビード部が形成されている車両用ロック装
置。 - 【請求項2】 前記ビード部が前記係止脚の端部から前
記ラッチの回転中心近傍まで形成されている請求項1記
載の車両用ロック装置。 - 【請求項3】 前記ビード部の高さが前記緩衝部の厚み
より大きくなく形成されている請求項1または請求項2
記載の車両用ロック装置。 - 【請求項4】 前記ビード部が前記ラッチの前記ベース
プレートの反対面側に形成されている請求項1ないし請
求項3記載の車両用ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27130496A JP3142053B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 車両用ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27130496A JP3142053B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 車両用ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096357A JPH1096357A (ja) | 1998-04-14 |
JP3142053B2 true JP3142053B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17498188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27130496A Expired - Fee Related JP3142053B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 車両用ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142053B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019104713A1 (de) | 2018-02-27 | 2019-08-29 | Magna Closures Inc. | Angetriebene Verriegelungsanordnung mit Aufprallschutz |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP27130496A patent/JP3142053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1096357A (ja) | 1998-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7530610B2 (en) | Door handle for vehicle | |
JP3360157B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
US7437803B2 (en) | Grip handle type door handle apparatus | |
JPH0548837B2 (ja) | ||
JPH04116572U (ja) | ドアロツク装置 | |
JP3142053B2 (ja) | 車両用ロック装置 | |
JPH0122764Y2 (ja) | ||
JPH0634535Y2 (ja) | 自動車用ロツク装置 | |
JPH0452371Y2 (ja) | ||
JPH0364673B2 (ja) | ||
KR100376296B1 (ko) | 자동차의 글러브 박스 개방구조 | |
JP3272965B2 (ja) | 車両バックドアのロック装置 | |
JPH0860918A (ja) | ボンネットロック装置 | |
JPS5943330B2 (ja) | フユ−エルリツドの解放防止装置 | |
KR200150769Y1 (ko) | 자동차의 슬라이딩 도어 어셈블리 | |
JPH0452370Y2 (ja) | ||
KR100187500B1 (ko) | 자동차 도어의 닫힘방지장치 | |
KR100278200B1 (ko) | 자동차 본네트의 밀림방지구조 | |
JPH059401Y2 (ja) | ||
JPS6033263Y2 (ja) | 自動車用ドアロツクの施錠装置 | |
JPH0423170Y2 (ja) | ||
JPH0663397B2 (ja) | 車輌用ロツクの閉扉音防止装置 | |
JP2552987Y2 (ja) | ロック装置における連結構造 | |
JPH024210Y2 (ja) | ||
JPH0663394B2 (ja) | 自動車用ロツク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |