JPH0663397B2 - 車輌用ロツクの閉扉音防止装置 - Google Patents

車輌用ロツクの閉扉音防止装置

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JPH0663397B2
JPH0663397B2 JP10392787A JP10392787A JPH0663397B2 JP H0663397 B2 JPH0663397 B2 JP H0663397B2 JP 10392787 A JP10392787 A JP 10392787A JP 10392787 A JP10392787 A JP 10392787A JP H0663397 B2 JPH0663397 B2 JP H0663397B2
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義和 濱田
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用ロックの閉扉音防止装置に係るもので
ある。
(従来技術) 従来公知の、実開昭60−161262号公報(第1
図)には、ラッチaと、ラッチaのフルラッチ係合段部
に係合して逆転を防止するストライカーbと、ストライ
カーbの通路cの突当り部に設けたストライカーbが突
当るクッションゴムdと、該クッションゴムdと一体の
ラッチaが当接するゴムストッパーeについて記載され
ている。前記ゴムストッパーeと前記ラッチaの関係
は、フルラッチ位置(2点仮線の状態で、ラチェットi
がフルラッチ係合段部に係合した状態)では前記ラッチ
aは前記ゴムストッパーeに当接しないが、前記ラッチ
aが過剰回転すると前記ゴムストッパーeに接触して、
そのときの衝撃を防止する。
なお、特開昭57−161280号公報(第2図)に
は、ラッチaの上方位置に、ラッチaの回転方向の肉厚
部を設け、該肉厚部に前記ラッチaが過剰回転したとき
の衝撃を緩和するコイルバネfで突出するクッション体
gを設けた技術が記載されている。前記ラッチaと前記
クッション体gの関係は、前記ラチェットiがフルラッ
チ係合段部mに係合するTだけ以前に、既に前記ラッチ
aは前記クッション体gに当接を開始している。なお、
図中、hはボデイである。
なお、本出願人の出願に係る実願昭54−46034号
(実開昭55−145656号公報)には、ラッチの上
方位置に、ラッチの回転方向の肉厚部を設け、該肉厚部
にクッションゴムを設けた構造が記載されているが、こ
のクッションゴムは閉扉時の異音を防止するものではな
く、開扉時の異音を防止するものである。
(発明が解決しようとする課題) 第1図の、ゴムストッパーeには2つの問題がある。そ
の1は、ゴムストッパーeが、フルラッチ係合段部にラ
チェットiが係合したフルラッチ位置ではラッチaと当
接せず、フルラッチ後、かなりラッチaが回転した時点
でようやくラッチaと接触する構造の点である。それゆ
え、ゴムストッパーeの肉厚は薄くなり(図面では半分
の肉厚)、ゴムストッパーeとしての効果が小さく、ラ
ッチ衝撃防止の効果は小さい。その2は、第1図のゴム
ストッパーeは、ストライカーbの進行方向の突当り位
置に設けてある点で、この位置のボディhの斜線部分k
は、上下の取付ボルトの中間の強度の弱い部分である。
それゆえ、斜線部分kに強い衝撃が与えられると破損す
る。
第2図のクッション体gは、上部取付ボルト孔の近傍の
ラッチaの回転方向に肉の厚い肉厚部に設けてあるの
で、第1図のボディ破損の点の問題は解決しているが、
ラチェットiがまだフルラッチ係合段部mに係合してい
ないT距離だけ以前に、既にラッチaはクッション体g
に当接しているので、ラチェットiがフルラッチ係合段
部mに係合するフルラッチでは、Tの距離だけクッショ
ン体gを弾力的に押圧することになり、その後は、既に
弾力的に縮小しているコイルバネfを更に縮小するよう
になるので、ドアの閉まり具合が悪く、重い感じの車両
扉となる問題がある。
(発明の目的) 軽く閉扉でき、感触のよい閉扉音にする。
(課題を解決するための手段) よって、本発明は、ストライカ−5と、合成樹脂ボディ
1に形成した凹部2内に軸着された前記ストライカー5
と係合して回転するラッチ4と、該ラッチ4の外周面の
フルラッチ係合段部8に係合して前記ラッチ4の逆転を
防止するラチェット9とからなる車両用ロックにおい
て、前記凹部2の上部取付ボルト孔13近傍位置に前記
ラッチ4の回転方向に肉の厚い肉厚部15を形成し、該
肉厚部15には、前記ラチェット9が前記フルラッチ係
合段部8に係合する以前では前記ラッチ4に設けた当接
部16は当接しないが、前記ラチェット9がフルラッチ
係合段部8に係合した時点では前記当接部16は接触を
開始しフルラッチ後前記ラッチ4が過剰回動するとそれ
に従い前記当接部16が次第に強く圧着するストップラ
バー17を設けた車両用ロックの閉扉音防止装置とした
ものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1はロック
装置本体側の合成樹脂ボディで、表側に凹部2が形成さ
れ、該凹部2内には軸3によりラッチ4が軸着される。
5はストライカー、6はストライカー5が係合するラッ
チ4の外周に形成した係合溝、7はラッチ4の外周に形
成したハーフラッチ係合段部、8がラッチ4の外周に形
成したフルラッチ係合段部、9は前記凹部2内に軸10
で軸止されたラチェット、11はラッチ4より突出する
ピン、12は該ピン11を押してラッチ4を逆転させる
バネ、13はボディ1の上部取付ボルト孔、14はボデ
ィ1の下部取付ボルト孔、15は上部取付ボルト孔13
周りに形成された肉厚部、16は前記ラッチ4がフルラ
ッチ位置になったとき前記肉厚部15と対峙する当接
部、17は肉厚部15に設けられたストップラバーであ
る。
該ストップラバー17は、ラチェット9がフルラッチ係
合段部8に係合しないうちはラッチ4の当接部16は当
接せず、ラチェット9がフルラッチ係合段部8に係合す
ると前記ラッチ4の当接部16は接触を開始し、フルラ
ッチ後前記ラッチ4が過剰回動するとそれに従い次第に
強く圧着する構成にする。
(作用) 次に作用を述べる。
閉扉すると、ストライカー5はラッチ4の係合溝6に係
合してラッチ4を左回転させ、ラッチ4の外周面のフル
ラッチ係合段部8にラチェット9の爪が係合してラッチ
4の逆転を防止し、フルラッチにする。
この場合、ラッチ4は、閉扉の慣性でフルラッチ位置を
越えて過剰回転しようとするが、本発明は、ストップラ
バー17が、ラチェット9がフルラッチ係合段部8に係
合する以前ではラッチ4の当接部16に当接しないが、
ラチェット9がフルラッチ係合段部8に係合した時点で
はラッチ4の当接部16はストップラバー17に当接
し、それ以後は、ラッチ4が過剰回転するとストップラ
バー17を圧縮して衝撃を緩和する構成であるから、フ
ルラッチまでは軽く作用し、フルラッチを越えて過剰回
転したときだけ、ラッチ4の過剰回転を抑え、フィリン
グの良い閉り音となる。なお、ストップラバー17は肉
厚部15に設けられているので、ボディ1を破壊しな
い。
(効果) 第1図の、ゴムストッパーeには2つの問題がある。そ
の1は、ゴムストッパーeが、フルラッチ係合段部にラ
チェットiが係合したフルラッチ位置ではラッチaと当
接せず、フルラッチ後、かなりラッチaが回転した時点
でようやくラッチaと接触する構造の点である。それゆ
え、ゴムストッパーeの肉厚は薄くなり(図面では半分
の肉厚)、ゴムストッパーeとしての効果が小さく、ラ
ッチ衝撃防止の効果は小さい。その2は、第1図のゴム
ストッパーeは、ストライカーbの進行方向の突当り位
置に設けてある点で、この位置のボディhの斜線部分k
は、上下の取付ボルトの中間の強度の弱い部分である。
それゆえ、斜線部分kに強い衝撃が与えられると破損す
る。
第2図のクッション体gは、上部取付ボルト孔の近傍の
ラッチaの回転方向に肉の厚い肉厚部に設けてあるの
で、第1図のボディ破損の点の問題は解決しているが、
ラチェットiがまだフルラッチ係合段部mに係合してい
ないT距離だけ以前に、既にラッチaはクッション体g
に当接しているので、ラチェットiがフルラッチ係合段
部mに係合するフルラッチでは、Tの距離だけクッショ
ン体gを弾力的に押圧することになり、その後は、既に
弾力的に縮小しているコイルバネfを更に縮小するよう
になるので、ドアの閉まり具合が悪く、重い感じの車両
扉となる問題がある。
しかるに、本発明は、ストライカー5と、合成樹脂ボデ
ィ1に形成した凹部2内に軸着された前記ストライカー
5と係合して回転するラッチ4と、該ラッチ4の外周面
のフルラッチ係合段部8に係合して前記ラッチ4の逆転
を防止するラチェット9とからなる車両用ロックにおい
て、前記凹部2の上部取付ボルト孔13近傍位置に前記
ラッチ4の回転方向に肉の厚い肉厚部15を形成し、該
肉厚部15には、前記ラチェット9が前記フルラッチ係
合段部8に係合する以前では前記ラッチ4に設けた当接
部16は当接しないが、前記ラチェット9がフルラッチ
係合段部8に係合した時点では前記当接部16は接触を
開始しフルラッチ後前記ラッチ4が過剰回動するとそれ
に従い前記当接部16が次第に強く圧着するストップラ
バー17を設けた車両用ロックの閉扉音防止装置とした
ものであるから、 ストップラバー17とラッチ4の関係は、ラチェット
9がフルラッチ係合段部8に係合するフルラッチまで
は、ラッチ4の当接部16はストップラバー17に当接
しないから、フルラッチまでは軽く閉扉する。
ラチェット9がフルラッチ係合段部8に係合した時点
で当接部16は接触を開始しフルラッチ後ラッチ4が過
剰回動するとそれに従い当接部16が次第に強く圧着す
るストップラバー17を設けたから、フルラッチ直後の
衝撃を緩和するので、効果的に無駄なく衝撃を緩和し、
かつストップラバー17は次第に強く圧着するので閉扉
感触が良好になる。
ストップラバー17は、第3図のように、上部取付ボ
ルト孔13近傍位置のラッチ4回動方向の肉厚部15に
設けたので、強度面での問題はない。
全体として、軽く閉扉でき、感触のよい閉扉音にな
る。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1公知例図、第2図は第2公知例図、第3図
は本発明の縦断正面図。 符号の説明 1…合成樹脂ボディ、2…凹部、3…軸、4…ラッチ、
5…ストライカー、6…係合溝、7…ハーフラッチ係合
段部、8…フルラッチ係合段部、9…ラチェット、10
…軸、11…ピン、12…バネ、13…上部取付ボルト
孔、14…下部取付ボルト孔、15…肉厚部、16…当
接部、17…ストップラバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストライカー5と、合成樹脂ボディ1に形
    成した凹部2内に軸着された前記ストライカー5と係合
    して回転するラッチ4と、該ラッチ4の外周面のフルラ
    ッチ係合段部8に係合して前記ラッチ4の逆転を防止す
    るラチェット9とからなる車両用ロックにおいて、前記
    凹部2の上部取付ボルト孔13近傍位置に前記ラッチ4
    の回転方向に肉の厚い肉厚部15を形成し、該肉厚部1
    5には、前記ラチェット9が前記フルラッチ係合段部8
    に係合する以前では前記ラッチ4に設けた当接部16は
    当接しないが、前記ラチェット9がフルラッチ係合段部
    8に係合した時点では前記当接部16は接触を開始しフ
    ルラッチ後前記ラッチ4が過剰回動するとそれに従い前
    記当接部16が次第に強く圧着するストップラバー17
    を設けた車両用ロックの閉扉音防止装置。
JP10392787A 1987-04-27 1987-04-27 車輌用ロツクの閉扉音防止装置 Expired - Fee Related JPH0663397B2 (ja)

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JPS63268887A JPS63268887A (ja) 1988-11-07
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