JP3138861B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP3138861B2
JP3138861B2 JP09170605A JP17060597A JP3138861B2 JP 3138861 B2 JP3138861 B2 JP 3138861B2 JP 09170605 A JP09170605 A JP 09170605A JP 17060597 A JP17060597 A JP 17060597A JP 3138861 B2 JP3138861 B2 JP 3138861B2
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剛 川口
次郎 渡邊
紀明 黒田
嘉章 橋村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの最内面又
は最外表面に白色又は有彩色に着色した樹脂フィルム層
を配設してその着色により種々の情報を示すようにした
空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤのサイズ、種類等を判別す
るための情報、タイヤをどのリムに組付けるかの情報、
タイヤの車両に対する表裏関係、回転方向等の情報はタ
イヤのサイドウォール部表面に文字や数字の刻印により
設けられているため、作業者がタイヤの組付け作業をす
るときは、これら文字等を確認している。しかし、その
刻印は小さく、しかも複数の文字や数字を連ねたもので
あるので誤読や誤判別するおそれがある。このため、リ
ム組みに際して非適合リムにタイヤを組み付けたり、方
向性トレッドパターンを有するタイヤをその方向性に合
致しないようにリム組みしたりするなどの誤装着を生じ
ないようにする対策が必要であった。
【0003】そこで、この問題を解決するために、本出
願人は、先に「タイヤ内面を白色又は有彩色に着色し、
その着色に種々の情報を盛り込むこと」を提案した(特
願平8-112743号) 。しかし、この提案においても、タイ
ヤを構成するゴム層が黒色であるため下地の黒が着色層
に浮き出てきて着色が鮮明にならないので、鮮明な着色
を得るためには着色層を厚くする必要があった。しか
し、厚くすると着色層に柔軟性の低下によるひび割れが
生じたり、タイヤ重量が増大するなどの不具合が生じて
しまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タイ
ヤの最内面又は最外表面に着色層を設けてはいるが、そ
の厚さを厚くすることなくその着色が鮮明であり、さら
にその着色に種々の情報を盛り込むことにより誤使用や
誤装着を防止したり、リサイクル時の仕分けを容易にす
る空気入りタイヤを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の空気入りタイヤ
は、タイヤの最内面又は最外表面の少なくとも一部に、
光反射率15%以上の黒色隠蔽層の少なくとも1層を介
して、白色又は有彩色に着色した樹脂フィルム層を配設
したことを特徴とする。このようにタイヤの最内面又は
最外表面に着色層として白色又は有彩色に着色した樹脂
フィルム層を配設したため、その着色を目視するだけ
で、その着色の意味を単純容易に認識できるから種々の
情報を容易に得ることが可能となる。
【0006】また、この樹脂フィルム層は光反射率15
%以上の黒色隠蔽層を介して設けるため、タイヤを構成
するゴム層の黒が樹脂フィルム層に浮き出ることを抑
え、樹脂フィルム層の層厚を厚くすることなしにその着
色を鮮明に保持することができる。さらに、樹脂フィル
ム層の層厚を厚くしなくともよいため、タイヤ軽量化を
図ることが可能となる。
【0007】また、タイヤの最外表面の少なくとも一部
に、エラストマーを含有する白色又は有彩色に着色した
光反射率15%以上の樹脂フィルム層を配設した場合、
黒色隠蔽層を介さなくても着色による種々の情報を容易
に認識可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の空気入りタイ
ヤにおいては、タイヤ1の最内面に全面に亘って、光反
射率15%以上の黒色隠蔽層2を介して、白色又は有彩
色に着色した樹脂フィルム層3が配設され、インナーラ
イナー(空気透過防止層)を構成している。この樹脂フ
ィルム層3は、タイヤ最内面の適当箇所に部分的に設け
られていてもよい(例えば、内面クラウン部にリボン状
に着色)。また、樹脂フィルム層3を設けると共に、こ
の表面に必要により文字や模様を付加するようにしても
よい。
【0009】一方、タイヤ最外表面、例えば、図2に示
すようにサイドウォール部4の全表面に黒色隠蔽層2を
介して樹脂フィルム層3を配設してもよい。また、図3
に示すようにサイドウォール部4の表面の一部に黒色隠
蔽層2を介して文様や文字等を形成する樹脂フィルム層
3を設けてもよく、このように樹脂フィルム層3を設け
る場合には、文様や文字等が他のサイドウォール部表面
よりも突出していることが好ましい。さらに、図4に示
すように、トレッド部5に形成された溝6の溝表面(溝
側壁+溝底)の一部或いは全体に黒色隠蔽層2を介して
樹脂フィルム層3を設けてもよく、このように溝表面に
設けるには、生タイヤのトレッド面を黒色隠蔽層2を介
して樹脂フィルム層3で覆い、ついでトレッド面を研磨
することによればよい。なお、このように溝表面に設け
る場合において、摩耗限度を示すスリップサイン部や雪
氷路用タイヤの50%限度表示部だけに、樹脂フィルム
層3を施すようにしてもよい。
【0010】ところで、図5に示すように、タイヤの最
内面又は最外表面10に黒色隠蔽層2を介して樹脂フィ
ルム層3を配した場合には、入射する光は一部がタイヤ
の最内面又は最外表面10で反射し(光11)、一部が
黒色隠蔽層2で反射し(光12)、一部が樹脂フィルム
層3で反射するが(光13)、本発明では、黒色隠蔽層
2の光反射率を15%以上としている。光反射率が15
%以上であれば、黒色隠蔽層2が下地(タイヤの最内面
又は最外表面10)の黒を覆い隠し、その黒が樹脂フィ
ルム層3に浮き出ることを抑えるからである。光反射率
を15%以上とするためには、例えば、黒色隠蔽層2が
顔料および/又は染料を含有することにより容易に達成
される。黒色隠蔽層2を白色にするには、白色充填剤、
白色顔料、特に、酸化チタン、亜鉛華、鉛白、硫化亜鉛
が良く、さらに好ましくは、隠蔽力および着色力の強い
二酸化チタン(TiO2 )を挙げることができる。例え
ば、二酸化チタンを0.5重量%以上、さらに好ましく
は0.5〜10重量%含有させればよい。また、黒色隠
蔽層2を有彩色にして隠蔽する方法もある。そのために
は、有機系、無機系の顔料、例えば、銅フタロシアニン
ブルー(青)、ジスアゾイエロー(黄)、キナクリドン
レッド(赤)、黄鉛、紺青(青)などを含有することに
よってなされる。ただし、この有彩色に着色した黒色隠
蔽層2の色は、樹脂フィルム層3の色と同系統であるこ
とがより好ましい。
【0011】この黒色隠蔽層2は、少なくとも1層介在
させればよい。すなわち、下地に対する黒色隠蔽性を考
慮して、必要に応じて複数層にしてもよい。この黒色隠
蔽層2は、下地と樹脂フィルム層3との接着・粘着層を
も兼ねることができる。この黒色隠蔽層2の形成は、樹
脂フィルム層3との2層押出しでラミネートさせるか、
或いは樹脂フィルム層3の面に又はカーカス層の面に
(タイヤ内面への形成の場合)に予めその材料を塗布し
ておくことによればよい。また、着色した樹脂フィルム
層3が光反射率15%以上の場合には、黒色隠蔽層2は
必ずしも必要ではない。というのは、光反射率15%以
上の着色した樹脂フィルム層3を最外表面に使用した場
合、最内面に比較して光が当たり易く、着色による種々
の情報を容易に認識可能なためである。
【0012】樹脂フィルム層3の着色は、白色又は赤、
青、緑などの有彩色、例えば、赤色、黄赤色、黄色、黄
緑色、緑色、青緑色、青色、青紫色、紫色、赤紫色など
である。これらの色を適宜組合せたり、また有彩色につ
いては明度や彩度を適宜調整してもよい。着色は、単色
だけでもよく又は複数色の組合せのいずれであってもよ
い。
【0013】着色に盛り込む識別情報としては、(a) リ
ム径、(b) タイヤの表裏、(c) タイヤ回転方向、(d) 許
容リム幅、(e) 耐久性能(レース用等) 、(f) 空気保持
性(テンパータイヤ等)、(g) 使用材料(ベルト層、カ
ーカス層等のコードの種類等)、(h) 互換タイヤサイ
ズ、(i) 適合車名等の使用情報、仕様情報、リサイクル
情報が挙げられる。
【0014】例えば、リム径毎に色を変えて誤装着を防
止したり、耐久性能としてはレース用タイヤは赤色、一
般道用高性能タイヤは青色、汎用タイヤは緑色、テンパ
ータイヤは白色として、店頭で消費者が所望の性能のタ
イヤを容易に選択できるようにし、かつ誤使用を防止し
たり、空気保持性としてはスペアタイヤは白色にして誤
使用を防止したり、使用材料としてはスチールコード有
りは赤色、なしは白色、トレッドの再生が可能なタイヤ
は黄色にしてリサイクル時の仕分け作業の省力化をはか
ったりする。ただし、ビルダーマーク、バーコード等は
従来通りタイヤ内面に設けてもよく、これらの情報は従
来通りであってもよい。
【0015】本発明で用いる樹脂フィルム層3を構成す
る樹脂は、特に限定されるものではないが、空気透過係
数が25×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下,好
ましくは5×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下
で、ヤング率が1〜500MPa 、好ましくは10〜3
00MPaのものである。空気透過係数が25×10-1
2 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHgを越えると、タイヤ空気圧
を保持するため空気透過防止層の厚さを厚くしなければ
ならず、タイヤの軽量化の目的に反することになる。ま
た、フィルムのヤング率が1MPa未満ではタイヤ成型
時にシワなどが発生して成形加工性が低下し、500M
Paを越えると耐久性に問題が生じるため好ましくな
い。
【0016】樹脂フィルム層3の樹脂としては、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、塗布後に架橋又は硬化させる液
状樹脂等を用いることができる。この熱可塑性樹脂とし
ては、例えば、ポリアミド系樹脂(例えば、ナイロン6
(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン46(N
46)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N1
2)、ナイロン610(N610)、ナイロン612
(N612)、ナイロン6/66共重合体(N6/6
6)、ナイロン6/66/610共重合体(N6/66
/610)、ナイロンMXD6(MXD6)、ナイロン
6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP
共重合体、ナイロン66/PPS共重合体)、及びそれ
らのN−アルコキシアルキル化物、例えば6−ナイロン
のメトキシメチル化物、6−610−ナイロンのメトキ
シメチル化物、612−ナイロンのメトキシメチル化
物、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリエチレンイソフタレート(PE10)、P
ET/PEI共重合体、ポリアリレート(PAR)、ポ
リブチレンナフタレート(PBN)、液晶ポリエステ
ル、ポリオキシアルキレンジイミド酸/ポリブチレート
テレフタレート共重合体などの芳香族ポリエステル)、
ポリニトリル系樹脂(例えば、ポリアクリロニトリル
(PAN)、ポリメチクリロニトリル、アクリロニトリ
ル/スチレン共重合体(AS)、メタクリロニトリル/
スチレン共重合体、メタクリロニトリル/スチレン/ブ
タジエン共重合体)、ポリメタクリレート系樹脂(例え
ば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタク
リル酸エチル)、ポリビニル系樹脂(例えば、酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルアルコー
ル/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデ
ン(PDVC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニ
ル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メチル
アクリレート共重合体、塩化ビニリデン/アクリロニト
リル共重合体)、セルロース系樹脂(例えば、酢酸セル
ロース、酢酸酪酸セルロース)、フッ素系樹脂(例え
ば、ポリフッ素化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化
ビニル(PVF)、ポリクロルフルオロエチレン(PC
TFE)、テトラフロロエチレン/エチレン共重合
体)、イミド系樹脂(例えば、芳香族ポリイミド(P
I)などを挙げることができ、2種以上であってもよ
い。
【0017】また、樹脂フィルム層3としては、上記の
熱可塑性樹脂にエラストマーをブレンドしたフィルムで
も良い。前記熱可塑性樹脂とブレンドすることができる
エラストマー成分としては、熱可塑性樹脂成分とブレン
ドした状態で組成物をなし、結果として上記空気透過係
数及びヤング率を有するものであれば、その種類及び量
は特に限定されない。
【0018】この熱可塑性樹脂とブレンドするエラスト
マーとしては、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物
(例えば、NR、IR、エポキシ化天然ゴム、SBR、
BR(高ジスBR及び低シスBR)、NBR、水素化N
BR、水素化SBR)、オレフィン系ゴム(例えば、エ
チレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、マレイン
酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、II
R、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー
共重合体)、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー、
含ハロゲンゴム(例えば、Br−IIR、CI−II
R、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化
物(Br−IPMS)、CR、ヒドリンゴム(CHR・
CHC)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、
塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポ
リエチレン(M−CM))、シリコンゴム(例えば、メ
チルビニルシリコンゴム、ジメチルシリコンゴム、メチ
ルフェニルビニルシリコンゴム)、含イオウゴム(例え
ば、ポリスルフィドゴム)、フッ素ゴム(例えば、ビニ
リデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系
ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含
フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴ
ム)、熱可塑性エラストマー(例えば、スチレン系エラ
ストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラ
ストマー、ウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラ
ストマー)などを挙げることができ、2種以上であって
もよい。
【0019】前記した特定の熱可塑性樹脂とエラストマ
ー成分との相溶性が異なる場合は、第3成分として適当
な相溶化剤を添加するのが好ましい。系に相溶化剤を混
合することにより、熱可塑性樹脂とエラストマー成分と
の界面張力が低下し、その結果、分散層を形成している
ゴムの粒子が微細になることから両成分の特性はより有
効に発現されることになる。そのような相溶化剤として
は一般的に熱可塑性樹脂及びエラストマー成分の両方又
は片方の構造を有する共重合体、或いは熱可塑性樹脂又
はエラストマー成分と反応可能なエポキシ基、カルボニ
ル基、ハロゲン基、アミノ基、オキサゾリン基、水酸基
等を有した共重合の構造をとるものとすることができ
る。これらは混合される熱可塑性樹脂とエラストマー成
分の種類によって選定すれば良いが、通常使用されるも
のにはスチレン/エチレン・ブチレンブロック共重合体
(SEBS)及びそのマレイン酸変性物、EPDM:E
PDM/スチレン又EPDM/アクリロニトリルグラフ
ト共重合体及びそのマレイン酸変性物、スチレン/マレ
イン酸共重合体、反応性フェノキシン等を挙げることが
できる。かかる相溶化剤の配合量には特に限定はない
が、好ましくはポリマー成分(熱可塑性樹脂とエラスト
マー成分の総和)100重量部に対して、0.5 〜10重量
部が良い。
【0020】熱可塑性樹脂とエラストマーとをブレンド
する場合の特定の熱可塑性樹脂(A)とエラストマー成
分(B)との組成比は、特に限定はなく、フィルムの厚
さ、耐空気透過性、柔軟性のバランスで適宜決めればよ
いが、好ましい範囲は重量比(A)/(B)で10/9
0〜90/10、更に好ましくは15/85〜90/1
0である。
【0021】本発明に係わるポリマー組成物(樹脂フィ
ルム30)は、上記必須ポリマー成分に加えて、本発明
のタイヤ用ポリマー組成物の必要特性を損なわない範囲
で前記した相溶化剤ポリマーなどの他のポリマーを混合
することができる。他ポリマーを混合する目的は、熱可
塑性樹脂とエラストマー成分との相溶性を改良するた
め、材料のフィルム成型加工性を良くするため、耐熱性
向上のため、コストダウンのため等であり、これに用い
られる材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、
ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、AB
S、SBS、ポリカーボネート(PC)等が挙げられ
る。また、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィ
ン共重合体、そのマレイン酸変性体、又はそのグリシジ
ル基導入体なども挙げることができる。本発明に係わる
ポリマー組成物には、更に一般的にポリマー配合物に配
合される充填剤、カーボンブラック、石英粉体、炭酸カ
ルシウム、アルミナ、酸化チタンなどを上記空気透過係
数及びヤング率の要件を損なわない限り任意に配合する
こともできる。
【0022】また、前記エラストマー成分は熱可塑性樹
脂との混合の際、動的に加硫することもできる。動的に
加硫する場合の加硫剤、加硫助剤、加硫条件(温度、時
間)等は、添加するエラストマー成分の組成に応じて適
宜決定すればよく、特に限定されるものではない。加硫
剤としては、一般的なゴム加硫剤(架橋剤)を用いるこ
とができる。具体的には、イオウ系加硫剤としては粉末
イオウ、沈降イオウ、高分散性イオウ、表面処理イオ
ウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジサルファイド、ア
ルキルフェノールジサルファイド等を例示でき、例え
ば、0.5〜4phr 〔ゴム成分(ポリマー)100重量
部あたりの重量部〕程度用いることができる。
【0023】また、有機過酸化物系の加硫剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ビクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,Te−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチ
ルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメ
ート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等、チ
オウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、
ジエチルチオウレア等を挙げることができる。
【0024】また、加硫促進助剤としては、一般的なゴ
ム用助剤を併せて用いることができ、例えば、亜鉛華
(5phr 程度)、ステアリン酸等の脂肪酸のZn塩(2
〜4phr 程度)等が使用できる。熱可塑性エラストマー
組成物の製造方法は、予め熱可塑性樹脂成分とエラスト
マー成分(ゴムの場合は未加硫物)とを2軸混練押出機
等で溶融混練し、連続相(マトリックス相)を形成する
熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分散相(ドメイ
ン)として分散させることによる。エラストマー成分を
加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加し、エラスト
マー成分を動的に加硫させてもよい。また、熱可塑性樹
脂またはエラストマー成分への各種配合剤(加硫剤を除
く)は、上記混練中に添加してもよいが、混練の前に予
め混合しておくことが好ましい。熱可塑性樹脂とエラス
トマー成分の混練に使用する混練機としては、特に限定
はなく、スクリュー押出機、ニーダ、バンバリミキサ
ー、2軸混練押出機等が使用できる。なかでも熱可塑性
樹脂とエラストマー成分の混練およびエラストマー成分
の動的加硫には、2軸混練押出機を使用するのが好まし
い。更に、2種類以上の混練機を使用し、順次混練して
もよい。溶融混練の条件として、温度は熱可塑性樹脂が
溶融する温度以上であればよい。また、混練時の剪断速
度は1000〜7500 sec-1であるのが好ましい。混
練全体の時間は30秒から10分、また加硫剤を添加し
た場合には、添加後の加硫時間は15秒から5分である
のが好ましい。上記方法で作製されたポリマー組成物
は、次に押出し成形またはカレンダー成形によってシー
ト状のフィルムに形成される。フィルム化の方法は、通
常の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーをフィル
ム化する方法によればよい。
【0025】このようにして得られるフィルムは、熱可
塑性樹脂(A)のマトリクス中にエラストマー成分
(B)が分散相(ドメイン)として分散した構造をと
る。かかる状態の分散構造をとることにより、熱可塑の
加工が可能となり、かつベルト補強層としてのフィルム
に十分な柔軟性と連続相としての樹脂層の効果により十
分な剛性を併せ付与することができると共に、エラスト
マー成分の多少によらず、成形に際し、熱可塑性樹脂と
同等の成形加工性を得ることができるため、通常の樹脂
用成形機、即ち押出し成形、またはカレンダー成形によ
って、フィルム化することが可能となる。
【0026】これらフィルムと相対するゴム層との接着
は、通常のゴム系、フェノール樹脂系、アクリル共重合
体系、イソシアネート系等のポリマーと架橋剤を溶剤に
溶かした接着剤をフィルムに塗布し、加硫成形時の熱と
圧力により接着させる方法、または、スチレンブタジエ
ンスチレン共重合体(SBS)、エチレンエチルアクリ
レート(EEA)、スチレンエチレンブチレンブロック
共重合体(SEBS)等の接着用樹脂を樹脂フィルムと
共に共押出、或いはラミネートして多層フィルムを作製
しておき、加硫時にゴム層と接着させる方法がある。溶
剤系接着剤としては、例えば、フェノール樹脂系(ケム
ロック220・ロード社)、塩化ゴム系(ケムロック2
05、ケムロック234B)、イソシアネート系(ケム
ロック402)等を例示することができる。
【0027】
【実施例】 表1に示す配合内容(重量部)にて、厚さ100μ
mの着色樹脂フィルム層および厚さ50μmの黒色隠蔽
層を作製した。ついで、これらを積層したシートを、黒
色隠蔽層を上にして、タイヤ成形用ドラムに巻き付け、
その黒色隠蔽層の上にカーカス層、ベルト層、トレッド
等のタイヤ部材を積層させ、インフレートさせてグリー
ンタイヤとした。このグリーンタイヤを加硫機で180
℃、10分間加硫させ、タイヤを作製した(実施例1〜
5、比較例1〜2)。
【0028】これらのタイヤにつき、下記により黒色隠
蔽層の光反射率、着色樹脂フィルム層の色の鮮やかさを
見る官能試験、およびタイヤ耐久性を評価した。この結
果を表1に示す。黒色隠蔽層の光反射率 :JIS Z8722による。
【0029】官能試験:着色した樹脂フィルムを貼った
加硫後タイヤをサンプルとし、5名により官能試験を行
った。それは、下地の黒が表出せず、良好な色彩が得ら
れていると判断した人数で色の鮮明度を判断した。その
人数が5名又は4名の場合「色が鮮明」と判断、3名又
は2名の場合「あまり色が鮮明でない」とし、1名又は
0名の場合「色が全く鮮明でない」と判断した。表1
中、「○」は色が鮮明の場合を、「△」はあまり色が鮮
明でない場合を、「×」は色が全く鮮明でない場合をそ
れぞれ表わす。
【0030】タイヤ耐久性:着色樹脂フィルム層および
黒色隠蔽層をインナーライナー層としてスチールラジア
ルタイヤ(165SR13、リム13×4.5J)を成
形し、このタイヤを以下の条件(a)〜(c)にて室内
耐久試験にかけ、走行後にタイヤ内面を検査し、インナ
ーライナー層に目視検査で次の故障〜が発見される
ものは不合格とした。
【0031】条件 (a)空気圧140kPa×荷重5.5kN。 (b)室温38℃。 (c)φ1707mmドラム上で、速度80km/hに
て10000km走行。
【0032】故障 亀裂、クラックのあるもの。 はがれ、浮き上がりのあるもの。
【0033】
【表1】
【0034】表1において、比較例1は黒色隠蔽層中の
二酸化チタンの含有量がゼロで黒色隠蔽層の光反射率が
7%の場合であり、官能試験の結果が良好でない。ま
た、比較例2は黒色隠蔽層中の二酸化チタンの含有量が
0.3%で黒色隠蔽層の光反射率が12%の場合であ
り、この場合も官能試験の結果があまり良好でない。こ
れに対して、実施例1〜5では、官能試験の結果が良好
であることが判る。
【0035】 表2に示す配合内容(重量部)にて、
厚さ100μmの着色樹脂フィルム層および厚さ50μ
mの黒色隠蔽層を作製した。ついで、これらを積層した
シートを、黒色隠蔽層を下にして、サイドウォール部全
面に貼り付け、その後は、通常のタイヤ成形の場合と同
様に、タイヤ部材を組み付けて、インフレートさせてグ
リーンタイヤとした。このグリーンタイヤを加硫機で1
80℃、10分間加硫させ、タイヤを作製した(実施例
6〜10、比較例3〜4)。
【0036】これらのタイヤにつき、上記におけると
同様に、黒色隠蔽層の光反射率、着色樹脂フィルム層の
色の鮮やかさを見る官能試験、およびタイヤ耐久性を評
価した。この結果を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】表2において、比較例3は黒色隠蔽層中の
二酸化チタンの含有量がゼロで黒色隠蔽層の光反射率が
6%の場合であり、官能試験の結果が良好でない。ま
た、比較例4は黒色隠蔽層中の二酸化チタンの含有量が
0.3%で黒色隠蔽層の光反射率が12%の場合であ
り、この場合も官能試験の結果があまり良好でない。こ
れに対して、実施例6〜10では、官能試験の結果が良
好であることが判る。
【0039】 表3に示す配合内容(重量部)にて、
厚さ100μmの着色樹脂フィルム層および厚さ50μ
mの黒色隠蔽層を作製した。ついで、これらを積層した
シートを、黒色隠蔽層を下にして、トレッド部に貼り付
け、その後は、通常のタイヤ成形の場合と同様に、タイ
ヤ部材を組み付けて、インフレートさせてグリーンタイ
ヤとした。このグリーンタイヤを加硫機で180℃、1
0分間加硫した。これにより、トレッド面および溝表面
(溝側壁+溝底)に着色樹脂フィルム層が配設された。
その後、トレッド面を研磨することにより、タイヤを作
製した(実施例11〜15、比較例5〜6)。
【0040】これらのタイヤにつき、上記におけると
同様に、黒色隠蔽層の光反射率、着色樹脂フィルム層の
色の鮮やかさを見る官能試験、およびタイヤ耐久性を評
価した。この結果を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】表3において、比較例5は黒色隠蔽層中の
二酸化チタンの含有量がゼロで黒色隠蔽層の光反射率が
7%の場合であり、官能試験の結果が良好でない。ま
た、比較例6は黒色隠蔽層中の二酸化チタンの含有量が
0.3%で黒色隠蔽層の光反射率が12%の場合であ
り、この場合も官能試験の結果があまり良好でない。こ
れに対して、実施例11〜15では、官能試験の結果が
良好であることが判る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
イヤの最内面又は最外表面の少なくとも一部に、光反射
率15%以上の黒色隠蔽層の少なくとも1層を介して、
熱可塑性樹脂を主成分とする白色又は有彩色に着色した
樹脂フィルム層を配設したために、その着色層(樹脂フ
ィルム層)の厚さを厚くすることなくその着色が鮮明で
あり、さらに、下記(i) 〜(V) の効果を奏すること
が可能となる。
【0044】(i) リム組み時に必要となる情報を簡単
かつ単純に誤認することなく識別することができる。 (ii) 内面又は表面に着色したタイヤとその着色の色と
関連付けた色で着色したリムとを組み合せるだけでよい
ので、誤装着を防ぐことができる。 (iii) レース用、非常用など使用目的に合わせてタイ
ヤ内面および/又は外表面を着色することにより、タイ
ヤの誤使用を防ぐことができる。
【0045】(iv) タイヤ内部(ベルト層、カーカス層
等)の使用材料の種類を色分けすることにより、リサイ
クル時の仕分け作業が簡単になる。 (V)トレッド部溝表面に用いた場合には、わかりにく
い摩耗限度を示すスリップサイン部や雪氷路用タイヤの
50%限度表示部が一目で明確になり、点検が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤについて、モデルのタ
イヤ子午線方向断面を例示する説明図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤのタイヤ子午線方向半
断面を例示する説明図である。
【図3】本発明の空気入りタイヤのサイドウォール部の
一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤのトレッド部の溝の断
面の一例を示すタイヤ子午線方向半断面説明図である。
【図5】タイヤの最内面又は最外表面に黒色隠蔽層を介
して樹脂フィルム層を配設した場合の光の反射状況を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 黒色隠蔽層 3 樹脂フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋村 嘉章 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (56)参考文献 特開 平9−295503(JP,A) 実開 平5−90539(JP,U) 実開 昭59−97036(JP,U) 実開 平6−2378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 13/00,19/00,5/00 G09F 3/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤの最内面又は最外表面の少なくと
    も一部に、光反射率15%以上の黒色隠蔽層の少なくと
    も1層を介して、白色又は有彩色に着色した樹脂フィル
    ム層を配設した空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記黒色隠蔽層が白色充填剤、顔料、染
    料の群から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1
    記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記黒色隠蔽層が二酸化チタンを0.5
    重量%以上含有する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記黒色隠蔽層が前記樹脂フィルム層と
    ゴムとの粘着層および/又は接着層を兼用している請求
    項1、2、又は3記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記最内面の樹脂フィルム層が、空気透
    過係数25×10-1 2 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下で
    あって、空気透過防止層を兼用している請求項1〜4の
    いずれか1項記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記樹脂がポリアミド系樹脂、ポリエス
    テル系樹脂、ポリニトリル系樹脂、ポリメタクリレート
    系樹脂、ポリビニル系樹脂、セルロース系樹脂、フッ素
    系樹脂及びイミド系樹脂の群から選ばれた少なくとも1
    種の熱可塑性樹脂である請求項1〜5のいずれか1項記
    載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記樹脂フィルム層がエラストマーを含
    有する請求項1〜6のいずれか1項記載の空気入りタイ
    ヤ。
  8. 【請求項8】 前記エラストマーがジエン系ゴム、オレ
    フィン系ゴム、含イオウゴム、フッ素ゴム及び熱可塑性
    エラストマーの群から選ばれた少なくとも1種である請
    求項7記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 タイヤの最外表面の少なくとも一部に、
    エラストマーを含有する白色又は有彩色に着色した光反
    射率15%以上の樹脂フィルム層を配設した空気入りタ
    イヤ。
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