JP3138834B2 - フコピラノース類縁体の製造方法およびその合成中間化合物 - Google Patents

フコピラノース類縁体の製造方法およびその合成中間化合物

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JP3138834B2 JP03357546A JP35754691A JP3138834B2 JP 3138834 B2 JP3138834 B2 JP 3138834B2 JP 03357546 A JP03357546 A JP 03357546A JP 35754691 A JP35754691 A JP 35754691A JP 3138834 B2 JP3138834 B2 JP 3138834B2
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  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
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  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフコピラノース類縁体の
新規製造方法およびその製造方法において得られる新規
な合成中間化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、L−フコシターゼ阻害剤などとし
て有用な5−デオキシ−5−チオ−L−フコピラノー
ス、1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−L−フシト
ールなどのフコピラノース類縁体の合成方法が知られて
いる(例えば[J.Carbohydr.Chem.,
9巻,683頁,(1990年)]、[J.Chem.
Soc.,Chem.Commun.,841〜842
頁,(1985年)]、[J.Chem.Soc.,P
erkin.Trans.I,,665〜667頁,
(1989年)]など)。
【0003】しかしながら、前記従来の合成方法は数多
くの工程を要し、或いは原料の入手が困難であったり解
決すべき問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来知られているフコピラノース類縁体の
合成方法は数多くの工程を要し、或いは原料の入手が困
難である、という点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明であるフコピラノ
ース類縁体の製造方法は、下記一般式(I)で示される
D−アラビノフラノシド誘導体
【0006】
【化8】
【0007】下記一般式(II)
【0008】
【化9】 (式中、R3は低級アルキル基を意味する。以下同
様。)で示されるフラノシド誘導体とした後、5位水酸
基をスルホニル化して脱離基ヘ変換し、次いでチオカル
ボン酸塩またはアジド化合物と反応させて、
【0009】下記一般式(III)
【0010】一般式
【化10】 (式中、Xは低級アシルチオ基またはアジド基を意味す
る。以下同様。)で示される化合物とした後、加酢酸分
解して保護基の除去と生成水酸基のアセチル化を行な
い、得られたアセチル化合物を脱アセチル化し、或るい
は脱アセチル化後に還元することを特徴とする下記一般
式(IV)
【0011】一般式
【化11】 (式中、R4は水素原子または水酸基を、Yは硫黄原子
(S) またはイミノ基(NH)を意味する。以下同
様。)で示されるフコピラノース類縁体の製造方法であ
る。
【0012】ここで、本明細書の記載中、一般式の基の
定義において、「低級」とは炭素数1乃至6個の直鎖状
または分枝状の炭素鎖を意味する。
【0013】従って、「低級アルキル基」として、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル、イソプロピル基、
ブチル基、イソブチル基など、「チオ低級アシル基」と
して、例えば、チオアセチル基、チオプロピオニル基、
チオバレリル基など、「トリアルキルシリル基」とし
て、例えば、トリメチルシリル基、トリエチルシリル
基、t−ブチルジメチルシリル基、t−ブチルジフェニ
ルシリル基などが用いられる。
【0013】以下、本発明の製造方法について説明す
る。
【0014】本発明であるフコピラノース類縁体の製造
方法は以下の工程で示される。
【0015】
【化12】
【0016】本発明である製造方法の出発物質として用
いられる一般式(I)で示されるD−アラビノフラノシ
ド誘導体は下記の一般式(VI)で示されるアラビノフ
ラノシド誘導体を原料として下記一般式(VII)で示
される化合物を経由して以下のスキームで示される製造
工程により得ることができる。
【0017】
【化13】
【0018】尚、上記一般式(VI)および一般式(V
II)中、R1はトリアルキルシリル基を、R2は低級ア
ルキル基、R5はアシル基を意味する。
【0019】ここで、「アシル基」として、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピ
バロイル基、バレリル基、ヘキサノイル基、ベンゾイル
基などが挙げられる
【0020】原料の製造方法の一例を更に詳しく説明す
ると、最初に一般式(VI)で示されるアラビノフラノ
シド誘導体をナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウムエトキシドなどのアルコキシドによるア
ルカリ条件下に、メタノール、エタノール、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなどの溶媒中で加水分解して
2,3,5位の水酸基の保護基(アシル基)を除去し、
次いで例えば塩化ピバロイル、塩化ベンゾイルなどのア
シルハロゲン化物のような5位水酸基に対する選択性の
高いアシル化剤を例えば反応に不活性なベンゼン、トル
エン、塩化メチレン、クロロフォルムなどの適当な反応
溶媒を用いて反応させて5位水酸基に保護基(アシル
基)を導入する。
【0021】次いで、前記置換基R1で示されるトリア
ルキルシリル基に対応するシリル化剤(例えば塩化t−
ブチルジメチルシリル、塩化t−ブチルジフェニルシリ
ルなど)を、例えばベンゼン、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、アセトニトリル、ジオキサンなど
の適当な反応溶媒を用いて反応させて2,3位の水酸基
をシリル化し、これを例えば水素化リチウムアルミニウ
ム、水素化ホウ素ナトリウムなどにより還元して5位の
保護基(アシル基)を除去することで一般式(VII)
で示される化合物が製造される(A工程)が、この方法
に限ることなく、他の公知の製造方法によってもよい。
【0022】そして、前記A工程により得られた一般式
(VII)で示される化合物を酸化して本発明である製
造方法の出発物質である一般式(I)で示されるD−ア
ラビノフラノシド誘導体を製造する(B工程)。
【0023】B工程における一般式(VII)で示され
る化合物の酸化は、例えば二塩化オキザリルなどの存在
下にジメチルスルホキシドなどを用いて行なう(いわゆ
るスワン酸化)ことができる。
【0024】前記の例示した酸化は一般式(VII)で
示される化合物1当量に対して二塩化オキザリル2〜3
当量およびジメチルスルホキシド4〜6当量を使用し、
−70℃で30〜40分反応させることによって一般式
(I)で示されるD−アラビノフラノシド誘導体を得る
ことができる。
【0025】また、前記酸化は、ピリジニウムクロロク
ロメートを用いる酸化方法、ジメチルスルホキシドとジ
シクロヘキシルカルボジイミドを使用する酸化方法を用
いることもできる。
【0026】尚、前記一般式(VI)で示されるアラビ
ノフラノシド誘導体は、D−アラビノースを原料として
1位水酸基をメチル化するとともに2,3,5位水酸基
をベンゾイル化することで一般式(VI)においてR2
がメチル基で、R5がベンゾイル基である化合物を製造
することができる[J.Am.Chem.Soc.,8
0巻,2007頁,(1958年)]ように、公知の原
料を用いて公知の方法により製造することができる。
【0027】第1工程および第1−1工程は出発物質で
ある一般式(I)で示されるD−アラビノフラノシド誘
導体に低級アルキル金属化合物を反応させ5位にR3で
表される低級アルキル基を導入する工程である。
【0028】ここで使用する低級アルキル金属化合物の
種類を選択することによって、一般式(II)で示され
るフラノシド誘導体を優先的に生成させることができ
(第1工程)、また、他の種類の低級アルキル金属化合
物を選択することによって前記一般式(V)で示される
フラノシド誘導体を優先的に生成させることができる
(第1−1工程)。更に、両化合物を併わせて生成させ
ることもでき、これをシリカゲルなどを用いるクロマト
グラフィーなどによって分離することもできる。
【0029】一般式(II)で示されるフラノシド誘導
体を優先的に生成させる場合(第1工程)に適した低級
アルキル金属化合物としては、R3で表されるアルキル
基を有するアルキルリチウム、トリアルキルアルミニウ
ム、アルキルジクロロセシウム、アルキルトリイソプロ
ポキシチタニウムなどが挙げられ、殊に、トリアルキル
アルミニウムが好ましく、一般式(V)で示されるフラ
ノシド誘導体を優先的に生成させる場合(第1−1工
程)に適した低級アルキル金属化合物としては、例えば
臭化アルキルマグネシウム、ヨウ化アルキルマグネシウ
ムなどのグリニャール試薬またはリチウムジアルキルキ
ュープレートが挙げられる。
【0030】反応は一般式(I)で示されるD−アラビ
ノフラノシド誘導体1当量に対して低級アルキル金属化
合物3〜5当量を使用して反応に不活性な反応溶媒(例
えばエーテル、テトラヒドロフラン、n−ヘキサンな
ど)を用いて冷却下で行なうのが好ましい。
【0031】第2工程は前記第1工程で得られた前記一
般式(II)で示されるフラノシド誘導体の5位水酸基
にメタンスルホニル化(メシル化)、p−トルエンスル
ホニル化(トシル化)、トリフルオロメタンスルホニル
化などスルホニル化を行なって脱離基へ変換し、次いで
チオカルボン酸塩またはアジド化合物と反応させて、前
記一般式(III)で示される化合物とするものであ
り、先ず、メシルクロリド、トシルクロリド、トリフル
オロメタンスルホニルクロリドなどのスルホン酸ハロゲ
ン化物をピリジン、ルチジンなどの溶媒下で反応させ、
更にカリウムチオ酢酸などのチオカルボン酸塩またはナ
トリウムアジトなどのアジド化合物と反応させて前記一
般式(III)で示される化合物を得る。
【0032】第3工程は前記第2工程で得られた一般式
(III)で示されるフラノシド誘導体をアセチル化
し、得られたアセチル化合物を加水分解し、或いは加水
分解後に還元して本発明の製造方法における最終製造物
である前記一般式(IV)で示されるフコピラノース類
縁体を製造する工程である。
【0033】アセチル化は酢酸の反応性誘導体などを用
いる常法により、例えば無水酢酸、塩化アセチルなどに
より、酢酸などの溶媒中で行なわれ(好ましくは塩酸、
硫酸などの強酸存在下で)、トリアルキルシリル基、ア
ルキル基などのエーテル型保護基の除去と新保護基(ア
セチル基)の導入が行なわれ、下記一般式(VIII)
で示されるアセチル化合物を得る。尚、式中、Acはア
セチル基を意味する。
【0034】一般式(VIII)
【0035】
【化14】
【0036】次に前記一般式(VIII)のXが低級ア
シルチオ基の場合には例えばナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウムエトキシドなどのアルコ
キシドによるアルカリ条件下に、メタノール、エタノー
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの溶媒中でア
ルカリ加水分解し、Xがアジド基の場合には同様に加水
分解した後、例えばパラジウム−炭素、パラジウムブラ
ック、ラネーニッケルなどの触媒を用いて常法による接
触還元により前記一般式(IV)で示されるフコピラノ
ース類縁体を得る。
【0037】以上の製造工程で得られた前記一般式(I
V)示されるフコピラノース類縁体は、例えば有機溶媒
による抽出、再結晶、クロマトグラフィーなどを用いて
常法により単離される。
【0038】
【発明の効果】本発明によると、従来、L−フコシター
ゼ阻害剤などとして有用な5−デオキシ−5−チオ−L
−フコピラノース、1,5−ジデオキシ−1,5−イミ
ノ−L−フシトールなどのフコピラノース類縁体を少な
い工程で且つ入手しやすい原料を用いて製造することが
できるものである。
【0039】
【実施例】次に本発明の実施例により更に詳細に説明す
る。尚、本発明はこれらの実施例により何等制限される
ものではない。
【0040】[実施例1] 本実施例は[5−デオキシ
−5−チオ−L−フコピラノース]の製造工程の一例を
示すものであり、以下の工程による。 尚、式中Bzは
ベンゾイル基、Meはメチル基を、TBDMSはt−ブ
チルジメチルシリル基をそれぞれ示す。
【0041】
【化15】
【0042】化合物(2)の生成 混合溶媒[テトラヒドロフラン−メチルアルコール
(1:1)]90mlに前記化合物(1)[メチル
2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−α−D−アラビノ
フラノシド]14.3g(30ミリモル)を溶解し、こ
れにナトリウムメトキシド540mg(10ミリモル)
を加えて室温で一晩攪拌後、酸性イオン交換樹脂(Do
wex−50w,X−8,ダウケミカル社製)を加えて
中和し、これを濾過して、濾液を濃縮してメチル α−
D−アラビノフラノシド4.90gを得た。
【0043】次に、これを混合溶媒[ピリジン−塩化メ
チレン(1:1)]100mlに溶解し、窒素雰囲気下
で攪拌、氷冷しながら塩化メチレンに塩化ピバロイル
3.61g(30ミリモル)を加えた溶液を徐々に滴下
した。これを3時間放置した後、更に塩化メチレンに塩
化ピバロイル1.20g(10ミリモル)を加えた溶液
を加えて一晩攪拌を行なった。この反応液に氷と水とを
加えて暫く攪拌した後、反応液を減圧下で濃縮し、残査
に水と塩化メチレンとを加えて、水層は更に塩化メチレ
ンで抽出を行ない、抽出液を塩化メチレン層に合わせた
後、水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、飽和食塩水
にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し
た。
【0044】次いで、溶媒を留去させた残査をジメチル
ホルムアミド100mlに溶解し、t−ブチルジメチル
シリルクロリド9.00g(60ミリモル)およびイミ
ダゾール8.20g(120ミリモル)を加えて室温で
一晩攪拌した。この反応液を減圧下で濃縮し、残査に水
を加えてエーテルで抽出を行ない、抽出液を水、飽和食
塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥した。溶媒を留去させた残査をエーテル150mlに
溶解し、アルゴン雰囲気下で攪拌、氷冷しながら水素化
リチウムアルミニウム1.30g(34ミリモル)を加
え、3時間攪拌して反応させた。更に、この反応液に冷
却させた飽和塩化アンモニウム溶液を加え、過剰の還元
剤を分解した。
【0045】そして、セライトを用いて濾過した後、濾
液を減圧下で濃縮し、化合物(2)[メチル 2,3−
ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−α−D−アラビノ
フラノシド]11.6gを得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エチル(10:
1)の混合溶出液]に付すことによって精製物6.20
gを得た(収率53%)。
【0046】本実施例により得られた化合物(2)の物
理的性質は以下の表1に示す通りである。
【0047】
【表1】
【0048】化合物(3)の生成 塩化メチレン75mlに二塩化オキサリル4.37g
(34ミリモル)を溶解し、これをアルゴン雰囲気下で
−78℃で攪拌しながら、ジメチルスルホキシド4.9
5g(68ミリモル)を塩化メチレン15mlに溶解し
たものを滴下し、20分間攪拌した後、−70℃にて前
記化合物(2)[メチル 2,3−ジ−O−t−ブチル
ジメチルシリル−α−D−アラビノフラノシド]4.5
0g(12ミリモル)の塩化メチレン溶液(10ml)
を滴下した。
【0049】30分間攪拌した後、トリエチルアミン1
3.9g(136ミリモル)を加えて徐々に室温まで昇
温させた。この反応液を氷水内へ放出した後、エーテル
抽出を行ない、抽出液を飽和塩化アンモニウム溶液、
水、飽和食塩水の順に用いて洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムを用いて乾燥した。
【0050】次いで、溶媒を留去して化合物(3)[メ
チル 2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−α
−D−アラビノペントジアルドフラノシド−(1,
4)]4.46gを得た。
【0051】本実施例により得られた化合物(3)の赤
外線吸収スペクトル分析の結果は以下の通りである。
【0052】IR νmax film cm-1:1730.
【0053】化合物(4)の生成 −78℃、アルゴン雰囲気下でトリメチルアルミニウム
50ミリモルのヘキサン溶液250mlに、化合物
(3)5.00g(13ミリモル)をヘキサンに溶解し
たものを滴下した。
【0054】その後、4時間激しく攪拌を続けた後、反
応液に飽和塩化アンモニウム溶液を加え、再び、暫く激
しく攪拌を続けた後、反応液を氷水中に移し、不溶物を
セライトを用いて濾別除去したした後、濾液について有
機層を分離した後ベンゼンを用いて抽出を行なった。
【0055】抽出液を先に分離した有機層と合せて、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムを
用いて乾燥し、溶媒を留去して残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[ベンゼン−酢酸エチル(50:
1)]にて精製し、化合物(4)[メチル 6−デオキ
シ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−α−
D−アルトロフラノシド]と後述の[実施例3]に示し
た化合物(11)[メチル6−デオキシ−2,3−ジ−
O−t−ブチルジメチルシリル−β−L−ガラクトフラ
ノシド」との混合物3.70g(収率70%)を得た。
その生成比は500mHzの1H−NMRスペクトル分
析によると化合物(11):化合物(4)=4:96で
あると決定された。
【0056】化合物(4)[メチル 6−デオキシ−
2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−α−D−
アルトロフラノシド]は、上記混合物を更にシリカゲル
カラムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エチル(1
0:1)]に付すことによってて分離、精製された。
【0057】本実施例により得られた化合物(4)の物
理的性質は以下の表2に示す通りである。
【0058】
【表2】
【0059】化合物(5)の生成 ピリジン5mlに溶解させた前記化合物(4)[メチル
6−デオキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチル
シリル−α−D−アルトロフラノシド]268mg
(0.66ミリモル)にp−トルエンスルホニルクロリ
ド(トシルクロリド)250mg(1.3ミリモル)を
加え、室温でほぼ200時間攪拌を行なった。次に、こ
の反応液に氷水を加えて暫く攪拌した後、エーテルを用
いて抽出した。抽出液を水、飽和炭酸カリウム溶液、
水、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥し、溶媒を留去してモノトシレート370
mg(定量的)を得た。
【0060】得られたモノトシレート253mg(0.
45ミリモル)をヘキサメチルリン酸トリアミド(HM
PA)5mlに溶解し、チオ酢酸カリウム206mg
(1.8ミリモル)を加え、アルゴン雰囲気下、80〜
85℃で4時間、攪拌した。この反応液を放冷後に水中
へ移し、エーテルを用いて抽出した。
【0061】抽出液を水、飽和食塩水にて順次洗浄し、
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留去さ
せた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキ
サン−酢酸エチル(10:1)の混合溶出液]に付すこ
とによって化合物(5)[メチル 5−S−アセチル−
6−デオキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシ
リル−5−チオ−β−L−ガラクトフラノシド]の精製
物155mgを得た(収率74%)。
【0062】本実施例により得られた化合物(5)の物
理的性質は以下の表3に示す通りである。
【0063】
【表3】
【0064】化合物(7)の生成 前記化合物(5)[メチル 5−S−アセチル−6−デ
オキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−
5−チオ−β−L−ガラクトフラノシド]80mg
(0.17ミリモル)を混合溶媒[酢酸−無水酢酸−濃
硫酸(15:15:1(体積比))]1mlに溶解し、
アルゴン雰囲気下で0℃乃至室温で一晩攪拌を行なっ
た。この反応液に、酢酸ナトリウム粉末および氷水を加
えて暫く激しく攪拌した後、反応混合液を水中に移して
塩化メチレンを用いて抽出した。
【0065】抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶
液、水、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムを用いて乾燥し、次いで、溶媒を留去して残査をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エ
チル 4:1)にて精製し、化合物(6)[1,2,3
−トリ−O−アセチル−5−S−アセチル−6−デオキ
シ−5−チオ−L−ガラクトフラノース]58mgを得
た(収率97%)。
【0066】次にこれをメチルアルコール2mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下で0℃にて攪拌しながらナトリウ
ムメトキシド2mgを加えて、5時間攪拌を続け、この
反応液にイオン交換樹脂(Dowex−50w,X−
8)を加えて中和後、イオン交換樹脂を濾別して濾液を
減圧下で濃縮して目的とする化合物(7)[5−デオキ
シ−5−チオ−L−フコピラノース]12mg(定量
的)を合成した。
【0067】前記実施例により得られた化合物(7)の
物理的性質は以下の通りである。 m.p. 152℃[メタノール] 比旋光度 [α]D 22 −227°[H2O]
【0068】[実施例2] 本実施例は[1,5−ジ
デオキシ−1,5−イミノ−L−フチトール]の製造工
程の一例を示すものであり、以下の工程による。
【化16】
【0069】化合物(8)の生成 前記[実施例1]と同様の方法により得られた化合物
(4)[メチル 6−デオキシ−2,3−ジ−O−t−
ブチルジメチルシリル−α−D−アルトロフラノシド]
644mg(1.59ミリモル)をピリジン5mlに溶
解させ、これに氷冷下で攪拌しながらメタスルホニルク
ロリド(メシルクロリド)273mg(2.38ミリモ
ル)を滴下し、一晩攪拌した。この反応液に氷水を加え
て暫く攪拌した後、エーテルを用いて抽出した。
【0070】抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶
液、水、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムを用いて乾燥し、溶媒を留去してモノメシレート7
62mg(定量的)を得た。
【0071】得られたモノメシレートをジメチルスルホ
キシド5mlに溶解し、アジ化ナトリウム308mg
(4.74ミリモル)を加え、アルゴン雰囲気下、80
℃で5.5時間、攪拌した。この反応液を放冷後に水中
へ移し、トルエンを用いて抽出した。
【0072】抽出液を水、飽和食塩水にて順次洗浄し、
無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した。溶媒を留去さ
せた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキ
サン−酢酸エチル(100:1)の混合溶出液]に付す
ことによって化合物(8)[メチル 5−アジド−5,
6−ジデオキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチル
シリル−β−L−ガラクトフラノシド]の精製物583
mgを得た(収率85%)。
【0073】本実施例により得られた化合物(8)の物
理的性質は以下の表4に示す通りである。
【0074】
【表4】
【0075】化合物(10)の生成 得られた化合物(8)[メチル 5−アジド−5,6−
ジデオキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリ
ル−β−L−ガラクトフラノシド]5.49g(12.
7ミリモル)から前記[実施例1]と同様の方法によ
り化合物(9)[1,2,3−トリ−O−アセチル−5
−アジド−5,6−ジデオキシ−L−ガラクトフラノー
ス]3.90g(収率98%)を得た、この化合物
(9)315mg(1.0ミリモル)をナトリウムメト
キシドで処理することにより得られたトリオール誘導体
を95%メチルアルコールに溶解し、10%パラジウム
炭素20mg存在させた水素雰囲気下で、常温常圧にて
7時間、接触還元を行なった。
【0076】次いで触媒を濾過した後、濾液を濃縮して
残査をイオン交換クロマトグラフィー(Dowex−5
0w,X−8:1Nアンモニア水)に付すことより目的
物である化合物(10)[1,5−ジデオキシ−1,5
−イミノ−L−フチトール]156mg(収率83%)
を得た。
【0077】前記実施例により得られた化合物(10)
の比旋光度は以下の通りである。
【0078】比旋光度 [α]D 25 −48°[C=0.
2,H2O]
【0079】[実施例3] 本実施例は本発明の製造方
法において副次的に製造される化合物[メチル 6−デ
オキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−
β−L−ガラクトフラノシド]の製造工程の一例を示す
ものであり、以下の工程による。
【0080】
【化17】
【0081】エーテル13ml中、メチルリチウム8m
l(1.1Mエーテル溶液)とヨウ化銅835mg
(4.4ミリモル)から調製したリチウムジメチルキュ
ープレート(Me2CuLi)のエーテル溶液に、アル
ゴン雰囲気下で−78℃で攪拌しながら、前記[実施例
1]で得られた化合物(3)[メチル 2,3−ジ−
O−t−ブチルジメチルシリル−α−D−アラビノペン
トジアルドフラノシド−(1,4)]253mg(0.
65ミリモル)のエーテル溶液を滴下し、そのまま2時
間30分攪拌を続けた。
【0182】次いで、反応液に飽和塩化アンモニウム溶
液を加えた後、反応混合物をベンゼンを用いて抽出し
た。抽出液を水、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸
マグネシウムを用いて乾燥し、次いで、溶媒を留去して
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ベンゼ−
酢酸エチル(50:1)]にて精製し、化合物(11)
[メチル 6−デオキシ−2,3−ジ−O−t−ブチル
ジメチルシリル−β−L−ガラクトフラノシド]と前述
の化合物(4)[メチル 6−デオキシ−2,3−ジ−
O−t−ブチルジメチルシリル−α−D−アルトロフラ
ノシド]との混合物183mg(収率70%)を得た。
その生成比は500mHzの1H−NMRスペクトル分
析によると化合物(11):化合物(4)=92:8で
あると決定された。
【0083】得られた化合物(11)[メチル 6−デ
オキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−
β−L−ガラクトフラノシド]は、上記混合物を更にシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エ
チル(10:1)]に付すことによって分離、精製され
た。
【0084】本実施例により得られた化合物(11)の
物理的性質は以下の表5に示す通りである。
【0085】
【表5】
【0086】尚、本実施例により得られた化合物(1
1)[メチル 6−デオキシ−2,3−ジ−O−t−ブ
チルジメチルシリル−β−L−ガラクトフラノシド]を
用いて例えば次の[参考例1]に示すように[L−フコ
ピラノース]を製造することができる。
【0087】[参考例1]前記化合物(11)[メチル
6−デオキシ−2,3−ジ−O−t−ブチルジメチル
シリル−β−L−ガラクトフラノシド]37mg(0.
09ミリモル)を混合溶媒[酢酸−無水酢酸−濃硫酸
(15:15:1(体積比))]1mlに溶解し、アル
ゴン雰囲気下で0℃乃至室温で一晩攪拌を行なった。こ
の反応液に、酢酸ナトリウム粉末および氷水を加えて暫
く激しく攪拌した後、反応混合液を水中に移して塩化メ
チレンを用いて抽出し、この抽出液を水、飽和炭酸水素
ナトリウム溶液、水、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、溶媒を留去して残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢
酸エチル(4:1)]にて精製し、化合物[1,2,
3,5−テトラ−O−アセチル−L−フコフラノース]
27mg(収率90%)を得た。
【0088】次にこれをメチルアルコール2mlに溶解
し、アルゴン雰囲気下で0℃にて攪拌しながらナトリウ
ムメトキシド2mgを加えて、5時間攪拌を続け、この
反応液にイオン交換樹脂(Dowex−50w,X−
8)を加えて中和後、イオン交換樹脂を濾別して濾液を
減圧下で濃縮して[L−フコピラノース]10mg(収
率75%)を得た。
【0089】前記参考例1により得られたL−フコピラ
ノースの比旋光度は以下の通りである。
【0090】比旋光度 [α]D 21 −73°[C=1.
1,H2O]
【0091】[参考例2]実施例2で得られた化合物
(10)[1,5−ジデオキシ−1,5−イミノ−L−
フチトール]と化合物(12)[6−オキソヘキサン酸
メチル]とをパラジウム触媒の存在下、水素雰囲気下で
還元的縮合を行ない、化合物(13)[1,5−ジデオ
キシ−1,5−イミノ−N−[5−(メトキシカルボニ
ル)ペンチル]−L−フシトール]を得た(例えば[L
iebigs Ann.Chem.,1221頁,(1
988年)],[J.Biol.Chem.,265
巻,16472頁,(1990年)]参照)。
【0092】この化合物をフコシダーゼの阻害剤、アフ
ィニティー.クロマトグラフィ用のリガンドとして利用
することができる。
【0093】[参考例3]参考例2で得られた化合物
(13)および実施例1で得られた化合物(7)のα−
L−フコシダーゼに対する阻害活性を測定した。
【0094】測定方法は次の通りである。 (1) 反応溶液 基質溶液:バラニトロフヱニル−α−L−フコース,1
mg/ml,0.2Mクエン酸−リン酸緩衝液,pH
4.0,0.5M食塩 酵素溶液:α−L−フコシダーゼ(ホラ貝;Charo
nia Lampas由来)200mU/ml,20m
M酢酸アンモニウム緩衝液,pH4.0,1mMZnC
2 化合物溶液:10mg〜10μg/ml,の各種濃度の
水溶液
【0095】(2) 酵素反応 化合物溶液10μlと酵素溶液50μlを混合して37
℃で5分間放置した後、この混合溶液に対して基質溶液
100μlを加えて37℃で15分間反応させ、1M炭
酸ナトリウム2mlを加えて反応を停止した。遊離した
パラニトロフェノール濃度を420nmの吸光度(A
i)で定量した。対照として化合物溶液の代わりに水を
入れた場合の吸光度(Ac)および、更にこの反応系か
ら酵素溶液を酵素用緩衝液に代えた基質ブランクの吸光
度(Ab)を求めた。
【0096】前記測定方法により阻害活性を求めた。阻
害率I(%)は次の式に従って算出した。
【0097】
【数1】
【0098】前記測定系において、50%の阻害率(I
50)を与える化合物の前記酵素反応中の量は、前記化合
物(13)においては5μg,化合物(7)においては
260μgであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 211/46,335/02 C07H 15/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式で示されるD−アラビノフラ
    ノシド誘導体 【化1】 (式中、R1はトリアルキルシリル基を、R2は低級ア
    ルキル基を意味する。以下同様。)に低級アルキル金属
    化合物を反応させ、 一般式 【化2】 (式中、R3は低級アルキル基を意味する。以下同
    様。)で示されるフラノシド誘導体とした後、5位水酸
    基をスルホニル化して脱離基へ変換し、次いでチオカル
    ボン酸塩またはアジド化合物と反応させて、 一般式 【化3】 (式中、Xは低級アシルチオ基またはアジド基を意味す
    る。以下同様。)で示される化合物とした後、加酢酸分
    解して保護基の除去と生成水酸基のアセチル化を行な
    い、得られたアセチル化合物を脱アセチル化し、或いは
    脱アセチル化後に還元することを特徴とする 一般式 【化4】 (式中、R4は水素原子または水酸基を、Yは硫黄原子
    (S) またはイミノ基(NH)を意味する。以下同
    様。)で示されるフコピラノース類縁体の製造方法。
  2. 【請求項2】 下記一般式で示されるD−アラビノフラ
    ノシド誘導体。 【化5】
  3. 【請求項3】 下記一般式で示されるフラノシド誘導
    体。 【化6】 (式中、R3は低級アルキル基を意味する。以下同
    様。)
  4. 【請求項4】 下記一般式で示されるフラノシド誘導
    体。 【化7】 (式中、R3は低級アルキル基を意味する。以下同
    様。)
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