JP3125634B2 - 電子計算機システム - Google Patents

電子計算機システム

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JP3125634B2
JP3125634B2 JP07192251A JP19225195A JP3125634B2 JP 3125634 B2 JP3125634 B2 JP 3125634B2 JP 07192251 A JP07192251 A JP 07192251A JP 19225195 A JP19225195 A JP 19225195A JP 3125634 B2 JP3125634 B2 JP 3125634B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスクキャッ
シュを備える電子計算機システムに関し、特に、ディス
クキャッシュを容易に付加できる電子計算機システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク記憶装置とキャッシ
ュメモリとを有するディスクキャッシュシステムの制御
方式は、磁気ディスク記憶装置内部にキャッシュ用メモ
リを設けて、キャッシュメモリ制御は同じ装置内部にキ
ャッシュメモリ制御用のコントローラか、あるいは磁気
ディスク記憶装置の制御装置そのものにて行うか、また
はキャッシュ制御を行う制御コントローラを備えたディ
スクキャッシュ専用装置を電子計算機と磁気ディスク記
憶装置との間に設置する方式など、ハードウェア技術手
段によるものが主であった。
【0003】先願の特開昭63−067661号公報お
よび特開平3−224045号公報は磁気ディスク記憶
装置に設けたキャッシュメモリのバッテリバックアップ
およびデータの保全性に関し、また特開昭63−257
045号公報はディスクキャッシュ専用装置内のキャッ
シュメモリのバッテリバックアップとデータの保全性に
関して記載されており、いずれもハードウェア技術に関
するものである。
【0004】ソフトウェア手段にてディスクキャッシュ
システムを実現する場合は、主記憶装置、不揮発性メモ
リ、電源バックアップ用バッテリ付きの揮発性メモリの
いずれかのメモリをキャッシュメモリとして使用し、キ
ャッシュメモリおよび磁気ディスク記憶装置への書き込
み/読み込みは磁気ディスク記憶装置に対する制御プロ
グラムが制御する方法をとっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスクキャッシュシ
ステムをハードウェアにて実現した場合、専用の装置が
追加されて高価なシステムとなることが多く、また磁気
ディスク記憶装置そのものにキャッシュッメモリを持つ
場合には、当該計算機システムにて従来から使用してい
た磁気ディスク記憶装置をキャッシュメモリを利用でき
る磁気ディスク記憶装置に交換しなければならない。
【0006】ソフトウェア手段にてディスクキャッシュ
システムを実現する場合も、次の欠点がある。主記憶装
置をキャッシュ用メモリとして使用した場合には、電子
計算機システム全体への電力供給を保証できるような大
規模なバックアップバッテリを用意する必要があり高価
なシステムとなる。またキャッシュメモリへの書き込み
/読み込みをCPU自体が行うと、従来はいわゆる磁気
ディスク記憶装置に対するI/Oネックであったシステ
ムがCPUネックとなる危険がある。
【0007】磁気ディスク記憶装置の制御プログラムが
キャッシュメモリ制御に関与する場合、キャッシュメモ
リ制御を行っていない磁気ディスク記憶装置の制御プロ
グラムを使用している電子計算機システムでは、ディス
クキャッシュを採用するためキャッシュメモリ制御が具
備できるオペレーティングシステムに置き換えなければ
ならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、ソフ
トウェア制御手段と、電源バックアップ用バッテリおよ
び揮発性メモリを有するメモリ装置と、を付加してディ
スクキャッシュに用い、ハードウェアコストが低く、か
つオペレーティングシステムを置換えることなく、組み
込み容易なディスクキャッシュ制御手段を採用して、デ
ィスクキャッシュを付加できる電子計算機システムを提
供する。
【0009】そのため、この発明の一次及び二次記憶の
装置並びに入出力装置を接続する入出力バスを有する電
子計算機が、前記入出力バスに接続する前記入出力装置
のそれぞれに割当てられる装置番号によって識別される
装置を入出力情報によって制御する装置制御手段と、ア
プリケーション処理手段の入出力要求に含まれる装置番
号と装置制御手段とを対応付ける装置制御手段検索テー
ブルと、装置番号によって装置制御手段検索テーブルを
検索して対応する装置制御手段を起動する手段と、を含
むオブジェクト指向型のオペレーション制御手段を前記
一次記憶装置上で動作させる電子計算機システムにおい
て、前記二次記憶の磁気ディスク記憶装置に対するキャ
ッシュ記憶である揮発性メモリ,電源断時に前記揮発性
メモリの電源をバックアップするバッテリ,前記バッテ
リの充電状態を検知する手段,一次記憶としての主記憶
装置と前記揮発性メモリと間のデータ転送を制御するD
MAデータ転送手段と、を具備して前記入出力バスに接
続するメモリ装置と、前記メモリ装置に対する入出力を
制御する前記オペレーション制御手段に付加されるメモ
リ装置制御手段と、前記アプリケーション処理手段から
磁気ディスク記憶装置への入出力要求に対して、前記メ
モリ装置を前記磁気ディスク記憶装置のキャッシュ記憶
として動作させ、前記キャッシュ記憶から前記磁気ディ
スク記憶装置へ前記主記憶装置を経由して書き戻しの
ータ移送並びに前記データ移送の契機を発生させること
入出力情報によって制御する前記オペレーション制御
手段に付加されるディスクキャッシュ制御手段と、によ
ってなるディスクキャッシュを具備することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明について図面を参照
して説明する。
【0011】この発明の一実施例の機能構成を示した図
1を参照すると、ディスクキャッシュのメモリ装置12
0と、メモリ装置120および磁気ディスク記憶装置1
02を接続する入出力バス101と、を持つ電子計算機
103は、オペレーション制御手段110によって自身
の動作が制御される。オペレーション制御手段110
は、磁気ディスク記憶装置102の入出力制御を行う磁
気ディスク記憶装置制御手段111を含んでいる。上位
のアプリケーション処理手段112から磁気ディスク記
憶装置102への入出力要求133は、磁気ディスク記
憶装置102の装置番号を含んでいる。この実施例にお
いて、オペレーション制御手段110がディスクキャッ
シュ制御手段130およびメモリ装置120を備えてい
ない状態で該要求133があるとき、オペレーション制
御手段110が、装置制御手段検索テーブル113と該
入出力要求133に含まれている装置番号とから、磁気
ディスク記憶装置102を特定し、磁気ディスク記憶装
置制御手段111に該入出力要求を渡す。磁気ディスク
記憶装置制御手段111は、渡された入出力要求139
に基づいて、磁気ディスク記憶装置102に入出力要求
140を行い、入出力バス101を通じて、読み込みあ
るいは書き込みの入出力137および138を行う。
【0012】図1に示すように、ディスクキャッシュ制
御手段10およびメモリ装置制御手段131ならびに
メモリ装置120がオペレーション制御手段110に付
加されてなるディスクキャッシュを具備する電子計算機
システム100にあって、メモリ装置120は、バック
アップ用バッテリ122を有する揮発性メモリ121,
バックアップ用バッテリ122の充電状態をオペレーシ
ョン制御手段110から検知するバックアップ用バッテ
リ充電状態確認手段123,図示しない主記憶装置と揮
発性メモリ121の間でDMA転送を行うDMAコント
ローラ124を有する。メモリ装置120は、アプリケ
ーション処理手段112から揮発性メモリ121にメモ
リ装置制御手段131を通じて直接に入出力136でき
る。
【0013】次にオペレーション制御手段110は、装
置制御手段検索テーブル113の磁気ディスク記憶装置
102の装置番号に該当する箇所をディスクキャッシュ
制御手段130自身を特定する情報に書き替える。前記
書き替えによって、アプリケーション処理手段112か
ら磁気ディスク記憶装置102への入出力要求133
が、磁気ディスク記憶装置制御手段111でなく、ディ
スクキャッシュ制御手段130に渡される。
【0014】アプリケーション処理手段112が磁気デ
ィスク記憶装置102に対し書き込みの入出力要求13
3を行うとき、ディスクキャッシュ制御手段130は、
該要求133のデータを磁気ディスク記憶装置制御手段
111を通じて磁気ディスク記憶装置102に直接書き
込むのではなく、メモリ装置制御手段131を通じて揮
発性メモリ121に書き込む。ディスクキャッシュ制御
手段130は、アプリケーション処理手段112の動作
とは非同期に、揮発性メモリ121のデータをDMAデ
転送によって、揮発性メモリ121から主記憶装置
にデータ転送し、磁気ディスク記憶装置制御手段111
を通じて磁気ディスク記憶装置102に書き込む。アプ
リケーション処理手段112が磁気ディスク記憶装置1
02に対し読み込みの入出力要求133を行う場合、デ
ィスクキャッシュ制御手段130は、要求のデータが揮
発性メモリ121に存在するか否かを図示しないキャッ
シュ管理テーブルを参照して判定する。該データが存在
すれば、揮発性メモ121の該データをメモリ装置制
御手段131を通じて主記憶装置に読み込みアプリケー
ション処理手段112に受け渡す。要求データが揮発性
メモリ121に存在しない場合、ディスクキャッシュ制
御手段130は、磁気ディスク記憶装置102の当該デ
ータを磁気ディスク記憶装置制御手段111を通じて主
記憶装置に読み込み、アプリケーション処理手段112
に受け渡す。
【0015】電子計算機103の通常の運用停止に伴う
電源断のとき、揮発性メモリ121の磁気ディスク記憶
装置102への未書き込みデータを全てメモリ装置制御
手段131を通じてDMAコントローラ124にて主記
憶装置に読み込み、磁気ディスク記憶装置102に磁気
ディスク記憶装置制御手段111を通じて書き込む。
【0016】電子計算機103の運用開始のとき、ディ
スクキャッシュ制御手段130は、揮発性メモリバック
アップ用バッテリ充電状態確認手段123によって揮発
性メモリバックアップ用バッテリ122の充電状態を調
査し、揮発性メモリバックアップ用バッテリ122がま
だ電力供給できる状態であるとき、揮発性メモリ121
に磁気ディスク記憶装置102への未書き込みデータが
存在するか否かを確認し、未書き込みデータが存在する
場合、当該データをDMAコントローラ124にて主記
憶装置に読み込み、磁気ディスク記憶装置制御プログラ
ム111を通じて磁気ディスク記憶装置102に書き込
む。アプリケーション処理手段112から磁気ディスク
記憶装置102に書き込みの入出力要求133があった
場合、ディスクキャッシュ制御手段130は当該データ
を揮発性メモリ121に書き込む。
【0017】次に、装置制御手段検索テーブル113
と、入出力要求133,134,139,140と、磁
気ディスク記憶装置制御手段111と、メモリ装置制御
手段131と、ディスクキャッシュ制御手段130と、
の関連を説明する図2および図3を参照し、この実施例
を説明する。先ず、図2に示す機能構成は、この発明の
ディスクキャッシュを作動させる構成要素であるメモリ
装置制御手段131およびディスクキャッシュ制御13
0が付加されていない状態、つまりディスクキャッシュ
を具備していない電子計算機103の通常の状態におけ
る装置制御手段検索テーブル220と磁気ディスク記憶
装置102に対する入出力要求および磁気ディスク記憶
装置制御手段111との関連を示している。入出力要求
構造体200は、アプリケーション処理手段112から
の各種記憶装置への書き込み/読み込み要求が生じる毎
にアプリケーション処理手段112あるいはオペレーシ
ョン制御手段210によって作成され、入出力完了時に
消去される。入出力要求構造体200は、装置番号20
や記憶装置の開始位置やデータ量や入力と出力の別を
示すフラグビットなど入出力要求に必要な入出情報20
2を含んでいる。装置番号201は、記憶装置や入出力
装置全てに対して1対1で予め割り当てられ、装置を特
定できる数値である。
【0018】装置制御手段検索テーブル220は、装置
番号を索引にして対応する装置を制御する装置制御手段
の呼び出しアドレスを格納している一次元配列であり、
磁気ディスク記憶装置102の装置番号に対応する配列
の箇所に磁気ディスク記憶装置制御手段111の読み出
しアドレスが格納されている。アプリケーション処理手
段112から磁気ディスク記憶装置102に入出力要求
が発生した場合、オペレーション制御手段210が入出
力要求構造体200内の装置番号201を参照し、装置
番号201に対応する装置制御手段検索テーブル220
の配列の箇所を求め、当該装置制御手段を呼び出す。装
置番号201には、磁気ディスク記憶装置102の装置
番号が設定されているので、装置制御手段検索テーブル
220からは磁気ディスク記憶装置102を制御する磁
気ディスク記憶装置制御手段111の呼び出しアドレス
が求められ、オペレーション制御手段210から該制御
手段111を呼び出せる。呼び出される磁気ディスク記
憶装置制御手段111は入出力情報202に従って磁気
ディスク記憶装置102への入出力を行う。オブジェク
ト指向型のオペレーション制御手段110では、アプリ
ケーション処理手段などの上位制御手段が、ある機能を
利用するために下位の制御手段を呼び出す場合には、詳
細は異なるが概ね上記のような間接的な呼び出し方法を
とる。
【0019】図3は、図2の機能構成にメモリ装置制御
手段31とディスクキャッシュ制御手段130を付加
して、装置制御手段検索テーブル113と、入出力要求
133,134,139,140と、磁気ディスク記憶
装置制御手段111と、メモリ装置制御手段131と、
ディスクキャッシュ制御手段130の関連を示してい
る。ディスクキャッシュ制御手段130は、オペレーシ
ョン制御手段110の初期化処理等の適当なタイミング
で、ディスク記憶装置102の装置番号に対応する装置
制御手段検索テーブル113の配列の箇所、つまり磁気
ディスク記憶装置制御手段111の呼び出しアドレス
気ディスク記憶装置制御手段111の呼び出しアドレ
ス記憶領域132に記憶した後、磁気ディスク記憶装置
102の装置番号に対応する装置制御手段検索テーブル
113の配列の箇所をディスクキャッシュ制御手段13
0の呼び出しアドレスに書き替える。メモリ装置120
は入出力装置であるので装置番号を持ち、該装置番号に
対応する装置制御手段検索ケーブル113の配列の箇所
にはメモリ装置制御手段13の呼び出しアドレスがオ
ペレーション制御手段110によって格納される。
【0020】上記の状態において、アプリケーション処
理手段112から磁気ディスク記憶装置102に入出力
要求が発生した場合にはオペレーション制御手段110
が入出力要求構造体200内の装置番号201を参照
し、装置番号201に対応する装置制御手段検索テーブ
ル113の配列の箇所を求め、当該装置制御手段を呼び
出す。装置番号201には磁気ディスク記憶装置102
の装置番号が設定されているが、装置制御手段検索テー
ブル113の磁気ディスク記憶装置102の装置番号に
対応する配列の箇所にはディスクキャッシュ制御手段1
30の呼び出しアドレスが格納されているので、ディス
クキャシュ制御手段130の呼び出しアドレスが取得さ
れて、オペレーション制御手段110から該制御手段1
30が呼び出される。呼び出されたディスクキャッシュ
制御手段130は、入出力情報202を解析し、下位の
装置制御手段呼び出し用の入出力要求構造体300を作
成する。キャッシュ処理の過程で、メモリ装置120へ
入出力要求を行う必要があるとき、装置制御手段検索テ
ーブル113を通じて、オペレーション制御手段110
がメモリ装置制御手段131を呼び出し、また磁気ディ
スク記憶装置102へ入出力要求を行う必要があると
き、磁気ディスク記憶装置制御手段111の呼び出しア
ドレス記憶領域132を参照し、磁気ディスク記憶装置
制御手段111を呼び出す。
【0021】次に、読出しあるいは書込みデータの管理
について説明する。
【0022】メモリ装置120内の揮発性メモリ121
のブロックに分けられた記憶エリアを図示する図4を参
照すると、揮発性メモリ121は管理エリア410とデ
ータエリア420とに2分割される。次にデータエリア
420をキャッシュデータの管理単位であるキャッシュ
ブロック421乃至42nに分割する。磁気ディスク記
憶装置102への書き込みデータはキャッシュブロック
単位に分割され、キャッシュブロック421乃至42n
に書き込まれて、キャッシュ制御によるデータ転送を受
ける。管理エリア410をキャッシュブロック421乃
至42nに対応する管理情報を格納する管理部ック4
11乃至41nに分割する。つまり管理部ック411
は、キャッシュブロック421の管理情報を格納し、管
理部ブロック41nはキャッシュブロック42nの管理
情報を格納する。各管理部ブロック41nにはキャッシ
ュブロック状態を示すフラグビット41n−10と磁気
ディスク記憶装置の装置番号、磁気ディスク記憶装置の
記憶エリアの開始位置,有効データ長などの磁気ディス
ク記憶装置102への書き込みに必要なキャッシュ情報
41n−20と、を格納する。
【0023】フラグビット41n−10には、対応する
キャッシュブロックに磁気ディスク記憶装置102への
書き込みデータが存在し、かつ磁気ディスク記憶装置1
02へ未書き込みであることを示すダーティビット41
n−11を設ける。磁気ディスク記憶装置102への書
き込み要求を受け付けたとき、ディスクキャッシュ制御
手段111では、該要求のデータを有効なデータが書き
込まれていないキャッシュブロック(空きキャッシュブ
ロック)42にメモリ装置制御手段131によって書
き込み、メモリ装置120自身が書き込み終了後に管理
ブロック41nに該データの管理情報をメモリ装置制御
手段131を介さずに書き込んだ後、フラグビット41
n−10のダーティビット41n−11をONにし、書
き込み完了を上位のメモリ装置制御手段131に通知す
る。
【0024】また、ディスクキャッシュ制御手段130
では、LRU(リースト・リーセントリー・ユーズド)
などの方式を用いてダーティビット41n−11がON
となっている管理部ブロック411乃至41nを管理
し、空きキャッシュブロック数が一定数を下回ったとき
や、磁気ディスク記憶装置102の稼働負荷が低いとき
を検知して、キャッシュブロック42nに書き込まれた
磁気ディスク記憶装置102への未書き込みデータを磁
気ディスク記憶装置102へ書き込む。ディスクキャッ
シュ制御手段130はキャッシュブロック42n上の磁
気ディスク記憶装置102への書き込みデータをメモリ
装置制御手段131を通じてDMAコントローラ124
によって主記憶装置に読み込み、該データをキャッシュ
情報41n−20を参照し、磁気ディスク記憶装置制御
手段111を通じで該磁気ディスク記憶装置102へ書
き込み、フラグビット41n−10のダーティビット4
1n−11をOFFにする。電子計算機103の通常の
運用停止に伴う電源断のとき、長時間の運用停止(電源
断の状態)に備えて、ダーティビット41n−11がO
Nなっているキャッシュブロックの未書き込みデータを
磁気ディスク記憶装置102に上述と同様に書き込む。
【0025】電子計算機システム100の電源投入に伴
う運用開始のとき、ディスクキャッシュ制御手段130
は、まずメモリ装置120の揮発性メモリバックアップ
用バッテリ充電状態確認手段123によって、揮発性メ
モリバックアップ用バッテリ122の充電状態を調査
し、揮発性メモリバックアップ用バッテリ122が揮発
性メモリ121に電力供給ができ、揮発性メモリ121
のデータが保証できる状態であれば管理ブロック411
乃至41nのフラグビット41n−10を全て検査し、
ダーティビット41n−11がONになっているキャッ
シュブロック42nの磁気ディスク記憶装置102への
未書き込みデータをDMAコントローラ124によっ
て、主記憶装置に読み込み、該データのキャッシュ情報
41n−20を参照し、磁気ディスク記憶装置制御手段
111を通じて磁気ディスク記憶装置102へ書き込ん
だ後、最後にフラグビット41n−10のダーティビッ
ト41n−11をOFFにする。揮発性メモリ121の
データ内容が保証できていない状態の場合には、ディス
クキャッシュ制御手段130は、その旨をシステムコン
ソール端末に表示するなどの手段によって、電子計算機
システム100の管理者に磁気ディスク記憶装置102
のデータ復旧を行う必要があることを通知する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、運用中の電子計算機システムのハードウェア構成お
よびオペレーション制御手段を置換えることなく、従来
のハードウェア/ソフトウェア資産を生かして比較的安
価に、かつ磁気ディスク記憶装置のデータ保全性を損な
うことなくディスクキャッシュを電子計算機システムに
付加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の機能構成を示す図であ
る。
【図2】装置制御手段検索テーブルと入出力要求、及び
磁気ディスク記憶装置制御手段との関連を説明する図で
ある。
【図3】装置制御手段検索テーブルと入出力要求、磁気
ディスク記憶装置制御手段とメモリ装置制御手段及びデ
ィスクキャッユ制御手段の関連を説明する図である。
【図4】分図(a)はメモリ装置内の揮発性メモリのエ
リア分割を例示する図、分図(b)は管理部ブロックを
例示する図である。
【符号の説明】
100 電子計算機システム 101 入出力バス 102 磁気ディスク記憶装置 103 電子計算機 110 オペレーション制御手段 111 磁気ディスク記憶装置制御手段 112 アプリケーション処理手段 113 装置制御手段検索テーブル 120 メモリ装置 121 揮発性メモリ 122 揮発性メモリバックアップ用バッテリ 123 揮発性バックアップ用バッテリ充電状態確認
手段 130 ディスクキャッシュ制御手段 131 メモリ装置制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−348599(JP,A) 特開 平1−150953(JP,A) 特開 昭62−58351(JP,A) 特開 平3−71221(JP,A) 特開 平6−44012(JP,A) 特開 平5−11937(JP,A) 特開 平4−247514(JP,A) 特開 平3−286237(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08,3/06,3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次及び二次記憶の装置並びに入出力装
    置を接続する入出力バスを有する電子計算機が、前記入
    出力バスに接続する前記入出力装置のそれぞれに割当て
    られる装置番号によって識別される装置を入出力情報に
    よって制御する装置制御手段と、アプリケーション処理
    手段の入出力要求に含まれる装置番号と装置制御手段と
    を対応付ける装置制御手段検索テーブルと、装置番号に
    よって装置制御手段検索テーブルを検索して対応する装
    置制御手段を起動する手段と、を含むオブジェクト指向
    型のオペレーション制御手段を前記一次記憶装置上で動
    作させる電子計算機システムにおいて、 前記二次記憶の磁気ディスク記憶装置に対するキャッシ
    ュ記憶である揮発性メモリ,電源断時に前記揮発性メモ
    リの電源をバックアップするバッテリ,前記バッテリの
    充電状態を検知する手段,一次記憶としての主記憶装置
    と前記揮発性メモリと間のデータ転送を制御するDMA
    データ転送手段と、を具備して前記入出力バスに接続す
    るメモリ装置と、 前記メモリ装置に対する入出力を制御する前記オペレー
    ション制御手段に付加されるメモリ装置制御手段と、 前記アプリケーション処理手段から磁気ディスク記憶装
    置への入出力要求に対して、前記メモリ装置を前記磁気
    ディスク記憶装置のキャッシュ記憶として動作させ、前
    記キャッシュ記憶から前記磁気ディスク記憶装置へ前記
    主記憶装置を経由して書き戻しのデータ移送並びに前記
    データ移送の契機を発生させることを入出力情報によっ
    制御する前記オペレーション制御手段に付加されるデ
    ィスクキャッシュ制御手段と、 によってなるディスクキャッシュを具備することを特徴
    とする電子計算機システム。
  2. 【請求項2】 前記ディスクキャッシュ制御手段が発生
    するデータ移送開始のタイミングは、前記ディスクキャ
    ッシュのデータが所定の量に達したとき、あるいは磁気
    ディスク記憶装置の稼働負荷が所定より低下したとき、
    であることを特徴とする請求項1記載の電子計算機シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記入出力情報は、 前記主記憶装置に、装置対応に保持される入出力動作に
    要する制御情報であり、 装置番号と、記憶装置の開始位置と、データ量と、
    力あるいは出力を示すフラグと、を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の電子計算機システム。
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