JP3124860B2 - 低減した光沢を示すpc/absブレンド - Google Patents

低減した光沢を示すpc/absブレンド

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JP3124860B2
JP3124860B2 JP05037837A JP3783793A JP3124860B2 JP 3124860 B2 JP3124860 B2 JP 3124860B2 JP 05037837 A JP05037837 A JP 05037837A JP 3783793 A JP3783793 A JP 3783793A JP 3124860 B2 JP3124860 B2 JP 3124860B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低減した光沢を示すポ
リマーブレンドに関し、特に、芳香族ポリカーボネー
ト、ABSグラフトコポリマー及びイオン性ポリマーを
含んで成るブレンドに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂とABS樹脂のブ
レンドは、例えばドイツ特許第1,170,141号に
よって知られている。しかし、ポリカーボネート樹脂/
ABS樹脂ブレンドは、各種の用途で低い表面光沢が望
まれているのに、高いレベルの光沢を示す。ポリカーボ
ネートとエマルジョングラフト重合ABSポリマー及び
低光沢に寄与する量のポリエポキシドのポリマーブレン
ドを含んで成る低表面光沢性の熱可塑性成形用組成物
が、本明細書中に参考文献として取り入れられているジ
ャルバート(Jalbert)等に付与された米国特許
第5,026,777号によって知られている。ポリカ
ーボネート樹脂/ABS樹脂ブレンドに於ける表面光沢
の低減はポリエポキシドの添加で達成されるものの、二
酸化チタン及び/又は亜リン酸エステル酸化防止剤のよ
うなある種の添加剤は、ポリエポキシドの光沢低減能を
妨害することがある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、芳香族ポリカーボネート樹脂
とアクリロニトリル−スチレン−ブタジェングラフトコ
ポリマーとのブレンドに於いて光沢を低下させる量のイ
オン性ポリマーが含有されているブレンドに関わる。そ
のブレンド中にイオン性ポリマーを使用すると、ブレン
ドの粘度を実質的に増加させることなく、ブレンドから
成形された物品の光沢を低減し、しかもポリエポキシド
系光沢低減剤を妨害するある種の添加剤の存在下でも光
沢を低減することができる。
【0004】
【発明の概要】本発明の熱可塑性成形用組成物は、ポリ
カーボネート、ABSグラフトコポリマー及び光沢を低
下させる量のイオン性ポリマーのポリマーブレンドを含
んで成る。本発明の組成物に含まれるABS成分は、そ
の分子が異種の組成であって化学的に結合されている二
個以上のポリマー状の部分、即ちゴム基体とグラフト部
を含むABS型ポリマーで構成される。そのABSポリ
マーは、好ましくは、ブタジエンのような共役ジエンの
重合或いは共役ジエンとスチレンのような重合性モノマ
ーの重合でポリマー骨格を提供して製造される。骨格の
形成後、予め重合したその骨格の存在下で、少なくとも
一種、好ましくは二種のグラフトモノマーを重合してグ
ラフトポリマーを得る。好ましくは、ABS樹脂は業界
で周知のエマルジョングラフト法によって製造される。
【0005】グラフトポリマーのゴム基体の製造に通常
用いられる特定の共役ジエンモノマーは、一般に次の
式、 で示され、式中、Xは水素、炭素原子数1乃至5のアル
キル基、塩素又は臭素である。使用してよいジエンの例
は、ブタジエン、イソプレン、1,3−ヘプタジエン、
メチル−1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタ
ジエン、2−エチル−1,3−ペンタジエン、1,3−
及び2,4−ヘキサジエン、ジクロロブタジエン、ブロ
モブタジエン、ジブロモブタジエンのようなクロロ及び
ブロモ置換ブタジエン、それらの混合物等である。好ま
しい共役ジエンはブタジエンである。
【0006】任意に、ゴム基体は、n−ブチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート等に基づくもののようなアクリレートゴムであっ
てもよい。更に、基体ポリマーとの改良されたグラフト
結合を提供するために、少量のジエンがアクリレートゴ
ム基体に共重合されてもよい。これらの樹脂は業界で周
知であり、多くのものが商業的に入手可能である。
【0007】上記したように、基体ポリマーは好ましく
は、ポリブタジエン、ポリイソプレンのような共役ジエ
ンポリマー、或いはブタジエン−スチレン、ブタジエン
−アクリロニトリル等のようなコポリマーである。予め
重合した基体の存在下でABS樹脂のグラフト部を形成
するために重合してよい一種のモノマー或いはモノマー
群には、モノビニル芳香族化合物がある。利用されるモ
ノビニル芳香族化合物は次式、
【0008】
【化1】
【0009】で示され、式中、Rは水素、炭素原子数1
乃至5のアルキル基、シクロアルキル、アリール、アル
カリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ及
びハロゲンから成る群から選ばれる。置換ビニル芳香族
化合物には、スチレン、4−メチルスチレン、3,5−
ジエチルスチレン、4−n−プロピルスチレン、α−メ
チルスチレン、α−メチルビニルトルエン、α−クロロ
スチレン、α−ブロモスチレン、ジクロロスチレン、ジ
ブロモスチレン、テトラクロロスチレン、それらの混合
物等が含まれる。使用される好ましいモノビニル芳香族
モノマーはスチレン及び/又はα−メチルスチレンであ
る。
【0010】予め重合した基体の存在下でABS樹脂の
グラフト部を形成するために重合してよい第二のモノマ
ー群には、アクリロニトリル、置換アクリロニトリル及
び/又は、メチルメタクリレートのようなアルキルアク
リレートで例示されるアクリル酸エステルのようなアク
リルモノマーがある。アクリロニトリル、置換アクリロ
ニトリル又はアクリル酸エステルは一般に次式、 で示され、式中、Xは以前に定義されたとうりであり、
Yはシアノ及びカルボアルコキシ基のアルコキシ基の炭
素原子数が1乃至約12であるカルボアルコキシ基より
成る群から選ばれる。このようなモノマーの例は、アク
リロニトリル、エタクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、α−クロロアクリロニトリル、β−クロロアクリロ
ニトリル、α−ブロモアクリロニトリル、β−ブロモア
クリロニトリル、メチルアクリレート、メチルメタクリ
レート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、プ
ロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート及びそ
れらの混合物を含む。好ましいアクリルモノマーは、ア
クリロニトリルで、好ましいアクリル酸エステルはエチ
ルアクリレートとメチルメタクリレートである。アクリ
ル酸エステルが樹脂に含まれる場合には、スチレンやア
クリロニトリルと組み合わせて使用することも好まれ
る。
【0011】グラフトコポリマーの製造に於いては、
1,3−ブタジエンポリマーやコポリマーで例示される
ゴム基体共役ジオレフィンポリマーやコポリマーは、全
ABSグラフトポリマーの、好ましくは15乃至90重
量%、より好ましくは30乃至70重量%、最も好まし
くは約50重量%のレベルで存在する。スチレンとアク
リロニトリルで例示され、グラフト部を形成するために
基体の存在下で重合させられるモノマーはその合計が、
全ABSグラフトポリマーの好ましくは約10乃至約8
5重量%、より好ましくは30乃至70重量%、最も好
ましくは約50重量%のレベルで共に存在する。加え
て、アクリロニトリル、エチルアクリレート及びメチル
メタクリレートのような第二のグラフトモノマー群は、
ABS樹脂のグラフト部の約10乃至約40重量%を構
成し、一方、スチレンのようなモノビニル芳香族炭化水
素モノマーは、ABS樹脂のグラフト部の約60乃至約
90重量%を構成することが好ましい。
【0012】そのポリマーの製造に際しては、通常、重
合するモノマーのあるパーセントは、互いに結合してグ
ラフトされない剛性のコポリマーに成る。もし、スチレ
ンが一つのグラフトモノマーとして利用され、アクリロ
ニトリルが第二のグラフトモノマーとして利用されれ
ば、組成のあるパーセントは遊離したスチレン−アクリ
ロニトリルコポリマーとして共重合するであろう。同様
にして、グラフトポリマーの製造に際して使用される組
成でα−メチルスチレン(又は他のモノマー)がスチレ
ンに代わって使用されると、組成のあるパーセントはα
−メチルスチレン−アクリロニトリルコポリマーである
かも知れない。
【0013】また、α−メチルスチレン−アクリロニト
リルコポリマーのような剛性のポリマーやコポリマー
が、機械的混合によってグラフトABS樹脂に添加され
てもよい場合がある。そのように添加され得る剛性のポ
リマーやコポリマーは、下記のものの一つ或いはそれ以
上に基づいてよい:モノビニル芳香族化合物、炭素原子
数が1乃至4の脂肪族アルコールのメタクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、置換アクリロニトリル及び非置
換又はアルキル基やアリール基で置換されているイミド
化された無水マレイン酸誘導体。ABSグラフト樹脂に
添加され得る剛性のこれらのコポリマーの例には、ポリ
メチルメタクリレート(PMMA)、メチルメタクリレ
ートと炭素原子数が1乃至4のアクリレートの一種又は
それ以上、スチレン、α−メチルスチレン及び/又はア
クリロニトリルとのコポリマー等がある。このような剛
性のコポリマーは、業界で周知の乳化、塊状、懸濁、塊
状−懸濁或いは溶液重合で製造してよい。
【0014】本発明の好ましい具体例では、ジエンゴム
骨格は、ABSグラフトコポリマーの総重量を基準にし
て少なくとも50重量%のレベルで存在する。本発明の
組成物はまた好ましくは別の反応で形成されたある量の
スチレン−アクリロニトリルコポリマーを含有する。本
発明の組成物はまたポリカーボネート成分を含有する。
ポリカーボネートは、炭酸誘導体と芳香族、脂肪族又は
その混合系のジオールとの反応に由来する特殊なクラス
のポリエステルである。それらは、適当な塩化水素受容
体の存在下でホスゲンとジオールの反応により、或いは
またジオールと炭酸エステルとの溶融エステル交換反応
により製造してよい。ポリカーボネートは、広範囲な種
類の出発原料より製造可能であるが、商業的に製造され
本明細書中で好ましい主要なポリカーボネートは、ビス
フェノールAとホスゲンを縮合反応させて製造されたビ
スフェノールA型ポリカーボネートである。また好まし
いのは、ビスフェノールA型ポリカーボネートと臭素化
ビスフェノールA型ポリカーボネートのホモポリマー及
び/又はコポリマーとのブレンドである。
【0015】ポリカーボネート化学の更に完全な考察に
は、「カーク・オスマー エンサイクロペディア オブ
ケミカルテクノロジー」(Kirk−Othmer
Encyclopedia of Chemical
Technology)第3版(1982),第18
巻、479乃至494ページを参照できる。ディー・ダ
ブリュー・フォツクス(D.W.Fox)によるこの記
事はそっくりそのまま本明細書中に参考文献として取り
入れられている。
【0016】本発明の組成物には、商業的に得られデュ
ポン(DuPont)からサーリン(Surlyn)の
商品名で販売されているエチレン−メタクリル酸−メタ
クリル酸亜鉛ターポリマーから好ましくは成るイオン性
炭化水素ポリマーが含まれる。適当なイオン性ポリマー
は、米国特許第3,264,272号,米国特許第4
3,404,134号と米国特許第4,968,752
号に述べられており、すべて本明細書中に参考文献とし
て取り入れられている。
【0017】イオン性ポリマーは、R1 が水素及び炭素
原子数が1乃至8のアルキル基から成る群から選ばれる
基であって、このポリマーのオレフィン含量はポリマー
を基準として少なくとも50モル%である、一般式R1
CH=CH2 を持つα−オレフィンと一個乃至二個のカ
ルボン酸基を持つα,β−エチレン性不飽和カルボン酸
のポリマーから成り、その酸性モノマー含量はポリマー
を基準として0.2乃至25モル%で、そのカルボン酸
含有ポリマーは、全ポリマー中に均一に分布された状態
で、酸性コモノマーがモノカルボン酸である場合にはイ
オン価1乃至3、また酸性コモノマーがジカルボン酸で
ある場合にはイオン価1の一種又はそれ以上の金属イオ
ンを含み、その金属イオンの量は、そのカルボン酸の少
なくとも10%を中和するのに十分な量である。
【0018】本発明のイオン性コポリマーの形成に使用
されるα−オレフィンのポリマーは、α−オレフィンと
エチレン性不飽和酸とのコポリマーである。上記のよう
に、コポリマーに使用されるα−オレフィンは、R1
水素又は好ましくは炭素原子数1乃至8を持つアルキル
基である一般式R1 CH=CH2 を持つα−オレフィン
である。従って、適当なオレフィンには、エチレン、プ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、
ヘプテン−1、3−メチルブテン−1、4−メチルペン
テン−1等が含まれる。これよりも高い炭素数を持つオ
レフィンのポリマーも本発明に使用できるが、これらは
容易に得られる原料ではない。α−オレフィンの濃度
は、コポリマー中の少なくとも50モル%であり、好ま
しくは80モル%を越える。
【0019】基体コポリマーの第二の必須成分は、α,
β−エチレン性不飽和カルボン酸基を含有する好ましく
は炭素原子数が3乃至8のモノマーである。このような
モノマーの例は、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、メチル水素
マレエート、メチル水素フマレートやエチル水素フマレ
ートのような前記ジカルボン酸のモノエステル及び無水
マレイン酸である。無水マレイン酸は、カルボキシル基
に付いた水素を有しない点でカルボン酸ではないが、そ
の化学的反応性が酸のそれであるので、本発明の目的に
対しては酸と考えられる。同様に、他のカルボン酸の
α,β−モノエチレン性不飽和無水物も使用され得る。
先に述べたように、コポリマー中の酸性モノマーの濃度
は、0.2乃至25モル%、好ましくは1乃至10モル
%である。
【0020】本発明のイオン性コポリマーを形成するた
めに使用される基体コポリマーは、各種の方法で製造し
てよい。このように、コポリマーは、オレフィンとカル
ボン酸モノマーの混合物の共重合で得てよい。この方法
は、本発明に使用されるエチレンのコポリマーに対して
好ましい方法である。エチレンとカルボン酸のコポリマ
ーの製造に使用される方法は文献に記載されている。し
かし、後記のように、好ましい生成物は、コポリマー分
子の全てに亘ってカルボン酸基がランダムに分布してい
る基体コポリマーから得られたものである。要するに、
モノマーが溶解する液状又は蒸気状でよい、例えばベン
ゼンやエチレンの単一相の環境中でα−オレフィンとカ
ルボン酸モノマーとの共重合を実施するのに要求される
技術である。好ましくは、そして特に、基体コポリマー
中に比較的少量のカルボン酸成分が望まれる場合には、
その方法は連続的であって、モノマーは、その相対的な
ポリマー形成反応性の比率で反応機に供給され、反応機
中の滞留時間がエチレンモノマー供給物の約3乃至20
%がポリマーに変換されるように制限される。好ましい
方法に於いては、二種のモノマーの混合物は、50乃至
3,000気圧の高圧と150乃至300°Cに高めた
温度に保持された重合環境中に過酸化物のようなフリー
ラジカル重合開始剤と共に導入される。
【0021】α−オレフィンとカルボン酸とのコポリマ
ーは、そのオレフィンと後で又は共重合中に完全に或い
は部分的に反応して遊離酸を形成するα,β−エチレン
性不飽和カルボン酸誘導体を共重合して製造してもよ
い。従って、エステルコポリマーから酸コポリマーを形
成するために、加水分解、鹸化や熱分解が用いられてよ
い。コポリマー分子の全てに亘ってランダムに分布して
いるカルボン酸基を含有するコポリマーを用いるのが好
ましい。このようなランダム分布は直接共重合によって
最もよく得られる。カルボン酸コポリマーにグラフトさ
れた第三の非反応性モノマーを含有するイオン性グラフ
トコポリマーは、無論、満足すべきものである。
【0022】イオン性ポリマーを形成するために使用さ
れるコポリマーは、好ましくは高分子量のものである。
基体樹脂として有用なコポリマーの分子量は、詳細はA
STM−D−1238−57Tに記載されている粘度の
尺度としてのメルトインデックスによって最も適切に定
義されている。プラスチックとして有用であるイオン性
コポリマーの形成に使用されるコポリマーのメルトイン
デックスは、好ましくは0.1乃至1,000g/10
minの範囲内、特に1.0乃至100g/10 m
inの範囲内にある。コポリマー基体は必ずしも二成分
系ポリマーより成る必要はない。従って、コポリマーの
オレフイン含量は少なくとも50モル%であるが、コポ
リマー基体の炭化水素の性質を提供するために一種を越
えるオレフィンを使用してもよい。更に、代表例がこの
節の下に記載されている他の共重合性モノエチレン性不
飽和モノマーをオレフィン及びカルボン酸コモノマーと
組み合わせて用いることもできる。本発明上の使用に適
する基体コポリマーの範囲は、次の例で示される:エチ
レン/アクリル酸コポリマー、エチレン/メタクリル酸
コポリマー、エチレン/イタコン酸コポリマー、エチレ
ン/メチル水素マレエートコポリマー、エチレン/マレ
イン酸コポリマー、エチレン/アクリル酸/メチルメタ
クリレートコポリマー、エチレン/メタクリル酸/エチ
ルアクリレートコポリマー、エチレン/イタコン酸/メ
チルメタクリレートコポリマー、エチレン/メチル水素
マレエート/エチルアクリレートコポリマー、エチレン
/メタクリル酸/酢酸ビニルコポリマー、エチレン/ア
クリル酸/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/プ
ロピレン/アクリル酸コポリマー、エチレン/スチレン
/アクリル酸コポリマー、エチレン/メタクリル酸/ア
クリロニトリルコポリマー、エチレン/フマル酸/ビニ
ルメチルエーテルコポリマー、エチレン/塩化ビニル/
アクリル酸コポリマー、エチレン/塩化ビニリデン/ア
クリル酸コポリマー、エチレン/フッ化ビニル/メタク
リル酸コポリマー及びエチレン/クロロトリフルオロエ
チレン/メタクリル酸コポリマー。
【0023】イオン性ポリマーを形成する上で適当な金
属イオンは、非錯化金属イオンと錯化金属イオンの二つ
の範疇に分けられる。非錯化金属イオンに於いては、イ
オンの原子価は金属の原子価に相当する。これらの金属
イオンは一般に知られ且つ使用されている金属塩から得
られる。錯化金属イオンは、金属が、少なくとも一個は
イオン化され少なくとも一個はイオン化されていない一
種を越える塩形成基に結合しているイオンである。イオ
ン性ポリマーの形成には、単にイオン化原子価状態一個
があればよいので、これらの錯化金属イオンも同様に本
発明に於いて適当であることが明白であろう。「一個以
上のイオン化原子価状態を持つ金属イオン」という言葉
は、一般式Me+ n 1 m を持つ金属イオンのことを言
い、式中、nは少なくとも1であるイオン性電荷、X1
は非イオン化基であり、n+mはその金属の原子価に等
しい。イオン性ポリマーの形成に使用される錯化金属イ
オンの有用性は、そのイオン化された原子価で、非錯化
金属イオンの有用性に相当する。一価金属は無論除外さ
れるが、高い原子価の金属は、幾つの金属原子価が錯化
され幾つがイオン化され得るかに依って包含されてよ
い。好ましい錯化金属イオンは、一つの金属原子価以外
は全て錯化されいて、一つは容易にイオン化されるもの
である。このような化合物は、特に、オレイン酸やステ
アリン酸のような非常に弱い酸とギ酸や酢酸のようなイ
オン化される酸の混合塩である。
【0024】従って、本発明のイオン性ポリマーを形成
する上で適当な非錯化金属イオンは、α−オレフィン−
モノカルボン酸コポリマーに対しては、元素の周期表の
I,II,III,IV−A及びVIII族金属の一、
二及び三価イオンを含む(「ハンドブック オブ ケミ
ストリー アンド フィジクス」(Handbooko
f Chemistry and Physics,C
hemical Rubber Publishing
Co.)第37版392ページ参照)。上記の族の金
属の非錯化一価金属イオンはまたオレフィンとエチレン
性不飽和ジカルボン酸のコポリマーとイオン性ポリマー
を形成する上で適当である。適当な一価金属イオンはN
+ ,K+ ,Li+ ,Cs+ ,Ag+ ,Hg+ 及びCu
+ である。適当な二価金属イオンは、Be+2,Mg+2
Ca+2,Sr+2,Ba+2,Cu +2,Cd+2、Hg+2,S
+2,Pb+2,Fe+2,Co+2及びZn+2である。好ま
しい三価金属イオンはAl+3,Sc+3,Fe+3及びY+3
である。
【0025】好ましい金属は、基体コポリマーの性質に
拘らずZn+2のような遷移金属である。これらの金属
は、固体状態での性質の改良と溶融加工性の保持の最良
の組み合わせを持つイオン性ポリマーをもたらすので好
まれる。イオン性ポリマーを形成する上で一種だけの金
属を使用する必要はなく、ある種の用途では一種を越え
る金属イオンが好まれるかも知れない。
【0026】本発明の組成物は、組成物の全重量を基準
にして、好ましくは30乃至90重量%、より好ましく
は60乃至80重量%、最も好ましくは約60乃至70
重量%のレベルのポリカーボネート樹脂を含んで成る。
その組成物は、組成物の全重量を基準にして、好ましく
は0乃至60重量%、より好ましくは5乃至30重量
%、最も好ましくは15乃至25重量%のレベルのスチ
レン−アクリロニトリルポリマーのようなグラフトされ
ていない剛性のコポリマーを含んで成る。その組成物
は、組成物の全重量を基準にして、好ましくは3乃至3
0重量%、より好ましくは5乃至25重量%、最も好ま
しくは10乃至20重量%のレベルのABSグラフトコ
ポリマーのようなゴム含有グラフトコポリマーを含んで
成る。その組成物は、ヒンダードフェノール性酸化防止
剤、有機亜リン酸エステル系酸化防止剤、潤滑剤、離型
剤、難燃化剤並びに着色剤及び/又は酸化チタンを含む
顔料のような他の成分を更に含んでもよい。
【0027】イオン性ポリマーは、好ましくは、組成物
の全重量を基準にして1乃至20重量%、より好ましく
は1乃至10重量%、最も好ましくは3乃至8重量%の
範囲から選ばれる光沢を低下させる量で存在する。好ま
しいイオン性ポリマーは、エチレン−メタクリル酸−メ
タクリル酸亜鉛のターポリマーである。
【0028】
【実施例の記載】以下の実施例は、亜リン酸エステルと
二酸化チタンが含まれているポリカーボネート/ABS
ブレンドで、ポリエポキシド系光沢低減剤に比較してイ
オン性ポリマーを光沢低減剤として使用する有利性を説
明する。例A乃至Hは比較例である。例1乃至15は、
ポリカーボネート、グラフトポリマー及びイオン性ポリ
マーを含んで成る実施例である。
【0029】この検討で使用されたイオノマーは商業的
にデュポン(DuPont)から得られ、エチレン−メ
タクリル酸−メタクリル酸亜鉛のターポリマーである。
試作ブレンドはPC,SAN,ABS及び各種のイオノ
マー(サーリン・イオノマー)を含有した。各成分は原
料温度500°Fで300RPMの二軸押し出し機で溶
融状態でコンパウンド化された。試料(引っ張り試験用
の棒、円盤)の射出成型は500°Fで実施した。表1
は、試作ブレンドと対照ブレンドの配合と特性を表示し
ている。
【0030】
【表1】 表 1 PC/ABSブレンドの配合と性能 試料記号 D022-46- A 1 2 3 ポリカーボネート 64 64 64 64 SAN 1 20 20 20 20 HRG 1 16 16 16 16 AO 0.1 0.1 0.1 0.1 サーリン9020 −− 5.0 −− −− サーリン9450 −− −− 5.0 −− サーリン9970 −− −− −− 5.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 60°ガードナー光沢 88 31 15 16 アイゾット衝撃値、 フィート−ポンド/インチ ノッチ付き 14 15 14 14 溶融粘度、ポイズ モベイ、500°F,1000/ 秒 3047 2937 3270 2589 サーリン(Surlyn)はデュポン(DuPont)
のイオノマーに対する登録商標である。 サーリン9020:エチレン−メチルメタクリル酸−メ
タクリル酸亜鉛のターポリマー;メルトフロー(AST
M D−1238) 1.1g/10min サーリン9450:エチレン−メタクリル酸−メタクリ
ル酸亜鉛のターポリマー;メルトフロー(ASTM D
−1238) 5.5g/10min サーリン9970:エチレン−メタクリル酸−メタクリ
ル酸亜鉛のターポリマー;メルトフロー(ASTM D
−1238) 14.0g/10min ポリカーボネートはビスフェノールA型ポリカーボネー
トである。 SAN 1は重量比75:25のスチレン−アクリロニ
トリルコポリマーで、重量平均分子量115,000を
持つ。 HRG 1は、ポリブタジエンゴム50重量%とスチレ
ン−アクリロニトリル比が72:28であるグラフト部
としてのスチレン−アクリロニトリルポリマー50重量
%を持つABSグラフトコポリマーである。
【0031】表1からサーリン・イオノマー(1乃至
3)を含むブレンドは、対照に比較して顕著に低い光沢
を持ち、同等又はより優れた耐衝撃性と流動性を持つこ
とが明らかである。AOはビー・エフ・グツドリッチ
(B.F.Goodrich)からグッドライト(Go
odrite)3114として供給され、1,3,5−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)−s−トラジン−2,4,6(1H,3H,5
H)トリオンの化学構造を持ち、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
130 シアヌレートとしても知られている。
【0032】
【表2】 表 2試料 5080-15 4 5 B C ポリカーボネート 64 64 64 64 SAN 1 20 20 20 20 HRG 1 16 16 16 16 サーリン9450 3 3 −− −− ジエポキシド −− −− 0.2 0.2 TiO −− 4 −− 4 亜リン酸エステル −− 0.1 0.1 0.1 AO 0.1 0.1 0.1 0.1 潤滑剤 0.5 0.5 0.5 0.5 光沢(60°) 52 42 53 87 アイゾット(73°F) (平均) 14.4 12.4 13.3 12.6 (標準偏差) 1.3 0.4 0.7 0.4 アイゾット(−20°F) (平均) 9.5 5.1 9.1 9.2 (標準偏差) 1.2 1.0 0.4 3.5 D−tup(73°F) (合計)(平均) 38.6 37.8 38.7 36.8 (標準偏差) 1.6 0.2 4.8 1.5 D−tup(−20°F) (合計)(平均) 45.8 40.7 43.9 40.8 (標準偏差) 3.1 0.5 4.1 2.9 モベイ、550°F 剪断速度 100/秒 4650 5280 4840 4400 500/秒 2470 2560 2470 2470 1000/秒 1470 1640 1520 1400
【0033】
【表3】 表 3試料 D E F 6 7 ポリカーボネート 100 −− −− 64 64 SAN 1 20 56 56 20 20 HRG 1 16 44 44 16 16 AO 0.1 −− −− −− −− サーリン9450 −− −− 5.0 5.0 −− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 光沢(60°) 93 68 67 55 92 アイゾット(73°F) (平均) 17.3 5.3 7.3 21.6 20.3 (標準偏差) 1.9 0.1 0.1 2.9 1.9 ケイネス粘度 500°F /秒 (97) 10239 6386 6570 8767 9070 (247) 6529 4091 3807 5586 5917 (493) 4430 2738 2478 3937 4142 (987) 2900 1744 1599 2688 2797 (1480) 2221 1322 1237 2141 2174
【0034】
【表4】 表 4試料 8 9 10 11 12 ポリカーボネート 64 64 64 64 64 SAN 1 20 20 20 20 20 HRG 1 16 16 16 16 16 AO 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 サーリン9450 2.0 3.0 4.0 5.0 −− サーリン9970 −− −− −− −− 2.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 光沢(60°) 38 24 22 17 54 (85°) −− −− −− 58 −− アイゾット衝撃値 (フィート−ポンド/インチ) =別々の日 73°F 12.9 13.4 12.3 12.5 14.1 溶融粘度 550°F、ケイネス 100/秒 5290 5230 5290 5830 5240 500/秒 2790 2720 2850 3160 2790 1000/秒 1850 1790 1920 1990 1770
【0035】
【表5】 表 5試料 13 14 15 G H ポリカーボネート 64 64 64 64 64 SAN 1 20 20 20 20 20 HRG 1 16 16 16 16 16 AO 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 サーリン9970 3.0 4.0 5.0 −− −− ジエポキシド −− −− −− 0.2 −− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 光沢(60°) 35 25 20 15 88 (85°) −− −− −− 55 −− (20°) −− −− −− −− 53 アイゾット衝撃値 (フィート−ポンド/インチ) 溶融粘度 550°F、ケイネス 100/秒 5330 5040 5000 6910 5410 500/秒 2880 2860 2640 3800 2790 1000/秒 1900 1890 1750 2460 1830 使用された亜リン酸エステルはジー・イー・スペシアル
ティ・ケミカルズ社(GE Specialty Ch
emicals Inc.)から得られるアルトラノツ
クス(Ultranox)626であった。潤滑剤はグ
リコリューブ(Glycolube)Pであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C08L 69/00 23:08 55:02) (72)発明者 キース・エドワード・コックス アメリカ合衆国、ウエスト・バージニア 州、ミネラル・ウェルズ、ウィンザー・ ドライブ、213番 (72)発明者 ケヴィン・リード・キッダー アメリカ合衆国、ウエスト・バージニア 州、パーカースバーグ、スワン・ストリ ート、929番 (72)発明者 シャリパシー・ビラサガー アメリカ合衆国、ウエスト・バージニア 州、パーカースバーグ、ウェッジウッ ド・ドライブ、109番 (72)発明者 ジョン・ロバート・シュローダー アメリカ合衆国、ウエスト・バージニア 州、ミネラルウェルズ、ウィンザー・エ ステイツ、233番 (72)発明者 ロナルド・ハワード・プレイス アメリカ合衆国、オハイオ州、ヴィンセ ント、ボックス・536、ルート・1(番 地なし) (56)参考文献 特開 昭60−6738(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 69/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)組成物の全重量を基準にして30乃
    至90重量%のレベルで存在する芳香族ポリカーボネー
    ト樹脂、 (b)組成物の全重量を基準にして5乃至30重量%の
    レベルで存在するABSグラフトコポリマー、及び (c)光沢を低下させる量のイオン性ポリマーであっ
    て、そのオレフィン含量が該ポリマーを基準として50
    モル%以上であり、かつカルボン酸基を1又は2個有す
    るα,β−エチレン性不飽和カルボン酸を有するイオン
    性ポリマーを含んで成る熱可塑性成形用組成物。
  2. 【請求項2】 該イオン性ポリマーがエチレン−メタク
    リル酸−メタクリル酸亜鉛のターポリマーである請求項
    1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 該イオン性ポリマーがα−オレフィン、
    α,β−エチレン性不飽和カルボン酸及び1乃至3から
    選ばれるイオン価を持つ金属イオンから形成されている
    請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 該イオン性ポリマーが組成物の全重量を
    基準にして1乃至20重量%のレベルで存在する請求項
    1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 更に二酸化チタンと亜リン酸エステルを
    含有する請求項1記載の組成物。
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