JP3124199U - 誘導標識付き敷設材 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に設置することが可能であって故障や誘導標識の表示機能低下などの心配がない誘導標識付き敷設材を提供する。
【解決手段】この誘導標識付き敷設材10は、高透過ガラスで構成された透明基体11の裏面11bに着色層13が形成され、着色層13を用いて、非常口又は出口がある方向を示す誘導標識12が透明基体11の表面11a側から視認できるように描かれている。さらに、着色層13は、高透過ガラスの透明基体11の裏面11bに誘導標識12を所定の緑色の一般塗料と蓄光性塗料で描くことで形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、地下街や地下鉄駅構内等の床面に設置され、非常口又は出口がある方向を避難者に示す誘導標識付き敷設材に関する。
地下街や地下鉄駅構内または災害発生時に避難が必要とされる場所などには、非常口や出口がある方向を示す避難誘導灯が万一の災害に備えて設置されている。
この避難誘導灯は、災害時に停電が発生しても点灯を維持し、避難者に出口や非常口がある方向を知らせるという非常に重要な役割を持つ。例えば、火災の影響で停電が発生し、地下鉄駅構内が真っ暗になった場合、避難者は暗闇の中で避難誘導灯の案内表示を頼りに避難する。このため、避難誘導灯は通路の天井から吊り下げられたり、あるいは非常口付近の壁などに目立つように設置されたりしている。
しかしながら、火災が発生すると煙が上方に立ち昇って天井に蔓延し、避難誘導灯が煙で覆われてしまうため、避難者は避難誘導灯を見つけることができず、非常口等にたどり着けないという問題が起こり得る。さらに、停電時に地下鉄駅構内などで唯一点灯している避難誘導灯が火災時の煙で覆い隠されてしまうと、通路もしくは建造物内が暗くなり、避難者は視界不良で避難できなくなる。特に階段付近ではパニックに陥る危険がある。
このような問題を解消する避難誘導灯として、特開平4−309198号公報や特開2005−32445号公報に、床面に埋設することができる避難誘導灯が提案されている。一般に、火災時には上方の煙を吸い込まないように姿勢を低くして床面を這うように避難するように指導されていることから、避難者は屈んだ状態で避難する。したがって、上記公報に開示されているように避難誘導灯を床面に埋設すれば、避難しているときに誘導灯がすぐ目につき、容易に出口に辿り着くことが期待できる。
しかし、床面に避難誘導灯を埋設する場合には、次のような問題があった。
床面とほぼ同一の面に設けた誘導標識板に対してその裏面側から照明を当てる照明器具及び、その照明器具を点灯させる電線用配管を床面内に埋設する必要があり、その設置費用がかさむ。また、清掃などで誘導灯本体内に水が入り、故障する危険性もある。
また、そもそも避難誘導灯は本体内に蛍光灯ランプが収容されているため、蛍光灯ランプが切れると、蛍光灯ランプの取替え作業が生じる。常時点灯による電力もかかる。さらに長期使用により、蛍光灯ランプの熱で誘導標識板の文字や絵柄が変色し、表示効果が低下する。誘導灯本体内には蓄電池や配線を収容するスペースが必要になることから誘導灯本体が大きくなる。内蔵されている蓄電池は一定周期での点検が必要になる。故障や蓄電池の電池切れにより停電時に点灯しないときは避難誘導ができなくなるという欠点がある。特に、避難誘導灯は非常口等のある方向に向かって間隔を置いて設置されるため、非常口等への避難経路の途中で数箇所の誘導灯が故障などで点滅しないときや、また、誘導標識が変色、変形、破損したときは、避難者は非常口等にたどり着くことができない。
そこで本考案は、安価に設置することが可能であって故障や誘導標識の表示機能低下などの心配がない誘導標識付き敷設材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の誘導標識付き敷設材は、高透過ガラスと、該高透過ガラスの裏面に形成された着色層とを有し、この着色層を用いて、誘導標識が高透過ガラスの表面側から視認できるように描かれている。そして、着色層は、高透過ガラスの裏面に誘導標識を所定の色の一般塗料と蓄光性塗料で描くことで形成されている。
上記本考案の構成によれば、誘導標識が描かれたガラス板が、青板ガラスと称される普通ガラスでなく高透過ガラスであるため、ガラス裏面に描かれた誘導標識の色調がガラス板の表面側から見ても変わりにくい。つまり、青味がかった普通ガラスの裏面に誘導標識の文字や絵柄を所定の色調で印刷してガラス表面側から見ると、くすんだ色合いになり、ガラス裏面に描いた誘導標識の色調が変わってしまう。誘導標識の色はJIS(日本工業規格)より定められているため、ガラス表面側から視認する誘導標識を普通ガラスの裏面に描いた場合はその色調の調整が難しい。これに対し、本考案では色味を帯びない高透過ガラスを用いるので、このような問題が起きにくい。
また、本考案によれば、地下鉄駅構内や地下街等において照明が点灯していて明るい普段の時に、通行人が敷設材のガラス板に描かれた誘導標識を視認することができるだけでなく、停電が発生して通路が暗闇になった時は、ガラス板の裏面の蓄光性塗料が塗布されている領域がりん光するため、避難者は暗闇の中でも誘導標識を容易に視認することができる。
さらに、本考案の敷設材は床面に設置されるものであるため、火災が発生して停電したときに、火災によって発生した煙が通路の上方に蔓延していても、避難者は床の誘導標識を容易に発見することができる。そして、避難者は火災によって発生した煙を吸わないよう屈んだ状態で誘導標識を見ながら避難できる。
本考案の敷設材は暗闇の中でも蓄光性塗料によって誘導標識が視認できるので、敷設材に対してその裏面側から照明を当てる照明器具及びその配線を床面内に埋設する必要がない。そのため、敷設材の設置費用やスペースを大幅に低減することが可能である。
誘導標識がガラス板の裏面に描かれているので、地下鉄駅構内や地下街等の床面に設置された敷設材のガラス板表面を通行人が繰り返し踏んでも誘導標識が摩滅することはない。そのため、本考案の敷設材は、床面に設置して長期にわたって使用しても誘導標識の表示機能が損なわれないので、頻繁に交換する必要がない。
また、裏面に蓄光性塗料を用いて誘導標識が描かれた高透過ガラスは蓄光材料の蓄光に必要な紫外線の透過率が70%以上あり、同じ厚さで紫外線透過率が50%程度の普通ガラスと比べて非常に高い。このため、高透過ガラス裏面に塗布した蓄光性塗料の蓄光が短時間に行える。その上、高透過ガラスの可視光透過率は90%以上あり、同じ厚さで可視光透過率が85%程度の普通ガラスと比べて高い。このため、蓄光性塗料によるりん光輝度(光を当て消した後の輝度)が普通ガラスを通した場合よりも高くなる。このような光透過性能を持つので、省電力のために明るさを落としているような薄暗い所に設置されても、蓄光性塗料に多くの紫外線を吸収でき、停電時に十分なりん光輝度を生じさせることができる。
さらに、上記の敷設材は、着色層を覆うとともに着色層に液体及び空気を通さない被覆層をさらに有しているとよい。蓄光性の塗料は水分による劣化が著しいため、上記の被覆層を有することで、一部が蓄光性の塗料である着色層を床面の水分から保護することができる。
以上説明したように、本考案によれば、安価に設置することが可能であって故障や誘導標識の表示機能低下などの心配がない誘導標識付き敷設材を提供することができる。
次に、本考案の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本考案の実施形態に係る誘導標識付き敷設材を示す図であり、図1(a)はその平面図、図1(b)はその縦断面図である。
本実施形態の誘導標識付き敷設材10(以下、「敷設材10」という。)は、板状の高透過ガラスからなる透明基体11と、透明基体11の裏面11bに形成された着色層13とを有し、着色層13を用いて、非常口や出口がある方向を示す誘導標識12が描かれているものである。そして、裏面11b側に描かれた誘導標識12の文字や絵柄を透明基体11の表面11a側から視認することができるようになっている。図1(a)は、透明基体11の裏面11b側に描かれた誘導標識12を、透明基体11の表面11a側から見た状態を示している。
透明基体11を形成する高透過ガラスとしては例えば旭硝子株式会社の商品名「クラリティア」を使用できる。旭硝子(株)のデータシートによれば、同社製のフロート板ガラス(青板ガラスと称される普通ガラス)の場合は板厚8mmにおいて紫外線透過率が50.3%、可視光透過率が87.9%であり、板厚12mmにおいては紫外線透過率が43.5%、可視光透過率が85.7%であるが、高透過ガラス「クラリティア」の場合は板厚8mmで紫外線透過率が74.7%、可視光透過率が91.8%であり、板厚12mmにおいては紫外線透過率が70.1%、可視光透過率が91.8%である。このように高透過ガラスは普通ガラスの紫外線及び可視光透過率に比べて格段に高く、厚さ12mmあっても紫外線透過率が70%以上で、かつ可視光透過率が90%以上ある。
この敷設材10は、例えば地下鉄駅構内や地下街の床面に設置されるものである。そのため、透明基体11は通行人に日常的に踏まれても破損等しないような強度を有していることが好ましい。上記の高透過ガラスは一般のフロート板ガラスの硬度・強度などと同等の力学的特性が得られるため、強度の点でも問題なく床面に使用できる。
本実施形態における誘導標識12のうち、図1(a)中において黒色で描かれている、避難口であることを示すシンボル、避難の方向を示すシンボル、及び、避難口であることを示す文字の部分は、緑色の一般塗料で描かれている。さらに、透明基体11の裏面11bの、避難口であることを示すシンボルの地の部分と、避難の方向を示すシンボルと避難口であることを示す文字とを除いた背景部分には、淡い黄緑色の蓄光性を有する塗料が塗装されている。このような緑色の一般塗料と淡い黄緑色の蓄光性塗料とによって着色層13が形成されている。
着色層13のうちの蓄光性塗料の部分は、例えば根本特殊化学株式会社製の商品名「ルミノーバ」(品番:N夜光BG−300)を用いることができる。但し、廊下又は通路に設ける蓄光式誘導標識の基準を規定した消防庁告示改正(平成18年3月29日改正)によると、JISZ8716の蛍光ランプにより照度200ルクスの外光を20分間照射し、その後20分経過した後における表示面が24ミリカンデラ/m2以上100ミリカンデラ/m2未満の平均輝度を有する必要がある。このため、本考案の敷設材10では上記蓄光式誘導標識の基準を満たすことができる蓄光性塗料を使用している。
さらに、透明基体11の裏面11b上に塗布された一般塗料と蓄光性塗料からなる着色層13は、着色層13に液体及び空気を通さない被覆層14で覆われている。被覆層14は例えば金属酸化物ガラスやステンレス板で形成すればよい。着色層13上にガラスコーティング処理やステンレス板の接着を行うことにより、ガラスやステンレスは水分や空気を透過しないので、耐水性が良好でない蓄光性塗料を水分から保護することが可能になる。ガラスコーティング剤には、例えば、常温でコーティング処理を行うことが可能な株式会社コスモテクノロジー社製のヒートレス・グラス・システム(登録商標)を用いることができる。
図2は、本実施形態の敷設材10を床面に設置する例を説明するための図である。
本実施形態の敷設材10は、トンネル避難通路、地下鉄駅構内、地下街などの床面に用いられる。図示した設置例は、床面に埋め込まれた現行の内照式誘導灯に適用する場合である。図2に示すように床面20に設けられた埋込穴に凹状の箱体21が埋め込まれている。箱体21の上端には枠22を支持する支持片23が設けられ、支持片23には枠22をネジ止めするネジ穴が形成されている。箱体21内には、蛍光灯24、この蛍光灯24を点灯させる電線(不図示)、停電時に蛍光灯24を点灯させるため蓄電池25などが収納されているとともに、蛍光灯24の上側に表示板26を載置するためのパッキン27がはめ込まれている。表示板26はアクリル樹脂透明板に非常口の絵柄や矢印などが印刷されたものである。パッキン27上に表示板26及び保護ガラス28がこの順番で載置される。保護ガラス28にパッキン29がはめ込まれ、パッキン29のリブ29aが枠22の内側から出るように枠22がパッキン29上に載置される。そして、支持片23に枠22がネジ30によって取り付けられている。以上のようにして現行の内照式誘導灯が床面に埋設されている。
このような床埋込型の誘導灯に本考案の敷設材10を適用する場合は、図2に示されるパッキン27,29間にセットできる形状に敷設材10を作製し、表示板26と保護ガラス28の両方を取り外して、作製した敷設材10に変えるだけでよい。この場合、箱体22内に収納された蛍光灯10や蓄電池26などの部品は不要になるので取り除いておく。さらには、全部品が除去された箱体22内のスペースをモルタルで埋めておいてもよい。このように本考案の敷設材10は現行の床埋込型誘導灯に簡単に適用できる。したがって、既に床埋込型誘導灯が存在する床面に対して敷設材10の工事費用が殆どかからない。
もちろん、上記のような設置例の他、敷設材10は、床面に対してセメント、接着剤、あるいは両面テープ等によって固定されてもよい。敷設材10が床面の上に突出してしまうのを避けたい場合には、敷設材10の縦横の大きさ・厚みと同じ寸法の窪みを床面に形成し、その窪み内に敷設材10を填め込むようにして設置すればよい。また、本考案の敷設材10は床面に限らず使用できる。例えば、壁埋込み型の誘導灯に適用してもよい。
図3は、本実施形態の敷設材に描かれる他の誘導標識の例を示す図である。本実施形態の敷設材10に描くことができる誘導標識12は、図1に示したものの他、図3に示すように誘導方向が一方向のものや、図示しないが、文字が無く誘導方向を示す矢印のみを表示したものなどがある。もちろん、敷設材10に描くことができる誘導標識は図1や図3に示したものに限られず、敷設材10を設置する場所に応じて適宜変更することができる。
次に、本実施形態の敷設材10の作用・効果について説明する。
地下鉄駅構内や地下街等において照明が点灯していて明るい普段の時に、通行人が、透明基体11の裏面に緑色で描かれた誘導標識12の絵柄や文字を視認することができる。一方、地下鉄駅構内や地下街等で停電が発生して通路が暗闇になった時は、透明基体11の裏面の蓄光性塗料が塗布されている領域(避難口であることを示すシンボルの地の部分と、避難の方向を示すシンボルと避難口であることを示す文字とを除いた背景部分)がりん光する。この結果、避難口であることを示すシンボル、避難の方向を示すシンボル、及び避難口であることを示す文字の部分とこれら以外の部分との間に明暗の差が生じ、避難者は暗闇の中でも誘導標識12を容易に視認することができる。
また、誘導標識12が描かれた透明基体11が青板ガラスと称される普通ガラスでなく高透過ガラスであるため、ガラス裏面に描かれた誘導標識12の色調がガラス板の表面側から見ても変わりにくい。つまり、青味がかった普通ガラスの裏面に誘導標識の文字や絵柄を所定の色調で印刷してガラス表面側から見ると、くすんだ色合いになり、ガラス裏面に描いた誘導標識12の色調が変わってしまう。誘導標識12の色はJIS(日本工業規格)より定められているため、ガラス表面側から視認する誘導標識12を普通ガラスの裏面に描いた場合はその色調の調整が難しい。これに対し、本考案では色味を帯びない高透過ガラスを用いているので、ガラスを通した誘導標識12の色再現性が普通ガラスに比べて非常に高く、上記のような問題が生じにくい。
また、敷設材10を床面に設置することにより、火災が発生して停電したときに、火災によって発生した煙が通路の上方に蔓延していても、避難者は床の誘導標識12を容易に発見することができる。さらに、避難者は火災によって発生した煙を吸わないよう屈んだ状態で誘導標識12を見ながら避難できるので、本実施形態の敷設材10によれば防災上の安全性を高めることができる。
さらに、本実施形態の敷設材10は裏面11b側に誘導標識12が描かれているので、床面に設置された場合、通行人が敷設材10を繰り返し踏んでも誘導標識12が摩滅することはない。そのため、本実施形態の敷設材10は、床面に設置して長期にわたって使用しても誘導標識12の表示機能が損なわれないので、頻繁に交換する必要がない。また、本実施形態の敷設材10は裏面11bに塗布された蓄光性塗料によってりん光するようになっているので、敷設材10の裏面側から照明を当てる照明器具及び、その電線用配管を床面内に埋設する必要がない。そのため敷設材10の設置費用やスペースを大幅に低減することができる。
また、裏面に一般塗料と蓄光性塗料を用いて誘導標識12が描かれた高透過ガラスは、前述したように、蓄光材料の蓄光に必要な紫外線の透過率が70%以上あり、同じ厚さで紫外線透過率が50%程度の普通ガラスと比べて非常に高い。このため、高透過ガラス裏面に塗布した蓄光性塗料の蓄光が短時間に行える。その上、高透過ガラスの可視光透過率は90%以上あり、同じ厚さで可視光透過率が85%程度の普通ガラスと比べて高い。このため、蓄光性塗料によるりん光輝度(光を当て消した後の輝度)が普通ガラスを通した場合よりも高くなる。このような光透過性能を持つので、省電力のために明るさを落としているような薄暗い所に設置されても、蓄光性塗料に効率良く紫外線を吸収し、停電時に十分なりん光輝度を生じさせることができる。なお、廊下又は通路に設ける蓄光式誘導標識の基準を規定した消防庁告示改正(平成18年3月29日改正)では、特例で、JISZ8716の蛍光ランプにより照度100ルクスの外光を20分間照射し、その後20分経過した後における表示面が150ミリカンデラ/m2以上の平均輝度があれば蓄光式誘導標識を設置できることになっている。したがって、上記のような光透過性能を持つ敷設材10は、省電力のために200ルクスの明るさがとれないような暗い場所でも使用可能になる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、誘導標識12のうち避難口や方向を示すシンボルと避難口であることを示す文字の部分を緑色の一般塗料で描き、避難口であることを示すシンボルの地の部分と、方向を示すシンボル及び避難口であることを示す文字を除いた背景部分とを淡い黄緑色の蓄光性塗料で彩色した例を示した。しかし、この配色に限らず、誘導標識12のうち避難口であることを示すシンボルの地の部分と方向を示すシンボルと避難口であることを示す文字の部分は蓄光性塗料で描き、避難口であることを示すシンボルと、方向を示すシンボル及び避難口であることを示す文字を除いた背景部分とを緑色の一般塗料で塗装した構成であってもよい。つまり、図1に示した実施形態の敷設材10では、消防庁より規定された、通路又は廊下に設ける誘導標識の色彩をとっているが、避難口に設ける誘導標識に求められる色彩をとることも可能である。
本考案の実施形態に係る誘導標識付き敷設材を示す図である。 図1に示した誘導標識付き敷設材を床面に設置する例を説明するための図である。 敷設材に付される他の誘導標識の例を示す図である。
符号の説明
10 誘導標識付き敷設材
11 透明基体(高透過ガラス)
11a 表面
11b 裏面
12 誘導標識
13 着色層
14 被覆層
20 床面
21 箱体
22 枠
23 支持片
24 蛍光灯
25 蓄電池
26 表示板
27,29 パッキン
28 保護ガラス
30 ネジ

Claims (5)

  1. 高透過ガラスと、該高透過ガラスの裏面に形成された着色層とを有し、
    前記着色層を用いて、誘導標識が前記高透過ガラスの表面側から視認できるように描かれた誘導標識付き敷設材。
  2. 前記着色層は、前記高透過ガラスの裏面に前記誘導標識を所定の色の一般塗料と蓄光性塗料で描くことで形成されている請求項1に記載の誘導標識付き敷設材。
  3. 前記着色層を覆うとともに前記着色層に液体及び空気を通さない被覆層をさらに有する請求項1又は2に記載の誘導標識付き敷設材。
  4. 高透過ガラスと、
    前記高透過ガラスの裏面に誘導標識を所定の色の一般塗料と蓄光性塗料で前記高透過ガラスの表面側から視認できるように描くことで形成された着色層と、
    前記着色層を覆うとともに前記着色層に液体及び空気を通さない被覆層と、
    を有する誘導標識付き敷設材。
  5. 前記高透過ガラスは紫外線透過率が70%以上で、かつ可視光透過率が90%以上である請求項1から4のいずれかに記載の誘導標識付き敷設材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013011712A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Nippon Dam Kk 蓄光式標識とその製造法
JP2021014320A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 東芝エレベータ株式会社 乗降板及びそれを用いた乗客コンベア

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