JP2008165337A - 洞道内における誘導灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を抑えることができ、また、光源を長寿命化してランニングコストの低減を図った軽量で薄型タイプの洞道内における誘導灯を提供する。
【解決手段】本発明に係る洞道内における誘導は、灯表面に非常時における誘導内容の文字やシンボルを描いた透光性を有する表示パネルと、該表示パネルに内装する薄板状の有機EL薄膜とを備えている。有機EL薄膜は、薄膜両端に陽極と陰極をつけた直流デバイスであり、ガラス基盤上に積層構造を採用して、電流密度を高めたことにより直流の低電圧駆動(3〜12V)で高輝度発光を得ることができるキャリア注入型有機EL薄膜を使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、洞道内である、例えば、高速道路のトンネル内や、地下鉄の駅構内、地下街等で火災が発生した時や地震が発生した時等の非常時もしくは停電時において、人を安全な場所に誘導して非難させる際に、避難路を指示して避難経路に誘導するための洞道内における誘導灯に関するものである。
従来から、火災発生時等の非常時に、洞道内の人に必要な情報を伝達する手段は消防法に準ずる当社社内規定で定められており、この手段として、人を避難経路に誘導する非常口誘導灯が使用されている。
この非常口誘導灯は、図4に示すように、例えば、緑と白の2色を用いて人が避難するマークを表した、例えば、アクリル製等の合成樹脂製によるコ字枠状の筐体11の内部に、例えば、FL10W等の蛍光灯等の光源12を設け、充電回路、点灯回路、COM、接地等の回路構成部13と交流電源14に接続されている。
また、従来における非常口誘導灯としては、特許文献1に開示されているように、
通常時は誘導灯ユニットが蛍光ランプを点灯させ、非常時には誘導灯ユニットが蛍光ランプを点灯させると共に、点滅灯ユニットがキセノンランプを点滅させるものとし、キセノンランプが点滅する非常時にあっては、リレーの常閉接点が開離して誘導灯ユニットと点滅灯ユニットとの接続を切断することで、キセノンランプを高周波点灯させることによる誘導ノイズが第一の電路、第二の電路を介して誘導灯ユニットに悪影響を与えることがないようにし、また、蛍光ランプを点灯させることによる誘導ノイズが点滅灯ユニットに悪影響を与えることがないようにした避難誘導灯等が存在する。
さらに、特許文献2に開示されているように、表示用の発光体と、該表示用発光体を点灯させるための点灯回路と、該点灯回路に電力を供給するためのバッテリとを備えて誘導灯ユニットを形成し、表面パネルと、非常時等における誘導内容の文字やシンボルが描かれた乳白色のアクリル板の表示プレートと、点検用ユニットと、前記誘導灯ユニットと、これらを接続する基板を箱体内部に有した配線コネクトボックスとを備えてなる非常誘導灯パネル等が存在する。
特開2000−223283号公報 特開平9−231818号公報
しかしながら、従来から使用されている洞道内の非常口誘導灯は、24時間点灯しているため、頻繁に球切れとなる。例えば、蛍光管10Wの寿命は、約6千時間(8.3ヶ月)という非常に短いものであった。
また、従来の非常口誘導灯は、蛍光管であるため、例えば、蛍光管の取替作業において、当該非常用誘導灯が高い位置に取り付けられているので、蛍光管の取替作業が高所における作業となり、危険を伴っていた。
また、従来のような蛍光管の使用では、消費電力が大きい(新宿支社受持区域内では、1ヶ月当たり29,808円である)ため、維持経費が嵩んでいた。
さらに、消費電力が比較的大きいことから、非常口誘導灯自体が高温となり易く、経年劣化した場合においては、火災になりかねないものとなっていた。
また、特許文献1においては、蛍光ランプとキセノンランプとを併用したものであるため、設置スペースが大きくなると同時に、全体の重量も大きくなる。
しかも、両ランプの交換等のメンテナンスにおいても、かなりの費用と労働力を要する。
さらに、特許文献2においては、表面パネルと、表示プレートと、点検用ユニットと、誘導灯ユニットと、これらを接続する基板を箱体内部に有した配線コネクトボックスとを備えてなるので、特許文献1と同様に、設置スペースが大きくなると同時に、全体の重量も大きくなる。
しかも、両ランプの交換等のメンテナンスにおいても、かなりの費用と労働力を要するという問題点を有していた。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、消費電力を抑えることができ、また、光源を長寿命化してランニングコストの低減を図った軽量で薄型タイプの洞道内における誘導灯を提供することを目的とする。
本発明に係る洞道内における誘導灯は、表面に非常時における誘導内容の文字やシンボルが描かれている透光性を有する表示パネルと、該表示パネルに内装される薄板状の有機EL薄膜とを備えたことで、上述した課題を解決した。
また、有機EL薄膜は、外部からキャリアとして電子または正孔を注入し、これらが蛍光体中で再結合する際に発光する現象を利用した薄膜であることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、表示パネルは、薄型の矩形パネル状に形成した透光性を有するポリカーボネイト製板材の2枚を、有機EL薄膜を挿入可能とするスリット部を介して、前後に合致させた状態で形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、表示パネルは、薄板状の有機EL薄膜を挿入するための薄型収容部を備え、薄型収容部の開口側に形成されたフランジ部に、薄型収容部内に収容された有機EL薄膜に接続されるモールドコネクターがゴムパッキンを介して固定されていることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、表示パネルは、上側に開口部を有することで、同じく上述した課題を解決した。
また、表示パネルは、小型バッテリーを内蔵した埋込誘導コイルを用いた透明ガラス製の密封型ケースにより形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
本発明に係る洞道内における誘導灯は、表面に非常時における誘導内容の文字やシンボルが描かれている透光性を有する表示パネルと、該表示パネルに内装される薄板状の有機EL薄膜とを備えたことにより、点灯時における消費電力量を低減することができる。また、有機EL薄膜を使用することで、光源を長寿命化し、ランニングコストの低減を図ることができる。
例えば、新宿支社受持区域内において、現状では、2円/10h×24h×30日×270灯=29,808円/月であって、年間においておよそ360,000円の費用が必要であった。
しかし、有機EL薄膜では、その消費電力が、従来の蛍光管の1/3程度であるため、年間においておよそ120,000円の費用で足りることとなり、およそ240,000円程度の費用を削減することができる。
また、本発明に係る洞道内における誘導灯により、誘導灯の発光源の取替費用を削減することができる。すなわち、従来の蛍光管の寿命は、有機EL薄膜の寿命よりも短いことから、本発明に係る洞道内における誘導灯により、球切れ時の補修費用の低減が見込まれる。
例えば、蛍光管の取替費用としては、作業員の手の届く箇所においては、点検時に合わせて蛍光管を取替えるのであるが、材料費のみでも500円程度かかる。また、作業員の手が届かない箇所においては、個別設計(足場等)にて蛍光管を取替えるのであるが、これを実施すると、約30千円〜70千円程度の費用がかかる。本発明に係る洞道内は、有機EL薄膜を使用することにより、これらの費用を大幅に削減することができる。
また、本発明に係る洞道内における誘導灯により、高所作業頻度を低減することができる。すなわち、蛍光管の寿命よりも有機EL薄膜の寿命が長いため、球切れ時の取替作業頻度(高所作業)が軽減できるのである。
例えば、蛍光管10Wの寿命は、約6,000時間=8.3ヶ月であり、取替頻度が8.3ヶ月に1回行う必要があるのに対し、有機EL薄膜の寿命は、約70.000時間=約8年であるため、取替頻度は8年に1回行うだけで済むのである。また、輝度を調節すれば(電圧を下げれば)、有機EL薄膜の寿命をさらに延ばすことが可能である(10年以上も可能)。
さらに、本発明に用いる有機EL薄膜は、無公害である。すなわち、従来の蛍光管に比べて水銀等を含まないため、紫外線等を放出しないのである。また、近い将来において、水銀含有製品の利用が規制された場合であってても、これに対応可能である。加えて、全体の構造が簡単であるため、衝撃を受けた際であっても、粉末や液体等が流出する危険性が無い。また、脱水銀により、企業イメージのアップを期待できる。
この他、本発明に用いる有機EL薄膜は、極薄・軽量である。すなわち、薄膜本体の厚さが2.2mm、重量が約100g(4インチ相当)と軽量なため、その取り外しや運搬が容易となり、例えば、工事中の臨時非常口の表示灯として利用が可能である。これに加えて、電源装置の小型化も同時に図れる。また、パネル自体が薄いため、通路部(床面)に設置可能となり、避難時に有効なものとなる。
また、本発明に用いる有機EL薄膜は、熱放散が蛍光管と比較し少ないため、トンネル内の温度上昇を抑えることができる。
さらに、表示パネルを替えれば、別の案内表示にも利用することができる。例えば、有機EL薄膜をバックライトとし、表示パネルを替えるだけで様々な表示板として転用が可能である。
また、本発明に用いる有機EL薄膜は、自由な形(例えば円形、矩形、三角形等)に出来るため、例えば、誘導表示方法の新たな提案として、矢印型等に成形することも可能である。さらに、どのような場所においても有機EL薄膜を取り付けることができ、取付箇所が制限されることが無い。
加えて、本発明に用いる有機EL薄膜は、輝度ムラ(影等)が無い。すなわち、有機EL薄膜自体は、面発光であるため、輝度ムラ(影等)がなく、鮮明な誘導表示が可能である。
また、本発明に用いる有機EL薄膜は、大型化が可能である。例えば、誘導表示方法の新たな提案として、ドアサイズ等に成形することも可能である。
この他、本発明に用いる有機EL薄膜は、洞道用の照明器具として利用することができる。すなわち、誘導灯と照明器具との両方の機能を有することにより、照明灯数を削減できる。例えば、照明用として利用された場合、洞道躯体の縮小化が可能となる。しかも、狭隘な設備(キューピクル内等)への照明設備として利用することができる。
また、誘導灯以外への利用も可能である。例えば、昇降設備(手すり等)への組込により安全度が向上する。あるいは、有機EL薄膜を縮小して油槽油面計等のように成形することで、懐中電灯で照らさなければ点検出来ない様な設備へ利用することができる。
さらに、有機EL薄膜を夜間用安全チョッキへ組込んで利用したり、道路交通標識へ利用することができる。また、有機EL薄膜を夜間工事用の各種表示板へ組込んで利用したり、道路用カラーコーンへ組込んで利用することができる。あるいは、有機EL薄膜を各種展示物へのライトアップ(床面から)用として利用したり、謄写版として利用することができる。また、掃除機の先端ノズルへの適用(暗い箇所での掃除用)も可能である。
加えて、プレゼント等の光るカード等として有機EL薄膜を利用したり、光る絵本として利用することができる。また、有機EL薄膜を自転車の反射板として利用したり、壁掛け用時計のバックライトとして利用することができる。さらに、有機EL薄膜をキャンプ用テント内照明として利用(テントへ取付けそのまま梱包)したり、街路照明(電柱・ビル壁等への取付による街路灯)等として利用することができる。また、有機EL薄膜を階段墜落防止用照明(階段段差部に取付)として利用したり、風呂タブ(風呂タブの全面輝きによる癒しの空間の創造)に使用することもできる。
この他、有機EL薄膜は、両端に陽極と陰極をつけた直流デバイスである。薄膜は積層構造であり、電流密度を高めたことにより直流の低電圧駆動(3〜12V)で高輝度発光を得ることが出来るため、点灯して明るさを維持する時間が、約6万時間〜10万時間(約7年〜11年)程度となり、光源の長寿命化を実現している。そして、輝度を調節すれば(電圧を下げれば)、有機EL薄膜の寿命をさらに延ばすことが可能である(10年以上も可能)。
また、光源の寿命内においては、点灯状態と消灯状態を適宜選択して使用することもできる。
さらに、有機EL薄膜は、使用電源が約3Wを要するのみで連続点灯が可能となる。
また、有機EL薄膜自体の重量は、約100g(4インチ相当)と軽量であり、しかも、薄型サイズで場所を取らないため、高所における取付作業が非常に簡単である。
加えて、表示パネルは、薄型矩形パネル状に形成した透光性を有するポリカーボネイト製板材の2枚を、有機EL薄膜を挿入可能とするスリット部を介して、前後に合致させた状態で形成されているので、表示パネルへの有機EL薄膜の組付けと、その交換が非常に簡単である。
また、表示パネルは、薄板状の有機EL薄膜を挿入するための薄型収容部を備え、薄型収容部の開口側に形成されたフランジ部に、薄型収容部内に収容された有機EL薄膜に接続されるモールドコネクターがゴムパッキンを介して固定されているので、表示パネルの防水性を確実に保持することができる。
この他、表示パネルは、上側に開口部を有するので、有機EL薄膜の出し入れが容易である。
また、表示パネルは、小型バッテリーを内蔵した埋込誘導コイルを用いた透明ガラス製の密封型ケースにより形成されている点においても、表示パネルの防水性を確実に保持することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る洞道内における誘導灯1は、図1に示すように、透光性を有する薄型の矩形パネル状の表示パネル2と、該表示パネル2に内装される有機EL薄膜3とから概ね構成されている。この有機EL薄膜3は、キャリア注入型有機EL薄膜を意味している。
表示パネル2は、例えば、横幅員が約400mm、縦幅員が約150mm程度の薄型の矩形パネル状に形成した透光性を有するポリカーボネイト製板材の2枚を、スリット部4を介して前後に合致させた状態で形成されている。
この前後の表示パネル2間のスリット部4に、図1に示すように、有機EL薄膜3が下側から挿入される。尚、有機EL薄膜3の挿入の方向は、表示パネル2の上側から、または、横側からのいずれであっても差し支えない。
また、前後の表示パネル2の周縁部分同士を、不図示の締結部材によって固定している。
そして、表示パネル2の表面には、非常時等における誘導内容の文字やシンボル等が各色の背景をもって描かれている。例えば、図1に示すように、緑と白の2色によって人が避難するマーク等が描かれている。
このように形成された表示パネル2は、避難経路の天井や、非常ドアの開口部における上壁面側等に、不図示の取付治具を介して取り付けられるものである。
そして、この有機EL薄膜3の透明電極には、インバータ5が接続され、該インバータ5には既設の非常用バッテリー6が接続されている。例えば、100Vの商用交流電源をインバータ5に内蔵されたトランス7で降圧してからダイオードブリッジ等により直流に整流して、透明電極に印加されることで、有機EL薄膜3が発光するものである。
この有機EL薄膜3の寿命は、約6万時間〜10万時間(約7年〜11年)程度であり、自由な形に製作して使用することができる。
特に、有機EL薄膜3は、使用電源が約3Wを要するのみで連続点灯が可能であるが、停電時においてだけ、非常用バッテリー6の切替によって点灯できるようにしている。
また、有機EL薄膜3の重量は、約100g(4インチ相当)で軽量であるため、高所における取付作業が非常に簡単である。
次に、以上のように構成された洞道内における誘導灯1について、使用・組立の一例を説明する。
先ず、図1に示すように、表示パネル2間のスリット部4に、有機EL薄膜3を挿入して表示パネル2間に配置する。
この状態で、前後の表示パネル2の周縁部分同士を、不図示の締結部材によって固定する。
この表示パネル2を、避難経路の天井や、非常ドアの開口部における上壁面側等に、不図示の取付治具を介して取り付ける。
そして、有機EL薄膜3の透明電極にインバータ5が接続され、該インバータ5に既設の非常用バッテリー6が接続される。これらのインバータ5、非常用バッテリー6のそれぞれは、ケーブルを介して、避難経路や、非常ドアの近傍の所定位置に配置して固定される。
有機EL薄膜3は、100Vの商用交流電源によって常時点灯状態とされる。
あるいは、災害発生時における停電の際に、非常用バッテリー6の切替によって有機EL薄膜3が作動する。
このとき、非常用バッテリー6より直接透明電極に印加されることで、有機EL薄膜3の全面が発光する。
これによって、表示パネル2の全体が高輝度な点灯状態となり、人を安全な場所に非難誘導するための避難路を指示して、避難経路に誘導させるのである。
一方、図2(a)(b)(c)には、本発明に係る洞道内における誘導灯1の防水方式による具体的な構成が示されている。
この誘導灯1は、前後が透光面となった、例えば、ポリカーボネイト製の薄型矩形パネル状の表示パネル2の内部に、有機EL薄膜3を挿入するためのスリット状の薄型収容部11を備えている。また、この表示パネル2は、上部に開口部を有している。
そして、薄型収容部11の開口側には、前後左右に幅広となるフランジ部12を形成してあり、当該フランジ部12の幅員と同じ矩形板状のモールドコネクター13が、ループ状のゴムパッキン14を介して載せられている。このモールドコネクター13は、薄型収容部11内に収容された有機EL薄膜3の透明電極3cに接続されている。また、モールドコネクター13の上側をカバー板15で押さえ付けてから、フランジ部12の下側からモールドコネクター13を介して、カバー板15に止めネジ16で固定されるようにしている。こうして、薄型収容部11は、ゴムパッキン14を介してのモールドコネクター13による閉塞によって、完全防水が保障されている。
また、図3(a)(b)には、本発明に係る洞道内における誘導灯1の他の防水方式による具体的な構成が示されている。
すなわち、表示パネル2は、断面略T字形状を呈する透明ガラス製の密封型ケースとなっており、該表示パネル2内に有機EL薄膜3が密封状に封じ込められている。そして、外気等と完全遮断(完全防水)されているため、輝度を調節すれば(電圧を下げれば)、有機EL薄膜3の寿命を延ばすことが可能である(10年以上も可能)。
そして、表示パネル2の内部上側には、9Vの小型バッテリー17が内蔵され、この小型バッテリー17に隣接して埋込誘導コイル18が付設されている。このように、密封型ケース状の表示パネル2内に小型バッテリー17が内蔵されているため、従来使用の外付け大型バッテリーが省略可能となり、これによってコードレス化されることでその持ち運びも容易となる。
本発明に係る洞道内における誘導灯は、高速道路のトンネル内や、地下鉄の駅構内、地下街以外の、例えば、オフィスビルや公共施設等の場所における火災発生時や地震発生時等の非常時もしくは停電時において、人を安全な場所に非難誘導する際に避難路を指示して避難経路に誘導するための誘導灯として、幅広く利用することができる。
表示パネルへの有機EL薄膜の組み付け状態を示す斜視図である。 誘導灯の他の具体的な構成を示すもので、(a)は分解斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 誘導灯の他の具体的な構成を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来例における非常口誘導灯の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…誘導灯
2…表示パネル
3…有機EL薄膜
4…スリット部
5…インバータ
6…非常用バッテリー
7…トランス
11…薄型収容部
12…フランジ部
13…モールドコネクター
14…ゴムパッキン
15…カバー板
16…止めネジ
17…小型バッテリー
18…埋込誘導コイル

Claims (6)

  1. 表面に非常時における誘導内容の文字やシンボルが描かれている透光性を有する表示パネルと、該表示パネルに内装される薄板状の有機EL薄膜とを備えたことを特徴とする洞道内における誘導灯。
  2. 有機EL薄膜は、外部からキャリアとして電子または正孔を注入し、これらが蛍光体中で再結合する際に発光する現象を利用した薄膜である請求項1に記載の洞道内における誘導灯。
  3. 表示パネルは、薄型の矩形パネル状に形成した透光性を有するポリカーボネイト製板材の2枚を、有機EL薄膜を挿入可能とするスリット部を介して、前後に合致させた状態で形成されている請求項1に記載の洞道内における誘導灯。
  4. 表示パネルは、薄板状の有機EL薄膜を挿入するための薄型収容部を備え、薄型収容部の開口側に形成されたフランジ部に、薄型収容部内に収容された有機EL薄膜に接続されるモールドコネクターがゴムパッキンを介して固定されている請求項1に記載の洞道内における誘導灯。
  5. 表示パネルは、上側に開口部を有する請求項4に記載の洞道内における誘導灯。
  6. 表示パネルは、小型バッテリーを内蔵した埋込誘導コイルを用いた透明ガラス製の密封型ケースにより形成されている請求項1に記載の洞道内における誘導灯。
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