JP5160917B2 - 表示構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、看板、標識、案内板に関するものである。本発明を詳しく述べるならば、駅舎内、地下街通路、地下街店舗、ビル街、ビル街店舗、施設のフロントロビー、公園、遊園地、観光地など、大勢が利用する場所に設置される、防災(セキュリティ)機能、及びビジュアル表示機能を有する視覚効果に優れた看板、標識、案内板等用途に用いられる表示構造体であって、また、これらの連続表示に掛かる消費電力が極めて少ないにも関わらず、長時間の視覚表示認識性に優れた表示構造体システムと、その表示方法とに関する。
駅舎内、地下街通路、地下街店舗、ビル街舗道、ビル街店舗、施設のフロントロビー、公園、遊園地、観光地など、屋内外において大小様々な形態の看板、標識、案内板等が随所に多数設置されている。これらの場所で夜間閉鎖される場所や施設では特別な理由が存在しない限り、看板、標識、案内板等の夜間表示をする必要がないものであるが、一方、夜間にも人が行き交う場所や施設では照明環境が昼並に整っており、また夜間に立ち入り頻度の少ない場所や施設においても、防犯対策や緊急避難経路確保などの安全対策上の配慮からある程度の照明が設置されている。特に近年は都市部の施設では、周囲の夜間照明を兼ねた広告看板も多く設置されている。これらの看板照明は形態によっても異なるが、直接照明、間接照明、内部照明のいずれか、またはこれらの併用である。
ところで昨今、地球温暖化の原因が二酸化炭素などの温室効果ガスの大量排出によるものと特定され、最近では世界規模で二酸化炭素排出量削減の目標水準を掲げ、そのための具体的取り組みが各国で検討されている。その1つとして、化石燃料(石油)の使用量を削減すること、すなわち化石燃料の燃焼が二酸化炭素生成の直接的因果関係として位置付られることから、化石燃料の使用量を減らすこと自体が効果的に二酸化炭素放出量を削減できる手段と試算されているのである。特に電気エネルギーは主に化石燃料の燃焼によって発電がなされていることから、根源的に電気使用量を減らすことが化石燃料の消費量を減らすことに繋がり、それが結果的に二酸化炭素排出量の削減(電気1KWHあたり二酸化炭素0.36kgの削減試算)に連動しているのである。それ故、これ以上二酸化炭素のような温室効果ガスを増やさないために容易に取り組める事柄として、企業や一般家庭単位での節電が呼び掛けられている。これらは具体的に、エアコンの冷暖房温度設定に制限を設けたり、トイレや倉庫などの照明をセンサー点灯に切り替えることなどである。また一方、家電メーカーでは、より電力消費量の少ない経済的な電化製品の設計に取り組んでいる。
このような社会環境の中で、夜間にも常時照明される広告看板の存在は、それ自体による照明が、防犯対策や安全対策としての効果に波及するものと認識されているにしても、人の居ない施設においては実質的に無駄な電力消費も少なくない。このため特に非常時の避難誘導や突然の広域停電においてのパニック防止の役割を果たす防災標識類に関しては、発光輝度が高く、しかも長時間の発光が可能な蓄光顔料(夜光顔料)を文字表示や絵柄表示に応用した電力不要の標識・誘導プレートが日常生活環境において多用されており、これらは通路や階段の足元目線の位置に点在するように設置されている。これらの標識・誘導プレートは景観調和のために過度に目立たない配慮がなされており、それ故、葉書や封筒程度のサイズで用いられたり、あるいは目印としての要所ごとの使用が多いものである。
また一方で、看板や標識案内板に蓄光顔料を使用することで夜間表示に掛かる電気消費量を削減する提案が行われている。例えば、特開平8−30215号公報(特許文献1)には、タイマースイッチで光エネルギーを供給し、文字、図形、模様等を間欠的に蓄光発光させるディスプレイ装置とその方法が開示されている。また、特開平9−146482号公報(特許文献2)には、残光性蛍光体で表示パターンが形成された透明導光板と、この端部に間欠的に電池光源をタイマー点灯することで停電時にも表示パターンを低消費電力によって長時間表示可能な標識案内板が開示されている。特許文献1のディスプレイ装置や特許文献2の標識案内板では、照明の無い暗闇時間には蓄光発光によって文字、図形、模様等の表示を光と陰によるコントラスト表示で行い、蓄光発光輝度の減衰のタイミングで光源を蓄光顔料(残光性蛍光体)に補給することで文字、図形、模様等の表示輝度を回復させようとするものである。確かにこれらのディスプレイ装置や標識案内板では、長時間の発光型の蓄光顔料(残光性蛍光体)を用いることによって、例えば2時間に10分間の光源点灯(特許文献1)、あるいは1時間に10秒間(特許文献2)の点灯により、暗闇の中で長時間、文字、図形、模様等の表示を可能とするものであるが、これらの光と陰によるコントラスト表示方法では蓄光顔料(残光性蛍光体)を含んで構成された文字、図形、模様の外形表示しかなされず、蓄光顔料(残光性蛍光体)を含まない部分は陰による外形表示しか出来ないものであった。従って蓄光発光による長時間ディスプレイがより鮮明に実行でき、尚且つ、夜間や暗闇環境において、蓄光顔料(残光性蛍光体)を含まない、文字、図形、模様などの表示部に対しても、それらの表示と識別が十分可能である看板や標識案内板等はまだ存在していなかったのである。
特開平8−30215号公報 特開平9−146482号公報
本発明は、屋内外に設置される看板、標識、案内板等の、夜間や暗闇の環境での終夜表示において、連続表示にも関わらず消費電力の少ない省エネ型で、それでいて美麗なビジュアル表示が可能で、しかも昼間や照明時と遜色のない情報(文字、図形、模様など)が長時間表示できる表示構造体システムの提供をしようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明では、合成樹脂シート(繊維布帛を芯材として含み、その片面以上に熱可塑性樹脂層を有してなるシート状積層体)を基材として含み、この基材の少なくとも1面以上に蛍光増白有機化合物を含む蓄光発光性材料含有層を設け、さらに、この蓄光発光性材料含有層上の一部分に設けられた視覚表示層を有する多層構造体において、蓄光発光性材料含有層の一部、及び視覚表示層の表面に、紫外線吸収剤を含む耐候保護層を設け、さらにタイマー機能付きブラックライト照明装置を附帯させることによって、連続表示に掛かる消費電力が極めて少ないにも関わらず、長時間に渡り視覚表示層全域を明瞭に表示させることができる表示構造体システムが得られることを見出して本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明の表示構造体は、繊維布帛を芯材として含み、その片面以上に熱可塑性樹脂層を有する合成樹脂シートを基材として含み、この基材の少なくとも1面以上に設けられた蓄光発光性材料含有層と、さらに、この蓄光発光性材料含有層上の一部分に設けられた視覚表示層を有する多層構造体であって、前記蓄光発光性材料含有層が蛍光増白有機化合物を含有し、かつ、前記蓄光発光性材料含有層の一部、及び前記視覚表示層の表面に、紫外線吸収剤を含む耐候保護層が設けられていて、そして更に前記多層構造体がタイマー機能付きブラックライト照明装置を附帯していることが好ましい。本発明の表示構造体は、前記ブラックライト照明装置が、前記多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明であることが好ましい。本発明の表示構造体は、前記ブラックライト照明装置が、前記多層構造体の内側に装備されたバックライト照明であることが好ましい。本発明の表示構造体は、前記ブラックライト照明装置が、前記多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明と、さらに内側に装備されたバックライト照明との併用であることが好ましい。本発明の表示構造体は、前記視覚表示層が、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、転写印刷、カッティングシート貼付、筆書き、のいずれか1種以上によって形成されていることが好ましい。本発明の表示構造体は、前記蓄光発光性材料含有層が、蓄光発光性材料を含む熱可塑性樹脂組成物からなる、塗工膜、シート、またはフィルムであることが好ましい。本発明の表示構造体の表示方法は、繊維布帛を芯材として含み、その片面以上に熱可塑性樹脂層を有する合成樹脂シートを基材として含み、この基材の少なくとも1面以上に設けられた蓄光発光性材料含有層と、さらに、この蓄光発光性材料含有層上の一部分に設けられた視覚表示層を有する多層構造体であって、前記蓄光発光性材料含有層が蛍光増白有機化合物を含有し、そして更に前記多層構造体がタイマー機能付きブラックライト照明装置を附帯する表示構造体において、照明の点灯と消灯をタイマー作動により繰り返し、点灯時においては前記視覚表示層を電気光源により表示させ、また消灯時においては前記視覚表示層を前記蓄光発光性材料含有層の自己発光によって表示させることによる表示を連続して交互に行うことが好ましい。本発明の表示構造体の表示方法は、前記ブラックライト照明装置が、前記多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明であることが好ましい。本発明の表示構造体の表示方法は、前記ブラックライト照明装置が、前記多層構造体の内側に装備されたバックライト照明であることが好ましい。本発明の表示構造体の表示方法は、前記ブラックライト照明装置が、前記多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明と、さらに内側に装備されたバックライト照明との併用であることが好ましい。
本発明の表示構造体(システム)によれば、定期的な照明電源のON/OFFによって交互にディスプレイ表示態様を刻々と変化させることができ、しかも、これらの連続表示に掛かる消費電力が極めて少ないにも関わらず、長時間に渡りディスプレイを鮮明に表示可能で、尚且つ、暗闇や夜間環境において、昼間、もしくは照明使用環境時の表示も同時に可能な表示構造体システム(方法)を提供することができるので、本発明の表示構造体(システム)を、駅舎内、地下街通路、地下街店舗、ビル街、ビル街店舗、施設のフロントロビー、公園、遊園地、観光地などにおいて、看板、標識、案内板等として設置することによって、防災機能、セキュリティ機能、ビジュアル表示機能を具備しながら、夜間連続表示にも関わらず、電力の省エネ効果が得られ、更にその結果として電気1KWH削減あたり二酸化炭素0.36kgの削減の試算に基づく二酸化炭素排出量削減の寄与効果が期待できるものである。
本発明の表示構造体は、繊維布帛を芯材として含み、その片面以上に熱可塑性樹脂層を有するシート状積層体である合成樹脂シートを基材として含み、この基材の片面、または両面上に蓄光発光性材料含有層(蛍光増白有機化合物含有)を設け、かつ、蓄光発光性材料含有層の一部、及び視覚表示層の表面に、紫外線吸収剤を含む耐候保護層が設けられていて、さらに、この蓄光発光性材料含有層上の一部分に視覚表示層を設けてなる多層構造体に、タイマー機能付きブラックライト照明装置を附帯させたものである。
また、本発明の表示構造体に用いる基材としての合成樹脂シートは、繊維布帛を芯材として含み、その片面もしくは両面に熱可塑性樹脂層を有してなるシート状積層体である。これらは具体的に、繊維織布、繊維編布、不織布などの繊維布帛を芯材として、その片面もしくはその両面に、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、フッ素系共重合樹脂などの熱可塑性樹脂から得られたフィルム、またはシートを積層したものである。これらの熱可塑性樹脂のフィルム、またはシートの厚さは、0.1〜2.0mm、好ましくは0.2〜1.0mmである。また繊維布帛は、ポリエステル繊維(ポリエチレンテレフタレート繊維)、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ガラス繊維などのモノフィラメント糸条、もしくはマルチフィラメント糸条を用いることができ、これらの糸条は250〜1000デニールであり、これら糸条の交絡によって得られる、粗目、目抜け、非目抜け組織の織布、または編布である。本発明において最も好ましい例は、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)繊維織布(目抜け平織)を芯材として、この両面に0.2〜0.5mmの軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム、またはシートを接着剤、または熱ラミネートの手段によって積層して得られる厚さ0.5〜2.0mmのターポリン膜材を用いることができる。この軟質ポリ塩化ビニル樹脂シートには、顔料、安定剤、充填材、難燃材、耐候安定剤等、公知のPVC用配合剤を任意で添加することができる。本発明の表示構造体の態様の1つとして、内側照明によって視覚表示層を行燈表示する場合には、上記基材の光透過度はJIS規格 Z8722試験法にて25〜90%、好ましくは50〜75%である。光透過度が25%未満だと暗闇環境で行燈表示する表示やメッセージ等が不鮮明となることがある。
本発明の表示構造体において、蓄光発光性材料含有層は、上記の繊維織布を芯材として、この両面に熱可塑性樹脂シートを積層したターポリン膜材の片面上、もしくは両面上に積層して設けることができる。また本発明の表示構造体において、蓄光発光性材料含有層は、上記の繊維織布を芯材として、この片面に熱可塑性樹脂シートを積層した膜材のもう一方の面上に蓄光発光性材料含有層を積層して設けることができる。これらの蓄光発光性材料含有層は、蓄光発光性材料を含有する熱可塑樹脂からなる厚さ、0.01〜2.0mm、好ましくは0.05〜0.5mmの、フィルム、シート、または熱可塑樹脂溶液からなるコーティング組成物による塗工膜(固化物・硬化物)である。熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、フッ素系共重合樹脂などである。蓄光発光性材料含有層に含む蓄光発光性材料は20〜60質量%であり、蓄光発光性材料含有層の厚さ設定に応じて、単位面積中に含む蓄光発光性材料の濃度を、薄い膜に対しては高濃度に、厚い膜に対してはやや低い濃度として調整すればよい。
蓄光発光性材料としては公知の蓄光性夜光体(蓄光顔料・夜光顔料)粒子で、緑系の燐光発光色タイプ、青系の燐光発光色タイプの粒子が使用できる。青系の燐光発光色タイプとしては、二価金属アルミン酸塩(例えば、アルミン酸ストロンチウム)の母体結晶に、希土類元素を賦活剤として二価の金属に対し、0.001〜10モル%加えた粒子である。二価の金属としては、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛などであり、希土類元素としてはセリウム、プラセオジム、ネオジム、サマルウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムなどであり、具体的には、SrAl:Eu,Dy、SrAl1425:Eu,Dy、CaAl:Eu,Nd、SrAl141425:Eu,Dy等を例示できるが、特に酸化アルミナストロンチウム(SrAl:Eu,Dy)系の蓄光性夜光体粒子が好ましい。また、硫化カルシウム/ビスマス系[CaS:Bi(紫青色発光)]、硫化カルシウム・ストロンチウム/ビスマス系[CaSrS:Bi(青色発光)]、硫化亜鉛/銅系[ZnS:Cu(緑色発光)]、硫化亜鉛・カドミウム/銅系[ZnCdS:Cu(黄色〜橙色発光)]等の硫化物系蓄光性蛍光体も使用することができる。
また、本発明の表示構造体において、蓄光発光性材料含有層には蓄光発光性材料含有層の発光輝度をより高くするために、蛍光増白有機化合物を併用して含有することが好ましい。蓄光発光性材料に蛍光増白有機化合物を組み合わせることによって相乗的に発光輝度を高くすることが可能となる。蛍光増白有機化合物は、近紫外側に吸収を持ち、紫青〜青色(波長:400〜450nm)の蛍光を発する無色〜淡黄色の有機化合物であり、これらは例えば、2,5’−ビス[(5−tert−ブチルベンゾオキサゾリル(2))チオフェン、4,4’−ビス(ベンズオキサゾール−2−イル)スチルベン等のベンズオキサゾール誘導体、1,3−ジアリル−ピラゾリン等のピラゾリン誘導体、4,4’−ジアミノ−2,2’−スチルベンジスルホン酸等のスチルベンジスルホン酸誘導体、スチリルビフェニレン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、トリアゾール誘導体、カルバゾール誘導体、ピリジン誘導体、クマリン誘導体、ナフタル酸誘導体、ヒドロキノリノン誘導体、イミダゾロン誘導体、スピロ化合物誘導体、複素環式化合物置換ピレン誘導体等であるが、特にベンズオキサゾール誘導体が蓄光発光の相乗効果に優れ好ましい。本発明において、蓄光発光性材料含有層中に含む蛍光増白化合物量は0.01〜1質量%、特に0.05〜0.3質量%である。0.01質量%を下回ると効果的な蓄光発光輝度向上が得られず、また1重量%を超えると、蛍光増白有機化合物のブリード現象を生じ、表示構造体の表面外観が曇ることがある。
本発明の表示構造体において、視覚表示層は、絵画、イラスト、写真、文字、記号など表示科目に特に限定は無く、これらは上述の蓄光発光性材料含有層の上に、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、転写印刷、カッティングシート貼付、筆書き、のいずれか1種以上の手段によって形成されるものであるが、本発明の表示構造体においては特にコンピューターで処理された画像データの出力によるインクジェット印刷やカッティングシート貼付が好適である。蓄光発光表示に鮮明なコントラストを付与するためには、蓄光発光性材料含有層上に施す視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)の合計面積を5〜70%、好ましくは10〜50%、更に好ましくは15〜40%とすることが必要である。すなわち蓄光発光性材料含有層の露出部の合計面積を、30〜95%、好ましくは50〜90%、更に好ましくは60〜85%とするデザインが好ましい。
本発明の表示構造体において、蓄光発光性材料含有層の一部、及び視覚表示層の表面に、耐候保護層が設けられていることが美観持続性、すなわち汚れ防止の観点において好ましい。耐候保護層とは、視覚表示層の色褪せを抑制する効果と、視覚表示層の煤塵汚れ付着を抑制する効果を本発明の表示構造体に附帯させるものであり、この耐候保護層は、透明性を有する塗膜、もしくは透視性を有するフィルムの積層によって形成される。透明性を有する塗膜、及び透視性を有するフィルムには、視覚表示層の色褪せ抑制効果を向上させるために、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤など公知の紫外線吸収剤を少なくとも含み、更に公知のヒンダードアミン系光安定剤を併用し、更に必要に応じて公知の酸化防止剤を用いることができ、これらの総添加量は耐候保護層に対して0.05〜5質量%が好適である。耐候保護層は具体的に、アクリル樹脂、アクリル−シリコン共重合体樹脂、アクリル−フッ素共重合体樹脂、フッ素系共重合体樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、アクリル−ウレタン共重合体樹脂、架橋型ウレタン樹脂の1種以上を溶解して含む溶液の塗布・乾燥によって得られる、0.001〜0.1mm厚さの透明な塗膜、もしくはこれらの樹脂の1種以上を熱溶融して成型した、厚さ0.01〜0.5mmの単層透明フィルム、もしくは複層化透明フィルムである。また耐候保護層表面に、微粒子シリカ(特にコロイダルシリカ)、光触媒性物質(特に二酸化チタン)、有機シリケート化合物(メチル、またはエチルシリケートの加水分解縮合物)から選ばれた1種以上による薄膜を形成することによって、更に汚れ防止性に優れた表示構造体を得ることができる。
本発明の表示構造体は、1).タイマー機能付き外部照明装置が、多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明である表示構造体システム、2).タイマー機能付き内部照明装置が、多層構造体の内側に装備されたバックライト照明である表示構造体システム、3).タイマー機能付き外部照明装置と内部照明装置とが、多層構造体の外側と内側とに装備されたフロントライトとバックライトの併用による表示構造体システムである。外部照明装置及び、内部照明装置の装備位置は、システムの規格やサイズに応じて、表示構造体に近接して、もしくは任意の距離を空けて装備することができる。照明装置に装備する照明ランプは紫外線領域を有するものであれば種類や装備個数に制限はなく、市販の白熱ランプ(白熱電球)、ハロゲンランプ(ハロゲン電球)、蛍光ランプ(蛍光灯)、高輝度放電ランプ(HID)、発光ダイオード(LEDランプ)を用いることができる。特に本発明の表示構造体システムにおいて、ブラックライト蛍光ランプ、ブラックライト紫外線LEDランプなどの、300〜400nmの近紫外線放射ランプを併用することが好ましい。ブラックライトによる300〜400nmの近紫外線放射によって蓄光発光性材料含有層の燐光発光を効果的に励起し、また同時に蓄光発光性材料含有層に含む蛍光増白有機化合物に対しても蛍光発光を励起することで本発明の表示構造体システムは夜間(暗闇)環境において視覚表示層全域を鮮烈に表示可能となる。照明装置とは照明ランプ類を有する器具であり、コンセント電源、またはバッテリー発電器機への接続機能とON/OFFスイッチなどを有するものである。またタイマー機能とは任意の時間設定で自動的に通電(点灯)したり、通電を切ったり(消灯)することができるもの、これらを一定サイクルで繰り返すことができるもの等、市販のタイマー装置を使用することができる。
1).本発明の表示構造体(フロントライト方式)では、夜間(暗闇)において、視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)はタイマー点灯した外部照明によって全域表示される。そしてこのフロントライト方式による表示構造体ではタイマー消灯時には蓄光発光性材料含有層(露出部の合計面積30〜95%)が鮮烈に燐光発光することによって、蓄光発光部と視覚表示部とのコントラスト表示がなされると同時に、従来の蓄光看板や標識で困難とされていた視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)の外観表示までもが外部照明を使わずして可能となる。2).本発明の表示構造体(バックライト方式)では、夜間(暗闇)において、視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)はタイマー点灯した内部照明によって行燈投影されて全域表示される。そしてこのバックライト方式による表示構造体ではタイマー消灯時には蓄光発光性材料含有層(露出部の合計面積30〜95%)が鮮烈に燐光発光することによって、蓄光発光部と視覚表示部とのコントラスト表示がなされると同時に、従来の蓄光看板や標識で困難とされていた視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)の外観表示までもが内部照明を使わずして可能となる。3).本発明の表示構造体(フロントライト方式とバックライト方式の併用)では、夜間(暗闇)において、視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)はタイマー点灯した外部照明、及び/または内部照明によって全域表示される。そしてこの表示構造体ではタイマー消灯時には蓄光発光性材料含有層(露出部の合計面積30〜95%)が鮮烈に燐光発光することによって、蓄光発光部と視覚表示部とのコントラスト表示がなされると同時に、従来の蓄光看板や標識で困難とされていた視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)の外観表示までもが照明を一切使わずして可能となる。
以下、本願発明の表示構造体を具体的に説明する。
図1は、フロントライト方式による本願発明の表示構造体(1a)の一例の断面を表すもので、基材(3)(合成樹脂シート3a)の片面上の全面に蓄光発光性材料含有層(4)を設け、さらに蓄光発光性材料含有層(4)上の一部に視覚表示層(5)を設け、更に蓄光発光性材料含有層(4)と視覚表示層(5)を被覆する耐候保護層(6)が全面に設けられた構造体であり、この構造体の視覚表示層(5)面を光照射するタイマー機能付きフロントライト装置(7a)が構造体に装備されている。(フロントライト7aの数、装備位置は特に図1に限定されるものではない)図2は、バックライト方式による本願発明の表示構造体(1b)の一例の断面を表すもので、基材(3)(合成樹脂シート3a)の片面上の全面に蓄光発光性材料含有層(4)を設け、さらに蓄光発光性材料含有層(4)上の一部に視覚表示層(5)を設け、更に蓄光発光性材料含有層(4)と視覚表示層(5)を被覆する耐候保護層(6)が全面に設けられた構造体であり、この構造体の視覚表示層(5)面を裏側から光照射するタイマー機能付きバックライト装置(7b)が構造体に装備されている。(バックライト7bの数、装備位置は特に図2に限定されるものではない) 図3は、フロントライト方式とバックライト方式の併用による本願発明の表示構造体(1c)の一例の断面を表すもので、基材(3)(合成樹脂シート3a)の片面上の全面に蓄光発光性材料含有層(4)を設け、さらに蓄光発光性材料含有層(4)上の一部に視覚表示層(5)を設け、更に蓄光発光性材料含有層(4)と視覚表示層(5)を被覆する耐候保護層(6)が全面に設けられた構造体であり、この構造体の視覚表示層(5)面を光照射するタイマー機能付きフロントライト装置(7a)と、視覚表示層(5)面の裏側から光照射するタイマー機能付きバックライト装置(7b)が構造体に装備されている。(フロントライト7aの数、バックライト7bの数、これらの装備位置は特に図3に限定されるものではない)
図4は、本願発明の表示構造体(1a、1b、1c)を照明した時の視覚表示(8)のイメージの一例で、多数の小さな星型と、大きな太陽マーク(3個)が認識できることを表している。また視覚表示(8)以外の部分は全て蓄光発光性材料含有層の表面(9)であることを表している。図5は、本願発明の表示構造体(1a、1b、1c)を消灯した時の視覚表示(10)のイメージの一例で、多数の小さな星型と、大きな太陽マーク(3個)が認識できることを表している。また視覚表示(10)以外の部分は全て蓄光発光性材料含有層の表面(11)であることを表している。図6は、従来の表示構造体を照明した時の視覚表示(12)のイメージの一例で、多数の小さな星型と、大きな太陽マーク(3個)が認識できることを表している。また視覚表示(12)自体が蓄光発光性材料含有層の表面(13)であり、視覚表示(12)以外の部分は蓄光発光性材料非含有層の表面(14)であることを表している。図7は、従来の表示構造体を消灯した時の視覚表示(15)のイメージの一例で、大きな太陽マーク(3個)は認識できるが、多数の小さな星型とは認識できないことを表している。太陽マーク(3個)自体が蓄光発光性材料含有層の表面(16)であり、視覚表示(16)以外の部分は蓄光発光性材料非含有層の表面(17)であることを表している。
1).下記合成樹脂シートの片面に、セイコーアドバンス社製の紫外線硬化型スクリーンインキHUG(エポキシアクリレート系)の標準色クリアーをベースにイージーブライト社製の蓄光発光性材料:品番EZCB−50E(SrAl1425:EU,Dy)を、インキ固形分に対し40質量%配合し、さらに蛍光増白有機化合物(商標:Uvitex OB:チバ・スペシャルティケミカルズ社製 2,5’−ビス[(5−tert−ブチルベンゾオキサゾリル(2))チオフェン]をインキ固形分に対し、0.2質量%配合した組成物を用いてスクリーン印刷にて厚さ0.5mmの蓄光発光性材料含有層を形成した。
〈合成樹脂シート〉
ポリエステル繊維マルチフィラメント糸条(420デニール)を経糸条、及び緯糸条とし、経糸条、及び緯糸条の打込本数が18本/1インチであるラッセル織物を基布として用い、基布の両面を、0.15mm厚のポリ塩化ビニル樹脂組成物フィルム(ストレートPVC、フタル酸系可塑剤、バリウム系複合金属安定剤、炭酸カルシウム系充填剤、二酸化チタン白顔料などからなる公知の配合を広く用いることができる。)で積層被覆して、厚さが0.35mmで白色のターポリン(繊維布帛を芯材として含む合成樹脂シート)を得た。
2).次に蓄光発光性材料含有層の上にスクリーン印刷により小さな星型(青色)と、大きな太陽マーク(オレンジ色)を印刷して視覚表示層を形成した。この時の視覚表示部(絵画、イラスト、写真、文字、記号)の合計面積は33%であった。さらに視覚表示層の形成面側全面に、厚さ50μmのフッ化ビニリデン透明フィルムを粘着剤(紫外線吸収剤配合)を用いて積層して、縦方向95cm×横方向145cmサイズの表示体を得た。この表示体の四隅にタイマー機能付きの蛍光灯4灯とブラックライト4灯をフロントライト方式で装備した。
3).2)で得られたフロントライト方式の表示システムを、視覚表示層を表面として暗室内の壁に掛け、蛍光灯4灯とブラックライト4灯により、「蛍光灯4灯照明10分/消灯20分/ブラックライト4灯照明10分/消灯20分」を1サイクルとして24時間繰り返しのタイマー設定とした。この表示体を観察すると、照明時間帯には小さな星型(青色)と、大きな太陽マーク(オレンジ色)が鮮明に認識でき、さらに消灯時間帯にも係らず、青色系の小さな星型と、オレンジ色系の大きな太陽マークの認識が良好であった。この消灯時間帯での視覚表示は約20分後に小さな星型と、大きな太陽マークの色がやや暗く不鮮明となったが、蛍光灯、及びブラックライトの何れかを10分間タイマー点灯したことにより、次の消灯時間帯には再度、青色系の小さな星型と、オレンジ色系の大きな太陽マークの認識が良好となった。これのサイクルを24回繰り返した。この表示システムによる電力消費は従来の約30%であった。
実施例1のフロントライト方式による表示システムの、蛍光灯4灯とブラックライト4灯装備を外し、これを表示体の裏面側に装備してバックライト方式による表示システムとした以外は全て実施例1と同じ仕様である。このバックライト方式の表示体を、「蛍光灯4灯照明10分/消灯20分/ブラックライト4灯照明10分/消灯20分」を1サイクルとして24時間繰り返した。この表示体も実施例1の表示体と同様、照明時間帯には小さな星型(青色)と、大きな太陽マーク(オレンジ色)が鮮明に認識でき、さらに消灯時間帯にも係らず、青色系の小さな星型と、オレンジ色系の大きな太陽マークの認識が良好であった。この消灯時間帯での視覚表示は約20分後に小さな星型と、大きな太陽マークの色がやや暗く不鮮明となったが、蛍光灯、及びブラックライトの何れかを10分間タイマー点灯したことにより、次の消灯時間帯には再度、青色系の小さな星型と、オレンジ色系の大きな太陽マークの認識が良好となった。この表示システムによる電力消費は従来の約30%であった。
実施例1のフロントライト方式による表示システムの、蛍光灯4灯の装備を外し、これを表示体の裏面側に装備することによって、表側面にブラックライト4灯が装備され、裏面側に蛍光灯4灯が装備された、フロントライト方式とバックライト方式の併用による表示システムとした以外は、全て実施例1と同じ仕様である。この表示体の照明を「蛍光灯のみのバックライト照明10分/消灯20分/ブラックライトのみのフロントライト照明10分/消灯20分」を1サイクルとして24時間繰り返した。この表示体も実施例1の表示体と同様、照明時間帯には小さな星型(青色)と、大きな太陽マーク(オレンジ色)が鮮明に認識でき、さらに消灯時間帯にも係らず、青色系の小さな星型と、オレンジ色系の大きな太陽マークの認識が可能であった。特にブラックライトのみのフロントライト照明では、暗室条件にも係らず眩い蛍光発光を背景として青色系の小さな星型と、オレンジ色系の大きな太陽マークの認識が良好であった。「蛍光灯のみのバックライト照明10分/消灯20分/ブラックライトのみのフロントライト照明10分/消灯20分」の繰り返しによる低電力消費にもかかわらず、1つの表示体で視覚効果に富んだ3種類のディスプレイ表示を交互に連続して行うことができた。この表示システムによる電力消費は従来の約30%であった。
比較例1
実施例1の表示体において、蓄光発光性材料含有層から、蛍光増白化合物(2,5’−ビス[(5−tert−ブチルベンゾオキサゾリル(2))チオフェン])0.2質量%(インキ固形分に対する)の配合を省略した以外は実施例1と同様とした。蛍光増白化合物の配合を省略したことによって、得られた表自体は、蛍光灯照明後の消灯20分後には、青色の小さな星型と、オレンジ色の大きな太陽マークの表示が不鮮明となり、またブラックライト照明による発光輝度が低く、またブラックライト照明後の消灯20分後には、青色の小さな星型と、オレンジ色の大きな太陽マークの表示が不鮮明となった。
比較例2
実施例2の表示体において、蓄光発光性材料含有層から、蛍光増白化合物(2,5’−ビス[(5−tert−ブチルベンゾオキサゾリル(2))チオフェン])0.2質量%(インキ固形分に対する)の配合を省略した以外は実施例2と同様とした。蛍光増白化合物の配合を省略したことによって、得られた表自体は、蛍光灯照明後の消灯20分後には、青色の小さな星型と、オレンジ色の大きな太陽マークの表示が不鮮明となり、またブラックライト照明による発光輝度が低く、またブラックライト照明後の消灯20分後には、青色の小さな星型と、オレンジ色の大きな太陽マークの表示が不鮮明となった。
上記実施例1〜3、及び比較例1〜2によって明らかなように、本願発明の表示構造体は、連続表示可能にも関わらず消費電力の少ない省エネ型で、それでいて美麗なビジュアル表示が可能で、しかも昼間や照明時と遜色のない情報(文字、図形、模様など)を長時間表示できる表示構造体システムの提供を可能とするので、本願発明の表示構造体システムを、駅舎内、地下街通路、地下街店舗、ビル街、ビル街店舗、施設のフロントロビー、公園、遊園地、観光地など、大勢が利用する場所に設置することで、夜間の安全対策や防犯対策に極めて有用である。また、これらの連続表示に掛かる消費電力が従来の半分以下で済むため、電気1KWH削減あたり二酸化炭素0.36kgの削減の試算に基づく二酸化炭素排出量削減の寄与効果が期待できるものである。
表示構造体の断面と、タイマー機能付き照明装置(フロントライト)の装備位置を示す図 表示構造体の断面と、タイマー機能付き照明装置(バックトライト)の装備位置を示す図 表示構造体の断面と、タイマー機能付き照明装置(フロントライト、及びバックトライト)の装備位置を示す図 本発明の表示構造体における、蓄光発光性材料含有層と、蓄光発光性材料含有層上に設けられた視覚表示層の照明時の一例を表す図 本発明の表示構造体における、蓄光発光性材料含有層と、蓄光発光性材料含有層上に設けられた視覚表示層の消灯時の一例を表す図 従来の表示構造体における、視覚表示層(蓄光発光性材料含有層)の照明時の一例を表す図 従来の表示構造体における、視覚表示層(蓄光発光性材料含有層)の消灯時の一例を表す図
1 表示構造体
1a
1b
1c
2 多層構造体
3 基材
3a 合成樹脂シート
4 蓄光発光性材料含有層
5 視覚表示層
6 耐候保護層
7 タイマー機能付き照明装置
7a フロントライト
7b バックライト
8 照明時の視覚表示(本発明)
9 照明時の蓄光発光性材料含有層の表面(本発明)
10 消灯時の視覚表示(本発明)
11 消灯時の蓄光発光性材料含有層の表面(本発明)
12 照明時の視覚表示(従来)
13 照明時の蓄光発光性材料含有層の表面(従来)
14 照明時の蓄光発光性材料非含有層の表面(従来)
15 消灯時の視覚表示層(従来)
16 消灯時の蓄光発光性材料含有層の表面(従来)
17 照明時の蓄光発光性材料非含有層の表面(従来)

Claims (6)

  1. 繊維布帛を芯材として含み、その片面以上に熱可塑性樹脂層を有する合成樹脂シートを基材として含み、この基材の少なくとも1面以上に設けられた蓄光発光性材料含有層と、さらに、この蓄光発光性材料含有層上の一部分に設けられた視覚表示層を有する多層構造体であって、前記蓄光発光性材料含有層が蛍光増白有機化合物を含有し、かつ、前記蓄光発光性材料含有層の一部、及び前記視覚表示層の表面に、紫外線吸収剤を含む耐候保護層が設けられていて、そして更に前記多層構造体が、タイマー機能付きブラックライト照明装置を附帯していることを特徴とする表示構造体。
  2. 前記照明装置が、前記多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明である請求項1に記載の表示構造体。
  3. 前記照明装置が、前記多層構造体の内側に装備されたバックライト照明である請求項1に記載の表示構造体。
  4. 前記照明装置が、前記多層構造体の外側に装備されたフロントライト照明と、さらに内側に装備されたバックライト照明との併用である請求項1に記載の表示構造体。
  5. 前記視覚表示層が、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、転写印刷、カッティングシート貼付、筆書き、のいずれか1種以上によって形成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の表示構造体。
  6. 前記蓄光発光性材料含有層が、蓄光発光性材料を含む熱可塑性樹脂組成物からなる、塗工膜、シート、またはフィルムである、請求項1〜5の何れか1項に記載の表示構造体。
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