JP3123612B2 - 時間軸補正装置 - Google Patents

時間軸補正装置

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JP3123612B2 JP03189187A JP18918791A JP3123612B2 JP 3123612 B2 JP3123612 B2 JP 3123612B2 JP 03189187 A JP03189187 A JP 03189187A JP 18918791 A JP18918791 A JP 18918791A JP 3123612 B2 JP3123612 B2 JP 3123612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、映像信号記録再生装置等におけ
る入力映像信号に含まれるジッタに追従する所定周波数
のクロックを発生する時間軸補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したような入力映像信号に含
まれるジッタ(Jitter:まとまりのない変動)を除去
するディバイスとしては、ディジタルTBC(Time ba
se collector:タイム・ベース・コレクタ)と呼ばれる
時間軸補正装置が公知である。
【0003】これは、例えば、入力映像信号に含まれる
ジッタに追従するクロックをクロック発生回路により発
生し、このクロックで前記入力映像信号をサンプリング
してディジタル信号化してなるデータをメモリに書き込
み、再びそのデータを、1水平同期期間のジッタを考慮
してなる安定した一定のクロックでメモリから読み出し
てアナログ信号に変換することにより、ジッタを含まな
い入力映像信号を得ようとするものである。
【0004】ここで、従来のディジタルTBCの回路構
成を図2に示す。
【0005】入力端子1から入力するジッタを含む映像
信号は、図3に示すように、水平同期信号及びバースト
信号を含んでいる。この入力端子1からジッタを含んだ
映像信号が入力されると、この映像信号に含まれている
水平同期信号及びバースト信号が同期信号分離回路2に
より分離されて、水平同期信号は位相同期回路(PL
L:Phase lock loop)3に入力され、且つバースト信
号は位相比較回路4に入力される。
【0006】位相同期回路(PLL回路)3は、同期信
号分離回路2で分離された水平同期信号に位相ロックさ
せたバースト信号と同一周波数のクロックを発生させ
る。位相比較回路4は位相同期回路3の出力と同期信号
分離回路2からのバースト信号とを位相比較することに
よりベロシティーエラーを検出する。
【0007】位相比較回路4の出力は、第1レベル変換
回路5に入力されて、その出力レベルが調整された後、
第1位相シフト回路6に入力される。この第1位相シフ
ト回路6は、第1レベル変換回路5を介して位相比較回
路4から供給される位相差信号に従い、位相同期回路3
の出力クロックを位相シフトする。これにより、バース
ト信号と同位相及び同一周波数のクロックが得られる。
【0008】第1位相シフト回路6の出力は、第1周波
数逓倍回路7に入力されて、N倍周波数の信号に変換さ
れる。
【0009】これにより第1A/D変換回路8で入力端
子1から入力する映像信号をサンプリングして第1メモ
リ回路9へデータを書き込む。ここで図4を用いてジッ
タ除去の様子を説明する。図4(a)中、曲線(イ)
は、図2の入力端子1から入力する映像信号のジッタを
示す。
【0010】この映像信号のジッタは図2の入力端子
1、同期信号分離回路2、位相同期回路3、位相比較回
路4、第1レベル変換回路5、第1位相シフト回路6、
第1周波数逓倍回路7、第1A/D変換回路8、及び
メモリ回路9により構成される回路でバースト信号毎
に除去されるため、バースト信号のところではジッタは
0となり時間の経過と共に1水平同期期間内にも映像信
号の位相は変化し、ジッタ量が変化する。この1水平同
期期間内の位相誤差はベロシティーエラーと呼ばれる。
図4(b)は、そのベロシティーエラー量を示すグラフ
である(ここではベロシティーエラーを直線近似して示
している)。図4(a)、図4(b)中、t1,t2,t
3,t4,t5は、図2の位相比較回路4で検出された位
相誤差である。
【0011】このベロシティーエラーを除去するために
図2の第1メモリ回路9に書き込んだデータを第1D/
A変換回路10でアナログデータに変換する際に、クロ
ックをベロシティーエラー分位相シフトさせる。
【0012】以下、図2に基づいてその動作を説明す
る。
【0013】図2中、11は位相比較回路4の出力をア
ナログデータからディジタルデータに変換する第2A/
D変換回路であり、第1タイミング信号発生回路12に
より1水平同期期間毎にディジタルデータに変換して第
2メモリ回路13へ書き込む。
【0014】この第2メモリ回路13に書き込まれたデ
ータは、クロック入力端子14から入力されたバースト
信号と同じ周波数の基準クロックが入力する第2タイミ
ング信号発生回路15から、1水平同期期間毎に発生す
るタイミング信号によって読み出されて、第2D/A変
換回路16でアナログ信号に変換される。
【0015】この第2D/A変換回路16から出力され
たデータを基に図4(b)に示すような鋸歯状のベロシ
ティーエラー補正波形信号を波形信号発生回路17によ
り発生する。この波形信号発生回路17の方式にはいろ
いろなものが考えられるが、ここでは直線近似による波
形を図3(b)に示している。即ち、波形信号発生回路
17では、第2D/A変換回路16より出力された電圧
Vに対して、1水平同期期間に0〜Vに直線的に変化す
るランプ波を発生する。
【0016】波形信号発生回路17により発生したベロ
シティーエラー補正波形信号は、第2レベル変換回路1
8でレベル調整された後、第2位相シフト回路19へ出
力される。そのベロシティーエラー補正波形信号に従っ
て第2位相シフト回路19では、クロック入力端子14
から入力された基準クロックを位相シフトさせて、第2
周波数逓倍回路20へ送り、n倍周波数の信号に変換し
て第1メモリ回路9からの読み出しクロック及び第1D
/A変換回路10の変換クロックとして使用する。この
第2D/A変換回路10からの出力はクロック出力端子
21から得られる。
【0017】ここで、第2メモリ回路13からのデータ
の読み出しタイミングは、第2メモリ回路13からのデ
ータの読み出しタイミングより1水平同期期間先行して
いなければならない。これは、波形信号発生回路17か
らベロシティーエラー補正波形信号を発生する場合に、
その1水平同期期間の最後のベロシティーエラー値が必
要となるからである。
【0018】以上のようにして入力映像信号に含まれる
ジッタを除去することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、第2位相シフト回路19と位相比較回路4の入出力
特性が異なるので、その相違を吸収するために第2レベ
ル変換回路18が必要になる。
【0020】従って、第2位相シフト回路19から出力
されるクロックによって除去されるベロシティーエラー
と、位相比較回路4で実際に検出されたベロシティーエ
ラーとの間には、第2レベル変換回路18の変換精度に
依存する誤差が存在する。
【0021】特に、第2位相シフト回路19及び位相比
較回路4の入出力特性が直線的でない場合、第2レベル
変換回路18の回路構成は非常に複雑になり、レベル変
換精度も低くなってしまう。また、従来例では、第2位
相シフト回路19及び第2周波数逓倍回路20の回路構
成が複雑であるという問題点もある。
【0022】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、入力映像信号中の時間軸を補正する際 簡単な構成
で入力映像信号中のベロシティエラーを正確に補正する
ことができ、しかも ループゲインの調整を容易且つ確
実に行なうことができる時間軸補正装置を提供すること
を目的とする。
【0023】
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の時間軸補正装置は、入力映像
信号に位相同期した書き込みクロックに従って前記入力
映像信号をメモリに書き込み、読み出しクロックに従っ
て前記メモリから前記映像信号を読み出すことにより前
記入力映像信号の時間軸を補正する時間軸補正装置であ
って、前記入力映像信号中の同期信号に位相同期した位
相同期信号を生成する位相同期信号生成手段と 前記位
相同期信号を用いて前記書き込みクロックを発生して前
記メモリに出力する書き込みクロック発生手段と 前記
入力映像信号中のバースト信号と前記位相同期信号とを
入力し且つ前記バースト信号と前記位相同期信号との位
相差を検出する第1の位相比較器と、前記第1の位相比
較器と同じ入出力特性を有し且つ前記読み出しクロック
に従うクロックと基準信号とを入力して前記基準信号と
前記読み出しクロックとの位相差を検出する第2の位相
比較器と 前記第2の位相比較器の出力と前記第1の位
相比較器の出力とを加算する加算器と 前記加算器の出
力が供給されるループフィルタと 前記ループフィルタ
の出力に従う周波数の前記読み出しクロックを発生して
前記メモリに出力する発振器とを備えたことを特徴とす
る。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づき説明
する。
【0038】図1は、本発明に係るクロック発生装置
備えた時間軸補正装置のブロック構成図であり、この時
間軸補正装置は、破線で囲んだ部分以外は図2に示す従
来例と同じであるため、図面に同一符号を付してその説
明を省略する。
【0039】図1中、22は位相比較回路(第1の位相
比較手段)で、クロック入力端子14から入力する安定
した基準クロックと、目的のクロックとを位相比較する
第1の位相比較回路(第1の位相比較手段)である。
【0040】この第1の位相比較回路22と、ベロシテ
ィーエラーを検出する第2の位相比較回路(第2の位相
比較手段)4は、互いに同じ内部構成で、しかも、同じ
入出力特性を持った回路である。23は第1の位相比較
回路22の出力と、ベロシティーエラー電圧値、即ち、
第2の位相比較回路4の出力とを加算する加算器(加算
手段)、24は低域で充分なゲインを持つ、応答速度を
決めるためのループフィルタ、25は発振手段である電
圧制御発振器(VCO:Voltage ControlledOscillato
r)、26は電圧制御発振器25の出力クロックをN分
周して第1の位相比較回路22の一方の入力に供給する
分周回路である。
【0041】なお、第1、第2の位相比較回路22,4
は、互いにほぼ同一の入出力特性が得られれば、互いに
異なる回路構成でもよく、また、互いに入出力特性が異
なっても略同一の入出力特性になるように調整可能なも
のであればよい。
【0042】次に、図1の破線で囲んだ部分の動作を説
明する。第1の位相比較回路22、ループフィルタ2
4、電圧制御発振器25、及び分周回路26からなるル
ープは、PLL回路Aを構成しており、加算器23の出
力がゼロのときにクロック出力端子25a(即ち、電圧
制御発振器25の出力)に所定周波数の目的クロックが
得られるように調整しておく。
【0043】ここで、加算器23への、ベロシティーエ
ラー電圧の入力電圧がV1であると、PLL回路Aで
は、第1の位相比較回路22の出力電圧が−V1になる
ように位相ロックする。
【0044】これは、第1の位相比較回路22が、ベロ
シティーエラー検出のための第2の位相比較回路4と同
じ入出力特性である場合、この第2の位相比較回路4の
2つの入力の位相差が、検出されたベロシティーエラー
と絶対値が同じで、正負の符号が異なるだけであること
を示している。即ち、ベロシティーエラーが0〜φの直
線近似で求められたとき、PLL回路Aの出力クロック
に対する分周回路26の出力クロックの位相差は、0〜
−φに直線的に変化する。即ち、クロック出力端子21
には、ベロシティーエラーに追従するクロックが得られ
る。
【0045】なお、図1におけるその他の動作は、図2
に示す従来例と同一であるから、その説明を省略する。
【0046】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の時間軸
補正装置によれば簡単な構成で入力映像信号中のベロ
シティエラーを正確に補正することができ しかも 第1
の位相比較器と第2の位相比較器の出力とを含めたルー
プゲインの調整を容易且つ確実に行なうことができると
いう効果を奏する。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクロック発生装置を備
えた時間軸補正装置のブロック構成図である。
【図2】従来例のクロック発生装置を備えた時間軸補正
装置のブロック構成図である。
【図3】映像信号の波形図である。
【図4】ベロシティーエラーの様子を示す図である。
【符号の説明】
4 位相比較回路(第2の位相比較手段) 22 位相比較回路(第1の位相比較手段) 23 加算器(加算手段) 25 電圧制御発振器(発振手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号に位相同期した書き込みク
    ロックに従って前記入力映像信号をメモリに書き込み、
    読み出しクロックに従って前記メモリから前記映像信号
    を読み出すことにより前記入力映像信号の時間軸を補正
    する時間軸補正装置であって、 前記入力映像信号中の同期信号に位相同期した位相同期
    信号を生成する位相同期信号生成手段と 前記位相同期信号を用いて前記書き込みクロックを発生
    して前記メモリに出力する書き込みクロック発生手段
    前記入力映像信号中のバースト信号と前記位相同期信号
    とを入力し且つ前記バースト信号と前記位相同期信号と
    の位相差を検出する第1の位相比較器と、 前記第1の位相比較器と同じ入出力特性を有し且つ前記
    読み出しクロックに従うクロックと基準信号とを入力し
    て前記基準信号と前記読み出しクロックとの位相差を検
    出する第2の位相比較器と 前記第2の位相比較器の出力と前記第1の位相比較器の
    出力とを加算する加算器と 前記加算器の出力が供給されるループフィルタと 前記ループフィルタの出力に従う周波数の前記読み出し
    クロックを発生して前記メモリに出力する発振器とを備
    えたことを特徴とする時間軸補正装置。
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