JP3122979B2 - 車輌用室内灯 - Google Patents

車輌用室内灯

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JP3122979B2 JP06316389A JP31638994A JP3122979B2 JP 3122979 B2 JP3122979 B2 JP 3122979B2 JP 06316389 A JP06316389 A JP 06316389A JP 31638994 A JP31638994 A JP 31638994A JP 3122979 B2 JP3122979 B2 JP 3122979B2
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の室内に配設さ
れる室内灯に係り、特に発光面積を増大させ、照明効果
を向上させると共に、灯具としての高級感を向上させる
ようにした車輌用室内灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内に設置され夜間時の照明を
確保する室内灯としては、従来から種々提案されてい
る。図11はこの種の室内灯の従来例を示すもので、こ
の室内灯1は光源2が配設されるボディ本体3の前面に
前面レンズ4とスイッチレバー5を配設し、このスイッ
チレバー5の切替え操作によって光源2を点滅させるよ
うに構成したものである。この場合、室内灯1は通常、
スイッチレバー5を「OFF」位置に切り替えると、光
源2が消灯状態となり、「ON」位置に切り替えると、
ドアの開閉状態に拘らず光源2を点灯状態に保持するこ
とができ、「DOOR」位置に切り替えると、ドアを開
けた時、ドアスイッチがONとなるため光源2が点灯
し、閉めるとドアスイッチがOFFとなるため消灯する
よう回路構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の室内灯1にあっては、前面レンズ4から
なる発光部Aの発光面積が小さく、十分な照明効果が得
られないという問題があった。すなわち、室内灯1は発
光部Aとスイッチレバー部Bの2部分からなり、スイッ
チレバー部Bをボディ本体3の前面側に設けると、それ
だけ発光部Aの灯具全体に占める割合が小さくなり、照
明効果が低下する。また、スイッチレバー部Bがボディ
本体3の前面にあるため灯具としての見栄えが悪く、高
級感に欠けるという問題もあった。
【0004】他の室内灯として、例えば二点鎖線で示す
ようにスイッチレバー5’をボディ本体3の一側に突出
させて配置し、発光部の面積を大きくしたものも知られ
ている。しかしながら、このような室内灯においてもス
イッチレバー5’がボディ本体3の側方に飛び出してい
るため、上記室内灯1と同様、見栄えが悪く、高級感に
欠けるという問題があった。
【0005】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、灯具全体に占める発光部の割合を大きくして照明
効果を向上させるようにした車輌用室内灯を提供するこ
とにある。また、本発明の目的は、スイッチレバーがボ
ディ本体の側面の一部を構成して目立たず、灯具として
の外観体裁および高級感を向上させるようにした車輌用
室内灯を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、ボディ本体、このボディ本体
に配設された光源およびボディ本体の前面全体を覆う前
面レンズと、前記ボディ本体および前記前面レンズ間に
スライド自在に配設され、両端操作部が前記ボディ本体
および前面レンズの両側面に露呈するスイッチ部材とを
備え、前記ボディ本体の前面にスイッチ回路を形成し、
前記スイッチ部材に前記スイッチ回路を切り替えるコン
タクトを設けたことを特徴とする。請求項2に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、前面レンズが透
明材料からなり、スイッチ部材と前面レンズとの間には
外部からのスイッチ部材の視認を防止する遮光部材が設
けられていることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、請求項1または2に記載の発明において、前面レン
ズは、光源からの光を前方に反射する反射部を裏面側に
有し、点光源を面光源に変換する導光板を含むことを特
徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の発明において、前面レンズは
ボディ本体の前面を略全面にわたって覆い、広い発光部
を形成する。スイッチ部材は、ボディ本体と前面レンズ
との間にスライド自在に配置されており、その両端操作
部がボディ本体の側面に露呈するだけで、目立たず、灯
具の外観をすっきりさせる。請求項2に記載の発明にお
いて、遮光部材はスイッチ部材を覆い、前面レンズを通
してスイッチ部材が視認されるのを防止する。請求項3
に記載の発明において、前面レンズは導光板を含み、光
源からの光を前方に反射、出光させることで、点光源を
面光源に変換する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る車輌用室内灯の一
実施例を示す正面図、図2は同室内灯の側面図、図3は
同室内灯の背面図、図4は図1のA−A線拡大断面図、
図5は図1のB−B線拡大断面図、図6は前面レンズを
破断して室内灯の内部を示す正面図、図7は同室内灯の
分解斜視図である。主として図7において、全体を符号
10で示す室内灯は、光源2を収納するボディ本体3、
ボディ本体3の前面を全体にわたって覆い光源2を保護
する前面レンズ4、光源2の両端端子部2A,2Bを弾
性的に保持する一対の接点部材11A,11B、室内灯
10のスイッチ回路14を切り替えるスイッチ部材1
2、スイッチ部材12を覆う遮光部材13等で構成さ
れ、前記ボディ本体3が車体室内の例えば天井板15
(図2)に複数個の止めねじ16によって固定されてい
る。
【0009】前記ボディ本体3は樹脂等の絶縁材料によ
って矩形の平板状に形成され、中央には前記光源2を収
容する凹部17が形成されている。凹部17はボディ本
体3の幅方向に長く形成され、その長手方向両端部には
前記各接点部材11A,11Bが固定される接点部材取
付部18a,18bが対設されている。接点部材取付部
18a,18bの前面は、ボディ本体3の前面より凹部
17内に引っ込んでいる。これは、光源2がボディ本体
3の前方に突出しないようにするためである。また、前
記ボディ本体3の前面で前記凹部17の周りには前記ス
イッチ回路14が形成された金属プレートをボディ本体
3に熱かしめ、差し込み固定、インサート成形等により
設けられている。一方、ボディ本体3の背面中央部で前
記凹部17の周囲には光源2を取り囲む角筒状の保護壁
20(図2、図4、図5)が一体に突設されており、そ
の背面側開口部はステンレス板等からなるリフレクタ2
1によて閉塞されている。さらに、ボディ本体3の背面
長手方向一端部には外部コード22のコネクタ23が差
込み接続されるソケット部24が一体に突設されてい
る。
【0010】前記光源2としては、例えば管球バルブが
用いられ、その両端に設けられた前記端子部2A,2B
が前記接点部材11A,11Bに接続、保持されてい
る。各端子部2A,2Bは円錐状に形成され、その頂部
が各接点部材11A,11Bの小孔(図示せず)に差し
込まれ、電気的に接続されている。接点部材11A,1
1Bは折り曲げ形成された弾性を有する金属板からな
り、前記各接点部材取付部18a,18bの前面にかし
め固定され、前記スイッチ回路14に電気的に接続さ
れ、またこのスイッチ回路14は前記ソケット部24の
端子25(図3)に電気的に接続されている。接点部材
11A,11Bとしてはアウトサート成形法等によりボ
ディ本体3の成形時にこれと一体に形成されると、取付
作業が不要で、製造時の組立作業工数を削減することが
できる。また、スイッチ回路14および接点部材11
A,11B、端子25を一体の金属プレートとし、イン
サート成形とすると、一層製造時の組立作業工数を削減
できる。
【0011】前記前面レンズ4は、レンズ本体を構成す
る導光板26と、導光板26の周縁部を取り囲む枠状体
27とで構成されている。導光板26は、アクリル樹脂
等の透光性に優れた樹脂によって形成されるもので、長
手方向中央部の肉厚が厚く、両端に至るにしたがって漸
次減少している。また、導光板26の裏面中央部には光
源2からの光を導光板26内に入光させる半円形凹部か
らなる入光部30が導光板26の全幅にわたって凹設さ
れており、この入光部30の中心O(図5)に前記光源
2のフィラメントが位置するように前記光源2が前記ボ
ディ本体3の凹部17内に配設されている。
【0012】前記導光板26の光源2に近い領域(光源
近傍領域)と光源2から遠い領域(光源遠方領域)は、
それぞれ直射照明部31と間接照明部32を形成してお
り、これら両照明部31,32は導光板26の表面側に
形成された平行な2つの溝33によって仕切られてい
る。溝33は、前記入光部30の両側にそれぞれ対応位
置するよう導光板26の全幅にわたって形成されてい
る。前記間接照明部32の裏面側には光源2から出射し
導光板26内を進行する光34(図5)を前方に反射す
る反射部としての点刻35が形成されている。点刻35
は、多数の小さな円錐状凹部からなり、間接照明部32
の均一照明を実現するため光源2から遠ざかるにしたが
って点刻密度が増大するよう形成されている。溝33の
底面は光源2からの光を間接照明部32方向に反射させ
るため、光源2側が深く、光源とは反対側が浅くなるよ
う曲面状に傾斜している。
【0013】前記枠状体27は、光源2からの光を拡散
させるため乳白色の樹脂によって正面視「目」の字型に
形成されることにより、矩形の外枠部27Aと、外枠部
27Aの互いに平行な2つの長辺部38a,38bを連
結する2つの桟部27Bとからなり、これらの桟部27
Bが前記導光板26の溝33をそれぞれ覆っている。枠
状体27としては導光板26と一体に形成されるもので
あっても別体に形成されるものであってもよい。外枠部
27Aと導光板26はこれは、光源2からの光を遮断
し、直射照明部31によるスポット照明領域と間接照明
部32による間接照明領域の明確化を図るためである。
前記外枠部27Aを形成する前記2つの長辺部38a,
38bの裏面中央には前記スイッチ部材12の操作部
(43a,43b)を外部に露呈させる切欠窓40がそ
れぞれ形成されている。
【0014】前記スイッチ部材12は、絶縁材料によっ
て形成された左右一対のコンタクト取付部材42a、4
2bと、コンタクト取付部材42a,42bの両端をそ
れぞれ連結する一対と連結板43a,43bとで、前記
ボディ本体3の凹部17より大きな枠状体に形成され
て、ボディ本体3の幅と略同一の長さおよび前記切欠窓
40の幅より若干小さい幅を有し、各コンタクト取付板
42a,42bの長手方向中央部にコンタクト44a,
44bが前記スイッチ回路14に対応してそれぞれ配設
されている。また、コンタクト取付板42a,42b
は、ボディ本体3の前面に配設された4つのガイド部材
45によってボディ本体3の長手方向と直交する方向に
スライド自在に保持されている。ガイド部材45は側面
視コ字状に形成されることによりコンタクト取付部材4
2a,42bを摺動自在に保持するガイド溝45aを有
し、前記凹部17を挟んでその長辺側両側に2つずつ配
設されている。前記一対の連結板43a,43bは前記
前面レンズ4の切欠窓40から外部に露呈することによ
りスイッチ部材12の操作部を形成している。この場
合、各操作部43a,43bはスイッチ部材12がOF
F位置に保持されている状態において、ボディ本体3お
よび前面レンズ4の側面と略同一面を形成し、これらの
側方に突出せず、したがって、スイッチの存在感がな
く、灯具としての外観体裁が良好である。なお、コンタ
クト取付部材42a,42bと操作部43a,43bは
切替え操作時の荷重により変形しないよう剛性の大きな
材料によって製作されている。
【0015】前記コンタクト44aは、弾性を有する金
属板の折り曲げ加工によって図8(a)に示すようにΩ
型に形成され、その中央接触部44a−1および両端部
44a−2がコンタクト取付部材42aに形成された穴
46a〜46cに前方からそれぞれ差し込まれている。
中央接触部44a−1は穴46aに対してフリーで、ス
イッチ部材12のスライド操作によりスイッチ回路14
の接点部47a〜47dと接離する度にボディ本体23
の表面と直交する方向に弾性変形される。この場合、中
央接触部44a−1は、接点部47a〜47dのうちの
隣合う2つに対して同時にかつ弾性的に接触すること
で、スイッチ回路14を切り替える。例えば、接点部4
7aと47bに接触すると「ON」の状態、接点部47
bと47cに接触すると「OFF」の状態、接点部47
cと47dに接触すると「DOOR」の状態に切り替え
る。両端部44a−2は各孔44b,44cに挿入され
コンタクト取付板42aの裏面に係止されることで抜け
を防止されている。接点部47a〜47dは、スイッチ
部材12のスライド方向に所定の間隔をおいて並設され
ている。スイッチ部材12のストロークとしては3mm
程度である。なお、コンタクト44bもコンタクト44
aと同様に構成されている。また、(b)に示すように
接点部47a〜47dを凸曲面状に湾曲形成すると、中
央接触部44a−1との接触性を向上させることができ
る。
【0016】前記遮光部材13は、ポリエステル等から
なり中央に開口51を有する遮光シート50と、遮光シ
ート50の互いに対向する2つの長辺部に設けられた一
対の立上り壁52a,52bとで構成されており、前面
レンズ4の導光板26が透明のため内部のスイッチ部材
12、スイッチ回路14等が視認されるのを防止するた
めにボディ本体3と前面レンズ4との間に介挿されてい
る。開口51は、前記ボディ本体3の凹部17と略同一
の大きさを有する。立上り壁52a,52bは、前記ス
イッチ部材12の各操作部43a,43bの内側に位置
することで、スイッチ部材12のストロークを規制す
る。立上り壁52a,52bとしては遮光性、透光性の
いずれでもよく、透光性を有する場合は光源2からの光
が透過して枠状体27を照射するため、より明るい照明
を得ることができ、遮光性を有する場合は適宜色に着色
されることで、灯具の意匠的効果を高めたり、差別化を
図ることができ、白色の場合は反射効率を増大させるこ
とができる。
【0017】このような構成からなる室内灯10の取り
付けに際しては、先ず光源2が組み込まれたボディ本体
3を天井15の取付部に密接し、止めねじ16によって
固定する。次に、操作部43a,43bのうちのいずれ
か一方を取り外して一対のコンタクト取付部材42a,
42bをガイド部材45の溝45aに側方から差込み、
この状態で取り外されている操作部をコンタクト取付部
材42a,42bの端部に固定し、スイッチ部材12を
本来の枠状体に組立てる。次に、遮光部材13をスイッ
チ部材12の上に載せて前面レンズ4をボディ本体3に
固定する。前面レンズ4のボディ本体3に対する固定
は、複数個の係合片55と係合凹部56(図3、図5)
との係合によりワンタッチで着脱可能に固定される。そ
して、コード22のプラグ23をソケット部24に接続
し、室内灯10の取付作業を完了する。
【0018】図9は室内灯10のスイッチ回路を示す図
である。図においては、図1〜図7と同一構成部材のも
のに対しては同一符号をもって示している。60は車体
ドアの開閉操作によってON、OFFされるドアスイッ
チである。光源2は、コンタクト44a(44b)が図
8に示した接点部47bと47cに接触した「OFF」
状態においてはドアスイッチ560の開閉状態に関係な
く点灯せず、コンタクト44aが接点部47aと47b
に接触した「ON」状態においてはドアスイッチ560
の開閉状態に関係なく点灯し、接点部47cと47dに
接触した「DOOR」状態においては、ドアスイッチ6
0が開くと点灯し、閉じると消灯する。このようなスイ
ッチ回路14自体は従来の室内灯の回路と全く同様であ
る。
【0019】このような構成からなる室内灯10におい
て、光源近傍領域に形成されている直射照明部31は光
源2から出た光のうち室内灯10の中心線に対して出射
角度の小さい直射光が導光板26の板厚方向で透過する
ことで、十分な明るさを確保し、スポット照明を行う。
一方、出射角度の大きい光は入光部30より導光板内部
に斜めに入光し、溝33の底面および間接照明部32の
表面で裏面方向に反射し、この反射光がさらに点刻35
によって前方に反射し、導光板26の間接照明部32を
透過することで通常の室内灯としての照明を行う。した
がって、本発明においては1つの光源2にて通常照明と
スポット照明を同時に行うことができる。また、直射照
明部31の幅を入光部30の幅より大きく設定すること
により、直射光を通常の室内灯としての照明とし、間接
光をアクセサリー照明とすることができる。
【0020】また、室内灯10の発光部を形成する前面
レンズ4は灯具自体の前面全体をカバーする大きさを有
しているので、広い領域を照射し照明効果を向上させる
ことができる。また、スイッチ部材12はON状態また
はDOOR状態において、ボディ本体3の側方に操作部
44aまたは44bが僅かに突出するだけであるため、
スイッチ部材12が何処に設けられているのか容易に分
からず、室内灯10の外観をすっきりさせ、高級感を持
たせることができる。
【0021】また、本実施例においては枠状体27の桟
部27Bによって直射照明部31と間接照明部32を分
離しているので、スポット照明領域と通常照明領域を明
確化させることができ、本来光量の異なる2つの領域間
で生じる照明時の違和感を軽減緩和させることができ
る。また、桟部27Bは、比較的出射角度が小さく輝度
の高いグレア光をカットするので、眩光を防止すること
ができる。
【0022】さらに、間接照明部32は、点刻35の密
度を光源2から遠ざかる程大きくなるように変えて光の
損失を少なくしているので、広い領域にわたって均一照
明を可能にする。また、点刻反射部(35)は、乳白色
のレンズを使用した室内灯に比べ、非点灯時の見栄えを
クリスタル調とすることができ、高級感を一層演出する
ことができる。
【0023】図10は本発明の他の実施例を示す前面レ
ンズの斜視図である。この実施例は前面レンズ4を透光
性を有する乳白色の樹脂によって一体に形成したもので
ある。このような構成においては前面レンズ4の製作が
簡単で、灯具内部が視認されず、上記した遮光部材13
を廃止することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施例に何等特定され
るものではなく、種々の変更、変形が可能であり、例え
ばスイッチ部材12を枠状体に形成する代わりにボディ
本体3を横断する一本の板状体で構成し、その両端を操
作部としてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車輌用
室内灯は、ボディ本体、このボディ本体に配設された光
源およびボディ本体の前面全体を覆うレンズと、前記ボ
ディ本体および前記前面レンズ間にこれらを横断してス
ライド自在に配設され両端部が前記ボディ本体および前
面レンズの側方に露呈するスイッチ部材とを備え、前記
ボディ本体の前面にスイッチ回路を形成し、前記スイッ
チ部材に前記スイッチ回路を切り替えるコンタクトを設
けたので、発光部の灯具全体に占める割合が大きく、照
明効果を向上させることができ、また、スイッチ部材は
切替え操作によってボディ本体の側方に僅かに突出する
だけであるため、室内灯の外観をすっきりさせ、高級感
を持たせることができる。また、遮光部材はスイッチ部
材を覆い、前面レンズを通してスイッチ部材が視認され
るのを防止するため、外観を損なうこともない。さら
に、前面レンズは導光板を含み、光源からの光を前方に
出光させることで、点光源を面光源に変換するため、均
一照明を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車輌用室内灯の一実施例を示す
正面図である。
【図2】 同室内灯の側面図である。
【図3】 同室内灯の背面図である。
【図4】 図1のA−A線拡大断面図である。
【図5】 図1のB−B線拡大断面図である。
【図6】 前面レンズを破断して室内灯の内部を示す正
面図である。
【図7】 同室内灯の分解斜視図である。
【図8】 (a)、(b)はスイッチ部材の要部拡大断
面図および接触部の他の実施例を示す図である。
【図9】 スイッチ回路を示す図である。
【図10】 前面レンズの他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】 室内灯の従来例を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1…室内灯、2…光源、3…ボディ本体、4…前面レン
ズ、5…スイッチレバー、10…室内灯、11A,11
B…コンタクト、12…スイッチ部材、13…遮光部
材、14…スイッチ回路、26…導光板、27…枠状
体、44a,44b…コンタクト。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ本体、このボディ本体に配設され
    た光源およびボディ本体の前面全体を覆う前面レンズ
    と、前記ボディ本体および前記前面レンズ間にスライド
    自在に配設され、両端操作部が前記ボディ本体および前
    面レンズの両側面にそれぞれ露呈するスイッチ部材とを
    備え、前記ボディ本体の前面にスイッチ回路を形成し、
    前記スイッチ部材に前記スイッチ回路を切り替えるコン
    タクトを設けたことを特徴とする車輌用室内灯。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車輌用室内灯において、
    前面レンズが透明材料からなり、スイッチ部材と前面レ
    ンズとの間には外部からのスイッチ部材の視認を防止す
    る遮光部材が設けられていることを特徴とする車輌用室
    内灯。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車輌用室内灯に
    おいて、前面レンズは、光源からの光を前方に反射する
    反射部を裏面側に有し、点光源を面光源に変換する導光
    板を含むことを特徴とする車輌用室内灯。
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