JP2741481B2 - 車両の車体上面処理装置 - Google Patents

車両の車体上面処理装置

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JP2741481B2
JP2741481B2 JP6145047A JP14504794A JP2741481B2 JP 2741481 B2 JP2741481 B2 JP 2741481B2 JP 6145047 A JP6145047 A JP 6145047A JP 14504794 A JP14504794 A JP 14504794A JP 2741481 B2 JP2741481 B2 JP 2741481B2
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茂夫 竹内
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/04Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles
    • B60S3/06Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles with rotary bodies contacting the vehicle
    • B60S3/066Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles with rotary bodies contacting the vehicle the axis of rotation being approximately horizontal

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両の車体上
面に上面処理体を接触回転させることにより、該車体上
面に艶出、洗浄等の処理を施すようにした、車両の車体
上面処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来処理すべき車両に対して相対移動可
能なフレームにガイドレールを揺動自在に吊下し、この
ガイドレールに、回転駆動可能なトップブラシを昇降可
能に支持し、前記ガイドレールの揺動を検出する揺動検
出手段の検出に基づいて前記トップブラシの昇降制御を
行なうことにより、該トップブラシを車体上面に沿うよ
うに移動させて、該車体上面を洗浄処理するようにし
た、車体上面洗浄装置は公知である(実開昭47−96
8号公報、特開昭59−96034号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる従来の
車体上面洗浄装置では、トップブラシを支持しているガ
イドレールが、該ガイドレールやトップブラシ等の吊下
部の重量あるいはガイドレールの下端に設けた中立バネ
の弾発力により垂直な中立位置に保持されるようになっ
ているため、トップブラシが上昇してガイドレールの揺
動支点に近づくにつれて、該トップブラシの車体上面に
及ぼす面圧が増加する傾向にある。
【0004】そのためたとえば乗用車タイプの車両の、
フロントガラス面からルーフ面に移る辺りで適切な面圧
が得られるように揺動検出手段の作動を設定すると、車
両のボンネット面およびそのトランク面では適切な面圧
よりも低い面圧で揺動検出手段が作動してしまい、それ
らの面の洗浄効果が不充分になるという課題があった。
【0005】本発明はかかる実情にかんがみてなされた
もので、前記車両のボンネット面、フロントガラス面、
およびトランク面を何れも上面処理体により適切な面圧
をもって能率よく処理できるようにし、前記課題を解決
した、新規な車両の車体上面処理装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1記載の発明の特徴とするところは、処理
すべき車両に対して相対移動するフレームに設けた、回
転自在な上面処理体により、該車両の車体上面を処理す
るようにした車体上面処理装置において、前記フレーム
の下部に下端を軸支され、該フレームと前記車両との相
対移動方向に俯仰揺動可能な案内フレームと、前記案内
フレームに昇降自在に支持される、前記上面処理体と、
前記上面処理体を昇降駆動する昇降駆動手段と、前記上
面処理体を回転駆動する回転駆動手段と、前記案内フレ
ームを前記フレームと車両との相対移動方向の中立位置
に付勢保持する付勢手段と、前記案内フレームの揺動を
検出する揺動検出手段と、前記揺動検出手段の検出に基
づいて前記昇降駆動手段を作動制御する制御手段とを備
え、前記フレームと車両との相対移動時に、案内フレー
ムの揺動と前記上面処理体の昇降制御との協働により前
記上面処理体を車体上面に追従接触回転させて該上面を
処理できるようにしたことである。
【0007】また前記目的達成のため、本請求項2記載
の発明の特徴とするところは、前記請求項1記載のもの
において、前記上面処理体は、車両の車体上面をポリシ
ングするためのトップバフであることである。
【0008】さらに前記目的達成のため、本請求項3記
載の発明の特徴とするところは、前記請求項1記載のも
のにおいて、前記上面処理体は、車両の車体上面をブラ
シング処理するためのトップブラシであることである。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明装置を、処理す
べき車両に対してフレームを移動させるようにした、所
謂移動式洗車機に実施した場合の好適な実施例について
説明する。
【0010】図1は本発明を備えた移動式洗車機の一部
破断概略正面図、図2は、図1の2線矢視に沿う洗車機
の側面図であり、図3は、図1の3−3線に沿う拡大断
面図であり、これらの図において移動式洗車機Wの走行
フレーム1は、車両Vが潜り抜けられるように門型に形
成されており、その走行フレーム1の左右側部フレーム
1 ,11 の前後には、駆動輪3,3と従動輪4,4が
それぞれ回転自在に軸架されており、駆動輪3,3は走
行フレーム1の側部フレーム11 ,11 に支持される走
行モータ2,2に減速伝動機構を介して接続されてい
る。前記駆動輪3,3および従動輪4,4は設置面上に
敷設される走行レール5,5上に転動自在に載置され、
走行フレーム1は前記走行モータ2を正逆回転駆動する
ことにより強制往復走行可能である。
【0011】前記走行フレーム1には、これと同じく門
型に形成される案内フレーム6が配設される。この案内
フレーム6は、走行フレーム1の左右側部フレーム
1 ,1 1 に沿って上下方向に延びる左右一対のガイド
レール8,8と、走行フレーム1の天井部フレーム12
に沿って左右方向に延びており前記一対のガイドレール
8,8の上端を一体に橋架結合する、結合ビーム9とよ
り構成されている。案内フレーム6の左右下部すなわち
一対のガイドレール8,8の下部は、走行フレーム1の
左右下部に設けた軸受7,7により走行フレーム1の走
行方向に沿って俯仰揺動できるように軸支P,Pされて
いる。
【0012】前記結合ビーム9は丸パイプにより形成さ
れており、その内部には同期軸11が縦通されており、
この同期軸11の両端は、前記一対のガイドレール8,
8の上端に設けた軸受10,10により回転自在に支持
されている。
【0013】図3に明瞭に示すように、一対のガイドレ
ール8,8は、それらの横断面が互いに対向する内面の
開放されたコ字状をなすチャンネル部材により構成され
ており、それらの内壁面には、上下方向に延びるガイド
板12,12が固着されている。
【0014】左右一対のガイドレール8,8には、それ
らに案内されて上下方向に走行移動される、対をなす左
右台車C1 ,C2 がそれぞれ設けられる。左右台車
1 ,C 2 は、いずれも台車本体15,15に一対のス
ライダ13,13および一対のガイドローラ14,14
が設けられ、前記スライダ13,13は前記ガイド板1
2,12を挟持するようにフオ−ク状に形成されていて
該ガイド板12,12に沿ってスライド可能であり、ま
た前記ガイドローラ14,14はガイドレール8,8の
内壁面に転動自在に係合されており、それらにより左右
台車C1 ,C2 はそれぞれ左右ガイドレール8,8に案
内されて上下に走行移動可能である。
【0015】左右台車C1 ,C2 には、前記案内フレー
ム6を横切って延びるトップバフ支持軸16が固定支持
されており、このトップバフ支持軸16には、トップバ
フ17を取付けた中空の回転軸18が回転自在に挿通支
持されている。そしてこの回転軸18の一端(図1右
端)には、被動スプロケット19が固着されている。一
方の台車C2 (図1右側)の台車本体15には支持枠1
5aが一体に設けられており、この支持枠15aには、
前記トップバフ17の回転駆動手段すなわちモータ20
が支持され、このモータ20の原動軸に固着される駆動
スプロケット21は、前記被動スプロケット19に無端
チエン22を介して連結されており、モータ20の正逆
転駆動により、トップバフ17を回転軸18と共に正逆
回転できるようになっている。
【0016】左右ガイドレール8,8の下部には、それ
ぞれ前記左右台車C1 ,C2 を昇降駆動する、昇降駆動
手段としての対をなす、減速機31,31付トルクモー
タ23、23が対称的に支持されており、これらのトル
クモータ23,23は、走行フレーム1の前面に設けら
れる電圧変更手段VRに接続されている。トルクモータ
23,23の原動軸にはそれぞれ駆動スプロケット2
4,24が固着されており、一方前記同期軸11の両端
には、該駆動スプロケット24,24に対応して被動ス
プロケット25,25が固着されており、それら駆動お
よび被動スプロケット24,24および25,25間に
は、ガイドレール8,8内に収容されるチエン26,2
6がそれぞれ懸回されており、該チエン26,26の一
方の遊端は、前記台車C1 ,C1 の下面に結着され、ま
たそれらの他方の遊端は前記台車C 1 ,C2 の上面に結
着されている。したがって前記トルクモータ23,23
の同期正逆回転駆動によれば、左右台車C1 ,C2 を同
期して昇降駆動することができる。
【0017】左右ガイドレール8,8の上部外側には、
それぞれ滑車27,27が回転自在に軸支されると共に
その上下方向に沿ってガイド棒29,29が固着されて
おり、それらのガイド棒29,29には、それらに案内
されて昇降できるようにバランスウエイト28,28が
昇降自在に挿通されている。滑車27,27にそれぞれ
懸回されるワイヤ30,30の一方の遊端は、前記バラ
ンスウエイト28,28の上面に結着され、またそれら
の他方の遊端は前記台車C1 ,C2 の上面に結着されて
いる。
【0018】而してバランスウエイト28,28の重量
および前記減速機31,31付トルクモータ23,23
を含むトップバフ17の昇降駆動系の摩擦抵抗と、トッ
プバフ17の重量とは略バランスするように設定されて
おり、これによりトルクモータ23,23が不作動にあ
り、かつトップバフ17がフリーな状態(車両の車体上
面に接触していない状態)にあるとき、トップバフ17
は上下何れの方向にも移動することなく、現在位置を保
つようになっており、トップバフ17が車体上面に接触
して所定以上の持上力が作用したとき、該トップバフ1
7を上昇させるようになっている。
【0019】一方のガイドレール8(図1左側)の中間
部には、上下に間隔を存してトップバフ17の下限位置
を検出する下限位置検出スイッチ32およびその上限位
置検出スイッチ33とが上下に間隔を存して設けられ、
これらのスイッチ32,33はそれぞれ台車本体15に
設けた磁石34により作動される。また左右ガイドレー
ル8,8の上部には、上限ストッパ53,53が、また
それらの下部には、下限ストッパ54,54がそれぞれ
固着され、これらのストッパ53,53および54,5
4は前記台車本体15,15と衝合してトップバフ17
の上限および下限位置を規制するようになっている。
【0020】左右ガイドレール8,8の上端には可動バ
ネ受片55,55が一体に設けられ、また走行フレーム
1の天井フレーム部12 には、前記可動バネ受片55,
55の前後に対向して固定バネ受片56,56および5
7,57がそれぞれ固定されており、各可動バネ受片5
5と、固定バネ受片56,57との間には、それぞれ付
勢手段としての一対のコイルバネよりなる中立バネ35
1 ,352 が縮設されている。そしてこれらの中立バネ
351 ,352 の弾発力は前記ガイドレール8,8を略
垂直な中立位置Nに戻すように作用する。また案内フレ
ーム6の結合ビーム9の上方において、走行フレーム1
には、小角検出スイッチ39と、大角検出スイッチ40
とが間隔を存して対設され、一方結合ビーム9には、前
記両スイッチ39,40の間に介在されて、それらを作
動する作動子41が設けられている。そして前記小角ス
イッチ39は、案内フレーム6が略垂直な中立位置Nか
ら前記軸支P部まわりに前方Fあるいは後方Rにあらか
じめ設定した小角度以上揺動したとき、前記作動子41
により作動されてその角度を検出することができ、また
前記大角スイッチ40は、案内フレーム6が略垂直な中
立位置Nから前記軸支P部まわりに前方Fあるいは後方
Rにあらかじめ設定した大角度以上揺動したとき、前記
作動子41により作動されてその角度を検出することが
できる。而して前記小角スイッチ39および作動子41
は、前記案内フレーム6の揺動検出手段を構成してい
る。
【0021】走行フレーム1の前面には、走行位置検出
手段42、スタートスイッチ48、洗車機Wを制御する
制御手段47、前記トルクモータ23の電圧変更手段V
R等が纏めて配設されており、前記走行位置検出手段4
2は、走行フレーム1に設けたスタート位置検出スイッ
チ43がその作動カム44から離れたときからのロータ
リエンコーダ45のパルスを、往行のときは加算し、復
行のときは減算することにより走行フレームのスタート
位置からの走行位置を検出できるようになっており、従
来公知のものが用いられる。走行フレーム1の前部下方
には、ポリシング処理すべき車両Vの後を検出するた
めの、光電センサの、投光器46Aおよび受光器46B
が設けられており、これらの投光器46A,受光器46
Bと、前記トップバフ17の回転中心間には、図4,5
に示すように所定間隔Aが保たれる。また走行レール
5,5間の設置面上には、ポリシング処理すべき車両V
の前輪の停止位置を示す停止位置表示器50,50が固
定されている。
【0022】なお、図中49は、車両の側面をポリシン
グ処理するためのサイドバフである。
【0023】次に主に図4,5を参照してこの発明の実
施例の作用について説明する。
【0024】図4は、走行フレーム1の往行時における
車体上面のポリシング行程図、図5は、走行フレーム1
の復行時における車体上面のポリシング行程図である。
【0025】.走行フレーム1をスタート位置(図
4、左端位置)に停止させる。この位置はスタート位置
検出スイッチ43がカム44により作動されることによ
り検出される。ここでスタートスイッチ48を押せば、
モータ20の回転により上限位置である(イ)位置にあ
るトップバフ17が正回転(図4、反時計方向回転)さ
れ、また昇降用トルクモータ23,23が、第一の電圧
をもって正回転駆動されてトップバフ17は、上限位置
である(イ)位置から下降する。トップバフ17が下限
位置である(ロ)位置まで下降すると、下限検出スイッ
32の作動によりトルクモータ23,23が不作動と
され、台車C1 ,C2 が下限ストッパ54,54と衝合
することにより、該トップバフ17は下降を停止し、走
行モータの正転駆動により走行フレーム1は往行を開始
する。
【0026】.走行フレーム1の往行により下限位置
にあるトップバフ17は(ハ)位置に至り、車両Vのボ
ンネット面の前端部上に達する。
【0027】ところでこのとき、図4(ハ)位置に示す
ように車両Vのボンネットの高さが比較的低い場合に
は、案内フレーム6は略垂直な中立位置に保持されたま
ま、トップバフ17の下面が車両Vのボンネットの前端
部に接触し、その際の反発力によりトップバフ17に所
定以上の持上力が作用することにより、該トップバフ1
7はガイドレール8,8に沿って上昇する。次に前記ト
ップバフ17の上昇により該トップバフ17に作用する
持上力が所定以下に減少すればトップバフ17の上昇は
停止する。このようにしてトップバフ17は車両Vのボ
ンネット面に沿って移動し、該トップバフ17によりボ
ンネット面をバフシングすなわちポリシングすることが
できる。
【0028】また図4(ハ′)に示すように、ボンネッ
ト面の高さが比較的高い車両V′の場合には、トップバ
フ17がボンネットの前端部に接触したとき、その接触
反力により後方に押され、これにより案内フレーム6は
略垂直な中立位置Nから中立バネ35 1 ,35 2 のバネ
力に抗して軸支P部回りに後方R(図4左側)に揺動す
る。これにより前記小角スイッチ39が作動し、そこか
らの検出信号を受ける制御手段47からの制御信号によ
り昇降用トルクモータ23,23が第二の電圧をもって
逆転駆動されてトップバフ17を強制的に上昇作動され
る。その後この上昇により案内フレーム6に作用する後
方Rへの揺動力が解除され、小角スイッチ39が不作動
となれば、昇降用トルクモータ23,23は不作動とな
り、トップバフ17は前記反発力による持上力で上昇す
る。このとき案内フレーム6は中立バネ351 35 2
の弾発力により後方Rの揺動位置から素早く略垂直な中
立位置Nに戻り、トップバフ17が車体面から離れる前
に小角スイッチ39が不作動になるので、トップバフ1
7は車両Vのボンネット面から離れることなく該ボンネ
ット面をポリシングすることができる。
【0029】.走行フレーム1の往行継続により、前
記(ハ)位置よりトップバフ17がボンネットとフロン
ガラス面との境界部である(ニ)位置にくると、トップ
バフ17はフロントガラスの傾斜面に接触して中立バネ
351 ,352 の弾発力に抗して左方に揺動し、小角ス
イッチ39を作動させる。これにより制御手段47を介
して昇降用モータ23,23が第二の電圧をもって再逆
転駆動されてトップバフ17はガイドレール8,8に沿
って上昇する。案内フレーム6が中立バネ35 1 ,35
2 により中立側に戻され、小角スイッチ39が不作動に
なると、昇降用モータも不作動となりトップバフ17の
上昇は停止する。そしてトップバフ17は車体のフロン
トガラスとの接触による反発力を受けて上昇する。この
ように案内フレーム6の前後揺動に基づく昇降用トルク
モータ23,23の作動、不作動の繰り返しによりトッ
プバフ17はフロントガラス面をポリシングしながら該
面に沿って上昇する。
【0030】.走行フレーム1の引き続く往行継続に
より、トップバフ17が(ホ)位置にきてフロントガラ
ス面からルーフ面に移るときは、案内フレーム6は左方
(後方R)へ揺動して小角スイッチ39が作動した状態
から中立バネ35 1 ,35 2 の弾発力により略垂直な中
立位置に戻り、トップバフ17が車体面から離れる前に
小角スイッチ39が不作動となり、トルクモータ23,
23が不作動になるので、トップバフ17は車体のフロ
ントガラス面からルーフ面に沿って離れることなく移動
してそれらの面をポリシングすることができる。
【0031】なおこの行程において、自動車の車体形状
によっては案内フレーム6は左方に大きく揺動して大角
スイッチ40が作動することがあり、かかる場合には、
走行モータ2の作動停止により、走行フレーム1の往行
が一旦停止し、該大角スイッチ40が不作動になると、
走行フレーム1の往行が再開されるようになっている。
【0032】.走行フレーム1の往行継続により、ト
ップバフ17が車体のルーフ面上の(ヘ)位置に至り、
該ルーフ面をポリシングして、走行フレーム1がスター
ト位置から予め設定された所定距離L1 に達したこと
を、走行位置検出手段42が検出すると、これにより昇
降用モータ23が第三の電圧で正回転駆動され、トップ
バフ17は下降し、その際の下降力と、トップバフ17
がルーフ面から受ける反発力との釣合いによりトップバ
フ17はルーフ面に適宜の圧接力をもって接触して該ル
ーフ面を能率よくポリシングすることができる。
【0033】.トップバフ17がルーフ面をポリシン
グしてその後端位置である(ト)位置に達すれば、トッ
プバフ17は車体面から受ける反発力が減少してリヤガ
ラス面に沿って下降する。その際昇降用トルクモータ2
3,23は前行程の(ヘ)位置より正回転駆動を継続す
るので、トップバフ17はリヤガラス面を離れることな
く該面をポリシングすることができる。
【0034】.トップバフ17がリヤガラス面のポリ
シングを終了してトランク面上の前部位置である(チ)
位置に至れば、トップバフ17は、昇降用モータ23,
23による下降力と、トランク面から受ける反発力とが
釣り合ったところでトップバフ17の下降が停止し、ト
ップバフ17はトランク面を適切な面圧でポリシングす
ることができる。
【0035】.走行フレームの往行継続により、走
行フレーム1に設けた光電センサー46が車両Vの後端
を検出すると、走行位置検出手段42によって検出され
る走行位置L2 が記憶される。
【0036】ところでトップバフ17が車両Vの後端を
過ぎると、前記下限ストッパ54によりその下降が停止
される。そして走行フレーム1が往行停止位置(図4右
端位置、復行開始位置)までくれば、該走行フレーム1
の往行を停止して、トップバフ17は(リ)位置に達
し、走行フレーム1の往行による車体上面のポリシング
を終了する。
【0037】なお、トップバフ17が前記(ホ)〜
(リ)に至る過程において、案内フレーム6が後方R
(図4左方)に揺動して、小角スイッチ39が作動すれ
ば、昇降用トルクモータ23,23が、第二の電圧で逆
転駆動されて、トップバフ17は上昇する。次いで中立
バネ351 ,352 の付勢力により案内フレーム6が略
鉛直な中立位置Nに戻小角スイッチ39は不作動とな
り、前記トルクモータ23,23は第三の電圧により正
転駆動される。これによりトップバフ17は下降し、こ
のトルクモータ23,23による下降力と、トップバフ
17が車体上面から受ける反発力とが釣合う位置で、ト
ップバフ17の下降が停止され、この状態で車体上面の
ポリシングが継続される。
【0038】(1).次に走行フレーム1の往行終了位置
すなわち復行開始位置(図5、右端位置)において、昇
降用トルクモータ23,23を不作動にしてトップバフ
17を逆転(図5、時計方向)駆動して走行フレーム1
を復行させる。以後、走行フレーム1の往行時の、
(ロ)から(ヘ)までと同様の作用により車両のトラン
ク面、リヤガラス面をポリシングすることができる。こ
の場合案内フレーム6は車体面に接触して前方F(図
5、右側)に揺動する。
【0039】(2) .走行フレーム1の復行継続により、
トップバフ17がルーフ面に達し、走行位置検出手段4
2が、前記走行位置L2 より予め設定した所定距離Bだ
け復行した走行位置になったことを検出すると、昇降用
トルクモータ23,23は第三の電圧で正転駆動され
る。これによりトップバフ17は前記往行時における
(へ)から()までと同様の作用によりルーフ面、ボ
ンネット面をポリシングする。
【0040】走行フレーム1が往行終了位置すなわちス
タート位置(図5左端位置)に達すれば、走行フレーム
1の復行とトップバフ17の回転を停止し、トルクモー
タ23,23を逆転駆動してトップバフ17を上昇さ
せ、台車C1 ,C2 が上限ストッパ53,53に衝合す
ることにより、該トップバフ17を上限位置に停止さ
せ、走行フレーム1の復行でのポリシングを終了する。
【0041】以上のポリシング行程において、車両のフ
ロントガラス面からルーフ面にかけて適切な面圧を得る
べく揺動検出手段を作動するように設定しても、揺動軸
支点Pよりトップバフ17の中心迄の距離が短いことに
よりボンネット面およびトランク面の面圧が不足するこ
となく適切な面圧でをポリシングすることができ、その
結果ボンネット面、フロントガラス面、ルーフ面、リヤ
ガラス面等の車体の上面全域にわたり能率よく、均一
に、確実にポリシングすることができる。また車両のボ
ンネット面はエンジンルーム内のエンジンの放熱によ
り、ポリシングによる艶出しがルーフ面に比べて出しに
くい傾向にあり、該ボンネット面を充分に艶出しするに
は、トップバフ17による、ボンネット面への面圧を、
ルーフ面への面圧よりも高くすることが望ましいが、前
記実施例のように、トップバフ17を支持する案内フレ
ームの下部を揺動可能に軸支Pすることにより、車両
のフロントガラス面からルーフ面に移る辺りで適切な面
圧で揺動検出手段が作動するようにし、かつルーフ面を
適切な面圧にしてもボンネット面の面圧をルーフ面より
も大きくすることができるので、ボンネット面およびル
ーフ面を充分に、かつ、均一に艶出しすることができ
る。
【0042】また前記実施例のようにトップバフ17
昇降可能に支持した案内フレーム6の下端が走行フレー
ム1に揺動自在に軸支Pされ、トップバフ17がその軸
支P点の比較的近くで車両Vの車体上面に接触するよう
にすれば、車体接触時の案内フレーム6の揺動角を比較
的大きくすることができ、これにより案内フレーム6の
揺動角の感知精度を高めることができ、トップバフ17
の昇降制御をより精度よく行なうことができる。
【0043】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では本発明装置を移動式洗車機に実施した場合を説
明したが、これを固定式の洗車機にも実施できることは
勿論であり、またトップバフの外、ブラシその他の上面
処理体であってもよく、また前記案内フレームはその中
立位置で略垂直な位置になくてもよく、また昇降用トル
クモータは単一でもよく、またそれに代えて通常の三相
誘導電動機を用いてもよい。またトップバフ等の上面処
理体を支持する案内フレームは門型でなくてもよく、該
フレームを構成するガイドレールは一本でもよい。また
案内フレームを中立位置に保持する付勢部材としてコイ
ルばねのほか、他のバネやゴム等の弾性部材であっても
よい。また往行時のみ、あるいは復行時のみ上面処理体
で処理を行なう装置の場合は、案内フレーム6は中立位
置Nから前方F、あるいは後方Rのいずれか一方へ俯仰
揺動可能でもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、車体上面処理装置において、フレームの下部に下
端を軸支され、該フレームと前記車両との相対移動方向
に俯仰揺動可能な案内フレームと、前記案内フレームに
昇降自在に支持される、前記上面処理体と、前記上面処
理体を昇降駆動する昇降駆動手段と、前記上面処理体を
回転駆動する回転駆動手段と、前記案内フレームを前記
フレームと車両との相対移動方向の中立位置に付勢保持
する付勢手段と、前記案内フレームの揺動を検出する揺
動検出手段と、前記揺動検出手段の検出に基づいて前記
昇降駆動手段を作動制御する制御手段とを備え、前記フ
レームと車両との相対移動時に、案内フレームの揺動と
前記上面処理体の昇降制御との協働により前記上面処理
体を車体上面に追従接触回転させて該上面を処理できる
ようにしたので、車両の、フロントガラス面からルーフ
面にかけて上面処理体の適切な面圧を得られるように揺
動検出手段の作動を設定してもボンネット面、トランク
面等の低位面への上面処理体の面圧を充分に確保するこ
とができ、それらの面の処理効果が低下することがない
という効果を奏する。
【0045】また本請求項2記載の発明によれば、トッ
プバフによりポリシングして艶出を行なうとき、前記効
果によりボンネット面、トランク面等の低位面の充分な
艶出しを行なうことができる。
【0046】また本請求項3記載の発明によれば、トッ
プブラシで洗浄を行なうとき、前記効果により、ボンネ
ット面、トランク面等の低位面を充分に洗浄することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた移動式洗車機の一部破断概
略正面図
【図2】図1の2線矢視に沿う洗車機の側面図
【図3】図1の3−3線に沿う部分拡大断面図
【図4】走行フレームの往行時における車体上面のポリ
シング行程図
【図5】走行フレームの復行時における車体上面のポリ
シング行程図
【符号の説明】
1 フレームとしての走行フレーム 6 案内フレーム 17 上面処理体としてのトップバフ 20 回転駆動手段としてのモータ 23 昇降駆動手段としてのトルクモータ 351 付勢手段としての中立バネ 352 付勢手段としての中立バネ 39 揺動検出手段としての小角検出スイッチ 41 揺動検出手段としての作動子 47 制御手段 V 車両 P 軸支 N 中立位置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき車両(V)に対して相対移動
    するフレーム(1)に設けた回転自在な上面処理体(1
    7)により、該車両(V)の車体上面を処理するように
    した車体上面処理装置において、 前記フレーム(1)の下部に下端を軸支(P)され、該
    フレーム(1)と前記車両(V)との相対移動方向に俯
    仰揺動可能な案内フレーム(6)と、 前記案内フレーム(6)に昇降自在に支持される、前記
    上面処理体(17)と、 前記上面処理体(17)を昇降駆動する昇降駆動手段
    (23)と、 前記上面処理体(17)を回転駆動する回転駆動手段
    (20)と、 前記案内フレーム(6)を前記フレーム(1)と車両
    (V)との相対移動方向の中立位置(N)に付勢保持す
    る付勢手段(351 ,352 )と、 前記案内フレーム(6)の揺動を検出する揺動検出手段
    (39,41)と、 前記揺動検出手段(39,41)の検出に基づいて前記
    昇降駆動手段(23)を作動制御する制御手段(47)
    と、 を備え、前記フレーム(1)と車両(V)との相対移動
    時に、案内フレーム(6)の揺動と前記上面処理体(1
    7)の昇降制御との協働により前記上面処理体(17)
    を車体上面に追従接触回転させて該上面を処理できるよ
    うにしたことを特徴とする、車両の車体上面処理装置。
  2. 【請求項2】 前記上面処理体(17)は、車両(V)
    の車体上面をポリシング処理するためのトップバフであ
    る、前記請求項1記載の車両の車体上面処理装置。
  3. 【請求項3】 前記上面処理体(17)は、車両(V)
    の車体上面をブラシング処理するためのトップブラシで
    ある、前記請求項1記載の車両の車体上面処理装置。
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