JP3119003B2 - 流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置 - Google Patents
流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置Info
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- JP3119003B2 JP3119003B2 JP04340622A JP34062292A JP3119003B2 JP 3119003 B2 JP3119003 B2 JP 3119003B2 JP 04340622 A JP04340622 A JP 04340622A JP 34062292 A JP34062292 A JP 34062292A JP 3119003 B2 JP3119003 B2 JP 3119003B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、流動床式廃棄物焼却炉
の給塵装置に係り、特にシール性を保ちながら連続的か
つ定量的に廃棄物を焼却炉に供給することが可能な流動
床式廃棄物焼却炉の給塵装置に関する。
の給塵装置に係り、特にシール性を保ちながら連続的か
つ定量的に廃棄物を焼却炉に供給することが可能な流動
床式廃棄物焼却炉の給塵装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、流動床式廃棄物焼却炉の給塵装
置は、給塵ダクトを介して該焼却炉に廃棄物を供給して
いる。この給塵装置は、焼却炉内の排ガスが給塵ダクト
を通じて逆流したり、余剰空気が流入するのを防ぐため
に、内部をシールする必要がある。また、上記焼却炉に
は定量的かつ連続的に廃棄物を供給してやる必要があ
る。従って、上記給塵装置は、ホッパ内に廃棄物を溜め
て、スクリューコンベヤにて廃棄物をダクトへ送り出し
ながらマテリアルシールする構造が一般に用いられてい
る。
置は、給塵ダクトを介して該焼却炉に廃棄物を供給して
いる。この給塵装置は、焼却炉内の排ガスが給塵ダクト
を通じて逆流したり、余剰空気が流入するのを防ぐため
に、内部をシールする必要がある。また、上記焼却炉に
は定量的かつ連続的に廃棄物を供給してやる必要があ
る。従って、上記給塵装置は、ホッパ内に廃棄物を溜め
て、スクリューコンベヤにて廃棄物をダクトへ送り出し
ながらマテリアルシールする構造が一般に用いられてい
る。
【０００３】以下に従来の流動床式廃棄物焼却炉の給塵
装置について添付図面に基づき詳述する。
装置について添付図面に基づき詳述する。
【０００４】図３は、流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置
１の構造を示すものである。図３に示すように、給塵装
置１は、該焼却炉に供給する廃棄物１４を収容するホッ
パ３と、そのホッパ３の下部から上記焼却炉の給塵ダク
ト２の取入口４に延びると共にその取入口４に接続され
るトラフ５と、トラフ５内に収容されホッパ３内の廃棄
物１４を上記取入口４に搬送するスクリュー６からなっ
ている。このトラフ５内には、スクリュー６がその先端
部を給塵ダクト２の取入口４に臨ませて収容されてい
る。またトラフ５の上流側である後端は外壁７が接合さ
れて塞がれている。この外壁７の中央部には壁を貫通し
て軸受け９が設けられており、スクリュー６の回転軸８
はこの軸受け９に支持されている。また、トラフ５の外
部には駆動部（図示せず）が設けられており、この回転
軸８が回転されることによりスクリュー６の周囲のもの
を飲み込んでスクリューの先端まで搬送するスクリュー
コンベヤを形成している。
１の構造を示すものである。図３に示すように、給塵装
置１は、該焼却炉に供給する廃棄物１４を収容するホッ
パ３と、そのホッパ３の下部から上記焼却炉の給塵ダク
ト２の取入口４に延びると共にその取入口４に接続され
るトラフ５と、トラフ５内に収容されホッパ３内の廃棄
物１４を上記取入口４に搬送するスクリュー６からなっ
ている。このトラフ５内には、スクリュー６がその先端
部を給塵ダクト２の取入口４に臨ませて収容されてい
る。またトラフ５の上流側である後端は外壁７が接合さ
れて塞がれている。この外壁７の中央部には壁を貫通し
て軸受け９が設けられており、スクリュー６の回転軸８
はこの軸受け９に支持されている。また、トラフ５の外
部には駆動部（図示せず）が設けられており、この回転
軸８が回転されることによりスクリュー６の周囲のもの
を飲み込んでスクリューの先端まで搬送するスクリュー
コンベヤを形成している。
【０００５】また、トラフ５の両天縁１０、１１には、
先端側から順に先端側天井１２及びホッパ３及び根元側
天井１３が接合され、両天縁１０、１１間はホッパ部で
吹き抜けになりそれ以外で気密な天井を有している。
先端側から順に先端側天井１２及びホッパ３及び根元側
天井１３が接合され、両天縁１０、１１間はホッパ部で
吹き抜けになりそれ以外で気密な天井を有している。
【０００６】このように構成された従来の流動床式廃棄
物焼却炉の給塵装置は、以下の様にしてマテリアルシー
ル性を有することができる。まず廃棄物１４がホッパ３
上部のシュートに投下され、ホッパ３及びトラフ５内に
蓄積される。こうしてホッパ３内に蓄積された廃棄物１
４の上面レベル１５が所定の高さに維持されると、ホッ
パ３下部からスクリュー６により取り込まれて先端側天
井１２の下へ搬送されて程良く圧縮された廃棄物１４の
抵抗により、ガスは通行不能になり、マテリアルシール
性が維持される。
物焼却炉の給塵装置は、以下の様にしてマテリアルシー
ル性を有することができる。まず廃棄物１４がホッパ３
上部のシュートに投下され、ホッパ３及びトラフ５内に
蓄積される。こうしてホッパ３内に蓄積された廃棄物１
４の上面レベル１５が所定の高さに維持されると、ホッ
パ３下部からスクリュー６により取り込まれて先端側天
井１２の下へ搬送されて程良く圧縮された廃棄物１４の
抵抗により、ガスは通行不能になり、マテリアルシール
性が維持される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置１では、
ホッパ３内に堆積した廃棄物１４の上面レベル１５を高
くすると、スクリューにかかる廃棄物荷重が増加して、
より圧縮されて飲み込まれマテリアルシール性はよくな
るが、スクリュー６により搬送される廃棄物１４が、先
端側天井１２とホッパ３の接合部である喉部を通過する
ときに上方からの荷重がなくなり再膨張するため、喉部
及び先端側天井１２に押し付けられて大きな摩擦抵抗を
受け、このとき廃棄物１４は圧縮と圧縮限界条件での解
放による膨張を繰り返すようになり、喉部から取入口４
までの廃棄物１４は粗密状態で移動され、定量供給性が
保てなくなるという問題があった。従って定量供給性を
保つには上面レベル１５を下げて膨張による影響を減ら
すことが必要だが、あまり下げ過ぎると先端側天井１２
の下へ搬送されて圧縮された廃棄物１４は上部で粗とな
り、マテリアルシール性が保てなくなるという問題があ
った。このため、上面レベル１５の調整が難しく、定量
供給性とマテリアルシール性の双方を良好に維持するこ
とは難しかった。従って、従来の流動床式廃棄物焼却炉
の給塵装置１はマテリアルシール性及び廃棄物の定量供
給性が不安定であり、それらを向上させることが課題で
あった。
ような従来の流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置１では、
ホッパ３内に堆積した廃棄物１４の上面レベル１５を高
くすると、スクリューにかかる廃棄物荷重が増加して、
より圧縮されて飲み込まれマテリアルシール性はよくな
るが、スクリュー６により搬送される廃棄物１４が、先
端側天井１２とホッパ３の接合部である喉部を通過する
ときに上方からの荷重がなくなり再膨張するため、喉部
及び先端側天井１２に押し付けられて大きな摩擦抵抗を
受け、このとき廃棄物１４は圧縮と圧縮限界条件での解
放による膨張を繰り返すようになり、喉部から取入口４
までの廃棄物１４は粗密状態で移動され、定量供給性が
保てなくなるという問題があった。従って定量供給性を
保つには上面レベル１５を下げて膨張による影響を減ら
すことが必要だが、あまり下げ過ぎると先端側天井１２
の下へ搬送されて圧縮された廃棄物１４は上部で粗とな
り、マテリアルシール性が保てなくなるという問題があ
った。このため、上面レベル１５の調整が難しく、定量
供給性とマテリアルシール性の双方を良好に維持するこ
とは難しかった。従って、従来の流動床式廃棄物焼却炉
の給塵装置１はマテリアルシール性及び廃棄物の定量供
給性が不安定であり、それらを向上させることが課題で
あった。
【０００８】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、マテリアルシール性を保ったまま廃棄物の定量供給
性を良好に保てる流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置を提
供することにある。
し、マテリアルシール性を保ったまま廃棄物の定量供給
性を良好に保てる流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、流動床式廃棄物焼却炉に供給する廃棄物を
収容するホッパと、該ホッパの下部から上記焼却炉の給
塵ダクトの取入口に延びると共にその取入口に接続され
るトラフと、該トラフ内に収容され上記ホッパ内の廃棄
物を上記取入口に搬送するスクリューとを備えた流動床
式廃棄物焼却炉の給塵装置において、上記取入口に接続
される先端側トラフ天井の下部に定量供給部を形成し、
その先端側トラフ天井とホッパとを接続する喉部にスク
リュー根元側に斜め下方もしくは垂直に延びたシールプ
レートを設けて区画しスクリュー根元側上部に飲込み部
を形成し上記先端側トラフ天井を上記シールプレートの
下端より高くしたものである。
に本発明は、流動床式廃棄物焼却炉に供給する廃棄物を
収容するホッパと、該ホッパの下部から上記焼却炉の給
塵ダクトの取入口に延びると共にその取入口に接続され
るトラフと、該トラフ内に収容され上記ホッパ内の廃棄
物を上記取入口に搬送するスクリューとを備えた流動床
式廃棄物焼却炉の給塵装置において、上記取入口に接続
される先端側トラフ天井の下部に定量供給部を形成し、
その先端側トラフ天井とホッパとを接続する喉部にスク
リュー根元側に斜め下方もしくは垂直に延びたシールプ
レートを設けて区画しスクリュー根元側上部に飲込み部
を形成し上記先端側トラフ天井を上記シールプレートの
下端より高くしたものである。
【００１０】
【作用】上記構成によれば、廃棄物は、ホッパ内でシー
ルプレート下端よりも高いレベルまで蓄積された後飲込
み部を通してトラフ内に搬送され、シールプレート下端
を通過後、上方からの圧縮がなくなるため膨張するが、
先端側トラフ部の天井がシールプレート下端よりも十分
高く膨張空間が形成されているため、天井から摩擦抵抗
を受けることなくスムーズに搬送されることになり、廃
棄物の定量供給性が良くなる。また、ホッパ内でシ−ル
プレート下端よりも直ぐ上程度に廃棄物の上面レベルを
保ちさえすれば、廃棄物がシールプレート下端の下に圧
縮されて定量供給部に入るところでガスは通行不能にな
り、マテリアルシール性を確保できるので、マテリアル
シール性が安定する。従って、マテリアルシール性及び
廃棄物の定量供給性を同時に良く保つことができる。
ルプレート下端よりも高いレベルまで蓄積された後飲込
み部を通してトラフ内に搬送され、シールプレート下端
を通過後、上方からの圧縮がなくなるため膨張するが、
先端側トラフ部の天井がシールプレート下端よりも十分
高く膨張空間が形成されているため、天井から摩擦抵抗
を受けることなくスムーズに搬送されることになり、廃
棄物の定量供給性が良くなる。また、ホッパ内でシ−ル
プレート下端よりも直ぐ上程度に廃棄物の上面レベルを
保ちさえすれば、廃棄物がシールプレート下端の下に圧
縮されて定量供給部に入るところでガスは通行不能にな
り、マテリアルシール性を確保できるので、マテリアル
シール性が安定する。従って、マテリアルシール性及び
廃棄物の定量供給性を同時に良く保つことができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
【００１２】図１は、本発明による流動床式廃棄物焼却
炉の給塵装置１６の一実施例を示す断面図である。該焼
却炉（図示せず）の給塵ダクト２の取入口４には、トラ
フ１７の先端が気密に接続されている。このトラフ１７
は略水平な台３６に設けた支持材１８にて水平に支持さ
れている。またトラフ１７内には、トラフ後端側外部に
設けた駆動部により駆動されるスクリュー１９が、根元
側の回転軸２０を軸受け２１にて支持され先端を取入口
４に臨ませて水平に設けられており、トラフ１７はこの
スクリュー１９を収めるのに充分な深さを有している。
トラフ１７の天縁部２２，２３には、根元側ではホッパ
２４が吹き抜け状に接続され、それより先端側は天井２
５が接合されている。この先端側の天井２５はスクリュ
ー１９上面より十分高く形成され、定量供給部Ｂを形成
している。先端側の天井２５とホッパ２４は喉部２６を
形成して接続されている。その喉部２６には、シールプ
レート２７がスクリュー根元側に斜め下方若しくは垂直
に延びる向きで上端を気密に接続されて設けられ、スク
リュー根元側上部に飲込み部Ａを形成している。詳しく
説明すると後述する廃棄物の飲込み量と供給量のバラン
ス及びマテリアルシールとの関係から斜め下方垂直まで
実際の施設毎に適切な角度に設定する。
炉の給塵装置１６の一実施例を示す断面図である。該焼
却炉（図示せず）の給塵ダクト２の取入口４には、トラ
フ１７の先端が気密に接続されている。このトラフ１７
は略水平な台３６に設けた支持材１８にて水平に支持さ
れている。またトラフ１７内には、トラフ後端側外部に
設けた駆動部により駆動されるスクリュー１９が、根元
側の回転軸２０を軸受け２１にて支持され先端を取入口
４に臨ませて水平に設けられており、トラフ１７はこの
スクリュー１９を収めるのに充分な深さを有している。
トラフ１７の天縁部２２，２３には、根元側ではホッパ
２４が吹き抜け状に接続され、それより先端側は天井２
５が接合されている。この先端側の天井２５はスクリュ
ー１９上面より十分高く形成され、定量供給部Ｂを形成
している。先端側の天井２５とホッパ２４は喉部２６を
形成して接続されている。その喉部２６には、シールプ
レート２７がスクリュー根元側に斜め下方若しくは垂直
に延びる向きで上端を気密に接続されて設けられ、スク
リュー根元側上部に飲込み部Ａを形成している。詳しく
説明すると後述する廃棄物の飲込み量と供給量のバラン
ス及びマテリアルシールとの関係から斜め下方垂直まで
実際の施設毎に適切な角度に設定する。
【００１３】スクリュー１９の形状は、飲込み部に先細
のテーパー状シャフト部２８を有し、定量供給部にテー
パー状シャフト部２８の先端の径と略同一の径の定径シ
ャフト部２９を有し、スクリュー羽根３０のスクリュー
ピッチは飲込み部では荒く定量供給部では細かくなって
いる。しかし上述の如く定量供給部の定径シャフト部２
９の直径を飲込み部のテーパー状シャフト部２８の最小
直径に形成して飲込み部より定量供給部が搬送容量が大
となることが可能である。
のテーパー状シャフト部２８を有し、定量供給部にテー
パー状シャフト部２８の先端の径と略同一の径の定径シ
ャフト部２９を有し、スクリュー羽根３０のスクリュー
ピッチは飲込み部では荒く定量供給部では細かくなって
いる。しかし上述の如く定量供給部の定径シャフト部２
９の直径を飲込み部のテーパー状シャフト部２８の最小
直径に形成して飲込み部より定量供給部が搬送容量が大
となることが可能である。
【００１４】また、シールプレート２７の直上のホッパ
２４内に、そのシールプレート２７上に常時廃棄物１４
が溜まっていることを検出する固定式レベルセンサー３
１が設けられ、また、スクリュー１９の根元部側上方の
ホッパ２４内に、廃棄物１４のレベルを一定に制御する
可動式レベルセンサー３２が縦長の取り付け枠内でスラ
イド式に上下位置調整可能に設けられている。また、ホ
ッパ２４の上部には、可動式の廃棄物落下調整用プレー
ト３３を有するシュート３４が設けてある。またこのシ
ュート３４の入口には、廃棄物を搬入してシュート３４
内に落下する搬入コンベヤ３５が設けられている。
２４内に、そのシールプレート２７上に常時廃棄物１４
が溜まっていることを検出する固定式レベルセンサー３
１が設けられ、また、スクリュー１９の根元部側上方の
ホッパ２４内に、廃棄物１４のレベルを一定に制御する
可動式レベルセンサー３２が縦長の取り付け枠内でスラ
イド式に上下位置調整可能に設けられている。また、ホ
ッパ２４の上部には、可動式の廃棄物落下調整用プレー
ト３３を有するシュート３４が設けてある。またこのシ
ュート３４の入口には、廃棄物を搬入してシュート３４
内に落下する搬入コンベヤ３５が設けられている。
【００１５】次に、本実施例の作用について述べる。
【００１６】本実施例の流動床式廃棄物焼却炉の給塵装
置１６によれば、廃棄物１４は、搬入コンベヤ３５によ
り搬入されシュート３４内に落下し、可動式の廃棄物落
下調整用プレート３３に落下場所をほぼ一定に調整さ
れ、落下してホッパ２４内でシールプレート２７下端よ
りも高いレベルまで蓄積されて荷重により圧縮されて飲
込み部を通してトラフ１７内を搬送され、定量供給部に
送られる。廃棄物１４はシールプレート２７下端を通過
後、上方からの荷重がなくなるため膨張するが、先端側
の天井２５がシールプレート２７下端よりも十分高いの
で、天井２５から摩擦抵抗を受けることなくスムーズに
搬送されることになる。従って廃棄物１４の定量供給性
が良くなる。また、シ−ルプレート２７下端よりも直ぐ
上程度に廃棄物の上面レベル１５を保ちさえすれば、廃
棄物１４が定量供給部に入る前にシールプレート２７下
端の下に圧縮されて高密度になるところでガスは通行不
能になりマテリアルシール性を確保できる。従ってマテ
リアルシール性を保ったまま廃棄物の定量供給性を良好
に保つことができる。
置１６によれば、廃棄物１４は、搬入コンベヤ３５によ
り搬入されシュート３４内に落下し、可動式の廃棄物落
下調整用プレート３３に落下場所をほぼ一定に調整さ
れ、落下してホッパ２４内でシールプレート２７下端よ
りも高いレベルまで蓄積されて荷重により圧縮されて飲
込み部を通してトラフ１７内を搬送され、定量供給部に
送られる。廃棄物１４はシールプレート２７下端を通過
後、上方からの荷重がなくなるため膨張するが、先端側
の天井２５がシールプレート２７下端よりも十分高いの
で、天井２５から摩擦抵抗を受けることなくスムーズに
搬送されることになる。従って廃棄物１４の定量供給性
が良くなる。また、シ−ルプレート２７下端よりも直ぐ
上程度に廃棄物の上面レベル１５を保ちさえすれば、廃
棄物１４が定量供給部に入る前にシールプレート２７下
端の下に圧縮されて高密度になるところでガスは通行不
能になりマテリアルシール性を確保できる。従ってマテ
リアルシール性を保ったまま廃棄物の定量供給性を良好
に保つことができる。
【００１７】また搬入コンベヤ３５により搬入されシュ
ート３４内に落下する廃棄物１４の落下状態を可動式の
廃棄物落下調整用プレート３３で一定に調整することに
より、飲込み部の廃棄物上面レベルをスクリュー１９の
テーパー上面に平行に若しくはややスクリュー１９の根
元側に偏重させるように調整し廃棄物１４の密度の一定
化をはかり、スクリュー１９による飲み込み量が安定す
るようにできるので定量供給性がよくなる。
ート３４内に落下する廃棄物１４の落下状態を可動式の
廃棄物落下調整用プレート３３で一定に調整することに
より、飲込み部の廃棄物上面レベルをスクリュー１９の
テーパー上面に平行に若しくはややスクリュー１９の根
元側に偏重させるように調整し廃棄物１４の密度の一定
化をはかり、スクリュー１９による飲み込み量が安定す
るようにできるので定量供給性がよくなる。
【００１８】また、スクリュー１９は、飲込み部に先細
のテーパー状シャフト部２８を有しているので、根元側
だけでなく飲込み部全面から廃棄物１４を飲込むことが
でき、また、定量供給部にテーパー状シャフト部２８先
端の径と略同一の径の定径シャフト部２９を有し、スク
リュー羽根３０が、その飲込み部よりも定量供給部で小
さくなるピッチを有して且つ飲込み部より定量供給部で
搬送容量が大であるように形成してあるので、飲込み部
は大きなピッチにより廃棄物を飲み込みやすくなり、し
かもその飲込み量が定量供給部で再膨張しても搬送能力
以内に収まるため廃棄物の定量供給性が安定する。ま
た、定量供給部ではピッチが小さいことにより廃棄物の
連続供給性が向上する。
のテーパー状シャフト部２８を有しているので、根元側
だけでなく飲込み部全面から廃棄物１４を飲込むことが
でき、また、定量供給部にテーパー状シャフト部２８先
端の径と略同一の径の定径シャフト部２９を有し、スク
リュー羽根３０が、その飲込み部よりも定量供給部で小
さくなるピッチを有して且つ飲込み部より定量供給部で
搬送容量が大であるように形成してあるので、飲込み部
は大きなピッチにより廃棄物を飲み込みやすくなり、し
かもその飲込み量が定量供給部で再膨張しても搬送能力
以内に収まるため廃棄物の定量供給性が安定する。ま
た、定量供給部ではピッチが小さいことにより廃棄物の
連続供給性が向上する。
【００１９】また、シールプレート２７の直上のホッパ
２４に、そのシールプレート２７の下端より上に常時廃
棄物１４が溜まっていることを検出する固定式レベルセ
ンサー３１が設けられているので、シール性確保を確認
する情報が得られる。また定量供給部内の廃棄物の上面
レベルがこのセンサー以下のレベルに下がったら廃棄物
切れの事前警報アラームを出したり無条件で廃棄物供給
を行わせたりする信号を出すようにもできる。またこの
固定式レベルセンサー３１は以下に述べるように可動式
レベルセンサーを最適な位置に設定するために使用され
る。
２４に、そのシールプレート２７の下端より上に常時廃
棄物１４が溜まっていることを検出する固定式レベルセ
ンサー３１が設けられているので、シール性確保を確認
する情報が得られる。また定量供給部内の廃棄物の上面
レベルがこのセンサー以下のレベルに下がったら廃棄物
切れの事前警報アラームを出したり無条件で廃棄物供給
を行わせたりする信号を出すようにもできる。またこの
固定式レベルセンサー３１は以下に述べるように可動式
レベルセンサーを最適な位置に設定するために使用され
る。
【００２０】また、スクリュー１９の根元部側上部のホ
ッパ２４に廃棄物のレベルを一定に制御する可動式レベ
ルセンサー３２が設けられているので、搬入コンベヤ３
５をインバータ制御もしくはタイマー制御することによ
り、従来は運転中変動していた飲込み部の廃棄物の上面
レベル１５を運転中一定のレベルに保つことができ、飲
込み廃棄物の密度が一定化し、従って飲込み量が一定す
るので廃棄物の定量供給性が向上する。また可動式レベ
ルセンサー３２を取り付け枠内でスライド式に任意に上
下位置調整をして、上述したように一定に保たれる上面
レベル１５が最適レベルになるように容易に設定調整で
きるので、廃棄物の定量供給性を最適化でき、また運転
性も良くなる。これについて図２を用い、給塵装置１６
の運転の実際に即して以下に詳しく説明する。
ッパ２４に廃棄物のレベルを一定に制御する可動式レベ
ルセンサー３２が設けられているので、搬入コンベヤ３
５をインバータ制御もしくはタイマー制御することによ
り、従来は運転中変動していた飲込み部の廃棄物の上面
レベル１５を運転中一定のレベルに保つことができ、飲
込み廃棄物の密度が一定化し、従って飲込み量が一定す
るので廃棄物の定量供給性が向上する。また可動式レベ
ルセンサー３２を取り付け枠内でスライド式に任意に上
下位置調整をして、上述したように一定に保たれる上面
レベル１５が最適レベルになるように容易に設定調整で
きるので、廃棄物の定量供給性を最適化でき、また運転
性も良くなる。これについて図２を用い、給塵装置１６
の運転の実際に即して以下に詳しく説明する。
【００２１】上述した様に、従来の構成の給塵装置にお
いては、ホッパ内の廃棄物上面レベルがあるレベルまで
高くなると喉部を通過して膨張した廃棄物が先端側天井
（この天井レベルを図２中にＰで示した）から受ける摩
擦抵抗のため定量供給性が満たされなくなり始めてい
た。本発明による給塵装置１６においても、飲込み部の
廃棄物の上面レベルを上げていくと定量供給部の廃棄物
の上面レベルは上がっていく。しかし本発明による給塵
装置１６によれば、この定量供給部側の廃棄物の上面レ
ベルがＰに達し始めるような飲込み部の廃棄物の上面レ
ベルＡｉで運転しても、先端側トラフ天井２５はＰより
十分高いので、定量供給部側で膨張した廃棄物の上面レ
ベルＡｏより十分高く、従って廃棄物に摩擦抵抗を与え
ることがないため、その点で定量供給性を悪化させるこ
とがなく、従来の給塵装置に比べ定量供給性が向上して
いる。
いては、ホッパ内の廃棄物上面レベルがあるレベルまで
高くなると喉部を通過して膨張した廃棄物が先端側天井
（この天井レベルを図２中にＰで示した）から受ける摩
擦抵抗のため定量供給性が満たされなくなり始めてい
た。本発明による給塵装置１６においても、飲込み部の
廃棄物の上面レベルを上げていくと定量供給部の廃棄物
の上面レベルは上がっていく。しかし本発明による給塵
装置１６によれば、この定量供給部側の廃棄物の上面レ
ベルがＰに達し始めるような飲込み部の廃棄物の上面レ
ベルＡｉで運転しても、先端側トラフ天井２５はＰより
十分高いので、定量供給部側で膨張した廃棄物の上面レ
ベルＡｏより十分高く、従って廃棄物に摩擦抵抗を与え
ることがないため、その点で定量供給性を悪化させるこ
とがなく、従来の給塵装置に比べ定量供給性が向上して
いる。
【００２２】ところで、この給塵装置１６を本格的に運
転する際、飲込み部の廃棄物の上面レベルを一定レベル
に制御して運転するほうが廃棄物の密度が一定化し飲込
み量が一定となるので定量供給性のために望ましいが、
その一定レベルを上述のレベルＡｉにして運転すること
が最適であるとは限らない。なぜなら飲込み部の廃棄物
の上面レベルを上述のレベルＡｉにして運転した場合、
定量供給部で膨張した廃棄物がスクリュー１９の搬送能
力以上に膨張するため飲込み量と定量供給部の能力のバ
ランスがくずれ定量供給性が悪化するケースがあるから
である。従って、給塵装置１６は、本格的に運転される
際は、実際の施設ごとのばらつきや廃棄物の特性を鑑
み、給塵装置１６の飲込み部側の廃棄物の上面レベルを
以下に述べるようなＢｉレベル以下で一定に制御して運
転される。即ち、Ｂｉレベル以上となるとスクリュー先
端部で廃棄物がスクリュー羽根３０の上端を越えるよう
な状態となり、飲込み量が多過ぎてバランスが取れなく
なるからである。
転する際、飲込み部の廃棄物の上面レベルを一定レベル
に制御して運転するほうが廃棄物の密度が一定化し飲込
み量が一定となるので定量供給性のために望ましいが、
その一定レベルを上述のレベルＡｉにして運転すること
が最適であるとは限らない。なぜなら飲込み部の廃棄物
の上面レベルを上述のレベルＡｉにして運転した場合、
定量供給部で膨張した廃棄物がスクリュー１９の搬送能
力以上に膨張するため飲込み量と定量供給部の能力のバ
ランスがくずれ定量供給性が悪化するケースがあるから
である。従って、給塵装置１６は、本格的に運転される
際は、実際の施設ごとのばらつきや廃棄物の特性を鑑
み、給塵装置１６の飲込み部側の廃棄物の上面レベルを
以下に述べるようなＢｉレベル以下で一定に制御して運
転される。即ち、Ｂｉレベル以上となるとスクリュー先
端部で廃棄物がスクリュー羽根３０の上端を越えるよう
な状態となり、飲込み量が多過ぎてバランスが取れなく
なるからである。
【００２３】まず、図２にも示したように、飲込み部の
廃棄物の上面レベルが固定式センサー３１よりも低いレ
ベルＤにある状態では、飲込み荷重が小さく定量供給性
が確保できなくなりまたシール性が低下する危険が大き
いので、運転に適さない。従って飲込み部の廃棄物の上
面レベルは最低でも固定式レベルセンサー３１の高さを
有してなければならない。この固定式レベルセンサー３
１を通りしかも飲込み量とバランスが保たれ定量供給性
が実用上確保できるレベルを、可動式レベルセンサーを
用いて試運転することにより実測し、実用上の上限をＢ
ｉと決めることができる。さらに、変動を考慮して可動
式レベルセンサー３２をスライド式に高さ調整してＢｉ
より僅かに下のＣｉの高さに設定してやれば、常に飲込
み量と供給量のバランスが保たれ、定量供給性が確保で
きる。その高さＣｉに可動式レベルセンサー３２を保
ち、このセンサー３２からの信号でインバーター方式も
しくはタイマー方式（ＮＯＴ Ｈレベルｎ秒で運転、Ｈ
レベルで停止）で搬入コンベヤ３５を制御することによ
り、飲込み部の廃棄物の上面レベルを最適レベルＣｉに
一定に制御することができる。
廃棄物の上面レベルが固定式センサー３１よりも低いレ
ベルＤにある状態では、飲込み荷重が小さく定量供給性
が確保できなくなりまたシール性が低下する危険が大き
いので、運転に適さない。従って飲込み部の廃棄物の上
面レベルは最低でも固定式レベルセンサー３１の高さを
有してなければならない。この固定式レベルセンサー３
１を通りしかも飲込み量とバランスが保たれ定量供給性
が実用上確保できるレベルを、可動式レベルセンサーを
用いて試運転することにより実測し、実用上の上限をＢ
ｉと決めることができる。さらに、変動を考慮して可動
式レベルセンサー３２をスライド式に高さ調整してＢｉ
より僅かに下のＣｉの高さに設定してやれば、常に飲込
み量と供給量のバランスが保たれ、定量供給性が確保で
きる。その高さＣｉに可動式レベルセンサー３２を保
ち、このセンサー３２からの信号でインバーター方式も
しくはタイマー方式（ＮＯＴ Ｈレベルｎ秒で運転、Ｈ
レベルで停止）で搬入コンベヤ３５を制御することによ
り、飲込み部の廃棄物の上面レベルを最適レベルＣｉに
一定に制御することができる。
【００２４】なお、ホッパ２４内のスクリュー１９は、
一連だけではなく並列に二連以上の多連式に配設しても
よい。
一連だけではなく並列に二連以上の多連式に配設しても
よい。
【００２５】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、流動床式
廃棄物焼却炉に対して、シール性を保ったまま、廃棄物
を連続的且つ定量的に供給することが可能になる。
廃棄物焼却炉に対して、シール性を保ったまま、廃棄物
を連続的且つ定量的に供給することが可能になる。
【図１】本発明の実施例を示す断面図である。
【図２】図１の実施例における廃棄物のレベルを示す説
明図である。
明図である。
【図３】従来の流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置を示す
図である。
図である。
２ 給塵ダクト ４ 取入口 １４ 廃棄物 １６ 給塵装置 １７ トラフ １９ スクリュー ２４ ホッパ ２５ 先端側トラフ天井 ２６ 喉部 ２７ シールプレート ２８ テーパー状シャフト ２９ 定径シャフト ３０ スクリュー羽根 ３１ 固定式レベルセンサー ３２ 可動式レベルセンサー ３３ 廃棄物落下調整用プレート ３４ シュート Ａ 飲込み部 Ｂ 定量供給部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23G 5/30 F23G 5/44 F23K 3/16 302 B65G 65/46
Claims (4)
- 【請求項１】 流動床式廃棄物焼却炉に供給する廃棄物
を収容するホッパと、該ホッパの下部から上記焼却炉の
給塵ダクトの取入口に延びると共にその取入口に接続さ
れるトラフと、該トラフ内に収容され上記ホッパ内の廃
棄物を上記取入口に搬送するスクリューとを備えた流動
床式廃棄物焼却炉の給塵装置において、上記取入口に接
続される先端側トラフ天井の下部に定量供給部を形成
し、その先端側トラフ天井とホッパとを接続する喉部に
スクリュー根元側に斜め下方もしくは垂直に延びたシー
ルプレートを設けて区画し、スクリュー根元側上部に飲
込み部を形成し上記先端側トラフ天井を上記シールプレ
ートの下端より高くしたことを特徴とする流動床式廃棄
物焼却炉の給塵装置。 - 【請求項２】上記シールプレートの直上のホッパに、そ
のシールプレート上に常時廃棄物が溜まっていることを
検出する固定式レベルセンサーを有し、スクリューの根
元部側上部のホッパに、廃棄物のレベルを制御する上下
位置調整可能な可動式レベルセンサーを有することを特
徴とする請求項１記載の流動床式廃棄物焼却炉の給塵装
置。 - 【請求項３】上記スクリューが、飲込み部に先細のテー
パー状シャフト部を有し、定量供給部にテーパー状シャ
フト部先端の径と略同一の径の定径シャフト部を有し、
スクリュー羽根が、その飲込み部よりも定量供給部で小
さくなるピッチを有して飲込み部より定量供給部で搬送
容量が大であることを特徴とする請求項１記載の流動床
式廃棄物焼却炉の給塵装置。 - 【請求項４】ホッパ上部のシュート内に可動式の廃棄物
落下調整用プレートを設けたことを特徴とする請求項１
記載の流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04340622A JP3119003B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04340622A JP3119003B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06193844A JPH06193844A (ja) | 1994-07-15 |
| JP3119003B2 true JP3119003B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=18338740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04340622A Expired - Fee Related JP3119003B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 流動床式廃棄物焼却炉の給塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3119003B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6268443B1 (en) | 1994-09-06 | 2001-07-31 | Chisso Corporation | Process for producing a solid catalyst component for olefin polymerization and a process for producing an olefin polymer |
| US6300415B1 (en) | 1995-11-24 | 2001-10-09 | Chisso Corporation | Propylene composition, process for preparing the same, polypropylene composition, and molded articles |
| US6319991B1 (en) | 1997-05-22 | 2001-11-20 | Chisso Corporation | Propylene polymer blends, processes of producing the same and polypropylene resin compositions |
| US6323286B1 (en) | 1998-08-18 | 2001-11-27 | Chisso Corporation | Polypropylene composition |
| JP2014516653A (ja) * | 2011-05-04 | 2014-07-17 | ファースト ディフェンス ホールディングス エルエルシー | 鼻フィルタ構造物 |
| KR101426335B1 (ko) * | 2013-11-13 | 2014-08-07 | 지에스플라텍 주식회사 | 가스화 용융로의 투입 장치 및 이를 포함하는 가스화 용융로 시스템 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008303013A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Babcock Hitachi Kk | スクリュー式廃棄物供給装置。 |
| KR200482733Y1 (ko) * | 2016-02-01 | 2017-02-27 | 에너원 주식회사 | 연소기용 바이오매스 및 고형연료 정량 이송장치 |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP04340622A patent/JP3119003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6268443B1 (en) | 1994-09-06 | 2001-07-31 | Chisso Corporation | Process for producing a solid catalyst component for olefin polymerization and a process for producing an olefin polymer |
| US6300415B1 (en) | 1995-11-24 | 2001-10-09 | Chisso Corporation | Propylene composition, process for preparing the same, polypropylene composition, and molded articles |
| US6319991B1 (en) | 1997-05-22 | 2001-11-20 | Chisso Corporation | Propylene polymer blends, processes of producing the same and polypropylene resin compositions |
| US6323286B1 (en) | 1998-08-18 | 2001-11-27 | Chisso Corporation | Polypropylene composition |
| JP2014516653A (ja) * | 2011-05-04 | 2014-07-17 | ファースト ディフェンス ホールディングス エルエルシー | 鼻フィルタ構造物 |
| KR101426335B1 (ko) * | 2013-11-13 | 2014-08-07 | 지에스플라텍 주식회사 | 가스화 용융로의 투입 장치 및 이를 포함하는 가스화 용융로 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06193844A (ja) | 1994-07-15 |
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