JP2599615Y2 - 粉粒状食品振りかけ装置 - Google Patents

粉粒状食品振りかけ装置

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JP2599615Y2
JP2599615Y2 JP1993073417U JP7341793U JP2599615Y2 JP 2599615 Y2 JP2599615 Y2 JP 2599615Y2 JP 1993073417 U JP1993073417 U JP 1993073417U JP 7341793 U JP7341793 U JP 7341793U JP 2599615 Y2 JP2599615 Y2 JP 2599615Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、粉粒状食品の振りかけ
装置に関するもので、本体としての他の食品の表面に対
して粉粒状食品を振りかけるための装置に関し、特にそ
の振りかけ量の調整を装置の外から自由に行うことので
きる粉粒状食品の振りかけ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品の製造装置であって、その製造工程
の途中に、粉粒状食品を外部から振りかける工程を含
み、該工程を経てはじめて完全な食品として仕上げられ
るものがある。一例を挙げると、上面に粒状の胡桃(く
るみ)の定量を振りかけて完成されるケーキがあるが、
このような工程を機械的に行わせるための従来の技術と
しては、一般に次のようなものが行われている。
【0003】その一つは、一方に開口のある比較的平た
い形状のホッパー内に粉粒状食品を収容し、これを電動
バイブレータなどに直結して該ホッパーに対して規則的
な振動を継続して与えることにより、内容物の粉粒状食
品に対して上記開口から外部に向かってほぼ均一な送り
出し作用を行わせるもので、一般に振動式フィーダの通
称のある搬送装置を、一定の容器から内容物を継続して
取り出す手段として利用するものである。この従来の技
術は、稼働動力として市販の電動バイブレータが利用で
きてそのため動力の入手がきわめて容易であること、な
らびにその性質上かなりの勾配の傾斜面をも登攀して、
高所に位置する開口からの送り出し作用が可能であるこ
と、などのため、とくに粉粒体ないしは小形部品の継続
的な搬送手段として広く利用されるものである。
【0004】もう一つは、粉粒体の振りかけ量を一回ご
とに規制して間欠式に振りかけ操作を行う方式のもの
で、振りかけ量について特に厳密な均等化を図ることの
できるものである。そのための構造を簡単に説明する
と、中央部に粉粒状食品を装填する桝形などの部屋のあ
る平らな中板と、中板の両面に該板とそれぞれ接触を保
ちながら摺動して中板の部屋を開放しまたは閉鎖する上
板と下板とがあり、上板が上記部屋の上面を開放し下板
が下面を閉鎖した状態のときに、上方から部屋に向かっ
て粉粒状食品を装填し、定量の装填が終わったところで
上板を摺動して部屋の上面を閉じ、つぎに下板を摺動し
て部屋の下面を開放することによって、部屋に収容され
ている粉粒状食品を部屋の外へ落下させ、下方に置かれ
ている食品に対してこれを振りかける方法である。この
従来の方法は、振りかけの操作が間欠式に行われるこ
と、ならびに一回ごとの振りかけ量に対してかなり高精
度の規制が可能であること、などの特長がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の粉
粒状食品振りかけ装置によって、食品の表面に粉粒状食
品の振りかけ作業を行うと、それぞれ次のような不具合
の点が発生する。
【0006】1) 振動式フィーダの場合、該振動が粉粒
状食品を収納するホッパーのみに止まらないで、装置全
体に波及伝播する傾向があり、装置の寿命に対して思わ
しくない影響を与える。また、振動とともにかなりの高
音を発し、環境を害するという欠点がある。そのうえ、
処理容量を増大しようとすると、装置の大型化に伴って
上記諸影響の増巾が加速度的に累増する。
【0007】さらに、振動に応じて上部に設けた開口か
ら外部に送り出される送出量は、ほぼ規則的な作動の結
果として一応平均化されているとはいえ、かなり高精度
の等量振りかけが要求される場合には、この方式では不
安であり、不適とされる。
【0008】2) 中央部に部屋が設けられる平らな中板
と、中板の両面に沿って摺動して中板の部屋を開放しま
たは閉鎖する上板と下板とよりなるものの場合には、一
回ごとの振りかけ量がかなり高精度のもとに規制される
という利点があるが、中板の部屋を上板が閉鎖すると
き、部屋の上面から外にはみ出した粉粒体の部分が上板
によって切り取られ、あるいは押し潰される危険性が強
い。特に粉粒体が比較的大きい粒体、たとえば胡桃の大
粒よりなるもののような場合、この問題は直接製品価値
の低下につながることになる。
【0009】本考案は、従来の諸装置における上記の問
題点にかんがみてなされたもので、粉粒状食品の振りか
け作業を簡単容易に行うことができ、振りかけ量の調整
が装置の外部から自由に行われて、しかも該調整を高精
度のもとに行うことのできる粉粒状食品の振りかけ装置
を実現することを目的としている。
【0010】
【問題を解決するための手段】上記の目的達成のため
に、本考案の粉粒状食品振りかけ装置は、低所から高所
に向かって粉粒状食品を搬送するための勾配をもって設
置されて表面に適当間隔ごとに横方向の桟が設けられて
いるコンベヤと、該コンベヤの一端を底部近傍に取り付
けられ、他端を上方の開口部近傍に取り付けられて該コ
ンベヤの稼働により内部に収容される粉粒状食品を該開
口部から外へ取り出すようにした粉粒状食品の容器と、
一端が容器の底部近傍の側壁内に枢着され、他端が上記
コンベヤの搬送面上に載せられて、稼働中のコンベヤの
搬送面との間に摺動状態を保持しながら上記枢着点のま
わりの揺動を可能に設けた弾性板と、容器内で弾性板の
上面に載せられた状態に収容される粉粒状食品を稼働中
の上記コンベヤの搬送面上に受け取った後これを開口部
から外へ取り出して落下させる直下の位置に、粉粒状食
品の振りかけ対象としての食品を運び込むための手段と
をそなえ、上記コンベヤには粉粒状食品の搬送能力を調
整するための手段として、コンベヤの設置される勾配角
度を容器の外から任意に調整し得る手段を設けている。
【0011】また、請求項2のように、上記コンベヤの
勾配角度を容器の外から任意に調整し得る手段が、コン
ベヤとともに容器を一体的に任意の角度に傾斜させる手
段であってもよい。
【0012】また、請求項3のように、上記コンベヤの
勾配角度を容器の外から任意に調整し得る手段として、
容器内のコンベヤを容器とは無関係に単独に傾斜させる
手段としてもよい。
【0013】上記コンベヤの粉粒状食品の搬送能力を調
整するための手段として、請求項4のように、容器内で
粉粒状食品と対接するコンベヤの表面積を増減可能に構
成することもできる。
【0014】容器内において粉粒状食品と対接するコン
ベヤの表面積を増減する上記手段として、請求項5のよ
うに、コンベヤの長手方向に沿ってコンベヤ表面を部分
的に隠蔽する遮蔽板を設け、これを側面からコンベヤを
横断する方向に向かって進退させる構成とすることも可
能である。
【0015】
【作用】本考案の粉粒状食品振りかけ装置によって、別
途搬入される食品の表面に該粉粒状食品を振りかけるに
は、まず容器内のコンベヤを稼働させる。それにより、
一端が容器の底部近傍の側壁内に枢着されて他端が上記
コンベヤの搬送面上に載せられた状態の弾性板は、該他
端がコンベヤ搬送面の桟の部分を通過するごとに大きく
揺動しながら搬送面との摺動状態を保持している。容器
内に収容される粉粒状食品は、この状態の弾性板上に載
せられて、その揺動とともに弾性板上からコンベヤ上に
移され、コンベヤ表面の桟の効果に助けられて低所から
高所まで搬送され、容器の開口部に至ってコンベヤの反
転により外部へ落とされる。その落下の位置には粉粒状
食品の振りかけ対象としての食品を運び込むコンベヤラ
インが敷かれていて、該対象食品を一定速度で連続的
に、または移動と停止との交互の作動によって間欠的に
所定の位置まで送り込まれ、ここで対象食品への粉粒状
食品の振りかけ作業が行われる。
【0016】コンベヤ搬送面上に載せ得る粉粒状食品の
量、言い換えると、コンベヤの搬送能力は、該搬送面の
水平投影面積に比例して増減することは明らかである。
したがって、コンベヤの勾配角度を、コンベヤのそなえ
る調整手段によって容器の外から調整すると、コンベヤ
の走行速度は一定のままでコンベヤの時間当たりの搬送
能力を自由に増減することが可能であり、その結果上記
コンベヤラインによって運び込まれる食品に対する粉粒
状食品の振りかけ量の調整がきわめて簡単容易に行われ
る。
【0017】上記コンベヤの設置される勾配角度を容器
の外から任意に調整し得る手段が、請求項2のように、
コンベヤとともに容器を一体的に任意の角度に傾斜させ
る構造であると、容器を傾斜させるという簡単な操作に
よって、コンベヤの勾配角度を調整することができ、該
角度の増減によって上記コンベヤが容器の外へ取り出す
粉粒状食品の量を加減する方式の実施が容易に行われ
る。
【0018】また、上記コンベヤ角度を増減する手段
が、請求項3のように、容器とは無関係に単独にコンベ
ヤを傾斜させる構成であると、装置の性質上容器を動か
すことが好ましくなくて、できるだけ容器を傾斜させる
機会を減少したい場合などにこの方式を適用して非常に
好都合である。
【0019】粉粒状食品の単位時間当たりの振りかけ量
を調整するために、コンベヤが容器の外へ取り出す粉粒
状食品の量を加減する手段を、請求項4のように、容器
内で粉粒状食品と対接するコンベヤの表面積を増減する
手段にしておくと、粉粒状食品の振りかけ量の調整がき
わめて自然に且つ円滑に行われ、高精度の調整が可能で
ある。その一例として、請求項5のように、コンベヤの
長手方向に沿ってコンベヤ表面を部分的に隠蔽する遮蔽
板を設け、これを側面からコンベヤを横断する方向に向
かって進退させる構成にすると、無理のない状態で粉粒
状食品の振りかけ量の増減が可能となり、あるいは振り
かけの態様に対する特別の要求、たとえば集中的な振り
かけによって上面に模様を描くなどのことも可能となっ
て、食品の多様性を伸展し品位を向上するうえでも効果
がある。
【0020】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1〜図4において、容器1は、上部に開いた四角の深皿
状に構成され、その上部端縁の一辺に沿って取り付けた
外軸2を軸受3,3によって外部から支承することによ
り、容器1は外軸2の回りの揺動を可能に支持される。
容器1の内部には、コンベヤ4と弾性板5とが設けられ
る。コンベヤ4は一端を容器1の底部近傍に軸6によっ
て取り付けられ、他端を容器1の上方の開口部近傍に軸
7により取り付けられて、コンベヤ4の稼働により容器
1の内部に収容される粉粒状食品Aを、容器1内の低所
から高所に向かって搬送するための勾配をもって設置さ
れる。コンベヤ4の表面には、適当間隔ごとに横方向の
桟8が設けられ、該表面に受け取った粉粒状食品Aを確
実に搬送するようになっている。桟8の相互間の間隔
は、粉粒状食品Aの種類,粒の大きさなどによっておの
ずから異なり、あるいは粉粒状食品が振りかけられる菓
子の搬送形式によっても異なる。さらに、桟8の高さ
も、上記間隔とともに粉粒状食品Aの態様と、振りかけ
模様に対する要求などにより、適宜決定される。一例と
してケシ粒のような細粒体を菓子の表面に一様に振りか
けたい場合には、桟8の高さをできるだけ低くするとと
もに、桟の間隔を小さくし、それによって粉粒状食品A
がコンベヤ4を離れて落下するときの状態の均一化を図
ることが行われる。
【0021】図1において、容器1内に集積された粉粒
状食品Aは、その大部分が弾性板5の上面に載った状態
にあって、その集積が弾性板5の揺動につれてコンベヤ
4の側に寄せられ、コンベヤ4によって送り出される。
弾性板5は、一端が容器1の底部近傍の側壁内面に軸5
aによって枢着され、他端9がコンベヤ4の搬送面上に
載せられて、稼働中のコンベヤ搬送面と摺動状態を保持
しながら軸5aのまわりの揺動を可能に設けられる。そ
のため、コンベヤ4の桟8が弾性板5の他端9の下を通
過するごとに弾性板5がその弾性と桟8による段差とに
よって踊りあがることになり、弾性板5の上面に載った
粉粒状食品Aが一定のリズムをもってコンベヤ4上に移
乗させられる。容器1は左右両側面の内側に傾斜板1
0,10が内張りされており、これによって内部に収容
される粉粒状食品Aを弾性板5と協同してコンベヤ4の
上面に向かって寄せ集める作用をする。モータ11はコ
ンベヤ4を駆動するためのもので、外軸2の内側に同心
状態に収容された内軸12を介してチェーン13を経て
軸6を駆動し、さらにチェーン14を経て軸7を駆動し
てコンベヤ4を循環作動させる。
【0022】容器1を吊り上げまたは吊り下ろすための
円弧状の吊板15が軸6の延長部にその一端を枢支され
る。吊板15は長手方向のみぞ16をそなえている。固
定部に設置された保持装置17に植設されたボルト18
が、吊板15のみぞ16を挿通する関係位置に配置され
ていて、吊板15を用いて軸6を引き上げ、または引き
下ろすことによって容器1を外軸2のまわりに旋回させ
ることができるとともに、その旋回位置で吊板15をボ
ルト18によって保持装置17に対して締め付けること
により、容器1の旋回位置を保持することができる。上
記実施例のものは、コンベヤ4を容器1とともに一体的
に任意の角度に傾斜させ、それによってコンベヤ4の勾
配角度を調整する方式のものであり、この方式によれば
容器の外からコンベヤの勾配角度を調整する作業がきわ
めて容易に行われる。
【0023】粉粒状食品Aが振りかけられる対象として
の食品Bは、コンベヤラインCに載って運び込まれ、コ
ンベヤ4から落とされる粉粒状食品Aの直下の位置を一
定速度で連続的に、または移動と停止との交互の作動に
よって間欠的に通過して、その間に食品Bへの粉粒状食
品Aの振りかけ作業が行われる。
【0024】図5は、本考案装置の他の実施例を示す。
この装置では、コンベヤ4の時間当たりの搬送能力を自
由に増減するためのコンベヤ勾配角度の調整を、容器の
姿勢とは無関係に容器の外から単独に行い得る構成の例
が示され、請求項3に該当するものである。図5におい
て、容器19は固定部に定置される。容器19の内部に
は、コンベヤ4と弾性板5とが設けられる。コンベヤ4
は一端を容器19の底部近傍に外軸20によって取り付
けられ、他端は容器19の上方の開口部近傍にあってそ
の傾斜角を可変の状態に置かれている。コンベヤ4の稼
働によって容器19の内部に収容される粉粒状食品A
は、容器19内の低所から高所に向かって搬送され、上
部に設けた開口部から容器の外へ取り出される。コンベ
ヤ4の表面の構成、ならびに弾性板5の構成とその作用
については、図1の実施例のものと同等である。
【0025】モータ11はコンベヤ4を駆動するための
もので、ベルト21を介して外軸20の内側に同心状態
に収容された内軸22を駆動し、さらにチェーン14を
経て軸7を駆動することによりコンベヤ4を循環作動さ
せる。傾動レバー23は、外軸20の延長部が容器19
の外に突出した端部にキー24によって固着され、傾動
レバー23を外軸20のまわりに旋回することによっ
て、コンベヤ4を外軸20のまわりに傾動することがで
きる。25は係止用のボルトで、コンベヤ4の任意の傾
動位置においてボルト25を締め付けることにより、そ
の傾動位置を保持するためのものである。
【0026】本考案装置のさらに他の実施例が図6およ
び図7に示される。この実施例のものは、同一のコンベ
ヤを用い同一の稼働速度で作動する粉粒状食品振りかけ
装置の単位時間当たりの振りかけ量を調整する手段とし
て、コンベヤが容器内で粉粒状食品と対接するコンベヤ
の表面積を増減し得る構成としたもので、請求項4ない
し5に該当するものである。図6および図7において、
図1の実施例と共通の部材に対しては共通の符号によっ
て表示される。遮蔽板26は、コンベヤ4の表面の両側
を隠蔽するためのもので、傾斜板10とコンベヤ4との
間にあってコンベヤ4を横断する方向に向かって進退さ
せることにより、コンベヤ4が粉粒状食品Aと対接する
表面積を増減することができる。
【0027】そのための構成として、ボルト27が一端
を遮蔽板26の外側面に固着され、他端はねじ加工され
て容器1の側板を貫通して外部に突出させられている。
遮蔽板26の外側面と容器1の側板内面との間には、ば
ね28が介装されており、ボルト27の他端にねじ込ま
れたナット29を外部から締め付けることによって、ば
ね28に抗して遮蔽板26を容器1の側板の方向に引っ
張りつけた状態とすることにより、遮蔽板26の位置が
安定して保持される。コンベヤ4が粉粒状食品Aと対接
する表面積を縮小して粉粒状食品の振りかけ量を減少す
るには、ナット29を容器1の外から緩めることによっ
て、ばね28の弾発力で遮蔽板26がコンベヤ4の表面
を隠蔽する方向に進出することにより、目的が達成でき
る。この方式の振りかけ量調整機構によると、コンベヤ
4の傾斜角を増減する必要がないので、装置が簡略化さ
れ、無理のない状態で振りかけ量の増減が可能となるば
かりでなく、振りかけの態様に対する特別の要求、たと
えば集中的な振りかけ状態を行うことも可能となるなど
の効果がある。
【0028】
【考案の効果】本考案の粉粒状食品振りかけ装置は以上
のように構成されているので、つぎのような効果があ
る。
【0029】(イ) 請求項1では、コンベヤの設置され
る勾配角度の調整が容器の外から可能であるため、該手
段を通じて食品の表面に振りかける粉粒状食品の振りか
け量の調整操作を容器の外から容易に行うことができ、
作業能率を大幅に向上して生産性の増大に寄与する。
【0030】(ロ) 請求項2では、コンベヤの設置され
る勾配角度の調整を、コンベヤを内蔵する容器を傾斜す
ることにより、容器と一体的に行うようにしたので、調
整操作が簡易化され、装置の簡略化が図られる。
【0031】(ハ) 請求項3では、コンベヤの勾配角度
の調整を容器とは無関係に、単独に容器の外から行う構
成としたので、上記のように容器と一体的に行うものと
比較して装置の小型化、軽量化が可能である。また、コ
ンベヤを傾斜させる作業によって容器を動かすことが好
ましくない場合などに、本構成を適用するときわめて好
都合である。
【0032】(ニ) 請求項4では、粉粒状食品の単位時
間当たりの振りかけ量を調整する手段として、粉粒状食
品と対接するコンベヤの表面積を増減することによって
調整するようにしたので、粉粒状食品の振りかけ量の調
整がきわめて自然に且つ確実に行われ、高精度の調整を
行うことができる。
【0033】(ホ) 請求項5では、上記の粉粒状食品と
対接するコンベヤ表面積の増減手段として、コンベヤ表
面を部分的に隠蔽する遮蔽板を設け、これを側面からコ
ンベヤを横断する方向に向かって進退させる構成とされ
る。そのために、無理のない状態で粉粒状食品の振りか
け量の増減が可能となり、あるいは振りかけの態様に対
する特別の要求、たとえば集中的な振りかけによって上
面に模様を描くなどのことも可能となって、食品の多様
性を伸展し品位を向上するうえで効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の粉粒状食品振りかけ装置の一実施例
の断面図である。
【図2】図1の実施例の平面図である。
【図3】図1の実施例の作用を説明するための側面図で
ある。
【図4】図1の実施例のIV−IV線における断面図であ
る。
【図5】この考案の装置の他の実施例の側面図である。
【図6】この考案の装置のさらに他の実施例の断面図で
ある。
【図7】図6の装置の平面図である。
【符号の説明】
1,19 容器 2,20 外軸 4 コンベヤ 5 弾性板 5a,6,7 軸 8 桟 9 他端 10 傾斜板 11 モータ 12,22 内軸 13,14 チェーン 15 吊板 17 保持装置 23 傾動レバー 26 遮蔽板

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低所から高所に向かって粉粒状食品を搬
    送するための勾配をもって設置されて、表面に適当間隔
    ごとに横方向の桟が設けられているコンベヤと、 上記コンベヤの一端を底部近傍に取り付けられ他端を上
    方の開口部近傍に取り付けられて該コンベヤの稼働によ
    り内部に収容される粉粒状食品を開口部から外へ取り出
    すようにした粉粒状食品の容器と、 一端が容器の底部近傍の側壁内に枢着され、他端が上記
    コンベヤの搬送面上に載せられて、稼働中のコンベヤの
    搬送面と摺動状態を保持しながら上記枢着点のまわりの
    揺動を可能に設けた弾性板と、 容器内で弾性板の上面に載せられた状態に収容される粉
    粒状食品を稼働中の上記コンベヤの搬送面上に受け取っ
    た後これを開口部から外へ取り出して落下させる直下の
    位置に、粉粒状食品の振りかけ対象としての食品を運び
    込むための手段とをそなえ、 上記コンベヤには粉粒状食品の搬送能力を調整するため
    の手段として、コンベヤの設置される勾配角度を容器の
    外から任意に調整し得る手段を設けたことを特徴とする
    粉粒状食品振りかけ装置。
  2. 【請求項2】 上記コンベヤの勾配角度を容器の外から
    任意に調整し得る手段が、コンベヤとともに容器を一体
    的に任意の角度に傾斜させる手段である請求項1記載の
    粉粒状食品振りかけ装置。
  3. 【請求項3】 上記コンベヤの勾配角度を容器の外から
    任意に調整し得る手段が、容器内のコンベヤを容器とは
    無関係に単独に傾斜させる手段である請求項1記載の粉
    粒状食品振りかけ装置。
  4. 【請求項4】 上記コンベヤの粉粒状食品の搬送能力を
    調整するための手段として、容器内において粉粒状食品
    と対接するコンベヤの表面積を増減する手段をそなえる
    請求項1記載の粉粒状食品振りかけ装置。
  5. 【請求項5】 上記の容器内において粉粒状食品と対接
    するコンベヤの表面積を増減する手段が、コンベヤの長
    手方向に沿ってコンベヤ表面を部分的に隠蔽する遮蔽板
    を設けてこれを側面からコンベヤを横断する方向に向か
    って進退させる手段である請求項4記載の粉粒状食品振
    りかけ装置。
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