JP3118521B2 - 塗装仕上げ方法 - Google Patents

塗装仕上げ方法

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JP3118521B2
JP3118521B2 JP04255095A JP25509592A JP3118521B2 JP 3118521 B2 JP3118521 B2 JP 3118521B2 JP 04255095 A JP04255095 A JP 04255095A JP 25509592 A JP25509592 A JP 25509592A JP 3118521 B2 JP3118521 B2 JP 3118521B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用な塗装仕
上げ方法に係り、さらに詳細には、本発明は、必須の成
分として、分子中に2−オキソ−1,3−ジオキソラン
−4−イル基という、特定の反応可能なる官能基(反応
性極性基)を有するビニル系共重合体(A)を含んで成
る、とりわけ、貯蔵安定性に優れる一液型塗料用樹脂組
成物を用いた、低温硬化性、耐酸性および耐候性、なら
びに平滑性などの塗膜外観に優れる、極めて有用な積層
塗膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、自動車業界を中心に、優れた仕
上がり外観に対するニ−ズが、ひときわ、強い。ところ
が、従来においては、自動車上塗り塗料として用いられ
ている、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン系硬化剤と
の組合せからなるクリヤー・コートでは、酸性雨による
外観の低下という問題がある。こうした問題点に鑑み、
新規な硬化様式の樹脂の開発が検討されて来ている。
【0003】そうした中には、1) 水酸基を有する樹
脂とポリイソシアネ−トとの組合せや、2) シラノー
ル基を有する樹脂とエポキシ基を有する樹脂との組合せ
とか、あるいは、3) 水酸基を有する樹脂と酸無水基
を有する樹脂との組合せによるシステムもあれば、4)
加水分解性シリル基を有する湿気硬化型樹脂によるシ
ステムなどがある。
【0004】しかしながら、上記樹脂系のうち、1)の
水酸基を有する樹脂とポリイソシアネ−トとの組合せ
は、ポット・ライフが短く、作業性の面で大きな欠点を
有するし、また、2)のシラノール基を有する樹脂とエ
ポキシ基を有する樹脂との組合せや、4)の加水分解性
シリル基を有する湿気硬化型樹脂による場合には、焼付
けにより形成された塗膜の経時的な架橋度の変化に伴
い、塗膜性能が変化したり、外観もまた、満足の行くも
のではない、などの種々の欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さらに、このような長
期の貯蔵安定性や塗膜外観などに加えて、自動車工業界
を中心に、酸性雨にも耐え得る塗膜を得ることの出来
る、極めて有用な硬化系についての、早急なる開発が、
強く、要望されて来ている。そのために、本発明者ら
は、上述のような要望に添うべく、鋭意、研究を開始し
た。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、貯蔵安
定性に優れる一液型塗料用樹脂組成物であって、しか
も、低温硬化性、耐酸性および耐候性、ならびに平滑性
のような塗膜外観に優れる、極めて有用な熱硬化性樹脂
類を必須成分として含有する特定の塗料組成物を用い
た、積層塗装とも言うべき、特定の塗装仕上げ方法を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意、検討を重ねた結果、2コート
1ベーク方式または2コート2ベーク方式、あるいは、
オーバー・コート方式で積層塗膜を形成するに当たり、
クリヤー・コートとして、一分子中に2−オキソ−1,
4−ジオキソラン−4−イル基およびカルボキシル基を
有するビニル系重合体(A)と、一分子中に、それぞ
れ、少なくとも1個の脂環式エポキシ基と加水分解性シ
リル基を有する化合物(B)を含有する塗料樹脂組成物
を用いることにより、貯蔵安定性に優れ、したがって、
作業性が良好な一液型塗料を与え、しかも、低温硬化
性、耐酸性は勿論のこと、さらに、耐候性ならびに塗膜
外観などにも優れる塗膜が得られることを見い出すに及
んで、本発明を完成させるに到った。
【0008】すなわち、本発明は、必須の成分として、
一分子中に少なくとも1個の、下記一般式(I)
【0009】
【化8】
【0010】(式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞ
れ、同一であっても異なっていてもよく、水素原子また
は炭素数が1〜4のアルキル基を表す。)で示される2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基およびカ
ルボキシル基を有するビニル系共重合体(A)を含有す
る塗料組成物を、クリヤー・コートとして用いることに
よって、2コート1ベーク方式または2コート2ベーク
方式、あるいは、オーバー・コート方式で積層塗膜を形
成するという、新規にして極めて有用な塗装仕上げ方法
を提供しようとするものである。
【0011】ここにおいて、上記した「積層塗装」なる
用語は、たとえば、まず、被塗物(基材)上に、光輝剤
および/または着色顔料を配合した形の架橋性ベースコ
ート塗料を塗装し、次いで、このベースコート塗装面上
に熱硬化性クリヤー・コート塗料(クリヤー塗料I)を
塗装して架橋せしめるという、いわゆる2コート1ベー
ク方式による塗装方法;または、かくして得られる積層
塗装物の上に、さらに熱硬化性クリヤー・コート塗料
(クリヤー塗料II)を塗装して架橋せしめるという、
いわゆる3コート2ベーク方式による塗装方法;あるい
は、まず、被塗物(基材)上に、光輝剤および/または
着色顔料を配合した形の架橋性ベースコート塗料を塗装
して架橋せしめ、次いで、このベースコート塗装面上に
熱硬化性クリヤー・コート塗料を塗装して架橋せしめる
という、いわゆる2コート2ベーク方式による塗装方法
などによる、種々のシステムを指称するものであるし、
したがって、本発明において、「積層塗膜」なる用語
は、上述したような塗装方法によって得られる塗膜を指
称するものである。
【0012】当該ビニル系共重合体(A)として特に代
表的なもののみを例示するに止めれば、一分子中に少な
くとも1個の下記一般式(I)
【0013】
【化9】
【0014】(式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞ
れ、同一であっても異なっていてもよく、水素原子また
は炭素数が1〜4のアルキル基を表す。)で示される2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基とカルボ
キシル基を有するビニル系共重合体(a−1);または
一分子中に少なくとも1個の2−オキソ−1,3−ジオ
キソラン−4−イル基と、一分子中に少なくとも1個の
カルボキシル基および水酸基とを有する変性ビニル系共
重合体(a−2)などである。
【0015】そして、本発明で言う前記した硬化性樹脂
組成物として特に代表的なもののみを例示するに止めれ
ば、かかる上掲のベース樹脂成分たる、それぞれ、ビニ
ル共重合体(a−1)や変性ビニル系共重合体(a−
2)などと、1種以上の2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル基用の硬化触媒(C)とを配合した形の
ものもあれば、それぞれ、ビニル系共重合体(a−1)
や変性ビニル系共重合体(a−2)などと、一分子中に
1個の脂環式エポキシ基と加水分解シリル基の両方を有
する化合物(B)と、1種以上の上記硬化触媒(C)と
を配合した形のものもある。
【0016】ここにおいて、前記した一分子中に少なく
とも1個の2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル基とカルボキシル基を有するビニル共重合体(a−
1)、ならびに一分子中に少なくとも1個の2−オキソ
−1,3−ジオキソラン−4−イル基と、カルボキシル
基および/水酸基とを有する変性ビニル系共重合体(a
−2)の調製方法としては、
【0017】たとえば、 一分子中に1個の重合性不
飽和二重結合(以下、重合性不飽和基ともいう。)と、
少なくとも1個の、この2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル基とを有する化合物と、カルボキシル基
とを有する不飽和基含有単量体類とを、常法により、共
重合せしめるという方法もあるし、あるいは グリセ
リルカーボネーネートの如き、この2−オキソ−1,3
−ジオキソラン−4−イル基と水酸基とを有する化合物
を、該水酸基と相互に反応し得る官能基を有するビニル
共重合体類に付加反応せしめるという方法などもある
が、就中、上記したの方法によるのが、簡便であるの
で望ましい。
【0018】ここにおいて、上記した水酸基と相互に反
応し得る官能基として特に代表的なもののみを例示する
にとどめれば、イソシアネート基、酸無水基または酸ク
ロライド基などである。
【0019】上述した一分子中に少なくとも1個の2−
オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基とカルボキ
シル基を有するビニル系共重合体(a−1)を得るに当
たって用いられる、一分子中に1個の重合性不飽和基
と、少なくとも1個の、下記一般式(I)
【0020】
【化10】
【0021】(式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞ
れ、同一であっても異なっていてもよく、水素原子また
は炭素数が1〜4のアルキル基を表す。)で示されるよ
うな、2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基
とを有する形の化合物としては、こうした両方の基を有
するものであれば、いずれも、使用することが出来るの
は、勿論である。
【0022】すなわち、かかる化合物として特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、2,3−カーボネ
ートプロピル(メタ)アクリレート、3,4−カーボネ
ートブチル(メタ)アクリレート、4,5−カーボネー
トペンチル(メタ)アクリレート、6,7−カーボネー
トヘキシル(メタ)アクリレート、2,3−カーボネー
トプロピルビニルエーテルまたはメチル−2,3−カー
ボネートプロピルクロトネートなどである。
【0023】そして、かかる化合物の使用量としては、
1以上70重量部以下、好ましくは、5〜50重量部な
る範囲内が適切である。1重量部未満の場合には、どう
しても、塗膜を形成するさいに、架橋が不十分となり、
充分なる塗膜性能が発現され得なくなるし、一方、70
重量部を超える場合には、どうしても、硬くて脆い塗膜
になり易いので、いずれの場合も好ましくない。
【0024】また、かかる重合性不飽和基と2−オキソ
−1,3−ジオキソラン−4−イル基(以下、これをシ
クロカーボネート基ともいう。)とを有する化合物(以
下、シクロカーボネート基含有不飽和単量体ともい
う。)と共重合可能なカルボキシル基を有する不飽和基
含有単量体類としては、特に限定されるものではない
が、とりわけ、官能基として、水酸基またはカルボキシ
ル基を有する不飽和基含有単量体類の使用が、本発明の
効果を、一層、高めることになるので望ましい。
【0025】こうした水酸基を有する不飽和基含有単量
体類として特に代表的なもののみを例示するにとどめれ
ば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートもしくは3−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレートの如き、各種のヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート類;
【0026】2−ヒドロキシエチルビニルエーテルもし
くは4−ヒドロキシアルキルビニルエーテルの如き、各
種のヒドロキシアルキルビニルエーテル類;またはアリ
ルアルコールもしくはヒドロキシエチルアリルエーテル
の如き、各種のアリル化合物;
【0027】あるいは、「プラクセル FMもしくはF
Aモノマー」〔ダイセル化学(株)製の、カピロラクト
ン付加モノマー類〕などであり、さらには、上掲した如
き、各種の不飽和基含有単量体類に対して、ε−カプロ
ラクトンを付加反応せしめて得られる化合物などであ
る。かくて、水酸基の導入により、シクロカーボネート
基との反応が起こって、架橋密度の増大化をもたらし、
ひいては、耐溶剤性ならびに耐候性などを向上化せしめ
ることが出来る。
【0028】また、上記したカルボキシル基を有する不
飽和基含有単量体類として特に代表的なもののみを例示
するにとどめれば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、
フマル酸もしくはイタコン酸の如き、各種のエチレン性
不飽和モノ−ないしはジカルボン酸類;マレイン酸モノ
エチル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノブチルも
しくはイタコン酸モノエチルの如き、種々のエチレン性
不飽和ジカルボン酸類と、炭素数が1〜4なる飽和の1
価アルコールとのモノエステル類(ハーフエステル
類);
【0029】または2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートの如き、種々の水酸基を有するビニル系単量体
類に、無水フタル酸の如き、各種の酸無水物を付加反応
せしめて得られる形の化合物などである。
【0030】これらのカルボキシル基を有する不飽和基
含有単量体類以外の、シクロカーボネート基含有不飽和
単量体類と共重合性を有する、各種の不飽和基含有単量
体類として特に代表的なもののみを例示するにとどめれ
ば、炭素数が1〜22のアルキル基を有するアルキル
(メタ)アクリレート類をはじめ、2−エトキシエチル
(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリ
レートもしくは、ベンジル(メタ)アクリレートの如
き、各種のアクリレート類;
【0031】(メタ)アクリロニトリルの如き、各種の
シアノ基含有ビニルモノマー類;(メタ)アクリルアミ
ド、N−アルコキシメチル(メタ)アクリルアミドもし
くはジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの如
き、各種の窒素含有単量体類;モノ−〔2−(メタ)ア
クリロイルオキシエチル〕アシッドホスフェートの如
き、各種の燐酸基含有単量体類;
【0032】テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロ
プロピレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニ
ルもしくは、フッ化ビニリデンの如き、各種の含フッ素
ビニル系単量体類;または酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニルもしくは「ベオバ」(オランダ国シェル社製の、分
岐状飽和脂肪族モノカルボン酸のビニルエステル類)の
如き、各種のビニルエステル類などである。
【0033】そして、当該シクロカーボネート基とカル
ボニル基を有するビニル系共重合体(a−1)を調製す
るには、溶液重合法や、非水分散重合法などの常法によ
って行えばよいが、溶液ラジカル重合法によるのが、最
も簡便である。
【0034】ここで用いられる溶剤類として特に代表的
なもののみを例示するに止めれば、トルエン、キシレ
ン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、オクタン、「ソル
ベッソ100もしくは150」(アメリカ国エクソン・
ケミカル社製の芳香族炭化水素系溶剤類)または「ロウ
ス(LAWS)」(シェル社製の脂肪族・芳香族炭化水
素混合系溶剤類)の如き、各種の炭化水素系溶剤類;
【0035】酢酸メチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、エ
チルエトキシプロピオネートもしくはエトキシプロピオ
ネートアセテートの如き、各種のエステル系溶剤類;n
−ないしはsec−ブチルアルコールもしくはブチルセ
ロソルブの如き、各種のアルコール系溶剤類;あるい
は、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メ
チルアミルケトンもしくはシクロヘキサノンの如き、各
種のケトン系溶剤類などであり、これらは単独使用でも
2種以上の併用でも良いことは、勿論である。
【0036】また、ラジカル重合開始剤として特に代表
的なもののみを例示するに止めれば、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどに代表されるアゾ系や、ベンゾイルパー
オキサイドなどに代表される過酸化物系などである。
【0037】さらに、必要に応じて、分子量調節剤とし
て、ラウリルメルカプタン、オクチルメルカプタン、2
−メルカプトエタノール、チオグリコール酸オクチル、
3−メルカプトプロピオン酸またはα−メチルスチレン
・ダイマーの如き、各種の連鎖移動剤をも用いることが
出来る。
【0038】かくして得られるビニル系共重合体(a−
1)の数平均分子量としては、800〜50,000な
る範囲内にあるのが、塗装作業性ならびに塗膜諸性能な
どの面で、適切である。
【0039】次に、本発明の方法を実施するに当たって
用いられる、前記したエポキシ基および加水分解性シリ
ル基を、一分子中に1個以上有する化合物(B)につい
て説明する。例えば、それぞれ、下記一般式(III)
【0040】
【化11】
【0041】で示される脂環式エポキシ基と、下記一般
式(II)
【0042】
【化12】
【0043】(式中、R4 は水素原子またはアルキル
基、アリール基もしくはアラルキル基の一価の有機基を
表し、R5 はハロゲン原子またはアルコキシル基、アシ
ロキシ基、フェノキシ基、イミノオキシ基もしくはアル
ケニルオキシ基を表し、aは0、1または2の自然数を
表す。) で示される加水分解性シリル基を有する化合
物がある。
【0044】具体的には、β−3,4−エポキシシクロ
ヘキシルエチルトリメトキシシラン、β−3,4−エポ
キシシクロヘキシルエチルトリエトキシシラン、γ−イ
ソシアネートプロピルトリメトキシシランなどをはじ
め、γ−イソシアネートプロピルトリイソプロペニルオ
キシシランと、β−3,4−エポキシシクロヘキシルエ
タノールとの付加物などが、特に代表的なものである。
【0045】また、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロイルオキシプロピルトリイソプロペニルオキシ
シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ
イミノオキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニル(トリス−β−メトキシ
エトキシ)シランまたはビニルトリアセトキシシランの
如き、各種の加水分解性シリル基を有するビニル系単量
体類と、β−3,4−エポキシシクロヘキシルメタノー
ルと、(メタ)アクリル酸のエステル化物と、共重合可
能なるその他の単量体類との共重合によって、脂環式エ
ポキシ基と加水分解性シリル基を有するビニル系共重合
体を得ることが出来る。
【0046】エポキシ基としてのグリシジル基と加水分
解性シリル基を有する化合物としては、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメ
チルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
イソプロペニルオキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリイミノオキシシランまたはγ−イソシアネートプ
ロピルトリメトキシシランなどとグリシドールとの付加
物;あるいはγ−アミノプロピルトリメトキシシランな
どと、ジエポキシ化合物との付加物などが挙げられる。
【0047】前記した脂環式エポキシ基および加水分解
性シリル基を有するビニル系共重合体と同様の方法で、
グリシジル基を有する重合性単量体類と、前記した加水
分解性シリル基を有する重合性単量体類とを、さらに
は、共重合可能なその他の単量体類をも共重合せしめる
ことによってもまた、得ることが出来る。かかるグリシ
ジル基を有する単量体類としては、グリシジル(メタ)
アクリレート、1−メチルグリシジル(メタ)アクリレ
ートなどが特に代表的なものではあるが、これらのもの
のみに限定されるものではない。
【0048】次に、前記したシクロカーボネート基用の
硬化触媒(C)について説明する。本発明において、当
該硬化触媒(C)は、このシクロカーボネート基からの
脱炭酸ガス反応にとって、特に重要なる成分であるが、
それらのうちでも特に代表的なもののみを例示するにと
どめれば、テトラメチルアンモニウムフルオライド、ト
リメチルベンジルアンモニウムハイドロオキサイド、2
−ヒドロキシピリジン、トリメチルベンジルアンモニウ
ムメトキサイド、テトラメチルアンモニウムアセテー
ト、トリメチルベンジルアンモニウムプロピオネート、
トリブチル−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム−
1,1−ジメチルペンタノエートの如き、各種の4級ア
ンモニウム塩類;ジアザビシクロオクタン、ジアザビシ
クロウンデセンの如き、各種の3級アミン類:あるいは
トリフェニルホスフィントリ−n−オクチルホスフィン
の如き、各種のホスフィン類などが挙げられる。
【0049】そして、当該硬化触媒類の使用量として
は、前述したビニル系共重合体(a−1)の固形分10
0重量部に対して、0.05〜60ミリモルなる範囲内
が適切である。
【0050】かかる使用量は、たとえば、110〜16
0℃なる温度範囲において、20分間の焼き付けを行う
さいに、0.05ミリモル未満の場合には、どうして
も、架橋反応が充分には進行され得ないし、一方、60
ミリモルを超えて余りに多量に用いられる場合には、塗
料の貯蔵安定性に、少なからず、問題を誘起する処とな
るし、しかも、硬化塗膜の耐水性などをも悪化させる処
となるので、いずれの場合も好ましくない。
【0051】かくして得られる塗料組成物には、レベリ
ング剤または紫外線吸収剤の如き、公知慣用の添加剤類
や可塑剤などを、さらには、ポリエステル樹脂の如き、
各種の樹脂類を添加し、配合せしめることも出来る。
【0052】さらに、本発明においては、2コート1ベ
ーク方式または2コート2ベーク方式で、あるいはオー
バー・コート方式で以て積層塗膜を形成するに当たり、
クリヤー・コートとして、以上に記述して来たような、
種々の、シクロカーボネート基およびカルボキシル基を
有するビニル系共重合体(A)を、ベース樹脂成分とし
て含んで成る各種の塗料組成物を用いることが出来る。
【0053】こうした本発明の塗装仕上げ方法を実施す
るに当たって、ベースコート用の塗料組成物としては、
塗膜を形成し得るものでさえあれば、特に限定されるも
のではないが、それらのうちでも特に代表的なもののみ
を例示するにとどめれば、水酸基を有する樹脂類とメラ
ミン樹脂類との組成物;水酸基を有する樹脂類とポリイ
ソシアネート化合物との組成物;水酸基有する樹脂類と
ブロックポリイソシアネート化合物との組成物;カルボ
キシル基を有する樹脂類とエポキシ基を有する樹脂類と
の組成物;または加水分解シリル基を有する樹脂類など
であり、あるいはこれらの2種以上の併用系などであ
り、さらには、有機顔料、無機顔料または金属顔料の少
なくとも1種を配合せしめた形のものなどである。
【0054】
【実施例】次に、本発明を参考例、実施例および比較例
により、一層、具体的に説明することにする。以下にお
いて、部および%は特に断りのない限り、すべて重量基
準であるものとする。
【0055】参考例 1〔シクロカーボネート基および
カルボキシル基を有するビニル系共重合体(A)の調製
例〕 温度計、冷却管、攪拌機および窒素ガス導入管を備えた
四ツ口フラスコに、キシレンの500部およびn−ブタ
ノールの300部を仕込んで、120℃まで昇温し、
2,3−カーボネートプロピルメタクリレートの300
部、メタクリル酸の120部、スチレンの200部およ
びn−ブチルメタクリレートの380部からなる混合物
と、キシレンの200部、アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)の10部およびtert−ブチルパーオキ
シ−2−エチルヘキサノエートの20部からなる混合物
とを、5時間かけて滴下し、滴下終了後も、同温度に、
7時間のあいだ保持して、反応を継続せしめ、不揮発分
が50.4%で、25℃におけるガードナー粘度(以
下、粘度と略記する。)がM−Nで、かつ、数平均分子
量が11,000なる目的共重合体の溶液を得た。以
下、これを樹脂(A−1)と略記する。
【0056】参考例 2(水酸基をも有するシクロカー
ボネート基含有アクリル樹脂の調製例) 単量体混合物として、2,3−カーボネートブチルアク
リレートの250部と、スチレンの150部と、イソブ
チルメタアクリレートの300部と、2−エチルヘキシ
ルメタクリレートの150部と、4−ヒドロキシブチル
メタクリレートの50部と、メタクリル酸の100部と
からなる混合物を用いるように変更した以外は、参考例
1と同様にして、不揮発分が50.6%で、かつ、粘度
がLなる目的共重合体の溶液を得た。以下、これを樹脂
(A−2)と略記する。
【0057】参考例 3(水酸基をも有するシクロカー
ボネート基含有アクリル樹脂の調製例) 単量体混合物として、アクリル酸の80部と、スチレン
の300部と、n−ブチルメタクリレ−トの200部
と、4−エチル−4−(メタ)アクリロイルオキシメチ
ル−1,3−ジオキソラン−2−オンの250部と、2
−エチルヘキシルアクリレートの100部と、さらに、
2−ヒドロキシエチルメタクリレートと、ε−カプロラ
クトンとの付加物(1:1mol比)の70部とを用
い、開始剤として、それぞれ、AIBNの15部および
tert−ブチルパー2−エチルヘキサノエートの50
部を用いるように変更した以外は、参考例1と同様に行
った処、不揮発分が50.2%で、かつ、粘度がIなる
樹脂の溶液が得られた。以下、これを樹脂(A−3)と
略記する。
【0058】参考例 4(脂環式エポキシ基と加水分解
性シリル基を有するアクリル樹脂の調製例) 「サイクロマー M−100」〔ダイセル化学(株)製
の脂環式エポキシ基含有重合性単量体〕の200部に、
さらに、メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ランの200部、ブチルメタクリレートの100部の混
合物を、予め、込んだキシレンの800部およびn−ブ
タノールの360部を、125℃に昇温したのち、8時
間で滴下して反応を行なって、不揮発分が30%で、か
つ、粘度がA4 なる樹脂の溶液を得た。1,000なる
分子量を有するものであった。以下、これを樹脂(B−
1)と略記する。
【0059】参考例 5(脂環式エポキシ基と加水分解
性シリル基を有するアクリル樹脂の調製例) 「サイクロマー M−101〔ダイセル化学(株)製の
脂環式エポキシ基含有重合性単量体」の220部、さら
に、メタクリロイルオキシプロピル−エチル−ジエトキ
シシランの250部、スチレンの200部、ブチルアク
リレートの200部およびメチルメタクリレートの13
0部を用いるように変更した以外は、参考例4と同様に
して重合反応を行い、不揮発分が30%で、粘度がA5
で、かつ、分子量が950なる樹脂の溶液を得た。以
下、これを樹脂(B−2)と略記する。
【0060】 実施例 1〜6ならびに比較例 1および2 実施例1〜6は、下記表1および表2に示すように、参
考例1〜5で得られた、都合、6種のクリヤー塗料を用
いて、後述するベース塗料との組み合わせで、都合、6
種の仕上げ方法を示した。なお、比較例1は、「アクリ
デイック 52−748」〔大日本インキ化学工業
(株)製の水酸基含有アクリル樹脂〕と、「スーパーベ
ッカミン L−117−60」(同上社製のブチルエー
テル化メラミン樹脂)とを、前者対後者の固形分重量比
が70:30となるような比率で以て配合せしめて得ら
れる、いわゆるアクリル樹脂/メラミン樹脂系の焼き付
け塗料を用いたものである。
【0061】また、ベース塗料Aとしては、「アクリデ
イック KJ−204」〔大日本インキ化学工業(株)
製の水酸基含有アクリル樹脂〕と、「スーパーベッカミ
ンL−117−60」と、「アルミペースト 7160
NS」〔東洋アルミニウム(株)製のアルミニウム・ペ
ースト〕、「ファストゲン・スーパー・レッド BN」
〔大日本インキ化学工業(株)製〕とを用いて得られ
る、いわゆるメタリック・ベース塗料を用いたものであ
るが、この時のアルミニウムのPWCは13%であった
し、赤顔料のPWCは15%であった。
【0062】ベース塗料Bとしては、「ベッコライト
GF−542」〔大日本インキ化学工業(株)製の水酸
基含有ポリエステル樹脂〕と、「スーパーベッカミン
L−117−60」と、カーボンブラックとを用いて得
られる、PWCが5%なる形のものであるし、
【0063】ベース塗料Cとしては、スチレン:メチル
メタクリレート:n−ブチルアクリレート:メタクリル
酸:2−ヒドロキシプロピルメタクリレート=10:4
0:43:2:5(重量比)なる組成で、かつ、不揮発
分が40%なる水酸基含有ビニル系共重合体エマルジョ
ンと、「サイメル C−325」〔(有)三井サイアナ
ミッド製のメチルエーテル化メラミン樹脂〕と、「プラ
イマル ASE−60」と、「アルミペースト WZ7
160」〔東洋アルミニウム(株)製のアルミニウム・
ペースト〕とを用いて得られる、いわゆるメタリック・
ベース塗料を用いたものであるし、
【0064】ベース塗料Dとしては、参考例1で得られ
た樹脂(A−1)得られた樹脂と、トリメチルベンジル
アンモニウムハイドロオキサイドとを、実施例1と同様
にして用い、さらに、「アルミペースト 7160N
S」とを用いて得られる、いわゆるメタリック・ベース
塗料を用いたものである。
【0065】さらに、実施例4は、2コート2ベーク仕
上げ方式による場合のものであり、それ以外のものは、
いずれも、2コート1ベーク仕上げ方式によって、塗膜
を形成せしめた。焼付け条件は、いずれも、140℃で
20分間である。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】表1ないし表2中、B−3は3,4−エポ
キシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランを示し、
B−4はγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
を示し、C−1はテトラブチルアンモニウムプロピオネ
ートを示し、C−2はトリメチルベンジルアンモニウム
クロライドを示す。
【0069】次に、上記表1ないし表2に示されるよう
な塗装仕上げ方法によって得られた、焼き付けされた塗
膜についての諸性能試験の結果を、まとめて、下記表3
および表4にに示す。
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】上記表3ないし表4に示した性能試験の項
目は次の通りである。 光沢………………60度鏡面反射率(%)で以て表示し
た。 硬度………………「三菱ユニ」〔三菱鉛筆(株)製品〕
を用いての、塗膜が傷付き始める時点の鉛筆の硬度を以
て表示した。 耐衝撃値…………デュポン式衝撃試験で、1/2インチ
・ノッチ付き、荷重=500gとして行った。 耐酸性……………5%H2SO4水溶液の0.2ミリ・リ
ットル(ml)を滴下してから、80℃で30分間の乾
燥を行ったのちの、塗膜の状態の変化を、目視により判
定した。 耐アルカリ性……5%NaOH水溶液の0.2ミリ・リ
ットル(ml)を滴下してから、80℃で30分間の乾
燥を行ったのちの、塗膜の状態の変化を、目視により判
定した。 耐擦り傷性………フェルトに5%クレンザーを含浸さ
せ、荷重として1Kgをかけて、30往復させたのちの
光沢保持率(%)で以て表示した。 耐溶剤性…………キシレン・ラビング試験であって、キ
シレンを含浸したフェルトで以て、10往復のラビング
を行ったのちの塗膜の状態の変化を、目視により判定し
た。 耐候性……………促進耐候性試験機に3,000時間か
けたのちの、光沢保持率(%)を以て表示した。 *1)初期粘度…「フォード・カップ No.4」で3
0秒として行ったものである。50℃に1カ月間、保持
したのちの、この「フォード・カップ No.4」によ
る粘度の変化を以て表示した。
【0073】
【発明の効果】本発明の塗装仕上げ方法に従えば、一液
型塗料として、貯蔵安定性に優れるし、低温硬化性にも
優れる、しかも、作業性が良好なる硬化性樹脂組成物が
用いられて居るものである処から、耐酸性、耐候性なら
びに塗膜外観、とりわけ、平滑性などにも優れる塗膜を
与えることが出来る。したがって、本発明の塗装仕上げ
方法は、たとえば、自動車塗装仕上げ方法として、新機
軸を拓くものであると言い得よう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 義則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−153265(JP,A) 特開 平4−285623(JP,A) 特開 平4−311778(JP,A) 特開 平4−325538(JP,A) 特開 平5−306305(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 C09D 133/00 C09D 201/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2コート1ベーク方式または2コート2
    ベーク方式、あるいはオーバー・コート方式で積層塗膜
    を形成するに当たり、クリヤー・コートとして、一分子
    中に1個以上の、一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一であ
    っても異なっていてもよく、水素原子または炭素数が1
    〜4のアルキル基を表す。)で示される2−オキソ−
    1,3−ジオキソラン−4−イル基とカルボキシル基を
    有するビニル系共重合体(A)と、一分子中に、それぞ
    れ、1個以上のエポキシ基および一般式(II) 【化2】 (式中、R4 は水素原子またはアルキル基、アリール基
    もしくはアラルキル基の一価の有機基を表し、R5 はハ
    ロゲン原子またはアルコキシル基、アシロキシ基、フェ
    ノキシ基、イミノオキシ基、もしくはアルケニルオキシ
    基を表し、aは0、1または2の自然数を表す。)で示
    される加水分解性シリル基を有する化合物(B)を含有
    する硬化性樹脂組成物を用いることを特徴とする塗装仕
    上げ方法。
  2. 【請求項2】 前記硬化性樹脂組成物が、一分子中に少
    なくとも1個の一般式(I) 【化3】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一であ
    っても異なっていてもよく、水素原子または炭素数が1
    〜4のアルキル基を表す。)で示される2−オキソ−
    1,3−ジオキソラン−4−イル基およびカルボキシル
    基を有するビニル系共重合体(A)と、一分子中に1個
    以上のエポキシ基および一般式(II) 【化4】 (式中、R4 は水素原子またはアルキル基、アリール基
    もしくはアラルキル基の一価の有機基を表し、R5 はハ
    ロゲン原子またはアルコキシル基、アシロキシ基、フェ
    ノキシ基、イミノオキシ基、もしくはアルケニルオキシ
    基を表し、aは0、1または2の自然数を表す。)で示
    される加水分解性シリル基を有する化合物(B)と、1
    種以上の2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル
    基の硬化触媒(C)とを配合せしめたものであることを
    特徴とする請求項1記載の塗装仕上げ方法。
  3. 【請求項3】 前記硬化性樹脂組成物が、一分子中に少
    なくとも1個の、一般式(I) 【化5】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一であ
    っても異なっていてもよく、水素原子または炭素数が1
    〜4のアルキル基を表す。)で示される2−オキソ−
    1,3−ジオキソラン−4−イル基とカルボキシル基と
    水酸基とを有するビニル系共重合体(A)と、一分子中
    に1個以上のエポキシ基および一般式(II) 【化6】 (式中、R4 は水素原子またはアルキル基、アリール基
    もしくはアラルキル基の一価の有機基を表し、R5 はハ
    ロゲン原子またはアルコキシル基、アシロキシ基、フェ
    ノキシ基、イミノオキシ基もしくはアルケニルオキシ基
    を表し、aは0、1または2の自然数を表す。)で示さ
    れる加水分解性シリル基を有する化合物(B)と、1種
    以上の2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基
    の硬化触媒(C)とを配合せしめたものであることを特
    徴とする請求項1記載の塗装仕上げ方法。
  4. 【請求項4】 前記化合物(B)が、一般式(III) 【化7】 で示される脂環式エポキシ基を有するものであることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の塗装仕上げ方
    法。
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